JPH1161198A - 機械練り透明固型石鹸組成物 - Google Patents

機械練り透明固型石鹸組成物

Info

Publication number
JPH1161198A
JPH1161198A JP21667397A JP21667397A JPH1161198A JP H1161198 A JPH1161198 A JP H1161198A JP 21667397 A JP21667397 A JP 21667397A JP 21667397 A JP21667397 A JP 21667397A JP H1161198 A JPH1161198 A JP H1161198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soap
oil
fatty acid
weight
transparency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21667397A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nishimura
英司 西村
Atsushi Ichiyanagi
厚史 一柳
Miyako Kumagai
美也子 熊谷
Shoji Matsunaga
昭治 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP21667397A priority Critical patent/JPH1161198A/ja
Publication of JPH1161198A publication Critical patent/JPH1161198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶け崩れにくく透明性に優れた透明固型石鹸
組成物を提供すること。 【解決手段】 脂肪酸アルカリ金属塩類からなる石鹸基
剤50〜85重量%、凝固点が25〜70℃でアルキル
鎖が飽和型の非イオン界面活性剤1〜20重量%、及び
多価アルコ−ル1〜20重量%を必須成分として含有す
る機械練り透明固型石鹸組成物。 【効果】 機械練り法で容易に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械練り透明固型石
鹸組成物に関し、特に溶け崩れにくく、透明性に優れた
機械練り透明固型石鹸組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に透明固型石鹸は、天然油脂(牛
脂、ヤシ油脂等)から得られる脂肪酸類(又は脂肪酸エ
ステル類)をカセイソーダ等によってケン化して得られ
た脂肪酸アルカリ金属塩(脂肪酸石鹸)を基剤とし、こ
れにグリセリンやプロピレングリコール等の透明化剤を
添加することによって、石鹸結晶粒子の成長が阻止され
微細となって普通の光の波長では光学的連続性が与えら
れて透明になると考えられている。かかる透明石鹸は従
来から、枠練り法か又は機械練り法のいずれかで製造さ
れている。このうち枠練り法については、脂肪酸石鹸に
ショ糖、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコ
ールその他のポリオール類等を透明化剤として配合し、
これらをエタノール等の低級アルコールと水の混合溶媒
に加熱溶解後、型枠に流して冷却固化し、これを1〜2
ケ月間の熟成乾燥後型打ちして製品とするものである
(例えば、特公昭45−18984号、特公昭50−3
8642号)。
【0003】かかる枠練法によるものは透明性が優れ、
かつ使用中に透明度が低下しにくいという利点がある
が、前述のごとく冷却固化・熟成乾燥等に長期間を要す
るので、生産効率が劣るとともに熟成放置する広い場所
が必要であり、しかも製品自体が溶け崩れし易いという
欠点がある。なお枠練り法による製造法の期間を短縮す
る方法としては、例えば特開平8−188799号に植
物性由来の混合脂肪酸塩からなる組成物が開示されてい
るものの、使用時に溶け崩れし易い商品価値の低いもの
しか得られていないのが現状である。
【0004】一方、機械練り法は、脂肪酸石鹸の基剤に
枠練り法と同様な透明化剤を加えた後、エタノール等の
溶媒を用いずに、機械的な力で脂肪酸石鹸の結晶を微細
化して、透明性を出すというものであり、生産効率に優
れるとともに熟成放置が不要となる利点がある。このよ
うな機械練り法の内、機械的な力を加える方法として種
々の方法が提案されており、例えば、米国特許第272
4702号にはマーシャルのハンドミルで充分に混練
後、超微粒子状態に粉砕して透明石鹸バーを得る方法が
開示されており、また、特開昭58−208399号に
は1軸混練押出機(キャビテイトランスフアーミキサ
ー)を用いる方法が、特開昭64−200号には2軸混
練押出機を用いる方法がそれぞれ開示されている。
【0005】また、特殊な透明化剤を加えることによっ
て透明性を出す方法も種々提案されており、例えば、特
開昭61−12800号にはラウリル硫酸トリエタノー
ルアミンを、特開昭64−75600号にはポリオキシ
アルキレンジアルキルアミンを、又特開平3−1630
0号には両性リン酸エステル系界面活性剤を添加する方
法等がそれぞれ開示されている。しかしながら、これら
従来の機械練り法で製造された透明石鹸は、使用時に溶
け崩れし易いと共に、枠練り法により製造された透明石
鹸に比べて透明度が低く半透明の商品価値の低いものし
