JPH1158854A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH1158854A
JPH1158854A JP22283297A JP22283297A JPH1158854A JP H1158854 A JPH1158854 A JP H1158854A JP 22283297 A JP22283297 A JP 22283297A JP 22283297 A JP22283297 A JP 22283297A JP H1158854 A JPH1158854 A JP H1158854A
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band
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JP22283297A
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Miyuki Miyazaki
幸 宮▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーランを回避する。 【解決手段】描画情報を展開する段階でバンドでの描画
処理時間を予測し、その描画処理時間が、記録紙のバン
ド高さ分の距離を搬送する時間を越えると判断された場
合には、バンドサイズ分のメモリ容量を確保し、そのバ
ンドは記録紙の搬送を開始する前に予め描画処理を実行
する。この場合に、画像処理時間バンドでの描画処理時
間が記録紙の搬送中に描画処理時間が記録紙のバンド高
さ分の距離を搬送する時間を越えないと判断された場合
には、描画処理とプリンタへの出力とを上述のように並
列して行い、描画処理時間が記録紙のバンド高さ分の距
離を搬送する時間を越えるバンドについては、プリレン
ダリングが行われたバンドのビットマップ画像情報をプ
リンタエンジン部に出力することによってオーバーラン
を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関し、例えば、1ページ分の画像情報を複
数のバンドに分割して出力・制御を行うページプリンタ
等の画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像処理装置では、描画情報の
高解像度化、多値化が進み、描画情報をビットマップ画
像情報に展開するための描画メモリが増加する傾向にあ
る。このため、単純に描画メモリを増加させることが考
えられるが、この方法ではコスト低減を図ることが難し
い。
【0003】例えば、レーザビームプリンタ等の印刷装
置では、1ページ分のビットマップ画像情報をメモリ上
に保持するのではなく、1ページ分の画像情報を搬送方
向に対して垂直に短冊状に複数に分断したバンドに分割
し、メモリ上には2つのバンド分の容量を確保し、描画
情報は描画オブジェクトと呼ばれる中間データとして保
持し、記録紙を搬送しながら、メモリ上に保持された一
方のバンドの描画情報を展開し、他方のすでに展開済み
のバンドの描画情報をプリンタエンジン部に出力し、1
つのバンド分の描画情報の出力が終了したら、一方のバ
ンドと他方のバンドとを入れ替えて描画情報の展開とプ
リンタエンジン部への出力とを2つのバンドで並列して
行っており、このバンド処理をリアルタイムで繰り返す
ことによって、1ページ分のビットマップ画像情報のメ
モリを確保することなく、描画情報の展開とプリンタエ
ンジン部への出力という描画処理を行うことが可能とな
っている。
【0004】しかしながら、このバンド処理を行うため
には、前提条件として、バンドでの描画処理が1つのバ
ンド分の記録紙搬送を行う時間内に完了していることが
必要であり、この条件を満たさない場合には描画処理が
間に合わず、不完全な画像情報をプリンタエンジン部に
出力してしまうという現象(以下、オーバーランとい
う)が発生する。
【0005】上記課題を踏まえて、描画情報を展開する
段階でバンドでの描画処理時間を予測し、その描画処理
時間が、記録紙のバンド高さ分の距離を搬送する時間を
越えると判断された場合には、バンドサイズ分のメモリ
容量を確保し、そのバンドは記録紙の搬送を開始する前
に予め描画処理を実行し(以下、プリレンダリングとい
う)、バンドでの描画処理時間が記録紙の搬送中に描画
処理時間が記録紙のバンド高さ分の距離を搬送する時間
を越えないと判断された場合には、描画処理とプリンタ
への出力とを上述のように並列して行い、描画処理時間
が記録紙のバンド高さ分の距離を搬送する時間を越える
バンドについては、プリレンダリングが行われたバンド
のビットマップ画像情報をプリンタエンジン部に出力す
ることによってオーバーランを回避することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記描
画処理時間の予測は、描画処理のみを行った際の時間で
あり、実際の処理では、プリンタ制御における割込み処
理等によって、予測時間に狂いが生じる。そのため、予
測時間を補正するための安全係数を用い、つまり、通常
のプログラムROM上に、この80%という補正値を安
全係数として保持させて、例えば、予測時間が、描画処
理に利用できる時間(プリンタのバンド分の記録紙搬送
時間)の80%に達したら、バンド処理不可と判断し
