JPH109233A - セルフドリリングアンカー - Google Patents

セルフドリリングアンカー

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JPH109233A
JPH109233A JP8179923A JP17992396A JPH109233A JP H109233 A JPH109233 A JP H109233A JP 8179923 A JP8179923 A JP 8179923A JP 17992396 A JP17992396 A JP 17992396A JP H109233 A JPH109233 A JP H109233A
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久芳 山本
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孝幸 佐藤
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    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/002Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose self-cutting
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16B13/12Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンカー自体に穿孔機能を付加すること。 【解決手段】本体部10とピン1 とから成り、本体部10は
頭部11と、その頭部11から下方に延長する軸部12とから
成る。頭部11は、電動回転工具の回転部と係合しうるよ
うな6角ボルトの頭部と同様の形状を有す。軸部12は、
一定の外径を有する円柱形状を有し、その外周面に螺旋
状の溝部41を有す。本体部10の上端から先端部に向かっ
てその軸芯部に一定の内径の孔部15を穿設する。軸部12
の先端部には、その先端から孔部15に到るまで、その先
端部を二分割するようにスリット16を形成する。このス
リット16に穿孔用のドリル刃20を嵌合させて挟持する。
ピン1 を本体部10の孔部15内に嵌入させ、セルフドリリ
ングアンカーが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、コンクリート、
レンガ又はブロック等の構造物に各種金具等の被固定物
を取り付け、固定する際に使用するアンカーピン、アン
カーボルト等のアンカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来においては、コンクリート、レンガ
又はブロック等の構造物に各種の金具等を取り付け、固
定する方法として、コンクリート養生前にアンカーボル
トやアンカーピン等を埋め込む方法と、コンクリート養
生後に施工する後施工アンカー方式、或いは火薬などで
ピンを打ち込む方法があるが、本願発明は後施工アンカ
ーに関するものである。従来の後施工アンカーの作業方
法は、所定太さのコンクリートドリルにより所定の深さ
まで下孔を穿設し、次にアンカーピン等を埋め込み、そ
のアンカーの先端部分等を下孔の内径以上に拡張させる
ことによって、引き抜き保持力を付与する方法、或いは
下孔に接着剤とアンカーを挿入し、接着力により引き抜
き保持力を付与する方法などがあった。
【0003】例えば、図8は、従来のアンカーピンを示
しており、その(A)が正面図、その(B)が中央縦断
面図、その(C)が平面図、その(D)が底面図、その
(E)がピンの正面図である。このアンカーピンは、本
体部50とピン60とから成り、本体部50は、上方基
端部に設けられた頭部51と、その頭部51から下方に
延長する軸部52とから成り、頭部51の外径を軸部5
2の外径よりも大きく形成し、軸部52の外径はその全
体に渡りほぼ一定である。更に、頭部51及び軸部52
の軸芯部には、ピン60を受容するための孔部53が、
その基端部側上端から下方の先端部側の適宜位置にまで
穿設されている。孔部53の内径は、ピン60の頭部6
1を受ける部分が大きく形成され、その他のピン60の
軸部62を受容する部分が一定となっている。軸部52
の下方先端部分には、一定長さのスリット54を、軸部
