JPH1160080A - シート再給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート再給送装置及び画像形成装置

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JPH1160080A
JPH1160080A JP22476097A JP22476097A JPH1160080A JP H1160080 A JPH1160080 A JP H1160080A JP 22476097 A JP22476097 A JP 22476097A JP 22476097 A JP22476097 A JP 22476097A JP H1160080 A JPH1160080 A JP H1160080A
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JP
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sheet
roller
intermediate tray
image forming
conveying
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JP22476097A
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Hidekazu Ando
英一 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間トレイ上に搬出されるシートの落下位置
のばらつきを低減し、該中間トレイ上に搬出されたシー
トの座屈による折れ、整合不良、汚れ等を防止するこ
と。 【解決手段】 画像形成部から搬送されてきたシートを
中間トレイ29に向けてUターンさせ表裏を反転させるた
めのUターンパス52と、前記Uターンパス52を介して中
間トレイ29に向けてシートを挟持搬送するための搬送手
段54と、前記搬送手段54がシートを挟持した状態で該挟
持部をシートの搬送方向上流に移動させるための挟持部
移動手段55とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成部で画像
が形成されたシートを中間トレイに保留し、該シートを
再び画像形成部へ給送するためのシート再給送装置に関
し、例えばシートの両面に画像を形成することの可能な
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用
いられるシート再給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置におい
て、シートの両面に画像形成可能な画像形成装置は、一
方の面に画像が形成されたシートを積載収容し、且つ該
シートを画像形成部に再給送することの可能なシート再
給送装置を備えている。
【0003】例えば、図7に示すシート再給送装置で
は、排出ローラ101 及び排出コロ102によって画像形成
面を上に向けて中間トレイ103 上へ排出されたシート
は、図において反時計回り方向に回転する補助ローラ10
4 によってシート先端(排出時のシート後端)が、起立
している可動シャッタ105 に当接するまで搬送され整合
される。この場合、シート先端は点線図示のように傾斜
状態にセットされている可動シートガイド106 にガイド
され、カールが押さえられるようになっている。また、
補助ローラ104 はシート排出時には実線図示の位置に待
機しており、シート排出直後に点線図示のように降下し
てシートを搬送し整合を行う。
【0004】上述の如くして中間トレイ103 上に積載さ
れたシートは、図において反時計回り方向に回転する補
助ローラ104 によって最上位のシートから順に繰り出さ
れる。この場合、補助ローラ104 は実線図示の待機位置
から点線図示のように降下してシートを繰り出す。ま
た、可動シャッタ105 は傾斜状態に倒れて繰り出された
シートを分離ローラ対107 のニップへガイドする。
【0005】そして、補助ローラ104 によって繰り出さ
れたシートSは、分離ローラ対107によって最上位のシ
ートのみ1枚分離され、搬送ローラ対等を介して再び画
像形成部へ給送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、中間トレイ103 上に排出されたシートを補助
ローラ104 で可動シャッタ105 に当接させた後、該補助