て、バンド分のメモリを確保して描画処理を行う。
【0007】ところが、安全係数で予測時間を補正して
も、実際には対処しきれない場面もあり、その際にはオ
ーバーランが発生し、正確なビットマップ画像情報がプ
リンタに出力されないという不都合がある。また、通常
では、同じ画像情報について何度も繰り返し出力したと
しても結果は同じである。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、オーバーランが発生した際に、安全係数を補正
することによって、再度同じ画像情報を出力した時に正
確な画像情報を得ることができる画像処理装置及び画像
処理方法を提供することである。
【0009】また、オーバーランの発生は希なので、通
常の画像情報に対しては、安全係数をなるべく下げない
ようにしてメモリを節約できる画像処理装置及び画像処
理方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の画像処理装置は、以下の
構成を備える。即ち、1ページ分の描画情報を複数のバ
ンドに分割し、一方のバントにて該描画情報を内部情報
に変換しながら、他方のバンドにて該内部情報を印刷機
器に出力すると共に、該他方のバンドでの内部情報の印
刷機器への出力が終了すると、該一方のバンドで変換さ
れた内部情報を印刷機器に出力しながら、他方のバンド
にて該描画情報を内部情報に変換するバンド処理手段
と、前記描画情報を内部情報に変換するバンド処理時間
を演算する演算手段と、予め設定された前記印刷機器へ
の出力時間を、前記演算手段にて演算されたバンド処理
時間に応じて補正する補正手段とを具備する。
【0011】上述の課題を解決し、目的を達成するため
に、本発明の画像処理方法は、以下の特徴を備える。即
ち、1ページ分の描画情報を複数のバンドに分割し、一
方のバントにて該描画情報を内部情報に変換しながら、
他方のバンドにて該内部情報を印刷機器に出力すると共
に、該他方のバンドでの内部情報の印刷機器への出力が
終了すると、該一方のバンドで変換された内部情報を印
刷機器に出力しながら、他方のバンドにて該描画情報を
内部情報に変換するバンド処理工程と、前記描画情報を
内部情報に変換するバンド処理時間を演算する演算工程
と、予め設定された前記印刷機器への出力時間を、前記
演算手段にて演算されたバンド処理時間に応じて補正す
る補正工程とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に係わる実施形態のプリン
タの制御回路構成を示すブロック図である。
【0014】図1に示すように、ホストマシン101は
プリンタ102への印刷情報を作成し、プリンタ102
に送信する。プリンタ102はホストマシン101から
印刷情報を受信して実際に記録紙への印刷を行う。プリ
ンタ102は、印刷情報に基づき描画処理や制御処理を
行うプリンタ制御部103と、電子写真技術等に基づい
てプリンタ制御部103から送信されるビットマップ画
像情報を実際に記録紙に印刷するプリンタエンジン部1
11とを有する。
【0015】プリンタ制御部103は、ホストマシン1
01から受信した印刷情報の処理を行うCPU105
と、ホストマシン101との間で印刷情報の送受信を行
う送受信部104と、CPU105の動作制御プログラ
ム等を格納するプログラムROM107と、プリンタ制
御部の内部情報を一時的に格納しておくRAMからなる
システムメモリ106と、印刷情報を中間オブジェクト
として記憶しておくと共に、描画処理結果としてのビッ
トマップ画像情報を一時的に格納しておく描画メモリ1
08と、描画メモリに格納されたビットマップ画像情報
をプリンタエンジン部111に送信する画像送出部11
0とを備える。尚、システムメモリ106と描画メモリ
108は、ハードウェアの構成上、同一のRAMに実装
されてもよい。また、プリンタエンジン部111は電子
写真技術に限定される必要はなく、例えばインクジェッ
ト方式によるものでも本発明を実現可能である。
【0016】[描画処理時間の予測方法]次に、本実施
形態のプリンタを用いた描画処理時間の予測方法につい
て説明する。図2は本実施形態のプリンタを用いた描画
処理時間の予測方法を説明するフローチャートである。
【0017】この処理は、1ページ分の描画情報の生成
が完了した時点で実行される。
【0018】図2に示すように、処理が開始されると、
ステップS1において、objectを0に初期化している。
objectは0から始まる番号を表わし、描画オブジェクト
毎に対応づけられている。ステップS2において、band
を0に初期化している。bandは処理中のバンドの番号を
表している。ステップS3において、描画オブジェクト
がバンドに含まれるか否かを判定する。ステップS3で
描画オブジェクトがバンドに含まれる場合(ステップS
3でYes)、ステップS4に進む。
【0019】ステップS4では、描画オブジェクトをバ
ンドに描画する時間を変数rendTimeに代入し、ステップ
S5において、バンドでの描画処理時間に加算する。ス
テップS3で描画オブジェクトがバンドに含まれない場
合(ステップS3でNo)、ステップS8に進む。
【0020】ステップS6では、バンドの描画処理時間
が、記録搬送においてバンド分の距離を搬送する時間に
安全係数をかけて補正した時間を越えるか否かを判定す
