JPH115932A - 記録液 - Google Patents

記録液

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JPH115932A
JPH115932A JP16085997A JP16085997A JPH115932A JP H115932 A JPH115932 A JP H115932A JP 16085997 A JP16085997 A JP 16085997A JP 16085997 A JP16085997 A JP 16085997A JP H115932 A JPH115932 A JP H115932A
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JP
Japan
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black
substituent
group
carbon atoms
substituted
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Application number
JP16085997A
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English (en)
Inventor
Hideo Sano
秀雄 佐野
Toru Nishimura
西村  透
Masahiro Yamada
昌宏 山田
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インクジェット記録用、筆記用等として、普
通紙に記録した場合にも印字品位が良好であると共に、
記録画像の濃度が高く、耐光性やとりわけ耐水性及び記
録画像の色調に優れており、長期間保存した場合の安定
性が良好である、黒色系記録液の提供。 【解決手段】 水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式
〔I〕で示される色素から選ばれる少なくとも一種と、
カラーインデックス(C.I.)のフードブラック2、
ダイレクトブラック17、19、51、154、16
3、168、171、195、200、アシッドブラッ
ク2、リアクティブブラック31、及びポンタミンブラ
ックSPリキッド、バスアシッドブラックX−34、並
びに遊離酸の型が下記一般式〔II〕、〔III 〕及び〔I
V〕で示される色素からなる群から選ばれる少なくとも
一種と、を併用することを特徴とする記録液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録液に関する。
詳しくは、特定の構造の色素を併用する黒色系の記録液
に関する。本発明の記録液は、記録画像の色調に優れ、
濃度が高く、耐光性、耐水性及び保存安定性が良好であ
り、インクジェット記録用に好適である。
【0002】
【従来の技術】直接染料や酸性染料等の水溶性色素を含
む記録液の液滴を微小な吐出オリフィスから飛翔させて
記録を行う、所謂インクジェット記録方法が実用化され
ている。この記録液に関しては、長時間安定した吐出が
可能であることの他、電子写真用紙等のPPC(プレイ
ン ペーパー コピア)用紙、ファンホールド紙(コン
ピューター等の連続用紙)等の一般事務用に汎用される
記録紙に対する定着が速く、しかも印字物の印字品位が
良好であること、即ち、印字に滲みがなく輪郭がはっき
りしていることが要求されると共に、記録液としての保
存時の安定性も優れていることが必要であるので、記録
液に使用できる溶剤は著しく制限される。
【0003】一方、記録液用の染料に関しては、上記の
ような限られた溶剤に対して十分な溶解性を有すると共
に、記録液として長時間安定した吐出が可能となる他、
長期間保存した場合にも安定であり、また印字された画
像の濃度が高く、しかも耐水性、耐光性に優れているこ
と等が要求されるが、これ等の多くの要求を同時に満足
させることは困難であった。
【0004】このため、従来からいろいろな方法(例え
ば特開昭55−144067号、特開昭55−1527
47号、特開昭57−207660号、特開昭59−2
26072号、特開昭61−2776号、特開昭61−
57666号、特開昭62−190269号、特開昭6
2−190271号、特開昭62−190272号、特
開昭62−197476号、特開昭62−250082
号、特開昭62−246975号、特開昭62−256
974号、特開昭62−288659号、特開昭63−
8463号、特開昭63−22867号、特開昭63−
117079号、特開昭63−30567号、特開昭6
3−33484号、特開昭63−63764号、特開昭
63−105079号、特開昭64−31877号、特
開平1−93389号、特開平1−210464号、特
開平1−240584号、特開平2−16171号、特