ローラ104 を停止又はシートから離間させることでシー
トを停止させるが、このタイミングが一定(固定値)で
あった。このため、排出直後(落下中)のシートに補助
ローラ104 を当接させる手段の移動速度及び移動開始の
応答性の機械間差によるばらつきで、シートの落下位置
がばらつくとともに、経時変化及び環境変化による上記
移動速度及び応答性の変化によってもシートの落下位置
が変化していた。
【0007】また、中間トレイ103 上に既に積載されて
いるシート(以下、「既積載シート」という)の枚数に
よっても、補助ローラ104 と既積載シートの間にシート
が挟まれて止まる位置、つまり落下位置が変化してい
た。更に、落下後のシートの搬送距離も補助ローラ104
の直径及び摩擦係数のばらつき、経時変化によって変化
していた。このため、以下のような問題があった。
【0008】補助ローラ104 はシートを分離ローラ対10
7 に確実に搬送するのに十分な搬送力を有するため、前
述の如きシートの落下位置のばらつき、補助ローラ104
の搬送距離のばらつきにより、可動シャッタ105 にシー
トが到達した後に更にシートが搬送された場合、シート
が座屈し、折れ跡がついてしまうことがあった。或い
は、シートが可動シャッタ105 まで到達せず、これによ
る整合不良が発生するおそれもあった。
【0009】また、前記補助ローラ104 のシートからの
離間により該シートの座屈が解放される時に、シートが
可動シャッタ105 により離れる方向に飛び、中間トレイ
103上に整合不良が発生するおそれもあった。
【0010】更に、座屈が発生しない場合でも補助ロー
ラ104 がシートの画像面上をスリップした場合には、該
シート上の画像を乱してしまうとともに補助ローラ104
が汚れ、その汚れが次に排出されてくるシートに付着し
てしまうおそれもあった。
【0011】そこで、本発明の目的は、中間トレイ上に
排出されるシートの落下位置のばらつきを低減し、該中
間トレイ上に排出されたシートの座屈による折れ、整合
不良、汚れ等を防止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、画像形成部で画像が形成さ
れたシートを中間トレイに保留し、該シートを再び画像
形成部へ給送するためのシート再給送装置において、前
記画像形成部から搬送されてきたシートを前記中間トレ
イに向けてUターンさせるためのUターンパスと、前記
Uターンパスを介して前記中間トレイに向けてシートを
挟持搬送するための搬送手段と、前記搬送手段がシート
を挟持した状態で該挟持部をシートの搬送方向上流に移
動させるための挟持部移動手段とを有することを特徴と
する。
【0013】具体的には、例えば、前記挟持部移動手段
は、搬送手段を構成する回転部材を回転可能に支持する
軸受部材と、該軸受部材をスライド可能に支持するレー
ル部材と、前記軸受部材と前記レール部材を張架するバ
ネ部材と、前記レール部材をスライド可能に支持する揺
動可能なレール支持部材とを有し、搬送手段でシートを
挟持した状態で前記搬送手段を構成する回転部材を移動
させることにより、その挟持部をシートの搬送方向上流
に移動させることを特徴とする。
【0014】更には、前記搬送手段は、外周面の一部が
Uターンパスを構成する大径回転部材と、該大径回転部
材に当接して回転する小径回転部材とからなり、前記挟
持部移動手段が、前記回転部材間でシートを挟持した状
態で一方の回転部材を移動させることで、その挟持部を
シートの搬送方向上流に移動させることを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、挟持部移動手段によ
り、搬送手段がシートを挟持した状態で該挟持部をシー
トの搬送方向上流に移動させるようになっているため、
中間トレイ上に搬出されるシートの落下位置のばらつき
を低減することが可能となり、これにより中間トレイ上
のシートの不整合を防止することができ、再給送時のシ
ートの遅延、早着等のジャムを防止し、中間トレイ上に
搬出されたシートの座屈による折れ、整合不良、汚れ等
を防止することが可能となる。
【0016】また前記移動可能な回転部材は、前記中間
トレイに保留されたシートを再給送する再給送手段を兼
ねているため、装置の小型化、低コスト化が図れる。
【0017】また前記移動可能な回転部材と同軸上に揺
動可能に支持され、前記Uターンパスを構成するガイド
部材の近傍に当接しつつ前記回転部材とともに移動可能