る。ステップS6でバンドの描画処理時間が、記録搬送
時間を越える場合(ステップS6でYes)、ステップ
S7に進む。ステップS7では、プリレンダリングを行
うバンドとして登録して、ステップS8に進む。
【0021】バンドの描画処理時間が、記録搬送時間を
越えない場合(ステップS6でNo)、ステップS8に
進む。
【0022】ステップS8では、次の番号のバンドでス
テップS3〜S7までの処理を実行するために、bandに
1を加算し、ステップS9では、bandが最大バンド数を
越えたか否かを判定する。ステップS9において、band
が最大バンド数を越えた場合(ステップS9でYe
s)、全バンドに対してステップS3〜S7までの処理
を行ったと判定して、ステップS10に進む。また、ス
テップS9において、bandが最大バンド数を越えない場
合(ステップS9でNo)、全バンドに対してステップ
S3〜S7までの処理が行われていないと判定して、ス
テップS3にリターンする。
【0023】ステップS10では、次の描画オブジェク
トに対してステップS3〜S7までの処理を実行するた
めに、objectに1を加算する。ステップS11では、ob
jectが最終オブジェクト数を越えたか否かを判定する。
ステップS11でobjectが最終オブジェクト数を越えた
場合(ステップS11でYes)、全描画オブジェクト
に対してステップS3〜S7までの処理を行なったと判
定して処理を終了する。また、ステップS11でobject
が最終オブジェクト数を越えていない場合(ステップS
11でNo)、全描画オブジェクトに対してステップS
3〜S7までの処理が行なわれていないと判定してステ
ップS2にリターンする。
【0024】[プリレンダリング処理]図3は、本発明
に係わる実施形態のプリレンダリング処理を説明するフ
ローチャートである。前述の描画処理時間の予測方法に
従って、プリレンダリングを行うバンドが決まった時点
でプリレンダリング処理を行う。
【0025】図3に示すように、ステップS21におい
て、bandを0に初期化している。bandは処理中のバンド
の番号を表している。ステップS22において、処理中
のバンドがプリレンダリングを行うバンドであるか否か
を判定する。ステップS22でプリレンダリングを行う
バンドである場合(ステップS22でYes)、ステッ
プS23に進む。ステップS23では、RAM108内
に1バンド分のメモリ確保し、処理中のバンド内に展開
されるべきオブジェクトを展開する。ステップS23で
バンド内に展開するオブジェクト全てを展開し終えた
ら、ステップS24において、bandに1を加算し、ステ
ップS25では、bandが最大バンド数を越えたか否かを
判定する。ステップS25において、bandが最大バンド
数を越えた場合(ステップS25でYes)、全バンド
に対してプリレンダリング処理が終了したと判定して本
処理を終了する。また、ステップS25において、band
が最大バンド数を越えない場合(ステップS25でN
o)、全バンドに対してステップS22〜S24までの
処理が行われていないと判定して、ステップS22にリ
ターンする。
【0026】[安全係数補正処理]次に、本発明に係わ
る実施形態の安全係数補正処理について説明する。図4
は、電源立ち上げ時から電源切り時までの安全係数に着
目した安全係数補正処理を説明するフローチャートであ
る。
【0027】図4に示すように、処理が開始されると、
ステップS26において、プログラムROM107内の
安全係数をRAM106にコピーする。そして、ステッ
プS27で、何らかのアクション(例えば、パネルによ
る操作若しくはデータ入力)を待つ。このステップS2
7で電源がオフされるとRAM106に格納された情報
は消去され本処理を終了する。
【0028】ステップS27で何らかのアクションがあ
ると、ステップS28に進んで、ハードリセットの制御
コマンド若しくは操作部からの入力があったか否かを判
定する、ステップS28でハードリセットの制御コマン
ド若しくは操作部からの入力があった場合(ステップS
28でYes)、ステップS26にリターンして、再
度、ROM107内の安全係数をRAM19にコピーす
る。
【0029】ステップS28で実際に印刷データが入力
されたならば(ステップS28でNo)、ステップS2
9に進んで、RAM106に記憶されている安全係数を
参照して描画予測値と用紙搬送時間の比較を行ない画像
出力、印刷処理を行う。そして、ステップS30で、描
画予測に失敗してオーバーランが発生した場合(ステッ
プS30でYes)、ステップS31に進み、RAM1
06に格納された安全係数を下げる。例えば、それまで
の安全係数が80ならば70に書き換える。そして、次
にオーバーランが発生したデータが転送されてきた場合
には、下げ方向に補正された安全係数を用いて上述の描
画処理時間の予測処理を行ない、プリレンダリング処理
を行うことにより、印刷データが正しく出力される。
【0030】[安全係数について]次に、安全係数につ
いて説明する。
【0031】プリンタエンジン部111が記録紙の搬送
を行う場合、仮に1バンド分の距離を搬送する時間を1
00ミリ秒とすると、例えば、描画処理時間として安全
係数80%を乗算した値に設定し、上記フローチャート
で説明した通り、そのバンドの描画処理時間の累計が8
