JPH1158U - 文書入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】入力された文字データの文字修飾種に応じて文
字サイズを自動的に設定することにより、文書作成の煩
わしさを軽減する。 【構成】予め文字修飾種毎に文字サイズを設定して、文
字種−文字サイズテーブル１３に記憶させておく。文字
修飾を付加する場合には、文字修飾種を選択した後文字
データを入力することにより、その文字修飾に対応して
文字種−文字サイズテーブルに記憶されている文字サイ
ズが読出され、文字データの出力時の文字サイズに設定
される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は文書入力装置に関し、特に、文字修飾種ごとに文字サイズを予め設定 しておき、入力された文字データの文字修飾種に応じて文字サイズを自動的に設 定する文書入力装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、日本語ワードプロセッサのように、漢字，かな，数字，英字など複数の 文字種を入力できる文書入力装置において、文書中で特定の文字列を強調表示し たい場合がある。このような場合、その文字列に対してボールド文字あるいは下 線付文字等の文字修飾を行っていた。そして、そのような文字修飾時において入 力される文字種の文字サイズを変更（特に文字サイズを大きくすること）すると 強調効果が高くなるものであるが、従来ではそのたびごとに文字サイズを切換え る必要があった。なお、この場合は文字の実質的な大きさは変更しないで文字と 文字との間の間隔を変えることにより見かけ上の文字サイズを変更しても同様の 効果がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の装置では上述した通り文字データにボールドあるいは下 線等の文字修飾を付加した場合、強調効果をさらに高めるために文字間の間隔の 変更も含めて文字サイズをその度に切換える必要があったため、文書の作成が非 常に煩わしいものであった。

【０００４】 本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、文字修飾種ごと に文字サイズを予め設定しておき、入力された文字データの文字修飾種に応じて 文字サイズを自動的に設定することにより、従来のように、文字修飾を付加する 度に文字サイズを変更しなければならないという煩わしさをなくすことを目的と する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために本考案の文書入力装置は、少なくとも１つの文字種 の文字データを入力可能であり、文字データに対して文字修飾の付加の有無を選 択する文字修飾選択手段と、文字データに文字修飾をする時の文字サイズを設定 する文字サイズ設定手段と、文字サイズ設定手段により設定される文字修飾時の 文字サイズを記憶する文字サイズ記憶手段と、文字修飾選択手段により文字修飾 の付加が選択されている場合に文字データが入力されると、その文字修飾に対応 して前記文字サイズ記憶手段に記憶されている文字サイズを読出し、読出された 文字サイズを前記文字データの出力時の文字サイズに設定する文字サイズ情報設 定手段とを備えたことを特徴としている。

【０００６】 また、文字修飾は複数種類あり、文字サイズ設定手段は各文字修飾に対応する 文字サイズを設定するとともに、文字サイズ記憶手段は文字サイズ設定手段によ り設定された各文字修飾に対応する文字サイズを記憶することが望ましい。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。

【０００８】 本考案の文書入力装置のキーボード１は第２図に示すようにキー配置されてい る。すなわち、かな，英数字を入力する文字キー２が中央部に配列され、その上 段，下段および左側に各種制御キーが配置されている。下段に配置された制御キ ーは、左から英数キー３，カタカナキー４および右端にひらがなキー５を有し、 また、ひらがなキー５の左隣にはひらがなキー５で入力された文字データを内蔵 辞書により漢字に変換するための変換キー６を有する。

【０００９】 文字キー２の左側に配置された制御キ−はひらがなサイズ設定キー７，カタカ ナサイズ設定キー８，英字サイズ設定キー９，数字サイズ設定キー１０が順に配 置されている。各設定キー７〜１０は第３図に示すように各キー７〜１０を繰返 し押下することにより文字サイズをサイクリックに変更するものである。文字キ ー２の上方に配置された制御キーは文字修飾選択手段としての左方からボールド キー２０と下線付キー２１が設けられ、それらのキー２０，２１の下方に文字サ イズ設定手段としてのボールドサイズ設定キー２２，下線付サイズ設定キー２３ がそれぞれ設けられている。なお、ボールドサイズおよび下線付サイズの各設定 キー２２，２３は第４図に示すように文字サイズをサイクリックに変更すること ができるものである。ここで、工キスパンドサイズは文字の実質的な大きさは全 角サイズであるが、入力された文字と文字との間に自動的にスペースデータが挿 入されることにより見かけ上の文字サイズを大きくするものである。各設定キ− ７〜１０，２２〜２３により設定された文字サイズ情報は表示装置１７上に表示 される。

