JPH1160280A - ガラス表面処理剤及びそのガラス表面処理方法 - Google Patents

ガラス表面処理剤及びそのガラス表面処理方法

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JPH1160280A
JPH1160280A JP20942197A JP20942197A JPH1160280A JP H1160280 A JPH1160280 A JP H1160280A JP 20942197 A JP20942197 A JP 20942197A JP 20942197 A JP20942197 A JP 20942197A JP H1160280 A JPH1160280 A JP H1160280A
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wax
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隆士 牛嶋
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生悟 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス表面に優れた撥水性を付与することが
でき、ワイパーの動作を円滑にすることができるガラス
表面処理剤及びそのガラス表面処理方法を提供する。 【解決手段】 ジメチルポリオルガノシロキサンと、無
機酸と、水系溶媒と、ワックス状物質及び/又は樹脂状
物質とを含有することを特徴とするガラス表面処理剤及
びそのガラス表面処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス表面処理剤
及びそのガラス表面処理方法に関し、更に詳しくは、ガ
ラス表面に優れた撥水性を付与することができ、しかも
ワイパーの動作を円滑にすることができるガラス表面処
理剤及びそのガラス表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
例えば、自動車、電車等の車両等におけるガラス表面に
撥水性を付与する撥水処理剤がある。
【0003】この撥水処理剤を前記車両におけるガラス
表面に処理すると、降雨時に前記車両が例えば60km
/hを上回る高速走行を行なった場合には、撥水処理後
のガラス表面に付着した雨滴が風圧によって吹き飛ばさ
れるので、良好な視界を確保することができる。
【0004】しかしながら、前記車両が例えば60km
/hを下回る低速走行を行なった場合には、撥水処理後
のガラス表面に付着した雨滴は風圧によって吹き飛ばさ
れることがないので、撥水処理後のガラス表面に付着し
た雨滴をワイパーによって除去しなければならなかっ
た。
【0005】前記撥水処理剤を前記車両におけるガラス
表面に処理しない場合には、未処理のガラス表面に付着
した雨滴は、未処理のガラス表面上で濡れ広がる。
【0006】前記未処理のガラス表面上で濡れ広がった
水分は、未処理のガラス表面と未処理のガラス表面上を
移動するワイパーとの摩擦力を低減する潤滑剤として作
用するので、前記ワイパーは未処理のガラス表面上を、
円滑に移動することができる。
【0007】これに対して、前記撥水処理剤を前記ガラ
ス表面に処理した場合においては、降雨により撥水処理
後のガラス表面に付着した雨滴は、撥水処理後のガラス
表面上で濡れ広がることなく、水滴の状態を維持する。
【0008】前記撥水処理後のガラス表面上の水滴は、
前記撥水処理後のガラス表面上で濡れ広がらないので、
撥水処理後のガラス表面と撥水処理後のガラス表面上を
移動するワイパーとの摩擦力を低減する潤滑剤として作
用しない。
【0009】よって、前記撥水処理剤を前記ガラス表面
に処理した場合においては、前記ワイパーが撥水処理後
のガラス表面上を円滑に移動することができない現象
(以下、ビビリ現象と称することがある。)が起こり、
これに起因する諸問題が発生していた。
【0010】前記ビビリ現象に起因する諸問題として
は、具体的には、例えば(イ)前記ワイパーにおけるゴ
ム製のワイパーブレードが撥水処理後のガラス表面を直
接擦ることにより不快な摩擦音を発するという問題、
(ロ)前記撥水処理後のガラス表面との摩擦により前記
ワイパーブレードの劣化が著しいという問題、(ハ)ゴ
