JPH1159921A - シート材収納カセット及び画像形成装置 - Google Patents

シート材収納カセット及び画像形成装置

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JPH1159921A
JPH1159921A JP24599797A JP24599797A JPH1159921A JP H1159921 A JPH1159921 A JP H1159921A JP 24599797 A JP24599797 A JP 24599797A JP 24599797 A JP24599797 A JP 24599797A JP H1159921 A JPH1159921 A JP H1159921A
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JP
Japan
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sheet material
positioning
size
regulating
plate
Prior art date
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JP24599797A
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English (en)
Inventor
Hyoe Iwata
岩田  兵衛
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シート材のサイズ差の小さいものでも紙規制板
をカセット本体に対して適切に位置決めさせる。 【解決手段】幅規制板103をシート材のサイズに対応
した位置に固定するための位置決め穴116を有するサ
イズプレート115を、カセット本体101に対して着
脱自在としたことを特徴とする。また、サイズプレート
115をカセット本体101に対して複数の取付け位置
をもち、取付け方向により、位置決め穴125の位置が
異ならせたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等の画像形成装置に適用されるシート材収納カセット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシート材収納カセット
は、様々なサイズのカット紙に対応できるように、シー
ト材の幅方向を規制する幅規制部材と、シート材の後端
縁を規制する後端規制部材がおのおの移動可能となって
いるものが知られている。特に幅規制部材はサイズの変
更操作が簡単にできるように、その位置決め方法が左右
そぞれのシート材の幅規制部材にラック部を形成し、ギ
ヤを仲介させて連動させるスライド型のものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシート材収納カセットにおいては、紙送り性能
を安定させるためにシート材としての各カット紙サイズ
に対する幅規制板の位置の確保が必要になってくるが、
従来のもの、特に紙中央基準の装置においては、カット
紙の幅方向のサイズ差の少ないもの(例えば、A4サイ
ズとLETTERサイズ)では、カセット本体側に形成
すべき位置決め部の位置が近接しているために形成が難
しいという問題がある。
【0004】仮に、ユーザが幅規制板を間違った位置に
固定して、用紙を送った場合には、画像の横レジずれや
斜行といった問題が発生したり、最悪の場合には紙づま
りにいたる。
【0005】また、用紙の幅規制板の位置でカット紙の
幅を自動検知する装置の場合は、サイズの誤表示といっ
た問題も発生する。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、たと
えばサイズ差の小さいもの等の様々なサイズのシート材
に対応して、シート材の規制部材をカセット本体に対し
て適切に位置決めすることが可能なシート材収納カセッ
トおよびこれを用いた画像形成装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、シート材を収納するカセット本
体と、該カセット本体に設けられ前記シート材の端辺を
規制するためにシート材のサイズに対応して移動可能な
規制部材と、この規制部材に設けられた位置決め手段
と、前記カセット本体に設けられ前記位置決め手段が係
合することによって前記規制部材をシート材のサイズに
対応した位置に固定するための係合部を有する位置合わ
せ部材と、を有し、前記位置合わせ部材をカセット本体
に対して着脱自在とすると共に、異なるシート材のサイ
ズに対応する係合部を有する複数種類の位置合わせ部材
を用意し、使用するシート材のサイズに応じて位置合わ
せ部材を取り替え可能としたことを特徴とする。
【0008】本発明にあっては、使用するシート材のサ
