JPH1159786A - コンテナー - Google Patents
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- JPH1159786A JPH1159786A JP9238942A JP23894297A JPH1159786A JP H1159786 A JPH1159786 A JP H1159786A JP 9238942 A JP9238942 A JP 9238942A JP 23894297 A JP23894297 A JP 23894297A JP H1159786 A JPH1159786 A JP H1159786A
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- JP
- Japan
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- support
- pallet
- tank
- interior tank
- inert gas
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は内装タンクに充填した充填物や該内
装タンクの内壁面に付着する充填物の酸化等の変質を確
実に防止し、同一物であれば内装タンクの内壁面を洗浄
することなく、楽で経済的に再使用することができるコ
ンテナーを得るにある。 【解決手段】 フォークリフトで運搬することができる
パレットと、このパレットの上部に支持体を用いて取付
けられた下部にバルブを有する排出パイプが設けられ、
上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装
タンクと、この内装タンク、前記パレットあるいは前記
支持体に取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等の不
活性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変質を
防止することができる変質防止剤供給装置とでコンテナ
ーを構成している。
装タンクの内壁面に付着する充填物の酸化等の変質を確
実に防止し、同一物であれば内装タンクの内壁面を洗浄
することなく、楽で経済的に再使用することができるコ
ンテナーを得るにある。 【解決手段】 フォークリフトで運搬することができる
パレットと、このパレットの上部に支持体を用いて取付
けられた下部にバルブを有する排出パイプが設けられ、
上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装
タンクと、この内装タンク、前記パレットあるいは前記
支持体に取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等の不
活性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変質を
防止することができる変質防止剤供給装置とでコンテナ
ーを構成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は高粘度液体や低粘度
液体を５００〜３０００リッター程収納したり、鉄粉等
の粉体を１０００キログラム程収納し、フォークリフト
を用いてトラックの荷台への積み込みや積み下ろし等を
行なうことができるコンテナーに関する。
液体を５００〜３０００リッター程収納したり、鉄粉等
の粉体を１０００キログラム程収納し、フォークリフト
を用いてトラックの荷台への積み込みや積み下ろし等を
行なうことができるコンテナーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の液体を収納するコンテナ
ーはパレットの上面に液体を収納することができる内装
タンク支持台を溶接固定するとともに、該内装タンク支
持台に下端部にバルブが設けられた排出パイプが設けら
れ、上部に開閉蓋が取付けられた内装タンクを支持させ
た後、前記排出パイプが位置する部位だけを開口部にし
た鋼板を用いた側面パネルを前記パレットおよび該側面
パネル同志を溶接により固定し、上面に前記内装タンク
の開閉蓋が開閉できる開口部を形成した天板を溶接固定
して、高さが約１５０センチメートル、幅寸法および奥
行き寸法が約１１２センチメートルに形成されている。
ーはパレットの上面に液体を収納することができる内装
タンク支持台を溶接固定するとともに、該内装タンク支
持台に下端部にバルブが設けられた排出パイプが設けら
れ、上部に開閉蓋が取付けられた内装タンクを支持させ
た後、前記排出パイプが位置する部位だけを開口部にし