ム弾性を有する前記ワイパーブレードが、撥水処理後の
ガラス表面との摩擦により、撥水処理後のガラス表面上
を跳ねるように移動してしまって、撥水処理後のガラス
表面上の水滴を確実に除去することができないという問
題、及び(ニ)ゴム弾性を有する前記ワイパーブレード
が撥水処理後のガラス表面上を跳ねるように移動してし
まうことにより、ガラス表面上に形成された撥水処理被
膜が損傷してしまい、撥水性及び撥水持続性が低下して
しまうという問題等があった。
【0011】しかも、従来の撥水処理剤においては、撥
水性及び撥水持続性を向上させることを目的に前記撥水
処理剤のガラス表面上への処理量を増やすと、前記ビビ
リ現象が著しくなるという問題があり、優れた撥水性の
実現と前記ビビリ現象の解消との両立が望まれている。
【0012】本発明は、従来の技術における問題点を解
消することを目的とする。
【0013】本発明の目的は、ガラス表面に優れた撥水
性を付与することができ、ビビリ現象を解消することが
できるガラス表面処理剤及びそのガラス表面処理方法を
提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、車両等におけるワイ
パーとガラス表面との摩擦力を低減して、ワイパーをガ
ラス表面上で円滑に移動させることができるガラス表面
処理剤を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、ビビリ現象を解消す
ることができるビビリ防止剤としての機能を備えたガラ
ス表面処理剤を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、ガラス表面におけ
る、優れた撥水性を損なうことなくビビリ現象を防止す
ることにより、撥水持続性を向上することができるガラ
ス表面処理剤を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、ジメチルポリオルガノシロキサンと、
無機酸と、水系溶媒と、ワックス状物質及び/又は樹脂
状物質とを含有することを特徴とするガラス表面処理剤
であり、前記課題を解決するための第2の手段は、前記
第1の手段に記載のガラス表面処理剤をガラス表面に塗
擦することを特徴とするガラス表面処理方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0019】本発明のガラス表面処理剤は、ジメチルポ
リオルガノシロキサンと、無機酸と、水系溶媒と、ワッ
クス状物質及び/又は樹脂状物質とを含有してなり、こ
のガラス表面処理剤をガラス表面に塗擦することにより
ガラス表面上に、優れた撥水性を有し、ビビリ現象を生
じることがなく、透明な撥水性被膜を形成することがで
きる。
【0020】−ジメチルポリオルガノシロキサン− 本発明におけるジメチルポリオルガノシロキサンは、一
般にその構造式を以下のように示すことができる。
【0021】
【化1】
【0022】この発明におけるジメチルポリオルガノシ
ロキサンは、その粘度が5〜500cstであるのが好
ましい。なお、このジメチルポリオルガノシロキサンの
粘度は、キャノンフェンスケ粘度計を用いて測定したも
のを25℃に換算した値である。
【0023】前記ジメチルポリオルガノシロキサンの粘
度が5cst未満である場合には、前記ジメチルポリオ
ルガノシロキサンをガラス表面に均一に塗り広げるのが
難しく、均一で透明な撥水性被膜を形成することができ
ないことがある。前記ジメチルポリオルガノシロキサン
の粘度が500cstを超える場合には、前記ジメチル
ポリオルガノシロキサンを水系溶媒に溶解させるのが難
しく、均一で透明な撥水性被膜を形成することができな
いことがある。
【0024】本発明のガラス表面処理剤に占める前記ジ
メチルポリオルガノシロキサンの割合は、通常2〜30
重量%、好ましくは5〜20重量%である。
【0025】この割合が2重量%未満であると、撥水性
が十分に発揮されないことがあり、また30重量%を超
えると、本発明のガラス表面処理剤を塗擦して溶剤を揮
散させたときに、多量の濃縮物が残り、この濃縮物を均
一で透明な撥水性被膜にすることができないことがあ
る。
【0026】−無機酸− 本発明における無機酸としては、例えば、硫酸、硝酸、
リン酸、過塩素酸等の酸素酸、塩酸、フッ化水素酸等の
