JPH1158218A - 研磨パッド及び研磨装置 - Google Patents
研磨パッド及び研磨装置Info
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- JPH1158218A JPH1158218A JP21776697A JP21776697A JPH1158218A JP H1158218 A JPH1158218 A JP H1158218A JP 21776697 A JP21776697 A JP 21776697A JP 21776697 A JP21776697 A JP 21776697A JP H1158218 A JPH1158218 A JP H1158218A
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- polishing
- holes
- polishing liquid
- polishing fluid
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ウエハを良好に研磨できる特に大口径のウエハ
を良好に研磨できる、研磨パッド及び研磨装置を提供す
る。 【解決手段】少なくとも、定盤12と、該定盤上に設け
られた被研磨物15の表面を研磨する研磨パッド13と
を備えた研磨装置において、前記研磨パッド13に形成
された複数の研磨液供給用貫通孔13a〜13d及び研
磨液排出用貫通孔13a′〜13d′と、前記各研磨液
供給用貫通孔に通じる研磨液供給管16を有する研磨液
供給機構と、前記各研磨液排出用貫通孔に通じる研磨液
排出管17を有する研磨液排出機構と、を備えた研磨装
置。
を良好に研磨できる、研磨パッド及び研磨装置を提供す
る。 【解決手段】少なくとも、定盤12と、該定盤上に設け
られた被研磨物15の表面を研磨する研磨パッド13と
を備えた研磨装置において、前記研磨パッド13に形成
された複数の研磨液供給用貫通孔13a〜13d及び研
磨液排出用貫通孔13a′〜13d′と、前記各研磨液
供給用貫通孔に通じる研磨液供給管16を有する研磨液
供給機構と、前記各研磨液排出用貫通孔に通じる研磨液
排出管17を有する研磨液排出機構と、を備えた研磨装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨パッド及び研
磨装置に関し、例えば高密度半導体集積回路素子(UL
SI)等を製造するプロセスにおける、半導体ウエハ上
に堆積した絶縁膜又は金属膜表面の平坦化加工(凹凸の
研磨)に用いて好適な研磨パッド及び研磨装置に関する
ものである。
磨装置に関し、例えば高密度半導体集積回路素子(UL
SI)等を製造するプロセスにおける、半導体ウエハ上
に堆積した絶縁膜又は金属膜表面の平坦化加工(凹凸の
研磨)に用いて好適な研磨パッド及び研磨装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】半導体製造において微細加工の線幅が細く
なるに従って、光リソグラフィの光源波長は短くなり、
開口数、いわゆるNAも大きくなってきている。また、
半導体製造プロセスも加工数が増加し、複雑となってき
ており、半導体デバイスの表面形状は、必ずしも平坦で
はなくなってきている。
なるに従って、光リソグラフィの光源波長は短くなり、
開口数、いわゆるNAも大きくなってきている。また、
半導体製造プロセスも加工数が増加し、複雑となってき
ており、半導体デバイスの表面形状は、必ずしも平坦で
はなくなってきている。
【0003】表面における段差の存在は、配線の段切
れ、局所的な抵抗値の増大などを招き、断線や電流容量
の低下などをもたらし、絶縁膜では耐圧劣化やリークの
発生にもつながる。また、こうした段差の存在は半導体
露光装置の焦点深度が実質的に浅くなってきていること
を示している。言い換えると、歩留まりと信頼性の向
上、更に高解像度化を目的として焦点深度マージンを増
加させるために、半導体デバイス表面の平坦化が必要に
なってきた。
れ、局所的な抵抗値の増大などを招き、断線や電流容量
の低下などをもたらし、絶縁膜では耐圧劣化やリークの
発生にもつながる。また、こうした段差の存在は半導体
露光装置の焦点深度が実質的に浅くなってきていること
