JPH1162930A - 打ち込みタッピンねじ - Google Patents

打ち込みタッピンねじ

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Publication number
JPH1162930A
JPH1162930A JP9264787A JP26478797A JPH1162930A JP H1162930 A JPH1162930 A JP H1162930A JP 9264787 A JP9264787 A JP 9264787A JP 26478797 A JP26478797 A JP 26478797A JP H1162930 A JPH1162930 A JP H1162930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
work
head
tapping screw
male screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP9264787A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Zaiki
政己 材木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
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Publication of JPH1162930A publication Critical patent/JPH1162930A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ねじの打ち込み時における打撃によるねじの損
傷を極力少なくして簡単にねじ込み可能にした打ち込み
タッピンねじの提供。 【解決手段】脚部3に雄ねじ20を設け、雄ねじ20に
連続してこれの谷径より僅かに大径のねじ無し円柱形状
のガイド部23を形成し、ガイド部23に連続して脚部
3の先端側に円錐形状の先鋭部25を形成し、しかも、
前記頭部2に前記係合穴4より突出した打撃部を設けた
打ち込みタッピンねじであるので、バーリング加工時に
ワークに生じる割れが減少し、十分な保持力が得られ
る。また、頭部表面の係合穴がこの打撃により変形する
ことがなく、ねじ込み作業時のドライバビットと溝との
係合に何らの悪影響も生じず、ねじ込み作業が確実にで
きる。更に、先鋭部と雄ねじとの間にガイド部があるの
で、打撃中にタッピンねじが傾斜することがなく斜めに
ねじ込まれたり、ねじ浮き状態の発生が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はあらかじめワークに
ねじ込み用の下穴をあけずに、タッピンねじ自体がこの
ワークに下穴を穿設し、続いて雄ねじのねじ山でこの下
穴に雌ねじを成形しながらねじ込み可能なタッピンねじ
で特に、比較的薄い板状のワークに対して先端を打ち込
みバーリングを形成してから続いてワークにねじ込む打
ち込みタッピンねじに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から比較的薄い金属製の板状のワー
クにタッピンねじをねじ込む場合、先端に尖り先を有す
るねじをワークに打ち込んでから続いてこのねじをねじ
込んで締結するねじが使用されている。このようなねじ
として、例えば、実公昭56−47378号公報に示さ
れたねじがある。これは、図5に示すようなねじ101
であり、頭部102は鍋頭形状を有しており、この頭部
102の表面にはドライバビット(図示せず)に係合可
能な形状の係合穴104が形成されている。この頭部1
02にはこれに連続してねじ山121を有する脚部10
3が形成してあり、この脚部103の先端には四角錐形
状の先鋭部125が連続している。そして、このタッピ
ンねじ101の頭部102を打撃することによって、ワ
ークに先鋭部125が串刺しされ、続いてこのねじ10
1をねじ込み方向へ回転させることによって、ねじ10
1がねじ込まれるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例としてのタッピンねじを使用した場合は、こ
のタッピンねじの先鋭部が四角錐形状となっているた
め、これで穴をあけた場合、先鋭部で押し退けられたワ
ークは下方へ突出してバーリングが形成されると同時に
断面四角形状の角で押し退けられたワークに割れが発生
し、雄ねじのねじ山で雌ねじを形成する際に雌ねじ成形
が不完全で、十分に保持力が得られない。また、タッピ
ンねじの頭部が打撃されることで、ドライバビットに係
合する頭部表面の係合穴の溝がこの打撃により変形する
ので、ねじ込み作業時にドライバビットがこの溝に確実
に嵌まらず、ねじ込み作業が確実にできない。更に、先
鋭部に連続してねじ山が形成されているので、打撃によ
