JPH1159483A - 自動車のフレームとボデーとの結合構造 - Google Patents

自動車のフレームとボデーとの結合構造

Info

Publication number
JPH1159483A
JPH1159483A JP9237875A JP23787597A JPH1159483A JP H1159483 A JPH1159483 A JP H1159483A JP 9237875 A JP9237875 A JP 9237875A JP 23787597 A JP23787597 A JP 23787597A JP H1159483 A JPH1159483 A JP H1159483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
frame
floor panel
bracket
front wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9237875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3422232B2 (ja
Inventor
Yukio Matsuda
幸男 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP23787597A priority Critical patent/JP3422232B2/ja
Publication of JPH1159483A publication Critical patent/JPH1159483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3422232B2 publication Critical patent/JP3422232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の前方から所定以上の荷重が加わるとき
のボデーの変形を抑えうる、自動車のフレームとボデー
との結合構造を提供すること。 【解決手段】 フレーム(14)とボデー(20)とを
結合する構造は、前輪が後方へ向けて変位したとき前輪
が突き当たることとなるフレームの各側部(28)の部
位又はこの近傍に設けられたボデーマウント用のブラケ
ット(22)と、ボデーのフロアパネル(16)の下方
に設けられ、マウントクッションを介してブラケットと
結合される車体の幅方向へ伸びる第1の補強材(24)
と、第1の補強材から後方へ向けて伸び、補強材(2
4)と、フロアパネル(16)と、ロッカ(18)とに
それぞれ固着された第2の補強材(26)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフレーム
と、このフレームの上方に配置されるボデーとの結合構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】フレームから車体の幅方向の外方へ中空
のエネルギ吸収材を突出すると共に、ボデーのフロアパ
ネルの側部に配置されたロッカの内側に孔を開け、前記
エネルギ吸収材を前記ロッカの孔内に挿入し、エネルギ
吸収材とフロアパネルとをマウントクッションを介して
結合した構造が提案されている(特開平8-2437号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記提案に係る結合構
造では、車体の側部から所定以上の荷重が加わるとき、
エネルギ吸収材が変形してエネルギ吸収するが、車体の
前方から加わる所定以上の荷重に対しては必ずしも有効
ではない。
【0004】本発明は、車体の前方から所定以上の荷重
が加わるときのボデーの変形を抑えうる、自動車のフレ
ームとボデーとの結合構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前輪を支持す
るサスペンションアームが各側部に連結されるフレーム
と、フロアパネル及びこのフロアパネルの各側部に配置
されたロッカを有するボデーとを結合する構造である。
この結合構造は、前記前輪が後方へ向けて変位したとき
前輪が突き当たることとなる前記フレームの各側部の部
位又はこの近傍に設けられたボデーマウント用のブラケ
ットと、前記ボデーのフロアパネルの下方に設けられ、
マウントクッションを介して前記ブラケットと結合され
る車体の幅方向へ伸びる第1の補強材と、この第1の補
強材から後方へ向けて伸び、前記補強材と、前記フロア
パネルと、前記ロッカとにそれぞれ固着された第2の補
強材とを備える。
【0006】
【作用及び効果】所定以上の荷重が主として、サスペン
ションアームを連結しているフレームの各側部に加わる
と、フレームが変形して前輪が後方へ変位する。前輪の
後方への変位によって前輪がブラケット又はこの近傍に
突き当たり、ブラケットに荷重が入る。ブラケットに入
った荷重は、フレームに伝わってここで受け止められる
他、第1の補強材から第2の補強材に伝わり、第1の補
強材と、フロアパネルと、ロッカとによって受け止めら
れる。
【0007】前輪が変位することによってブラケットに
入った荷重は、フレームと、第1の補強材と、フロアパ
ネルと、ロッカとに分散し、これらによって受け止めら
れる。このように、前輪から加わる荷重を効率よく分散
させ、全体で荷重を受け止めるため、ボデーの変形を抑
えることができる。
【0008】第2の補強材は第1の補強材から後方へ向
けて伸びているため、第1の補強材からの荷重を軸力と
して受けることとなり、第2の補強材にはモーメントが
実質的に発生しない。したがって、第2の補強材の剛性
又は強度を高める必要がなく、第2の補強材を設けるこ
とによる重量増をわずかに抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】フレームとボデーとの結合構造
は、分解斜視状態を示す図1と、自動車の側面状態を示
す図7とを参照すると、前輪10を支持するサスペンシ
ョンアーム12が各側部に連結されるフレーム14と、
フロアパネル16及びフロアパネル16の各側部に配置
されたロッカ18を有するボデー20とを結合する構造
であり、ブラケット22と、第1の補強材24と、第2
の補強材26とを備える。
【0010】フレーム14の各側部28は2枚のパネル
によって閉じ断面形状に形成されたサイドメンバであ
り、図7の側面視においてサスペンションアーム12の
連結部が上下方向で最も高くなり、また、図5の底面視
においてサスペンションアーム12の連結部が車幅方向
で最も狭くなるように湾曲されている。フレーム14
は、別の側部となるサイドメンバ(図示せず)共々、複