た鋼板を用いた側面パネルを前記パレットおよび該側面
パネル同志を溶接により固定し、上面に前記内装タンク
の開閉蓋が開閉できる開口部を形成した天板を溶接固定
して、高さが約１５０センチメートル、幅寸法および奥
行き寸法が約１１２センチメートルに形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のコンテ
ナーは充填工場から使用する工場までインキ等の高粘度
液体や低粘度液体の同一物を循環輸送する場合に使用さ
れ、使用する工場から空になって充填工場へ帰って来る
が、帰って来たコンテナーの内装タンクの内壁面には空
気によって酸化した充填物が付着しているため、同一物
であっても内装タンクの内壁面を洗浄しなければ使用で
きず、内装タンクの内壁面の洗浄に手数と時間がかか
り、洗浄コストが高くつくという欠点があった。
ナーは充填工場から使用する工場までインキ等の高粘度
液体や低粘度液体の同一物を循環輸送する場合に使用さ
れ、使用する工場から空になって充填工場へ帰って来る
が、帰って来たコンテナーの内装タンクの内壁面には空
気によって酸化した充填物が付着しているため、同一物
であっても内装タンクの内壁面を洗浄しなければ使用で
きず、内装タンクの内壁面の洗浄に手数と時間がかか
り、洗浄コストが高くつくという欠点があった。
【０００４】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
内装タンクに充填した充填物や該内装タンクの内壁面に
付着する充填物の酸化等の変質を確実に防止し、同一物
であれば内装タンクの内壁面を洗浄することなく、楽で
経済的に再使用することができるコンテナーを提供する
ことを目的としている。
内装タンクに充填した充填物や該内装タンクの内壁面に
付着する充填物の酸化等の変質を確実に防止し、同一物
であれば内装タンクの内壁面を洗浄することなく、楽で
経済的に再使用することができるコンテナーを提供する
ことを目的としている。
【０００５】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はフォークリフトで運搬することができるパ
レットと、このパレットの上部に支持体を用いて取付け
られた下部にバルブを有する排出パイプが設けられ、上
部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装タ
ンクと、この内装タンク、前記パレットあるいは前記支
持体に取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等の不活
性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変質を防
止することができる変質防止剤供給装置とでコンテナー
を構成している。
に、本発明はフォークリフトで運搬することができるパ
レットと、このパレットの上部に支持体を用いて取付け
られた下部にバルブを有する排出パイプが設けられ、上
部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装タ
ンクと、この内装タンク、前記パレットあるいは前記支
持体に取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等の不活
性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変質を防
止することができる変質防止剤供給装置とでコンテナー
を構成している。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
り、本発明を詳細に説明する。
【０００８】図１ないし図１１に示す本発明の第１の実
施の形態において、１はフォークリフトのフォークが挿
入できるように金属材で形成された四角形状のパレット
で、このパレット１は図４に示すように、四角枠形状の
下部枠体２と、この下部枠体２の四角部および各辺のほ
ぼ中央部に固定された上方へ突出する８本の脚部材３
と、この８本の脚部材３の上部に固定された格子枠状の
上部枠体４とで構成されている。
施の形態において、１はフォークリフトのフォークが挿
入できるように金属材で形成された四角形状のパレット
で、このパレット１は図４に示すように、四角枠形状の
下部枠体２と、この下部枠体２の四角部および各辺のほ
ぼ中央部に固定された上方へ突出する８本の脚部材３
と、この８本の脚部材３の上部に固定された格子枠状の
上部枠体４とで構成されている。
【０００９】５は前記パレット１のほぼ中央部に溶接等
によって固定された金属材製の内装タンク支持台で、こ
