JPH1159192A - 車両用樹脂ウインド - Google Patents

車両用樹脂ウインド

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JPH1159192A
JPH1159192A JP23115797A JP23115797A JPH1159192A JP H1159192 A JPH1159192 A JP H1159192A JP 23115797 A JP23115797 A JP 23115797A JP 23115797 A JP23115797 A JP 23115797A JP H1159192 A JPH1159192 A JP H1159192A
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JP
Japan
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window
resin
vehicle
reinforcing member
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP23115797A
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English (en)
Inventor
Akiteru Nishio
彰晃 西尾
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Priority to US09/123,293 priority patent/US6151834A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用樹脂ウインドにおいて、透明な合成樹
脂よりなるウインドパネルに補強部材や機能部品を取り
付ける場合の、それらによる遮光範囲を極力減少して採
光部面積の拡大を図る。 【解決手段】 車両用樹脂ウインドにおいて、ウインド
パネル2を補強するためのフロントリインホース5の下
面に、ウインドパネル2を開閉可能に支持するヒンジ1
1を重ねてスポット溶接によって結合した。また、ウイ
ンドパネル2を閉位置に固定するためのロックハンドル
12をリヤリインホース7の下面に重ねてボルトとナッ
トで共締めした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
けるサンルーフの採光用ウインドとして用いられる車両
用樹脂ウインドに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の自動車のサンルーフにおけ
るティルト式ウインドを示しており、図9及び図10は
ウインドに対する機能部品等の取付構造を示している。
ティルト式ウインドの場合、ウインドパネル21には、
そのウインドパネル21をサンルーフハウジングに開閉
可能に取り付けるためのヒンジ22やウインドパネル2
1を閉鎖位置に固定するためのロックハンドル23のよ
うな機能部品がボルト24及びナット25によって取り
付けられる。また、ウインドパネル21の周縁部には、
鉄やアルミ等よりなる補強部材としてのリインホース2
6をウレタン接着剤27によって取り付けてその補強を
図っている。なお、図8において矢印FRは車両前方を
示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のウインドにおいては、機能部品や補強部材をウイン
ドパネル21に並列に配置しているため、それらによる
遮光範囲が広くなり、結果としてウインドパネル21の
採光面積が減少するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、車
両用樹脂ウインドにおいて、透明な合成樹脂よりなるウ
インドパネルに補強部材や機能部品を取り付ける場合
の、それらによる遮光範囲を極力減少して採光部面積の
拡大を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、車両用樹脂ウインドであって、透明な
合成樹脂よりなるウインドパネルの室内面側に補強部材
と機能部品とを重ねて結合したことを特徴とする。ここ
で、補強部材とは、ウインドパネルの曲げや捩じれ剛性
を高めるために用いられるものをいう。また、機能部品
とは、ある種の動作的な機能を有するものをいう。
【0006】上記のように構成された請求項1の発明に
よれば、機能部品や補強部材によるウインドパネルの遮
光範囲が減少される。即ち、ウインドパネルの採光面積
を従来に比べて拡大することが可能となる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
樹脂ウインドにおいて、前記機能部品は、前記補強部材
に溶接にて結合されていることを特徴とする。また、請
求項3の発明は、請求項1記載の車両用樹脂ウインドに
おいて、前記機能部品と前記補強部材とをボルトとナッ
トで共締めしたことを特徴とする。上記のように構成さ
れる請求項2及び3の発明によれば、ウインドパネルに
対する取付部品数及び組付工数を減少することができ
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1記載の車両用
樹脂ウインドにおいて、前記ウインドパネルの室内面側
周縁部には、補強用リブを突設し、その補強用リブを覆
うように前記補強部材を配置したことを特徴とする。こ
のような構成の請求項4の発明によれば、ウインドパネ
ルの曲げや捩じれに対する剛性が向上するとともに、室
内側からの見栄えが向上する。請求項5の発明は、請求
項1記載の車両用樹脂ウインドにおいて、前記ウインド