か得られていないのが現状である。
【0006】
【解決すべき課題】本発明は、かかる現状に鑑みてなさ
れたものであって、使用時に溶け崩れにくく、透明性に
優れた商品価値の高い機械練り透明固型石鹸組成物を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明者等が鋭意研究を重ねた結果、脂肪酸アルカ
リ金属塩類からなる石鹸基剤に特定の凝固点を有し、ア
ルキル基が飽和型の非イオン性界面活性剤と多価アルコ
−ルを必須成分として特定量配合することによって、生
産効率の良い機械練り法で溶け崩れしない透明固型石鹸
が得られることを見出し本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明の機械練り透明固型石鹸
組成物は、脂肪酸アルカリ金属塩類からなる石鹸基剤5
0〜85重量%、凝固点が25〜70℃でアルキル鎖が
飽和型の非イオン界面活性剤1〜20重量%、及び多価
アルコ−ル1〜20重量%を必須成分として含有させる
ことで上記課題を解決したものである。また上記本発明
における脂肪酸アルカリ金属塩類は、特に限定するもの
ではないが炭素数18の飽和脂肪酸アルカリ金属塩の含
有率が17〜50重量%、炭素数18で二重結合を2つ
以上有する不飽和脂肪酸アルカリ金属塩の含有率が5%
以下に調整したものが好ましい。
【0009】以下本発明について詳述する。本発明の石
鹸基剤となる脂肪酸の原料油脂としては、いろいろある
が、通常は牛脂とヤシ油の比率が9/1〜6/4の混合
油脂として使用されることが多い。本発明者等の石鹸基
剤に関する研究結果によると、石鹸の使用時における溶
け崩れ易さと透明度にはその結晶構造の規則性が起因し
ていることが分かった。即ち石鹸の結晶構造の規則性が
弱いと溶け崩れし易いが、規則性が強すぎると透明度が
低下する。
【0010】その点では飽和脂肪酸塩はその炭素数の増
加とともに結晶化を強める働きを持つ。そこで、本発明
者等は特に炭素数18の飽和脂肪酸塩は、透明石鹸にお
ける結晶構造を大きく左右させること、さらに炭素数1
8で2重結合が2つ以上ある脂肪酸塩は溶け崩れ性を左
右すること等を既に見出している。また非イオン性界面
活性剤はその凝固点の増加とともに結晶化を強める働き
を持ち、特にアルキル基が飽和の非イオン性界面活性剤
はその透明石鹸における結晶構造を大きく左右させるこ
と等の新知見を見出し、これらを組み合わせた本発明に
至ったものである。
【0011】本発明では、脂肪酸アルカリ金属塩類から
なる石鹸基剤に特定の非イオン性界面活性剤と多価アル
コ−ルを必須成分として含有するものである。この場合
の石鹸基剤は、好ましくは炭素数8〜22の範囲内から
なる脂肪酸類のアルカリ金属塩(通常はナトリウム塩、
カリウム塩等)からなり、特にかかる石鹸基剤中におけ
る炭素数18の飽和脂肪酸アルカリ金属塩の含有率が1
5〜50重量%のものが望ましい。より好ましくは30
〜45重量%である。また炭素数18で二重結合を2つ
以上有する不飽和脂肪酸のアルカリ金属塩の含有率が5
重量%以下(0〜5重量%)、好ましくは0.01〜2
重量%であるものが望ましい。
【0012】ここで炭素数18の飽和脂肪酸アルカリ金
属塩の含有率が15重量%より少ないと、得られた石鹸
の使用時における溶け崩れが生じ易く、一方50重量%
より多いと透明度も低下し易い。また炭素数18で二重
結合を2つ以上有する不飽和脂肪酸(例えばリノール
酸、リノレン酸等)のアルカリ金属塩の含有率が5%よ
り多いと、得られた石鹸の使用時における溶け崩れを生
じる。なお本発明における上記の飽和又は不飽和脂肪酸
アルカリ金属塩の含有率はいずれもナトリウム塩換算に
よる値である。
【0013】なお、本発明においては、石鹸のタイター
値(石鹸を酸分解して得られた混合脂肪酸分の凝固点)
が40〜55℃の範囲であることが透明性を低下させな
い点で望ましい。なおタイタ−値の測定方法は、石鹸組
成物を温水に溶解後、塩酸水溶液を添加して脂肪酸を得
た後、基準油脂分析試験法(4.3.3.1-81)タイター(そ
の1)によって測定することができる。タイター値を上
記範囲とするには、基本的には後述する[0027]欄
に記載の脂肪酸分布割合(重量%)を有する石鹸基剤を
使用すれば良い。特に全石鹸組成物中、炭素数18以上
の不飽和脂肪酸の含有量(重量%)がタイタ−値を下げ
るのに大きな影響を与える。
【0014】次に本発明で使用する非イオン界面活性剤
としては、凝固点が25〜70℃でアルキル鎖が飽和型
の非イオン界面活性剤であって、例えばポリオキシアル
キレンアルキルエーテル系、ポリアルキレングリコール
硬化ヒマシ油系、ポリアルキレングリコール脂肪酸エス
テル系、ポリアルキレングリコールグリセリル脂肪酸エ
ステル系、ポリグリセリン脂肪酸エステル系等が挙げら
れる。中でもポリオキシアルキレンアルキルエーテル系
ノニオンは、耐吸湿性、耐加水分解性が良く、水分に対
する安定性に関わる影響が少ないため本発明に好適に使
用される。上記の飽和型のアルキル鎖の炭素数は10か
ら22が良く、さらに好ましくは12から18である。
また上記のアルキレンとしては、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン等であり、好ましくはエチレンである。
【0015】上記した非イオン界面活性剤の凝固点は2
5〜70℃、より好ましく30℃以上60℃以下のもの
であるが、その凝固点の測定方法は、基準油脂分析試験
