JPH1160488A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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JPH1160488A
JPH1160488A JP16665498A JP16665498A JPH1160488A JP H1160488 A JPH1160488 A JP H1160488A JP 16665498 A JP16665498 A JP 16665498A JP 16665498 A JP16665498 A JP 16665498A JP H1160488 A JPH1160488 A JP H1160488A
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Kazumi Kondo
一見 近藤
Yuichi Shinohara
友一 篠原
Keizo Suga
慶三 菅
Yoshihisa Tanada
喜久 棚田
Muneaki Kurimura
宗明 栗村
Seiji Morita
清司 森田
Minoru Uchida
稔 内多
Toyoki Mori
豊樹 森
Michiaki Tominaga
道明 富永
Yoichi Yabuuchi
洋一 藪内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、バソプレシン拮抗剤等として有用
な医薬組成物を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の医薬組成物は、一般式 【化1】 〔式中R1は水素原子等を、Aは低級アルキレン基を、
2及びR3は水素原子等を、R4は水素原子等を、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す)等を、各々
示す。〕で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩を
含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、医薬組成物に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医薬組成物
を提供することを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の医薬組成物は、
文献未記載の新規化合物であって、下記一般式(1)で
表されるベンゾアゼピン誘導体及びその塩から選ばれる
少なくとも1種を含有するものである。
【0004】
【化2】
【0005】〔式中R1は水素原子又はハロゲン原子を
示す。Aは低級アルキレン基を示す。R2及びR3は、同
一又は異なって、水素原子、低級アルコキシ基、置換基
として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキ
ル基、水酸基置換低級アルキル基、置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル
基、カルバモイル基置換低級アルキル基、アダマンチル
基置換低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、チ
アゾリル基、フェノキシ低級アルキル基、ピリジル基、
ピリジル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル
基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有する
ことのあるフェニル基又は置換基として低級アルキル基
を有することのあるイミダゾリル基を示す。またこのR
2及びR3は、これらが結合する窒素原子と共に窒素原子
もしくは酸素原子を介し又は介することなく互いに結合
して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環
上には低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基から
なる群より選ばれた基が置換していてもよい。R4は水
素原子、低級アルキル基、水酸基、置換基として低級ア
ルカノイル基を有することのあるアミノ基、ニトロ基、
ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示す。R5は基−
NHR6(R6は低級アルキル基を示す)又はピロリジニ
ル基を示す。〕 上記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体は、
優れたバソプレシン拮抗作用、オキシトシン拮抗作用、
バソプレシン作動作用等を有し、バソプレシン拮抗剤、
オキシトシン拮抗剤、バソプレシン作動剤等として有用
である。
【0006】本発明化合物を有効成分とするバソプレシ
ン拮抗剤は、例えば血管拡張作用、血圧降下作用、肝糖
放出抑制作用、メサンギウム細胞増殖抑制作用、水利尿
作用、血小板凝集抑制作用、嘔吐抑制作用、尿素排泄促
進作用、第VIII因子分泌抑制作用、心機能亢進作用、メ
サンギウム細胞収縮抑制作用、肝糖新生抑制作用、アル
ドステロン分泌抑制作用、エンドセリン産生抑制作用、
レニン分泌調節作用、記憶調節作用、体温調節作用、プ
ロスタグランジン産生調節作用等を有し、血管拡張剤、
降圧剤、水利尿剤、血小板凝集抑制剤、尿素排泄促進
剤、抗心不全剤、抗腎不全剤等として有用であり、高血
圧、浮腫、腹水、心不全、腎機能障害、バソプレシン分
泌異常症候群(SIADH)、肝硬変、低ナトリウム血
症、低カリウム血症、糖尿病、循環不全、動揺病、水代
謝障害、腎不全、各種虚血性疾患等の予防及び治療に有
効である。更に本発明の化合物は、副作用が少なく、薬
効の持続時間が長いという特徴を有している。
【0007】本発明化合物を有効成分とするオキシトシ
ン拮抗剤は、例えば子宮平滑筋収縮抑制作用、乳汁放出
抑制作用、プロスタグランジン合成及び放出抑制作用、
血管拡張作用を有し、オキシトシン関連疾患、特に早期
分娩、帝王切開前の出産の阻止、月経困難等の予防乃至
治療に有効である。
【0008】本発明化合物を有効成分とするバソプレシ
ン作働剤は、様々な排尿障害、大量尿又は出血状態に有
用であり、頻尿、尿崩症、尿失禁、遺尿症特に夜尿症、
自然発生性出血、血友病、von Willebran
d病、尿毒症、先天的又は後天的血小板機能障害、外傷
性及び手術時出血、肝硬変等の診断、予防乃至治療に有
効である。
【0009】(1)本発明によれば、R1が水素原子で
ある上記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
及びその塩から選ばれる少なくとも1種を含有する医薬
組成物が提供される。
【0010】(2)本発明によれば、R1がハロゲン原
子である上記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘
導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種を含有する
医薬組成物が提供される。
【0011】(3)本発明によれば、R2及びR3が、同
一又は異なって、水素原子、低級アルコキシ基、置換基
として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキ
ル基、水酸基置換低級アルキル基、置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル
基、カルバモイル基置換低級アルキル基、アダマンチル
基置換低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、チ
アゾリル基、フェノキシ低級アルキル基、ピリジル基、
ピリジル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル
基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有する
ことのあるフェニル基又は置換基として低級アルキル基
を有することのあるイミダゾリル基である上記(1)の
ベンゾアゼピン誘導体及びその塩から選ばれる少なくと
も1種を含有する医薬組成物が提供される。
【0012】(4)本発明によれば、R2及びR3が、こ
れらが結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原
子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の
飽和複素環(該複素環上には低級アルキル基及びフェニ
ル低級アルキル基からなる群より選ばれた基が置換して
いてもよい)を形成するものである上記(1)のベンゾ
アゼピン誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種
を含有する医薬組成物が提供される。
【0013】(5)本発明によれば、R2及びR3が、同
一又は異なって、水素原子、低級アルコキシ基、置換基
として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキ
ル基、水酸基置換低級アルキル基、置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル
基、カルバモイル基置換低級アルキル基、アダマンチル
基置換低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、チ
アゾリル基、フェノキシ低級アルキル基、ピリジル基、
ピリジル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル
基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有する
ことのあるフェニル基又は置換基として低級アルキル基
を有することのあるイミダゾリル基である上記(2)の
ベンゾアゼピン誘導体又はその塩が提供される。
【0014】(6)本発明によれば、R2及びR3が、こ
れらが結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原
子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の
飽和複素環(該複素環上には低級アルキル基及びフェニ
ル低級アルキル基からなる群より選ばれた基が置換して
いてもよい)を形成するものである上記(2)のベンゾ
アゼピン誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種
を含有する医薬組成物が提供される。
【0015】(7)本発明によれば、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基)である上記(3)のベンゾア
ゼピン誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種を
含有する医薬組成物が提供される。
【0016】(8)本発明によれば、R5がピロリジニ
ル基である上記(3)のベンゾアゼピン誘導体及びその
塩から選ばれる少なくとも1種を含有する医薬組成物が
提供される。
【0017】(9)本発明によれば、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基)である上記(4)のベンゾア
ゼピン誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種を
含有する医薬組成物が提供される。
【0018】(10)本発明によれば、R5がピロリジ
ニル基である上記(4)のベンゾアゼピン誘導体及びそ
の塩から選ばれる少なくとも1種を含有する医薬組成物
が提供される。
【0019】(11)本発明によれば、R5が基−NH
6(R6は低級アルキル基)である上記(5)のベンゾ
アゼピン誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種
を含有する医薬組成物が提供される。
【0020】(12)本発明によれば、R5がピロリジ
ニル基である上記(5)のベンゾアゼピン誘導体及びそ
の塩から選ばれる少なくとも1種を含有する医薬組成物
が提供される。
【0021】(13)本発明によれば、R5が基−NH
6(R6は低級アルキル基)である上記(6)のベンゾ
アゼピン誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種
を含有する医薬組成物が提供される。
【0022】(14)本発明によれば、R5がピロリジ
ニル基である上記(6)のベンゾアゼピン誘導体及びそ
の塩から選ばれる少なくとも1種を含有する医薬組成物
が提供される。
【0023】(15)本発明によれば、5−イソプロピ
ルアミノカルボニルメチル−1−〔4−(1−ピロリジ
ニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン及びその塩から選ば
れる少なくとも1種を含有する医薬組成物が提供され
る。
【0024】(16)本発明によれば、(5S)−5−
イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−〔4−(1
−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン及びその
塩から選ばれる少なくとも1種を含有する医薬組成物が
提供される。
【0025】(17)本発明によれば、(5R)−5−
イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−〔4−(1
−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン及びその
塩から選ばれる少なくとも1種を含有する医薬組成物が
提供される。
【0026】
【発明の実施の形態】本明細書において示される各基は
より具体的にはそれぞれ次の通りである。
【0027】ハロゲン原子としては、例えば弗素原子、
塩素原子、臭素原子及び沃素原子が挙げられる。
【0028】低級アルキレン基としては、例えばメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、2−メチルトリメチレ
ン、2,2−ジメチルトリメチレン、1−メチルトリメ
チレン、メチルメチレン、エチルメチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基等の炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキレン基を例示できる。
【0029】低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ
基を例示できる。
【0030】置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t
ert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシメチ
ル、3−メトキシプロピル、エトキシメチル、2−メト
キシエチル、3−エトキシプロピル、4−エトキシブチ
ル、5−イソプロポキシペンチル、6−プロポキシヘキ
シル、1,1−ジメチル−2−ブトキシエチル、2−メ
チル−3−tert−ブトキシプロピル、2−ペンチル
オキシエチル、ヘキシルオキシメチル基等の置換基とし
て炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を1〜
3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基を例示できる。
【0031】水酸基置換低級アルキル基としては、例え
ばヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒド
ロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒ
ドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1−ジ
メチル−2−ヒドロキシエチル、5,5,4−トリヒド
ロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロ
キシヘキシル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−メチ
ル−3−ヒドロキシプロピル基等の水酸基を1〜3個有
する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示
できる。
【0032】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基としては、例えば、ア
ミノメチル、2−アミノエチル、1−アミノエチル、3
−アミノプロピル、4−アミノブチル、5−アミノペン
チル、6−アミノヘキシル、1,1−ジメチル−2−ア
ミノエチル、2−メチル−3−アミノプロピル、メチル
アミノメチル、1−エチルアミノエチル、2−プロピル
アミノエチル、3−イソプロピルアミノプロピル、4−
ブチルアミノブチル、5−ペンチルアミノペンチル、6
−ヘキシルアミノヘキシル、ジメチルアミノメチル、2
−ジエチルアミノエチル、2−ジメチルアミノエチル、
(N−エチル−N−プロピルアミノ)メチル、2−(N
−メチル−N−ヘキシルアミノ)エチル基等の置換基と
して炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜
2個有することのあるアミノ基を有する炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
【0033】カルバモイル基低級アルキル基としては、
例えばカルバモイルメチル、2−カルバモイルエチル、
1−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル、
4−カルバモイルブチル、5−カルバモイルペンチル、
6−カルバモイルヘキシル、1,1−ジメチル−2−カ
ルバモイルエチル、2−メチル−3−カルバモイルプロ
ピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルキル基であるカルバモイルアルキル基を例示で
きる。
【0034】アダマンチル基置換低級アルキル基として
は、例えばアダマンチルメチル、2−アダマンチルエチ
ル、1−アダマンチルエチル、3−アダマンチルプロピ
ル、4−アダマンチルブチル、5−アダマンチルペンチ
ル、6−アダマンチルヘキシル、1,1−ジメチル−2
−アダマンチルエチル、2−メチル−3−アダマンチル
プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基であるアダマンチルアルキル基を例
示できる。
【0035】低級アルキルスルホニル基としては、例え
ばメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスル
ホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、
tert−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘ
キシルスルホニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖
状アルキルスルホニル基を挙げることができる。
【0036】フェノキシ低級アルキル基としては、例え
ばフェノキシメチル、2−フェノキシエチル、1−フェ
ノキシエチル、3−フェノキシプロピル、4−フェノキ
シブチル、5−フェノキシペンチル、6−フェノキシヘ
キシル、1,1−ジメチル−2−フェノキシエチル、2
−メチル−3−フェノキシプロピル、ジフェノキシメチ
ル、2,2−ジフェノキシエチル基等のアルキル部分が
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であり、フ
ェノキシ基を1〜2個有するアルキル基を挙げることが
できる。
【0037】ピリジル低級アルキル基としては、例えば
(4−ピリジル)メチル、1−(3−ピリジル)エチ
ル、2−(2−ピリジル)エチル、3−(2−ピリジ
ル)プロピル、4−(3−ピリジル)ブチル、5−(4
−ピリジル)ペンチル、6−(2−ピリジル)ヘキシ
ル、1,1−ジメチル−2−(3−ピリジル)エチル、
2−メチル−3−(4−ピリジル)プロピル基等のアル
キル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
であるピリジルアルキル基を挙げることができる。
【0038】イミダゾリル低級アルキル基としては、例
えば(2−イミダゾリル)メチル、1−(4−イミダゾ
リル)エチル、2−(5−イミダゾリル)エチル、3−
(1−イミダゾリル)プロピル、4−(1−イミダゾリ
ル)ブチル、5−(2−イミダゾリル)ペンチル、6−
(1−イミダゾリル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2
−(4−イミダゾリル)エチル、2−メチル−3−(5
−イミダゾリル)プロピル基等のアルキル部分が炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるイミダゾリ
ルアルキル基を挙げることができる。
【0039】フェニル環上にハロゲン原子を有すること
のあるフェニル基としては、例えば、フェニル、2−ク
ロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニ
ル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4
−フルオロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモ
フェニル、4−ブロモフェニル、2−ヨードフェニル、
3−ヨードフェニル、4−ヨードフェニル、3,4−ジ
クロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,3−
ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、3,4
−ジフルオロフェニル、3,5−ジブロモフェニル、
3,4,5−トリクロロフェニル基等のフェニル環上に
置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある
フェニル基を例示できる。
【0040】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるイミダゾリル基としては、例えばイミダゾリル、
1−メチルイミダゾリル、2−エチルイミダゾリル、4
−プロピルイミダゾリル、5−ブチルイミダゾリル、1
−ペンチルイミダゾリル、2−ヘキシルイミダゾリル、
1,5−ジメチルイミダゾリル、1,4,5−トリメチ
ルイミダゾリル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるイ
ミダゾリル基を例示できる。
【0041】R2及びR3が結合する窒素原子と共に、窒
素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互い
に結合して形成する5〜7員環の飽和複素環基として
は、例えばピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニ
ル、モルホリノ、ホモピペラジニル基等を例示できる。
【0042】低級アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を挙げることが
できる。
【0043】フェニル低級アルキル基としては、例えば
ベンジル、2−フェニルエチル、1−フェニルエチル、
3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェ
ニルペンチル、6−フェニルヘキシル、1,1−ジメチ
ル−2−フェニルエチル、2−メチル−3−フェニルプ
ロピル、ジフェニルメチル、2,2−ジフェニルエチル
基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基であり、フェニル基を1〜2個有するアルキ
ル基を挙げることができる。
【0044】低級アルキル基及びフェニル低級アルキル
基なる群から選ばれた基が置換した上記複素環基として
は、例えば、4−メチルピペラジニル、3,4−ジメチ
ルピペラジニル、3−エチルピロリジニル、2−プロピ
ルピロリジニル、1−メチルピロリジニル、3,4,5
−トリメチルピペリジニル、4−ブチルピペリジニル、
3−ペンチルモルホリノ、4−エチルホモピペラジニ
ル、4−メチルホモピペラジニル、4−ヘキシルピペラ
ジニル、4−ジフェニルメチルピペラジニル、4−ベン
ジルピペラジニル、3−メチル−4−ベンジルピペラジ
ニル、3−(2−フェニルエチル)ピロリジニル、2−
(1−フェニルエチル)ピロリジニル、4−(3−フェ
ニルプロピル)ピペリジニル、3−(4−フェニルブチ
ル)モルホリノ、3−(5−フェニルペンチル)ピペリ
ジニル、4−(6−フェニルヘキシル)ピペラジニル基
等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及びア
ルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基であり、フェニル基を1〜2個有するアルキル基なる
群から選ばれた基が1〜3個置換した上記複素環基を例
示できる。
【0045】低級アルカノイル基としては、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニル、ヘキ
サノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカ
ノイル基が挙げられる。
【0046】置換基として低級アルカノイル基を有する
ことのあるアミノ基としては、例えばアミノ、ホルミル
アミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリ
ルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、
tert−ブチルカルボニルアミノ、ヘキサノイルアミ
ノ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルカノイル基を有することのあるアミノ基を例示でき
る。
【0047】フェニル環上に置換基として低級アルキル
基を有することのあるフェニルスルホニル基としては、
例えば、フェニルスルホニル、2−メチルフェニルスル
ホニル、3−メチルフェニルスルホニル、4−メチルフ
ェニルスルホニル、2−エチルフェニルスルホニル、3
−プロピルフェニルスルホニル、4−ブチルフェニルス
ルホニル、2−ペンチルフェニルスルホニル、3−ヘキ
シルフェニルスルホニル、2,3−ジメチルフェニルス
ルホニル、2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル
基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖
又は分岐鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるフ
ェニルスルホニル基を例示できる。
【0048】本発明の一般式(1)のベンゾアゼピン誘
導体には、下記の種々の態様の化合物が包含される。
【0049】(1)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時に水素原子を示し、R4が前記一般式(1)で表
される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキ
ル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベン
ゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0050】(2)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時に低級アルコキシ基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0051】(3)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時に置換基として低級アルコキシ基を有することの
ある低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で
表される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アル
キル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベ
ンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0052】(4)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時に水酸基置換低級アルキル基を示し、R4が前記
一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR
6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0053】(5)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時に置換基として低級アルキル基を有することのあ
るアミノ置換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0054】(6)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時にカルバモイル基置換低級アルキル基を示し、R
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0055】(7)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時にアダマンチル基置換低級アルキル基を示し、R
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0056】(8)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時に低級アルキルスルホニル基を示し、R4が前記
一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR
6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0057】(9)R1が水素原子を示し、R2及びR3
が同時にピリジル基を示し、R4が前記一般式(1)で
表される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アル
キル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベ
ンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0058】(10)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が同時にピリジル低級アルキル基を示し、R4が前記一
般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R
6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)
で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0059】(11)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が同時にイミダゾリル低級アルキル基を示し、R4が前
記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0060】(12)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が同時にフェニル環上にハロゲン原子を有することの
あるフェニル基を示し、R4が前記一般式(1)で表さ
れる基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル
基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾ
アゼピン誘導体又はその塩。
【0061】(13)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が同時に置換基として低級アルキル基を有することの
あるイミダゾリル基を示し、R4が前記一般式(1)で
表される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アル
キル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベ
ンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0062】(14)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又は低級アルコキシ基を示し、R4
が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0063】(15)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又は置換基として低級アルコキシ
基を有することのある低級アルキル基を示し、R4が前
記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0064】(16)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又は水酸基置換低級アルキル基を
示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0065】(17)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又は置換基として低級アルキル基
を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を示し、
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−
NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一
般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその
塩。
【0066】(18)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又はカルバモイル基置換低級アル
キル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0067】(19)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又はアダマンチル基置換低級アル
キル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0068】(20)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又は低級アルキルスルホニル基を
示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0069】(21)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又はピリジル基を示し、R4が前記
一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR
6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0070】(22)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又はピリジル低級アルキル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0071】(23)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又はイミダゾリル低級アルキル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0072】(24)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又はフェニル環上にハロゲン原子
を有することのあるフェニル基を示し、R4が前記一般
式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
は低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で
表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0073】(25)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水素原子又は置換基として低級アルキル基
を有することのあるイミダゾリル基を示し、R4が前記
一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR
6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0074】(26)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又は置換基として低級ア
ルコキシ基を有することのある低級アルキル基を示し、
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−
NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一
般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその
塩。
【0075】(27)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又は水酸基置換低級アル
キル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0076】(28)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又は置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0077】(29)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又はカルバモイル基置換
低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表さ
れる基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル
基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾ
アゼピン誘導体又はその塩。
【0078】(30)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又はアダマンチル基置換
低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表さ
れる基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル
基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾ
アゼピン誘導体又はその塩。
【0079】(31)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又は低級アルキルスルホ
ニル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0080】(32)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又はピリジル基を示し、
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−
NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一
般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその
塩。
【0081】(33)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又はピリジル低級アルキ
ル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0082】(34)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又はイミダゾリル低級ア
ルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0083】(35)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又はフェニル環上にハロ
ゲン原子を有することのあるフェニル基を示し、R4
前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NH
6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0084】(36)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルコキシ基又は置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるイミダゾリル基を示し、R
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0085】(37)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又は水酸基置換低級アルキル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0086】(38)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又は置換基として低級アルキル
基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0087】(39)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又はカルバモイル基置換低級ア
ルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0088】(40)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又はアダマンチル基置換低級ア
ルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0089】(41)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又は低級アルキルスルホニル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0090】(42)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又はピリジル基を示し、R4
前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NH
6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0091】(43)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又はピリジル低級アルキル基を
示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0092】(44)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルキル
基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0093】(45)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又はフェニル環上にハロゲン原
子を有することのあるフェニル基を示し、R4が前記一
般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R
6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)
で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0094】(46)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのある低級アルキル基又は置換基として低級アルキル
基を有することのあるイミダゾリル基を示し、R4が前
記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0095】(47)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又は置換基とし
て低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級ア
ルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0096】(48)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又はカルバモイ
ル基置換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0097】(49)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又はアダマンチ
ル基置換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0098】(50)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又は低級アルキ
ルスルホニル基を示し、R4が前記一般式(1)で表さ
れる基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル
基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾ
アゼピン誘導体又はその塩。
【0099】(51)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又はピリジル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0100】(52)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又はピリジル低
級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表され
る基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基
を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩。
【0101】(53)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又はイミダゾリ
ル低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表
される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキ
ル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベン
ゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0102】(54)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又はフェニル環