数のクロスメンバ30で結合され、平面形状が実質的に
長方形を呈している。
【0011】サイドシルすなわちロッカ18は、断面状
態を示す図2を参照すると、インナパネル32とアウタ
パネル34とによって閉じ断面形状に形成されており、
フロアパネル16がインナパネル32に接合されてい
る。フロアパネル16とロッカ18とは従来と同様に形
成される。
【0012】ボデーマウント用のブラケット22は、図
5の(b)に示すように、前輪10が後方へ向けて変位
したとき前輪10が突き当たることとなるフレーム14
の各側部28の部位又はこの近傍に設けられ、車幅方向
の外方へ向けて突出されている。ブラケット22は、鋼
板をプレス成形したものでフレーム14の側部28に溶
接されている。ブラケット22には、フレーム14とボ
デー20とを結合するボルトを貫通させる孔23が上下
方向に開けられている。
【0013】図5に示した実施例では、ブラケット22
は、フレーム14の側部28が車幅方向の外方へ張り出
した部位であって前輪10を覆っているエプロン36の
直後の部位に取り付けられている。この配置によれば、
前輪10が後方へ変位してエプロン36を変形させ、エ
プロン36を介してブラケット22に突き当たったと
き、ブラケット22が荷重を直ちに後述の補強材などへ
伝えることができるため、荷重分散のロスを防ぐことが
できる。
【0014】第1の補強材24は、図1に仮想線25で
示すように、断面形状が下向きに凸となるように鋼板を
プレス成形して作られたもので、ボデーのフロアパネル
16の下側面にフランジ40をスポット溶接して取り付
けられ、フロアパネル16の下方に配置されている。第
1の補強材24は、フレームのブラケット22の孔23
を貫通するボルトを通すための孔41を有し、この孔4
1から車幅方向の外方へ向けて、図2に示すように下向
きに傾斜され、端部に設けられたフランジ42をロッカ
のインナパネル32に突き合わせてスポット溶接されて
いる。第1の補強材24はまた、図3に示すように、孔
41の前後方向となる部位に逆U字状に湾曲された2つ
の補強部43を有する。第1の補強材24は、マウント
クッション46を介してブラケット22と結合される。
【0015】第2の補強材26は、第1の補強材24か
ら後方へ向けて伸び、補強材24と、フロアパネル16
と、ロッカ18とにそれぞれ固着される。
【0016】図1及び断面状態の図4に示した実施例で
は、第2の補強材26は、仮想線27で示したように、
平坦部48と、平坦部48の一方の側部から逆L字状に
立ち上がった補強部49と、平坦部48の他方の側部に
設けられたフランジ部50とを有し、平坦部48は、そ
の平面形状が前方から後方へ向けて先細となった三角形
を呈するように形成されている。補強部49がフロアパ
ネル16にスポット溶接され、またフランジ部50がロ
ッカのインナパネル32にスポット溶接され、第2の補
強材26はフロアパネル16と相まって閉じ断面形状を
呈している。第2の補強材の平坦部48は、図3に示す
ように、第1の補強材24の後方の補強部43の下端に
載り上げ、ここですみ肉溶接されている。第2の補強材
26の補強部49は第1の補強材の後方の補強部43に
すみ肉溶接されている。
【0017】図6に示した実施例では、第2の補強材5
6は、U 字状に形成され、両側部に設けられたフランジ
部57をフロアパネル16にスポット溶接してフロアパ
ネル16に固着され、フロアパネル16と相まって閉じ
断面形状を呈している。第2の補強材56は、図1に示
した第2の補強材の補強部49と同様に、後方へ向けて
斜めに配置され、その前方の端部で第1の補強材の後方
の補強部に、またその後方の端部でロッカのインナパネ
ルにそれぞれ溶接される。
【0018】フレーム14とボデー20とを結合するに
は、図2及び図3に示すように、第1の補強材24の上
側に拘束プレート60を配置し、第1の補強材24の下
側にマウントクッション46を配置すると共に、フレー
ムのブラケット22をマウントクッション46に連結
し、拘束プレート及びマウントクッション46にボルト
62を通し、ナット64にねじ込む。
【0019】図5に示すように、フレーム14の側部2
8に前方から所定以上の荷重Fが加わると、フレーム1
4のブラケット22より前方の部分が曲げ変形し、前輪
10が後方へ変位する。前輪10が図3に示すように、
エプロン36を介してボデー20に突き当たるとき、荷
重はフレームのブラケット22から第1の補強材24に
伝わり、さらに第2の補強材26を経て一方では図5の
(b )のF1 のようにロッカ18に伝わり、他方ではF
2 のようにフレーム14と、フロアパネル16とに伝わ
る。このように、荷重が分散される結果、ボデー20の
変形を抑えることができる。図6に示した実施例の作用
は前記したところと実質的に同じである。
【0020】第1の補強材24に入った荷重を第2の補
強材26に確実に伝えるには、第1の補強材24が前記
荷重によって変形しないことが好ましい。そのために
は、図1及び図3に示すように、第3の補強材66を第
2の補強材24の補強部43内と、2つの補強部43を
連結する部分の下方とに配置し、補強部43の変形を防
ぐことができる。第3の補強材66は、第2の補強材2
6の補強部49の延長上に配置することが好ましく、ま
た補強部49と実質的に同じ形状とすることが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のフレームとボデーとの結
合構造の実施例の斜視図で、フロアパネルの一部を破断
して示してある。
【図2】本発明に係る自動車のフレームとボデーとの結
合構造の断面図で、図5の2−2線で切断したものであ
る。
【図3】本発明に係る自動車のフレームとボデーとの結
合構造の断面図で、図5の3−3線で切断したものであ
る。
【図4】本発明に係る自動車のフレームとボデーとの結
合構造の断面図で、図5の4−4線で切断したものであ
る。
【図5】本発明に係る自動車のフレームとボデーとの結
合構造の底面図で、(a )は変形前を、(b )は変形後
を示している。
【図6】本発明に係る自動車のフレームとボデーとの結
合構造の別の実施例の図4と同様な断面図である。
【図7】本発明に係る結合構造によって結合したフレー
ムとボデーとを備える自動車の一部を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 前輪 12 サスペンションアーム 14 フレーム 16 フロアパネル 18 ロッカ 20 ボデー 22 ブラケット 24 第1の補強材 26,56 第2の補強材 28 側部 46 マウントクッション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪を支持するサスペンションアームが