法(4.3.3.1-81)タイター(その1)によって測定する
ことができる。凝固点が25℃より低いと溶け崩れが起
こり易く、また凝固点が70℃より高いと結晶性が強す
ぎて透明度が低下するため好ましくない。また、かかる
非イオン界面活性剤の内で、特に有機化合物の極性を、
化学構造の有機性と無機性のバランスとして表すα値
{tan-1(無機性値/有機性値);(日本エマルジョ
ン社発行、「有機概念図による乳化処方設計」参照)}
が49°以上〜63°のものがさらに透明性の向上には
好ましい。
【0016】かかるα値の高い非イオン性界面活性剤
は、親水性が高くなることから結晶化を強めると共に機
械的な剪断力により石鹸の結晶を効率よく微細化できる
点で好ましい。その中でも特に好ましいのは、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル系と、ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル系のものである。なお本発明の透明
固型石鹸組成物において、透明度と溶け崩れ防止が両立
できる理由としては、凝固点の高い非イオン界面活性剤
は石鹸の物性を堅くして使用時の吸水を阻止し、溶け崩
れ防止に役立つものと考えられる。さらにα値が高くな
ると非イオン界面活性剤の親水性が高くなることから、
機械的な剪断力により石鹸の結晶を効率よく微細化する
ことができるので透明度が向上するものと考えられる。
【0017】本発明の透明固型石鹸組成物における、上
記した非イオン界面活性剤の配合量は1〜20重量%、
より好ましくは3〜10重量%の範囲内である。非イオ
ン界面活性剤の配合量が1重量%より少ないと溶け崩れ
が起こり、20重量%より多いと透明性が低下する。中
でもポリオキシアルキレンアルキルエーテル等のエーテ
ル系ノニオンは耐吸湿性、耐加水分解性が良く、水分に
対する安定性に関わる影響が少ないため特に好適に使用
される。このうち飽和型アルキル鎖の炭素数は好ましく
は12から18であり、またアルキレンとしては好まし
くはエチレンである。
【0018】なお、石鹸基剤に非イオン界面活性剤を使
用する透明石鹸組成物として特開昭64−54100号
や特開昭64−75597号が知られている。しかし前
者の透明石鹸組成物では、非イオン界面活性剤としてシ
ョ糖モノラウリン酸エステルとポリオキシエチレングリ
セリルモノステアレ−トを使用し、石鹸基剤もパルミチ
ン酸(C16)とステアリン酸(C18)及びミリスチン
酸(C14)からなるナトリウム塩との組み合わせに限
定され、しかも枠練り法で得るようにしたものである。
かかる石鹸組成物を本発明で対象とする機械練り法に適
用しても機械適性が悪く製造が極めて困難である。ま
た、この透明石鹸組成物では、炭素数18(C18)の
飽和脂肪酸塩の配合率が少ないことから結晶性も弱いの
で、石鹸自体が溶け崩れやすいものしか得られない。
【0019】また後者の特開昭64−75597号で
は、機械練り法の透明石鹸用透明化剤として、通常の透
明化剤(多価アルコール等)とヒドロキシアリール脂肪
酸のアルキレンオキシド付加物の併用が提案されている
が、ノニオンの親油基がフェニル等のアリール基であっ
て、本発明で対象とする飽和アルキル基ではないために
溶け崩れやすく安定性も悪いものしか得られない。従っ
て、本発明はこれら従来から提案された透明石鹸組成物
とはその構成要件が異なり、それによって解け崩れにく
く、透明度の高い透明石鹸組成物を得ることができたも
のである。
【0020】次に本発明で使用する多価アルコ−ルとし
ては、従来から透明化剤として知られているグリセリ
ン、ソルビトール、プロピレングリコール等のポリオー
ル類、ショ糖、マルチト−ル等の糖類、ポリエチレング
リコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、またはこれらの
共重合体のポリアルキレングリコ−ル類等が挙げられ
る。これらの中でも親水性の液状多価アルコールである
グリセリン、プロピレングリコール等は、上記した本発
明の非イオン界面活性剤と併用して石鹸基剤に配合し機
械練りすることで効率よく石鹸の結晶を微細化して透明
性を高めることができることから特に好ましい。本発明
の石鹸組成物におけるかかる多価アルコ−ルの配合量は
1〜20重量%、より好ましくは2〜10重量%の範囲
内である。多価アルコ−ルの配合量が1重量%より少な
いと透明性が低下する。また多価アルコ−ルの配合量が
20重量%を超えると溶け崩れやすくなる。
【0021】本発明の透明固型石鹸組成物は、上記した
脂肪酸アルカリ金属塩類からなる石鹸基剤に透明化剤そ
の他の添加剤が均一に含有されたものである。この場
合、炭素数8〜22の脂肪酸のアルカリ金属塩からなる
石鹸基剤50〜85重量%と非イオン性界面活性剤1〜
20重量%及び透明化剤としての多価アルコール1〜2
0重量%を必須含有成分としてなる割合が好ましく特に
機械練り法で容易に成型し易い利点がある。ここで石鹸
基剤が50重量%未満では機械練り法でブロッダーにて
押し出された石鹸組成物は、軟弱で成型が困難であり、
一方85重量%を越える場合には、透明度が低く半透明
となり易く好ましくない。
【0022】また本発明の石鹸組成物には、本発明の目
的を達成する範囲で、さらに下記の如き一般の石鹸に使
用されているその他の成分を石鹸組成物中で25重量%
以下の範囲内で含有させることができる。即ち、一般の
石鹸に使用されている水分、香料、染料、保湿剤、過脂
肪剤、増泡剤、酸化防止剤、pH調整剤、アニオン界面
活性剤、両性界面活性剤、高級脂肪酸アルカノールアミ
ド、その他の油性物質(ラノリン、流動パラフイン、固
型パラフイン等)を適宜含有させることができる。
【0023】本発明の透明固型石鹸組成物としては、酸
価も透明性に大きな影響を与える。特に好ましい石鹸の
酸価(石鹸1gを中和するのに必要なKOHのmg数)
は1〜15.0 mgKOH/gの範囲内に保持するとよい。こ
れが、1.0より低いと透明性が低下し易く、一方1
5.0より高いと溶け崩れし易い。なおかかる石鹸の酸
価の測定方法は、基準油脂分析試験法(2.4.1-71)酸価
により測定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。先ず、上記本発明の石鹸基剤となる脂肪酸類は、
石鹸の原料油脂として公知の天然油脂(牛脂、ヤシ油、
ヒマシ油、パ−ム油、パ−ム核油等)から適宜調整して
得ることができる。通常これらの原料油脂中には複数の
脂肪酸類が含有されているが、特に炭素数18の飽和脂
肪酸の含有率はそれぞれ異なり、しかも一般的には約1
5重量%以下であって本発明の好ましい含有率よりも少
ない。また炭素数18で二重結合を2つ以上有する不飽
和脂肪酸(例えばリノール酸、リノレン酸等)の含有率
は一般的には約10重量%程度とかなり多い。従って、
上記本発明の要件を満足する石鹸基剤とするためには、
これら原料油脂類から得られる混合脂肪酸類を適宜蒸留
等により濃縮分留させたり、水素添加により二重結合の
低減調整等を行うことが好ましい。
【0025】例えば上記した原料油脂等を予めエステル
化触媒(水酸化ナトリウム等)の存在下、メタノール等
の低級アルコールでエステル交換反応させた後で、グリ
セリンを分離した脂肪酸エステル混合物を蒸留処理させ
て炭素数18の脂肪酸エステルを主体とする濃縮留分を
選択的に分離し、これに水素添加処理を施すことによっ
て成分調整と二重結合の低減調整をした後で、水酸化ナ
トリウムや水酸化カリウム等のアルカリ剤を用いてケン
化し、必要に応じて中和、塩析等を行って本発明の石鹸
基剤を容易に得ることができる。
【0026】また場合によっては、あらかじめ上記した
原料油脂の複数種から直接アルカリ剤によりケン化し、
塩析により副生するグリセリンを分離した石鹸基剤同士
を適宜配合したり、或いは上記した炭素数18の脂肪酸
エステルを主体とする濃縮留分の水素添加物からの石鹸
基剤と適宜混合して本発明の石鹸基剤を得ることもでき
る。更に、蒸留により濃縮留分した炭素数18を主成分
とする脂肪酸と、炭素数18以外の濃縮留分とを上記し
た原料油脂から得られる脂肪酸類へ適宜添加して成分調
整した後で、上記と同様にアルカリ剤を用いてケン化
し、本発明の固型石鹸基剤を得ることもできる。なお天
然油脂であるパーム油から炭素数18を主成分とする脂
肪酸塩を選択的に分離する方法は、例えば特開平4−1
17497号、特開平6−41578号で公知である。
【0027】本発明の好ましい石鹸基剤の一例として、
炭素数18及びその他の脂肪酸の分布割合%(単位:重
量%)を挙げれば次のようになる。 C8 :0.01〜5% C10:0.01〜5% C12:5〜35% C14:0.01〜15% C16:0.01〜25%好ましくは0.01〜10%さらに好まし
くは0.01〜5% C18:17〜50%好ましくは30〜45% C18F1:25〜50% C18F2:0.01〜5%好ましくは0.01〜2% C20:0.01〜15% C22:0.01〜15% (ここで、例えばC18は炭素数18の飽和脂肪酸を、
C18F1 は、炭素数18で二重結合が一つある不飽和
脂肪酸を、C18F2は炭素数18で二重結合が二つ以
上ある不飽和脂肪酸をそれぞれ表す。)
【0028】本発明の透明固型石鹸組成物は、上記した
脂肪酸分布を有する脂肪酸アルカリ金属塩類からなる石
鹸基剤と非イオン界面活性剤及び透明化剤としての多価
アルコールその他の任意の添加剤を機械的な力で微細化
する機械練り法により容易に得られる。この場合の透明
固型石鹸組成物の機械練法の一例を示せば次の通りであ
る。混合した原料油脂または成分調整した脂肪酸類をア
ルカリ剤によりケン化し、更に必要に応じて中和、塩析
等を行なって、本発明の要件を満たす脂肪酸アルカリ金
属塩類からなる石鹸基剤(ニ−トソ−プ)を得る。この
ニ−トソ−プに或いはこれを乾燥した石鹸チップに、非
イオン界面活性剤及び透明化剤とその他各種の添加剤を
配合してプロッダー等による混練を行って均質に配合し
た後、型打ちして仕上げ製品を得る。
【0029】この場合、特にプロッダー混練を行う前
に、水分含有量を低減することが好ましい。この場合、
熱交換機等により加温した後、真空下にフラッシュ乾燥
して水分含有量を低減するか、或いは特開平8−311
499号に示されるように乾燥と混練を同時に行ってニ
−トソ−プの水分含有量を低減させる場合に特に優れた
効果を発揮する。例えば40〜60℃にコントロールし
た一対の加熱ローラー、又は100〜760mmHgの減圧
下に40〜60℃にコントロールした真空加熱ドラム内
等に、上記ニートソープを供給し加熱しながら混練する
ことによりニートソープ中の水分を蒸発させ、最終的に
水分含有量を8〜17重量%(好ましくは12〜16重
量%)の石鹸生地を得る。この石鹸生地をブロッダー混
練・型打等の通常の方法により処理することによって、
透明固型石鹸組成物を得ることができる。