0ミリ秒を越えたならば、そのバンドはプリレンダリン
グを行うバンドとして登録される。この安全係数が必要
な理由はプリンタエンジン部の制御やインターフェース
制御による割込み処理等のデータの送信環境により、実
際の処理の予測時間に狂いが生じるからである。
【0032】この安全係数を揮発性のシステムメモリ1
06に格納して、描画処理時に参照する。オーバーラン
が発生した場合には、安全係数を更に70%に低下すれ
ばよい。そして、オーバーランの発生した描画情報が再
度転送されてきた場合には、プリレンダリングを行うこ
とにより、プリンタエンジン部に画像情報が正確に出力
される。そして、電源を切断したり、リセット処理を行
った場合には、プログラムROM107に記憶されてい
る安全係数を読み出し、再びメモリに格納することによ
り、少なくともプリレンダリングへ移行するバンドを認
識することができる。
【0033】以上の説明においては、安全係数を揮発性
メモリに格納したが、不揮発性メモリ112に格納し、
電源を切断してもデータを保持し、所定時間経過した
ら、元の安全係数に戻すことも可能である。その場合に
は、タイマ機能を内蔵させ、安全係数の書き換え時間を
不揮発性メモリに格納し、所定時間時間(例えば、3日
間)経過した場合には、安全係数をプログラムROM1
07から読み出すことにより元の値へ戻す。もちろん、
この経過時間の判定は、異なる方法でも実現可能である
ことは言うまでもない。
【0034】この所定時間は、通常同じデータが再送さ
れる時間と考えれば良いのであるが、その具体的な値に
ついては、プログラム内に格納させても良いし、外部か
ら設定可能としても良い。また、安全係数を格納する不
揮発性メモリは、例えば、プリンタの環境設定等を格納
しておく領域と兼用しても良く、プリンタ環境の初期化
によって安全係数も初期化されるよう構成しても良い。
【0035】また、安全係数を書き換えるタイミング、
戻すタイミングはホストマシン101からの制御コマン
ドによって行うことも可能である。ホストマシン101
がプリンタ102のステータスとして、オーバーランを
検出した場合に、安全係数を低下させてからプリンタ1
02に再送するようにすれば、ユーザは再送する操作を
行わなくて良い。また、同じ情報若しくは同じアプリケ
ーションからの情報をプリンタに送信している間は、安
全係数を低下しておき、異なる情報若しくは異なるアプ
リケーションになった際に、安全係数を元に戻すようホ
ストマシン101からプリンタ102に制御コマンドを
送信するようにすれば、よりユーザに快適な環境を提供
できる。
【0036】更に、オーバーランの発生したアプリケー
ション若しくはOSを格納しておくことにより、次回、
そのアプリケーション若しくはOSからの描画情報を出
力する際には、安全係数を低下するように構成すること
も可能である。また、アプリケーション、OS毎に安全
係数を設定して、複数の安全係数を格納しておき、安全
係数を実際に使用するアプリケーション、OS毎に切り
換えるように構成することも可能であり、有効である。
【0037】[プリンタの機械的構成]本実施形態で
は、プリンタとしてレーザビームプリンタを適用してい
る。
【0038】図5はレーザビームプリンタ(以下、LB
Pと略す)の内部構造を示す断面図で、このLBPは、
文字パターンデータ等を入力して記録紙に印刷すること
ができる。
【0039】図5に示すように、740はLBP本体で
あり、供給される文字パターン等を基に、記録媒体であ
る記録紙上に像を形成する。700は操作のためのスイ
ツチ及びLED表示器などが配されている操作パネル、
701はLBP740全体の制御及び文字パターン情報
等を解析するプリンタ制御ユニツトである。このプリン
タ制御ユニツト701は主に文字パターン情報をビデオ
信号に変換してレーザドライバ702に出力する。
【0040】レーザドライバ702は半導体レーザ70
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ703から発射されるレーザ光7
04をオン・オフ切替えする。レーザ光704は回転多
面鏡705で左右方向に振られて静電ドラム706上を
走査する。これにより、静電ドラム706上には文字パ
ターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム
706周囲の現像ユニツト707により現像された後、
記録紙に転写される。この記録紙にはカツトシートを用
い、カットシート記録紙はLBP740に装着した用紙
カセツト708に収納され、給紙ローラ709及び搬送
ローラ710と711とにより装置内に取込まれて、静
電ドラム706に供給される。
【0041】尚、本実施形態のプリンタとして、レーザ
ビームプリンタを例に説明したが、これに限定されるも
のでなく、インクジェットプリンタ等にも適応可能であ
る。