を示している。言い換えると、歩留まりと信頼性の向
上、更に高解像度化を目的として焦点深度マージンを増
加させるために、半導体デバイス表面の平坦化が必要に
なってきた。
【0004】そこで、現在、図5に示すような研磨装置
が提案されている。これは、化学的機械的研磨(Chemic
al Mechanical Polishing又はChemicalMechanical Plan
arization)(以下、CMPという)技術を用いもので
あり、この技術は、シリコンウエハの鏡面研磨法を基に
発展してきたものである。従来の研磨装置は、回転駆動
する定盤1上に研磨パッド2が設けられる一方、研磨ヘ
ッド3にウエハ4が保持され、このウエハ4が研磨パッ
ド2上に接触している。この状態で定盤1を回転駆動
し、研磨ヘッド3に上方から荷重をかけ、回転させなが
ら定盤1の半径方向に揺動運動させる。
が提案されている。これは、化学的機械的研磨(Chemic
al Mechanical Polishing又はChemicalMechanical Plan
arization)(以下、CMPという)技術を用いもので
あり、この技術は、シリコンウエハの鏡面研磨法を基に
発展してきたものである。従来の研磨装置は、回転駆動
する定盤1上に研磨パッド2が設けられる一方、研磨ヘ
ッド3にウエハ4が保持され、このウエハ4が研磨パッ
ド2上に接触している。この状態で定盤1を回転駆動
し、研磨ヘッド3に上方から荷重をかけ、回転させなが
ら定盤1の半径方向に揺動運動させる。
【0005】かかる動作とともに、研磨液供給ノズル5
から研磨液6を研磨パッド2上に吐出させて、この研磨
液6をウエハ4の研磨面に供給して、ウエハ4の最表面
を平坦に研磨している。
から研磨液6を研磨パッド2上に吐出させて、この研磨
液6をウエハ4の研磨面に供給して、ウエハ4の最表面
を平坦に研磨している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、研磨液供給ノ
ズル5から研磨パッド2上に吐出された研磨液6は、研
磨パッド2に溝が設けられている場合は、その溝に研磨
砥粒が滞留して、その置換が悪くなる。即ち、かかる場
合には、ウエハ4の研磨面に偶然供給される研磨砥粒に
より研磨されることとなるので、安定した研磨が困難で
あるという問題点があった。
ズル5から研磨パッド2上に吐出された研磨液6は、研
磨パッド2に溝が設けられている場合は、その溝に研磨
砥粒が滞留して、その置換が悪くなる。即ち、かかる場
合には、ウエハ4の研磨面に偶然供給される研磨砥粒に
より研磨されることとなるので、安定した研磨が困難で
あるという問題点があった。
【0007】また、研磨パッド2が研磨布の場合は、研
磨布の微細な孔に研磨砥粒が入り込んで、目詰まりをお
こし、上方から荷重をかけても研磨ヘッド3に保持され
たウエハ4に研磨液6が供給されなくなる。そのため、
研磨装置に目立て(ドレッシング)機構を設けて頻繁に
研磨布の研磨面をリフレッシュしなければ、安定した良
好な研磨が困難であるという問題点があった。また、頻
繁に研磨布の目立てを行うことで、研磨布の寿命が短く
なるという問題点があった。
磨布の微細な孔に研磨砥粒が入り込んで、目詰まりをお
こし、上方から荷重をかけても研磨ヘッド3に保持され
たウエハ4に研磨液6が供給されなくなる。そのため、
研磨装置に目立て(ドレッシング)機構を設けて頻繁に
研磨布の研磨面をリフレッシュしなければ、安定した良
好な研磨が困難であるという問題点があった。また、頻
繁に研磨布の目立てを行うことで、研磨布の寿命が短く
なるという問題点があった。
【0008】また、新しい研磨液6は研磨パッド2の中
心付近に吐出され、研磨パッド2の屑や研磨除去物が混
入された使用済みの研磨液は、定盤1の回転による遠心
力を利用して、図示しない研磨パッドの周囲に設けられ
て排出口から排出されるが、遠心力で研磨パッド2の周
囲に移動するまでの間、ウエハ4は使用済みの研磨液に
より研磨されることとなる。そのため、研磨面にキズ、
スクラッチ等が生じやすい、という問題点があった。
心付近に吐出され、研磨パッド2の屑や研磨除去物が混
入された使用済みの研磨液は、定盤1の回転による遠心
力を利用して、図示しない研磨パッドの周囲に設けられ