【0030】
【実施例】つぎに、実施例によって本発明をさらに詳細
に説明する。なお効果の測定は以下の評価法によった。 (1)透明性の評価基準 透明性は、15mmの厚さの石鹸を通して読み取り可能
な文字の大きさ(ポイント数)を測定して下記の基準で
評価した。 ◎:5ポイント以下の文字が読み取り可能。 ○:6〜20ポイントの文字が読み取り可能。 △:21〜70ポイントの文字が読み取り可能。 ×:71ポイント以上の文字が読み取り可能。
【0031】(2)溶け崩れ性の評価基準 試料を15日間浴室で使用して下記の基準で評価した。 ◎:溶け崩れない。 ○:あまり溶け崩れない。 △:やや溶け崩れる。 ×:溶け崩れる。 なお、下記の各実施例、比較例で使用した非イオン界面
活性剤類におけるPOEおよび( )内の数字は、ポリ
オキシエチレンおよびエチレンオキシドの付加モル数を
表している。
【0032】実施例1〜13 下記表1に示すような脂肪酸組成分布からなる原料パ−
ム油を水酸化ナトリウム触媒の存在下、温度60℃、圧
力2気圧でメタノ−ルによりエステル交換反応処理した
後、常法の整置分離法で副生成物のグリセリンを除いて
得られたエステル混合物を蒸留処理して炭素数18の留
分を分離した。次に、この留分を、ニッケル触媒の存在
下、温度160℃、水素圧力1.5気圧で水素化処理し
た。この時のパ−ム油由来のC18留分の水素化処理物
を表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】一方、原料パ−ム核油を上記と同様にエス
テル交換反応して下記表3に示すような脂肪酸組成分布
からなるエステル混合物を得た。
【0036】
【表3】
【0037】次に、パ−ム油由来のC18留分の水素化
処理物/パ−ム核油由来のエステル混合物(表2と表3
の混合物)=9/1、8/2、7/3、6/4、5/5
の割合で混合したものを各原料油とし、ニ−ダ−内で9
0℃に加温して溶解し、30%水酸化ナトリウム水溶液
で中和して得られた表4に示す組成分布(重量%)から
なる脂肪酸ナトリウムの石鹸基材に、パルミチン酸3重
量%を加えて過脂肪化し、更に表4に示す凝固点やα値
を有する各種の非イオン界面活性剤と各種の多価アルコ
ールを加えて、ニ−トソ−プ(水分:25〜27重量
%)を得た。これを熱交換機により120℃に加温した
後、真空下にフラッシュ乾燥(減圧:100〜700m
mHg、排出圧:約2kg/cm2)して水分を約15
重量%にして透明石鹸チップを得た。これを3本ロ−ル
ミルで混練(冷却水温度:25℃)した後、後述する配
合処方例の香料をミキサーで混合し(撹拌時間:15
分)、真空2段プロッダ−にて混練(冷却水温度:25
℃、石鹸温度:40〜45℃)したものを型打ちして透
明固型石鹸を得た。これらの型打ち品の透明性と溶け崩
れ性の評価結果を表4にまとめて示す。
【0038】
【表4】
【0039】比較例1〜5 非イオン界面活性剤として凝固点の低いものに変えた以
外は、上記実施例1,4,7,10,12と各同一条件
で透明固型石鹸を得た。これらの型打ち品の透明性と溶
け崩れ性の評価結果を表5にまとめて示す。
【0040】比較例6〜7 上記した混合原料油を、パ−ム油由来のC18留分の水
素化処理物単独の場合とパ−ム核油由来のエステル混合
物単独の場合に変更し、実施例1と同様にして型打ちし
透明固型石鹸を得た。これらの型打ち品のタイタ−値と
酸価の測定結果及び透明性と溶け崩れ性の評価結果を表
5にまとめて示す。
【0041】比較例8 原料油脂として公知の牛脂とヤシ油の比率が8/2の混
合油脂を使用し、実施例1と同一条件で型打ちして透明
固型石鹸を得た。この型打ち品のタイタ−値と酸価の測
定結果及び透明性と溶け崩れ性の評価結果を表5にまと
めて示す。
【0042】
【表5】
【0043】実施例14〜30 表6と表7に示す組成分布を有する脂肪酸組成の混合物
を減圧ニ−ダ−内で95℃に加温して溶解し、40%水
酸化ナトリウム水溶液で中和して得られた石鹸基材に、
表5のノニオン界面活性剤と多価アルコールを加えて、
ニ−トソ−プ(水分:24〜26%)を得た。これを下
記(a)〜(d)に示す各種の処理条件でニートソープ
の水分を蒸発させて含水率を下げた。 (a)一対の加熱ロール(ロール温度40℃)に供給し
て混練しながら加熱ロールでニートソープの水分を蒸発
させ、水分が約15%になるまで混練した。 (b)真空加熱ドラム(ドラム温度40〜60℃、減圧
100〜700mmHg)に供給して、ニートソープ中
の水分が約14%になるまで混練した。 (c)減圧ニーダー(ニーダー温度85〜95℃、減圧
100〜700mmHg)に供給して、ニートソープ中
の水分が約16%になるまで混練した。 (d)熱交換機により120℃に加温した後、真空下に
フラッシュ乾燥(減圧:100〜700mmHg、排出
圧:約2kg/cm2)して水分を約15重量%とし
た。 その後、後述する配合処方例の香料を加えて2軸式真空
2段プロッダー(冷却水温度:22℃、石鹸温度:42
〜46℃)にて混練したものを型打ちして透明固型石鹸
を得た。得られた製品はいずれも使用時における解け崩
れが少なく、透明性にも優れていた。これらの内、処理
条件(a)で得られた型打ち品の透明性と溶け崩れ性の
評価結果を表6と表7にまとめて示す。
【0044】
【表6】
【0045】
【表7】
【0046】実施例31〜45 表8と表9に示す組成分布を有する脂肪酸組成の混合物
を減圧ニ−ダ−内で95℃に加温して溶解し、38%水