上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0103】(55)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって水酸基置換低級アルキル基又は置換基とし
て低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル基を
示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0104】(56)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基又はカルバモイル基置
換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表
される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキ
ル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベン
ゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0105】(57)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基又はアダマンチル基置
換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表
される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキ
ル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベン
ゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0106】(58)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基又は低級アルキルスル
ホニル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(Rは低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0107】(59)Rが水素原子を示し、R2及び
3が異なって置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるアミノ置換低級アルキル基又はピリジル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0108】(60)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基又はピリジル低級アル
キル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0109】(61)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基又はイミダゾリル低級
アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される
基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を
示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼ
ピン誘導体又はその塩。
【0110】(62)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基又はフェニル環上にハ
ロゲン原子を有することのあるフェニル基を示し、R4
が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0111】(63)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基又は置換基として低級
アルキル基を有することのあるイミダゾリル基を示し、
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−
NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一
般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその
塩。
【0112】(64)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってカルバモイル基置換低級アルキル基又はア
ダマンチル基置換低級アルキル基を示し、R4が前記一
般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R
6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)
で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0113】(65)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってカルバモイル基置換低級アルキル基又は低
級アルキルスルホニル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0114】(66)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってカルバモイル基置換低級アルキル基又はピ
リジル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0115】(67)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってカルバモイル基置換低級アルキル基又はピ
リジル低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)
で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級ア
ルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表される
ベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0116】(68)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってカルバモイル基置換低級アルキル基又はイ
ミダゾリル低級アルキル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0117】(69)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってカルバモイル基置換低級アルキル基又はフ
ェニル環上にハロゲン原子を有することのあるフェニル
基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0118】(70)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってカルバモイル基置換低級アルキル基又は置
換基として低級アルキル基を有することのあるイミダゾ
リル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0119】(71)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってアダマンチル基置換低級アルキル基又は低
級アルキルスルホニル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0120】(72)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってアダマンチル基置換低級アルキル基又はピ
リジル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0121】(73)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってアダマンチル基置換低級アルキル基又はピ
リジル低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)
で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級ア
ルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表される
ベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0122】(74)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってアダマンチル基置換低級アルキル基又はイ
ミダゾリル低級アルキル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0123】(75)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってアダマンチル基置換低級アルキル基又はフ
ェニル環上にハロゲン原子を有することのあるフェニル
基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0124】(76)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってアダマンチル基置換低級アルキル基又は置
換基として低級アルキル基を有することのあるイミダゾ
リル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0125】(77)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルキルスルホニル基又はピリジル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0126】(78)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルキルスルホニル基又はピリジル低
級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表され
る基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基
を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩。
【0127】(79)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルキルスルホニル基又はイミダゾリ
ル低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表
される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキ
ル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベン
ゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0128】(80)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルキルスルホニル基又はフェニル環
上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0129】(81)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なって低級アルキルスルホニル基又は置換基とし
て低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル基を
示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0130】(82)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってピリジル基又はピリジル低級アルキル基を
示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0131】(83)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってピリジル基又はイミダゾリル低級アルキル
基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0132】(84)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってピリジル基又はフェニル環上にハロゲン原
子を有することのあるフェニル基を示し、R4が前記一
般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R
6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)
で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0133】(85)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってピリジル基又は置換基として低級アルキル
基を有することのあるイミダゾリル基を示し、R4が前
記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0134】(86)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってピリジル低級アルキル基又はイミダゾリル
低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表さ
れる基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル
基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾ
アゼピン誘導体又はその塩。
【0135】(87)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってピリジル低級アルキル基又はフェニル環上
にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示し、
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−
NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一
般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその
塩。
【0136】(88)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってピリジル低級アルキル基又は置換基として
低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0137】(89)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってイミダゾリル低級アルキル基又はフェニル
環上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0138】(90)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってイミダゾリル低級アルキル基又は置換基と
して低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0139】(91)R1が水素原子を示し、R2及びR
3が異なってフェニル環上にハロゲン原子を有すること
のあるフェニル基又は置換基として低級アルキル基を有
することのあるイミダゾリル基を示し、R4が前記一般
式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
は低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で
表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0140】(92)R1が水素原子を示し、R2及びR
3がこれらが結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは
酸素原子を介し又は介することなく5〜7員環の飽和の
複素環(該複素環上には、低級アルキル基及びフェニル
低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していても
よい。)を形成し、R4が前記一般式(1)で表される
基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を
示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼ
ピン誘導体又はその塩。
【0141】(93)R1、R2、R3及びR4が前記
(1)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0142】(94)R1、R2、R3及びR4が前記
(2)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0143】(95)R1、R2、R3及びR4が前記
(3)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0144】(96)R1、R2、R3及びR4が前記
(4)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0145】(97)R1、R2、R3及びR4が前記
(5)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0146】(98)R1、R2、R3及びR4が前記
(6)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0147】(99)R1、R2、R3及びR4が前記
(7)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0148】(100)R1、R2、R3及びR4が前記
(8)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0149】(101)R1、R2、R3及びR4が前記
(9)で表される基を示し、R5がピロリジニル基であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0150】(102)R1、R2、R3及びR4が前記
(10)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0151】(103)R1、R2、R3及びR4が前記
(11)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0152】(104)R1、R2、R3及びR4が前記
(12)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0153】(105)R1、R2、R3及びR4が前記
(13)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0154】(106)R1、R2、R3及びR4が前記
(14)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0155】(107)R1、R2、R3及びR4が前記
(15)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0156】(108)R1、R2、R3及びR4が前記
(16)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0157】(109)R1、R2、R3及びR4が前記
(17)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0158】(110)R1、R2、R3及びR4が前記
(18)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0159】(111)R1、R2、R3及びR4が前記
(19)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0160】(112)R1、R2、R3及びR4が前記
(20)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0161】(113)R1、R2、R3及びR4が前記
(21)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0162】(114)R1、R2、R3及びR4が前記
(22)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0163】(115)R1、R2、R3及びR4が前記
(23)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0164】(116)R1、R2、R3及びR4が前記
(24)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0165】(117)R1、R2、R3及びR4が前記
(25)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0166】(118)R1、R2、R3及びR4が前記
(26)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0167】(119)R1、R2、R3及びR4が前記
(27)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0168】(120)R1、R2、R3及びR4が前記
(28)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0169】(121)R1、R2、R3及びR4が前記
(29)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0170】(122)R1、R2、R3及びR4が前記
(30)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0171】(123)R1、R2、R3及びR4が前記
(31)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0172】(124)R1、R2、R3及びR4が前記
(32)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0173】(125)R1、R2、R3及びR4が前記
(33)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0174】(126)R1、R2、R3及びR4が前記
(34)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0175】(127)R1、R2、R3及びR4が前記
(35)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0176】(128)R1、R2、R3及びR4が前記
(36)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0177】(129)R1、R2、R3及びR4が前記
(37)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0178】(130)R1、R2、R3及びR4が前記
(38)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0179】(131)R1、R2、R3及びR4が前記
(39)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0180】(132)R1、R2、R3及びR4が前記
(40)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0181】(133)R1、R2、R3及びR4が前記
(41)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0182】(134)R1、R2、R3及びR4が前記
(42)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0183】(135)R1、R2、R3及びR4が前記
(43)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0184】(136)R1、R2、R3及びR4が前記
(44)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0185】(137)R1、R2、R3及びR4が前記
(45)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0186】(138)R1、R2、R3及びR4が前記
(46)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0187】(139)R1、R2、R3及びR4が前記
(47)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0188】(140)R1、R2、R3及びR4が前記
(48)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0189】(141)R1、R2、R3及びR4が前記
(49)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0190】(142)R1、R2、R3及びR4が前記
(50)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0191】(143)R1、R2、R3及びR4が前記
(51)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0192】(144)R1、R2、R3及びR4が前記
(52)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0193】(145)R1、R2、R3及びR4が前記
(53)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0194】(146)R1、R2、R3及びR4が前記
(54)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0195】(147)R1、R2、R3及びR4が前記
(55)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0196】(148)R1、R2、R3及びR4が前記
(56)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0197】(149)R1、R2、R3及びR4が前記
(57)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0198】(150)R1、R2、R3及びR4が前記
(58)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0199】(151)R1、R2、R3及びR4が前記
(59)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0200】(152)R1、R2、R3及びR4が前記
(60)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0201】(153)R1、R2、R3及びR4が前記
(61)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0202】(154)R1、R2、R3及びR4が前記
(62)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0203】(155)R1、R2、R3及びR4が前記
(63)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0204】(156)R1、R2、R3及びR4が前記
(64)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0205】(157)R1、R2、R3及びR4が前記
(65)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0206】(158)R1、R2、R3及びR4が前記
(66)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0207】(159)R1、R2、R3及びR4が前記
(67)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0208】(160)R1、R2、R3及びR4が前記
(68)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0209】(161)R1、R2、R3及びR4が前記
(69)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0210】(162)R1、R2、R3及びR4が前記
(70)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0211】(163)R1、R2、R3及びR4が前記
(71)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0212】(164)R1、R2、R3及びR4が前記
(72)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0213】(165)R1、R2、R3及びR4が前記
(73)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0214】(166)R1、R2、R3及びR4が前記
(74)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0215】(167)R1、R2、R3及びR4が前記
(75)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0216】(168)R1、R2、R3及びR4が前記
(76)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0217】(169)R1、R2、R3及びR4が前記
(77)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0218】(170)R1、R2、R3及びR4が前記
(78)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0219】(171)R1、R2、R3及びR4が前記
(79)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0220】(172)R1、R2、R3及びR4が前記
(80)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0221】(173)R1、R2、R3及びR4が前記
(81)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0222】(174)R1、R2、R3及びR4が前記
(82)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0223】(175)R1、R2、R3及びR4が前記
(83)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0224】(176)R1、R2、R3及びR4が前記
(84)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0225】(177)R1、R2、R3及びR4が前記
(85)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0226】(178)R1、R2、R3及びR4が前記
(86)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0227】(179)R1、R2、R3及びR4が前記
(87)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0228】(180)R1、R2、R3及びR4が前記
(88)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0229】(181)R1、R2、R3及びR4が前記
(89)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0230】(182)R1、R2、R3及びR4が前記
(90)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0231】(183)R1、R2、R3及びR4が前記
(91)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0232】(184)R1、R2、R3及びR4が前記
(92)で表される基を示し、R5がピロリジニル基で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0233】(185)R2、R3、R4及びR5が前記
(1)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0234】(186)R2、R3、R4及びR5が前記
(2)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0235】(187)R2、R3、R4及びR5が前記
(3)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0236】(188)R2、R3、R4及びR5が前記
(4)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0237】(189)R2、R3、R4及びR5が前記
(5)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0238】(190)R2、R3、R4及びR5が前記
(6)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0239】(191)R2、R3、R4及びR5が前記
(7)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0240】(192)R2、R3、R4及びR5が前記
(8)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0241】(193)R2、R3、R4及びR5が前記
(9)で表される基を示し、R1がハロゲン原子である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0242】(194)R2、R3、R4及びR5が前記
(10)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0243】(195)R2、R3、R4及びR5が前記
(11)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0244】(196)R2、R3、R4及びR5が前記
(12)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0245】(197)R2、R3、R4及びR5が前記
(13)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0246】(198)R2、R3、R4及びR5が前記
(14)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0247】(199)R2、R3、R4及びR5が前記
(15)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0248】(200)R2、R3、R4及びR5が前記
(16)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0249】(201)R2、R3、R4及びR5が前記
(17)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0250】(202)R2、R3、R4及びR5が前記
(18)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0251】(203)R2、R3、R4及びR5が前記
(19)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0252】(204)R2、R3、R4及びR5が前記
(20)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0253】(205)R2、R3、R4及びR5が前記
(21)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0254】(206)R2、R3、R4及びR5が前記
(22)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0255】(207)R2、R3、R4及びR5が前記
(23)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0256】(208)R2、R3、R4及びR5が前記
(24)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0257】(209)R2、R3、R4及びR5が前記
(25)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0258】(210)R2、R3、R4及びR5が前記
(26)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0259】(211)R2、R3、R4及びR5が前記
(27)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0260】(212)R2、R3、R4及びR5が前記
(28)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0261】(213)R2、R3、R4及びR5が前記
(29)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0262】(214)R2、R3、R4及びR5が前記
(30)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0263】(215)R2、R3、R4及びR5が前記
(31)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0264】(216)R2、R3、R4及びR5が前記
(32)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0265】(217)R2、R3、R4及びR5が前記
(33)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0266】(218)R2、R3、R4及びR5が前記
(34)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0267】(219)R2、R3、R4及びR5が前記
(35)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0268】(220)R2、R3、R4及びR5が前記
(36)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0269】(221)R2、R3、R4及びR5が前記
(37)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0270】(222)R2、R3、R4及びR5が前記
(38)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0271】(223)R2、R3、R4及びR5が前記
(39)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0272】(224)R2、R3、R4及びR5が前記
(40)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0273】(225)R2、R3、R4及びR5が前記
(41)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0274】(226)R2、R3、R4及びR5が前記
(42)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0275】(227)R2、R3、R4及びR5が前記
(43)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0276】(228)R2、R3、R4及びR5が前記
(44)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0277】(229)R2、R3、R4及びR5が前記
(45)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0278】(230)R2、R3、R4及びR5が前記
(46)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0279】(231)R2、R3、R4及びR5が前記
(47)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0280】(232)R2、R3、R4及びR5が前記
(48)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0281】(233)R2、R3、R4及びR5が前記
(49)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0282】(234)R2、R3、R4及びR5が前記
(50)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0283】(235)R2、R3、R4及びR5が前記
(51)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0284】(236)R2、R3、R4及びR5が前記
(52)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0285】(237)R2、R3、R4及びR5が前記
(53)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0286】(238)R2、R3、R4及びR5が前記
(54)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0287】(239)R2、R3、R4及びR5が前記
(55)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0288】(240)R2、R3、R4及びR5が前記
(56)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0289】(241)R2、R3、R4及びR5が前記
(57)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0290】(242)R2、R3、R4及びR5が前記
(58)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0291】(243)R2、R3、R4及びR5が前記
(59)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0292】(244)R2、R3、R4及びR5が前記
(60)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0293】(245)R2、R3、R4及びR5が前記
(61)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0294】(246)R2、R3、R4及びR5が前記
(62)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0295】(247)R2、R3、R4及びR5が前記
(63)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0296】(248)R2、R3、R4及びR5が前記
(64)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0297】(249)R2、R3、R4及びR5が前記
(65)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0298】(250)R2、R3、R4及びR5が前記
(66)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0299】(251)R2、R3、R4及びR5が前記
(67)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0300】(252)R2、R3、R4及びR5が前記
(68)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0301】(253)R2、R3、R4及びR5が前記
(69)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0302】(254)R2、R3、R4及びR5が前記
(70)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0303】(255)R2、R3、R4及びR5が前記
(71)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0304】(256)R2、R3、R4及びR5が前記
(72)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0305】(257)R2、R3、R4及びR5が前記
(73)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0306】(258)R2、R3、R4及びR5が前記
(74)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0307】(259)R2、R3、R4及びR5が前記
(75)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0308】(260)R2、R3、R4及びR5が前記
(76)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0309】(261)R2、R3、R4及びR5が前記
(77)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0310】(262)R2、R3、R4及びR5が前記
(78)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0311】(263)R2、R3、R4及びR5が前記