の内装タンク支持台５は図５に示すようにコ字状に形成
された内装タンク支持台本体６と、この内装タンク支持
台本体６の下端部を外方へ曲げ加工して形成した取付片
７と、前記内装タンク支持台本体６の上部に上端部が順
次拡開状となるように曲げ加工して形成された内装タン
ク支持部８と、前記内装タンク支持台本体６の開口部６
ａの上部寄りの部位の一側面に一端部がヒンジ部材９等
で回動可能に取付けられ、他端が前記内装タンク支持台
本体６の開口部６ａの上部寄りの部位の他側面に蝶ボル
ト１０等によって着脱可能に取付けられた開放阻止バー
１１とで構成されている。
によって固定された金属材製の内装タンク支持台で、こ
の内装タンク支持台５は図５に示すようにコ字状に形成
された内装タンク支持台本体６と、この内装タンク支持
台本体６の下端部を外方へ曲げ加工して形成した取付片
７と、前記内装タンク支持台本体６の上部に上端部が順
次拡開状となるように曲げ加工して形成された内装タン
ク支持部８と、前記内装タンク支持台本体６の開口部６
ａの上部寄りの部位の一側面に一端部がヒンジ部材９等
で回動可能に取付けられ、他端が前記内装タンク支持台
本体６の開口部６ａの上部寄りの部位の他側面に蝶ボル
ト１０等によって着脱可能に取付けられた開放阻止バー
１１とで構成されている。
【００１０】１２は前記内装タンク支持台５に支持され
る周壁が四角形状の内装タンクで、この内装タンク１２
は図６および図７に示すように、液体が収納される合成
樹脂材製の内装タンク本体１２ａと、この内装タンク本
体１２ａの下部に一側方向に突出するように設けられた
バルブ１３が介装された排出パイプ１４と、前記内装タ
ンク本体１２ａの上部に形成された開口部１２ｂを開閉
する開閉蓋１５と、前記内装タンク本体１２ａの周壁の
ほぼ中央部に形成された補強用の縦溝１２ｃ、１２ｃ、
１２ｃ、１２ｃとで構成されている。
る周壁が四角形状の内装タンクで、この内装タンク１２
は図６および図７に示すように、液体が収納される合成
樹脂材製の内装タンク本体１２ａと、この内装タンク本
体１２ａの下部に一側方向に突出するように設けられた
バルブ１３が介装された排出パイプ１４と、前記内装タ
ンク本体１２ａの上部に形成された開口部１２ｂを開閉
する開閉蓋１５と、前記内装タンク本体１２ａの周壁の
ほぼ中央部に形成された補強用の縦溝１２ｃ、１２ｃ、
１２ｃ、１２ｃとで構成されている。
【００１１】１６は前記内装タンク１２を覆うように、
前記パレット１に溶接等によって下端部が固定された支
持体で、この支持体１６は前記パレット１に溶接等によ
って固定されるアングル材を用いて四角枠状に形成され
た下部支持枠１７と、この下部支持枠１７の四角部に下
端部が溶接等によって固定された金属板をほぼ直角に曲
げかつ両側先端部が内側に折り曲げ加工の立設する支柱
１８、１８、１８、１８と、前部を除くこれらの支柱１
８、１８、１８、１８間を覆うように該支柱１８、１
８、１８、１８に両端部が溶接等によって固定された側
壁板１９、１９、１９と、前部に位置する支柱１８、１
８間のほぼ中央下部位置を開口２０するように覆う該支
柱１８、１８に両端部が溶接等によって固定された前部
側壁板２１と、この前部側壁板２１、前記側壁板１９、
１９、１９および前記支柱１８、１８、１８、１８の上
部を覆うように溶接等によって固定されたアングル材を
用いて四角枠状に形成された天板枠２２および、この天
板枠２２の四角部に溶接等によって固定された三角形状
の補強プレート２３、２３、２３、２３とからなる天板
２４と、前記側壁板１９、１９、１９、２１の外側ほぼ
３分の１および３分の２部位を補強するように前記支柱
１８、１８、１８、１８に該支柱１８、１８、１８、１
８の外側面より外方に突出しないように両端部が溶接等
によって固定された上部補強用バー部材２５、２５、２
５、２５および下部補強用バー部材２６、２６、２６、
２６と、前記内装タンク１２の縦溝１２ｃ、１２ｃ、１
２ｃ、１２ｃ内に挿入される下端部が前記下部支持枠１
７に支持され，上端部が前記天板枠２２に取付けられた
補強バー２７、２７、２７、２７とで構成されている。
前記パレット１に溶接等によって下端部が固定された支
持体で、この支持体１６は前記パレット１に溶接等によ
って固定されるアングル材を用いて四角枠状に形成され
た下部支持枠１７と、この下部支持枠１７の四角部に下
端部が溶接等によって固定された金属板をほぼ直角に曲
げかつ両側先端部が内側に折り曲げ加工の立設する支柱
１８、１８、１８、１８と、前部を除くこれらの支柱１
８、１８、１８、１８間を覆うように該支柱１８、１
８、１８、１８に両端部が溶接等によって固定された側
壁板１９、１９、１９と、前部に位置する支柱１８、１
８間のほぼ中央下部位置を開口２０するように覆う該支