開平2−140270号、特開平3−200882号、
特開平5−262998号各公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の改良方法は、いずれも市場の要求を十分に満足するに
は至っていない。本発明の目的は、インクジェット記録
用、筆記用等として、普通紙に記録した場合にも印字品
位が良好であると共に、記録画像の濃度が高く、耐光性
やとりわけ耐水性及び記録画像の色調に優れており、長
期間保存した場合の安定性が良好である、ブラックの記
録液を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、記録液成分とし
て、特定の構造の色素を併用した場合に、市場の要求性
能を満足する黒色系記録液が得られることを見い出し、
本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明の要旨は、水性媒体と、遊離
酸の型が下記一般式〔I〕で示される色素から選ばれる
少なくとも一種と、カラーインデックス(C.I.)の
フードブラック2、ダイレクトブラック17、19、5
1、154、163、168、171、195、20
0、アシッドブラック2、リアクティブブラック31、
及びポンタミンブラックSPリキッド、バスアシッドブ
ラックX−34、並びに遊離酸の型が下記一般式〔I
I〕、〔III 〕及び〔IV〕で示される色素からなる群か
ら選ばれる少なくとも一種と、を併用することを特徴と
する記録液。
【0008】
【化11】
【0009】(式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立し
て、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1ない
し6のアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数
1ないし6のアルコキシ基を表わし、m及びnは1又は
2を表わす)
【0010】
【化12】
【0011】(式中、pは1ないし3の整数を表わし、
qは0又は1を表わす)
【0012】
【化13】
【0013】(式中、A及びBは、それぞれ独立して、
置換基を有していてもよいベンゼン環又はナフタレン環
を表わし、rは0又は1を表わす)
【0014】
【化14】
【0015】(式中、Xは水素原子、低級アルキル基又
はスルホン基で置換されていてもよいフェニル基を表わ
し、tは0又は1を表わし、C、D、及びEは、それぞ
れ独立して、置換基を有していてもよいベンゼン環又は
ナフタレン環を表わし、そしてD及びEは同時にナフタ
レン環を表わすことはない)、にある。以下、本発明を
詳細に説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる遊離酸の型が
一般式〔I〕で示される色素については、R 1 及びR2
は、それぞれ独立して、水素、置換基を有していてもよ
い炭素数1ないし6のアルキル基又は置換基を有してい
てもよい炭素数1ないし6のアルコキシ基である。
【0017】この場合、アルキル基としては、例えばメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、
n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−
ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチル基、sec−
アミル基、t−アミル基、ヘキシル基等が挙げられる。
また、アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブ
トキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−
ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等が
挙げられる。また、アルキル基の置換基としては、フェ
ニル基等が挙げられ、アルコキシ基の置換基としては、
アルコキシ基、ヒドロキシル基、フェニル基、ベンジル
オキシ基等が挙げられる。
【0018】そして、式〔I〕で示される色素の具体例
としては、例えば表1に示す(I)−1〜(I)−28
の化合物が挙げられる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】また、本発明に用いられる色素として、カ
ラーインデックスから十二ケの化合物が選ばれている
が、この場合、カラーインデックスとはAATCC及び
SDCの共同編集による1971年発行の新版カラーイ
ンデックス(Color Index,3版)及びこの
追加修正版をいう。また、ポンタミンブラックSPリキ
ッド及びバスアシッドブラックX−34は、現在それぞ
れMiles社及びBASF社より販売されている染料
の商品名である。
【0026】遊離酸の型が前記一般式〔II〕で表される