イズに応じて対応する係合部を備えた位置合わせ部材を
選択し、異なるシート材のサイズに対応する位置合わせ
部材がカセット本体に装着されている場合には、位置合
わせ部材をシート材サイズに対応するものに取り替え
る。
【0009】このようにすれば、規格の異なるサイズ列
のうちで、特にサイズ差の少ないサイズに対応する係合
部を別の位置合わせ部材に設けておくことにより、サイ
ズ差の小さいサイズに対しても規制部材を位置決めする
ことができ、様々なサイズに対して適切に対応すること
ができる。
【0010】また、規制部材に複数の位置決め手段を設
け、カセット本体に各位置決め手段に対応する位置合わ
せ部材がそれぞれ異なる取付け位置に取付け、各々の取
付け位置において各位置決め手段が係合する係合部が異
なるシート材のサイズに対応する位置に配置することが
好適である。
【0011】このように複数の位置決め手段と位置合わ
せ部材を設けておけば、位置合わせ部材をいちいち取り
替えることなく、規制部材を様々なサイズに対応して位
置決めすることができる。
【0012】また、規制部材に設けられる一つの位置決
め手段と、前記カセット本体に設けられ前記位置決め手
段が係合することによって前記規制部材をシート材のサ
イズに対応した位置に固定するための係合部を有する一
つの位置合わせ部材と、を有し、前記位置合わせ部材
を、カセット本体に対して、第1の取付け位置と、該第
1の取付け位置から所定角度回転させた第2の取付け位
置とに取付け可能とし、かつ前記位置合わせ部材を第1
の取付け位置のときに第1の係合部が前記位置決め手段
と係合可能な位置に配置され、前記位置合わせ部材が第
2の取付け位置のときに第1の係合部と異なるシート材
のサイズに対応した第2の係合部が前記位置決め手段と
係合可能な位置に配置されることを特徴とする。
【0013】このように、一つの位置合わせ部材の第1
の取付け位置と第2の取付け位置において、それぞれ位
置決め手段と係合する第1および第2の係合部を設けて
おけば、位置合わせ部材を複数設けないでも、様々なシ
ートサイズに対応して規制部材を複数位置に位置決めす
ることが可能となる。
【0014】規制部材はシート材の幅方向の端辺を規制
する幅規制部材である場合には、様々なシートサイズの
幅に対応することができる。
【0015】さらに、幅規制部材はシート材の幅方向の
両端辺を規制するために一対設けられ、該一対の幅規制
部材がカセット本体に設定される中央基準線を中心にし
て対称的に移動する構成となっており、幅規制部材の一
方に位置決め手段が設けられている場合に特に効果的で
ある。
【0016】位置合わせ部材の係合部は位置決め穴であ
り、位置決め手段には前記位置決め穴に対して抜き差し
可能の爪部と、該爪部を位置決め穴に対して差し込む方
向に常時付勢する付勢手段とが設けられていることを特
徴とする。
【0017】このように、爪部を位置決め穴に係合させ
ることによって、確実に位置決めすることが可能であ
る。
【0018】また、本発明の画像形成装置は、上記した
シート材収納カセットと、このシート材収納カセットか
ら送り出されたシート材に画像を形成する画像形成手段
と、を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0020】図1乃至図4は、本発明の第1の実施の形
態を示したもので、このシート材収納カセット100
は、紙等のシート材を収納するカセット本体101と、
このカセット本体101に設けられシート材の幅方向の
端辺を規制するためにシート材のサイズに対応して移動
可能な幅規制部材としての一対の幅規制板103,10
4と、一方の幅規制板103に設けられた位置決め手段
としての位置決め板112と、カセット本体101に設
けられ位置決め板112が係合することによって幅規制
板103,104とをシート材のサイズに対応した位置
に固定するための係合部としての位置決め穴116を有
する位置合わせ部材としてのサイズプレート115とを
備えている。
【0021】カセット本体101には、シート材を積載
するためのシート材積載板102がシート給送方向後端
に設けられた枢支部102a,102aを介して回動自
在に連結されている。
【0022】また、一対の幅規制板103,104はシ
ート材の幅方向の両端辺を規制するために設けられ、こ
の一対の幅規制板103,104がカセット本体101
に設定される中央基準線Nを中心にして左右対称的に連
動して移動する構成となっている。すなわち、105,
106はカセット本体101の底面に設けられた幅方向
に延びるスリット107,108を通して幅規制板10
3,104と結合されたラック板であり、このラック板
105,106の間に介在されるアイドラギヤ109を
介して一対の幅規制板103,104が連動して幅方向
に開く方向と閉じる方向に中央基準線Nに対して左右対
称的に移動するようになっている。
【0023】一方、110は図示しない用紙サイズ検知