(79)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0312】(264)R2、R3、R4及びR5が前記
(80)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0313】(265)R2、R3、R4及びR5が前記
(81)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0314】(266)R2、R3、R4及びR5が前記
(82)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0315】(267)R2、R3、R4及びR5が前記
(83)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0316】(268)R2、R3、R4及びR5が前記
(84)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0317】(269)R2、R3、R4及びR5が前記
(85)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0318】(270)R2、R3、R4及びR5が前記
(86)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0319】(271)R2、R3、R4及びR5が前記
(87)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0320】(272)R2、R3、R4及びR5が前記
(88)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0321】(273)R2、R3、R4及びR5が前記
(89)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0322】(274)R2、R3、R4及びR5が前記
(90)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0323】(275)R2、R3、R4及びR5が前記
(91)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0324】(276)R2、R3、R4及びR5が前記
(92)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0325】(277)R2、R3、R4及びR5が前記
(93)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0326】(278)R2、R3、R4及びR5が前記
(94)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0327】(279)R2、R3、R4及びR5が前記
(95)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0328】(280)R2、R3、R4及びR5が前記
(96)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0329】(281)R2、R3、R4及びR5が前記
(97)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0330】(282)R2、R3、R4及びR5が前記
(98)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0331】(283)R2、R3、R4及びR5が前記
(99)で表される基を示し、R1がハロゲン原子であ
る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又
はその塩。
【0332】(284)R2、R3、R4及びR5が前記
(100)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0333】(285)R2、R3、R4及びR5が前記
(101)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0334】(286)R2、R3、R4及びR5が前記
(102)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0335】(287)R2、R3、R4及びR5が前記
(103)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0336】(288)R2、R3、R4及びR5が前記
(104)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0337】(289)R2、R3、R4及びR5が前記
(105)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0338】(290)R2、R3、R4及びR5が前記
(106)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0339】(291)R2、R3、R4及びR5が前記
(107)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0340】(292)R2、R3、R4及びR5が前記
(108)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0341】(293)R2、R3、R4及びR5が前記
(109)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0342】(294)R2、R3、R4及びR5が前記
(110)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0343】(295)R2、R3、R4及びR5が前記
(111)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0344】(296)R2、R3、R4及びR5が前記
(112)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0345】(297)R2、R3、R4及びR5が前記
(113)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0346】(298)R2、R3、R4及びR5が前記
(114)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0347】(299)R2、R3、R4及びR5が前記
(115)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0348】(300)R2、R3、R4及びR5が前記
(116)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0349】(301)R2、R3、R4及びR5が前記
(117)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0350】(302)R2、R3、R4及びR5が前記
(118)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0351】(303)R2、R3、R4及びR5が前記
(119)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0352】(304)R2、R3、R4及びR5が前記
(120)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0353】(305)R2、R3、R4及びR5が前記
(121)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0354】(306)R2、R3、R4及びR5が前記
(122)で表される基を示し、R1がハロゲン原30
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0355】(307)R2、R3、R4及びR5が前記
(123)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
6る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0356】(308)R2、R3、R4及びR5が前記
(124)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0357】(309)R2、R3、R4及びR5が前記
(125)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0358】(310)R2、R3、R4及びR5が前記
(126)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0359】(311)R2、R3、R4及びR5が前記
(127)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0360】(312)R2、R3、R4及びR5が前記
(128)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0361】(313)R2、R3、R4及びR5が前記
(129)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0362】(314)R2、R3、R4及びR5が前記
(130)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0363】(315)R2、R3、R4及びR5が前記
(131)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0364】(316)R2、R3、R4及びR5が前記
(132)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0365】(317)R2、R3、R4及びR5が前記
(133)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0366】(318)R2、R3、R4及びR5が前記
(134)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0367】(319)R2、R3、R4及びR5が前記
(135)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0368】(320)R2、R3、R4及びR5が前記
(136)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0369】(321)R2、R3、R4及びR5が前記
(137)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0370】(322)R2、R3、R4及びR5が前記
(138)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0371】(323)R2、R3、R4及びR5が前記
(139)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0372】(324)R2、R3、R4及びR5が前記
(140)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0373】(325)R2、R3、R4及びR5が前記
(141)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0374】(326)R2、R3、R4及びR5が前記
(142)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0375】(327)R2、R3、R4及びR5が前記
(143)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0376】(328)R2、R3、R4及びR5が前記
(144)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0377】(329)R2、R3、R4及びR5が前記
(145)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0378】(330)R2、R3、R4及びR5が前記
(146)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0379】(331)R2、R3、R4及びR5が前記
(147)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0380】(332)R2、R3、R4及びR5が前記
(148)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0381】(333)R2、R3、R4及びR5が前記
(149)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0382】(334)R2、R3、R4及びR5が前記
(150)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0383】(335)R2、R3、R4及びR5が前記
(151)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0384】(336)R2、R3、R4及びR5が前記
(152)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0385】(337)R2、R3、R4及びR5が前記
(153)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0386】(338)R2、R3、R4及びR5が前記
(154)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0387】(339)R2、R3、R4及びR5が前記
(155)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0388】(340)R2、R3、R4及びR5が前記
(156)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0389】(341)R2、R3、R4及びR5が前記
(157)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0390】(342)R2、R3、R4及びR5が前記
(158)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0391】(343)R2、R3、R4及びR5が前記
(159)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0392】(344)R2、R3、R4及びR5が前記
(160)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0393】(345)R2、R3、R4及びR5が前記
(161)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0394】(346)R2、R3、R4及びR5が前記
(162)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0395】(347)R2、R3、R4及びR5が前記
(163)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0396】(348)R2、R3、R4及びR5が前記
(164)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0397】(349)R2、R3、R4及びR5が前記
(165)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0398】(350)R2、R3、R4及びR5が前記
(166)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0399】(351)R2、R3、R4及びR5が前記
(167)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0400】(352)R2、R3、R4及びR5が前記
(168)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0401】(353)R2、R3、R4及びR5が前記
(169)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0402】(354)R2、R3、R4及びR5が前記
(170)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0403】(355)R2、R3、R4及びR5が前記
(171)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0404】(356)R2、R3、R4及びR5が前記
(172)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0405】(357)R2、R3、R4及びR5が前記
(173)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0406】(358)R2、R3、R4及びR5が前記
(174)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0407】(359)R2、R3、R4及びR5が前記
(175)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0408】(360)R2、R3、R4及びR5が前記
(176)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0409】(361)R2、R3、R4及びR5が前記
(177)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0410】(362)R2、R3、R4及びR5が前記
(178)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0411】(363)R2、R3、R4及びR5が前記
(179)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0412】(364)R2、R3、R4及びR5が前記
(180)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0413】(365)R2、R3、R4及びR5が前記
(181)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0414】(366)R2、R3、R4及びR5が前記
(182)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0415】(367)R2、R3、R4及びR5が前記
(183)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0416】(368)R2、R3、R4及びR5が前記
(184)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0417】(369)R1、R2、R3及びR4が前記
(277)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0418】(370)R1、R2、R3及びR4が前記
(278)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0419】(371)R1、R2、R3及びR4が前記
(279)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0420】(372)R1、R2、R3及びR4が前記
(280)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0421】(373)R1、R2、R3及びR4が前記
(281)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0422】(374)R1、R2、R3及びR4が前記
(282)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0423】(375)R1、R2、R3及びR4が前記
(283)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0424】(376)R1、R2、R3及びR4が前記
(284)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0425】(377)R1、R2、R3及びR4が前記
(285)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0426】(378)R1、R2、R3及びR4が前記
(286)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0427】(379)R1、R2、R3及びR4が前記
(287)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0428】(380)R1、R2、R3及びR4が前記
(288)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0429】(381)R1、R2、R3及びR4が前記
(289)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0430】(382)R1、R2、R3及びR4が前記
(290)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0431】(383)R1、R2、R3及びR4が前記
(291)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0432】(384)R1、R2、R3及びR4が前記
(292)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0433】(385)R1、R2、R3及びR4が前記
(293)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0434】(386)R1、R2、R3及びR4が前記
(294)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0435】(387)R1、R2、R3及びR4が前記
(295)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0436】(388)R1、R2、R3及びR4が前記
(296)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0437】(389)R1、R2、R3及びR4が前記
(297)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0438】(390)R1、R2、R3及びR4が前記
(298)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0439】(391)R1、R2、R3及びR4が前記
(299)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0440】(392)R1、R2、R3及びR4が前記
(300)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0441】(393)R1、R2、R3及びR4が前記
(301)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0442】(394)R1、R2、R3及びR4が前記
(302)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0443】(395)R1、R2、R3及びR4が前記
(303)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0444】(396)R1、R2、R3及びR4が前記
(304)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0445】(397)R1、R2、R3及びR4が前記
(305)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0446】(398)R1、R2、R3及びR4が前記
(306)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0447】(399)R1、R2、R3及びR4が前記
(307)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0448】(400)R1、R2、R3及びR4が前記
(308)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0449】(401)R1、R2、R3及びR4が前記
(309)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0450】(402)R1、R2、R3及びR4が前記
(310)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0451】(403)R1、R2、R3及びR4が前記
(311)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0452】(404)R1、R2、R3及びR4が前記
(312)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0453】(405)R1、R2、R3及びR4が前記
(313)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0454】(406)R1、R2、R3及びR4が前記
(314)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0455】(407)R1、R2、R3及びR4が前記
(315)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0456】(408)R1、R2、R3及びR4が前記
(316)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0457】(409)R1、R2、R3及びR4が前記
(317)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0458】(410)R1、R2、R3及びR4が前記
(318)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0459】(411)R1、R2、R3及びR4が前記
(319)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。 (412)R1、R2、R3及びR4が前記(320)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (413)R1、R2、R3及びR4が前記(321)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (414)R1、R2、R3及びR4が前記(322)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (415)R1、R2、R3及びR4が前記(323)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (416)R1、R2、R3及びR4が前記(324)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (417)R1、R2、R3及びR4が前記(325)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (418)R1、R2、R3及びR4が前記(326)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (419)R1、R2、R3及びR4が前記(327)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (420)R1、R2、R3及びR4が前記(328)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (421)R1、R2、R3及びR4が前記(329)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (422)R1、R2、R3及びR4が前記(330)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (423)R1、R2、R3及びR4が前記(331)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (424)R1、R2、R3及びR4が前記(332)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (425)R1、R2、R3及びR4が前記(333)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (426)R1、R2、R3及びR4が前記(334)で表される
基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (427)R1、R2、R3及びR4が前記(335)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (428)R1、R2、R3及びR4が前記(336)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (429)R1、R2、R3及びR4が前記(337)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (430)R1、R2、R3及びR4が前記(338)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (431)R1、R2、R3及びR4が前記(339)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (432)R1、R2、R3及びR4が前記(340)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (433)R1、R2、R3及びR4が前記(341)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (434)R1、R2、R3及びR4が前記(342)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (435)R1、R2、R3及びR4が前記(343)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (436)R1、R2、R3及びR4が前記(344)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (437)R1、R2、R3及びR4が前記(345)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (438)R1、R2、R3及びR4が前記(346)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (439)R1、R2、R3及びR4が前記(347)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (440)R1、R2、R3及びR4が前記(348)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (441)R1、R2、R3及びR4が前記(349)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (442)R1、R2、R3及びR4が前記(350)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (443)R1、R2、R3及びR4が前記(351)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (444)R1、R2、R3及びR4が前記(352)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (445)R1、R2、R3及びR4が前記(353)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (446)R1、R2、R3及びR4が前記(354)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (447)R1、R2、R3及びR4が前記(355)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (448)R1、R2、R3及びR4が前記(356)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (449)R1、R2、R3及びR4が前記(357)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (450)R1、R2、R3及びR4が前記(358)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (451)R1、R2、R3及びR4が前記(359)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (452)R1、R2、R3及びR4が前記(360)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (453)R1、R2、R3及びR4が前記(361)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (454)R1、R2、R3及びR4が前記(362)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
(455)R、R2、R3及びR4が前記(363)で
表される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一
般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその
塩。 (456)R1、R2、R3及びR4が前記(364)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (457)R1、R2、R3及びR4が前記(365)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (458)R1、R2、R3及びR4が前記(366)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。 (459)R1、R2、R3及びR4が前記(367)で表
される基を示し、R5がピロリジニル基である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0460】(460)R1、R2、R3及びR4が前記
(368)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0461】(461)5−イソプロピルアミノカルボ
ニルメチル−1−[4−(1−ピロリジニル)−2−ク
ロロベンゾイル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン。
【0462】(462)5−[(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)カルボニルメチル]−1−[4−(1−ピロ
リジニル)−2−クロロベンゾイル]−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン。
【0463】(463)5−イソプロピルアミノカルボ
ニルメチル−1−(4−n−プロピルアミノ−2−メチ
ルベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピン。
【0464】(464)R1が水素原子を示し、R2及び
3が同時にチアゾリル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0465】(465)R1が水素原子を示し、R2及び
3が同時にフェノキシ低級アルキル基を示し、R4が前
記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0466】(466)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なって水素原子又はチアゾリル基を示し、R4
前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NH
6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0467】(467)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又はチアゾリ
ル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0468】(468)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なって低級アルコキシ基又はチアゾリル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0469】(469)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又は置換基として低級アル
コキシ基を有することのある低級アルキル基を示し、R
4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0470】(470)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又は水酸基置換低級アルキ
ル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0471】(471)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又は置換基として低級アル
キル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を
示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である
前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又は
その塩。
【0472】(472)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又はカルバモイル基置換低
級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表され
る基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基
を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩。
【0473】(473)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又はアダマンチル基置換低
級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表され
る基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基
を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩。
【0474】(474)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又は低級アルキルスルホニ
ル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0475】(475)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又はピリジル基を示し、R4
が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0476】(476)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又はピリジル低級アルキル
基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0477】(477)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又はイミダゾリル低級アル
キル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を
示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0478】(478)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又はフェニル環上にハロゲ
ン原子を有することのあるフェニル基を示し、R4が前
記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6
(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般式
(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0479】(479)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってチアゾリル基又は置換基として低級アル
キル基を有することのあるイミダゾリル基を示し、R4
が前記一般式(1)で表される基を示し、R5が基−N
HR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前記一般
式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0480】(480)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なって水素原子又はフェノキシ低級アルキル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0481】(481)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なって低級アルコキシ基又はフェノキシ低級ア
ルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基
を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0482】(482)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又は置換基と
して低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル
基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0483】(483)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又は水酸基置
換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表
される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキ
ル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベン
ゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0484】(484)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又は置換基と
して低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級
アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表される
基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を
示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼ
ピン誘導体又はその塩。
【0485】(485)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又はカルバモ
イル基置換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0486】(486)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又はアダマン
チル基置換低級アルキル基を示し、R4が前記一般式
(1)で表される基を示し、R5が基−NHR6(R6
低級アルキル基を示す。)である前記一般式(1)で表
されるベンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0487】(487)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又は低級アル
キルスルホニル基を示し、R4が前記一般式(1)で表
される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキ
ル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベン
ゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0488】(488)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又はピリジル
基を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示
し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示
す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピ
ン誘導体又はその塩。
【0489】(489)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又はピリジル
低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で表さ
れる基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アルキル
基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベンゾ
アゼピン誘導体又はその塩。
【0490】(490)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又はイミダゾ
リル低級アルキル基を示し、R4が前記一般式(1)で
表される基を示し、R5が基−NHR6(R6は低級アル
キル基を示す。)である前記一般式(1)で表されるベ