色素の具体例としては、以下のII−1〜II−3の色素
(表2)が挙げられる。
【0027】
【表7】
【0028】前記一般式〔III 〕の化合物においてA及
びBの置換基としてはスルホン基、低級アルキル基、低
級アルコキシ基、アミノ基、低級アルキルカルボニルア
ミノ基、カルボキシル基、ハロゲン原子が挙げられる。
なお、ここで言う低級とは炭素数1〜4を意味する。本
発明においてより好ましい色素として、Aがスルホン基
で置換されたナフチル基を、Bが低級アルキル基及び/
又は低級アルコキシ基で置換されたフェニル基を、rが
0又は1を各々表わす色素を挙げることができる。
【0029】遊離酸の型が前記一般式〔III 〕で表わさ
れる色素の具体例としては、以下のIII −1〜III −3
の色素(表3)が挙げられる。
【0030】
【表8】
【0031】前記一般式〔IV〕の化合物において、C、
D及びEの置換基としてはスルホン基、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニルアミノ
基、カルボキシル基、ハロゲン原子等が挙げられる。な
お、ここに言う低級とは炭素数1〜4を意味する。本発
明においてより好ましい色素として、Cがスルホン基で
置換されており、更に低級アルキル基或いは低級アルコ
キシ基で置換されていてもよいフェニル基を、Dが低級
アルキル基或いは低級アルコキシ基で置換されたフェニ
ル基を、Eがスルホン基で置換されたナフチル基又は低
級アルキル基或いは低級アルコキシ基で置換されたフェ
ニル基を、XがHを、tが1を各々表わす色素を挙げる
ことができる。
【0032】遊離酸の型が前記一般式〔IV〕で表わされ
る色素の具体例としては、以下のIV−1〜IV−3の色素
(表4)が挙げられる。
【0033】
【表9】
【0034】一般式〔I〕ないし〔IV〕で示されるアゾ
染料は、それ自体周知の方法〔例えば、細田豊著「新染
料化学」(昭和48年12月21日技報堂発行)第39
6〜409頁参照〕に従って、ジアゾ化、カップリング
工程を経て製造することができる。各インク中における
上述の特定の色素の含有量としては、インク全量に対し
て0.1〜8重量%、特に0.5〜5重量%程度が好ま
しい。
【0035】本発明に用いられる溶剤としては、水及び
水溶性有機溶剤として、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘ
キサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリ
コール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むア
ルキレングリコール類;ポリエチレングリコール(重量
平均分子量約190〜400)、ポリプロピレングリコ
ール等のポリアルキレングリコール類;グリセリン;N
−メチル−2−ピロリドン、N−エチルピロリドン;
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;チオジエタ
ノール;ジメチルスルホキシド;エチレングリコールモ
ノアリルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノブチルエーテル等の多価アル
コールの低級アルキルエーテル類;2−ピロリドン;ス
ルホラン;メチルアルコール、エチルアルコール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s
ec−ブタノール、tert−ブタノール、イソブタノ
ール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;
アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトン
アルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類等を含有しているのが好ましい。これらの水溶
性有機溶剤の中でも、ジエチレングリコール等の多価ア
ルコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等の多
価アルコールの低級アルキルエーテルが好ましい。これ
等の水溶性有機溶剤は、通常インクの全量に対して1〜
70重量%の範囲で使用されるが、好ましくは10〜5
0重量%の範囲である。一方、水はインクの全量に対し
て45〜95重量%の範囲で使用される。
【0036】本発明において、インク中にその全量に対
して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%
の尿素、チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選
ばれる化合物を添加したり、又0.001〜5重量%の
界面活性剤、この他ポリビニルアルコール、セルロース