水素酸等を挙げることができ、これらは1種単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。好ましい態
様としては、硫酸を単独で使用する態様、及び硫酸と他
の酸とを併用する態様を挙げることができる。これらの
中でも特に硫酸が好ましい。
【0027】本発明のガラス表面処理剤に占める前記無
機酸の割合は、通常0.5〜10重量%、好ましくは2
〜5重量%である。
【0028】この割合が0.5重量%未満であると、ジ
メチルポリオルガノシロキサンとガラスの結合が不充分
となり、また10重量%を超えると、塗装面やワイパー
の金属部分への腐食の可能性が増し、又、人体へ付着し
た場合危険である。
【0029】−水系溶媒− 本発明における水系溶媒としては、例えば、水;メチル
アルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
イソ−ブチルアルコール、第2ブチルアルコール、第3
ブチルアルコール、アリルアルコール、クロチルアルコ
ール、2−ブテノール−1等の一価アルコール類;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジエチレング
リコール等の二価アルコール類;エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル
類等を挙げることができる。本発明においては、水と前
記有機溶媒との混合溶媒を水系溶媒として使用すること
もできる、前記水、及び前記各種の有機溶媒のいずれか
を単独で水系溶媒として使用することもできる。前記各
種の水系溶媒の中でも、特に炭素数が1〜5の範囲にあ
るアルコール類が好ましい。これらのアルコ−ル類はそ
の1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用して
もよい。
【0030】本発明のガラス表面処理剤に占める前記水
系溶媒の割合は、通常80〜98重量%、好ましくは8
5〜95重量%である。
【0031】この割合が80重量%未満であると、不揮
発性成分が多量にガラス表面に残り均一な被膜を作るこ
とが難しくなり、また95重量%を超えると、有効成分
が希釈されてしまうので、撥水性が不十分となる。
【0032】−ワックス状物質− 本発明におけるワックス状物質としては、高級脂肪酸と
高級1価アルコールとからなる固形エステル、及び慣用
に従って広く今日ろうと称されている物質を挙げること
ができる。又、本発明におけるワックス状物質は、「岩
波理化学辞典」、岩波書店発行、1993年6月10日
第4版第8刷中に記載の「ろう」の項目において規定さ
れる物質、「ハンドブック−化粧品・製剤原料−改定
版」、日光ケミカルズ株式会社及び日本サーファクタン
ト工業株式会社発行、昭和52年2月1日改訂版発行に
おける「2.ロウ類」の欄に記載されたロウ類を外延と
することができる。
【0033】本発明におけるワックス状物質としては、
例えば、植物ロウ、動物ロウ、石油ロウ、鉱物ロウ等の
天然ろう、合成ろう等を挙げることができ、具体的に
は、キャンデリラワックス(融点68〜72℃)、木ろ
う、みつろう(融点60〜67℃)、昆虫ろう、鯨ろ
う、セラックろう、モンタンワックス、モンタンベース
ワックス(融点76〜80℃)、パラフィンワックス
(融点47〜68℃)、マイクロクリスタリンワックス
(融点60〜96℃)、ポリエチレンワックス(軟化点
60〜136℃)、カルナバワックス、エステルワック
ス、酸化ワックス、オゾケライト、セレシン等、及びこ
れらの誘導体等のワックス状物質、並びにワックス状の
ポリオルガノシロキサン類等を挙げることができる。こ
れらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用し
てもよい。
【0034】−樹脂状物質− 本発明における樹脂状物質としては、例えば、アクリル
樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、炭化水素系ビニル
モノマーとフッ素系ビニルモノマーとの共重合体等を挙
げることができ、具体的には、旭硝子社製「ルミフロン
LF−600」、ダイキン工業社製「ダイフロイル#
1」、日本触媒社製「CX−ST100」、東レダウコ
ーニング社製「SR−2400」等を挙げることができ
る。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を
併用してもよい。
【0035】本発明のガラス表面処理剤に占める、前記
ワックス状物質及び/又は前記樹脂状物質の割合は、通
常0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜3.0重
量%である。
【0036】この割合が0.01重量%未満であると、
車両等におけるワイパーとガラス表面上に形成した撥水
性被膜との摩擦力を低減する等のビビリ防止機能を有す
る潤滑剤としての潤滑効果が十分に発揮されないことが
あり、また10重量%を超えると、前記撥水性被膜にお
ける撥水効果を低下させてしまうことがある。
【0037】−ガラス表面処理剤の調合− 本発明のガラス表面処理剤を調合するには、前記ジメチ
ルポリオルガノシロキサンと、前記無機酸と、前記水系
溶媒と、前記ワックス状物質及び/又は前記樹脂状物質
とを一緒に、あるいは順次にあるいは順不同に混合すれ
ばよいが、好ましくは、例えば(A)最初に前記無機酸
と前記水系溶媒とを混合して得られる調製液に、前記ジ
メチルポリオルガノシロキサンと前記ワックス状物質及
び/又は前記樹脂状物質とを添加して調合する方法、
(B)前記無機酸と前記水系溶媒とを混合して得られる
調製液に、前記ジメチルポリオルガノシロキサンと前記
ワックス状物質及び/又は前記樹脂状物質とを混合して
得られる調製液を添加して調合する方法等を挙げること
ができる。
【0038】前記ジメチルポリオルガノシロキサンと前
記ワックス状物質とを混合して調製液を得るには、前記
ワックス状物質の融点が、例えば約70℃の場合、緩撹
拌を行ないながらワックス状物質が完全に溶融するまで
加熱して、前記ジメチルポリオルガノシロキサンと前記
ワックス状物質とを混合し、緩撹拌を続けながら液温が
50℃以下になるまで自然放冷を行なう方法等を挙げる
ことができる。
【0039】−ガラスの表面処理−本発明のガラス表面
処理方法としては、ガラス表面を被処理面として、例え
ば、所望により行なうことができる前処理工程と、前記
被処理面にガラス表面処理剤を塗擦する塗擦工程と、前
記被処理面においてガラス表面処理剤を塗擦した塗擦面
を乾燥する乾燥工程と、前記塗擦面上に均一で透明な撥
水性被膜を形成する撥水性被膜形成工程との一連の工程
からなるガラス表面処理方法を挙げることができる。
【0040】(前処理工程)本発明のガラス表面処理方
法においては、被処理面であるガラス表面の前処理を行
なうことによりガラス表面を洗浄するのが好ましい。
【0041】前記前処理としては、ゴミ、埃、異物等の
除去、脱脂、水分の除去等を挙げることができ、例え
ば、スポンジで水洗いすることによるゴミ、埃、異物等
の除去作業、ガラス表面の油分を除去する脱脂作業、研
磨剤入りの洗浄剤でガラス表面の油膜をこすりおとす脱
脂作業、乾いたタオルやきつく絞った濡れタオル等でガ
ラス表面の水をふき取る水分の除去作業等を挙げること
ができる。
【0042】本発明においては、前記前処理を行なうこ
とにより、ガラス表面上に形成された撥水性被膜とガラ
ス表面との接着性を向上させることができ、その結果、
前記撥水性被膜がより優れた撥水持続性を発揮すること
ができる。
【0043】(塗擦工程)本発明においては、前記ガラ
ス表面処理剤を含浸させることができる含浸部材に前記
ガラス表面処理剤を含浸させた後、前記ガラス表面処理
剤を含浸させた処理剤含浸部材で被処理面であるガラス
表面を擦るようにして、前記ガラス表面処理剤をガラス
表面に塗擦することができる。前記含浸部材としては、
例えば、布、タオル、ティッシュペーパー、紙、スポン
ジ、皮革、編織物、筆、ハケ、ブラシ等を挙げることが
できる。
【0044】前記処理剤含浸部材により前記ガラス表面
処理剤をガラス表面に塗擦する方法としては、特に制限
はなく、例えば、前記処理剤含浸部材をつかんだ作業者
がガラス表面を擦るように塗擦してもよいし、前記布、
タオル、ティッシュペーパー、紙、スポンジ、皮革、編
織物等を巻きつけたローラにおける前記含浸部材に前記
ガラス表面処理剤を含浸させ、このローラによりガラス
表面を擦るように塗擦してもよい。
【0045】また、本発明においては、前記ガラス表面
処理剤を前記ガラス表面上に所定量塗布した後、弾性部