ユニットへシート材の幅を検知させるべくラック板10
6と平行に配置されるボリュームラックであり、このボ
リュームラック110とラック板106の間に、ラック
板108の動きをボリュームラク110に伝達するアイ
ドラギヤ111が介在されている。
【0024】また、カセット本体101には、シート材
の後端辺を規制する規制部材としての後端規制板117
がシート材の給送方向に移動可能に設けられており、シ
ート材の長さに応じて移動させてシート材後端に当接し
てシート材の給送方向の位置ずれを防止している。
【0025】位置決め板112は、図1に示すように、
一方の幅規制板103の外側面に沿って上下に延びる板
状部材で、その中央部が枢支部112bにおいて幅規制
板103に対して回動自在に連結され、その下端辺に爪
部112aが下方に突設され、枢支部112bを隔てて
上半部側縁が直角に折曲されてつまみ片112cとなっ
ている。
【0026】一方、枢支部112bには付勢手段として
のネジリバネ114が装着され、ネジリバネ114の一
端がつまみ片112cに係合され、他端が幅規制板10
3に突設されたバネ押え片103aに係合され、このネ
ジリバネ114のばね付勢力によって爪部112aを常
時サイズプレート115の位置決め穴116に係合する
方向、図1中、時計回り方向に常時付勢力を付与するよ
うになっている。
【0027】サイズプレート115は長手方向を幅方向
に位置合わせした平面矩形状の板状部材で、位置決め穴
116は長手方向にシートサイズに対応して複数設けら
れている。
【0028】カセット本体101の底面には、このサイ
ズプレート115に対応する取付け部としての矩形状の
取付け穴118が設けられ、この取付け穴118にサイ
ズプレート115が着脱自在に嵌め込まれるようになっ
ている。取付け穴118の穴周縁にはサイズプレート1
15の下面が係合する段凹部118aが設けられてい
る。さらに、サイズプレート115の長手方向の一方の
端縁には弾性係止片115cが、他方の端縁には係止段
凸部115dが設けられ、段凹部118aにはサイズプ
レート115の一方の端縁には弾性係止片115cおよ
び係止段凸部115dが係止される切欠き部118bが
設けられている。
【0029】本実施の形態にあっては、シート材積載板
102に積載されたシート材の幅規制は、図4の矢印に
示すように、位置決め板112を反時計方向に回動させ
て爪部112aを位置決め穴116から離間させる。そ
して、幅規制板103を所望のサイズの位置決め穴11
6までスライド移動させ、手を放すとネジリバネ114
のばね付勢力により位置決め板112が時計方向に回転
され、爪部112aが所定の位置決め穴116に係合す
る。
【0030】このサイズプレート115としては、図5
に示すように、異なるシート材のサイズに対応する位置
決め穴116を有する複数種類の位置合わせ部材115
a,115bが用意され、使用するシート材のサイズに
応じて取り替え可能となっている。
【0031】ここで、サイズプレート115aは主に日
本国内専用であり、各シート材のサイズに対応する位置
決め穴116は、小さい方から、A5R(紙幅148.
5[mm])、B5R(同182[mm])、A5/A
4R(同210[mm])、B5/B4R(同257
[mm])、A4/A3(同297[mm]))であ
る。また、サイズプレート115bは主にUSA専用で
あり、小さい方から、STMTR(紙幅140[m
m])、G−LTRR(同203[mm])、STMT
R/LTRR(同216[mm])、G−LTR(同2
67[mm])、LTR/LDR(同279[mm])
に対応して位置決め穴116が空いている。
【0032】これらのサイズプレート115a,115
bは外形形状が同一であり、位置決め穴116の空いて
いる位置だけが異なっており、カセット101の底面に
設けられたサイズプレート取付け穴118に着脱自在に
なっている。
【0033】したがって、ユーザーが使用する系列のシ
ート材に応じたサイズプレートを予め選択して取付けて
おけばよい。
【0034】A4RとLTRR,A4RとG−LTRR
は紙の幅方向のサイズ差が少なく、特に本実施の形態の
ように、シート材送りが中央基準のカセットにおいて
は、A4RとLTRRの位置決め穴の間隔が3[m
m]、A4RとG−LTRで3.5[mm]しかないの
で、位置決め穴の形成が難しいばかりでなく、従来はユ
ーザが誤って幅規制板をセットしたりするおそれがあっ
たが、本実施の形態では、サイズプレート105をカセ
ット本体101とは別部材とし、かつシート材のサイズ
系列によってサイズプレート105を分けたことによ
り、近接した位置決め穴106がなくなり、上記のよう
な不具合を防止できる。
【0035】なお、この実施の形態では、サイズプレー
ト105を日本国内用とUSA用とに分けたが、例え
ば、韓国官庁用紙に対応したものや、アルゼンチンLT