り雄ねじのねじ山の始まりがワークに当接すると、一条
のねじ山の場合、このねじの脚部に傾きを生じるため、
この状態でねじ込まれると、タッピンねじ全体がワーク
に対して斜めにねじ込まれ、ねじ浮き状態が発生する。
しかも、ねじをねじ込む穴がねじの谷径と同一であるこ
とからねじ込み時に抵抗が大きくなり、大きなねじ込み
力が必要になる等の課題がある。
【0004】本発明の第1の目的は、このような課題を
解決するとともにねじの打ち込み時における打撃による
ねじの損傷を極力少なくして簡単にねじ込み可能にした
打ち込みタッピンねじの提供であり、本発明の第2の目
的は、打ち込み後のねじ込み力の低減を図ったタッピン
ねじの提供であり、本発明の第3の目的は、ワークへ打
ち込まれた後、ねじ込まれるねじの頭部の係合穴が打撃
時に変形するのを防止した打ち込みタッピンねじの提供
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
ねじ山21を形成した脚部3とこの脚部3に一体に形成
されているとともにドライバビットに係合可能で脚部3
の中心線上に係合穴4を有する頭部2とからなるねじに
おいて、脚部3の頭部側に雄ねじ20を設け、この雄ね
じ20に連続して雄ねじ20の谷径より僅かに大径のね
じ無し円柱形状のガイド部23を形成し、このガイド部
23に連続して脚部3の先端側に円錐形状の先鋭部25
を形成し、しかも、前記頭部2に前記係合穴4より突出
した打撃部を設けた打ち込みタッピンねじを提供するこ
とによって達成される。
【0006】本発明の第2の目的は、請求項1におい
て、ガイド部を雄ねじ20の谷径より5〜20%程度大
きい直径とした打ち込みタッピンねじを提供することに
よって達成される。
【0007】本発明の第3の目的は、請求項1又は2に
おいて、打撃部を頭部2の上面外周に環状に突出して形
成し、この打撃部内に前記係合穴4を形成した打ち込み
タッピンねじを提供することによって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図4に基づき説明する。図1及び図2において、1
は頭部2と脚部3とからなる打ち込みタッピンねじであ
り、脚部3の一端にはこの脚部径より大きい直径の頭部
2が一体成形されている。この頭部2にはタッピンねじ
1をねじ込むためのねじ込み力を加えるドライバビット
(図示せず)が係合可能な係合穴4が脚部3と頭部2を
結ぶ中心延長線上に形成されている。この頭部2はこの
実施の形態においては、鍔付き六角外周形状であり、頭
部2の上面には打撃部として外周付近に環状突起10が
形成されている。この環状突起10の内側にはこの突起
10の上面より低い平坦部11が形成してあり、前記係
合穴4はこの平坦部11に位置し、打撃時における係合
穴4の変形を防止している。
【0009】一方、前記脚部3には図1及び図3に示す
ように、先端にかけてほぼ平行で且つ外径直径がほぼ同
一な一条のねじ山21を有する雄ねじ20が形成してあ
り、この雄ねじ20の先端には、雄ねじ20の谷部22
の直径より僅か大径の、即ち、雄ねじの谷径より5〜2
0%程度大きい直径で脚部の軸線に平行なねじ無し円柱
形状のガイド部23がねじ山21の1〜2ピッチ程度の
長さだけ形成されている。更に、このガイド部23の先
端には先端に尖り先24を有する円錐形状の先鋭部25
が形成されている。
【0010】尚、この実施の形態では、この先鋭部25
を全て円錐形状としているが、この先鋭部25の先端の
尖り先24のみ角錐形状にすることで、図4に示すよう
に、このねじ1のワーク30への打ち込み時において、
その初期にはワーク30への穴あけが容易で、続いてこ
の穴32を円形に拡げながら安定したバーリング加工を
することができるので、雄ねじ20での雌ねじ成形時に
ワーク30の割れが減少することになる。また、頭部2
の外周形状を六角形状とせずに円柱形状としてもよく、
頭部2の外周形状はどのような形状であってもよい。
【0011】このような打ち込みタッピンねじ1を使用
し、比較的厚みの薄い鉄板からなるワーク30のねじ込
み位置にこの打ち込みタッピンねじ1を先鋭部25の尖
り先24を先にして押し付け、このねじ1の頭部2の打
撃部を打撃すると、図4に示すように、ワーク30には
バーリング31が形成されて尖り先24はワーク30を
貫通する。この時、ガイド部23が前記先鋭部25であ
けられた穴32に挿入されるので、ねじ山21の始まり
がワーク30に当接しても、ワーク30に対してタッピ
ンねじ1は傾斜することなく位置している。
【0012】この後、このタッピンねじ1の頭部2の係
合穴4にドライバビットを係合させてねじ込み方向の回
転を与えながらねじ込むと、雄ねじ20のねじ山21は
ワーク30の穴32に対して雌ねじを成形しながらねじ
込まれる。この時、雄ねじの谷はガイド部より僅か小径
なので、このねじ込み時において少ないねじ込み力で確