パネルの室内面側周縁部には、補強部材又は機能部品を
固定するためのボスを突設し、略コ字型に形成した前記
補強部材を、その開口側にてボスを覆うように配置した
ことを特徴とする。このような構成の請求項5の発明に
よれば、室内側からの見栄えが向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は樹脂ウインドアッ
センブリを室内から見た平面図であり、図中の矢印FR
は車両前方を示す。図示のように、本実施の形態に係る
車両用樹脂ウインドは、自動車におけるサンルーフのテ
ィルト式ウインドに適用した場合であって、射出成形さ
れたポリカーボネート製の透明な樹脂ウインド1は、横
長の方形状に形成されたウインドパネル2と、そのウイ
ンドパネル2に一体に設けられる部品取付用の筒形ボス
3及び補強用リブ4から構成される。
【0010】補強用リブ4はウインドパネル2の室内面
側における外周寄りの全周にわたって内向きに突設さ
れ、特に剛性が必要な部位、即ちヒンジ11が配置され
るフロント側の左右と、ロックハンドル12が配置され
るリヤ側の全体には2列ずつ設定されている。ウインド
パネル2を更に補強するために、ウインドパネル2の室
内面側におけるフロント側の左右には、補強部材として
の鉄やアルミ等よりなるフロントリインホース5がそれ
ぞれ2列の補強用リブ4を覆うように配置され、またリ
ヤ側には、同じく鉄やアルミ等よりなる補強部材として
のリヤリインホース7が補強用リブ4の全体を覆うよう
に配置される。
【0011】左右の各フロントリインホース5は、図2
の斜視図に示すように、略断面コ字形に形成され、その
底面における車両中心寄りでかつ前側には、ヒンジ取付
用の平坦な溶接面5aが段差状に設定され、その溶接面
5aの室内面(下面)側にヒンジ11の一片が重ねられ
てスポット溶接(図2に×印で示す)によって結合され
ている(結合状態は図4参照)。また、フロントリイン
ホース5の底面における任意位置と、溶接面5aにおけ
るヒンジ11と直に重ならない位置との複数箇所に取付
孔6が設けられている。
【0012】一方、リヤリインホース7は図3の斜視図
に示すように、リヤ側の補強用リブ4の全体を覆い得る
長さを有する断面コ字形に形成されるとともに、その底
面には長手方向に適宜間隔で複数の取付孔8が設けられ
ている。
【0013】そして、フロントリインホース5及びリヤ
リインホース7は、ウインドパネル2の室内面側におい
て、それらリインホース5,7が配置される位置に対応
して設けられる複数の筒形ボス3に対して、該筒形ボス
3に熱圧入される鍔付きナット9と、それにねじ込まれ
るボルト10によって締結される。図5はフロントリイ
ンホース5の締結構造を示し、図6及び図7はリヤリイ
ンホース7の締結構造を示している。
【0014】即ち、フロントリインホース5の場合は、
図5に示すように、ボルト10とナット9で締結される
が、この場合、本実施の形態では、ヒンジ11の両側に
締結部を設定してあるため、ヒンジ11とフロントリイ
ンホース5の捩じれを抑える上で効果がある。一方、リ
ヤリインホース7の場合は、その中央部では図6に示す
ように、中央底面の室内面(下面)側にロックハンドル
12を重ねた状態でボルト10とナット9で共締めさ
れ、左右両端部においては、それ単独でボルト10とナ
ット9で締結される。
【0015】上記のように形成される樹脂ウインド1
は、ボデー側に固定されるサンルーフハウジング(図示
省略)にヒンジ11を介して開閉可能に取り付けられる
とともに、ロックハンドル12にて閉位置に固定可能と
される。なお、図中13はウインドパネル2の外周縁に
嵌着されたウエザーストリップである。
【0016】上記したように本実施の形態では、フロン
トリインホース5の下面に機能部品としてのヒンジ11
を重ねてスポット溶接で結合した上で、そのフロントリ
インホース5をウインドパネル2に締結し、また、機能
部品としてのロックハンドル12をリヤリインホース7
に重ねて共締めによってウインドパネル2に取り付ける
構成としたので、機能部品と補強部材とを並列に配置し
ていた従来に比べて平面的な設置スペースが減少され
る。このため、少なくともウインドパネル2の採光面積
は、ヒンジ11及びロックハンドル12の配置スペース
相当分拡大されることになる。
【0017】また、本実施の形態によれば、左右のヒン
ジ11及びロックハンドル12をウインドパネル2に取
り付ける部品としてのボルト・ナットが不要となるた
め、部品点数及び組付工数が減少される。このため、組
付作業性が向上し、生産コストの低減が達成される。ま
た、ウインドパネル2は補強用リブ4のほか、フロント
及びリヤの各リインホース5,7によって補強される構
成としたので、所要の曲げや捩じれ剛性が容易に得るこ
とが可能で、また補強用リブ4と筒形ボス3がリインホ
ース5,7にて覆われるため、室内側からの見栄えの向
上を図る上で有効となる。
【0018】ところで、図8に示す従来の並列配置の場
合は、ロックハンドル23がリヤリインホース7よりも
内側に配置されるため、ボデー側に設けられるロック部
材のボデーとの固定部からロックハンドル23のロック
ポイントまでの距離が長くなり、ウインドパネル21の
閉鎖時(使用時)におけるロック系部材に関する剛性が
低下するという問題がある。しかるに、本実施の形態で
は、リヤリインホース7にロックハンドル12を重ねて
配置したことによってロックハンドル12をウインドパ
ネル2の後端側に寄せることが可能となる。このため、
ボデー側に設けられるロック部材のボデーとの固定部か
らロックハンドル12のロックポイントまでの距離が短
縮され、ウインドパネル2の閉鎖時におけるロック系部
材の剛性が向上される。
【0019】また、本実施の形態では、ウインドパネル