ンゾアゼピン誘導体又はその塩。
【0491】(491)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又はフェニル
環上にハロゲン原子を有することのあるフェニル基を示
し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、R5
基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)である前
記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体又はそ
の塩。
【0492】(492)R1が水素原子を示し、R2及び
3が異なってフェノキシ低級アルキル基又は置換基と
して低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル基
を示し、R4が前記一般式(1)で表される基を示し、
5が基−NHR6(R6は低級アルキル基を示す。)で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0493】(493)R1、R2、R3及びR4が前記
(464)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0494】(494)R1、R2、R3及びR4が前記
(465)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0495】(495)R1、R2、R3及びR4が前記
(466)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0496】(496)R1、R2、R3及びR4が前記
(467)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0497】(497)R1、R2、R3及びR4が前記
(468)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0498】(498)R1、R2、R3及びR4が前記
(469)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0499】(499)R1、R2、R3及びR4が前記
(470)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0500】(500)R1、R2、R3及びR4が前記
(471)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0501】(501)R1、R2、R3及びR4が前記
(472)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0502】(502)R1、R2、R3及びR4が前記
(473)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0503】(503)R1、R2、R3及びR4が前記
(474)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0504】(504)R1、R2、R3及びR4が前記
(475)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0505】(505)R1、R2、R3及びR4が前記
(476)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0506】(506)R1、R2、R3及びR4が前記
(477)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0507】(507)R1、R2、R3及びR4が前記
(478)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0508】(508)R1、R2、R3及びR4が前記
(479)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0509】(509)R1、R2、R3及びR4が前記
(480)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0510】(510)R1、R2、R3及びR4が前記
(481)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0511】(511)R1、R2、R3及びR4が前記
(482)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0512】(512)R1、R2、R3及びR4が前記
(483)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0513】(513)R1、R2、R3及びR4が前記
(484)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0514】(514)R1、R2、R3及びR4が前記
(485)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0515】(515)R1、R2、R3及びR4が前記
(486)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0516】(516)R1、R2、R3及びR4が前記
(487)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0517】(517)R1、R2、R3及びR4が前記
(488)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0518】(518)R1、R2、R3及びR4が前記
(489)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0519】(519)R1、R2、R3及びR4が前記
(490)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0520】(520)R1、R2、R3及びR4が前記
(491)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0521】(521)R1、R2、R3及びR4が前記
(492)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0522】(522)R2、R3、R4及びR5が前記
(464)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0523】(523)R2、R3、R4及びR5が前記
(465)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0524】(524)R2、R3、R4及びR5が前記
(466)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0525】(525)R2、R3、R4及びR5が前記
(467)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0526】(526)R2、R3、R4及びR5が前記
(468)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0527】(527)R2、R3、R4及びR5が前記
(469)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0528】(528)R2、R3、R4及びR5が前記
(470)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0529】(529)R2、R3、R4及びR5が前記
(471)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0530】(530)R2、R3、R4及びR5が前記
(472)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0531】(531)R2、R3、R4及びR5が前記
(473)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0532】(532)R2、R3、R4及びR5が前記
(474)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0533】(533)R2、R3、R4及びR5が前記
(475)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0534】(534)R2、R3、R4及びR5が前記
(476)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0535】(535)R2、R3、R4及びR5が前記
(477)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0536】(536)R2、R3、R4及びR5が前記
(478)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0537】(537)R2、R3、R4及びR5が前記
(479)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0538】(538)R2、R3、R4及びR5が前記
(480)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0539】(539)R2、R3、R4及びR5が前記
(481)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0540】(540)R2、R3、R4及びR5が前記
(482)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0541】(541)R2、R3、R4及びR5が前記
(483)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0542】(542)R2、R3、R4及びR5が前記
(484)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0543】(543)R2、R3、R4及びR5が前記
(485)で表される基を示し、R1がハロゲン原30
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0544】(544)R2、R3、R4及びR5が前記
(486)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
6る前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0545】(545)R2、R3、R4及びR5が前記
(487)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0546】(546)R2、R3、R4及びR5が前記
(488)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0547】(547)R2、R3、R4及びR5が前記
(489)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0548】(548)R2、R3、R4及びR5が前記
(490)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0549】(549)R2、R3、R4及びR5が前記
(491)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0550】(550)R2、R3、R4及びR5が前記
(492)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0551】(551)R2、R3、R4及びR5が前記
(493)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0552】(552)R2、R3、R4及びR5が前記
(494)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0553】(553)R2、R3、R4及びR5が前記
(495)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0554】(554)R2、R3、R4及びR5が前記
(496)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0555】(555)R2、R3、R4及びR5が前記
(497)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0556】(556)R2、R3、R4及びR5が前記
(498)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0557】(557)R2、R3、R4及びR5が前記
(499)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0558】(558)R2、R3、R4及びR5が前記
(500)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0559】(559)R2、R3、R4及びR5が前記
(501)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0560】(560)R2、R3、R4及びR5が前記
(502)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0561】(561)R2、R3、R4及びR5が前記
(503)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0562】(562)R2、R3、R4及びR5が前記
(504)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0563】(563)R2、R3、R4及びR5が前記
(505)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0564】(564)R2、R3、R4及びR5が前記
(506)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0565】(565)R2、R3、R4及びR5が前記
(507)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0566】(566)R2、R3、R4及びR5が前記
(508)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0567】(567)R2、R3、R4及びR5が前記
(509)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0568】(568)R2、R3、R4及びR5が前記
(510)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0569】(569)R2、R3、R4及びR5が前記
(511)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0570】(570)R2、R3、R4及びR5が前記
(512)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0571】(571)R2、R3、R4及びR5が前記
(513)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0572】(572)R2、R3、R4及びR5が前記
(514)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0573】(573)R2、R3、R4及びR5が前記
(515)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0574】(574)R2、R3、R4及びR5が前記
(516)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0575】(575)R2、R3、R4及びR5が前記
(517)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0576】(576)R2、R3、R4及びR5が前記
(518)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0577】(577)R2、R3、R4及びR5が前記
(519)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0578】(578)R2、R3、R4及びR5が前記
(520)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0579】(579)R2、R3、R4及びR5が前記
(521)で表される基を示し、R1がハロゲン原子で
ある前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導体
又はその塩。
【0580】(580)R1、R2、R3及びR4が前記
(550)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0581】(581)R1、R2、R3及びR4が前記
(551)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0582】(582)R1、R2、R3及びR4が前記
(552)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0583】(583)R1、R2、R3及びR4が前記
(553)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0584】(584)R1、R2、R3及びR4が前記
(554)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0585】(585)R1、R2、R3及びR4が前記
(555)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0586】(586)R1、R2、R3及びR4が前記
(556)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0587】(587)R1、R2、R3及びR4が前記
(557)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0588】(588)R1、R2、R3及びR4が前記
(558)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0589】(589)R1、R2、R3及びR4が前記
(559)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0590】(590)R1、R2、R3及びR4が前記
(560)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0591】(591)R1、R2、R3及びR4が前記
(561)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0592】(592)R1、R2、R3及びR4が前記
(562)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0593】(593)R1、R2、R3及びR4が前記
(563)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0594】(594)R1、R2、R3及びR4が前記
(564)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0595】(595)R1、R2、R3及びR4が前記
(565)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0596】(596)R1、R2、R3及びR4が前記
(566)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0597】(597)R1、R2、R3及びR4が前記
(567)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0598】(598)R1、R2、R3及びR4が前記
(568)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0599】(599)R1、R2、R3及びR4が前記
(569)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0600】(600)R1、R2、R3及びR4が前記
(570)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0601】(601)R1、R2、R3及びR4が前記
(571)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0602】(602)R1、R2、R3及びR4が前記
(572)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0603】(603)R1、R2、R3及びR4が前記
(573)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0604】(604)R1、R2、R3及びR4が前記
(574)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0605】(605)R1、R2、R3及びR4が前記
(575)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0606】(606)R1、R2、R3及びR4が前記
(576)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0607】(607)R1、R2、R3及びR4が前記
(577)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0608】(608)R1、R2、R3及びR4が前記
(578)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0609】(609)R1、R2、R3及びR4が前記
(579)で表される基を示し、R5がピロリジニル基
である前記一般式(1)で表されるベンゾアゼピン誘導
体又はその塩。
【0610】本発明のベンゾアゼピン誘導体のうち、R
1が水素原子であり、R2及びR3が異なって水素原子又
は低級アルキル基、又はR2及びR3がこれらが結合する
窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介
することなく形成される5〜7員環の飽和複素環(該複
素環上には、低級アルキル基が置換していてもよい)で
あり、R4がハロゲン原子又は低級アルキル基である化
合物が特に好ましい。
【0611】また、本発明の化合物中では、後記反応式
−6において示されている一般式(1b)の光学活性な
ベンゾアゼピン誘導体が好ましい。更に一般式(1b)
の化合物の中でも、R4が水素原子、ハロゲン原子、低
級アルキル基又は低級アルコキシ基;R5がピロリジニ
ル基;R2及びR3が同一又は異なって水素原子又は置換
基として低級アルコキシ基を有することのある低級アル
キル基であるか、又はR2及びR3が結合する窒素原子と
共に窒素原子もしくは酸素原子を介し介することなく互
いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環(該複素
環上には低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基か
らなる群より選ばれた基が置換していてもよい)である
化合物が特に好ましい。
【0612】本発明の化合物は、種々の方法により製造
することができる。
【0613】
【化3】
【0614】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5及びA
は前記に同じ。〕 反応式−1で示される方法は、一般式(2)のベンゾア
ゼピン化合物と一般式(3)のカルボン酸とを、通常の
アミド結合生成反応にて反応させる方法である。酸アミ
ド結合生成反応には公知のアミド結合生成反応の条件を
容易に適用できる。例えば(イ)混合酸無水物法、即ち
カルボン酸(3)にアルキルハロ炭酸エステルを反応さ
せて混合酸無水物とし、これにアミン(2)を反応させ
る方法、(ロ)活性エステル法、即ちカルボン酸(3)
をp−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシコハク
酸イミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
エステル等の活性エステルとし、これにアミン(2)を
反応させる方法、(ハ)カルボジイミド法、即ちカルボ
ン酸(3)にアミン(2)をジシクロヘキシルカルボジ
イミド、カルボニルジイミダゾール等の活性化剤の存在
下に縮合反応させる方法、(ニ)その他の方法、例えば
カルボン酸(3)を無水酢酸等の脱水剤によりカルボン
酸無水物とし、これにアミン(2)を反応させる方法、
カルボン酸(3)と低級アルコールとのエステルにアミ
ン(2)を高圧高温下に反応させる方法、カルボン酸
(3)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハライドにア
ミン(2)を反応させる方法等を挙げることができる。
【0615】上記混合酸無水物法(イ)において用いら
れる混合酸無水物は、通常のショッテン−バウマン反応
と同様の反応により得られ、これを通常単離することな
くアミン(2)と反応させることにより一般式(1)の
本発明化合物が製造される。上記ショッテン−バウマン
反応は塩基性化合物の存在下に行なわれる。用いられる
塩基性化合物としては、ショッテン−バウマン反応に慣
用の化合物例えばトリエチルアミン、トリメチルアミ
ン、ピリジン、ジメチルアニリン、1−メチル−2−ピ
ロリジノン(NMP)、N−メチルモルホリン、1,5
−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DB
N)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
ン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナト
リウム等の無機塩基等が挙げられる。該反応は、通常−
20〜100℃程度、好ましくは0〜50℃程度におい
て行なわれ、反応時間は5分〜10時間程度、好ましく
は5分〜2時間程度である。得られた混合酸無水物とア
ミン(2)との反応は通常−20〜150℃程度、好ま
しくは10〜50℃程度において行なわれ、反応時間は
5分〜10時間程度、好ましくは5分〜5時間程度であ
る。混合酸無水物法は一般に溶媒中で行なわれる。用い
られる溶媒としては混合酸無水物法に慣用の溶媒がいず
れも使用可能であり、具体的にはクロロホルム、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、
ベンゼン、p−クロロベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、アセトニトリル、ヘキサメチルリン酸トリアミド
等の非プロトン性極性溶媒等又は之等の混合溶媒等が挙
げられる。混合酸無水物法において使用されるアルキル
ハロ炭酸エステルとしては例えばクロロ蟻酸メチル、ブ
ロモ蟻酸メチル、クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチ
ル、クロロ蟻酸イソブチル、ピバロイルクロリド等が挙
げられる。該法におけるカルボン酸(3)、アルキルハ
ロ炭酸エステル及びアミン(2)の使用割合は、通常等
モルずつとするのがよいが、アミン(2)に対してアル
キルハロ炭酸エステル及びカルボン酸(3)はそれぞれ
1〜1.5倍モル量程度の範囲内で使用することができ
る。
【0616】また前記その他の方法(ニ)の内、カルボ
ン酸ハライドにアミン(2)を反応させる方法を採用す
る場合、該反応は塩基性化合物の存在下に、適当な溶媒
中で行なわれる。用いられる塩基性化合物としては、公
知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン−バウ
マン反応に用いられる塩基性化合物の他に、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウム等を例示できる。また用いられる溶媒とし
ては、例えば上記混合酸無水物法に用いられる溶媒の他
に、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロソル
ブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、ピリジン、ア
セトン、水等を例示できる。アミン(2)とカルボン酸
ハライドとの使用割合としては、特に限定がなく広い範
囲内で適宜選択でき、通常前者に対して後者を少なくと
も等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量程度用
いるのがよい。該反応は通常−20〜180℃程度、好
ましくは0〜150℃程度にて行なわれ、一般に5分〜
30時間程度で反応は完結する。
【0617】更に上記反応式−1に示すアミド結合生成
反応は、カルボン酸(3)とアミン(2)とを、フェニ
ルホスフィン−2,2′−ジチオジピリジン、ジフェニ
ルホスフィニルクロリド、フェニル−N−フェニルホス
ホラミドクロリデート、ジエチルクロロホスフェート、
シアノリン酸ジエチル、ジフェニルリン酸アジド、ビス
(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニック
クロリド等のリン化合物の縮合剤の存在下に反応させる
方法によっても実施できる。
【0618】該反応は、上記カルボン酸ハライドにアミ
ン(2)を反応させる方法で用いられる溶媒及び塩基性
化合物の存在下に、通常−20〜150℃程度、好まし
くは0〜100℃程度付近にて行なわれ、一般に5分〜
30時間程度にて反応は終了する。縮合剤及びカルボン
酸(3)の使用量はアミン(2)に対して夫々少なくと
も等モル量程度、好ましくは等モル〜2倍モル量程度使
用するのがよい。
【0619】
【化4】
【0620】〔式中、R1、R2、R3、R4、R6及びA
は前記に同じ。X1はハロゲン原子を示す。R7及びR8
はそれぞれ水素原子又は低級アルキル基を示す。〕 化合物(4)と化合物(5)の反応は、一般に適当な不
活性溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下にて行
なわれる。用いられる不活性溶媒としては例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、t
ert−ブタノール等の低級アルコール類、酢酸、酢酸
エチル、アセトン、アセトニトリル、ピリジン、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル
リン酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げること
ができる。また塩基性化合物としては例えば炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等の金属水酸化物、水素化ナトリウム、カリウム、ナト
リウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラート等の金属アルコラート、ピリジン、
N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリ
ジン、トリエチルアミン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7(DBU)、
1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DA
BCO)等の有機塩基等を挙げることができる。化合物
(4)と化合物(5)との使用割合としては、特に限定
がなく広い範囲で適宜選択すればよいが、前者に対して
後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜1
0倍モル量程度用いるのがよい。該反応は通常0〜20
0℃程度、好ましくは0〜170℃程度にて行なわれ、
一般に30分〜75時間程度で反応は終了する。該反応
系内には沃化ナトリウム、沃化カリウム等のアルカリ金
属ハロゲン化合物、銅粉等を添加してもよい。
【0621】化合物(4)と化合物(6)との反応は、
無溶媒又は適当な溶媒中、還元剤の存在下に行なわれ
る。ここで使用される溶媒としては例えば水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
アセトニトリル、ギ酸、酢酸、ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、ジグライム、テトラヒドロフラン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、又は之等の混合溶媒を例示できる。還元剤としては
例えばギ酸、ギ酸アンモニウム、ギ酸ナトリウム等の脂
肪酸アルカリ金属塩、水素化硼素ナトリウム、水素化シ
アノ硼素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム等の
水素化還元剤、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、酸
化白金、白金黒、ラネーニッケル等の接触還元剤等を例
示できる。
【0622】還元剤としてギ酸を使用する場合、反応温
度は通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜150
℃程度付近が適当であり、反応は1〜10時間程度にて
終了する。ギ酸の使用量は化合物(4)に対して大過剰
量使用するのがよい。
【0623】また水素化還元剤を使用する場合、反応温
度は通常−30〜100℃程度、好ましくは0〜70℃
程度が適当であり、30分〜12時間程度で反応は完結
する。還元剤の使用量は、化合物(4)に対して通常等
モル〜20倍モル量程度、好ましくは1〜6倍モル量程
度とするのがよい。特に還元剤として水素化アルミニウ
ムリチウムを使用する場合、溶媒としてジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグライム等の
エーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類を使用するのが好ましい。
【0624】更に接触還元剤を用いる場合は、通常常圧
〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素
雰囲気中で、又はギ酸、ギ酸アンモニウム、シクロヘキ
セン、抱水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で、通常
−30〜100℃程度、好ましくは0〜60℃程度の温
度で反応を行なうのがよく、通常1〜12時間程度で反
応は終了する。接触還元剤の使用量としては化合物
(4)に対して通常0.1〜40重量%、好ましくは1
〜20重量%程度とするのがよい。水素供与剤の使用量
としては化合物(4)に対して通常大過剰量とするのが
よい。
【0625】また化合物(6)の使用量としては化合物
(4)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは等
モル〜大過剰量とするのがよい。
【0626】
【化5】
【0627】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5及びX1
は前記に同じ。R9は低級アルコキシカルボニル基を示
す。R10は低級アルコキシ基を示す。Bは低級アルキレ
ン基を示す。nは0又は1を示す。R11はフェニル基を
示す。〕 化合物(7)と化合物(8)又は化合物(9)との反応
は塩基性化合物の存在下、適当な溶媒中で行なわれる。
用いられる塩基性化合物としては、金属ナトリウム、金
属カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基、ナトリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムt−
ブトキシド等の金属アルコラート類、メチルリチウム、
n−ブチルリチウム、フェニルリチウム、リチウムジイ
ソプロピルアミド等のアルキル及びアリールリチウム又
はリチウムアミド類、ピリジン、ピペリジン、キノリ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の
有機塩基等を例示できる。溶媒としては、反応に影響を
与えないものであればいずれも使用できるが、例えばジ
エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モ
ノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、
ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等のアミン類、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極
性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノール等
のアルコール類等が挙げられる。化合物(7)と化合物
(8)又は化合物(9)との使用割合としては、特に限
定されるものではないが、通常前者に対して後者を少な
くとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モルとするのが
よい。反応温度は、通常−80〜150℃、好ましくは
−80〜120℃付近とするのがよく、一般に0.5〜
15時間程度で反応は終了する。
【0628】化合物(10)を化合物(11)に導くに
は、還元反応を適用することができる。この還元反応に
は、種々の方法が適用でき、例えば適当な溶媒中触媒の
存在下、接触水素添加することにより行ない得る。使用
される溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢
酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムアミド等の非
プロトン性極性溶媒又は之等の混合溶媒等が挙げられ
る。また使用される触媒としては、例えばパラジウム、
パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白金、
亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が挙げられる。触媒
は、原料化合物に対して一般に0.02〜1倍量程度用
いるのがよい。反応温度は通常−20〜100℃付近、
好ましくは0〜70℃付近、水素圧は通常1〜10気圧
とするのがよく、該反応は一般に0.5〜20時間程度
で終了する。
【0629】上記還元反応条件を利用できるが、好まし
くは水素化還元剤を用いる還元法が好適に利用される。
用いられる水素化還元剤としては、例えば水素化アルミ
ニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化シア
ノホウ素ナトリウム、ジボラン等が挙げられ、その使用
量は、通常化合物(10)に対して少なくとも0.1倍
モル、好ましくは0.1倍モル〜10倍モルの範囲であ
る。この還元反応は、通常適当な溶媒、例えば水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジグ
ライム等のエーテル類、ジメチルホルムアミド又はこれ
らの混合溶媒等を用い、通常約−60〜50℃、好まし
くは−30℃〜室温にて、約10分間〜5時間程度で行
なわれる。なお、還元剤として水素化アルミニウムリチ
ウムやジボランを用いた場合には、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジグライム等の無水の溶媒を用い
るのがよい。
【0630】上記還元反応で水素還元剤を用いる還元法
を利用するときには、該反応系内に塩化ニッケル等の金
属ハロゲン化物を加えると反応は有利に進行する。
【0631】また金属マグネシウム−メタノールを用い
て化合物(10)を還元することによっても、化合物
(11)に導くことができる。この反応は、通常0〜5
0℃、好ましくは0℃〜室温付近にて行なわれ、一般に
1〜10時間程度で反応は完結する。金属マグネシウム
は、化合物(10)に対して通常等モル〜10倍モル、
好ましくは2〜7倍モル量使用するのがよい。
【0632】化合物(11)を化合物(12)に導く反
応は、適当な溶媒中又は無溶媒で、酸又は塩基性化合物
の存在下に実施することができる。用いられる溶媒とし
ては、例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、酢酸、ギ酸等の脂肪酸類、之等の混合溶媒等を挙げ
ることができる。酸としては例えば塩酸、硫酸、臭化水
素酸等の鉱酸やギ酸、酢酸、芳香族スルホン酸等の有機
酸等を挙げることができ、また塩基性化合物としては、
例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭酸塩や
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化リチウム等の金属水酸化物等を挙げることが
できる。該反応は、通常室温〜200℃程度、好ましく
は室温〜150℃程度にて好適に進行し、一般に10分
〜25時間程度で終了する。
【0633】また化合物(12)は、化合物(11)
を、適当な溶媒中、ジメチルスルフィド−塩化アルミニ
ウム等のジアルキルスルフィド−ルイス酸の存在下に処
理することによっても製造される。溶媒としては、前記
反応式−2における化合物(4)と化合物(5)との反
応で用いられる溶媒をいずれも使用できる。この処理
は、通常0〜70℃、好ましくは0〜50℃付近で、1
〜10時間行なえばよい。
【0634】化合物(12)と化合物(13)との反応
は前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)
との反応と同様の条件下に行なわれることができる。
【0635】上記において、出発原料として用いられる
化合物(4)は、例えば下記反応式−4に示す方法に従
い容易に製造され得る。
【0636】
【化6】
【0637】〔式中、R1、R2、R3、R4及びAは前記
に同じ。〕 化合物(2)と化合物(14)との反応は、前記反応式
−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同
様の条件下に行なわれることができる。
【0638】化合物(15)を化合物(4)に導く反応
は、例えば(1)適当な溶媒中接触還元触媒を用いて還元
するか又は(2)適当な不活性溶媒中、金属もしくは金属
塩と酸又は金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸化
物、硫化物、アンモニウム塩等との混合物等を還元剤と
して用いて還元することにより行なわれる。
【0639】(1)の還元触媒を用いる場合、使用される
溶媒としては例えば水、酢酸、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シ
クロヘキサン等の炭化水素類、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチ
ル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の
非プロトン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等が挙げ
られ、使用される接触還元触媒としては例えばパラジウ
ム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白
金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が挙げられる。触
媒は出発原料に対して一般に0.02〜1倍量程度用い
るのがよい。反応温度は通常−20〜150℃付近、好
ましくは0〜100℃付近、水素圧は通常1〜10気圧
とするのがよく、該反応は一般に0.5〜10時間程度
で終了する。また該反応には塩酸等の酸を添加してもよ
い。
【0640】また(2)の方法を用いる場合、鉄、亜鉛、
錫もしくは塩化第一錫と塩酸、硫酸等の鉱酸、又は鉄、
硫酸第一鉄、亜鉛もしくは錫と水酸化ナトリウム等のア
ルカリ金属水酸化物、硫化アンモニウム等の硫化物、ア
ンモニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との
混合物が還元剤として用いられる。使用される不活性溶
媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノー
ル、ジオキサン等を例示できる。上記還元反応の条件と
しては、用いられる還元剤によって適宜選択すればよ
く、例えば塩化第一錫と塩酸とを還元剤として用いる場
合、有利には0〜80℃付近、0.5〜10時間程度反
応を行なうのがよい。還元剤は、原料化合物に対して少
なくとも等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用いられ
る。
【0641】また本発明で出発原料として用いられる化
合物(7)は、原料化合物として一般式
【0642】
【化7】
【0643】〔式中、R1は前記に同じ。〕で表される
化合物と一般式
【0644】
【化8】
【0645】〔式中、R4及びR5は前記に同じ。〕で表
される化合物とを用い、前記反応式−1における化合物
(2)と化合物(3)との反応と同様の条件下に反応さ
せることにより容易に製造され得る。
【0646】
【化9】
【0647】〔式中、R1、R2、R3、R9、R10
11、X1、B及びnは前記に同じ。R12はフェニル環
上に低級アルキル基を有することのあるフェニルスルホ
ニル基を示す。〕 化合物(16)と化合物(8)又は化合物(9)との反
応は、塩基性化合物の存在下、適当な溶媒中で行なわれ
る。用いられる塩基性化合物としては、金属ナトリウ
ム、金属カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミ
ド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基、
ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウ
ムt−ブトキシド等の金属アルコラート類、メチルリチ
ウム、n−ブチルリチウム、フェニルリチウム、リチウ
ムジイソプロピルアミド等のアルキル及びアリールリチ
ウム又はリチウムアミド類、ピリジン、ピペリジン、キ
ノリン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン
等の有機塩基等を例示できる。溶媒としては、反応に影
響を与えないものであればいずれも使用できるが、例え
ばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等のアミン
類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性
極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等のアルコール類等が挙げられる。化合物(16)と化
合物(8)又は化合物(9)との使用割合としては、特
に限定されるものではないが、通常前者に対して後者を
少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モルとする
のがよい。反応温度は、通常−80〜150℃、好まし
くは−80〜120℃付近とするのがよく、一般に0.