て排出口から排出されるが、遠心力で研磨パッド2の周
囲に移動するまでの間、ウエハ4は使用済みの研磨液に
より研磨されることとなる。そのため、研磨面にキズ、
スクラッチ等が生じやすい、という問題点があった。
【0009】さらに、近年では、ウエハが大口径化され
ており、この大口径ウエハの研磨において良好な研磨パ
ッドと研磨装置の開発が課題となっている。本発明は、
このような問題点や課題に鑑みてなされたものであり、
ウエハを良好に研磨できる。特に大口径のウエハを良好
に研磨できる、研磨パッド及び研磨装置を提供すること
を目的とする。
ており、この大口径ウエハの研磨において良好な研磨パ
ッドと研磨装置の開発が課題となっている。本発明は、
このような問題点や課題に鑑みてなされたものであり、
ウエハを良好に研磨できる。特に大口径のウエハを良好
に研磨できる、研磨パッド及び研磨装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一に「複数
の研磨液供給用貫通孔と複数の研磨液排出用貫通孔とが
設けられた研磨パッド(請求項1)」を提供する。請求
項1記載の研磨パッドは、研磨液供給用の貫通孔が設け
られているので、この研磨パッドを研磨装置に使用した
場合には、研磨パッドとウエハ研磨面に安定して研磨液
を供給することができ、良好かつ安定に研磨することが
できる。
の研磨液供給用貫通孔と複数の研磨液排出用貫通孔とが
設けられた研磨パッド(請求項1)」を提供する。請求
項1記載の研磨パッドは、研磨液供給用の貫通孔が設け
られているので、この研磨パッドを研磨装置に使用した
場合には、研磨パッドとウエハ研磨面に安定して研磨液
を供給することができ、良好かつ安定に研磨することが
できる。
【0011】また、研磨液排出用の貫通孔が設けられて
いるので、前述した場合には、研磨パッドの屑や研磨除
去物等の汚染物を含んだ使用済みの研磨液を速やかに排
出することができ、ウエハ研磨面にキズ等が形成される
ことがない。本発明は、第二に「前記研磨パッドが、炭
素粒子又は炭素繊維が添加されたエポキシ樹脂の硬化物
であることを特徴とする請求項1記載の研磨パッド。
(請求項2)」を提供する。
いるので、前述した場合には、研磨パッドの屑や研磨除
去物等の汚染物を含んだ使用済みの研磨液を速やかに排
出することができ、ウエハ研磨面にキズ等が形成される
ことがない。本発明は、第二に「前記研磨パッドが、炭
素粒子又は炭素繊維が添加されたエポキシ樹脂の硬化物
であることを特徴とする請求項1記載の研磨パッド。
(請求項2)」を提供する。
【0012】請求項2記載の研磨パッドは、研磨液が吐
出された場合に、最表面が軟らかくなるので、ウエハの
研磨面にキズ等を形成することがなく、また最表面以外
は、ある程度の硬さを有するので、ウエハを均一に研磨
するのに適している。本発明は、第三に「少なくとも、
定盤と、該定盤上に設けられた被研磨物の表面を研磨す
る研磨パッドとを備えた研磨装置において、前記研磨パ
ッドに形成された複数の研磨液供給用貫通孔及び研磨液
排出用貫通孔と、前記各研磨液供給用貫通孔に通じる研
磨液供給管を有する研磨液供給機構と、前記各研磨液排
出用貫通孔に通じる研磨液排出管を有する研磨液排出機
構と、を備えた研磨装置(請求項3)」を提供する。
出された場合に、最表面が軟らかくなるので、ウエハの
研磨面にキズ等を形成することがなく、また最表面以外
は、ある程度の硬さを有するので、ウエハを均一に研磨
するのに適している。本発明は、第三に「少なくとも、
定盤と、該定盤上に設けられた被研磨物の表面を研磨す
る研磨パッドとを備えた研磨装置において、前記研磨パ
ッドに形成された複数の研磨液供給用貫通孔及び研磨液
排出用貫通孔と、前記各研磨液供給用貫通孔に通じる研
磨液供給管を有する研磨液供給機構と、前記各研磨液排
出用貫通孔に通じる研磨液排出管を有する研磨液排出機
構と、を備えた研磨装置(請求項3)」を提供する。
【0013】請求項3記載の研磨装置は、研磨パッドに
は研磨液供給用貫通孔及び研磨液排出用貫通孔が形成さ
れ、その研磨液供給用貫通孔に通じる研磨液供給管を有
する供給機構と、その研磨液排出用貫通孔に通じる研磨
液排出管を有する排出機構とを備えている。そのため、
研磨液供給用貫通孔から研磨液を、研磨パッドとウエハ