な案内部材を有するため、前記回転部材が移動してもそ
の挟持部にシートを確実且つ円滑に案内することができ
る。
【0018】また前記搬送手段によりシートを挟持搬送
する速度を、シートの搬送中に遅くなるように設定する
ことにより、中間トレイ上へのシートの搬出速度が非常
に速い場合のシートのイナーシャの大きさにより、該シ
ートの搬出方向の落下位置がばらつくのを最小限に抑え
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を適用したシート
再給送装置の実施の形態について図面を参照して具体的
に説明する。尚、以下の説明では、シートの両面に画像
を形成することの可能な画像形成装置に用いられるシー
ト再給送装置を例示している。
【0020】〔第1実施形態〕第1実施形態に係るシー
ト再給送装置を備えた画像形成装置について図面を参照
して詳しく説明する。尚、本実施形態では、画像形成装
置として、電子写真複写機を例示している。
【0021】先ず、第1実施形態に係る画像形成装置の
全体構成を図6を用いて説明する。ここでは、シートの
流れに沿って全体的な構成を説明する。
【0022】本画像形成装置Aには、複数のフロントロ
ーディング方式の給紙カセット1〜4が備えられてい
る。各給紙カセット1〜4内には異なるサイズのシート
S1〜S4が積載収納されている。例えば、カセット1
内にはA5サイズ又はステートメントサイズのシートS
1が積載収納されており、カセット2内にはA4サイズ
又はB5サイズ又はレターサイズのシートS2が積載収
納されており、カセット3内にはA4Rサイズ又はB5
Rサイズ又はレターRサイズのシートS3が積載収納さ
れており、カセット4内にはB4サイズ又はリーガルサ
イズのシートS4が積載収納されている。尚、前記カセ
ットの数や、各カセットに収納可能なシートのサイズ
は、上記構成に限定されるものではない。
【0023】本画像形成装置Aにおいては、給紙カセッ
ト1〜4内のシートS1〜S4が選択的に給送される。
各給紙カセット1〜4内に積載収納されているシートS
1〜S4は、図中反時計回り方向に回転する給紙ローラ
5によって最上位のシートから順に繰り出される。そし
て、給紙ローラ5によって繰り出されたシートSは分離
ローラ対6によって最上位のシートのみが1枚分離さ
れ、搬送ローラ対7〜12を介して回転停止状態のレジス
トローラ対13へ送られる。
【0024】搬送ローラ対7〜12は、シート先端がレジ
ストローラ対13のニップに突き当たって所定量のループ
を形成するまでシートSを搬送する。シートSはこのル
ープの形成により斜行状態が矯正される。
【0025】斜行状態が矯正されたシートSは、図中時
計回り方向に回転している感光体ドラム14上のトナー像
とシート先端との位置を合わせるタイミングをとって回
転を開始するレジストローラ対13によって、感光体ドラ
ム14と転写帯電器15との間の転写部へ送られる。そし
て、この転写部を通過中に、感光体ドラム14上のトナー
像が転写帯電器15によって順次シート面に転写されてい
く。
【0026】尚、詳しい説明は省略するが、感光体ドラ
ム14の周囲には、該感光体ドラム14の表面を均一に帯電
する帯電手段、該感光体ドラム14に読み取った原稿の画
像の光を照射し潜像を形成する露光手段、該感光体ドラ
ム14に形成された潜像を現像する現像手段、転写後に感
光体ドラム14上に残留したトナーを除去するクリーニン
グ手段等が配置されている。
【0027】トナー像の転写を終えたシートSは、搬送
ベルト16によって定着ローラ対17へ送られる。そして、
この定着ローラ対17のニップを通過中に加熱及び加圧さ
れて転写トナー像がシート面に定着される。
【0028】トナー像の定着処理を終えて搬送ローラ対
18によって搬送されるシートSは、通常モード(片面モ
ード)の場合、排紙パス19を通って排紙ローラ対20へ送
られ、該排紙ローラ対20によって機外の排紙トレイ21上
へ排紙される。この通常モードの場合、フラッパ22は図
中実線で示すように排紙パス19を開き、縦パス23を閉じ
ている。
【0029】また、トナー像の定着処理を終えて搬送ロ
ーラ対18によって搬送されるシートSは、両面モードの
場合には、後述するシート再給送装置に通ずる縦パス23
へと送られる。この場合、フラッパ22は図中点線で示す
ように反時計回り方向に回動し、排紙パス19を閉じ、縦
パス23を開いている。
【0030】両面モードの場合、縦パス23へ送られたシ
ートは、搬送ローラ対24〜26によって搬入パス27へ送ら