5〜15時間程度で反応は終了する。
【0648】化合物(17)を化合物(18)に導く反
応は、適当な溶媒中塩基性化合物の存在下に実施するこ
とができる。用いられる溶媒としては、例えば水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコール
ジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸、ギ酸等の脂肪
酸類、これらの混合溶媒等を挙げることができる。この
中でメタノールが特に好ましい。塩基性化合物として
は、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭酸
塩や水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化リチウム等の金属水酸化物等を挙げること
ができる。該反応は、通常室温〜150℃程度、好まし
くは室温〜100℃程度にて好適に進行し、一般に1分
〜25時間程度で終了する。
【0649】化合物(18)を化合物(19)に導くに
は、還元反応を適用することができる。この還元反応に
は、種々の方法が適用でき、例えば適当な溶媒中触媒の
存在下、接触水素添加することにより行ない得る。使用
される溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢
酸メチル等のエステル類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルホ
ルムアミド等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合
溶媒等が挙げられる。また使用される触媒としては、例
えば下記(a)〜(l)に示す化合物等が挙げられる。
【0650】(a)Y−(S)−BINAP((S)−
BINAP;(S)−2,2’−ビス(ジフェニルホス
フィノ)−1,1’−ビナフチル) (b)Y−(R)−BINAP (c)Y−(S)−H8−BINAP((S)−H8−B
INAP;(S)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オ
クタヒドロ−1,1’−ビナフチル) (d)Y−(R)−H8−BINAP (e)Y−(R)−(S)−BPPFA((R)−
(S)−BPPFA;(R)−N,N−ジメチル−1−
〔(S)−1’,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)フ
ェロセニル〕エチルアミン) (f)Y−(+)−DIOP((+)−DIOP;
(+)−2,3−O−イソプロピリデン−2,3−ジヒ
ドロキシ−1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタ
ン) (g)Y−(−)−NORPHOS((−)−NORP
HOS;(2R,3R)−(−)−2,3−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプト−
5−エン) (h)Y−(S,S)−(CHIRAPHOS((S,
S)−CHIRAPHOS;(2S,3S)−(−)−
ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン) (i)Y−(S,S)−ET−DUPHOS((S,
S)−ET−DUPHOS;(+)−1,2−ビス
((2S,5S)−2,5−ジエチルホスフォラノ)ベ
ンゼン) (j)Y−(S)−PYBOX((S)−PYBOX;
2,6−ビス((4S)−イソプロピル−2−オキサゾ
リン−2−イル)ピリジン) (k)Y−(+)−NORPHOS((+)−NORP
HOS;(2S,3S)−(+)−2,3−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプト−
5−エン) (l)Y−(R,R)−ET−DUPHOS((R,
R)−ET−DUPHOS;(−)−1,2−ビス
((2R,5R)−2,5−ジエチルフォスフォラノ)
ベンゼン)。
【0651】上記(a)〜(l)において、Yとして
は、Ru(II)、Rh(I)等の遷移金属が挙げられ、
これらの金属には、塩素原子等のハロゲン原子、基−O
11(R11は低級アルカノイル基を示す。)、シクロオ
クタジエン等のシクロアルケニル基、ベンゼン等がそれ
ぞれの配位能力に応じて配位していてもよい。
【0652】上記触媒は、原料化合物に対して一般に
0.001〜1倍量程度用いるのがよい。反応温度は通
常−20〜100℃付近、好ましくは室温〜100℃付
近、水素圧は通常1〜150気圧とするのがよく、該反
応は一般に0.5〜50時間程度で終了する。
【0653】上記還元反応によれば、用いた触媒の立体
構造により、(S)−光学異性体である化合物(19)
及び(R)−光学異性体である化合物(19)のどちら
か一方の化合物が立体選択的に、安全且つ簡便な操作に
より、しかも緩和な条件下に高収率、高純度で製造され
る。
【0654】化合物(19)と化合物(13)との反応
は通常のアミド結合生成反応にて反応させる方法であ
る。酸アミド結合生成反応には公知のアミド結合生成反
応の条件を容易に適用できる。例えば(イ)混合酸無水
物法、即ちカルボン酸(19)にアルキルハロ炭酸エス
テルを反応させて混合酸無水物とし、これにアミン(1
3)を反応させる方法、(ロ)活性エステル法、即ちカ
ルボン酸(19)をp−ニトロフェニルエステル、N−
ヒドロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾールエステル等の活性エステルとし、これ
にアミン(13)を反応させる方法、(ハ)カルボジイ
ミド法、即ちカルボン酸(19)にアミン(13)をジ
シクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ
ール等の活性化剤の存在下に縮合反応させる方法、
(ニ)その他の方法、例えばカルボン酸(19)を無水
酢酸等の脱水剤によりカルボン酸無水物とし、これにア
ミン(13)を反応させる方法、カルボン酸(19)と
低級アルコールとのエステルにアミン(13)を高圧高
温下に反応させる方法、カルボン酸(19)の酸ハロゲ
ン化物、即ちカルボン酸ハライドにアミン(13)を反
応させる方法等を挙げることができる。
【0655】上記混合酸無水物法(イ)において用いら
れる混合酸無水物は、通常のショッテン−バウマン反応
と同様の反応により得られ、これを通常単離することな
くアミン(13)と反応させることにより一般式(2
0)の化合物が製造される。上記ショッテン−バウマン
反応は塩基性化合物の存在下に行なわれる。用いられる
塩基性化合物としては、ショッテン−バウマン反応に慣
用の化合物例えばトリエチルアミン、トリメチルアミ
ン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジメチル
アニリン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシ
クロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,8−ジ
アザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7(DB
U)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン
(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無
機塩基等が挙げられる。該反応は、通常−20〜100
℃程度、好ましくは0〜50℃程度において行なわれ、
反応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜2時
間程度である。得られた混合酸無水物とアミン(13)
との反応は通常−20〜150℃程度、好ましくは10
〜50℃程度において行なわれ、反応時間は5分〜10
時間程度、好ましくは5分〜5時間程度である。混合酸
無水物法は一般に溶媒中で行なわれる。用いられる溶媒
としては混合酸無水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可
能であり、具体的にはクロロホルム、ジクロロメタン、
ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、
p−クロロベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセ
トニトリル、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロ
トン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等が挙げられ
る。混合酸無水物法において使用されるアルキルハロ炭
酸エステルとしては例えばクロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻
酸メチル、クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロ
ロ蟻酸イソブチル、ピバロイルクロリド等が挙げられ
る。該法におけるカルボン酸(19)、アルキルハロ炭
酸エステル及びアミン(13)の使用割合は、通常等モ
ルずつとするのがよいが、カルボン酸(19)に対して
アルキルハロ炭酸エステル及びアミン(13)はそれぞ
れ1〜1.5倍モル量程度の範囲内で使用することがで
きる。
【0656】また前記その他の方法(ニ)の内、カルボ
ン酸ハライドにアミン(13)を反応させる方法を採用
する場合、該反応は塩基性化合物の存在下に、適当な溶
媒中で行なわれる。用いられる塩基性化合物としては、
公知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン−バ
ウマン反応に用いられる塩基性化合物の他に、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウム等又はこれらの混合物等を例示できる。
また用いられる溶媒としては、例えば上記混合酸無水物
法に用いられる溶媒の他に、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノ
ール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコ
ール類、ピリジン、アセトン、水等を例示できる。カル
ボン酸ハライドとアミン(13)との使用割合として
は、特に限定がなく広い範囲内で適宜選択でき、通常前
者に対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは
等モル〜5倍モル量程度用いるのがよい。該反応は通常
−20〜180℃程度、好ましくは0〜150℃程度に
て行なわれ、一般に5分〜30時間程度で反応は完結す
る。
【0657】更に上記反応式−1に示すアミド結合生成
反応は、カルボン酸(19)とアミン(13)とを、フ
ェニルホスフィン−2,2’−ジチオジピリジン、ジフ
ェニルホスフィニルクロリド、フェニル−N−フェニル
ホスホラミドクロリデート、ジエチルクロロホスフェー
ト、シアノリン酸ジエチル、ジフェニルリン酸アジド、
ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニ
ッククロリド等のリン化合物の縮合剤の存在下に反応さ
せる方法によっても実施できる。
【0658】該反応は、上記カルボン酸ハライドにアミ
ン(13)を反応させる方法で用いられる溶媒及び塩基
性化合物の存在下に、通常−20〜150℃程度、好ま
しくは0〜100℃程度付近にて行なわれ、一般に5分
〜30時間程度にて反応は終了する。縮合剤及びアミン
(13)の使用量はカルボン酸(19)に対して夫々少
なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量
程度とするのがよい。
【0659】化合物(20)を化合物(2a)に導く反
応は、適当な溶媒中化合物(20)に金属マグネシウム
を作用させることにより行われる。ここで使用される溶
媒としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロ
パノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水
素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性溶
媒類又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。金
属マグネシウムの使用量は、化合物(20)に対して通
常大過剰量、好ましくは5〜20倍モル量とするのがよ
い。該反応は、通常室温〜120℃付近、好ましくは室
温〜100℃付近にて好適に進行し、一般に1〜15時
間程度で該反応は完結する。
【0660】また化合物(20)を適当な溶媒中、硫酸
等の酸の存在下に処理することによっても化合物(2
a)が製造される。ここで使用される溶媒としては、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類の
他、上述のアルコール類、エーテル類、脂肪族炭化水素
類、非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等を挙
げられることができる。酸の使用量は、化合物(20)
に対して通常大過剰量とするのがよい。該反応は、通常
室温〜150℃、好ましくは50〜120℃付近にて、
一般に1〜10時間程度にて終了する。該反応系内には
アニソール等を添加することにより反応は有利に進行す
る。
【0661】
【化10】
【0662】〔式中R1、R2、R3、R4、R5及びAは
前記に同じ。〕 化合物(2b)と化合物(3)との反応は、前記反応式
−5における化合物(19)と化合物(13)との反応
と同様の反応条件下に行われる。化合物(2b)に対す
る化合物(3)の使用量は、通常少なくとも等モル量程
度、好ましくは等モル量〜5倍モル量程度とするのがよ
い。
【0663】
【化11】
【0664】〔式中R1、R9及びR12は前記に同じ。X
2はハロゲン原子を示す。R13は低級アルキルスルホニ
ル基を示す。Mはカリウム、ナトリウム等のアルカリ金
属原子を示す。〕 ここで低級アルキルスルホニル基としては、例えば、メ
チルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニ
ル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、tert
−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルス
ルホニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキ
ルスルホニル基を例示できる。
【0665】化合物(21)を化合物(23)及び化合
物(24)に導く反応は、適当な溶媒中又は無溶媒下、
リパーゼの存在下化合物(21)に酢酸ビニル(22)
を反応させることにより行われる。
【0666】この反応で使用される溶媒としては、例え
ばシクロヘキサン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、アセ
トニトリル等やこれらの混合溶媒が挙げられる。
【0667】この反応で使用されるリパーゼとしては、
動物、酵母、カビ、細菌等様々な生物から得られたリパ
ーゼがいずれも使用可能であり、更に種々の市販のリパ
ーゼを広く使用することができる。市販のリパーゼとし
ては、例えばリパーゼQL〔名糖産業社製、アルカリゲ
ネス属(Alcaligenes sp)のリパーゼ〕、リパーゼPL
〔名糖産業社製、アルカリゲネス属のリパーゼ〕、リパ
ーゼQLG〔名糖産業社製、アルカリゲネス属のリパー
ゼ〕、リパーゼOF〔名糖産業社製、キャンディダ属
(Candida cylindrasea)のリパーゼ〕、リポザイムI
M(Lipozyme IM)〔ノボ ノルディスク(Novo Nordis
k)社製、ムコール属(Mucor miehei)のリパーゼ〕、
ノボザイム(Novozym)435,SP523,SP52
4,SP525,SP526〔ノボ ノルディスク社
製、アスペルギルス属(Aspergillus oryzae)のリパー
ゼ〕、スブティリシン(Subtilisin)A〔ノボ ノルデ
ィスク社製、バシルス属(Bacillus licheniformis)の
リパーゼ〕、トヨチーム(Toyozyme)LIP〔東洋紡社
製〕、PPL〔シグマ(Sigma)社製、ブタ膵臓(Porci
nePancreas)のリパーゼ〕、CCL〔シグマ社製、キャ
ンディダ属のリパーゼ〕、ナカライリパーゼ(Nacalai
lipase)〔ナカライ社製、シュードモナス属(Pseudomo
nas fluorescens)のリパーゼ〕等が挙げられる。これ
ら市販リパーゼの中でも、リパーゼQLが特に好まし
い。リパーゼの使用量としては、特に限定されず広い範
囲内から適宜選択することができるが、通常化合物(2
1)に対して通常触媒量、好ましくは0.001〜0.
1倍重量となるように使用するのがよい。
【0668】上記反応において、酢酸ビニル(22)の
使用量も特に限定されるものではないが、化合物(2
1)に対して通常1〜10倍モル量、好ましくは1〜5
倍モル量とするのがよい。該反応は、通常−10〜60
℃付近、好ましくは−10℃〜室温付近にて好適に進行
し、一般に30分〜5時間程度で該反応は完結する。
【0669】上記反応で化合物(24)も同時に生成す
るが、この化合物(24)と化合物(23)とは、通常
の分離手段、例えばカラムクロマトグラフィー、プレパ
ラティブ薄層クロマトグラフィー等によりそれぞれ容易
に単離され得る。
【0670】化合物(23)を化合物(25)に導く反
応は、適当な溶媒中又は無溶媒下、酸又は塩基性化合物
の存在下に行われる。用いられる溶媒としては、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、ギ酸、酢酸等の脂肪酸類又はこれらの混合溶媒等を
挙げることができる。酸としては、例えば塩酸、硫酸、
臭化水素酸等の鉱酸、ギ酸、酢酸、芳香族スルホン酸等
の有機酸等を挙げることができ、また塩基性化合物とし
ては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭
酸塩や水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム等の金属水酸化物等を挙げることができる。該反
応は、通常室温〜200℃程度、好ましくは室温〜15
0℃程度で好適に進行し、一般に0.05〜25時間程
度で終了する。
【0671】化合物(25)を化合物(28a)に導く
反応は、ハロゲン化剤の存在下、無溶媒でも、あるいは
適当な不活性溶媒中、室温〜100℃程度、好ましくは
50〜80℃にて、30分〜6時間程度で行われる。ハ
ロゲン化剤としては、例えば、塩化チオニル、オキシ塩
化リン、オキシ臭化リン、五塩化リン、五臭化リン等を
例示でき、また溶媒としては、例えば、クロロホルム、
塩化メチレン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等
のエーテル類等が挙げられる。このハロゲン化剤の使用
量は、化合物(25)に対して、無溶媒下で反応を行う
場合には、通常大過剰量、また溶媒中で反応を行う場合
には、少なくとも等モル量程度、好ましくは2〜4倍モ
ル量とするのがよい。
【0672】また上記に例示した溶媒中、トリフェニル
ホスフィン存在下、化合物(25)に四塩化炭素、四臭
化炭素等の四ハロゲン化炭素類を作用させることによっ
ても化合物(28a)が製造される。トリフェニルホス
フィン及び四ハロゲン化炭素類の使用量は、化合物(2
5)に対してそれぞれ少なくとも等モル、好ましくは等
モル〜3倍モル量とするのがよい。該反応は、通常0〜
100℃、好ましくは0〜70℃付近にて行われ、10
分〜5時間程度にて終了する。
【0673】化合物(28a)と化合物(29)の反応
は、一般に、適当な不活性溶媒中にて行われる。用いら
れる不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等
のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール
等の低級アルコール類、酢酸、酢酸エチル、アセトン、
アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド又
はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。化合物
(28a)と化合物(29)との使用割合としては、特
に限定がなく広い範囲で適宜選択すればよいが、前者に
対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モ
ル〜5倍モル量程度とするのがよい。該反応は通常0〜
150℃程度、好ましくは0〜100℃程度にて行わ
れ、一般に30分〜10時間程度で反応は終了する。
尚、該反応系内には、18−クラウン−6(18−crow
n−6)等のクラウンエーテル類を添加してもよい。
【0674】化合物(30a)を化合物(31a)に導
く反応は、適当な溶媒中酸の存在下に実施することがで
きる。用いられる溶媒としては例えば水、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール等
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレング
リコールジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸、ギ酸
等の脂肪酸類、これらの混合溶媒等を挙げることができ
る。酸としては例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸
やギ酸、酢酸、芳香族スルホン酸等の有機酸等を挙げる
ことができる。該反応は通常室温〜200℃程度、好ま
しくは室温〜150℃程度にて好適に進行し、一般に1
0分〜10時間程度で終了する。
【0675】化合物(30a)を化合物(19a)に導
く反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下に実施
することができる。用いられる溶媒としては、前記化合
物(30a)を化合物(31a)に導く反応で用いた溶
媒をいずれも使用できる。塩基性化合物としては例えば
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭酸塩や水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金
属水酸化物等を挙げることができる。該反応は、通常室
温〜250℃、好ましくは室温〜200℃程度にて進行
し、一般に1〜10時間程度にて終了する。
【0676】化合物(31a)を化合物(19a)に導
く反応は、前記反応式−5における化合物(17)を化
合物(18)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0677】化合物(25)と化合物(26)の反応
は、一般に適当な不活性溶媒中、塩基性化合物の存在下
又は不存在下にて行われる。用いられる不活性溶媒とし
ては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ジク
ロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化
炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、tert−ブタノール等の低級アルコール
類、酢酸、酢酸エチル、アセトン、アセトニトリル、ピ
リジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミド又はこれらの混合溶
媒等を挙げることができる。また塩基性化合物として
は、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、水素化ナトリ
ウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート等の金属アル
コラート、ピリジン、N−エチルジイソプロピルアミ
ン、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、1,
5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DB
N)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
ン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基等を挙げるこ
とができる。化合物(25)と化合物(26)との使用
割合としては、特に限定がなく広い範囲で適宜選択すれ
ばよいが、前者に対して後者を少なくとも等モル量程
度、好ましくは等モル〜5倍モル量程度用いるのがよ
い。該反応は通常0〜150℃程度、好ましくは0〜1
00℃程度にて行われ、一般に30分〜30時間程度で
反応は終了する。該反応系内には沃化ナトリウム、沃化
カリウム等のアルカリ金属ハロゲン化合物等を添加して
もよい。
【0678】化合物(27a)を化合物(28a)に導
く反応は、適当な溶媒中、一般式MX2(M及びX2は前
記に同じ。)で表される化合物を化合物(27a)に作
用させることにより行われる。ここで使用される溶媒と
しては、前記化合物(25)と化合物(26)の反応で
用いた溶媒をいずれも使用することができる。一般式
MX2 で表される化合物の使用量は化合物(27a)
に対して、少なくとも等モル量、好ましくは等モル量〜
5倍モル量とするのがよい。該反応は通常室温〜150
℃、好ましくは室温〜100℃付近にて進行し、一般に
1〜5時間程度にて終了する。
【0679】
【化12】
【0680】〔式中R1、R9、R12、R13、X1及びX2
は前記に同じ。〕 化合物(24)と化合物(26)の反応は、前記反応式
−7における化合物(25)と化合物(26)の反応と
同様の反応条件下に行われる。
【0681】化合物(27b)を化合物(28b)に導
く反応は、前記反応式−7における化合物(27a)を
化合物(28a)に導く反応と同様の反応条件下に行わ
れる。
【0682】化合物(24)を化合物(28b)に導く
反応は、前記反応式−7における化合物(25)を化合
物(28a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0683】化合物(28b)を化合物(29)の反応
は、前記反応式−7における化合物(28a)と化合物
(29)の反応と同様の反応条件下に行われる。
【0684】化合物(30b)を化合物(31b)に導
く反応は前記反応式−7における化合物(30a)を化
合物(31a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0685】化合物(31b)を化合物(19b)に導
く反応は前記反応式−7における化合物(31a)を化
合物(19a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0686】化合物(30b)を化合物(19b)に導
く反応は前記反応式−7における化合物(30a)を化
合物(19a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0687】上記反応式−7において、出発原料として
用いられる化合物(21)は、例えば以下に示す方法に
より製造される。
【0688】
【化13】
【0689】〔式中R1、R12、R11及びX1は前記に同
じ。〕 化合物(16)と化合物(32)との反応は、前記反応
式−5における化合物(16)と化合物(9)との反応
と同様の反応条件下に行われる。
【0690】化合物(17a)を化合物(21)に導く
反応は、まずハイドロボレーション反応を行い、引続き
酸化することにより実施される。
【0691】ハイドロボレーション反応は、ハイドロボ
レーション試剤の存在下、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類等の溶媒中、通
常0〜50℃、好ましくは0℃〜室温付近にて、1〜1
0時間程度で終了する。ここで使用されるハイドロボレ
ーション試剤としては、例えば下記表1に示す水素化硼
素化合物等を例示できる。
【0692】
【表1】
【0693】引続き行われる酸化反応は、水中、酸化剤
の存在下にて実施される。ここで使用される酸化剤とし
ては、過酸化水素−水酸化ナトリウム等のアルカリ性過
酸化水素、空気酸化等を例示できる。該反応は、通常室
温〜150℃、好ましくは室温〜100℃付近にて行わ
れ、一般に0.5〜7時間程度にて終了する。
【0694】ハイドロボレーション試剤及び酸化剤の使
用量は、通常化合物(17a)に対してそれぞれ少なく
とも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量とするのが
よい。
【0695】
【化14】
【0696】〔式中R1、R2、R3及びAは前記に同
じ。R14は水素原子、フェニル環上に置換基として低級
アルキル基を有することのあるフェニルスルホニル基又
は基
【0697】
【化15】
【0698】(R4及びR5は前記に同じ)を示す。〕 化合物(33)と化合物(34)との反応は、適当な溶
媒中、塩基性化合物の存在下、活性化剤の存在下に行わ
れる。ここで使用される溶媒及び塩基性化合物として
は、前記反応式−5のカルボン酸ハライドにアミン(1
3)を反応させる方法において用いられる溶媒及び塩基
性化合物をいずれも使用することができる。活性化剤と
しては、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニル
ジイミタゾール、水溶性カルボジイミド(water solub
le carbodiimide)等の活性化剤を例示することができ
る。化合物(34)及び活性化剤の使用量はそれぞれ化
合物(33)に対して、少なくとも等モル、好ましくは
等モル〜2倍モル量とするのがよい。該反応は通常0〜
150℃、好ましくは0〜100℃付近にて、1〜10
時間程度にて終了する。得られた光学活性体(35)及
び(36)は適当な分離手段を用いることにより容易に
分離することができ、再結晶をすることにより、高純度
の光学活性体(35)及び(36)を得ることができ
る。
【0699】化合物(35)を化合物(19c)に導く
反応及び化合物(36)を化合物(19d)に導く反応
は、前記反応式−5における化合物(17)を化合物
(18)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0700】化合物(19c)と化合物(13)との反
応及び化合物(19d)と化合物(13)との反応は、
前記反応式−5における化合物(19)と化合物(1
3)の反応と同様の反応条件下で行われる。
【0701】上記反応式−10で得られる一般式
【0702】
【化16】
【0703】〔式中R1及びR14は前記に同じ。Rは水
酸基又は基−NR23(R2及びR3は前記に同じ)を示
す。但し、Rが基−NR23を示す場合、R14は基
【0704】
【化17】
【0705】であってはならない。〕で表される光学活
性なベンゾアゼピン誘導体は、光学活性な一般式(1)
のベンゾアゼピン誘導体を合成するための中間体として
重要な化合物である。
【0706】また本発明の光学活性な一般式(1)のベ
ンゾアゼピン誘導体は、特に優れたバソプレシン作動作
用を有し、血中移行性、吸収性、溶解性等において優れ
ている。
【0707】上記反応式−10において、出発原料とし
て用いられる化合物(33)は、例えば以下に示す方法
により製造される。
【0708】
【化18】
【0709】〔式中R1、R9、R10、R11、R14、B、
n及びX1は前記に同じ。〕 化合物(37)と化合物(8)又は化合物(9)との反
応は、塩基性化合物の存在下、適当な溶媒中で行われ
る。用いられる塩基性化合物としては、金属ナトリウ
ム、金属カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミ
ド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基、
ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウ
ムt−ブトキシド等の金属アルコラート類、メチルリチ
ウム、n−ブチルリチウム、フェニルリチウム、リチウ
ムジイソプロピルアミド等のアルキル及びアリールリチ
ウム又はリチウムアミド類、ピリジン、ピペリジン、キ
ノリン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン
等の有機塩基等を例示できる。溶媒としては、反応に影
響を与えないものであればいずれも使用できるが、例え
ばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等のアミン
類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性
極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等のアルコール類等が挙げられる。化合物(37)と化
合物(8)又は化合物(9)との使用割合としては、特
に限定されるものではないが、通常前者に対して後者を
少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モルとする
のがよい。反応温度は、通常−80〜150℃、好まし
くは−80〜120℃付近とするのがよく、一般に0.