【他の実施形態】尚、本発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【0042】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0043】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0044】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0045】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0046】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0047】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図6のメモリマップ例に示す各モジュールを
記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくとも
「バンド処理工程のモジュール」、「演算工程のモジュ
ール」及び「補正工程のモジュールの各モジュールのプ
ログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント時のオーバーランの再発を防ぐことが可能にな
り、且つプリレンダリングを行うための描画メモリの増
大、或いはそれに伴う印刷時間の増大(スループットの
低下)を防ぐことができる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施形態のプリンタの制御回路
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わる実施形態のバンド毎の描画処理
時間の予測処理を説明するフローチャートである。
【図3】本発明に係わる実施形態のプリレンダリング処
理を説明するフローチャートである。
【図4】本発明に係わる実施形態の安全係数補正処理を
説明するフローチャートである。
【図5】本発明に係わる実施形態のレーザビームプリン
タの内部構造を示す断面図である。
【図6】本発明の画像処理方法を記憶媒体に記憶させた
場合のメモリマップ例を示す図である。
【符号の説明】
101…ホストマシン 102…プリンタ 103…プリンタ制御部 104…データ送受信部 105…CPU 106…システムメモリ 107…プログラムメモリ 108…描画メモリ 110…画像送出部 111…プリンタエンジン部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ページ分の描画情報を複数のバンドに
    分割し、一方のバントにて該描画情報を内部情報に変換
    しながら、他方のバンドにて該内部情報を印刷機器に出
    力すると共に、該他方のバンドでの内部情報の印刷機器
    への出力が終了すると、該一方のバンドで変換された内
    部情報を印刷機器に出力しながら、他方のバンドにて該
    描画情報を内部情報に変換するバンド処理手段と、 前記描画情報を内部情報に変換するバンド処理時間を演
    算する演算手段と、 予め設定された前記印刷機器への出力時間を、前記演算
    手段にて演算されたバンド処理時間に応じて補正する補
    正手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記演算手段にて演算
    されたバンド処理時間が、前記予め設定された出力時間
    に所定補正値を乗算した補正時間を越える場合に、該出
    力時間が減少する方向に該所定補正値を補正することを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定補正値は不揮発性メモリに記憶
    されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 電源立ち上げ時若しくはリセット時にお
    いて、前記補正手段にて補正された所定補正値を元の値
    に戻す復元手段を更に具備することを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段にて所定補正値を補正して
    から所定時間経過した後、前記補正された所定補正値を
    元の値に戻す復元手段を更に具備することを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記復元手段は、前記不揮発性メモリを
    クリアした時に、前記補正された所定補正値を元の値に
    戻すことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記復元手段は、外部機器から送信され
    る制御コマンドに基づいて、前記補正された所定補正値
    を元の値に戻すことを特徴とする請求項4又は請求項5
    に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記所定時間を設定する設定手段を更に
    具備することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記復元手段は、外部機器から送信され
    る描画情報の種類に応じて前記所定補正値を補正するこ
    とを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像処理
    装置。
  10. 【請求項10】 前記所定補正値を複数記憶する記憶手
    段を更に具備することを特徴とする請求項5に記載の画
    像処理装置。
  11. 【請求項11】 外部機器から送信される描画情報の種