RR、エクアドルOFFCIO等、各国のサイズに対応
したサイズプレートや、あるいはその組み合わせのサイ
ズプレート等に分けてもよい。
【0036】次に、本発明の第2および第3の実施の形
態について説明する。
【0037】各実施の形態では、それぞれ主として上記
第1の実施の形態との相違点について説明するものと
し、第1の実施の形態と同一の構成部分について同一の
符号を付してその説明を省略するものとする。
【0038】[第2の実施の形態]図6乃至図8は、本
発明の第2の実施の形態を示している。
【0039】この実施の形態は、幅規制板103に複数
の位置決め手段としての位置決め板118,119が設
けられ、カセット本体101に各位置決め板118,1
19に対応する位置合わせ部材としてのサイズプレート
120a,120bがそれぞれ異なる取付け位置の取付
け穴122a,122bに着脱自在に取付けられ、各々
の取付け位置において各位置決め板118,119の爪
部118a,119aが係合する位置決め穴121,1
21が異なるシート材のサイズに対応する位置に配置さ
れている。
【0040】位置決め板118,119は一方の幅規制
板103の外側面に沿って共に上下に延びる板状部材
で、その中央部が互いに重ねられ枢支部118bにおい
て幅規制板103に対してそれぞれ独立して回動自在に
連結され、それぞれの下端辺に爪部118a,119a
が下方に突設され、枢支部112bを隔てて上半部側縁
が直角に折曲されてつまみ片118c,119cとなっ
ている。上記爪部118a,119aおよびつまみ片1
18c,119cは枢支部118bを隔ててシート材給
送方向前後に位置している。
【0041】一方、枢支部118bには付勢手段として
のネジリバネ114が装着され、ネジリバネ114の一
端が一方の位置決め板118のつまみ片118cに係合
され、他端が他方の位置決め板119のつまみ片119
cに係合され、このネジリバネ114のばね付勢力によ
って各爪部118a,119aを常時サイズプレート1
20a,120bの位置決め穴121に係合する方向、
図7中時計回り方向および反時計回り方向に常時付勢力
を付与するようになっている。各爪部118a,119
aは同一直線上に並んでいる。
【0042】サイズプレート120a,120bは、図
8に示すように、長手方向を幅方向に位置合わせした平
面矩形状の板状部材で、各サイズプレート120a,1
20bの位置決め穴121は長手方向にシートサイズに
対応して複数設けられている。カセット本体101の底
面には、各サイズプレート120a,120bに対応す
る取付け部としての矩形状の取付け穴122a,122
bが設けられ、この取付け穴122a,122bにサイ
ズプレート120a,120bが着脱自在に嵌め込まれ
るようになっている。取付け穴122a,122bの穴
周縁にはサイズプレート120a,120bの下面が係
合する段凹部122c,122dが設けられている。さ
らに、サイズプレート120a,120bの長手方向の
一方の端縁には弾性係止片120dが、他方の端縁には
係止段凸部120eが設けられ、段凹部122c,12
2dにはサイズプレート120a,120bの弾性係止
片120dおよび係止段凸部120eが係止される切欠
き部122e設けられている。
【0043】まず、位置決め板118,119を矢印方
向に回動させて爪部118aまたは119aを位置決め
穴121から離間させる。そして、紙幅規制板103を
所望のサイズの穴までスライド移動させ、手を放すとネ
ジリバネ114の付勢力により位置決め板118,11
9が矢印方向と反対の方向に回転され、爪部118a,
119aが所定の位置決め穴121に嵌合する。
【0044】図8に示されるサイズプレート120aは
主に日本国内専用であり、サイズプレート120bはお
もにUSA専用であり、サイズプレート120cは位置
決め穴が空いていないサイズプレートである。これらサ
イズプレート120a,120b,120cはすべて外
形形状が同一であり、カセット底面に設けられた取付け
穴122a,122bに着脱自在になっている。したが
って、ユーザーが使用する系列のシート材に応じたサイ
ズプレートを組み合わせて予め取付けておけばよい。
【0045】A/B系列しか使用しないユーザーは、日
本国内専用のサイズプレート120aと位置決め穴が空
いていないサイズプレート120cを、LETTER系
列しか使用しないユーザーはUSA専用のサイズプレー
ト120bと位置決め穴が空いていないサイズプレート
120cを組み合わせて取付けておけば、誤操作を防止
できる。また、日本国内専用のサイズプレート120a
とUSA専用のサイズプレート120bを予め取付けて
おけば、サイズプレートを付替えるといった作業をしな
くても、両方の系列を頻繁に使用するユーザーにも対応
できる。
【0046】本実施の形態は、第1の実施の形態同様サ
イズプレートをカセット本体とは別部材とし、かつサイ