5〜15時間程度で反応は終了する。
【0710】化合物(38)を化合物(39)に導くに
は、還元反応を適用することができる。この還元反応に
は、種々の方法が適用でき、例えば適当な溶媒中触媒の
存在下、接触水素添加することにより行ない得る。使用
される溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢
酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムアミド等の非
プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等が挙げられ
る。また使用される触媒としては、例えばパラジウム、
パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白金、
亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が挙げられる。触媒
は、原料化合物に対して一般に0.02〜1倍量程度用
いるのがよい。反応温度は通常−20〜100℃付近、
好ましくは0〜70℃付近、水素圧は通常1〜10気圧
とするのがよく、該反応は一般に0.5〜20時間程度
で終了する。
【0711】上記還元反応条件を利用できるが、好まし
くは水素化還元剤を用いる還元法が好適に利用される。
用いられる水素化還元剤としては、例えば水素化アルミ
ニウムリチウム、水素化硼素ナトリウム、水素化シアノ
硼素ナトリウム、ジボラン等が挙げられ、その使用量
は、通常化合物(38)に対して少なくとも0.1倍モ
ル、好ましくは0.1〜10倍モルの範囲である。この
還元反応は、通常適当な溶媒、例えば水、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジグライム等
のエーテル類、ジメチルホルムアミド又はこれらの混合
溶媒等を用い、通常約−60〜50℃、好ましくは−3
0℃〜室温にて、約10分間〜5時間程度で行なわれ
る。なお、還元剤として水素化アルミニウムリチウムや
ジボランを用いた場合には、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジグライム等の無水の溶媒を用いるのが
よい。
【0712】上記還元反応で水素還元剤を用いる還元法
を利用するときには、該反応系内に塩化ニッケル等の金
属ハロゲン化物を加えると反応は有利に進行する。
【0713】また金属マグネシウム−メタノールを用い
て化合物(38)を還元することによっても、化合物
(39)に導くことができる。この反応は、通常0〜5
0℃、好ましくは0℃〜室温付近にて行なわれ、一般に
1〜10時間程度で反応は完結する。金属マグネシウム
は、化合物(38)に対して通常等モル〜10倍モル、
好ましくは等モル〜7倍モル量使用するのがよい。
【0714】化合物(39)を化合物(33a)に導く
反応は、適当な溶媒中又は無溶媒で、酸又は塩基性化合
物の存在下に実施することができる。用いられる溶媒と
しては、例えば水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、酢酸、ギ酸等の脂肪酸類、これらの混合溶媒等を挙
げることができる。酸としては例えば塩酸、硫酸、臭化
水素酸等の鉱酸やギ酸、酢酸、芳香族スルホン酸等の有
機酸等を挙げることができ、また塩基性化合物として
は、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭酸
塩や水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化リチウム等の金属水酸化物等を挙げること
ができる。該反応は、通常室温〜200℃程度、好まし
くは室温〜150℃程度にて好適に進行し、一般に10
分〜25時間程度で終了する。
【0715】
【化19】
【0716】〔式中R1、R2、R3、R9、R12、B及び
nは前記に同じ。〕 化合物(18)と化合物(13)との反応及び化合物
(41)と化合物(13)との反応は、前記反応式−5
における化合物(19)と化合物(13)の反応と同様
の反応条件下で行われる。
【0717】化合物(17)を化合物(41)に導く反
応は、前記反応式−11における化合物(39)を化合
物(33a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0718】化合物(40a)又は化合物(40b)を
化合物(20)に導く反応は、前記反応式−5における
化合物(18)を化合物(19)に導く反応と同様の反
応条件下に行われる。
【0719】本発明の化合物(1)の内、酸性基を有す
る化合物は、薬理的に許容し得る塩基性化合物と塩を形
成し得る。かかる塩基性化合物としては、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化
カルシウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩又は重炭酸塩、ナ
トリウムメチラート、カリウムエチラート等のアルカリ
金属アルコラート等を例示することができる。また、本
発明の化合物(1)中、塩基性を有する化合物は、通常
の薬理的に許容される酸と容易に塩を形成し得る。かか
る酸としては、例えば硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸等
の無機酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、シユウ酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、
コハク酸、安息香酸等の有機酸を例示できる。之等の塩
もまた遊離形態の化合物(1)と同様に本発明において
有効成分化合物として用いることができる。尚、上記化
合物(1)には、立体異性体、光学異性体が包含される
が、之等も同様に有効成分化合物として用いることがで
きる。
【0720】上記各反応式に示される方法により得られ
る目的とする化合物は、通常の分離手段により反応系内
より分離され、更に精製することができる。この分離及
び精製手段としては、例えば蒸留法、再結晶法、カラム
クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、
ゲルクロマトグラフィー、親和クロマトグラフィー、プ
レパラティブ薄層クロマトグラフィー、溶媒抽出法等を
採用できる。
【0721】かくして得られる有効成分化合物は、バソ
プレシン拮抗剤、オキシトシン拮抗剤及びバソプレシン
作働剤として有効であり、該これら薬剤は、一般的な医
薬製剤の形態で用いられる。製剤は通常使用される充填
剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑
沢剤等の希釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。こ
の医薬製剤としては各種の形態が治療目的に応じて選択
でき、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液
剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤
(液剤、懸濁剤等)等が挙げられる。錠剤の形態に成形
するに際しては、担体としてこの分野で従来よりよく知
られている各種のものを広く使用することができる。そ
の例としては、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブ
ドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カリシウム、カオリン、
結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、
プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、
ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラッ
ク、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピ
ロリドン等の結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリ
ウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン
酸モノグリセリド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、
ステアリン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制
剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム
等の吸収促進剤、グリセリン、デンプン等の保湿剤、デ
ンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケ
イ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸
末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等を使用でき
る。さらに錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、
例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコ
ーティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができ
る。丸剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの
分野で従来公知のものを広く使用できる。その例として
は、例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化
植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム
末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、
ラミナラン、カンテン等の崩壊剤等を使用できる。坐剤
の形態に成形するに際しては、担体として従来公知のも
のを広く使用できる。その例としては、例えばポリエチ
レングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アル
コールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等
を挙げることができる。カプセル剤は常法に従い通常有
効成分化合物を上記で例示した各種の担体と混合して硬
質ゼラチンカプセル、軟質カプセル等に充填して調製さ
れる。注射剤として調製される場合、液剤、乳剤及び懸
濁剤は殺菌され、且つ血液と等張であるのが好ましく、
これらの形態に成形するに際しては、希釈剤としてこの
分野において慣用されているものをすべて使用でき、例
えば水、エチルアルコール、マクロゴール、プロピレン
グリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポ
リオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル類等を使用できる。な
お、この場合等張性の溶液を調製するに充分な量の食
塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有せ
しめてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化
剤等を添加してもよい。更に必要に応じて着色剤、保存
剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を医薬製剤中
に含有させることもできる。
【0722】本発明の医薬製剤中に含有されるべき有効
成分化合物の量としては、特に限定されず広範囲から適
宜選択されるが、通常製剤組成物中に約1〜70重量
%、好ましくは約5〜50重量%とするのがよい。
【0723】本発明の医薬製剤の投与方法は特に制限は
なく、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、
疾患の程度等に応じた方法で投与される。例えば錠剤、
丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場
合には、経口投与される。また注射剤の場合には単独で
又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈
内投与され、更に必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮
下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投
与される。
【0724】本発明医薬製剤の投与量は、用法、患者の
年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選
択されるが、通常有効成分化合物の量が、1日当り体重
1kg当り、約0.6〜50mg程度とするのが良い。
また投与単位形態の製剤中には有効成分化合物が約10
〜1000mgの範囲で含有されるのが望ましい。
【0725】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明するため、本
発明医薬製剤の製剤例を挙げ、次いで上記有効成分化合
物の製造例を実施例として挙げ、更に有効成分化合物の
試験例を挙げる。
【0726】 製剤例1 5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−(2−クロロ− 4−プロピルアミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ −1H−ベンゾアゼピン 150g アビセル(商標名、旭化成社製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40g エタノール 40g 本発明有効成分化合物、アビセル、コーンスターチ及び
ステアリン酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R10m
mのキネで打錠する。得られた錠剤をヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリエチレングリコール−600
0、ヒマシ油及びエタノールからなるフィルムコーティ
ング剤で被覆を行ない、フィルムコーティング錠を製造
する。
【0727】 製剤例2 7−クロロ−5−〔(4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル メチル〕−1−(2−クロロ−4−イソプロピルアミノベンゾイル) −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 150 g クエン酸 1.0g ラクトース 33.5g リン酸ニカルシウム 70.0g プルロニックF−68 30.0g ラウリル硫酸ナトリウム 15.0g ポリビニルピロリドン 15.0g ポリエチレングリコール(カルボワックス1500) 4.5g ポリエチレングリコール(カルボワックス6000) 45.0g コーンスターチ 30.0g 乾燥ステアリン酸ナトリウム 3.0g 乾燥ステアリン酸マグネシウム 3.0g エタノール 適量 本発明有効成分化合物、クエン酸、ラクトース、リン酸
二カルシウム、プルロニックF−68及びラウリル硫酸
ナトリウムを混合する。
【0728】上記混合物をNo.60スクリーンでふる
い、ポリビニルピロリドン、カルボワックス1500及
び同6000を含むアルコール製溶液で湿式粒状化す
る。必要に応じてアルコールを添加して粉末をペースト
状塊にする。コーンスターチを添加し、均一な粒子が形
成されるまで混合を続ける。混合物をNo.10スクリ
ーンを通過させ、トレイに入れ、100℃のオープンで
12〜14時間乾燥する。乾燥粒子をNo.16スクリ
ーンでふるい、乾燥ラウリル硫酸ナトリウム及び乾燥ス
テアリン酸マグネシウムを加えて混合し、打錠機で所望
の形状に圧縮する。
【0729】上記の芯部をワニスで処理し、タルクを散
布し、湿気の吸収を防止する。芯部の周囲に下塗り層を
被覆する。内服用のために充分な回数のワニス被覆を行
なう。錠剤を完全に丸く且つ平滑にするために更に下塗
り層及び平滑被覆が適用される。所望の色合が得られる
まで着色被覆を行なう。乾燥後、被覆錠剤を磨いて均一
な光沢の錠剤にする。
【0730】 製剤例3 7−クロロ−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1− (3−メトキシ−4−イソブチルアミノベンゾイル)−2,3, 4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 5 g ポリエチレングリコール(分子量:4000) 0.3g 塩化ナトリウム 0.9g ポリオキシエチレン−ソルビタンモノオレエート 0.4g メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g メチル−パラベン 0.18g プロピル−パラベン 0.02g 注射用蒸留水 10.0ml 上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウム及び塩化ナト
リウムを攪拌しながら80℃で上記の約半量の蒸留水に
溶解させる。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明
の有効成分化合物、次いでポリエチレングリコール及び
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートを、上記
溶液中に溶解させる。次にその溶液に注射用蒸留水を加
えて最終の容量に調製し、適当なフィルターペーパーを
用いて滅菌濾過することにより滅菌して、注射剤を調製
する。
【0731】 製剤例4 (S)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−(2− クロロ−4−プロピルアミノベンゾイル)−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 1g アビセル(商標名、旭化成社製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40g エタノール 40g 本発明有効成分化合物、アビセル、コーンスターチ及び
ステアリン酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R10m
mのキネで打錠する。得られた錠剤をヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリエチレングリコール−600
0、ヒマシ油及びエタノールからなるフィルムコーティ
ング剤で被覆を行ない、フィルムコーティング錠を製造
する。
【0732】 製剤例5 7−クロロ−(R)−5−〔(4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル メチル〕−1−(2−クロロ−4−イソプロピルアミノベンゾイル) −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 1.0g クエン酸 1.0g ラクトース 33.5g リン酸ニカルシウム 70.0g プルロニックF−68 30.0g ラウリル硫酸ナトリウム 15.0g ポリビニルピロリドン 15.0g ポリエチレングリコール(カルボワックス1500) 4.5g ポリエチレングリコール(カルボワックス6000) 45.0g コーンスターチ 30.0g 乾燥ステアリン酸ナトリウム 3.0g 乾燥ステアリン酸マグネシウム 3.0g エタノール 適量 本発明有効成分化合物、クエン酸、ラクトース、リン酸
二カルシウム、プルロニックF−68及びラウリル硫酸
ナトリウムを混合する。
【0733】上記混合物をNo.60スクリーンでふる
い、ポリビニルピロリドン、カルボワックス1500及
び同6000を含むアルコール製溶液で湿式粒状化す
る。必要に応じてアルコールを添加して粉末をペースト
状塊にする。コーンスターチを添加し、均一な粒子が形
成されるまで混合を続ける。混合物をNo.10スクリ
ーンを通過させ、トレイに入れ、100℃のオープンで
12〜14時間乾燥する。乾燥粒子をNo.16スクリ
ーンでふるい、乾燥ラウリル硫酸ナトリウム及び乾燥ス
テアリン酸マグネシウムを加えて混合し、打錠機で所望
の形状に圧縮する。
【0734】上記の芯部をワニスで処理し、タルクを散
布し、湿気の吸収を防止する。芯部の周囲に下塗り層を
被覆する。内服用のために充分な回数のワニス被覆を行
なう。錠剤を完全に丸く且つ平滑にするために更に下塗
り層及び平滑被覆が適用される。所望の色合が得られる
まで着色被覆を行なう。乾燥後、被覆錠剤を磨いて均一
な光沢の錠剤にする。
【0735】 製剤例6 7−クロロ−(S)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル− 1−(3−メトキシ−4−イソブチルアミノベンゾイル)− 2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 0.1g ポリエチレングリコール(分子量:4000) 0.3g 塩化ナトリウム 0.9g ポリオキシエチレン−ソルビタンモノオレエート 0.4g メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g メチル−パラベン 0.18g プロピル−パラベン 0.02g 注射用蒸留水 10.0ml 上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウム及び塩化ナト
リウムを攪拌しながら80℃で上記の約半量の蒸留水に
溶解させる。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明
の有効成分化合物、次いでポリエチレングリコール及び
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートを、上記
溶液中に溶解させる。次にその溶液に注射用蒸留水を加
えて最終の容量に調製し、適当なフィルターペーパーを
用いて滅菌濾過することにより滅菌して、注射剤を調製
する。
【0736】参考例1 氷冷下、60%NaH(33.8g)のテトラヒドロフ
ラン(2リットル)懸濁液にエチル ジエチルホスホノ
アセテート(189ml)を滴下し、その後室温にて1
時間半撹拌した。そこへ、室温にて1−(p−トルエン
スルホニル)−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン(150g)を少しずつ加
え、50℃にて8時間撹拌した。反応液に水を加えた
後、酢酸エチルにて3回抽出した。有機層を水洗し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残った
結晶を濾取し、n−ヘキサンにて洗浄した後、乾燥し
て、1−(p−トルエンスルホニル)−5−エトキシカ
ルボニルメチリデン−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン170.4gを得た。
【0737】白色粉末状1 H−NMR(CDCl3、200MHz)δppm;
1.09,1.31(3H,各t,各 J=7.1H
z)、1.44−1.90(2H,m)、2.15−
2.50(1H,m)、2.36,2.37(3H,各
s)、2.57−2.89(1H,m)、3.65−
4.03(2H,m)、3.97,4.14(2H,各
q,各 J=7.1Hz)、5.29,5.62(1
H,各s)、6.98−7.76(8H,m)。
【0738】参考例2 5−エトキシカルボニルメチリデン−1−(p−トルエ
ンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピン(18.6g)、メタノール(130
ml)及び4N−水酸化ナトリウム/メタノール(9.
7ml)の混合物を3時間加熱還流した。その後4N−
水酸化ナトリウム/メタノール(12ml)を追加し、
4時間半加熱還流した。更に5N−水酸化ナトリウム水
溶液(9.7ml)を加え1時間還流後濃縮した。残渣
に水と酢酸エチルを加え、これに濃塩酸を加えて酸性と
した。全体を酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、硫
酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残渣にジエチルエー
テル−n−ヘキサンを加えて結晶化後、メタノール−水
より再結晶して、5−カルボキシメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−(p−トルエンスルホニル)−1H−ベンゾ
アゼピン17.1gを得た。
【0739】mp114〜116℃ 無色針状晶。
【0740】参考例3 1−(p−トルエンスルホニル)−5−エトキシカルボ
ニルメチリデン−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピン(229g)のメタノール(3リット
ル)懸濁液にマグネシウム(117g)を5回に分けて
加え、室温で撹拌した。この時、水素が発生するので、
水素の発生が収まったところでマグネシウムを追加して
いった。また急激に水素が発生しそうな時は氷冷した。
マグネシウムが溶けた後、室温にて12時間撹拌した。
反応液を氷冷し、メカニカルスターラー撹拌下、濃硫酸
(270ml)を滴下した後30分撹拌した。析出した
硫酸マグネシウムを濾去し、メタノールを減圧留去し
た。飽和炭酸水素ナトリウム水で約pH8とし、ジクロ
ロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を水洗乾燥後、
ジクロロメタンを留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル−n−ヘキサン
=1:10)にて精製し、5−メトキシカルボニルメチ
ル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼ
ピン100gを得た。
【0741】無色油状物1 H−NMR(CDCl3、200MHz)δppm;
1.53−2.12(4H,m)、2.64−2.99
(3H,m)、3.13−3.35(1H,m)、3.
36−3.79〔5H,m(3.58,3H s)〕、
6.69(1H,dd,J=1.3Hz,J=8.0H
z)、6.82(1H,td,J=1.3Hz,J=
7.4Hz)、7.01(1H,dd,J=1.6H
z,J=7.4Hz)、7.09(1H,td,J=
1.6Hz,J=8.0Hz)。
【0742】参考例4 2−クロロ−4−ピロリジニル安息香酸(112g)に
塩化チオニル(150ml)及び1−メチル−2−ピロ
リドン(1ml)を加え、室温で4時間撹拌した。塩化
チオニルを減圧留去し、更にトルエンにて共沸後、残渣
のジクロロメタン溶液を、氷冷下の5−メトキシカルボ
ニルメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン(110g)とピリジン(70ml)のジ
クロロメタン(700ml)溶液へ滴下し、その後2時
間撹拌した。反応液を塩酸酸性とし、析出する結晶を濾
去した。濾液をpH約8とし、ジクロロメタンで抽出し
た。ジクロロメタン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、ジクロロメタンを留去した。結晶を濾取し、熱メタ
ノールに溶解し、この溶液を活性炭にて処理し、活性炭
をセライト濾去後、濾液を冷却した。析出した結晶を濾
取し、これをジエチルエーテルにて洗浄し、メタノール
より再結晶後、乾燥して、5−メトキシカルボニルメチ
ル−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベン
ゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン183gを得た。
【0743】mp157.5〜158℃ 無色プリズム状晶。
【0744】参考例5 5−メトキシカルボニルメチル−1−〔4−(1−ピロ
リジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(183g)を
メタノール(2リットル)に懸濁させ、そこへ5N水酸
化ナトリウム(171ml)を加え、60℃で4時間撹
拌した。その後5N水酸ナトリウム(60ml)を追加
し、70℃で1時間撹拌した。塩酸酸性とし、メタノー
ルを減圧留去し、結晶を濾取した後、水洗乾燥して、5
−カルボキシメチル−1−〔4−(1−ピロリジニル)
−2−クロロベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン142gを得た。
【0745】mp227.5〜228℃ 白色粉末状。
【0746】参考例6 5−カルボキシメチル−1−〔4−(1−ピロリジニ
ル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン204gに室温にて、
水溶性カルボジイミド(water soluble carbodiimid
e)132.6g、4−ジメチルアミノピリジン66.