研磨面に、安定して供給することができる。
は研磨液供給用貫通孔及び研磨液排出用貫通孔が形成さ
れ、その研磨液供給用貫通孔に通じる研磨液供給管を有
する供給機構と、その研磨液排出用貫通孔に通じる研磨
液排出管を有する排出機構とを備えている。そのため、
研磨液供給用貫通孔から研磨液を、研磨パッドとウエハ
研磨面に、安定して供給することができる。
【0014】また、研磨液排出用の貫通孔から研磨パッ
ドの屑や研磨除去物等の汚染物を含んだ使用済みの研磨
液を速やかに排出することができるので、ウエハ研磨面
にキズ等が形成されることがない。
ドの屑や研磨除去物等の汚染物を含んだ使用済みの研磨
液を速やかに排出することができるので、ウエハ研磨面
にキズ等が形成されることがない。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明にかかる実施形態の研
磨パッド及び研磨装置の一部を図面を参照しながら説明
する。図1(a)は第1実施形態にかかる研磨パッドの
上面図であり、図1(b)はその上面図のX−X’矢視
断面図(研磨パッド及び研磨装置の一部)である。
磨パッド及び研磨装置の一部を図面を参照しながら説明
する。図1(a)は第1実施形態にかかる研磨パッドの
上面図であり、図1(b)はその上面図のX−X’矢視
断面図(研磨パッド及び研磨装置の一部)である。
【0016】実施形態の研磨パッド13には、複数の研
磨液供給用貫通孔(13a、〜13d)及び研磨液排出
用貫通孔(13a’〜13d’)が設けられている。研
磨液供給用貫通孔及び研磨液排出用貫通孔の配置は、交
互に同心円上に設ける場合や、格子の交点上に交互に設
ける場合が挙げられるが、これに限定されない。
磨液供給用貫通孔(13a、〜13d)及び研磨液排出
用貫通孔(13a’〜13d’)が設けられている。研
磨液供給用貫通孔及び研磨液排出用貫通孔の配置は、交
互に同心円上に設ける場合や、格子の交点上に交互に設
ける場合が挙げられるが、これに限定されない。
【0017】研磨パッドとしては、ロデールニッタ製の
研磨パッドIC1000(発泡ポリウレタン)の単層構
造、又はIC1000とSuba400とからなる2層
構造のものや、エポキシ樹脂に炭素繊維等を添加し、硬
化させた硬化物(以下、CEP(カーボンエポキシポリ
ッシャ)という)が用いられる。研磨液供給用貫通孔及
び研磨液排出用貫通孔の直径は、1〜10mm程度の大
きさであって、最も好ましい直径は1〜3mmである。
研磨パッドIC1000(発泡ポリウレタン)の単層構
造、又はIC1000とSuba400とからなる2層
構造のものや、エポキシ樹脂に炭素繊維等を添加し、硬
化させた硬化物(以下、CEP(カーボンエポキシポリ
ッシャ)という)が用いられる。研磨液供給用貫通孔及
び研磨液排出用貫通孔の直径は、1〜10mm程度の大
きさであって、最も好ましい直径は1〜3mmである。
【0018】さらに、研磨速度を向上させるために、研
磨パッドがCEPの場合は溝を設けても良い。溝の形状
は格子状、放射状、螺旋状等が挙げられる。図2を参照
して、本発明にかかる実施形態の研磨パッドを備えた研
磨装置と該装置による研磨方法を説明する。図2に示す
ように、第1の実施形態にかかる研磨装置は、直径がウ
エハ口径の約2倍以上である円形平面を備え、モータに
より回転軸18回りに回転する定盤12の上に「研磨部
材」として研磨パッド13を有する。
磨パッドがCEPの場合は溝を設けても良い。溝の形状
は格子状、放射状、螺旋状等が挙げられる。図2を参照
して、本発明にかかる実施形態の研磨パッドを備えた研
磨装置と該装置による研磨方法を説明する。図2に示す
ように、第1の実施形態にかかる研磨装置は、直径がウ
エハ口径の約2倍以上である円形平面を備え、モータに
より回転軸18回りに回転する定盤12の上に「研磨部
材」として研磨パッド13を有する。
【0019】そして、研磨パッド13に対向して、ウエ
ハ15を研磨パッド13に押圧するための研磨ヘッド1
4が設けられている。研磨ヘッド14は、例えば、バッ
キングパッドを介して「研磨対象物」としてのウエハ1
5を研磨パッド13に押圧しており、図示されていない
研磨ヘッド支持腕、駆動装置により回転駆動、揺動運動
が可能になっている。