ズ系列によってサイズプレートを分けたが、サイズプレ
ートを2枚同時に使用できることとしたため、より様々
なユーザへの対応が可能となった。
【0047】なお、第1の実施の形態と同様、たとえ
ば、韓国官庁用紙に対応したものや、アルゼンチンLT
RR、エクアドルOFFCIO等、各国のサイズに対応
したサイズプレートや、あるいはその組み合わせのサイ
ズプレート等に分けてもよく、さらにはサイズプレート
を2枚としたが3枚あるいはそれ以上に設けることも可
能である。
【0048】[第3の実施の形態]図9乃至図11は、
本発明の第3の実施の形態を示している。
【0049】この実施の形態は、幅規制板103に設け
られる一つの位置決め手段としての位置決め板123
と、カセット本体101に設けられ位置決め板123の
爪部123aが係合することによって幅規制板103を
シート材のサイズに対応した位置に固定するための係合
部としての位置決め穴125を有する一つの位置合わせ
部材としてのサイズプレート124とを有している。
【0050】位置決め板123は一方の幅規制板103
の外側面に沿って上下に延びる板状部材で、その中央部
が枢支部123bにおいて幅規制板103に対して回動
自在に連結され、その下端辺に爪部123aが下方に突
設され、枢支部123bを隔てて上半部側縁が直角に折
曲されてつまみ片123cとなっている。
【0051】一方、枢支部123bには付勢手段として
のネジリバネ114が装着され、ネジリバネ114の一
端がつまみ片123cに係合され、他端が幅規制板10
3に突設されたバネ押え片103aに係合され、このネ
ジリバネ114のばね付勢力によって爪部123aを常
時サイズプレート124の位置決め穴125に係合する
方向、図10中時計回り方向に常時付勢力を付与するよ
うになっている。
【0052】このサイズプレート124を、カセット本
体101に対して、第1の取付け位置と、この第1の取
付け位置から所定角度回転させた位置、本実施の形態で
は180°回転させた第2の取付け位置とに取付け可能
とし、かつ前記サイズプレート124を第1の取付け位
置のときに第1の係合部としての位置決め穴列124a
の位置決め穴125が位置決め板123の爪部123a
と係合可能な位置に配置され、サイズプレート124が
第2の取付け位置のときに第1の係合部と異なるシート
材のサイズに対応する第2の係合部としての位置決め位
置決め穴列124bの位置決め穴125が爪部123a
と係合可能な位置に配置されるように構成されている。
【0053】サイズプレート124は、図11に示すよ
うにほぼ平面正方形状の板状部材で、幅方向に沿って2
列の位置決め穴列124a,124bが互いに平行に配
列されている。各位置決め穴列124a,124bに
は、それぞれシートサイズに対応して複数の位置決め穴
125がそれぞれ設けられている。カセット本体101
の底面には、サイズプレート124に対応する取付け部
としての正方形状の取付け穴126が設けられ、この取
付け穴126にサイズプレート124が着脱自在に嵌め
込まれるようになっている。取付け穴126の穴周縁に
はサイズプレート124の下面が係合する段凹部126
bが設けられている。さらに、サイズプレート124の
一方の端縁には弾性係止片124cが、他方の端縁には
係止段凸部124dがそれぞれ設けられ、段凹部126
bにはサイズプレート124の弾性係止片124cおよ
び係止段凸部124dが係止される切欠き部126c設
けられている。
【0054】本実施の形態の場合には、図10に示すよ
うに、位置決め板123を矢印方向に回動させて爪部1
23aを位置決め穴125から離間させる。そして、紙
幅規制板103を所望のサイズの位置決め穴124まで
スライド移動させ、手を放すとネジリバネ114の付勢
力により位置決め板123が矢印方向と反対の方向に回
転され、爪部123aが所定の位置決め穴125に係合
される。
【0055】位置決め穴125が設けられているサイズ
プレート124はサイズプレート取付け穴126に対し
て180°回転させた状態でも取付けることが可能とな
っている。
【0056】サイズプレート124に設けられた一方の
位置決め穴列124aは主にUSA専用、他方の位置決
め穴列124bは主に日本国内専用の位置決め穴125
が設けられている。さらに、位置決め穴列124bは1
80°反転させて取付けた状態で各位置決め穴125の
位置が正規の位置になり、爪部123aと係合するよう
になっている。したがって、ユーザーが使用する系列の
シート材に応じてサイズプレート124を回転させて予
め取付けておけばよい。
【0057】本実施の形態は、第1の実施の形態と同
様、サイズプレート124をカセット本体101とは別
部材とし、かつ系列によってサイズプレート124を1
80°回転させる構成としたため、サイズプレート12
4を2枚使用することもなく、異なるサイズプレート1
24をカセットとは別に保管するという必要もなくな