52の先端を2分割するように(図8(D))形成し、
このスリット54は、軸部52の先端から孔部53に到
るまで形成されている。軸部52の先端部分の外周に
は、複数の環状の溝部56が形成されている。
【0004】本体部50の孔部53に嵌入させるピン6
0は、上方基端部に設けられた外径の大きな頭部61
と、それから下方に伸びる一定の外径を有する軸部62
とから成り、軸部62の下方先端部が先細の尖った形状
を有する釘形状のものである。このピン60を本体部5
0の孔部53に嵌入させ、ハンマー等で打ち込むことに
より、スリット54によって2つに分割された本体部5
0の先端部55、55が拡開され、このアンカーが構造
物に固定されることによって、被固定物が構造物に固定
されるのである。
【0005】図9が、前記アンカーピンの使用例を図示
する説明図であって、以下の手順で行われる。図9
(A)に示したように、コンクリート等の構造物65に
固定する被固定物である金物66を通して、電動ドリル
により下孔を開ける。図9(B)に示したように、本体
部50の孔部にピン60を嵌入したアンカーピンを前記
下孔にセットする。図9(C)に示したように、ハンマ
ー71によりピン60を打ち込む。図9(D)に示した
ように、ピン60の打ち込みにより、本体部50の先端
の先端部55、55が拡開して、アンカーが構造物65
に固定されると共に、金物66も構造物に固定される。
アンカーとしては、上記のアンカーピンの他に、特に頭
部51が設けられておらず、1本の軸部から構成され、
軸部52の上方基端部の外周面にネジ山が形成されたア
ンカーボルトもある。このアンカーボルトの場合には、
これを構造物に固定した後に、ナット等により被固定物
を固定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
アンカーにおいては、コンクリートドリル等の電動ドリ
ルによる下孔開けの作業と、被固定物と構造物との位置
合わせ作業が必要となり、施工を複雑にしており、手間
と時間が掛かり、且つ熟練をも要していた。そこで、本
願発明は、被固定物をも含めてコンクリート等に下孔を
開ける穿孔作業を行うと共に、被固定物を構造物に固定
できるアンカーの提供をその課題とする。つまり、アン
カーが同時に穿孔作業をも行いうるもので、被固定物及
び構造物への下孔の穿孔作業と固定作業を確実に、且つ
能率よく行える自己穿孔(セルフドリリング)アンカー
を提供することをその課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願発明の第1のものは、軸部12の軸芯部にピ
ン1打込用の孔部15が軸部12の基端部から軸部12
の先端部に向かって適宜長さ穿設され、軸部12の先端
部にはその先端から前記孔部15に到るまでスリット1
6が形成され、前記孔部15にはピン1が嵌入され、ピ
ン1を打ち込んでスリット16を拡開させることにより
コンクリート等の構造物に固定されるアンカーにおい
て、軸部12の基端部が回転工具の回転部と係合するこ
とができ、軸部12の先端部がドリル刃20、25、3
1を有し、このドリル刃20、25、31の回転によっ
て構造物等に下孔が穿設されるものである。
【0008】本願発明の第2のものは、軸部12の軸芯
部にピン1打込用の孔部15が軸部12の基端部から軸
部12の先端部に向かって適宜長さ穿設され、軸部12
の先端部にはその先端から前記孔部15に到るまでスリ
ット16が形成され、前記孔部15にはピン1が嵌入さ
れ、ピン1を打ち込んでスリット16を拡開させること
によりコンクリート等の構造物に固定されるアンカーに
おいて、軸部12の基端部が回転工具の回転部と係合す
ることができ、軸部12先端部のスリット16にドリル
刃20、31を挟持させ、このドリル刃20、31の回
転によって構造物等に下孔が穿設されるものである。
【0009】このように、本願発明の第1及び第2のも
のにおいては、軸部12の先端にドリル刃20、25、
31を有しているため、被固定物を構造物の取付位置に
配置して、被固定物の上から電動回転工具等を使用して
アンカーを打ち込むことによって下孔が穿設され、その
後軸部12の軸芯部の孔部15に嵌入されたピン1を打
ち込むことによって、軸部12の先端部に設けられたス
リット16が拡開して、即ち軸部12の先端部が拡開し
てアンカーが構造物に固定されるのである。
【0010】本願発明の第3のものは、前記第2の発明
において、ドリル刃20、31の下方先端部には切削刃