れ、搬入ローラ対28によって排出パス30へ送られる。そ
して、排出パス30へ送られたシートSは、各搬送ローラ
対31〜35によって後述するシート再給送装置のUターン
パス51へ搬送され、Uターンローラ52及び搬送ローラ53
によって画像形成面を上に向けて中間トレイ29上へ排出
される。
【0031】尚、中間トレイ29上には、シートSのサイ
ズに応じてシートの幅方向(搬送方向と直交する方向)
移動するサイドガイド80が設けられており、シートの斜
送を防止するとともに中間トレイ29上に排出されたシー
トの幅方向の整合を行う。
【0032】次に、本発明の第1実施形態に係るシート
再給送装置の構成について図1〜図5を参照して説明す
る。図1及び図2において、51はUターンパスであり、
画像形成部から搬送されてきたシートを中間トレイ29に
向けてUターンさせ表裏を反転させるためのパスであ
る。
【0033】54は搬送手段であり、前記Uターンパス51
を介して中間トレイ29に向けてシートを挟持搬送するた
めのものである。この搬送手段54は、外周面の一部が前
記Uターンパス51を構成する大径回転部材としてのUタ
ーンローラ52と、該Uターンローラ52に当接して回転す
る小径回転部材としての搬送ローラ53とからなる。
【0034】更に、前記搬送ローラ53は、Uターンロー
ラ52に当接して従動回転するだけでなく、中間トレイ29
に収容されたシートを画像形成部に再給送する際の再給
送ローラとしての役目を兼ねた構成となっている。尚、
これについては後で詳しく説明する。
【0035】55は挟持部移動手段であり、前記ローラ対
52,53がシートを挟持した状態で該挟持部をシートの搬
送方向上流に移動させるためのものである。この挟持部
移動手段55は、軸受部材としての軸受56と、レール部材
としての支持コマ57と、バネ部材としての圧縮バネ58
と、レール支持部材としての支持アーム59を有し、更に
搬送ローラ53を移動させるための駆動源であるステッピ
ングモータ60を有している。
【0036】軸受部材としての軸受56は、前記搬送ロー
ラ53を支持する搬送ローラ軸61を回転可能に支持してい
る。レール部材としての支持コマ57は、前記軸受56をス
ライド可能に支持している。バネ部材としての圧縮バネ
58は、前記搬送ローラ53をUターンローラ52に当接する
ために前記軸受56をUターンローラ52に向けて付勢して
いる。レール支持部材としての支持アーム59は、前記支
持コマ57をスライド可能に支持し、アーム軸62を中心に
して揺動可能に構成されている。
【0037】更に、前記支持コマ57にはリブ63が一体に
設けられており、中間トレイ29に一体に設けられたカム
64に対して、支持アーム59の揺動及び圧縮バネ58の付勢
力に応じて接離可能となっている。
【0038】また、65は案内部材としての揺動ガイドで
あり、前記搬送ローラ53の搬送ローラ軸61に揺動可能に
支持され、前記ローラ対52,53のシート挟持部(ニッ
プ)にシートを案内する。66はガイド部材としてのUタ
ーンガイドであり、本実施形態ではUターンローラ52の
外周面の一部とともにUターンパス51を構成している。
このUターンガイド66にはガイドフック67が一体に設け
られており、前記揺動ガイド65の端部をスライド可能に
支持している。従って、前記揺動ガイド65により、前記
搬送ローラ53が移動してもその挟持部にシートを確実且
つ円滑に案内することができる。
【0039】駆動源としてのステッピングモータ60は、
アーム軸62の端部に結合し、これを図1中時計回り方向
又は反時計回り方向の両方向に回転させ、所定の角度で
停止し固定する。
【0040】尚、図1〜図5において、68はUターンロ
ーラ52を支持するUターンローラ軸である。69は揺動す
る支持アーム104 を出入りさせるために中間トレイ29に
設けた穴部である。70は搬送ローラ軸61の端部に固定さ
れ駆動を伝える再給送ギアである。71は不図示のモータ
により駆動され再給送ギア115 に駆動を伝える再給送駆
動ギアである。
【0041】上記構成の挟持部移動手段55が、前記ロー
ラ対52,53間でシートを挟持した状態で搬送ローラ53を
Uターンローラ52の周面に沿って搬送方向上流に移動さ
せ、これによりそのシート挟持部を搬送方向上流に移動
させる構成となっている。
【0042】次に上記構成のシート再給送装置の動作に
ついて説明する。図1に示すように、画像形成されたシ
ートがUターンパス51内に入ってくると、シート先端が