【００１０】 上述のようなキーボード１において、制御キーが操作されると、その制御キー に対応する制御コードが制御コード判別手段１１に入力される。操作された制御 キーが文字種キー３〜５，２０〜２１のいずれかであると文字種設定手段１４に より選択された文字種が記憶される。複数の文字種のうち、英数・カタカナ・ひ らがなは最後に操作された文字種キ−３，４，５に関する文字種が設定されるも のであり、また、ボールドおよび下線付の文字種については英数・カタカナ・ひ らがなの各文字種と重複して設定されるものである。

【００１１】 操作された制御キーが文字サイズ設定キー７〜１０，２２〜２３のいずれかで あると、文字サイズ設定手段１２により、各文字種の設定文字サイズを記憶する 文字サイズ記憶手段としての文字種−文字サイズテーブル１３の更新をする。こ のように各設定キー７〜１０，２２〜２３を操作することにより各文字種ごとに 文字サイズを予め設定しておき、それを文字種−文字サイズテーブル１３に記憶 させておくことができる。

【００１２】 予め文字種を設定した状態でキーボード１上の文字キー２が操作されると、設 定された文字種におけるその文字キー２に対応する文字コードがキーボード１よ り出力される。この文字コードは文字サイズ情報設定手段１５に入力され、この 文字サイズ情報設定手段１５により前記文字種−文字サイズテーブル１３を参照 して入力文字コードに予め設定されている文字サイズ情報が付与される。文字サ イズ情報が付与された文字コードは記憶装置１６に順次記憶されるとともに、そ の文字サイズ情報に基づいて表示装置１７上に表示され、また、プリンタ１８に 出力される。

【００１３】

【考案の作用・効果】

以上に詳述したように、本考案によれば、文字修飾種毎に任意の文字サイズを 設定可能とし、しかもその文字サイズを記憶しておくことにより、文字修飾が付 加された場合にその文字サイズが自動変更されるので、従来のように、文字修飾 の付加のたびに、文字サイズの変更操作を行なう必要がなく、文書の作成効率を より向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】文書入力装置の構成の概略を示す説明図であ
る。

【図２】キーボードのキー配置図である。

【図３】文字サイズの設定キーの説明図である。

【図４】文字サイズの設定キーの説明図である。

【符号の説明】

３ 英数キー ４ カタカナキー ５ ひらがなキー ２０ ボールドキー ２１ 下線付キー ２２ ボールドサイズ設定キー ２３ 下線付サイズ設定キー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１つの文字種の文字データを
   入力可能な文書入力装置において、 前記文字データに対して文字修飾の付加の有無を選択す
   る文字修飾選択手段と、 前記文字データに文字修飾をする時の文字サイズを設定
   する文字サイズ設定手段と、 前記文字サイズ設定手段により設定される文字修飾時の
   文字サイズを記憶する文字サイズ記憶手段と、 前記文字修飾選択手段により文字修飾の付加が選択され
   ている場合に文字データが入力されると、その文字修飾
   に対応して前記文字サイズ記憶手段に記憶されている文
   字サイズを読出し、読出された文字サイズを前記文字デ
   ータの出力時の文字サイズに設定する文字サイズ情報設
   定手段と、 を備えたことを特徴とする文書入力装置。
2. 【請求項２】 前記文字修飾は複数種類あり、前記文字
   サイズ設定手段は各文字修飾に対応する文字サイズを設
   定するとともに、前記文字サイズ記憶手段は前記文字サ
   イズ設定手段により設定された各文字修飾に対応する文
   字サイズを記憶することを特徴とする請求項１に記載の
   文書入力装置。