類、水溶性樹脂等の粘度調整剤、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン等の表面張力調整剤、緩衝液等に
よるpH調整剤、防黴剤等を添加することによって、イ
ンク品質、印字後の速乾性及び印字品位等をより一層改
良することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の実
施例に限定されるものではない。
【0038】実施例1 ジエチレングリコール10重量部、イソプロピルアルコ
ール3重量部、前記(I)−1の色素2.0重量部及び
ダイレクトブラック195 1.0重量部に水を加え、
アンモニア水でpHを9に調整して全量を100重量部
とした。この組成物を充分に混合して溶解し、孔径1μ
mのテフロンフィルターで加圧濾過した後、真空ポンプ
及び超音波洗浄機で脱気処理して記録液を調製した。得
られた記録液を使用し、インクジェットプリンター(商
品名HG−3000、エプソン社製品)を用いて電子写
真用紙(ゼロックス社製品)にインクジェット記録を行
い、高濃度(1.42)のニュートラルな黒色の印字物
を得た。また、下記(a)、(b)、(c)及び(d)
の方法による諸評価を行った結果を示す。
【0039】(a)記録画像の耐光性:キセノンフェー
ドメーター(スガ試験機社製品)を用い、記録紙に10
0時間照射した。照射後の変退色は小さかった。
【0040】(b)記録画像の耐水性: 耐水性試験 (1)試験方法 水道水中に記録画像を5分間浸漬したのち、 目視にて画像の滲みを調べた。 浸漬前後のベタ印字部分のOD値(印字濃度)をマ
クベス濃度計(TR927)にて測定した。 (2)試験結果 上記の結果、画像の滲みは僅かであった。上記の浸
漬前後のベタ印字部分の濃度変化を下記式によるOD残
存率の値で示すと、94.2%であった。
【0041】
【数1】OD残存率(%)=(浸漬後OD値/浸漬前O
D値)×100
【0042】(c)記録液の保存安定性:記録液をテフ
ロン容器中に密閉し、5℃及び60℃で1ケ月間保存し
た後の変化を調べたところ、不溶物の析出は認められな
かった。
【0043】(d)吐出の安定性:気温30℃、相対湿
度20%に調整された室内でも3時間連続して安定な吐
出が可能であった。
【0044】比較例1 実施例1における(I)−1の色素及びダイレクトブラ
ック195を併用する代わりに(I)−1の色素のみを
3重量%使用した以外は全て同様にして評価を行った。
この結果得られた印字物の色調は青味の強い黒色で、印
字濃度は、1.34であり、実施例1に比べて低めであ
った。OD残存率は97.8%であった。
【0045】比較例2 比較例1における(I)−1の代わりにダイレクトブラ
ック195のみを3重量%使用した以外は全て同様に評
価を行った。この結果得られた印字物の色調はニュート
ラルな色調であったが、若干ブロンズ現象が認められ、
印字濃度は1.31であった。また、OD残存率は8
8.9%であった。
【0046】実施例2 グリセリン5重量部、エチレングリコール10重量部、
前記(I)−2の色素2.5重量部及びポンタミンブラ
ックSPリキッド1.5重量部に水を加え、アンモニア
水でpHを9に調整して全量を100重量部とし、この
組成物を実施例1に記載の方法により処理して記録液を
調製した。この記録液を用いて、実施例1と同様に印字
を行った結果、高濃度のニュートラルな黒色系記録物を
得た。印字濃度は、1.45であった。またこの記録物
に対し、実施例1の(a)〜(d)による諸評価を行っ
た。その結果、実施例1と同様に何れも良好な結果が得
られた。また、OD残存率は93.8%であった。
【0047】実施例3 ジエチレングリコール10重量部、N−メチルピロリド
ン5重量部、イソプロピルアルコール3重量部、前記
(I)−3の色素3重量部及び(III)−1の色素1.5
重量部に水を加え、アンモニア水でpHを9に調整して
全量を100重量部とし、この組成物を実施例1に記載
の方法により処理して記録液を調製した。またこの記録
液を用いて、実施例1と同様に印字を行ってニュートラ
ルな黒色系記録物を得た。印字濃度は1.48であっ
た。またこの記録物に対し、実施例1の(a)〜(d)
による諸評価を行った。その結果、実施例1と同様に何
れも良好な結果を得た。また、OD残存率は94.3%
であった。
【0048】実施例4〜15 実施例1において用いた前記(I)−1及びダイレクト
ブラック195の色素の代わりに、表5に示す様に色素
をそれぞれ使用した以外は、実施例1の方法により記録
液を調製し、印字を行いニュートラルな黒色系記録物を
得た。この記録物に対して実施例1の(a)〜(d)に
よる諸評価を行った。その結果、実施例1と同様に何れ
も良好な結果を得た。
【0049】
【表10】
【0050】
【発明の効果】本発明の記録液は、インクジェット記録
用、筆記用具用等として用いられ、普通紙に記録した場
合、ブロンズ化現象が認められず、高濃度のニュートラ