28、48が設けられ、その上方基端部にはその略中央
部から下方に向かって切欠部23が適宜長さ設けられ、
このドリル刃20、31の基端部側がスリット16に挟
持されて、切欠部23がスリット16内に位置し、この
切欠部23内に前記ピン1の先端部分が侵入できるもの
である。これにより、軸部12の先端部のスリット16
に挟持されたドリル刃20、31が被固定物及び構造物
に有効に下孔を穿設することができ、その後ピン1を打
ち込むに際しても、ドリル刃20、31に設けられた切
欠部23の存在により何の問題もなくピンを打ち込むこ
とができる。また、切欠部23はスリット16内部に位
置しているため、ドリル刃20、31が軸部12の先端
部で折れてしまうという問題もなく、その強度は十分に
保たれるのである。
【0011】本願発明の第4のものは、前記第1の発明
において、軸部12の先端部に穿孔用のドリル刃25を
直接形成したものである。この発明においては、前記第
1及び第2の発明と同様の作用を有し、更に穿孔用のド
リル刃25が軸部12の先端に直接形成されるため、前
記第2及び第3の発明のように、別体に形成されたドリ
ル刃20をアンカーの軸部12に組み合わせる手間を省
略することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面と共に本願発明
の実施の形態について説明する。図1乃至図7が本願発
明の実施の形態を図示している。図1は、本願発明に係
るセルフドリリングアンカーの実施の形態を図示してお
り、その(A)がアンカーの本体部10の正面図、その
(B)が本体部10の中央縦断面図、その(C)が本体
部10の平面図、その(D)が本体部10の底面図、そ
の(E)が本体部10の先端部分の拡大側面図、その
(F)がピン1の正面図である。このセルフドリリング
アンカーは、本体部10とピン1とから成り、本体部1
0は、その上方基端部に形成された頭部11と、その頭
部11から下方に延長する軸部12とから成り、軸部1
2の先端部に穿孔用のドリル刃20が設けられている。
【0013】頭部11は、電動回転工具等の回転部と係
合しうるような6角形の断面外形を有する6角ボルトの
頭部形状と同様の形状を有しており、頭部11の座面に
は、頭部11の外径よりも大きい外径の鍔部13が形成
されている。この鍔部13は被固定物を押圧して固定す
る際に有効となる。軸部12は、一定の外径を有する円
柱形状を有し、図1(E)に現れているように、その外
周面に螺旋状の溝部41又は突条部を形成している。こ
れらの溝部41又は突条部は、軸部12の先端部が拡開
して構造物に固定される際の引っ掛かり部となる。より
詳しくは、図1(E)において、螺旋状の溝部41は、
進み側フランク42と追い側フランク43により構成さ
れ、進み側フランク42の軸芯に対する傾斜角度を緩や
かに、追い側フランク43の軸芯に対する傾斜角度を急
に形成している。これによって、軸部の先端部18、1
8が拡開した際に、この追い側フランク43の面がほぼ
水平となり、構造物に有効に引っ掛かることとなる。
尚、この溝部41は、他の図において図示簡略化のため
省略している。
【0014】更に、軸部12の外周面に形成された、螺
旋状の溝部41又は突条部は、このセルフドリリングア
ンカーを固定する構造物の切り粉等を有効に排出しうる
ような手段としての機能をも発揮するものである。この
螺旋状の溝部41等は、切り粉等の排出用であるため、
そのリード角を通常のネジのリード角よりも大きいもの
としてもよい。この螺旋状の溝部は、軸部12の基端部
まで形成しておく。また、軸部12の外径をドリル刃2
0の横幅よりも小さく形成して切り粉等の排除を有効に
行うようにすることもできる。
【0015】本体部10の頭部11の上端から先端側に
向かって、その軸芯部に一定の内径の孔部15を穿設
し、この孔部15は、軸部12の先端から一定の長さ位
置まで設けておく。図中17が孔部15の下方先端部を
示している。この下方先端部17を先の尖った形状にし
て、ピン1の先端を案内する。孔部15の上方端は、そ
の内径を少し大きくして、ピン1の頭部2と適切に適合
するように形成する。更に、軸部12の下方先端部に
は、その先端部を2分割するように、即ち、軸部12の
中心を含む平面で2分割するように、スリット16を形
成する。このスリット16は、前記孔部15の部分に到
るまで設けておく。このスリット16の部分に、コンク