材で前記ガラス表面処理剤を塗布したガラス表面上を擦
るようにして、前記ガラス表面処理剤をガラス表面に塗
擦することができる。前記弾性部材としては、例えば、
ゴム、合成樹脂、金属、木、竹等の棒状体、板状体、へ
ら状体等を挙げることができ、前記ゴムとしては、例え
ばワイパーブレードを挙げることができ、例えば被処理
面が自動車のフロントガラスである場合には、前記フロ
ントガラス表面に前記ガラス表面処理剤を滴下した後、
ワイパーを作動させることにより前記ガラス表面処理剤
をフロントガラス表面に塗擦することができる。
【0046】前記ガラス表面処理剤をガラス表面に塗擦
する場合には、前記被処理面の表面積当たりの前記ガラ
ス表面処理剤の付着量が5〜20g/m2 であるのが好
ましい。前記付着量が5g/m2 を下回ると、撥水性が
十分に発揮されないことがあり、また前記付着量が20
g/m2 を上回ると、塗擦した前記ガラス表面処理剤中
の溶剤が揮散した後に、多量の濃縮物が残り、この濃縮
物を均一で透明な撥水性被膜にすることができないこと
がある。
【0047】(乾燥工程)前記ガラス表面処理剤をガラ
ス表面に塗擦した後には、前記ガラス表面処理剤中の溶
剤を揮散させることにより、塗擦面を乾燥させることが
できる。前記塗擦面の乾燥方法としては、特に制限はな
く、加熱乾燥等による強制乾燥、前記塗擦面を放置して
風乾する等の自然乾燥を行なうことができるが、容易に
実施することができる自然乾燥が好ましい。前記塗擦面
の乾燥時間は前記自然乾燥の場合、室温例えば25℃の
条件下において5〜60分であるのが好ましく、前記自
然乾燥における乾燥時間が5分を下回ると、前記ガラス
表面処理剤中の溶剤が十分に揮散しないことにより、優
れた撥水持続性を有する撥水性被膜を形成することがで
きないことがあり、また前記乾燥時間が60分を上回る
と、前記塗擦面上に均一で透明な撥水性被膜を形成する
ことができないことがある。
【0048】(撥水性被膜形成工程)前記ガラス表面処
理剤をガラス表面に塗擦した塗擦面を乾燥させた後に
は、前記ガラス表面処理剤から溶剤の一部が揮散して前
記塗擦面に塗着した濃縮物を、前記ガラス表面上に均一
に塗り広げることにより、均一で透明な撥水性被膜を形
成することができる。
【0049】前記塗擦面の表面積当たりの前記濃縮物の
塗着量は0.5〜20g/m2 であるのが好ましい。前
記塗着量が0.5g/m2 を下回ると、撥水性が十分に
発揮されないことがあり、また前記塗着量が20g/m
2 を上回ると、油膜が多量に付着するため視界が悪くな
ることがある。
【0050】前記塗擦面に塗着した濃縮物を前記ガラス
表面上に均一に塗り広げ、余分な処理剤を除去する方法
としては、例えば、水を含浸させたタオルや布で前記塗
擦面を擦るようにして、前記濃縮物を前記ガラス表面上
に均一に塗り広げる方法(以下、水拭き方法と称するこ
とがある。)を挙げることができる。
【0051】前記塗擦面に塗着した濃縮物を前記ガラス
表面上に均一に塗り広げる方法としては、例えば、水含
浸タオルにて処理面を擦った後、さらに乾いたタオルで
乾拭きして、前記濃縮物を前記ガラス表面上に均一に塗
り広げる方法(以下、乾拭き方法と称することがあ
る。)を挙げることができる。
【0052】本発明においては、前記水拭き方法の後、
前記乾拭き方法とを組み合わせて行なうことができ、例
えば前記水拭き方法を実施した後、前記乾拭き方法を実
施することにより、より均一で透明な撥水性被膜を形成
することができ、撥水性被膜の耐久性をより向上させる
ことができる。
【0053】
【実施例】
(実施例1)東芝シリコーン株式会社製のジメチルポリ
オルガノシロキサン「TSF451−50(粘度50c
st)」10.0重量部をガラス製の容器に秤り取り、
この容器内に、ワックス状物質として日本精蝋株式会社
製のパラフィンワックス「パラフィンワックス−12
0」0.1重量部を添加し、内容物の温度が90℃にな
るまでこの内容物を撹拌しながら加熱した。前記内容物
の温度が90℃に達した後に、加熱を止めて自然放冷す
ることにより、ジメチルポリオルガノシロキサン/パラ
フィンワックス調製物を得た。
【0054】次に、水系溶媒として国産化学株式会社製
のエチルアルコール「エタノール(純度99.5%)」
87.9重量部をガラス製の容器に秤り取り、この容器
内に、無機酸として国産化学株式会社製の「硫酸」2.