柱１８、１８に両端部が溶接等によって固定された前部
側壁板２１と、この前部側壁板２１、前記側壁板１９、
１９、１９および前記支柱１８、１８、１８、１８の上
部を覆うように溶接等によって固定されたアングル材を
用いて四角枠状に形成された天板枠２２および、この天
板枠２２の四角部に溶接等によって固定された三角形状
の補強プレート２３、２３、２３、２３とからなる天板
２４と、前記側壁板１９、１９、１９、２１の外側ほぼ
３分の１および３分の２部位を補強するように前記支柱
１８、１８、１８、１８に該支柱１８、１８、１８、１
８の外側面より外方に突出しないように両端部が溶接等
によって固定された上部補強用バー部材２５、２５、２
５、２５および下部補強用バー部材２６、２６、２６、
２６と、前記内装タンク１２の縦溝１２ｃ、１２ｃ、１
２ｃ、１２ｃ内に挿入される下端部が前記下部支持枠１
７に支持され，上端部が前記天板枠２２に取付けられた
補強バー２７、２７、２７、２７とで構成されている。
【００１２】２８は前記支持体１６に取付けられた梯子
で、この梯子２８は図８および図９に示すように前記支
持体１６の前面側の一方の支柱１８の内側面１８ａに形
成された複数個、本発明の実施の形態では３個の縦長状
の切欠部２９、２９、２９、この切欠部２９、２９、２
９の上部を除く側部に形成されたストッパー片３０、３
０、３０とからなるステップバー支持部３１、３１、３
１と、前記一方の支柱１８の内側面１８ａと対向する部
位に並列するように前記天板枠２２と上部補強用バー部
材２５、該上部補強用バー部材２５と前記下部補強用バ
ー部材２６および、該下部補強用バー部材２６と前記下
部支持枠１７とに外側面が外方に突出することなく、上
下端部を溶接等によって固定されたチャンネル状の梯子
用支柱３２、３２、３２と、この梯子用支柱３２、３
２、３２の前記一方の支柱１８に形成したステップバー
支持部３１、３１、３１と対向する内側面３２ａ、３２
ａ、３２ａに形成されたステップバー支持部３１、３
１、３１と、このステップバー支持部３１、３１、３１
に一端部が支持され、他端部が前記一方の支柱１８に形
成されたステップバー支持部３１、３１、３１に支持さ
れた、不使用時には一方の支柱１８と梯子用支柱３２、
３２、３２の外側面より突出しないように収納され、上
昇させて前方へ引き出す使用時には外方へ突出するほぼ
ハット形鋼形状のステップバー３３、３３、３３と、こ
のステップバー３３、３３、３３の突出状態を保持する
ように取付けられた保持鎖３４、３４、３４とで構成さ
れている。
で、この梯子２８は図８および図９に示すように前記支
持体１６の前面側の一方の支柱１８の内側面１８ａに形
成された複数個、本発明の実施の形態では３個の縦長状
の切欠部２９、２９、２９、この切欠部２９、２９、２
９の上部を除く側部に形成されたストッパー片３０、３
０、３０とからなるステップバー支持部３１、３１、３
１と、前記一方の支柱１８の内側面１８ａと対向する部
位に並列するように前記天板枠２２と上部補強用バー部
材２５、該上部補強用バー部材２５と前記下部補強用バ
ー部材２６および、該下部補強用バー部材２６と前記下
部支持枠１７とに外側面が外方に突出することなく、上
下端部を溶接等によって固定されたチャンネル状の梯子
用支柱３２、３２、３２と、この梯子用支柱３２、３
２、３２の前記一方の支柱１８に形成したステップバー
支持部３１、３１、３１と対向する内側面３２ａ、３２
ａ、３２ａに形成されたステップバー支持部３１、３
１、３１と、このステップバー支持部３１、３１、３１
に一端部が支持され、他端部が前記一方の支柱１８に形
成されたステップバー支持部３１、３１、３１に支持さ
れた、不使用時には一方の支柱１８と梯子用支柱３２、
３２、３２の外側面より突出しないように収納され、上
昇させて前方へ引き出す使用時には外方へ突出するほぼ
ハット形鋼形状のステップバー３３、３３、３３と、こ
のステップバー３３、３３、３３の突出状態を保持する
ように取付けられた保持鎖３４、３４、３４とで構成さ
れている。
【００１３】３６は前記支持体１６内に取付けられた前
記内装タンク１２内に窒素ガス、アルゴンガス等の不活
性ガスを供給して収納物の変質を防止することができる
変質防止剤供給装置で、この変質防止剤供給装置３６は
前記パレット１に設けられた窒素ガス、アルゴンガス等
の不活性ガスタンク収納容器３７内に取付け金具３７ａ
によって着脱可能に取付けることができる不活性ガスが
充填された不活性ガスタンク３８と、この不活性ガスタ
ンク３８の開閉弁３９が設けられた排出管４０に一端が
接続され、他端が前記内装タンク１２の上部より該内装
タンク１２内に不活性ガスを供給できるように取付けら