    類毎に前記所定補正値を記憶する記憶手段を更に具備す
    ることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 1ページ分の描画情報を複数のバンド
    に分割し、一方のバントにて該描画情報を内部情報に変
    換しながら、他方のバンドにて該内部情報を印刷機器に
    出力すると共に、該他方のバンドでの内部情報の印刷機
    器への出力が終了すると、該一方のバンドで変換された
    内部情報を印刷機器に出力しながら、他方のバンドにて
    該描画情報を内部情報に変換するバンド処理工程と、 前記描画情報を内部情報に変換するバンド処理時間を演
    算する演算工程と、 予め設定された前記印刷機器への出力時間を、前記演算
    手段にて演算されたバンド処理時間に応じて補正する補
    正工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記補正工程では、前記演算工程にて
    演算されたバンド処理時間が、前記予め設定された出力
    時間に所定補正値を乗算した補正時間を越える場合に、
    該出力時間が減少する方向に該所定補正値を補正するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記所定補正値は不揮発性メモリに記
    憶されることを特徴とする請求項12又は請求項13に
    記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 電源立ち上げ時若しくはリセット時に
    おいて、前記補正工程にて補正された所定補正値を元の
    値に戻す復元工程を更に具備することを特徴とする請求
    項12至請求項14のいずれか1項に記載の画像処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記補正工程にて所定補正値を補正し
    てから所定時間経過した後、前記補正された所定補正値
    を元の値に戻す復元工程を更に具備することを特徴とす
    る請求項12乃至請求項14のいずれか1項に記載の画
    像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記復元工程では、前記不揮発性メモ
    リをクリアした時に、前記補正された所定補正値を元の
    値に戻すことを特徴とする請求項15又は請求項16に
    記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記復元工程では、外部機器から送信
    される制御コマンドに基づいて、前記補正された所定補
    正値を元の値に戻すことを特徴とする請求項15又は請
    求項16に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記所定時間を設定する設定工程を更
    に具備することを特徴とする請求項16に記載の画像処
    理方法。
  20. 【請求項20】 前記復元工程では、外部機器から送信
    される描画情報の種類に応じて前記所定補正値を補正す
    ることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の
    画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記補正工程では、前記所定補正値を
    複数記憶することを特徴とする請求項16に記載の画像
    処理方法。
  22. 【請求項22】 前記補正工程では、外部機器から送信
    される描画情報の種類毎に前記所定補正値を記憶するこ
    とを特徴とする請求項20に記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 画像処理のプログラムコードが格納さ
    れたコンピュータ可読メモリであって、 1ページ分の描画情報を複数のバンドに分割し、一方の
    バントにて該描画情報を内部情報に変換しながら、他方
    のバンドにて該内部情報を印刷機器に出力すると共に、
    該他方のバンドでの内部情報の印刷機器への出力が終了
    すると、該一方のバンドで変換された内部情報を印刷機
    器に出力しながら、他方のバンドにて該描画情報を内部
    情報に変換するバンド処理工程のコードと、 前記描画情報を内部情報に変換するバンド処理時間を演
    算する演算工程のコードと、 予め設定された前記印刷機器への出力時間を、前記演算
    手段にて演算されたバンド処理時間に応じて補正する補
    正工程のコードとを備えることを特徴とするコンピュー
    タ可読メモリ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011148242A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びプログラム
JP2011207121A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法又はプログラム

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