ハ15を研磨パッド13に押圧するための研磨ヘッド1
4が設けられている。研磨ヘッド14は、例えば、バッ
キングパッドを介して「研磨対象物」としてのウエハ1
5を研磨パッド13に押圧しており、図示されていない
研磨ヘッド支持腕、駆動装置により回転駆動、揺動運動
が可能になっている。
【0020】ウエハ15は、研磨ヘッド14により所定
の研磨荷重で研磨パッド13に押圧され、研磨ヘッド1
4の回転及び揺動と、定盤12の回転によって研磨パッ
ド13との間で相対運動する。バッキングパッドにより
ウエハを保持する方法の他に、真空吸着方式、ハイドロ
チャック方式(特開平8−55826号公報)、エアバ
ック方式又はダイヤフラム方式(特開平7−17175
7号公報、特開平7−112364号公報)などが知ら
れている。
の研磨荷重で研磨パッド13に押圧され、研磨ヘッド1
4の回転及び揺動と、定盤12の回転によって研磨パッ
ド13との間で相対運動する。バッキングパッドにより
ウエハを保持する方法の他に、真空吸着方式、ハイドロ
チャック方式(特開平8−55826号公報)、エアバ
ック方式又はダイヤフラム方式(特開平7−17175
7号公報、特開平7−112364号公報)などが知ら
れている。
【0021】真空吸着方式はウエハの裏面を基準に研磨
することができるという特徴を有する。また、ハイドロ
チャック方式、エアバック方式は流体を介して押しつけ
るため、静水圧により均一な押圧ができるという特徴を
有する。研磨パッド13に形成された各研磨液供給用貫
通孔13a、13b、13c、13dに通じるように設
けられた各研磨液供給管はすべて定盤12内で統合さ
れ、メイン研磨液供給管16となり、回転軸18の軸線
方向に貫通している。メイン研磨液供給管16には図示
されていない研磨液供給源から研磨液を供給するための
供給ポンプPが設けられている。
することができるという特徴を有する。また、ハイドロ
チャック方式、エアバック方式は流体を介して押しつけ
るため、静水圧により均一な押圧ができるという特徴を
有する。研磨パッド13に形成された各研磨液供給用貫
通孔13a、13b、13c、13dに通じるように設
けられた各研磨液供給管はすべて定盤12内で統合さ
れ、メイン研磨液供給管16となり、回転軸18の軸線
方向に貫通している。メイン研磨液供給管16には図示
されていない研磨液供給源から研磨液を供給するための
供給ポンプPが設けられている。
【0022】研磨液の各研磨液供給用貫通孔(13a、
13b、13c、13d)への供給量と、供給速度は、
供給ホンプPにより制御される。また、同様に、研磨パ
ッド13に形成された各研磨液排出用貫通孔13a’、
13b’、13c’、13d’に通じるように設けられ
た各研磨液供給管はすべて定盤12内で統合され、メイ
ン研磨液排出管17となり、回転軸18の軸線方向に貫
通している。
13b、13c、13d)への供給量と、供給速度は、
供給ホンプPにより制御される。また、同様に、研磨パ
ッド13に形成された各研磨液排出用貫通孔13a’、
13b’、13c’、13d’に通じるように設けられ
た各研磨液供給管はすべて定盤12内で統合され、メイ
ン研磨液排出管17となり、回転軸18の軸線方向に貫
通している。
【0023】ここで用いられる研磨液は、研磨砥粒とし
て平均粒径100nmのコロイダルシリカをpH=11
のアンモニア液に重量比15wt%で分散配合調整した
ものであるが、これに限られない。図3(a)は、本発
明にかかる第2実施形態の研磨パッドの上面図であり、
図3(b)はその上面図のX−X’矢視断面図(研磨パ
ッド及び研磨装置の一部)である。
て平均粒径100nmのコロイダルシリカをpH=11
のアンモニア液に重量比15wt%で分散配合調整した
ものであるが、これに限られない。図3(a)は、本発
明にかかる第2実施形態の研磨パッドの上面図であり、
図3(b)はその上面図のX−X’矢視断面図(研磨パ
ッド及び研磨装置の一部)である。
【0024】第2実施形態にかかる研磨パッド(及び研
磨装置の一部)の構成は、以下で説明する以外は、基本
的に第1実施形態と同じ構成である。第2実施形態の研
磨パッドには、研磨液供給用貫通孔(23a〜23d、
25a〜25d、27a〜27d)と研磨液排出用貫通