れた不活性ガス供給パイプ４１とで構成されている。
記内装タンク１２内に窒素ガス、アルゴンガス等の不活
性ガスを供給して収納物の変質を防止することができる
変質防止剤供給装置で、この変質防止剤供給装置３６は
前記パレット１に設けられた窒素ガス、アルゴンガス等
の不活性ガスタンク収納容器３７内に取付け金具３７ａ
によって着脱可能に取付けることができる不活性ガスが
充填された不活性ガスタンク３８と、この不活性ガスタ
ンク３８の開閉弁３９が設けられた排出管４０に一端が
接続され、他端が前記内装タンク１２の上部より該内装
タンク１２内に不活性ガスを供給できるように取付けら
れた不活性ガス供給パイプ４１とで構成されている。
【００１４】上記構成のコンテナー３５は内装タンク１
２の上部の開閉蓋１５を開放して内部にインキ等の液体
を充填した後、変質防止剤供給装置３６で内装タンク１
２内に空気がなくなり、不活性ガスが充満した状態とな
るように不活性ガスを供給する。なお、インキ等の液体
を充填する前に不活性ガスを充満させておいてもよい。
この状態でフォークリフトを用いてトラックの荷台への
積み込みや積み下ろしを行ない、使用現場へ輸送する。
２の上部の開閉蓋１５を開放して内部にインキ等の液体
を充填した後、変質防止剤供給装置３６で内装タンク１
２内に空気がなくなり、不活性ガスが充満した状態とな
るように不活性ガスを供給する。なお、インキ等の液体
を充填する前に不活性ガスを充満させておいてもよい。
この状態でフォークリフトを用いてトラックの荷台への
積み込みや積み下ろしを行ない、使用現場へ輸送する。
【００１５】使用現場でバルブ１３を開放して排出パイ
プ１４よりインキ等の液体を排出させて使用し、空にな
ったところで充填工場へ輸送する。この使用時や空の輸
送時には、内装タンク１２内に不活性ガスが充満する状
態にし、充填したインキ等の液体の変質を防止する。こ
のため、変質防止剤供給装置３６の開閉弁３９を開状態
にし、自動的に内装タンク１２内に不活性ガスが供給さ
れるようにして使用してもよい。
プ１４よりインキ等の液体を排出させて使用し、空にな
ったところで充填工場へ輸送する。この使用時や空の輸
送時には、内装タンク１２内に不活性ガスが充満する状
態にし、充填したインキ等の液体の変質を防止する。こ
のため、変質防止剤供給装置３６の開閉弁３９を開状態
にし、自動的に内装タンク１２内に不活性ガスが供給さ
れるようにして使用してもよい。
【００１６】
【発明の異なる実施の形態】次に、図１２ないし図２０
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第１の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第１の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【００１７】図１２ないし図１４に示す本発明の第２の
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、内装タンク１２の上部に不活性ガスタ
ンク３８を収納することができる不活性ガスタンク収納
容器３７を取付け、該部に不活性ガスタンク３８を取付
けた変質防止剤供給装置３６を設けた点で、このように
構成したコンテナー３５Ａにしても、前記本発明の第１
の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、内装タンク１２の上部に不活性ガスタ
ンク３８を収納することができる不活性ガスタンク収納
容器３７を取付け、該部に不活性ガスタンク３８を取付
けた変質防止剤供給装置３６を設けた点で、このように
構成したコンテナー３５Ａにしても、前記本発明の第１
の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【００１８】図１５ないし図１７に示す本発明の第３の
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、支持体１６の天板枠２２Ａに不活性ガ
スタンク３８を収納することができる不活性ガスタンク
収納容器３７を取付け、該部に不活性ガスタンク３８を
取付けた変質防止剤供給装置３６を設けた点で、このよ
うに構成したコンテナー３５Ｂにしても、前記本発明の
第１の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、支持体１６の天板枠２２Ａに不活性ガ
スタンク３８を収納することができる不活性ガスタンク
収納容器３７を取付け、該部に不活性ガスタンク３８を
取付けた変質防止剤供給装置３６を設けた点で、このよ
うに構成したコンテナー３５Ｂにしても、前記本発明の