Uターンガイド66及び揺動ガイド65に案内され、Uター
ンローラ52と搬送ローラ53のニップに入る。搬送ローラ
53は、中間トレイ29のカム64にリブ63が当接することで
位置決めされた支持コマ57に当接している圧縮バネ58に
より、軸受56を介してUターンローラ52に所定の力で加
圧されている。そして、Uターンローラ52は、不図示の
モータにより定速で図1中時計回り方向に回転している
ため、前記ニップに進入したシートは従動回転している
搬送ローラ53との間でほぼ水平方向(図1中矢印方向)
に搬送される。
【0043】そして、その搬送中に、搬送ローラ53をU
ターンローラ52の周面に沿って搬送方向上流に移動させ
る。具体的には、本実施形態ではシートの後端部が前記
ニップの近傍に来たときに、ステッピングモータ60によ
りアーム軸62を介して支持アーム59を図1中反時計回り
方向に回転させて搬送ローラ53をUターンローラ52の周
面に沿って搬送方向上流に移動させ、図3に示す如き位
置で停止させる。これにより、シートの後端部は図1に
示す如き位置から図3に示す如き位置への移動中(搬送
中)に前記ニップを抜け、且つほぼ下方向(図3中矢印
方向)に搬出される。尚、この状態においても、搬送ロ
ーラ53は中間トレイ29のカム64にリブ63が当接すること
で位置決めされた支持コマ57に当接している圧縮バネ58
により、軸受56を介してUターンローラ52に所定の力で
加圧されている。
【0044】そして、前記シートの搬出後、次のシート
の搬送に備えてステッピングモータ60により図1に示す
如き位置に搬送ローラ53を戻す。また、シートが中間ト
レイ29上に着地した直後にサイドガイド80がシートの幅
まで狭まることでシートの幅方向の整合を行う。このサ
イドガイド80も、前記シートの整合後、すぐに次のシー
トに備えて元の位置に開いて待機する。以上の動作を繰
り返すことで所定枚数を中間トレイ29上に積載する。
【0045】そして、上述の如くして所定枚数のシート
を中間トレイ29上に積載した後、再度、画像形成されて
いない面に画像形成を行うためにシートの再給送を行
う。まず、ステッピングモータ60によりアーム軸62を介
して支持アーム59を時計回り方向に回転させて搬送ロー
ラ53を搬送方向下流に移動させ、図4に示す如き位置で
停止させる。尚、この状態においては支持コマ57は図1
及び図3に比べて下方に下がっているため、圧縮バネ58
は中間トレイ29上のシートに当接して止まっている搬送
ローラ53を支持している軸受56から離れている。これに
より、搬送ローラ53とシートの当接力は、搬送ローラ5
3、搬送ローラ軸61、軸受56、及び揺動ガイド65の重さ
で決まり、この重さを適正にすることでシートの搬送力
を最適に保っている。そして、図5に示すように、搬送
ローラ軸61の端部の再給送ギア70を再給送駆動ギア71で
図中矢印方向に回転駆動することで搬送ローラ53を回転
させ、中間トレイ29上に積載されたシートを最上位から
順に再給送する。
【0046】そして、前記シートが図6に示す分離ロー
ラ対6に到達した後、ステッピングモータ60によりアー
ム軸62を介して支持アーム59を反時計回り方向に回転さ
せ、搬送ローラ53をシートから上に持ち上げる(離間さ
せる)。以上の動作を繰り返すことで中間トレイ29上の
シートの再給送を行う。
【0047】尚、図6に示す分離ローラ対6に到達した
シートは、最上位のシートのみ1枚分離され、搬送ロー
ラ対9〜12を介して回転停止状態のレジストローラ対13
へ送られる。そして、前述の如くして斜行が矯正された
後、レジストローラ対13によって画像形成部へ給送され
る。その後の動作は前述した動作と同様のため、ここで
は説明を省略する。
【0048】上述したように、本実施形態によれば、中
間トレイ29への搬出時のシートはその大部分がほぼ水平
に搬送されるため、2枚目以降のシートを搬出する際に
は、中間トレイ29上に既に積載されているシートを搬出
シートで押してしまうことがなく、従って整合を乱すこ
ともない。また、搬送手段54のシート挟持部をシート搬
送中に搬送方向上流に移動させること、具体的には搬送
ローラ53をシート搬送中に搬送方向上流に移動させるこ
とにより、シートの後端部が搬送手段54を構成するUタ
ーンローラ52と搬送ローラ53のニップを抜ける時には、
シートの搬出角度がほぼ下向きに変更されるので、中間
トレイ29上に搬出されるシートは該中間トレイ29上に既
に積載されているシート又は中間トレイ29上との摩擦力