孔(24a〜24d、26a〜26d、28a〜28
d)とが、交互に同心円上に形成されている。
磨装置の一部)の構成は、以下で説明する以外は、基本
的に第1実施形態と同じ構成である。第2実施形態の研
磨パッドには、研磨液供給用貫通孔(23a〜23d、
25a〜25d、27a〜27d)と研磨液排出用貫通
孔(24a〜24d、26a〜26d、28a〜28
d)とが、交互に同心円上に形成されている。
【0025】また、研磨液供給用貫通孔(23a〜23
d、25a〜25d、27a〜27d)と研磨液排出用
貫通孔(24a〜24d、26a〜26d、28a〜2
8d)とは、それぞれ同一円周上に等間隔で4つ形成さ
れているが、形成数については、これに限られない。ま
た、同一円周上に形成された貫通孔23a〜23dに通
じる各研磨液供給管はすべて定盤内で統合され、研磨液
供給管29となり、回転軸35の軸線方向に貫通してい
る。同様に、同心円におけるそれぞれの同一円周上に形
成された研磨液供給用貫通孔(25a〜25d、27a
〜27d)に通じる各研磨液供給管ごとに、すべて定盤
内で統合され、メイン研磨液供給管30、31となり、
回転軸35の軸線方向に貫通している。
d、25a〜25d、27a〜27d)と研磨液排出用
貫通孔(24a〜24d、26a〜26d、28a〜2
8d)とは、それぞれ同一円周上に等間隔で4つ形成さ
れているが、形成数については、これに限られない。ま
た、同一円周上に形成された貫通孔23a〜23dに通
じる各研磨液供給管はすべて定盤内で統合され、研磨液
供給管29となり、回転軸35の軸線方向に貫通してい
る。同様に、同心円におけるそれぞれの同一円周上に形
成された研磨液供給用貫通孔(25a〜25d、27a
〜27d)に通じる各研磨液供給管ごとに、すべて定盤
内で統合され、メイン研磨液供給管30、31となり、
回転軸35の軸線方向に貫通している。
【0026】また、同様に、同心円におけるそれぞれの
同一円周上に形成された研磨液排出用貫通孔(24a〜
24d、26a〜26d、28a〜28d)に通じる各
研磨液排出管ごとに、すべて定盤内で統合され、メイン
研磨液排出管32、33、34となり、回転軸35の軸
線方向に貫通している。供給源から研磨液を供給する供
給ポンプP1、P2、P3は、各メイン研磨液供給管2
9、30、31に設けられている。
同一円周上に形成された研磨液排出用貫通孔(24a〜
24d、26a〜26d、28a〜28d)に通じる各
研磨液排出管ごとに、すべて定盤内で統合され、メイン
研磨液排出管32、33、34となり、回転軸35の軸
線方向に貫通している。供給源から研磨液を供給する供
給ポンプP1、P2、P3は、各メイン研磨液供給管2
9、30、31に設けられている。
【0027】この場合、同一円周上に形成された研磨液
供給用貫通孔(23a〜23d、25a〜25d、27
a〜27d)に通じる各研磨液供給管ごとに、すべて定
盤内で統合され、メイン研磨液供給管29、30、31
となり、各メイン研磨液供給管29、30、31ごとに
供給ポンプP1、P2、P3が設けられているので、同
一円周上に設けられた各研磨液供給用貫通孔への供給
量、供給速度を同時に制御することが可能となる。
供給用貫通孔(23a〜23d、25a〜25d、27
a〜27d)に通じる各研磨液供給管ごとに、すべて定
盤内で統合され、メイン研磨液供給管29、30、31
となり、各メイン研磨液供給管29、30、31ごとに
供給ポンプP1、P2、P3が設けられているので、同
一円周上に設けられた各研磨液供給用貫通孔への供給
量、供給速度を同時に制御することが可能となる。
【0028】また、各同心円(23、25、27)ごと
に、同一円周上に形成された各研磨液供給用貫通孔(2
3a〜23d、25a〜25d、27a〜27d)への
供給量、供給速度を任意に制御することも可能となる。
従って、あらかじめ、研磨ヘッドの回転及び揺動、定盤
の回転によって生じる半径方向における相対的線速度の
違い、及びその相対的線速度の違いによって生じる場所
による研磨速度の差を計算しておき、研磨液の供給量、
供給速度を制御することが好ましい。
に、同一円周上に形成された各研磨液供給用貫通孔(2
3a〜23d、25a〜25d、27a〜27d)への
供給量、供給速度を任意に制御することも可能となる。
従って、あらかじめ、研磨ヘッドの回転及び揺動、定盤
の回転によって生じる半径方向における相対的線速度の
違い、及びその相対的線速度の違いによって生じる場所
による研磨速度の差を計算しておき、研磨液の供給量、
供給速度を制御することが好ましい。
【0029】また、研磨液を常に供給し続けるのではな
く、研磨液供給用貫通孔の上をウエハの研磨面が通過し
たときに、貫通孔から研磨液を吐出させるようにするた
めに、第1及び第2実施形態の研磨装置に、モータによ
り回転している定盤上に形成された研磨パッドの貫通孔
の上を研磨ヘッドにより所定の研磨荷重で研磨パッドに
押圧されたウエハ研磨面が通過する瞬間を検知する検知
機構と、これに同期して研磨液を吐出させる研磨液吐出
機構を設けてもよい。
く、研磨液供給用貫通孔の上をウエハの研磨面が通過し
たときに、貫通孔から研磨液を吐出させるようにするた
めに、第1及び第2実施形態の研磨装置に、モータによ
り回転している定盤上に形成された研磨パッドの貫通孔
の上を研磨ヘッドにより所定の研磨荷重で研磨パッドに
押圧されたウエハ研磨面が通過する瞬間を検知する検知
機構と、これに同期して研磨液を吐出させる研磨液吐出
機構を設けてもよい。
【0030】さらに、図4に示すように、メイン研磨液
排出管17から排出された研磨液を、再使用するために
濾過及び化学成分の再調整を行う再生処理機構39を設
けてもよい。さらに、研磨パッド及び定盤に光学的窓を
設け、研磨中にこの窓を通して、研磨パッドの裏面側か
ら、ウエハ研磨面の膜厚又は反射率を測定し、研磨終点
をその場でリアルタイムに測定する研磨モニター系を定
盤内又は定盤の下側に設けてもよい。
排出管17から排出された研磨液を、再使用するために
濾過及び化学成分の再調整を行う再生処理機構39を設
けてもよい。さらに、研磨パッド及び定盤に光学的窓を
設け、研磨中にこの窓を通して、研磨パッドの裏面側か
ら、ウエハ研磨面の膜厚又は反射率を測定し、研磨終点
をその場でリアルタイムに測定する研磨モニター系を定
盤内又は定盤の下側に設けてもよい。
【0031】この研磨モニター系は、光学的窓に向けて
光を照射する光源と、光学的窓を介して取り出されたウ
エハ研磨面からの反射光を検出する受光部と、受光部に
より検出された反射光の変化に基づいてウエハ研磨面の
研磨状態を確認し、又は研磨終点を検知する研磨モニタ
ー部を備えている。
光を照射する光源と、光学的窓を介して取り出されたウ
エハ研磨面からの反射光を検出する受光部と、受光部に
より検出された反射光の変化に基づいてウエハ研磨面の
研磨状態を確認し、又は研磨終点を検知する研磨モニタ
ー部を備えている。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明にかかる研磨
パッド及び研磨装置には、研磨液供給用貫通孔及び研磨
液排出用貫通孔が形成され、その研磨液供給用貫通孔に
通じる研磨液供給管を有する供給機構と、その研磨液排
出用貫通孔に通じる研磨液排出管を有する排出機構とを
備えている。
パッド及び研磨装置には、研磨液供給用貫通孔及び研磨
液排出用貫通孔が形成され、その研磨液供給用貫通孔に
通じる研磨液供給管を有する供給機構と、その研磨液排
出用貫通孔に通じる研磨液排出管を有する排出機構とを
備えている。
【0033】そのため、研磨液供給用貫通孔から研磨液
を、研磨パッドとウエハ研磨面に、安定して供給するこ
とができる。また、研磨液排出用の貫通孔から研磨パッ
ドの屑や研磨除去物等の汚染物を含んだ使用済みの研磨
液を速やかに排出することができるので、ウエハ研磨面
にキズ等が形成されることがない。
を、研磨パッドとウエハ研磨面に、安定して供給するこ
とができる。また、研磨液排出用の貫通孔から研磨パッ
ドの屑や研磨除去物等の汚染物を含んだ使用済みの研磨
液を速やかに排出することができるので、ウエハ研磨面
にキズ等が形成されることがない。
【図1】(a)は本発明にかかる研磨パッドの上面図で
あり、(b)はその上面図のX−X’矢視断面図であ
る。
あり、(b)はその上面図のX−X’矢視断面図であ
る。
【図2】本発明にかかる第1実施形態の研磨装置の一部
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図3】(a)は本発明にかかる第2実施形態の研磨パ