第１の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【００１９】図１８ないし図２０に示す本発明の第４の
実施の形態において、前記本発明の第２の実施の形態と
主に異なる点は、パレット１の四角部に下端部がそれぞ
れ固定されたステンレス材、ステンレス合金材等の金属
材製の支柱４２、４２、４２、４２を用いた支持体１６
Ａと、この支持体１６Ａの支柱４２、４２、４２、４２
に四角部が固定された下部にバルブ１３を有する排出パ
イプ１４が設けられ、上部に開閉蓋１５、不活性ガスタ
ンク３８を収納することができる不活性ガスタンク収納
容器３７が設けられた液体や粉体が収納されるステンレ
ス材、ステンレス合金材等の金属材製の内装タンク１２
Ａとを用いた点で、このように構成されたコンテナー３
５Ｃにしても、前記本発明の第２の実施の形態と同様な
作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第２の実施の形態と
主に異なる点は、パレット１の四角部に下端部がそれぞ
れ固定されたステンレス材、ステンレス合金材等の金属
材製の支柱４２、４２、４２、４２を用いた支持体１６
Ａと、この支持体１６Ａの支柱４２、４２、４２、４２
に四角部が固定された下部にバルブ１３を有する排出パ
イプ１４が設けられ、上部に開閉蓋１５、不活性ガスタ
ンク３８を収納することができる不活性ガスタンク収納
容器３７が設けられた液体や粉体が収納されるステンレ
ス材、ステンレス合金材等の金属材製の内装タンク１２
Ａとを用いた点で、このように構成されたコンテナー３
５Ｃにしても、前記本発明の第２の実施の形態と同様な
作用効果が得られる。
【００２０】なお、前記本発明の各実施の形態では変質
防止剤として窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガスを
用いたものに付いて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、変質防止剤として水や水蒸気を用いてもよい。
防止剤として窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガスを
用いたものに付いて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、変質防止剤として水や水蒸気を用いてもよい。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【００２２】（１）フォークリフトで運搬することがで
きるパレットと、このパレットの上部に支持体を用いて
取付けられた下部にバルブを有する排出パイプが設けら
れ、上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される
内装タンクと、この内装タンク、前記パレットあるいは
前記支持体に取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等
の不活性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変
質を防止することができる変質防止剤供給装置とで構成
されているので、変質防止剤供給装置によって内装タン
ク内に変質防止剤を供給して充満させることができる。
したがって、内装タンク内に充填した充填物の酸化等の
変質を防止することができる。よって、同一充填物の輸
送に使用する場合、従来のように充填前に洗浄作業を行
なわなくても不具合がないため、そのまま使用でき、面
倒な洗浄作業が不用で楽に使用することができる。
きるパレットと、このパレットの上部に支持体を用いて
取付けられた下部にバルブを有する排出パイプが設けら
れ、上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される
内装タンクと、この内装タンク、前記パレットあるいは
前記支持体に取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等
の不活性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変
質を防止することができる変質防止剤供給装置とで構成
されているので、変質防止剤供給装置によって内装タン
ク内に変質防止剤を供給して充満させることができる。
したがって、内装タンク内に充填した充填物の酸化等の
変質を防止することができる。よって、同一充填物の輸
送に使用する場合、従来のように充填前に洗浄作業を行
なわなくても不具合がないため、そのまま使用でき、面