により、前記ニップを抜けた直後に停止させられる。こ
のため、シートは中間トレイ29上のほぼ一定の位置に積
載される。更にシートの後端部が前記ニップを抜けた後
にも搬送ローラ53が搬送方向上流に移動するため、シー
トの後端部がUターンローラ52と搬送ローラ53のニップ
から抜けきれないという問題も発生しない。
【0049】〔第2実施形態〕第2実施形態に係るシー
ト再給送装置を備えた画像形成装置について説明する。
尚、装置の全体構成は前述した実施形態と同様であるの
で、ここでは詳しい説明は省略する。以下、前述した第
1実施形態と異なる本実施形態の特徴部分を中心に説明
する。
【0050】本実施形態では、前記搬送手段54を構成す
るローラ対52,53によりシートを挟持搬送する速度が、
シートの搬送中に遅くなるように構成している。具体的
には、Uターンパス51の搬送方向上流にシートの後端部
を検知するセンサ等の検知手段(不図示)を設け、シー
ト後端部が前記検知手段を通過した時点からタイマー
(不図示)をかけ、シートの後端部近傍が図1及び図3
のローラ対52,53間のニップ位置に来るまでに、Uター
ンローラ52を回転駆動しているステッピングモータ(不
図示)を減速させている。これは、中間トレイ29上への
シートの搬出速度が非常に速い場合のシートのイナーシ
ャの大きさにより、該シートの搬出方向の落下位置がば
らつくのを最小限に抑えるためである。
【0051】上記構成により、搬送手段による中間トレ
イへのシートの搬出速度が非常に速い場合でも、シート
の搬出方向の落下位置のばらつきを最小限に抑えること
ができる。
【0052】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
画像形成装置として、複写機を例示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えばプリンタ、ファク
シミリ等の他の画像形成装置であっても良く、該画像形
成装置のシート再給送装置に本発明を適用することによ
り同様の効果を得ることができる。
【0053】また前述した実施形態では、電子写真方式
を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば
インクジェット方式等の他の記録方式であっても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
挟持部移動手段により、搬送手段がシートを挟持した状
態で該挟持部をシートの搬送方向上流に移動させる構成
となっているため、中間トレイ上に搬出されるシートの
落下位置のばらつきを低減することができる。これによ
り、中間トレイ上のシートの不整合を防止することがで
き、再給送時のシートの遅延、早着等のジャムを防止
し、中間トレイ上に搬出されたシートの座屈による折
れ、整合不良、汚れ等を防止することができる。
【0055】また前記搬送手段を構成する移動可能な回
転部材は、前記中間トレイに保留されたシートを再給送
する再給送手段を兼ねているため、装置の小型化、低コ
スト化が図れる。
【0056】また前記搬送手段を構成する移動可能な回
転部材と同軸上に揺動可能に支持され、Uターンパスを
構成するガイド部材の近傍に当接しつつ前記回転部材と
ともに移動可能な案内部材を有するため、前記回転部材
が移動してもその挟持部にシートを確実且つ円滑に案内
することができる。
【0057】また前記搬送手段によりシートを挟持搬送
する速度が、シートの搬送中に遅くなるように設定する
ことにより、中間トレイ上へのシートの搬出速度が非常
に速い場合のシートのイナーシャの大きさにより、該シ
ートの搬出方向の落下位置がばらつくのを最小限に抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシート再給送装置の要部断面
【図2】本発明を適用したシート再給送装置の要部上視
【図3】本発明を適用したシート再給送装置の要部断面
【図4】本発明を適用したシート再給送装置の要部断面
【図5】本発明を適用したシート再給送装置の要部断面
【図6】本発明を適用したシート再給送装置を備えた画
像形成装置の概略構成図
【図7】従来技術の説明図
【符号の説明】