り、かつ低コストという観点からも効果がある。
【0058】なお、他の実施の形態と同様、たとえば、
韓国官庁用紙に対応したものや、アルゼンチンLTR
R、エクアドルOFFCIO等、各国のサイズに対応し
たサイズプレートを準備し、あるいはその組み合わせの
サイズプレート等に分けて、交換するように構成するこ
ともできる。
【0059】なお、上記第1,第2及び第3の実施の形
態では、シート材の幅方向の位置を規制するための幅規
制部材に本発明を適用して位置決めをする例を記載した
が、シート材の長さ方向を規制する規制部材(たとえ
ば、シート材の後端を規制する後端規制部材)に本発明
を適用して位置決めをすることもできる。
【0060】図12に上記各実施の形態のシート材収納
カセットが用いられる画像形成装置の構成例を示してい
る。
【0061】すなわち、この画像形成装置200は、上
記実施の形態に係るシート材収納カセット100と、こ
のシート材収納カセット100から送り出されたシート
材に画像を形成する画像形成手段としての画像形成部2
04と、を有している。
【0062】すなわち、この画像形成装置の内部構成を
簡単に説明すると、装置本体の給紙部201にシート材
をサイズ別に収納した複数のシート材収納カセット10
0,100が着脱自在に装着されており、これらのシー
ト材収納カセット100の一つから指定されたサイズの
シート材S′が搬送経路H′1を経て画像形成部204
へ給紙される。
【0063】そして、画像形成部204でそのシート材
S′の片面に感光ドラム205によりトナー像が転写さ
れると共に、搬送経路H′2により定着器206に浸入
してトナー像が定着され画像が形成される。
【0064】画像形成が行われたシート材S′は、片面
コピーの場合には、搬送経路切換え部材である第1のフ
ラッパー207が図の位置(図において時計回転方向に
回動している状態)にあることにより、シート材S′は
矢印A101方向に直進して装置外の排出トレイ208
に排出される。
【0065】一方、多重コピー及び両面コピーの場合に
は、第1のフラッパー207が矢印A202の方向(図
において反時計回転方向に回動している状態)に回動す
ることによりシート材S′は搬送経路H′3により下方
に搬送され、中間トレイ210上に搬送され載置され
る。
【0066】この中間トレイ210に載置されるシート
材S′は、2回目以降の画像形成モードに従い、両面コ
ピーモードでは画像形成面を上側そして多重コピーモー
ドでは下側に向けた状態で載置される。従って中間トレ
イ210は、シート材S′を画像形成面を下側に向けた
状態、すなわち搬送経路H′3から搬送されたままの姿
勢で中間トレイ210に進入させる直進経路H′4と、
画像形成面を上側に向けた状態、すなわちシート材を表
裏が反転するようにUターンさせて直進経路H′4とは
反対方向から中間トレイ210に進入させるUターン経
路H′5とを備えた構成としている。
【0067】中間トレイ210に載置されたシート材
S′は、中間トレイ210に備えられている給送手段に
より、搬送経路H′6,H′1を経て再び画像形成部2
10へと給紙される。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上の構成および作用を有す
るもので、位置合わせ部材をカセット本体とは別部材と
して着脱自在としたことで、シート材のサイズ差の小さ
いものでも、幅規制板をカセット本体側に対して位置決
めが適切に行える。
【0069】また、複数の位置決め手段と位置合わせ部
材を設けておけば、位置合わせ部材をいちいち取り替え
ることなく、規制部材を様々なサイズに対応して位置決
めすることができる。
【0070】また、一つの位置合わせ部材の第1の取付
け位置と第2の取付け位置において、それぞれ位置決め
手段と係合する第1および第2の係合部を設けておけ
ば、位置合わせ部材を複数設けないでも、様々なシート
サイズに対応して規制部材を複数位置に位置決めするこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係る紙幅規
制板の斜視図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係るシート
材収納カセットの上視図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係るシート
材収納カセットを裏から見た図である。
【図4】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート
材収納カセットの斜視図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施の形態に係るサイズ
プレートの斜視図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施の形態に係るシート