倒な洗浄作業が不用で楽に使用することができる。
【００２３】（２）前記（１）によって、内装タンクの
洗浄が不用であるため、洗浄期間遊ばせることなく使用
でき、効率よく使用することができる。
洗浄が不用であるため、洗浄期間遊ばせることなく使用
でき、効率よく使用することができる。
【００２４】（３）前記（１）によって、内装タンクに
窒素ガスを充填するため、安全で安価に使用することが
できる。
窒素ガスを充填するため、安全で安価に使用することが
できる。
【００２５】（４）請求項２、３、４も前記（１）〜
（３）と同様な効果が得られる。
（３）と同様な効果が得られる。
【図１】本発明の第１の実施の形態の正面図。
【図２】本発明の第１の実施の形態の平面図。
【図３】本発明の第１の実施の形態の一部破断側面図。
【図４】本発明の第１の実施の形態のパレットの説明
図。
図。
【図５】本発明の第１の実施の形態の内装タンクの支持
台の説明図。
台の説明図。
【図６】本発明の第１の実施の形態の内装タンクの側面
図。
図。
【図７】本発明の第１の実施の形態の内装タンクの一部
破断平面図。
破断平面図。
【図８】図１の８−８線に沿う要部拡大断面図。
【図９】図１の９−９線に沿う要部拡大断面図。
【図１０】窒素ガス供給装置の説明図。
【図１１】窒素ガスタンクの収納容器の説明図。
【図１２】本発明の第２の実施の形態の正面図。
【図１３】本発明の第２の実施の形態の平面図。
【図１４】本発明の第２の実施の形態の不活性ガス供給
装置の取付け説明図。
装置の取付け説明図。
【図１５】本発明の第３の実施の形態の正面図。
【図１６】本発明の第３の実施の形態の平面図。
【図１７】本発明の第３の実施の形態の一部破断側面
図。
図。
【図１８】本発明の第４の実施の形態の正面図。
【図１９】本発明の第４の実施の形態の平面図。
【図２０】本発明の第４の実施の形態の内装タンクの一
部破断側面図。
部破断側面図。
１、１Ａ：パレット、 ２：下部枠体、 ３：脚部材、 ４：上部枠体、 ５：内装タンク支持台、 ６：内装タンク支持台本体、 ７：取付片、 ８：内装タンク支持部、 ９：ヒンジ部材、 １０：蝶ボルト、 １１：開放阻止バー、 １２、１２Ａ：内装タンク、 １２ａ：内装タンク本体、 １２ｂ：開口部、 １２ｃ：縦溝、 １３：バルブ、 １４：排出パイプ、 １５：開閉蓋、 １６、１６Ａ：支持体、 １７：下部支持枠、 １８：支柱、 １９：側壁板、 ２０：開口、 ２１：前部側壁板、 ２２：天板枠、 ２３：補強プレート、 ２４、２４Ａ、２４Ｂ：天板、 ２５：上部補強用バー部材、 ２６：下部補強用バー部材、 ２７：補強バー、 ２８、２８Ａ、２８Ｂ：梯子、 ２９：切欠部、 ３０：ストッパー片、 ３１：ステップバー支持部、 ３２：梯子用支柱、 ３３：ステップバー、 ３４：保持鎖、 ３５、３５Ａ、３５Ｂ、３５Ｃ：コンテナー、 ３６：変質防止剤供給装置、 ３７：不活性ガスタンク収納容器、 ３８：不活性ガスタンク、 ３９：開閉弁、 ４０：排出管、 ４１：不活性ガス供給パイプ、 ４２：支柱。
Claims (4)
- 【請求項１】 フォークリフトで運搬することができる
パレットと、このパレットの上部に支持体を用いて取付
けられた下部にバルブを有する排出パイプが設けられ、
上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装
タンクと、この内装タンク、前記パレットあるいは前記
支持体に取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等の不
活性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収納物の変質を
防止することができる変質防止剤供給装置とからなるこ
とを特徴とするコンテナー。 - 【請求項２】 フォークリフトで運搬することができる
パレットと、このパレットの上部に周囲を覆うことがで
きる支持体を用いて取付けられた下部にバルブを有する
排出パイプが設けられ、上部に開閉蓋が設けられた液体
や粉体が収納される内装タンクと、この内装タンク、前
記パレットあるいは前記支持体に取付けられた該内装タ
ンク内に窒素ガス等の不活性ガスあるいは水や水蒸気を
供給して収納物の変質を防止することができる変質防止
剤供給装置とからなることを特徴とするコンテナー。 - 【請求項３】 フォークリフトで運搬することができる
パレットと、このパレットの上部に周囲を覆うととも
に、上部に積み重ねることができる支持体を用いて取付
けられた下部にバルブを有する排出パイプが設けられ、
上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装