リート等の構造物の穿孔用のドリル刃20を嵌合させ、
スリット16にドリル刃20を挟持させている。
【0016】ピン1は、その上方基端部に設けられた頭
部2と、その頭部2から下方に延長する軸部3とからな
り、頭部2の外径を軸部3の外径よりも大きく形成し、
軸部3の外径は一定で、その先端部が先細に尖った形状
を有している。このピン1を前記本体部10の孔部15
内に嵌入させて、セルフドリリングアンカーが形成され
る。
【0017】図2が、上記セルフドリリングアンカーの
使用例を図示した説明図であって、その(A)がセルフ
ドリリングアンカーを打ち込みつつある穿孔状態を示
し、その(B)が穿孔が完了した状態を示し、その
(C)がピンを打ち込んで、アンカーを固定した状態を
示している。先ず図2(A)において、コンクリート等
の構造物65に被固定物である金具66を配置する。金
具66の上からこのセルフドリリングアンカーを打ち込
んで行く。打ち込みに際しては、電動回転工具を使用
し、この工具のドライバービット70を頭部11に係合
させ、このセルフドリリングアンカーを回転させつつ、
削孔し、金具66と共にコンクリート、レンガ、ブロッ
ク等の構造物65を穿孔して行く。この回転打ち込み力
により、軸部12先端に設けられたドリル刃20が金具
66及び構造物65に下孔を穿設して行く。
【0018】図2(B)において、下孔の穿孔が完了
し、頭部11の座面を形成する鍔部13の下面が金具6
6の表面を押圧する状態となる。この状態で電動回転工
具のドライバービット70をアンカーの頭部11から取
り外す。その後頭部11の軸芯から上方に突出している
ピン1の頭部をハンマー71で打撃して、ピン1をアン
カーの軸部12内に打ち込んで行く。図2(C)におい
て、ピン1がアンカーの頭部11及び軸部12内部に打
ち込まれると、ピン1の先端が軸部12の先端部に形成
されたスリット16内に強制的に嵌入して、軸部12の
先端部18、18が拡開することとなり、この先端部1
8、18の拡開によって、このセルフドリリングアンカ
ーが構造物に固定され、同時に金物66が構造物65に
堅固に固定されることとなるのである。尚、図2におい
ては、軸部12の外周に形成された溝部は、図2(C)
のみに図示し、その他の図においては簡略化のためその
図示を省略している。
【0019】図3は、各種形態のドリル刃を図示してお
り、その(A)が上記の実施形態に係るドリル刃20の
正面図、その(B)が同側面図であり、その(C)が他
の実施形態に係るドリル刃31の正面図、その(D)が
同側面図である。先ず、図3(A)及び(B)に図示し
たものにおいては、ドリル刃20の全体形状は、板状の
正面視略U字形状を呈しており、下方先端部の切削刃2
8が形成されている肉厚部21と、軸部12の先端部に
形成されたスリット16に嵌合する肉薄部22とからな
る。
【0020】肉薄部22には、その上方基端部の略中央
部から下方に向かって適宜長さ切欠部23を設けてい
る。この切欠部23の横幅は、アンカーの軸部12に穿
設された孔部15の内径とほぼ同等に形成し、且つ切欠
部23の下方先端部分は先細に尖った形状に形成してい
る。これによりピン1の先端部をスリット16内に侵入
し易くしている。この実施の形態においては、肉薄部2
2と肉厚部21との境界部の段部24が、即ち、アンカ
ーの軸部12の下方先端部が当接する部位が、切欠部2
3の下方先端部26よりも長さNだけ下方に位置するよ
うに形成している。これにより、切欠部23の部分がア
ンカーの軸部12のスリット16内部に受容されて、ド
リル刃20が、その段部24の部位で折れてしまうこと
を防止することができる。
【0021】次に、図3(C)及び(D)に図示したも
のにおいては、ドリル刃31がその先端部側の穿孔部4
1と、基端部側の板状の肉薄部22とから成る。穿孔部
41は、上記実施形態のような板状体ではなく、先端が
尖った先細の円柱形状を有し、その下方先端部から上方
に向かって切削刃48が形成されている。基端部側の上
記肉薄部22がスリット16に挟持される部分であっ
て、その肉薄部22には、その上方基端部の略中央部か
ら下方に向かって適宜長さの切欠部23が形成されてい
る。この肉薄部22の形態は、図3(A)及び(B)に
図示した形態と同様である。従って、このドリル刃31
を用いたアンカーは、軸部12とその先端のドリル刃3
1とが別体に形成されているが、これらが結合されるこ
とにより、その全体が一般的なセルフドリリングネジの
形態を呈するものである。
【0022】図4は、図3(A)及び(B)に図示した
板状のドリル刃20と同様の形態を有するものの他の3
つの変更例を図示している。これらのドリル刃20にお
いては、肉薄部22と肉厚部21との境界線である段部
24が切欠部23の下方先端部26よりも上方に位置し
ているものである。これら3つの実施形態においては、
段部24にアンカーの軸部12の下方端部が当接する関
係上、また段部24の下方位置に切欠部23の下方先端
部26が位置することとなるため、段部24の部位でド
リル刃20が折損してしまうという問題を孕んでいる。
従って、ドリル刃20の最良の実施の形態としては、図
3(A)及び(B)に図示した前記実施の形態のよう
に、段部24を切欠部23の下方先端部26よりも下方
位置に位置させることが極めて望ましいのである。
【0023】ドリル刃20の下方先端部は、その中央部
が尖った形状を有し(図3(A))、その尖った中央部
の両側に切削刃28が2つ形成されている。段部24
は、特に設けなくともよく、その場合には、スリット1
6の上端部がドリル刃20の上方基端部と当接すること
となる。しかし、スリット16は、その間隔を小さくす
ることによって、ピン1を打ち込んだ際に拡開する大き
さが大きくなるため、スリット16の間隔は小さい方が
望ましい。そのためドリル刃20の強度等を考慮して、
軸部12のスリット16内に挟持される部分の上方基端
部側の厚みを薄くし、下方先端部の厚みを厚く形成する
ことが望ましい。ドリル刃20において、下方先端部側
の肉厚部21と上方基端部側の肉薄部22との間の境界
の段部24が設けられている場合には、ドリル刃20の
基端部側の端部はスリット16の上端部に当接していな
くともよい。
【0024】図5は、本願発明に係るセルフドリリング
アンカーの他の実施の形態を図示しており、その(A)
が本体部の正面図、その(B)が本体部の中央縦断面
図、その(C)が本体部の平面図、その(D)が図5
(B)のS−S線断面図、その(E)が本体部先端の拡
大斜視図、その(F)がピンの正面図である。この実施
の形態において、図1に図示した実施の形態と異なる点
は、本体部30の軸部12の先端部に穿孔用のドリル刃
25が直接形成されていることである。その他の構成
は、図1に図示した実施の形態とほぼ同様である。即
ち、本体部30の上方基端部には6角ボルトの頭部の形
状と同様の頭部11を設け、頭部11の座面には鍔部1
3を設け、その鍔部13から下方に向かって一定外径の
軸部12を延長させ、軸部12の先端部には、穿孔用の
ドリル刃25を形成し、頭部11及び軸部12の軸芯部
には孔部15を形成し、軸部12の先端部分にはスリッ
ト16を形成し、このスリット16は前記孔部15の部
分に到るまで設けられているものである。そして、孔部
15内にはピン1を嵌入させ、セルフドリリングアンカ
ーが形成される。
【0025】このセルフドリリングアンカーのドリル刃
25は、塑性加工又は切削加工によって製造することが
できる。ドリル刃25の形状も、従来のセルフドリリン
グネジ等の形態をそのまま利用することができる。スリ
ット16を設ける位置に関しては、図5(D)に図示し
たように、切削刃27の背後のランド29の部分の位置
に、例えば線Pと線Qとの間の領域に設けることが望ま
しい。また、スリット16を切削刃27を含む面(図
中、線Rで示す。)に設けることもできる。この実施の
形態においては、ドリル刃25の先端のチゼルポイント
40(図5(A)及び(B))の効果を減少させないよ
うにするため、スリット16は、軸部12の先端の部位
には設けないようにすることもできる。即ち、スリット
16は、軸部12の先端の少し上方の位置から孔部15
に到るまで形成するようにすることもできる。
【0026】更に、このセルフドリリングアンカーにお
いては、その軸部12の外径を先端部のドリル刃25の
外径よりも小さくしてもよい。また、該軸部12の外周
部に切り粉排出用の螺旋状の溝部又は突条部を形成して
もよいし、更にはタッピング用のネジ山を形成すること
もできる。尚、ドリル刃25は、スリット16を形成し
た後に、ピンチポイント等の適宜方法によって加工する
こともできる。この方法の場合、スリット16を形成し
た後にピンチポイントするため、スリット16の間隔が
押し潰されて、間隔が0となってしまうが、スリット1
6自体の切り込みは残るため、先端部18、18が拡開
するに当たり、特に問題はない。他方、この方法によっ
てドリル刃25を加工する場合は、スリット16をドリ
ル刃25のランド29の位置等に設定することは困難で
あり、その位置は不定となる。しかし、スリット16の
間隔が無くなり、実質的にスリット16が無くなるた
め、どの位置にスリット16が位置しようと、全く問題
は生じない。
【0027】図6が、このセルフドリリングアンカーの
使用例を図示した説明図である。先ず一番左の図におい
て、コンクリート等の構造物65に被固定物である金具
66を配置して、金具66の上からこのセルフドリリン
グアンカーを電動回転工具によって回転させつつ、打ち
込んで行く。この回転打ち込み力により、軸部12先端
に設けられたドリル刃25が金具66及び構造物65に
下孔を穿設して行く。次に真ん中の図において、下孔の
穿孔が完了し、頭部11の座面を形成する鍔部13の下
面が金具66の表面を押圧する状態となり、頭部11の
軸芯から上方に突出しているピン1の頭部をハンマー7
1で打撃して、ピン1をアンカーの軸部12内に打ち込
んで行く。最後に一番右の図において、ピン1がアンカ
ーの内部に打ち込まれると、ピン1の先端が軸部12の
先端部に形成されたスリット16内に強制的に嵌入し
て、軸部12の先端部18、18が拡開することによっ
て、金物66を構造物65に固定することができる。
尚、この図6においては、軸部12の外周に設けた螺旋
状のネジ山は、中央の図面にのみ図示し、他の図におい
ては簡略化のため省略した。
【0028】図7は、本願発明に係るセルフドリリング
アンカーの他の実施形態を図示しており、前記実施の形
態とその軸部の上方基端部の構造を異にするものであ
る。これらの実施形態においては、アンカー本体部が頭
部を有していないものである。図7(A)は、その平面
図と一部中央縦断面図を示しており、アンカーの下方先
端部分の図示は省略している。このアンカーにあって
は、本体部32が軸部12から成り、軸部12の基端部
側の外周面にネジ山33が形成され、軸部12の基端部
の端面部に電動回転工具の回転部と係合する係合孔部3
4が設けられている。軸部12の先端部側は、上記の実
施形態と同様に形成することができるため、図示省略し
ている。
【0029】このアンカーの使用例は以下の通りであ
る。まず、電動回転工具の回転部を軸部12の基端部に
設けられた係合孔部34に係合し、アンカー本体部32
を回転させて、被固定物(図示省略)の上から構造物6
5に打ち込む。必要な長さだけ打ち込んだ後、アンカー
の軸芯部の孔部15内にピンを嵌入して、このピンを打
ち込み、アンカーを構造物に固定する。更に、軸部12
の基端部側の外周面に設けられたネジ山33にナット
(図示省略)等を螺合させて、被固定物を構造物に固定
することができるのである。
【0030】図7(B)は、更に他のセルフドリリング
アンカーの実施の形態を示す平面図と一部中央縦断面図
であり、アンカーの下方先端部分の図示は省略してい
る。このアンカーにあっては、本体部35が軸部12か
ら成り、軸部12の上方基端部36の断面外形を6角形
に形成して電動回転工具の回転部と係合しうるように
し、この基端部36の上端から一定長さ分下方に向かっ
て、ネジ孔37を形成したものである。このネジ孔37
の底面からピンが嵌入される孔部15が穿設されること
になる。軸部12の先端部側は、上記実施の諸形態と同
様に形成できるため、図示省略している。
【0031】このアンカーの使用例は以下の通りであ
る。まず、電動回転工具の回転部を軸部12の基端部3
6に係合し、アンカー本体部35を回転させて、被固定
物(図示省略)の上から構造物65に打ち込む。アンカ
ーの本体部35のほぼ全体を構造物に打ち込んだ後、ア
ンカーの軸芯部の孔部15内にピンを嵌入して、このピ
ンを打ち込み、アンカーを構造物に固定する。更に、軸
部12の基端部36のネジ孔37にボルト(図示省略)
等を螺合させて、被固定物を構造物に固定することがで
きるのである。
【0032】以上、実施の形態について説明したが、本
願発明においては、以下の通りその形態の変更を行うこ
とができる。アンカー本体部の基端部に設けた頭部11
は、図7に示した実施の形態にある通り、特に設けずに
実施することも可能である。頭部11の座面に設けた鍔
部13も設けなくともよい。頭部11の断面外形、軸部
12の基端部に設けた係合孔部34の断面形状、更には
軸部12の基端部36の断面外形は、6角形でなくとも
実施可能で、4角形やその他の種々の形状であってもよ
い。頭部11の外形形状も、皿型や丸型等であってもよ
く、その皿頭、又は丸頭に種々の断面形状を有する係合
孔部を設けて電動回転工具の回転部と適切に係合しうる
ようにすれば、頭部の外形形状はどの様な形状であって
もよい。
【0033】軸部12の長さ及び外径、孔部15の長さ
及び内径、スリット16の長さ及びその間隔、ピン1の
外径及び長さ等の各種寸法或いは形状等は自由に設計可
能である。ピン1の頭部2は、これを設けずに実施する
こともできる。スリット16は、軸部12の先端から孔
部15に到るまで形成されていればよいが、所定長さ分
だけ孔部12の部分に設けられていることが好ましい。
スリット16に挟持させるドリル刃20、31の形状、
厚みや大きさ等も適宜必要に応じて自由に設計すること
ができるが、上記した通り、切欠部23の下方先端部2
6の位置が段部24の上方に位置することが望ましい。
上記した通り、ドリル刃20には段部24を設けなくと
もよいが、スリット16の間隔やドリル刃20の強度等
を考慮すれば、スリット16内に挟持される部分を薄く
形成し、先端部側を厚く形成して、これら両者の間に段
部24を形成した方が好ましい。
【0034】上記実施の形態において、スリット16
は、軸部の先端で、軸部の中心を含む面で、その先端部
を2分割するように、1本設けているが、その先端部を
4分割或いは5分割以上に分割することができ、2本以
上設けてもよい。アンカーの軸部12の外周面の一部又
は全部にネジ切り用(タッピング用)のネジ山を形成す
ることもできる。アンカーの軸部12の外周面に、構造
物への固定を有効にするための環状の溝部又は突条部を
引っ掛かり部として形成することも自由である。アンカ
ーの軸部12の外周面に構造物の切り粉等を排出するた
めの螺旋状の溝部又は突条部を設けることも自由であ
る。アンカーの軸部12の外径をドリル刃の幅又は外径
よりも小さく形成して、構造物の切り粉等を排出し易く
することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上の形態からなる本願発明は以下の効
果を有する。本願発明の第1及び第2の何れのものにお
いても、アンカーの軸部の先端にドリル刃を有している
ため、電動回転工具等によりこのアンカーに回転力を与
えて打ち込むことにより、被固定物と共に構造物に下孔
を穿設することができ、従来のアンカーの施工時に、電
動ドリル等により被固定物及び構造物に対して予じめ下
孔を開ける作業を全く必要としない。また、被固定物と
共に構造物に下孔を開けることができるため、施工に当
たり、被固定物と構造物との位置合わせの必要もなくな
るのである。このように、本願発明は、施工の簡素化と
同時に熟練をも必要とせず、作業時間の短縮化にも寄与
するものである。
【0036】本願発明の第3のものにおいては、上記の
発明と同様に、スリットに挟持されたドリル刃によって
被固定物及び構造物に有効に下孔を穿設することがで
き、且つ、被固定物と構造物との位置合わせの必要もな
い。また下孔の穿設後、ピンを打ち込むに際してもドリ
ル刃に設けられた切欠部の存在により何の障害もなくピ
ンがスリット内に侵入することができる。更に、ドリル
刃に設けられた切欠部は、軸部のスリット内に位置する
ため、ドリル刃の強度は十分に保証され、軸部先端部で
ドリル刃が折れてしまうという問題を払拭するものであ
る。
【0037】本願発明の第4のものにおいては、上記第
1及び第2の発明と同様の効果を有すると共に、穿孔用
のドリル刃が軸部の先端に直接形成されるため、上記第
2及び第3の発明のように、別体に形成されたドリル刃
をアンカーの軸部に組み合わせる作業を必要としない。
以上、本願発明は多大な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るセルフドリリングアンカーの実
施の形態を図示しており、その(A)がアンカーの本体
部の正面図、その(B)が本体部の中央縦断面図、その
(C)が本体部の平面図、その(D)が本体部の底面
図、その(E)が本体部の先端部分の拡大側面図、その
(F)がピンの正面図である。
【図2】図1に示したセルフドリリングアンカーの使用
例を図示した説明図であって、その(A)がセルフドリ
リングアンカーを打ち込みつつある穿孔状態を示し、そ
の(B)が穿孔が完了した状態を示し、その(C)がピ
ンを打ち込んで、アンカーを固定した状態を示してい
る。
【図3】本願発明に係るドリル刃の実施の形態を図示し