ルな黒色系の記録物を得ることができ、その耐光性、耐
水性が優れている他、記録液としての保存安定性も良好
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式
    〔I〕で示される色素から選ばれる少なくとも一種と、
    カラーインデックス(C.I.)のフードブラック2、
    ダイレクトブラック17、19、51、154、16
    3、168、171、195、200、アシッドブラッ
    ク2、リアクティブブラック31、及びポンタミンブラ
    ックSPリキッド、バスアシッドブラックX−34、並
    びに遊離酸の型が下記一般式〔II〕、〔III 〕及び〔I
    V〕で示される色素からなる群から選ばれる少なくとも
    一種と、を併用することを特徴とする記録液。 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原
    子、置換基を有していてもよい炭素数1ないし6のアル
    キル基又は置換基を有していてもよい炭素数1ないし6
    のアルコキシ基を表わし、m及びnは1又は2を表わ
    す) 【化2】 (式中、pは1ないし3の整数を表わし、qは0又は1
    を表わす) 【化3】 (式中、A及びBは、それぞれ独立して、置換基を有し
    ていてもよいベンゼン環又はナフタレン環を表わし、r
    は0又は1を表わす) 【化4】 (式中、Xは水素原子、低級アルキル基又はスルホン基
    で置換されていてもよいフェニル基を表わし、tは0又
    は1を表わし、C、D、及びEは、それぞれ独立して置
    換基を有していてもよいベンゼン環又はナフタレン環を
    表わし、そしてD及びEは同時にナフタレン環を表わす
    ことはない)
  2. 【請求項2】 水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式
    〔I〕で示される色素から選ばれる少なくとも一種と、
    カラーインデックス(C.I.)のフードブラック2、
    ダイレクトブラック17、19、51、154、16
    3、168、171、195、200、アシッドブラッ
    ク2及びリアクティブブラック31から選ばれる少なく
    とも一種と、を併用することを特徴とする記録液。 【化5】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原
    子、置換基を有していてもよい炭素数1ないし6のアル
    キル基又は置換基を有していてもよい炭素数1ないし6
    のアルコキシ基を表わし、m及びnは1又は2を表わ
    す)
  3. 【請求項3】 水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式
    〔I〕で示される色素から選ばれる少なくとも一種と、
    ポンタミンブラックSPリキッド及びバスアシッドブラ
    ックX−34の中の少なくとも一種と、を併用すること
    を特徴とする記録液。 【化6】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原
    子、置換基を有していてもよい炭素数1ないし6のアル
    キル基又は置換基を有していてもよい炭素数1ないし6
    のアルコキシ基を表わし、m及びnは1又は2を表わ
    す)
  4. 【請求項4】 水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式
    〔I〕で示される色素から選ばれる少なくとも一種と、
    遊離酸の型が下記一般式〔II〕、〔III 〕及び〔IV〕で
    示される色素からなる群から選ばれる少なくとも一種
    と、を併用することを特徴とする記録液。 【化7】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原
    子、置換基を有していてもよい炭素数1ないし6のアル
    キル基又は置換基を有していてもよい炭素数1ないし6
    のアルコキシ基を表わし、m及びnは1又は2を表わ
    す) 【化8】 (式中、pは1ないし3の整数を表わし、qは0又は1
    を表わす) 【化9】 (式中、A及びBは、それぞれ独立して、置換基を有し
    ていてもよいベンゼン環又はナフタレン環を表わし、r
    は0又は1を表わす) 【化10】 (式中、Xは水素原子、低級アルキル基又はスルホン基
    で置換されていてもよいフェニル基を表わし、tは0又
    は1を表わし、C、D、及びEは、それぞれ独立して置
    換基を有していてもよいベンゼン環又はナフタレン環を
    表わし、そしてD及びEは同時にナフタレン環を表わす
    ことはない)
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