0重量部を添加しこれを撹拌した後、さらにこの容器内
に、前記ジメチルポリオルガノシロキサン/パラフィン
ワックス調製物10.1重量部を添加し、これらを十分
に撹拌して調合することにより、試料液を得た。
【0055】(実施例2)前記実施例1において、「パ
ラフィンワックス−120」の添加量を1重量部に変更
し、「エタノール(純度99.5%)」の添加量を8
7.0重量部に変更した以外は、前記実施例1と同様の
調合を行なって試料液を得た。
【0056】(実施例3)前記実施例2において、ジメ
チルポリオルガノシロキサンとして東芝シリコーン株式
会社製のジメチルポリオルガノシロキサン「TSF45
1−10(粘度10cst)」を使用した以外は、前記
実施例2と同様の調合を行なって試料液を得た。
【0057】(実施例4)前記実施例2において、ジメ
チルポリオルガノシロキサンとして東芝シリコーン株式
会社製のジメチルポリオルガノシロキサン「TSF45
1−100(粘度100cst)」10.0重量部を使
用した以外は、前記実施例2と同様の調合を行なって試
料液を得た。
【0058】(実施例5)前記実施例2において、水系
溶媒として国産化学株式会社製のメチルアルコール「メ
タノール(純度99.5%)」を使用した以外は、前記
実施例2と同様の調合を行なって試料液を得た。
【0059】(実施例6)前記実施例2において、水系
溶媒として国産化学株式会社製のイソプロピルアルコー
ル「イソプロピルアルコール(純度99%)」を使用し
た以外は、前記実施例2と同様の調合を行なって試料液
を得た。
【0060】(実施例7)前記実施例1において、ワッ
クス状物質として株式会社セラリカNODA製のキャン
デリラワックス「脱臭精製キャンデリラワックス」を使
用した以外は、前記実施例1と同様の調合を行なって試
料液を得た。
【0061】(実施例8)前記実施例1において、ワッ
クス状物質として株式会社セラリカNODA製のみつろ
う「精製密蝋低酸」を使用した以外は、前記実施例1と
同様の調合を行なって試料液を得た。
【0062】(実施例9)前記実施例1において、ワッ
クス状物質としてヘキストジャパン株式会社製のモンタ
ンベースワックス「ヘキストワックスKSL」を使用し
た以外は、前記実施例1と同様の調合を行なって試料液
を得た。
【0063】(実施例10)前記実施例1において、ワ
ックス状物質として日本精蝋株式会社製のマイクロクリ
スタリンワックス「Hi−Mic−2045」を使用し
た以外は、前記実施例1と同様の調合を行なって試料液
を得た。
【0064】(実施例11)前記実施例1において、ワ
ックス状物質としてヘキストジャパン株式会社製のポリ
エチレンワックス「ヘキストワックスPED121」を
使用した以外は、前記実施例1と同様の調合を行なって
試料液を得た。
【0065】(実施例12)前記実施例2において、ワ
ックス状物質として日本ユニカー株式会社製のアルキル
基含有ポリオルガノシロキサン「L−49」を使用した
以外は、前記実施例2と同様の調合を行なって試料液を
得た。
【0066】(実施例13)水系溶媒として国産化学株
式会社製のエタノール「エタノール(純度99.5
%)」87.0重量部をガラス製の容器に秤り取り、こ
の容器内に、無機酸として国産化学株式会社製の「硫
酸」2.0重量部を添加しこれを撹拌した後、さらにこ
の容器内に、東芝シリコーン株式会社製のジメチルポリ
オルガノシロキサン「TSF451−50(粘度50c
st)」10.0重量部、及び、樹脂状物質として東レ
・ダウコーニング・シリコーン社製のストレートシリコ
ーンレジン「SR2400」1.0重量部を添加し、こ
れらを十分に撹拌して調合することにより、試料液を得
た。
【0067】(実施例14)前記実施例13において、
樹脂状物質として旭硝子株式会社製のフッ素樹脂「(フ
ッ素系離型剤)モールドスパットMR−W880」を使
用した以外は、前記実施例13と同様の調合を行なって