タンクと、前記支持体内で該支持体、前記パレットある
いは前記内装タンクに取付けられた該内装タンク内に窒
素ガス等の不活性ガスあるいは水や水蒸気を供給して収
納物の変質を防止することができる変質防止剤供給装置
とからなることを特徴とするコンテナー。 - 【請求項４】 フォークリフトで運搬することができる
パレットと、このパレットの上部に周囲を覆うととも
に、上部に積み重ねることができる支持体を用いて取付
けられた下部にバルブを有する排出パイプが設けられ、
上部に開閉蓋が設けられた液体や粉体が収納される内装
タンクと、前記支持体内で該支持体あるいは前記内装タ
ンクに取付けられた該内装タンク内に窒素ガス等の不活
性ガスが常時充満するように供給して収納物の変質を防
止することができる変質防止剤供給装置とからなること
を特徴とするコンテナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9238942A JPH1159786A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | コンテナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9238942A JPH1159786A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | コンテナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1159786A true JPH1159786A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17037577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9238942A Withdrawn JPH1159786A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | コンテナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1159786A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016046543A1 (en) * | 2014-09-24 | 2016-03-31 | Lpw Technology Ltd | Powder container comprising a pressure vessel and a pilot line and system therewith |
-
1997
- 1997-08-19 JP JP9238942A patent/JPH1159786A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016046543A1 (en) * | 2014-09-24 | 2016-03-31 | Lpw Technology Ltd | Powder container comprising a pressure vessel and a pilot line and system therewith |
| JP2017529290A (ja) * | 2014-09-24 | 2017-10-05 | エルピーダブリュ テクノロジー リミテッドＬｐｗ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ Ｌｔｄ | 粉末の搬送 |
| JP2020125156A (ja) * | 2014-09-24 | 2020-08-20 | エルピーダブリュ テクノロジー リミテッドＬｐｗ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ Ｌｔｄ | 粉末コンテナおよびそれを用いたシステム |
| US10934086B2 (en) | 2014-09-24 | 2021-03-02 | Lpw Technology Ltd | Transport of powders |
| US11352200B2 (en) | 2014-09-24 | 2022-06-07 | Lpw Technology Ltd. | Transport of powders |
| US11767159B2 (en) | 2014-09-24 | 2023-09-26 | Lpw Technology Ltd. | Transport of powders |
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