実にねじ込むことができる。また、この作業中バーリン
グ31に生じる割れは最小限となり、これにより打ち込
みタッピンねじ1はワーク30に座面が接するまでねじ
込まれてねじ込み作業が完了し、安定したねじ込み強度
が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、脚部3の
頭部側に雄ねじ20を設け、この雄ねじ20に連続して
雄ねじ20の谷径より僅かに大径のねじ無し円柱形状の
ガイド部23を形成し、このガイド部23に連続して脚
部3の先端側に円錐形状の先鋭部25を形成し、しか
も、前記頭部2に前記係合穴4より突出した打撃部を設
けた打ち込みタッピンねじであるので、バーリング加工
時にワークに生じる割れが減少し、このため、雄ねじの
ねじ山で雌ねじを成形する際に雌ねじが確実に成形で
き、十分な保持力が得られる。また、タッピンねじの頭
部が打撃されても、頭部表面に打撃部が形成されている
ので、ドライバビットに係合する頭部表面の係合穴の溝
がこの打撃により変形することがなく、ねじ込み作業時
のドライバビットと溝との係合に何らの悪影響も生じ
ず、ねじ込み作業が確実にできる。更に、先鋭部と雄ね
じとの間に雄ねじの谷径より僅かに大径のねじ無し円柱
形状のガイド部があるので、打撃中に雄ねじのねじ山の
始まりがワークに当接しても、タッピンねじが傾斜する
ことがなく、特に一条のねじ山の場合、確実に傾斜が防
止され、タッピンねじがワークに対して斜めにねじ込ま
れたり、ねじ浮き状態が発生することが減少するととも
に少ないねじ込み力で確実なねじ込み作業が得られる。
しかも、このガイド部の径を変更するだけでワークに対
するねじのねじ込み力の大小を設定することができ、そ
の用途が広い等の特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の拡大平面図である。
【図3】図1の拡大底面図である。
【図4】打ち込み状態を示す図1と同様の正面図であ
る。
【図5】本発明の従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 打ち込みタッピンねじ 2 頭部 3 脚部 4 係合穴 10 環状突起 11 平坦部 20 雄ねじ 21 ねじ山 22 谷部 23 ガイド部 24 尖り先 25 先鋭部 30 ワーク 31 バーリング 32 穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ山21を形成した脚部3とこの脚部
    3に一体に形成されているとともにドライバビットに係
    合可能で脚部3の中心線上に係合穴4を有する頭部2と
    からなるねじにおいて、脚部3の頭部側に雄ねじ20を
    設け、この雄ねじ20に連続して雄ねじ20の谷径より
    僅かに大径のねじ無し円柱形状のガイド部23を形成
    し、このガイド部23に連続して脚部3の先端側に円錐
    形状の先鋭部25を形成し、しかも、前記頭部2に前記
    係合穴4より突出した打撃部を設けたことを特徴とする
    打ち込みタッピンねじ。
  2. 【請求項2】 ガイド部は雄ねじ20の谷径より5〜2
    0%程度大きい直径であることを特徴とする請求項1に
    記載の打ち込みタッピンねじ。
  3. 【請求項3】 打撃部は頭部2の上面外周に環状に突出
    して形成され、この打撃部内に前記係合穴4が形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の打ち込
    みタッピンねじ。
JP9264787A 1997-08-22 1997-08-22 打ち込みタッピンねじ Pending JPH1162930A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10508676B2 (en) 2016-06-27 2019-12-17 Arnold Umformtechnik Gmbh & Co. Kg Connection element, and method for connecting at least two workplaces
JP2021099110A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 ソーラーフロンティア株式会社 螺子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10508676B2 (en) 2016-06-27 2019-12-17 Arnold Umformtechnik Gmbh & Co. Kg Connection element, and method for connecting at least two workplaces
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