4g及び(R)−(−)−2−ヘプタノール68.9g
を加え、室温にて5〜6時間撹拌した。反応液を塩酸酸
性とし、酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、酢酸エチルを留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;酢酸エチル;n−ヘキサン=1:10→1:7→
1:5→1:3)にて、精製して、(5S)−5−
((R)−2−ヘプチルオキシカルボニルメチル)−1
−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイ
ル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピンを多く含む留分を油状物として30g(以下この
化合物を「化合物A」という)及び(5R)−5−
((R)−2−ヘプチルオキシカルボニルメチル)−1
−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイ
ル)〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン33g(以下この化合物を「化合物B」とい
う)を結晶として得た。
【0747】化合物Aを多く含む留分は、引き続き以下
のように処理された。また化合物Bの結晶をジエチルエ
ーテル−n−ヘキサンより再結晶して化合物B 33g
を得た。
【0748】化合物Aを多く含む留分30gをメタノー
ル120ml中に50〜60℃で溶解し、6N−水酸化
ナトリウム水25mlを加え、同温度にて3時間撹拌し
た。濃塩酸を加えて弱酸性に戻し(pH約5〜6)、溶
媒を留去した。酢酸エチル、水を加えて分液し、有機層
を除去した。水層に25%水酸化ナトリウム水を加えて
アルカリ性にし、塩化メチレンを用いて逆抽出を行っ
た。上記有機層にも塩化メチレン液層とシリカゲルカラ
ムクロマトグラフ上に全く同一の化合物が残っていたた
め、この二つの層をまとめて硫酸マグネシウム上で乾燥
後、溶媒を留去し、得られた固形物を酢酸エチルより洗
浄、濾取、乾燥し、18.5gの白色粉末を得た。
【0749】上記で得られた白色粉末18.5gをDM
F180mlに溶解し、4−ジメチルアミノピリジン6
g、水溶性カルボジイミド12g及び(S)−(+)−
2−ヘプタノール7.7mlを加え、室温にて一夜撹拌
した。酢酸エチル1リットルを用いて希釈した。5%塩
酸150ml、水1リットルを加えて洗浄、分液した。
この洗浄操作を3回行い、有機層を分取し、硫酸マグネ
シウム上で乾燥した。溶媒を留去して24gの粗生成物
をオイルとして得た。シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4)で
精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶を行い、
無色針状晶の(5S)−5−((S)−2−ヘプチルオ
キシカルボニルメチル)−1−〔4−(1−ピロリジニ
ル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(以下この化合物を
「化合物A’」という)を7.74g得た。
【0750】化合物A’ mp106〜107℃(酢酸エチル−n−ヘキサンより
再結晶) 無色針状 〔α〕D 23:+217゜(C=0.55、エタノール) 光学純度:99%ee以上。
【0751】化合物B; mp104〜105℃(ジエチルエーテル−n−ヘキサ
ンより再結晶) 無色プリズム状 〔α〕D 22:−231.2゜(C=0.5、エタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3、200MHz)δppm; 0.65−2.25(23H,m)、2.48−3.9
7,4.38−4.68,4.78−5.24〔全9
H,m(2.67,1H,dd,J=7.4Hz,J=
6Hz)(2.89,1H,dd,J=8.1Hz,J
=16Hz)〕、5.93−6.19,6.27−7.
50[全7H,m(6.09,dd,J=2.4Hz,
J=8.0Hz)(6.38,d,J=2.3Hz)] 光学純度:99%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;TSK−80Tm(東ソー(株)製) 移動相;アセトニトリル:水:酢酸=75:25:1 検出器;UV254nm 流速;1.0ml/分 保持時間;15分(R−R)体,16分(S−R)体。
【0752】参考例7 5−ヒドロキシメチル−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン9.94g及びジイソプロピルエーテル150m
lに、−2℃、撹拌下、酢酸ビニル7.75g及びリパ
ーゼQL(8%)0.80gを加え、−2℃〜1℃にて
1.5時間撹拌した。リパーゼQLをセライトを用い濾
去し、濾液を留去後、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=3:1→1:1)にて精製して、(5S)−5−ヒ
ドロキシメチル−1−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
(以下この化合物を「化合物C」という)4.54g及
び(5R)−5−アセチルオキシメチル−1−(p−ト
ルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン(以下この化合物を「化合物D」
という)5.63gを得た。
【0753】化合物C; 無色油状 〔α〕D 25:+9.1゜(C=1、クロロホルム)1 H−NMR(CDCl3、250MHz)δppm;
1.00−2.25(4H,br)、2.44(3H,
s)、2.50−3.50(2H,br)、3.70−
4.00(2H,br)、4.00−4.35(2H,
br)、6.90−7.40(6H,m)、7.60−
7.80(2H,m) 光学純度:99%ee以上 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OJ(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:イソプロピルアルコール:ジエ
チルアミン=700:300:1 検出器;UV254nm チャートスピード;1mm/分 保持時間;8.2分(R)体,6.9分(S)体。
【0754】化合物D mp97〜99℃(酢酸エチル−n−ヘキサンより再結
晶) 無色針状 〔α〕D 25:−13.7゜(C=1、クロロホルム) 光学純度:99.1%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OJ(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:イソプロピルアルコール:ジエ
チルアミン=700:300:1 検出器;UV254nm チャートスピード;1mm/分 保持時間;17.0分(R)体,12.5分(S)体。
【0755】参考例8 (5S)−5−ヒドロキシメチル−1−(p−トルエン
スルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン4.44g及びジクロロメタン70ml
に氷冷撹拌下、ピリジン3.18g及びメチルスルホニ
ルクロリド3.87gを加え、室温にて終夜撹拌した。
反応溶液に5%塩酸を加え、ジクロロメタンにて抽出し
た。硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)に
て精製して(5S)−5−メチルスルホニルオキシ−1
−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン5.18gを得た。
【0756】無色カラメル状1 H−NMR(CDCl3、250MHz)δppm;
1.00−2.25(4H,br)、2.46(3H,
s)、2.95(3H,s)、2.90−3.50(2
H,br)、4.00−4.80(3H,br)、6.
90−7.40(6H,m)、7.60−7.80(2
H,m)。
【0757】参考例9 (5S)−5−メチルスルホニルオキシ−1−(p−ト
ルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン5.16g、アセトニトリル45
ml及びヨウ化ナトリウム2.65gの混合物を30分
加熱還流後、更に2.65gのヨウ化ナトリウムを追加
し、合計2時間加熱還流する。反応溶液に氷を加え、ジ
クロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を5%ナト
リウムチオサルフェート5水和物水溶液にて洗浄後、硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−
ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製して、(5
S)−5−ヨウ化メチル−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン1.89gを得た。
【0758】黄色油状1 H−NMR(CDCl3、250MHz)δppm;
1.00−2.05(4H,br)、2.45(3H,
s)、2.80−3.80(3H,br)、3.80−
4.50(2H,br)、7.10−7.45(6H,
m)、7.50−7.90(2H,m)。
【0759】参考例10 (5S)−5−ヨウ化メチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン1.41g、シアン化カリウム0.42g、
18−クラウン−6触媒量及びジメチルホルムアミド1
6mlの混合物を85℃にて1時間加熱撹拌した。更に
シアン化カリウム0.42gを追加し、合計85℃にて
6時間加熱撹拌した。反応液に氷を加え、酢酸エチル−
トルエンにて抽出した。硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶
媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=4:
1)にて精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶
して、(5R)−5−シアノメチル−1−(p−トルエ
ンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピン0.41gを得た。
【0760】mp106℃ 無色針状 〔α〕D 25:+16.0゜(C=0.1、メタノール) 参考例11 (5R)−5−シアノメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン0.51g、水27ml及び20%塩酸メタ
ノール15mlの混合液を3.5時間加熱還流した。メ
タノールを留去後、ジクロロメタン抽出し、硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後、溶媒を留去して得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)にて精製して、(5R)−5
−メトキシカルボニルメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン0.30gを得た。
【0761】白色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6、250MHz)δpp
m;1.60−1.95(4H,br)、2.43(3
H,s)、2.50−2.90(2H,br)、2.9
0−3.55(2H,br)、3.64(3H,s)、
3.80−4.40(1H,br)、7.00−7.4
0(6H,m) 光学純度:96.4%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OJ(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール:トリフルオロ酢酸
=800:200:3 検出器;UV254nm チャートスピード;1mm/分 保持時間;14.6分(R)体,24.4分(S)体。
【0762】参考例12 (5S)−5−ヒドロキシメチル−1−(p−トルエン
スルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン1.33g、トリフェニルホスフィン
2.10g、四臭化炭素2.65g及びジクロロメタン
50mlの混合物を室温にて30分撹拌した。反応液を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ込み、ジクロロ
メタンで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去
して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液;ジクロロメタン:n−ヘキサン=4:1)
にて精製後、ジエチルエーテル−n−ヘキサンより再結
晶して、(5S)−5−ブロモメチル−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン1.26gを得た。
【0763】mp110〜111℃ 〔α〕D 25:+3.6゜(C=0.1、メタノール) 参考例13 (5S)−5−ブロモメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン0.83g、シアン化カリウム0.27g及
びジメチルスルホキシド9mlの混合物を45〜50℃
にて3時間加熱撹拌した。反応溶液に氷を加え、酢酸エ
チル−ジエチルエーテルにて抽出した。硫酸ナトリウム
にて乾燥、溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸
エチル=6:1)にて精製後、酢酸エチル−n−ヘキサ
ンより再結晶して、(5R)−5−シアノメチル−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.60gを得た。
【0764】mp106℃ 無色針状 〔α〕D 25:+16.0゜(C=0.1、メタノール) 参考例14 (5R)−5−アセチルオキシメチル−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン1.49g、炭酸カリウム1.11
g及びメタノール15mlの混合物を室温にて20分撹
拌した。反応液を水に注ぎ込み、ジクロロメタンで抽出
した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して、(5
R)−5−ヒドロキシメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン1.33gを得た。
【0765】無色油状 〔α〕D 25:−8.9゜(C=1、クロロホルム)1 H−NMR(CDCl3、250MHz)δppm;
1.00−2.25(4H,br)、2.44(3H,
s)、2.50−3.50(2H,br)、3.70−
4.00(2H,br)、4.00−4.35(2H,
br)、6.90−7.40(6H,m)、7.60−
7.80(2H,m) 光学純度:98.7%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OJ(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:イソプロピルアルコール:ジエ
チルアミン=700:300:1 検出器;UV254nm チャートスピード;1mm/分 保持時間;8.2分(R体),6.9分(S体)。
【0766】参考例15 適当な出発原料を用い、参考例12と同様にして以下の
化合物を得た。
【0767】(5R)−5−ブロモメチル−1−(p−
トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン mp110〜111℃(ジエチルエーテル−n−ヘキサ
ンより再結晶) 白色粉末状 〔α〕D 25:−2.4゜(C=0.1、メタノール)。
【0768】参考例16 適当な出発原料を用い、参考例13と同様にして以下の
化合物を得た。
【0769】(5S)−5−シアノメチル−1−(p−
トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン mp108〜111℃(酢酸エチル−n−ヘキサンより
再結晶) 無色針状 〔α〕D 25:−16.0゜(C=0.1、メタノー
ル)。
【0770】参考例17 適当な出発原料を用い、参考例11と同様にして以下の
化合物を得た。
【0771】(5S)−5−メトキシカルボニルメチル
−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン 無色針状1 H−NMR(DMSO−d6、250MHz)δpp
m;1.60−1.95(4H,br)、2.43(3
H,s)、2.50−2.90(2H,br)、2.9
0−3.55(2H,br)、3.64(3H,s)、
3.80−4.40(1H,br)、7.00−7.4
0(6H,m)、7.70−7.85(2H,m) 光学純度:98.8%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OJ(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール:トリフルオロ酢酸
=800:200:3 検出器;UV254nm チャートスピード;1mm/分 保持時間;14.6分(R体),24.4分(S体)。
【0772】参考例18 5−カルボキシメチリデン−1−(p−トルエンスルホ
ニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン3.0g及びイソプロピルアミン2.5gのジ
メチルホルムアミド30ml溶液にシアノリン酸ジエチ
ル2.1gを加え、室温にて30分間撹拌した。水を加
え、酢酸エチルにて抽出し、抽出液を水洗、乾燥、濃縮
し、析出晶をクロロホルム−ジイソプロピルエーテルに
て再結晶して5−イソプロピルアミノメチリデン−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(トランス体)3.2g
を得た。
【0773】白色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δpp
m;1.09(6H,d,J=6.6Hz)、1.55
−1.75(2H,m)、2.35(3H,s)、2.
77(2H,br)、3.60−3.73(2H,
m)、3.84(1H,sextet,J=7.0H
z)、5.48(1H,s)、7.14−7.50(8
H,m)、7.73(1H,d,J=7.3Hz)。
【0774】適当な出発原料を用い、参考例18と同様
にして以下の化合物を得た。
【0775】5−イソプロピルアミノカルボニルメチル
−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3−ジヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン 白色粉末状(クロロホルム−ジイソプロピルエーテルよ
り再結晶)1 H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δpp
m;1.03(6H,d,J=6.6Hz)、1.95
−2.20(2H,m)、2.38(3H,s)、2.
70(2H,s)、3.70−4.20(3H,m)、
5.83(1H,t,J=6.2Hz)、7.20−
7.45(6H,m)、7.49(2H,d,J=8.
3Hz)、7.64(1H,d,J=7.8Hz)。
【0776】5−イソプロピルアミノカルボニルメチリ
デン−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(シス体) 白色粉末状(クロロホルム−ジイソプロピルエーテルよ
り再結晶)1 H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δpp
m;0.82(6H,d,J=6.5Hz)、1.77
(2H,br)、2.29(2H,br)、2.41
(3H,s)、3.50−3.90(3H,m)、5.
91(1H,s)、6.73(1H,d,J=7.8H
z)、6.79−6.92(1H,m)、7.00−
7.55(5H,m)、7.71(2H,d,J=8.
1Hz)。
【0777】実施例1 5−メトキシカルボニルメチル−1−(4−アミノ−2
−クロロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン50g、n−ヨードプロパン1
30ml及び炭酸ナトリウム185gのジメチルホルム
アミド1.0リットル懸濁液を60℃で一夜攪拌した。
酢酸エチルを加え、水洗、乾燥、濃縮後、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メ
タノール=50:1)で精製を行い、白色粉末状の5−
メトキシカルボニルメチル−1−(4−n−プロピルア
ミノ−2−クロロベンゾイル)−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン30gを得た。
【0778】上記で得られた5−メトキシカルボニルメ
チル−1−(4−n−プロピルアミノ−2−クロロベン
ゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン880mgをエタノール20mlに溶解し、
6N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で一
夜攪拌した。塩酸を用いて反応系内を酸性とし、酢酸エ
チルで抽出した。乾燥後濃縮し、白色粉末状の5−カル
ボキシメチル−1−(4−n−プロピルアミノ−2−ク
ロロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン800mgを得た。
【0779】上記で得られた5−カルボキシメチル−1
−(4−n−プロピルアミノ−2−クロロベンゾイル)
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン800mg及びイソプロピルアミン1.0mlのジメ
チルホルムアミド20ml溶液に、シアノリン酸ジエチ
ル391mgを室温下に滴下した。一夜攪拌後、酢酸エ
チルを加え、水洗、乾燥、濃縮後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノー
ル=50:1)で精製を行い、更にジエチルエーテルで
結晶化を行い、融点140〜143℃の5−イソプロピ
ルアミノカルボニルメチル−1−(4−n−プロピルア
ミノ−2−クロロベンゾイル)−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン840mgを得た。
【0780】適当な出発原料を用い、上記実施例1と同
様にして、下記表2〜表14に示す化合物を得た。
【0781】
【表2】
【0782】
【表3】
【0783】
【表4】
【0784】
【表5】
【0785】
【表6】
【0786】
【表7】
【0787】
【表8】
【0788】
【表9】
【0789】
【表10】
【0790】
【表11】
【0791】
【表12】
【0792】
【表13】
【0793】
【表14】
【0794】上記で得られる各実施例化合物のNMRス
ペクトルは、次の通りである。
【0795】実施例2の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.4−1.4,
1.4−2.4,2.4−2.85,2.85−3.
3,3.3−5.0及び5.0−5.8(全29H,
m),6.29及び6.5−7.5〔全6H,m,6.
29(d,J=8.4Hz)〕。
【0796】実施例4の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.59(3H,
d,J=6.5Hz),0.97(3H,d,J=6.
5Hz),1.1−2.7,2.8−3.1及び3.2
5−4.0〔全16H,m,3.02(s)〕,6.4
−6.7及び7.15−7.35(全7H,m)。
【0797】実施例5の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.65−4.6
5〔全29H,m,2.35(s)〕,5.85−7.
68(全7H,m)。
【0798】実施例6の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.69−
2.28{7H,m[1.08(t),1.19
(t)]},2.30−5.02(18H,m),5.
52−7.61(9H,m),11.08−11.71
(1H,m)。
【0799】実施例10の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.70−
2.08,2.30−3.75及び4.15−4.66
{全31H,m[2.75(s)]},6.12−7.
65(9H,m),11.2−11.7(1H,m)。
【0800】実施例11の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.50−
2.05,2.22−4.00,4.18−4.50,
4.80−4.98及び5.50−5.70{全27
H,m[3.84(t,J=6.85Hz),4.33
(t,J=7.7Hz)]},6.15−7.58及び
7.82−8.11(全10H,m),8.38−9.
50(1H,m)。
【0801】実施例15の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.80−1.1
0,1.10−1.42,1.42−4.20,4.4
2−4.60及び4.95−5.15{全27H,m
[2.17(s),2.33(s)]},5.95−
6.22(1H,m),6.38−7.50(7H,
m)。
【0802】実施例16の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.75−1.1
2,1.15−1.47,1.47−2.32,2.4
9−4.60及び4.92−5.08{全30H,m
[3.30(s),3.42(s)]},6.75−
7.90(8H,m)。
【0803】実施例17の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.82−1.1
0,1.10−1.38,1.38−2.18,2.1
8−4.20及び4.38−4.55(全20H,
m),6.00−6.21及び6.38−6.70(全
2H,m),6.75−7.70(10H,m),8.
38−8.58(1H,m)。
【0804】実施例18の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.80−1.1
0,1.15−2.40及び2.65−4.70〔全2
7H,m,1.02(t,J=7.2Hz),1.67
(q,J=7.2Hz)〕,6.05−6.18,6.
40−6.70及び6.80−7.50(全7H,
m)。
【0805】実施例19の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.65(3H,
t,J=7.3Hz),0.85−1.50,1.50
−2.15,2.15−2.50及び2.50−4.2
0〔全19H,m,1.02(t,J=7.3H
z)〕,6.50−6.75〔全3H,m,6.55
(dd,J=2.2Hz,8.3Hz),6.63
(d,J=2.2Hz)〕,7.10−7.40(5
H,m)。
【0806】実施例20の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.90−1.1
0,1.25−1.50,1.50−2.25,2.3
0−2.85,2.85−3.20,3.30−3.5
5及び3.70−4.10〔全26H,m,0.999
(s)〕,6.41(1H,brs),6.50−6.
65(2H,m),7.10−7.45(5H,m)。
【0807】実施例21の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.85−1.1
0,1.18−1.42,1.42−2.20,2.2
0−4.10及び4.45−4.60(全30H,
m),5.95−6.23(1H,m),6.36−
6.70(3H,m),6.80−7.50(3H,
m)。
【0808】実施例22の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.80−1.1
1,1.15−2.20,2.30−2.50,2.5
0−4.20,4.42−4.65及び4.95−5.
15(全25H,m),6.00及び6.17(1H,
dd,J=2.3Hz,8.5Hz),6.38−6.
67及び6.67−7.40(全6H,m)。
【0809】実施例23の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.85−1.1
3,1.50−2.12,2.12−2.35,2.3
5−2.90,2.90−3.30及び3.30−4.
20〔全20H,m,1.03(t,J=7.3H
z)〕,6.55(1H,dd,J=2.2Hz,8.
3Hz),6.63(1H,d,J=2.2Hz),
7.12−7.45(5H,m),9.53(1H,
s)。
【0810】実施例25の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.85−1.4
0,1.40−4.10及び4.40−4.60(全3
1H,m),6.12−6.20及び6.38−7.5
0(全8H,m)。
【0811】実施例26の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.85−1.1
0,1.45−2.20,2.48−2.65及び2.
80−4.61〔全17H,m,1.03(t,J=
7.3Hz)〕,6.02−6.10及び6.35−
7.48(9H,m),10.60−11.59(1
H,brs)。
【0812】実施例27の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.90−1.1
0,1.55−2.20,2.35−2.55,2.6
2−3.60及び3.90−4.20〔全17H,m,
1.03(t,J=7.2Hz)〕,6.57(1H,
dd,J=2.2Hz,8.4Hz),6.65(1
H,d,J=2.2Hz),6.96−7.50(6
H,m),7.65−7.78(1H,m),8.18
(1H,dd,J=1.5Hz,4.8Hz),8.3
3(1H,d,J=2.3Hz),8.89(1H,
s)。
【0813】実施例28の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.90−1.1
0,1.20−2.10,2.20−2.40,2.5
0−3.60及び3.90−4.20〔全23H,m,
1.03(t,J=6.7Hz)〕,6.57(1H,
dd,J=2.2Hz,8.4Hz),6.65(1
H,d,J=2.2Hz),6.76−6.95(2
H,m),6.98(1H,s),7.08−7.38
(5H,m),7.42(1H,s)。
【0814】実施例30の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.94−
2.25(8H,m),2.31−5.02(20H,
m),5.99−7.56〔全7H,m,6.11
(d,J=8.8Hz)〕,11.04−11.60
(1H,brs)。
【0815】実施例31の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.92−
2.27〔全11H,m,1.28(t,J=7.2H
z)〕,2.32−5.00(19H,m),6.01
−7.53〔全7H,m,6.11(d,J=8.8H
z)〕,10.98−11.62(1H,brs)。
【0816】実施例33の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.98−
2.10(8H,m),2.37−3.76,4.17
−4.62及び4.78−4.99(全20H,m),
6.10−7.55〔全6H,m,6.17(d,J=
8.3Hz)〕,11.15−11.58(1H,br
s)。
【0817】実施例34の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.59及び0.