試料液を得た。
【0068】(比較例1)前記実施例1において、「エ
タノール(純度99.5%)」の添加量を88.0重量
部に変更し、「パラフィンワックス−120」を使用し
なかった以外は、前記実施例1と同様の調合を行なって
試料液を得た。
【0069】(比較例2)前記実施例1において、「パ
ラフィンワックス−120」の添加量を0.005重量
部に変更し、「エタノール(純度99.5%)」の添加
量を87.995重量部に変更した以外は、前記実施例
1と同様の調合を行なって試料液を得た。
【0070】(比較例3)前記実施例1において、「パ
ラフィンワックス−120」の添加量を15.0重量部
に変更し、「エタノール(純度99.5%)」の添加量
を73.0重量部に変更した以外は、前記実施例1と同
様の調合を行なって試料液を得た。
【0071】(比較例4)前記実施例3において、「エ
タノール(純度99.5%)」の添加量を88.0重量
部に変更し、「パラフィンワックス−120」を使用し
なかった以外は、前記実施例3と同様の調合を行なって
試料液を得た。
【0072】(比較例5)前記実施例4において、「エ
タノール(純度99.5%)」の添加量を88.0重量
部に変更し、「パラフィンワックス−120」を使用し
なかった以外は、前記実施例4と同様の調合を行なって
試料液を得た。
【0073】(比較例6)前記実施例5において、「メ
タノール(純度99.5%)」の添加量を88.0重量
部に変更し、「パラフィンワックス−120」を使用し
なかった以外は、前記実施例5と同様の調合を行なって
試料液を得た。
【0074】(比較例7)前記実施例6において、「イ
ソプロピルアルコール(純度99%)」の添加量を8
8.0重量部に変更し、「パラフィンワックス−12
0」を使用しなかった以外は、前記実施例6と同様の調
合を行なって試料液を得た。
【0075】各実施例及び各比較例における原料の調合
割合を表1〜3に示す(ただし、表1〜3において、S
iO成分aは「TSF451−10(粘度10cs
t)」、SiO成分bは「TSF451−50(粘度5
0cst)」、SiO成分cは「TSF451−100
(粘度100cst)」、EtOHは「エタノール(純
度99.5%)」、MeOHは「メタノール(純度9
9.5%)」、IPAは「イソプロピルアルコール(純
度99%)」、ワックス成分aは「パラフィンワックス
−120」、ワックス成分bは「脱臭精製キャンデリラ
ワックス」、ワックス成分cは「精製密蝋低酸」、ワッ
クス成分dは「ヘキストワックスKSL」、ワックス成
分eは「Hi−Mic−2045」、ワックス成分fは
「ヘキストワックスPED121」、ワックス成分gは
「L−49」、樹脂成分aは「SR2400」、樹脂成
分bは「(フッ素系離型剤)モールドスパットMR−W
880」である。)。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】(フロントガラスの表面処理)自動車のフ
ロントガラスの表面の前処理として、スポンジで水洗い
して前記フロントガラスの表面上のゴミ、埃等を除去
し、「油膜クリン」(タイホー工業株式会社製の洗浄
剤)をつけたスポンジで擦って前記フロントガラスの表
面を脱脂し、再び水洗いしてガラス表面に残っている油
膜クリンをおとし、きつく絞った濡れタオル及び乾いた
タオルで水をふき取って、前記フロントガラスの表面を
乾拭きすることにより、フロントガラスの表面を洗浄し
た。
【0080】各実施例及び各比較例で得られた試料液
を、折り畳んだティッシュペーパーに浸み込ませた後、
このティッシュペーパーで前記フロントガラスの表面を
擦るようにして前記試料液を前記フロントガラスの表面
に塗擦した(前記フロントガラスの表面積当たりの前記
試料液の付着量は7.0g/m2 であった。)。
【0081】前記試料液を前記フロントガラスの表面に
塗擦後、室温(18℃)下で30分間放置して塗擦面を
自然乾燥させた。(乾燥後の前記塗擦面には、前記試料
液から溶媒の一部が蒸発した濃縮物が塗着していた。前
記濃縮物は白色であり、前記塗擦面は半透明白色であっ
た。前記フロントガラスの表面積当たりの前記濃縮物の
塗着量は7.0g/m2 であった。)。
【0082】次いで、水で濡らした後にきつく絞ったタ
オルを用いて、前記塗擦面を水拭きすると前記塗擦面が
透明になった。前記タオルによる水拭きで前記濃縮物の
一部が前記タオルに拭き取られ、前記タオルには前記濃
縮物の一部が付着していた。
【0083】さらに、乾いたタオルで、前記塗擦面をた
て方向に擦るように空拭きした。
【0084】このようにして前記フロントガラスの表面
処理を行なうことにより、前記フロントガラスの表面に
撥水性被膜を形成した後、噴霧器(松下電器産業社製の
パナスプレー)を用いて、表面処理後のフロントガラス
に細かい水滴を噴霧しながら、ワイパーを作動させた。
【0085】ビビリ防止性を以下の基準で評価し、この
評価結果を表4に示す。
【0086】◎:ワイパーを500回往復作動してもビ
ビリが生じなかった。
【0087】○:ワイパーを300回往復作動するとビ
ビリを生じた。
【0088】△:ワイパーを100回往復作動するとビ
ビリを生じた。
【0089】×:ワイパーを30回往復作動するとビビ
リを生じた。
【0090】
【表4】
【0091】撥水持続性は、表面処理した板ガラスに毎
分1.3lの水道水を40分間(約半年分の雨量に相
当)噴霧し、噴霧する前と噴霧した後の板ガラス表面に
おける水の接触角を測定して以下の基準で評価し、この
評価結果を表5に示す。
【0092】 ※保持率=(噴霧後の接触角/噴霧前の接触角)×10
【0093】
【表5】
【0094】
【発明の効果】本発明のガラス表面処理剤及びその表面
処理方法によると、(a)ガラス表面に優れた撥水性を
付与することができ、また、(b)車両等におけるワイ
パーと撥水剤表面処理後のガラス表面との摩擦力を低減
することができ、(c)ワイパーをガラス表面上で円滑
に移動させることができる。
【0095】よって本発明によると、その優れた撥水性
に起因するビビリの問題を解消することができる。
【0096】例えば、(d)ガラス表面上の水滴を除去
するワイパーにおけるゴム製のワイパーブレードが撥水
剤表面処理後のガラス表面を直接擦ることにより不快な
摩擦音を発することがなく、(e)前記ワイパーブレー
ドが、撥水剤表面処理後のガラス表面との摩擦により、
著しく劣化することがなく、(f)ゴム弾性を有する前
記ワイパーブレードが、撥水剤表面処理後のガラス表面
との摩擦により、撥水剤表面処理後のガラス表面上を跳
ねるように移動してしまう等の不具合がなく、(g)撥
水剤表面処理後のガラス表面上の水滴を確実に除去する
ことができ、(h)良好な視界を確保することができ
る。
【0097】さらに、本発明のガラス表面処理剤及びそ
の表面処理方法によると、(i)ガラス表面における、
優れた撥水性とビビリ防止とを両立することにより、
(j)撥水剤表面処理により形成された撥水性被膜がワ
イパーによって損傷してしまうことを防止することがで
き、(k)撥水剤表面処理後のガラス表面における撥水
持続性を向上することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルポリオルガノシロキサンと、無
    機酸と、水系溶媒と、ワックス状物質及び/又は樹脂状
    物質とを含有することを特徴とするガラス表面処理剤。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のガラス表面処理剤
    をガラス表面に塗擦することを特徴とするガラス表面処
    理方法。
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