A …画像形成装置 S1〜S4…シート 1〜4…給紙カセット 5 …給紙ローラ 6 …分離ローラ対 7〜12…搬送ローラ対 13 …レジストローラ対 14 …感光体ドラム 15 …転写帯電器 16 …搬送ベルト 17 …定着ローラ対 18 …搬送ローラ対 19 …排紙パス 20 …排紙ローラ対 21 …排紙トレイ 22 …フラッパ 23 …縦パス 24〜26…搬送ローラ対 27 …搬入パス 28 …搬入ローラ対 29 …中間トレイ 30 …排出パス 31〜35…搬送ローラ対 51 …Uターンパス 52 …Uターンローラ 53 …搬送ローラ 54 …搬送手段 55 …挟持部移動手段 56 …軸受 57 …支持コマ 58 …圧縮バネ 59 …支持アーム 60 …ステッピングモータ 61 …搬送ローラ軸 62 …アーム軸 63 …リブ 64 …カム 65 …揺動ガイド 66 …Uターンガイド 67 …ガイドフック 68 …Uターンローラ軸 69 …穴部 70 …再給送ギア 71 …再給送駆動ギア 80 …サイドガイド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部で画像が形成されたシートを
    中間トレイに保留し、該シートを再び画像形成部へ給送
    するためのシート再給送装置において、 前記画像形成部から搬送されてきたシートを前記中間ト
    レイに向けてUターンさせるためのUターンパスと、 前記Uターンパスを介して前記中間トレイに向けてシー
    トを挟持搬送するための搬送手段と、 前記搬送手段がシートを挟持した状態で該挟持部をシー
    トの搬送方向上流に移動させるための挟持部移動手段
    と、 を有することを特徴とするシート再給送装置。
  2. 【請求項2】 前記挟持部移動手段は、搬送手段を構成
    する回転部材を回転可能に支持する軸受部材と、該軸受
    部材をスライド可能に支持するレール部材と、前記軸受
    部材と前記レール部材を張架するバネ部材と、前記レー
    ル部材をスライド可能に支持する揺動可能なレール支持
    部材とを有し、 搬送手段でシートを挟持した状態で前記搬送手段を構成
    する回転部材を移動させることにより、その挟持部をシ
    ートの搬送方向上流に移動させることを特徴とする請求
    項1に記載のシート再給送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、外周面の一部がUター
    ンパスを構成する大径回転部材と、該大径回転部材に当
    接して回転する小径回転部材とからなり、 前記挟持部移動手段が、前記回転部材間でシートを挟持
    した状態で一方の回転部材を移動させることで、その挟
    持部をシートの搬送方向上流に移動させることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のシート再給送装置。
  4. 【請求項4】 前記移動可能な回転部材は、前記中間ト
    レイに保留されたシートを再給送する再給送手段を兼ね
    ていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の
    シート再給送装置。
  5. 【請求項5】 前記移動可能な回転部材と同軸上に揺動
    可能に支持され、前記Uターンパスを構成するガイド部
    材の近傍に当接しつつ前記回転部材とともに移動可能な
    案内部材を有することを特徴とする請求項2又は請求項
    3に記載のシート再給送装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段によりシートを挟持搬送す
    る速度は、シートの搬送中に遅くなることを特徴とする
    請求項1に記載のシート再給送装置。
  7. 【請求項7】 シートの両面に画像を形成することの可
    能な画像形成装置において、請求項1〜請求項6のいず
    れか1項に記載のシート再給送装置を有することを特徴
    とする画像形成装置。
JP22476097A 1997-08-21 1997-08-21 シート再給送装置及び画像形成装置 Pending JPH1160080A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100438107C (zh) * 2006-10-27 2008-11-26 艾逖恩机电(深圳)有限公司 直立式led送料系统
JP2020001886A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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