ており、その(A)が図1に図示した実施形態で用いた
板状のドリル刃の正面図、その(B)が同側面図、その
(C)が他の実施形態のドリル刃の正面図、その(D)
が同側面図である。
【図4】図3(A)及び(B)に図示したものと同様の
形態を有するドリル刃の他の3つの変更例を図示する正
面図である。
【図5】本願発明に係るセルフドリリングアンカーの他
の実施の形態を図示しており、その(A)が本体部の正
面図、その(B)が本体部の中央縦断面図、その(C)
が本体部の平面図、その(D)が図5(B)のS−S線
断面図、その(E)が本体部先端の拡大斜視図、その
(F)がピンの正面図である。
【図6】図5に示したセルフドリリングアンカーの使用
例を図示した説明図である。
【図7】本願発明に係るセルフドリリングアンカーの更
に他の2つの実施形態を図示しており、その軸部の上方
基端部の部分を示す。その(A)が一方の実施形態の軸
部の平面図と中央縦断面説明図、その(B)が他方の実
施形態の軸部の平面図と中央縦断面説明図である。
【図8】従来のアンカーピンを示しており、その(A)
が正面図、その(B)が中央縦断面図、その(C)が平
面図、その(D)が底面図、その(E)がピンの正面図
である。
【図9】図8に示した従来のアンカーピンの使用例を図
示する説明図であって、その(A)が被固定物と構造物
に電動ドリルによって下孔を開ける状態を示し、その
(B)がアンカーピンを下孔にセットする状態を示し、
その(C)がピンを打ち込む状態を示し、その(D)が
アンカーが構造物に固定され、同時に被固定物も構造物
に固定された状態を示す。
【符号の説明】
1 ピン 10 本体部 11 頭部 12 軸部 15 孔部 16 スリット 18 先端部 20、25、31 ドリル刃 23 切欠部 27、28、48 切削刃 34 係合孔部 36 基端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部(12)の軸芯部にピン(1) 打込用の孔部
    (15)が軸部(12)の基端部から軸部(12)の先端部に向かっ
    て適宜長さ穿設され、軸部(12)の先端部にはその先端か
    ら前記孔部(15)に到るまでスリット(16)が形成され、前
    記孔部(15)にはピン(1) が嵌入され、ピン(1) を打ち込
    んでスリット(16)を拡開させることによりコンクリート
    等の構造物に固定されるアンカーにおいて、 軸部(12)の基端部が回転工具の回転部と係合することが
    でき、 軸部(12)の先端部がドリル刃(20)(25)(31)を有し、 このドリル刃(20)(25)(31)の回転によって構造物等に下
    孔が穿設されることを特徴とするセルフドリリングアン
    カー。
  2. 【請求項2】軸部(12)の軸芯部にピン(1) 打込用の孔部
    (15)が軸部(12)の基端部から軸部(12)の先端部に向かっ
    て適宜長さ穿設され、軸部(12)の先端部にはその先端か
    ら前記孔部(15)に到るまでスリット(16)が形成され、前
    記孔部(15)にはピン(1) が嵌入され、ピン(1) を打ち込
    んでスリット(16)を拡開させることによりコンクリート
    等の構造物に固定されるアンカーにおいて、 軸部(12)の基端部が回転工具の回転部と係合することが
    でき、 軸部(12)先端部のスリット(16)にドリル刃(20)(31)を挟
    持させ、 このドリル刃(20)(31)の回転によって構造物等に下孔が
    穿設されることを特徴とするセルフドリリングアンカ
    ー。
  3. 【請求項3】ドリル刃(20)(31)の下方先端部には切削刃
    (28)(48)が設けられ、その上方基端部にはその略中央部
    から下方に向かって切欠部(23)が適宜長さ設けられ、 このドリル刃(20)(31)の基端部側がスリット(16)に挟持
    されて、切欠部(23)がスリット(16)内に位置し、 この切欠部(23)内に前記ピン(1) の先端部分が侵入でき
    ることを特徴とする請求項2に記載のセルフドリリング
    アンカー。
  4. 【請求項4】軸部(12)の先端部に穿孔用のドリル刃(25)
    を直接形成したことを特徴とする請求項1に記載のセル
    フドリリングアンカー。
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