材収納カセットの裏から見た図である。
【図7】図7は本発明の第2の実施の形態に係る紙幅規
制板の斜視図である。
【図8】図8は第2の実施の形態に係るサイズプレート
の斜視図である。
【図9】図9は本発明の第3の実施の形態に係るシート
材収納カセットの裏から見た図である。
【図10】図10は本発明の第3の実施の形態に係る紙
幅規制板の斜視図である。
【図11】図11は本発明の第3の実施の形態に係るサ
イズプレートの斜視図である。
【図12】図12は各実施の形態のシート材収納カセッ
トが用いられる画像形成装置の一例を示す断面構成説明
図である。
【符号の説明】
100 シート材収納カセット 101 カセット本体 103,104 幅規制板(規制部材) 112,118,119 ,123 位置決め板(位置
決め手段) 115,120,124 サイズプレート(位置合わせ
部材) 116,121,126 位置決め穴(係合部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を収納するカセット本体と、 該カセット本体に設けられ前記シート材の端辺を規制す
    るためにシート材のサイズに対応して移動可能な規制部
    材と、 該規制部材に設けられた位置決め手段と、 前記カセット本体に設けられ前記位置決め手段が係合す
    ることによって前記規制部材をシート材のサイズに対応
    した位置に固定するための係合部を有する位置合わせ部
    材と、を有し、 該位置合わせ部材をカセット本体に対して着脱自在とす
    ると共に、異なるシート材のサイズに対応する係合部を
    有する複数種類の位置合わせ部材を用意し、使用するシ
    ート材のサイズに応じて位置合わせ部材を取り替え可能
    としたことを特徴とするシート材収納カセット。
  2. 【請求項2】規制部材には複数の位置決め手段が設けら
    れると共に、カセット本体には各位置決め手段に対応す
    る位置合わせ部材がそれぞれ異なる取付け位置に取付け
    られ、各々の取付け位置において各位置決め手段が係合
    する係合部が異なるシート材のサイズに対応する位置に
    配置されることを特徴とする請求項1に記載のシート材
    収納カセット。
  3. 【請求項3】シート材を収納するカセット本体と、 該カセット本体に設けられ前記シート材の端辺を規制す
    るためにシート材のサイズに対応して移動可能な規制部
    材と、 該規制部材に設けられた一つの位置決め手段と、 前記カセット本体に設けられ前記位置決め手段が係合す
    ることによって前記規制部材をシート材のサイズに対応
    した位置に固定するための係合部を有する一つの位置合
    わせ部材と、を有し、 前記位置合わせ部材は、カセット本体に対して、第1の
    取付け位置と、該第1の取付け位置から所定角度回転さ
    せた第2の取付け位置とに取付け可能であり、かつ前記
    位置合わせ部材は第1の取付け位置のときに第1の係合
    部が前記位置決め手段と係合可能な位置に配置され、前
    記位置合わせ部材が第2の取付け位置のときに第1の係
    合部と異なるシート材のサイズに対応した第2の係合部
    が前記位置決め手段と係合可能な位置に配置されること
    を特徴とするシート材収納カセット。
  4. 【請求項4】規制部材はシート材の幅方向の端辺を規制
    する幅規制部材である請求項1,2または3に記載のシ
    ート材収納カセット。
  5. 【請求項5】幅規制部材はシート材の幅方向の両端辺を
    規制するために一対設けられ、該一対の幅規制部材がカ
    セット本体に設定される中央基準線を中心にして対称的
    に移動する構成となっており、 幅規制部材の一方に位置決め手段が設けられている請求
    項4に記載のシート材収納カセット。
  6. 【請求項6】位置合わせ部材の係合部は位置決め穴であ
    り、位置決め手段には前記位置決め穴に対して抜き差し
    可能の爪部と、該爪部を位置決め穴に対して差し込む方
    向に常時付勢する付勢手段とが設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のシート材
    収納カセット。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシ
    ート材収納カセットと、該シート材収納カセットから送
    り出されたシート材に画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP24599797A 1997-08-28 1997-08-28 シート材収納カセット及び画像形成装置 Withdrawn JPH1159921A (ja)

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