2に筒形ボス3を設け、その筒形ボス3にボルト10と
ナット9で締結するようにしたので、従来技術における
スペーサ23aを廃止することができ、部品点数の削減
と組付性の向上を図ることができる。また、前記構造と
することにより、ウインドパネル2の意匠面である外面
には、一切の取付部材が露出しないため、意匠面側の見
栄えが向上し、また突起物が存在しないため、風切り音
の発生が防止されるし、雨水等の侵入問題も生じない。
【0020】なお、本実施の形態では、筒形ボス3にナ
ット9を熱圧入するとしたが、ボルト10を圧入しても
よい。また、本実施の形態はサンルーフにおけるティル
ト式ウインドの場合で説明したが、サンルーフのスライ
ド式ウインドはもとよりリヤクォータウインドやリヤウ
インド等のような車両用ウインドであれば、適用するこ
とが可能である。また、機能部品としてのヒンジ11及
びロックハンドル12は、あくまでも一例を示したもの
である。また、ヒンジ11をスポット溶接する変わりに
ロックハンドル12のような共締め構造に変更してもよ
い。さらにまた、樹脂ウインド1はポリカーボネート製
に限らず、透明な樹脂製であればよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
車両用樹脂ウインドにおいて、ウインドパネルに補強部
材と機能部品を重ねて取り付ける構成としたことによ
り、従来の並列配置に比べて補強部材や機能部品による
遮光範囲が減少される。このため、ウインドパネルの採
光面積を従来に比べて拡大することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂ウインドアッセンブリを室内から見た平面
図である。
【図2】フロントリインホースの斜視図である。
【図3】リヤリインホースの斜視図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【図6】図1のC−C線断面図である。
【図7】図1のD−D線断面図である。
【図8】従来のティルト式ウインドアッセンブリーを室
内から見た平面図である。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】図8のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1…樹脂ウインド 2…ウインドパネル 3…筒形ボス 4…補強用ボス 5…フロントリインホース 7…リヤリインホース 9…ナット 10…ボルト 11…ヒンジ 12…ロックハンドル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な合成樹脂よりなるウインドパネル
    の室内面側に補強部材と機能部品とを重ねて結合したこ
    とを特徴とする車両用樹脂ウインド。
  2. 【請求項2】 前記機能部品は、前記補強部材に溶接に
    て結合されていることを特徴とする請求項1記載の車両
    用樹脂ウインド。
  3. 【請求項3】 前記機能部品と前記補強部材とをボルト
    とナットで共締めしたことを特徴とする請求項1記載の
    車両用樹脂ウインド。
  4. 【請求項4】 前記ウインドパネルの室内面側周縁部に
    は、補強用リブを突設し、その補強用リブを覆うように
    前記補強部材を配置したことを特徴とする請求項1記載
    の車両用樹脂ウインド。
  5. 【請求項5】 前記ウインドパネルの室内面側周縁部に
    は、補強部材又は機能部品を固定するためのボスを突設
    し、そのボスを覆うように略コ字型をなす前記補強部材
    を配置したことを特徴とする請求項1記載の車両用樹脂
    ウインド。
JP23115797A 1997-07-28 1997-08-27 車両用樹脂ウインド Pending JPH1159192A (ja)

Priority Applications (3)

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JP23115797A JPH1159192A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 車両用樹脂ウインド
DE19833934A DE19833934B4 (de) 1997-07-28 1998-07-28 Bewegliches Sonnendach für ein Kraftfahrzeug
US09/123,293 US6151834A (en) 1997-07-28 1998-07-28 Window device for use in a motor vehicle

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JP23115797A JPH1159192A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 車両用樹脂ウインド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020698A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 ダイハツ工業株式会社 オープンカーのルーフ構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020698A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 ダイハツ工業株式会社 オープンカーのルーフ構造

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