酸化ナトリウム・カリウム水溶液(NaOH:KOH=90:10)
で中和して得られた石鹸基材に、表6のノニオン界面活
性剤と多価アルコールを加えて、ニ−トソ−プ(水分:
24〜26%)を得た。これを下記(a)〜(d)に示
す各種の処理条件でニートソープの水分を蒸発させて含
水率を下げた。 (a)一対の加熱ロール(ロール温度40℃)に供給し
て混練しながら加熱ロールでニートソープの水分を蒸発
させ、水分が約15%になるまで混練した。 (b)真空加熱ドラム(ドラム温度40〜60℃、減圧
100〜700mmHg)に供給して、ニートソープ中
の水分が約14%になるまで混練した。 (c)減圧ニーダー(ニーダー温度85〜95℃、減圧
100〜700mmHg)に供給して、ニートソープ中
の水分が約16%になるまで混練した。 (d)熱交換機により120℃に加温した後、真空下に
フラッシュ乾燥(減圧:100〜700mmHg、排出
圧:約2kg/cm2)して水分を約15重量%とし
た。 その後、後述する配合処方例の香料を加えて2軸式真空
2段プロッダー(冷却水温度:24℃、石鹸温度:43
〜45℃)にて混練したものを型打ちして透明固型石鹸
を得た。得られた製品はいずれも使用時における解け崩
れが少なく、透明性にも優れていた。これらの内、処理
条件(a)で得られた型打ち品の透明性と溶け崩れ性の
評価結果を表8と表9にまとめて示す。
【0047】
【表8】
【0048】
【表9】
【0049】ただし表6〜9で使用したその他の各種成
分は下記の通りである。 ・オリ−ブ油:OLIVE OIL(オリ−ブ園製) ・椿油:三原椿油(高田製油所製) ・ヒマワリ油:NIKKOLヒマワリ油(日光ケミカル
ズ製) ・ラノリン:ラノリン(クロ−ダジャパン製) ・シアバタ−:CROPURE SR−VEGELAN
(クロ−ダジャパン製) ・ビタミンE:天然ビタミンE(理研ビタミン製) ・色素:B−404、Y−205(癸巳化成製) ・アミノ酸:グリシン、アラニン(味の素製) ・PCAソ−ダ:PCAソ−ダ(50%水溶液)(味の
素製) ・トリクロサン:トリクロサン(加商製) ・グリチルリチン酸ジカリウム:グリチルリチンK2
(丸善製薬製) ・アラントイン:アラントイン(パ−マケムアジア製) ・ヒアルロン酸ナトリウム:バイオヒアルロン酸(旭化
成製)
【0050】また、上記の各実施例1〜45にて使用し
た香料の配合処方例は下記の通りである。 ・香料の配合処方例 ( 名称 ) 配合量(重量部) アルデヒドC8 0.1 アルデヒドC9 0.1 アルデヒドC10 0.1 アルデヒドC11 0.1 アルデヒドC12 0.1 アニスアルデヒド 1.0 アセタールR 0.1 アセトフェノン 0.1 アセチルセドレン 1.0 アドキサール 0.1 アリルアミルグリコレート 0.1 アミルシクロヘキサンプロピオネート 1.0
【0051】 アルファダマスコン 0.1 ベータダマスコン 0.1 デルタダマスコン 0.1 アンブレットリッド 0.1 アンブロキサン 0.1 アミルシンナミックアルデヒド 10.0 アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール 1.0 アミルバレリアネート 0.1 アミルサリシレート 1.0 イソアミルアセテート 0.1 イソアミルサリシレート 1.0 オウランチオール 1.0 アセチルニゲノール 1.0 バクダノール 1.0 ベンジルアセテート 10.0 ベンジルアルコール 1.0
【0052】 ベンジルサリシレート 10.0 ベルガミールアセテート 1.0 ボルニルアセテート 1.0 ブチルブチレート 0.1 パラターシャリーブチルシクロヘキサノール 1.0 パラターシャリーブチルシクロヘキシルアセテート 10.0 オルトターシャリーブチルシクロヘキサノール 1.0 ベンツアルデヒド 0.1 ベンジルフォーメート 1.0 カリオフィレン 0.1 カシュメラン 0.1 カルボン 0.1 セドロアンバー 1.0 セドリルアセテート 1.0 セドロール 1.0 セレストリッド 0.1
【0053】 シンナミックアルコール 1.0 シンナミックアルデヒド 0.1 シスジャスモン 0.1 シトラール 0.1 シトラールジメチルアセタール 1.0 シトラサール 1.0 シトロネサール 0.1 シトロネロール 1.0 シトロネリルアセテート 1.0 シトロネリルフォーメート 0.1 シトロネリルニトリル 0.1 シクラセット 10.0 シクラメンアルデヒド 1.0 シクラブロップ 10.0 キャロン 0.1 クマリン 1.0
【0054】 シンナミルアセテート 1.0 ガンマデカラクトン 0.1 デルタデカラクトン 0.1 ジメチルベンジルカービノール 1.0 ジヒドロジャスモン 0.1 ジヒドロリナロール 1.0 ジヒドロミルセノール 1.0 ジメトール 1.0 ジミルセトール 1.0 ジフェニルオキサイド 0.1 エチルワニリン 0.1 ユーゲノル 1.0 フルイテート 1.0 フェンチールアルコール 0.1 フェニルエチルフェニルアセテート 1.0 ガラキソリッド 10.0 ガンマーウンデカラクトン 0.1
【0055】 ゲラニオール 10.0 ゲラニルアセテート 1.0 ゲラニルフォーメート 1.0 ゲラニルニトリル 0.1 ヘディオン 10.0 ヘリオナール 0.1 ヘリオトロピン 1.0 シス−3−ヘキセノール 0.1 シス−3−ヘキセニールアセテート 0.1 シス−3−ヘキセニールサリシレート 0.1 ヘキシルシンナミックアルデヒド 10.0 ヘキシルサリシレート 1.0 ヒヤシンスジメチルアセタール 0.1 ヒドロトロピックアルコール 0.1 ヒドロキシシトロネラール 1.0 インドール 0.1 イオノン 10.0
【0056】 インボルニルアセテート 0.1 イソシクロシトラール 0.1 イソEスーパー 1.0 イソユゲノール 0.1 イソノニルアセテート 0.1 イソブチルキノリン、 0.1 ジャスマール 1.0 ジャスモラクトン 0.1 ジャスモフィラン 1.0 コアポン 1.0 リグストラール 0.1 リリアール 10.0 ライムオキサイド 0.1 リモネン 10.0 リナロール 10.0 リナロールオキサイド 0.1
【0057】 リナリルアセテート 1.0 リラール 10.0 マンザネート 0.1 マイヨール 1.0 メンサニールアセテート 1.0 メンソネート 1.0 メチルアンスラニレート 1.0 メチルユゲノール 0.1 メントール 0.1 アルファメチルイオノン 10.0 ベータメチルイオノン 1.0 ガンマメチルイオノン 10.0 メチルイソユゲノール 0.1 メチルラベンダーケトン 0.1 メチルサリシレート 0.1
【0058】 ミュゲアルデヒド 1.0 ムゴール 1.0 ムスクTM−II 1.0 ムスク781 1.0 ムスクC14 1.0 ムスクT 1.0 ムスクケトン 0.1 ムスクチベチン 0.1 ムスクモスケン 0.1 ミラックアルデヒド 1.0 メチルフェニルアセテート 1.0 ネロール 1.0 ネリールアセテート 1.0 ノビールアセテート 1.0 ノビールアルコール 1.0 ネオベルガメート 1.0
【0059】 オークモスNo.1 0.1 オリボン 0.1 オキシフェニロン 0.1 パラクレジールメチルエーテル 0.1 ペンタリッド 1.0 フェニルエチルアルコール 10.0 フェニルエチルアセテート 1.0 アルファピネン 1.0 ルバフラン 0.1 ローズフェノン 1.0 ローズオキサイド 0.1 サンダロア 1.0 サンデラ 1.0 サンタレックス 1.0 スチラリールアセテート 1.0 スチラリールプロピオネート 1.0
【0060】 ターピネオール 10.0 ターピニルアセテート 1.0 テトラハイドロリナロール 1.0 テトラハイドロリナロールアセテート 1.0 テトラハイドロゲラニオール 1.0 テトラハイドロゲラニールアセテート 1.0 トナリッド 10.0 トラセオライド 1.0 トリブラール 0.1 チモール 0.1 ワニリン 0.1 ヤラヤラ 0.1 ベルドックス 0.1 アニス油 0.1 ベイ油 0.1 ポアドローズ油 1.0 カナンガ油 1.0
【0061】 カルダモン油 0.1 カシア油 0.1 シダーウッド油 1.0 オレンジ油 10.0 マンダリン油 1.0 タンジェリン油 1.0 バジル油 0.1 ナツメグ油 0.1 シトロネラ油 0.1 クローブ油 0.1 コリアンダー油 0.1 エレミ油 1.0 ユーカリ油 0.1 フェンネル油 0.1 ガルバナム油 0.1 ゼラニウム油 1.0
【0062】 ヒバ油 1.0 檜油 1.0 ジャスミン油 0.1 ラバンジン油 1.0 ラベンダー油 1.0 レモン油 1.0 レモングラス油 0.1 ライム油 1.0 ネロリ油 0.1 ゆず油 0.1 オークモス油 0.1 オコチア油 0.1 バチュリ油 1.0 ペパーミント油 1.0 ペリラ油 0.1 プチグレン油 1.0
【0063】 パイン油 0.1 ローズ油 0.1 ローズマリー油 0.1 しょう脳油 0.1 芳油 1.0 クラリーセージ油 0.1 サンダルウッド油 0.1 スペアミント油 1.0 スパイクラベンダー油 0.1 スターアニス油 0.1 タイム油 0.1 トンカ豆チンキ 0.1 テレピン油 0.1 ワニラ豆チンキ 0.1 ベチバー油 1.0 イランイラン油 1.0
【0064】 グレープフルーツ油 1.0 ベンゾイン 0.1 ペルーバルサム 0.1 トルーバルサム 0.1 チュベローズ油 0.1 ムスクチンキ 0.1 カストリウムチンキ 0.1 シベットチンキ 0.1 アンバーグリスチンキ 0.1 ジエチルフタレート 50.0 ジプロピレングリコール 50.0 ベンジルベンゾエート 50.0 イソプロピールミリステート 25.0 ハーコリン 5.8 総合計 500.0
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の透明固型
石鹸組成物は、石鹸基剤と特定の凝固点を有するアルキ
ル鎖が飽和型の非イオン界面活性剤及び多価アルコ−ル
を必須成分として含有することによって、使用時におけ
る溶け崩れが少なく、透明性にも優れている。しかも特
に生産効率の高い機械練り法によってこれらの効果を失
うことがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 昭治 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪酸アルカリ金属塩類からなる石鹸基
    剤50〜85重量%、凝固点が25〜70℃でアルキル
    鎖が飽和型の非イオン界面活性剤1〜20重量%、及び
    多価アルコ−ル1〜20重量%を必須成分として含有す
    る機械練り透明固型石鹸組成物。
JP21667397A 1997-08-11 1997-08-11 機械練り透明固型石鹸組成物 Pending JPH1161198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21667397A JPH1161198A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 機械練り透明固型石鹸組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21667397A JPH1161198A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 機械練り透明固型石鹸組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1161198A true JPH1161198A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16692140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21667397A Pending JPH1161198A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 機械練り透明固型石鹸組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1161198A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045461A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Tsubaki:Kk 洗浄剤
JP2010121075A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Nof Corp 石鹸組成物
JP2016098293A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 花王株式会社 機械練り石鹸の製造方法
WO2023042819A1 (ja) * 2021-09-14 2023-03-23 三生医薬株式会社 カリオフィレン含有組成物
WO2023042820A1 (ja) * 2021-09-14 2023-03-23 三生医薬株式会社 カリオフィレン含有組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045461A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Tsubaki:Kk 洗浄剤
JP2010121075A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Nof Corp 石鹸組成物
JP2016098293A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 花王株式会社 機械練り石鹸の製造方法
WO2023042819A1 (ja) * 2021-09-14 2023-03-23 三生医薬株式会社 カリオフィレン含有組成物
WO2023042820A1 (ja) * 2021-09-14 2023-03-23 三生医薬株式会社 カリオフィレン含有組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3969259A (en) Transparent soap bar
US4490280A (en) Process for manufacturing translucent antibacterial soap
CA2267765C (en) Mild cleansing bar compositions
JP2008239792A (ja) スクラブ剤配合石鹸組成物の製造方法
JP2010180381A (ja) 透明固形石鹸組成物の製造方法
EP3080241B1 (en) Soap bar
RU2294960C2 (ru) Композиция бруска моющего средства, содержащего анионное поверхностно-активное вещество, мыло, соль, гидроксикислоты и наполнитель
JP2003064400A (ja) 固形洗浄剤組成物
JPH1161198A (ja) 機械練り透明固型石鹸組成物
JP3824669B2 (ja) 液体身体洗浄剤組成物
JP5827516B2 (ja) ペースト状石鹸組成物及びその製造方法
JP5367494B2 (ja) 枠練り石鹸の製造方法
JP3625828B2 (ja) 香料組成物
JP2001294890A (ja) 香料補助組成物
JP2007056112A (ja) 固形石鹸
JPH11228995A (ja) 固形石鹸組成物
JP6472170B2 (ja) 脂肪酸マグネシウム含有石鹸組成物の製造方法
JPH11124598A (ja) 機械練り透明固形石鹸組成物
JPH03234797A (ja) 石けん組成物
JPH08269497A (ja) 石鹸組成物
JP2005171219A (ja) 米糠油由来化粧品原料組成物
JPH10324899A (ja) 透明固型石鹸組成物
JP2001199877A (ja) 気泡石けん
JP3048291B2 (ja) 洗浄用組成物及びその製造方法
JP2000169893A (ja) 透明石鹸