99(各3H,各d,J=6.5Hz,2.6Hz),
1.08−1.33,1.42−2.39及び2.40
−4.09(全18H,m),6.08−7.41(7
H,m)。
【0818】実施例35の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.04−
2.20(14H,m),2.39−3.84,4.1
5−4.43及び4.80−5.02(全17H,
m),6.05−7.55(7H,m),8.43−
8.67(1H,m),9.85−10.23(1H,
m)。
【0819】実施例36の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.90−
4.50(30H,m),6.01−7.50(7H,
m),10.54−11.10(1H,m)。
【0820】実施例37の化合物1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.99−
2.22(14H,m),2.42−4.49(20
H,m),5.98−7.39(7H,m),9.72
−10.11(1H,m)。
【0821】実施例42の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.16−2.4
0(8H,m),2.47−5.78(11H,m),
5.95−7.69(8H,m)。
【0822】実施例48の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.95−2.4
0,2.80−3.40,3.75−4.42及び5.
20−5.45(全26H,m),5.95−6.19
及び6.30−7.45(全7H,m)。
【0823】実施例49の化合物1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.10−2.6
0,2.80−4.00,4.22−4.41及び5.
03−5.20〔全30H,m,2.32(s),1.
95(s)〕,5.97−6.18(1H,m),6.
26−7.45(6H,m)。
【0824】実施例50 5−カルボキシメチル−2,3−ジヒドロ−1−(p−
トルエンスルホニル)−1H−ベンゾアゼピン120g
及び[(S)−(−)−2,2’−ビス(ジフェニルホ
スフィノ)−1,1’−ビナフチル]ルテニウム(II)
アセテート[Ru(OCOCH32−(S)−BINA
P]1.41gを脱気乾燥メタノール400mlに溶解
し、水素圧が4気圧の雰囲気下、36時間撹拌した。反
応終了後、メタノールを留去し、得られた残渣をトルエ
ン2リットルに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液
にて抽出した。濃塩酸を加え酸性とし、酢酸エチル(2
リットル×2回)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去して、(5R)−5−カルボキシメチル
−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン118gを得た。
【0825】白色固体1 H−NMR(DMSO−d6、200MHz)δpp
m;1.26−2.00(3H,br)、2.41(3
H,s)、2.52−2.80,2.80−4.30
(全6H,m)、6.90−7.09(1H,br)、
7.09−7.33(3H,m)、7.35−7.55
(2H,m)、7.60−7.90(2H,m)、1
2.18(1H,s) 光学純度:76%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALPAK AD(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール:トリフルオロ酢酸
=900:100:3 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;15分(R体),14分(S体)。
【0826】実施例51 (5R)−5−カルボキシメチル−1−(p−トルエン
スルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン115.6gの乾燥ジクロロメタン70
0ml溶液へ、チオニルクロリド70ml及び1−メチ
ル−2−ピロリドン1mlを加え、還流下に3時間撹拌
した。この溶液を、氷冷下のイソプロピルアミン274
mlのジクロロメタン300ml溶液へ滴下した後、1
2時間撹拌した。ジクロロメタンを減圧留去し、3N水
酸化ナトリウム水1リットルを加え、これを酢酸エチル
にて抽出した。有機層を水洗、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後溶媒留去した。75%メタノール−水700ml
にて再結晶して、(5R)−5−イソプロピルアミノカ
ルボニルメチル−1−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
63.2gを得た。
【0827】mp131〜133℃ 〔α〕D:−21.8゜(C=0.5、エタノール) 光学純度:99%ee以上 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;アセトニトリル:0.5M−過塩素酸ナトリウ
ム水溶液=1:1 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;11分(R体),10分(S体)。
【0828】実施例52 (5S)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−
1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1g、アニソール1
g及び濃硫酸2mlの混合物を、98〜104℃(外
温)で3.5時間撹拌した。水60mlで希釈し、ジエ
チルエーテルで洗浄後、水層を水酸化ナトリウム水溶液
を用いてpH9〜10とし、酢酸エチル100mlで2
回抽出した。酢酸エチル層を食塩水にて洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去して630mgの油状
物を得た。これを、酢酸エチル−n−ヘキサン(1:1
5)を少量加えて結晶化させ、濾取し、酢酸エチル−n
−ヘキサンより、再結晶して、(5S)−5−イソプロ
ピルアミノカルボニルメチル−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン470mgを得た。
【0829】白色粉末状 mp91〜92℃ 〔α〕D 25:+81.891゜(C=1.005、エタ
ノール) 光学純度:99%ee以上 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;アセトニトリル:0.5M−過塩素酸ナトリウ
ム水溶液=35:65 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;12分(R体),7分(S体)。
【0830】実施例53 2−クロロ−4−ピロリジル安息香酸1gに塩化チオニ
ル10mlを加え、N−メチルピロリドン1滴を加えて
1時間室温で撹拌した。続いてこのものを減圧下濃縮
し、濃縮物をトルエン10mlに溶かして再度減圧下濃
縮し、2−クロロ−4−ピロリジニル安息香酸クロリド
(酸クロリド)を淡黄色粉末物として得た。次いで(5
R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1g
をジクロロメタン20mlに溶かし、ピリジン1.64
mlを加えて撹拌したものの中へ、上記の酸クロリドを
ジクロロメタン5mlに溶かしたものを室温で滴下し
た。1時間撹拌した後、1N−水酸化ナトリウム水溶液
10mlを加えて30分撹拌し、酢酸エチル20mlを
加えて抽出し、炭酸ナトリウムで乾燥後、アセトニトリ
ルで結晶化させ、アセトン−n−ヘキサンにて再結晶し
て、(5R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチ
ル−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベン
ゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン0.45gを得た。
【0831】mp183〜184℃ 白色粉末状 〔α〕D 20:−144゜(C=0.5、エタノール) 光学純度:99%ee以上 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール=9:1 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;9分(R体),12分(S体)。
【0832】実施例54 (5R)−5−((R)−2−ヘプチルオキシカルボニ
ルメチル)−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−ク
ロロベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン33gのメタノール500ml懸濁
液に、5N−水酸化ナトリウム水溶液25.8mlを加
え、40〜50℃にて2時間、加熱撹拌した。更に、5
N−水酸化ナトリウム水溶液を15ml追加し、50℃
にて3時間加熱撹拌した。反応液を塩酸酸性とし、メタ
ノールを留去した後、酢酸エチルにて抽出した。酢酸エ
チル層を水洗し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、酢酸エ
チルを留去した。酢酸エチル−ジエチルエーテルにて結
晶化後、ジエチルエーテル−n−ヘキサンにて洗浄し
て、(5R)−5−カルボキシメチル−1−〔4−(1
−ピロリジル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン21.1
gを得た。
【0833】mp191〜192℃ 白色粉末状 〔α〕D 22:−281.2゜(C=0.5、エタノー
ル) 光学純度:99%ee以上 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;アセトニトリル:0.5M−過塩素酸ナトリウ
ム水溶液(pH=2)=45:55 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;20分(R体),17分(S体)。
【0834】実施例55 (5R)−5−カルボキシメチル−1−〔4−(1−ピ
ロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン21gのジメ
チルホルムアミド400ml溶液に、室温下、イソプロ
ピルアミン21.7ml及びシアノリン酸ジエチル10
gを加えて、室温にて2時間撹拌した。反応液に水、酢
酸エチル:n−ヘキサン=10:1を加え、2回抽出し
た。有機層を5%クエン酸、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、水の順に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。酢酸エチル−n−ヘキサンを減圧留去後、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;
ジクロロメタン:メタノール:水酸化アンモニウム=1
000:5:0.2→1000:15:0.5)にて精
製後、アセトン−n−ヘキサンにて再結晶して、(5
R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−
〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン12.5gを得た。
【0835】mp183〜184℃ 白色粉末状 〔α〕D 20:−144゜(C=0.5、エタノール) 光学純度:99%ee以上 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール=9:1 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;9分(R体),12分(S体)。
【0836】実施例56 (5R)−5−シアノメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン102mg、水酸化カリウム84mg及びエ
チレングリコール2mlの混合物を170〜175℃に
て6時間加熱撹拌した。反応液を濃塩酸にて酸性とし、
酢酸エチルにて抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥後、得ら
れた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開
液;ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製し
て、(5R)−5−カルボキシメチル−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン108mgを得た。
【0837】白色不定形1 H−NMR(DMSO−d6、250MHz)δpp
m;1.26−2.00(3H,br)、2.41(3
H,s)、2.52−2.80,2.80−4.30
(全6H,br)、6.90−7.09(1H,b
r)、7.09−7.33(3H,m)、7.35−
7.55(2H,m)、7.60−7.90(2H,
m)、12.18(1H,s) 〔α〕D 25:+2.8゜(C=0.5、メタノール) 光学純度:96.8%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OJ(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール:トリフルオロ酢酸
=800:200:3 検出器;UV254nm チャートスピード;1mm/分 保持時間;8.1分(R体),9.9分(S体)。
【0838】実施例57 適当な出発原料を用い、実施例56と同様にして(5
S)−5−カルボキシメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピンを得た。
【0839】白色不定形1 H−NMR(DMSO−d6、250MHz)δpp
m;1.26−2.00(3H,br)、2.41(3
H,s)、2.52−2.80,2.80−4.30
(全6H,br)、6.90−7.09(1H,b
r)、7.09−7.33(3H,m)、7.35−
7.55(2H,m)、7.60−7.90(2H,
m)、12.18(1H,s) 〔α〕D 25:−2.4゜(C=0.5、メタノール) 光学純度:95.4%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OJ(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール:トリフルオロ酢酸
=800:200:3 検出器;UV254nm チャートスピード;1mm/分 保持時間;8.1分(R体),9.9分(S体)。
【0840】実施例58 (5S)−5−メトキシカルボニルメチル−1−(p−
トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン0.20g、5%水酸化ナトリ
ウム水溶液10ml及びメタノール10mlの混合物を
80℃にて3時間加熱撹拌した。反応液に氷を加え、更
に濃塩酸を加え酸性とし、ジクロロメタンにて抽出し
た。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して、(5
S)−5−カルボキシメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾ
アゼピン0.19gを得た。
【0841】白色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6、250MHz)δpp
m;1.26−2.00(3H,br)、2.41(3
H,s)、2.52−2.80,2.80−4.30
(全6H,br)、6.90−7.09(1H,b
r)、7.09−7.33(3H,m)、7.35−
7.55(2H,m)、7.60−7.90(2H,
m)、12.18(1H,s)。
【0842】実施例59 適当な出発原料を用い、実施例58と同様にして前記実
施例56の化合物を得た。
【0843】実施例60 適当な出発原料を用い、実施例54と同様にして以下の
化合物を得た。
【0844】(5S)−5−カルボキシメチル−1−
〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン mp191〜192℃(酢酸エチル−n−ヘキサンより
再結晶) 無色粉末状 〔α〕D 24:+283.5゜(C=0.6、エタノー
ル) 光学純度:99%ee以上 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール:ジエチルアミン=
900:100:1 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;20分(R体),16分(S体)。
【0845】実施例61 適当な出発原料を用い、実施例55と同様にして以下の
化合物を得た。
【0846】(5S)−5−イソプロピルアミノカルボ
ニルメチル−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−ク
ロロベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン mp182.5〜184.5℃(酢酸エチルより再結
晶) 白色粉末状 〔α〕D 24:+144.27゜(C=0.515、エタ
ノール) 光学純度:99.8%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;n−ヘキサン:エタノール=9:1 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;9分(R体),12分(S体)。
【0847】実施例62 適当な出発原料を用い、実施例51と同様にして以下の
化合物を得た。
【0848】(5S)−5−イソプロピルアミノカルボ
ニルメチル−1−(p−トルエンスルホニル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン mp131〜133℃(酢酸エチル−n−ヘキサンより
再結晶) 白色粉末状 〔α〕D 25:+21.2゜(C=0.5、エタノール) 光学純度:99%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;アセトニトリル:0.5M−過塩素酸ナトリウ
ム水溶液=1:1 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;11分(R体),10分(S体)。
【0849】実施例63 適当な出発原料を用い、実施例52と同様にして以下の
化合物を得た。
【0850】(5R)−5−イソプロピルアミノカルボ
ニルメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン mp89.5〜91℃ 白色粉末状 〔α〕D 26:−85.00゜(C=0.52、エタノー
ル) 光学純度:99.8%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;アセトニトリル:0.5M−過塩素酸ナトリウ
ム水溶液=35:65 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;12分(R体),7分(S体)。
【0851】実施例64 5−イソプロピルアミノカルボニルメチリデン−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(トランス体)473m
g及び[(S)−(−)−2,2’−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)−1,1’−ビナフチル]ルテニウム(I
I)アセテート10mgを脱気乾燥メタノール9.5m
lに溶解し、水素圧が5気圧の雰囲気下、48時間撹拌
還元した。溶媒を留去して(5R)−5−イソプロピル
アミノカルボニルメチル−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン366mgを得た。
【0852】mp131〜133℃ 白色粉末状(酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶) 〔α〕D 25:−20.8゜(C=1、エタノール) 光学純度:85.6%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;CHIRALCEL OD−R(ダイセル工業
(株)製) 移動相;アセトニトリル:0.5M−過塩素酸ナトリウ
ム水溶液=1:1 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×250mm 流速;1.0ml/分 保持時間;11分(R体),10分(S体)。
【0853】実施例65 5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−(p−
トルエンスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピンを用い、実施例64と同様にして還元して、
(5R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−
1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン371mgを得た。
【0854】mp131〜133℃ 白色粉末状(酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶) 〔α〕D 25:−20.0゜(C=1、エタノール) 光学純度:86.8%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;ULTRON ES−OVM(信和化工(株)
製) 移動相;アセトニトリル:20mM−リン酸水素カリウ
ム水溶液=15:85 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×150mm 流速;1.0ml/分 保持時間;12分(R体),6分(S体)。
【0855】実施例66 5−イソプロピルアミノカルボニルメチリデン−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(シス体)を用い、実施
例64と同様にして還元して、(5R)−5−イソプロ
ピルアミノカルボニルメチル−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン30mgを得た。
【0856】mp131〜133℃ 白色粉末状(酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶) 〔α〕D 25:−1.17゜(C=1、エタノール) 光学純度:9%ee 光学純度測定のHPLC分析条件は以下の通り カラム;ULTRON ES−OVM(信和化工(株)
製) 移動相;アセトニトリル:20mM−リン酸水素カリウ
ム水溶液=15:85 検出器;UV254nm カラム;4.6mm×150mm 流速;1.0ml/分 保持時間;12分(R体),6分(S体)。
【0857】薬理試験 ヒトV2受容体をコードする遺伝子を、ヒト子宮頚癌由
来のHeLa細胞に導入し、安定してヒトV2受容体を
発現している細胞(V2 −HeLa)を用いて、供試化
合物によるcAMPの産生量を指標に、アゴニスト活性
を測定した。
【0858】予め1mMIBMX(イソブチルメチルキ
サンチン)及び0.3%BSA(牛血清アルブミン)を
含有する10mMヘペスによりpH7.4に調製したD
MEM溶液(ダルベッコ変法イーグル培地)を準備し
た。継代培養されたV2 −HeLaを24ウエルの皿に
培養した。培養2〜3日後に、氷冷した生理的リン酸緩
衝液(PBS)にて2回洗浄後、これに上記で準備した
DMEM溶液200μl及び50μlの供試化合物(実
施例30で得られた化合物)を含むDMEM溶液を加
え、37℃で10分間反応させた。また供試化合物を添
加しない場合は、上記DMEM溶液200μlの代わり
にDMEM溶液250μlを用い、37℃で10分間反
応させた。反応終了後、反応液を吸引除去し、氷冷した
PBSにて1回洗浄し、更に0.1N塩酸水溶液500
μlにて細胞からcAMPを抽出し、測定まで−20℃
にて凍結保存した。cAMPは、ヤマサ社製cAMPキ
ットにて測定した。供試化合物を添加していない上記D
MEM溶液のみを使用したときのcAMP量を基準(1
00%)として、供試化合物を添加したときのcAMP
量を求め、増加率を算出した。結果を表15に示す。
【0859】
【表15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/55 ACS A61K 31/55 ACS ACV ACV ACX ACX ADD ADD ADP ADP // C07D 223/16 C07D 223/16 A 401/12 223 401/12 223 403/12 223 403/12 223 417/12 223 417/12 223 (72)発明者 菅 慶三 徳島県徳島市川内町金岡5番地の2 (72)発明者 棚田 喜久 徳島県鳴門市撫養町斉田字東発19番地の3 (72)発明者 栗村 宗明 徳島県鳴門市撫養町小桑島字前浜252番地 (72)発明者 森田 清司 徳島県徳島市北田宮2丁目7番39−210号 (72)発明者 内多 稔 徳島県小松島市大林町字本村11番地 (72)発明者 森 豊樹 徳島県鳴門市撫養町北浜字宮の西101番地 の8 (72)発明者 富永 道明 徳島県板野郡上板町高磯310番地の6 (72)発明者 藪内 洋一 徳島県徳島市川内町大松900番地の25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中R1は水素原子又はハロゲン原子を示す。Aは低
    級アルキレン基を示す。R2及びR3は、同一又は異なっ
    て、水素原子、低級アルコキシ基、置換基として低級ア
    ルコキシ基を有することのある低級アルキル基、水酸基
    置換低級アルキル基、置換基として低級アルキル基を有
    することのあるアミノ置換低級アルキル基、カルバモイ
    ル基置換低級アルキル基、アダマンチル基置換低級アル
    キル基、低級アルキルスルホニル基、チアゾリル基、フ
    ェノキシ低級アルキル基、ピリジル基、ピリジル低級ア
    ルキル基、イミダゾリル低級アルキル基、フェニル環上
    に置換基としてハロゲン原子を有することのあるフェニ
    ル基又は置換基として低級アルキル基を有することのあ
    るイミダゾリル基を示す。またこのR2及びR3は、これ
    らが結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子
    を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽
    和複素環を形成してもよい。該複素環上には低級アルキ
    ル基及びフェニル低級アルキル基からなる群より選ばれ
    た基が置換していてもよい。R4は水素原子、低級アル
    キル基、水酸基、置換基として低級アルカノイル基を有
    することのあるアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子又は
    低級アルコキシ基を示す。R5は基−NHR6(R6は低
    級アルキル基を示す)又はピロリジニル基を示す。〕で
    表されるベンゾアゼピン誘導体及びその塩から選ばれる
    少なくとも1種を含有する医薬組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のベンゾアゼピン誘導体
    及びその塩から選ばれる少なくとも1種を含有するバソ
    プレシン作働用医薬組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のベンゾアゼピン誘導体
    及びその塩から選ばれる少なくとも1種を含有するバソ
    プレシン拮抗用医薬組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のベンゾアゼピン誘導体
    及びその塩から選ばれる少なくとも1種を含有するオキ
    シトシン拮抗用医薬組成物。
  5. 【請求項5】 ベンゾアゼピン誘導体及びその塩が5−
    イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−〔4−(1
    −ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,
    4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン、(5
    S)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−
    〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕
    −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
    ン及び(5R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメ
    チル−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベ
    ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
    ンゾアゼピン並びにこれらの塩から選ばれる少なくとも
    1種である請求項1に記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 ベンゾアゼピン誘導体及びその塩が5−
    イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−〔4−(1
    −ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,
    4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン、(5
    S)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−
    〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕
    −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
    ン及び(5R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメ
    チル−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベ
    ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
    ンゾアゼピン並びにこれらの塩から選ばれる少なくとも
    1種である請求項2に記載のバソプレシン作働用医薬組
    成物。
  7. 【請求項7】 ベンゾアゼピン誘導体及びその塩が5−
    イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−〔4−(1
    −ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,
    4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン、(5
    S)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−
    〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕
    −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
    ン及び(5R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメ
    チル−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベ
    ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
    ンゾアゼピン並びにこれらの塩から選ばれる少なくとも
    1種である請求項3に記載のバソプレシン拮抗用医薬組
    成物。
  8. 【請求項8】 ベンゾアゼピン誘導体及びその塩が5−
    イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−〔4−(1
    −ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕−2,3,
    4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン、(5
    S)−5−イソプロピルアミノカルボニルメチル−1−
    〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベンゾイル〕
    −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
    ン及び(5R)−5−イソプロピルアミノカルボニルメ
    チル−1−〔4−(1−ピロリジニル)−2−クロロベ
    ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
    ンゾアゼピン並びにこれらの塩から選ばれる少なくとも
    1種である請求項4に記載のオキシトシン拮抗用医薬組
    成物。
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