ッドの上面図であり、(b)はその上面図のX−X’矢
視断面図であり、研磨パッドと研磨装置(一部)を示
す。
ッドの上面図であり、(b)はその上面図のX−X’矢
視断面図であり、研磨パッドと研磨装置(一部)を示
す。
【図4】本発明にかかる第1実施形態の研磨装置に再生
処理機構を設けた場合の概略断面図である。
処理機構を設けた場合の概略断面図である。
【図5】従来の研磨装置の概略斜視図である。
1、12、21・・・定盤 2、13、22・・・研磨パッド(研磨部材) 3、、14・・・研磨ヘッド 4、15・・・ウエハ(研磨対象物) 5・・・研磨液供給ノズル 6・・・研磨液 13a、13b、13c、13d・・・研磨液供給用貫
通孔 13a’、13b’、13c’、13d’・・・研磨液
排出用貫通孔 16、29、30、31・・・メイン研磨液供給管 17、32、33、34・・・メイン研磨液排出管 18、35・・・回転軸 23、24、25、26、27、28・・・同心円 23a〜23d、25a〜25d、27a〜27d・・
・研磨液供給用貫通孔 24a〜24d、26a〜26d、28a〜28d・・
・研磨液排出用貫通孔 39・・・研磨液再生処理機構 P、P1、P2、P3・・・供給ポンプ
通孔 13a’、13b’、13c’、13d’・・・研磨液
排出用貫通孔 16、29、30、31・・・メイン研磨液供給管 17、32、33、34・・・メイン研磨液排出管 18、35・・・回転軸 23、24、25、26、27、28・・・同心円 23a〜23d、25a〜25d、27a〜27d・・
・研磨液供給用貫通孔 24a〜24d、26a〜26d、28a〜28d・・
・研磨液排出用貫通孔 39・・・研磨液再生処理機構 P、P1、P2、P3・・・供給ポンプ
Claims (3)
- 【請求項1】複数の研磨液供給用貫通孔と複数の研磨液
排出用貫通孔とが設けられた研磨パッド。 - 【請求項2】前記研磨パッドが、炭素粒子又は炭素繊維
が添加されたエポキシ樹脂の硬化物であることを特徴と
する請求項1記載の研磨パッド。 - 【請求項3】少なくとも、定盤と、該定盤上に設けられ
た被研磨物の表面を研磨する研磨パッドとを備えた研磨
装置において、 前記研磨パッドに形成された複数の研磨液供給用貫通孔
及び研磨液排出用貫通孔と、 前記各研磨液供給用貫通孔に通じる研磨液供給管を有す
る研磨液供給機構と、 前記各研磨液排出用貫通孔に通じる研磨液排出管を有す
る研磨液排出機構と、を備えた研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21776697A JPH1158218A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 研磨パッド及び研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21776697A JPH1158218A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 研磨パッド及び研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158218A true JPH1158218A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16709407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21776697A Pending JPH1158218A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 研磨パッド及び研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1158218A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-08-12 JP JP21776697A patent/JPH1158218A/ja active Pending
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