    各側部に連結されるフレームと、フロアパネル及びこの
    フロアパネルの各側部に配置されたロッカを有するボデ
    ーとを結合する構造であって、 前記前輪が後方へ向けて変位したとき前輪が突き当たる
    こととなる前記フレームの各側部の部位又はこの近傍に
    設けられたボデーマウント用のブラケットと、 前記ボデーのフロアパネルの下方に設けられ、マウント
    クッションを介して前記ブラケットと結合される車体の
    幅方向へ伸びる第1の補強材と、 この第1の補強材から後方へ向けて伸び、前記補強材
    と、前記フロアパネルと、前記ロッカとにそれぞれ固着
    された第2の補強材とを備える、自動車のフレームとボ
    デーとの結合構造。
JP23787597A 1997-08-20 1997-08-20 自動車のフレームとボデーとの結合構造 Expired - Fee Related JP3422232B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23787597A JP3422232B2 (ja) 1997-08-20 1997-08-20 自動車のフレームとボデーとの結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23787597A JP3422232B2 (ja) 1997-08-20 1997-08-20 自動車のフレームとボデーとの結合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1159483A true JPH1159483A (ja) 1999-03-02
JP3422232B2 JP3422232B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=17021719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23787597A Expired - Fee Related JP3422232B2 (ja) 1997-08-20 1997-08-20 自動車のフレームとボデーとの結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3422232B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358106A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Hitachi Ltd 送りテ−ブルの真直度測定装置
JP2016002782A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のマウント構造
WO2016188942A1 (en) * 2015-05-26 2016-12-01 Jaguar Land Rover Limited Mounting assembly
JP2019098977A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 車両のボデーマウントブラケット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358106A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Hitachi Ltd 送りテ−ブルの真直度測定装置
JP2016002782A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のマウント構造
WO2016188942A1 (en) * 2015-05-26 2016-12-01 Jaguar Land Rover Limited Mounting assembly
JP2019098977A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 車両のボデーマウントブラケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3422232B2 (ja) 2003-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7032961B2 (en) Frame structure for vehicle
JP3110654B2 (ja) 車両用バンパ取付構造
US6685202B2 (en) Subframe construction for front suspension
JP3458674B2 (ja) フロントサイドメンバ根元部構造
JPH1076889A (ja) バンパリインフォース
JP3911757B2 (ja) ショックアブソーバ取付構造
US6971709B2 (en) Rear side section structure of vehicle
JP2001301658A (ja) フード構造
JPH1159483A (ja) 自動車のフレームとボデーとの結合構造
JP3138175B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP3456110B2 (ja) 車体前部構造
JP4227321B2 (ja) 自動車のクロスメンバ結合構造
JP4026095B2 (ja) 車両のクロスメンバ構造
JPH10287269A (ja) 自動車のフロントサイドメンバ構造
JPH08198140A (ja) フロントサスペンションメンバ取付構造
JP2545300Y2 (ja) ストライカリテーナとチェックリンクブレースの補強構造
JPH05170139A (ja) 自動車車体の前部構造
JPH11348815A (ja) 自動車の車体フレーム構造
JP3741586B2 (ja) 自動車におけるシート周りの車体構造
JP3287207B2 (ja) フロントサイドメンバとフロントピラーの結合構造
JP2002316666A (ja) 車体前部構造
JP2555758Y2 (ja) キャブチルト車両のキャブ構造
JPH10287277A (ja) 自動車の車体フロア補強構造
JP2001301645A (ja) 自動車のフレーム構造
US6402226B2 (en) Cab torsion preventing structure of truck

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees