JPH1158158A - 鋳造品の支持装置 - Google Patents

鋳造品の支持装置

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JPH1158158A
JPH1158158A JP23052097A JP23052097A JPH1158158A JP H1158158 A JPH1158158 A JP H1158158A JP 23052097 A JP23052097 A JP 23052097A JP 23052097 A JP23052097 A JP 23052097A JP H1158158 A JPH1158158 A JP H1158158A
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JP
Japan
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support
hole
supporting
casting
insertion member
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Pending
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JP23052097A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ida
清 井田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、穴部を有する鋳造品の穴部側を切
削加工前に支持する時でも、姿勢が傾いたり、不安定に
なったりするのを防止することを目的とする。 【解決手段】 鋳造したミッションケースWを支持機構
4で支持するにあたり、第1支持部6と第2支持部7の
2ヵ所で支持する。この際、第2支持部7で支持する成
形穴W2の周縁には縦バリbが発生しているため、この
縦バリbが基板2に着座することによる姿勢の傾き、不
安定を防止するため、成形穴W2に挿入される位置ずれ
防止用の挿入部材11の周囲に、所定クリアランスを持
って受部材12を設け、この受部材12上に穴部周辺を
着座させることで、縦バリbの逃げ場を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば切削加工を
施す前の鋳造品を支持して搬送するような場合の支持装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば鋳造品の底部に穴部が形成
されるような場合、この鋳造品の穴部側を支持機構で支
持する際、穴部内に突起物を挿入して位置ずれ防止を図
り、穴部周辺を床面に着座させて支持するような支持機
構が用いられることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な技術では、例えば図4に示すように、鋳造品Wに対し
て切削加工等が施されていない場合に、穴部Wh周縁に
発生した縦バリbによって正常な状態で着座させること
が出来ず、図5に示すように鋳造品Wの姿勢が傾き、姿
勢が不安定になるという問題がある。尚、図中51は位
置ずれ防止用の突起物である。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、特に穴部を有する鋳造品を切削加工前に支持する
際でも、姿勢が傾いたり、不安定になったりするのを防
止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、請求項1において、鋳造品を少なくとも2ヵ
所の支持部で支持する支持機構を単数又は複数備え、支
持機構の支持部のうち少なくとも1ヵ所の支持部は切削
加工の施されていない穴部周辺を支持するようにした鋳
造品の支持装置において、穴部周辺を支持する支持部と
して、穴部内に挿入される挿入部材と、この挿入部材に
隣接して所定クリアランスを持って配設され且つ挿入部
材の高さ以下の所定高さを有する受部材にて構成するよ
うにした。
【0006】すなわち、切削加工が施されていない鋳造
品の穴部周縁には、縦バリが残置したままであるため、
穴部内に挿入部材を挿入し、穴部周辺を受部材に着座さ
せることで、挿入部材と受部材の間のクリアランスを縦
バリの逃げ部とする。このため、例えば受部材の高さ
は、縦バリの長さ以上に設定して縦バリの先端部が床面
に接触しないようにする。
【0007】この際、挿入部材は、位置ずれ防止の作用
を果たし、受部材は着座部として作用するが、受部材の
形状等は任意であり、挿入部材の全周を取り巻くリング
形状等にしても良く、又は鋳造品を安定して支持するこ
とが出来るよう局部的に設けても良い。また、原則とし
て1つの支持機構で1つの鋳造品を支持するが、このよ
うな支持機構は単数でも複数でも良い。
【0008】また請求項2では、鋳造品を支持した状態
で複数の支持装置を段積みし得る段積み機構を設け、こ
の段積み機構として、装置の上面側から上方に突出する
複数の突設部材と、装置の裏面側に設けられて突設部材
の先端部を嵌入せしめる複数の嵌合部材を設けた。
【0009】そして支持装置の上に別の支持装置を重
ね、下方の支持装置の突設部材の上端部に、上方の支持
装置の嵌合部材を嵌合させながら段積みしていけば、上
下方向のスペースの有効利用が図られる。この際、突設
部材の長さを、鋳造品の高さ以上にして鋳造品と支持装
置との干渉を避ける。
【0010】また請求項3では、段積み機構の一部とし
て、支持機構の少なくとも1ヵ所の支持部を利用するよ
うにした。
【0011】このように段積み機構の一部として支持装
置の支持部を利用するようにすれば、より簡素な構成に
することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本支持装置の
全体斜視図、図2は段積み状態を説明する部分図、図3
は穴部を支持する支持部の説明図である。
【0013】本発明の支持装置は、例えば自動車用ミッ
ションケースを積載するパレット1として構成され、こ
の支持装置としてのパレット1は、図1に示すように、
略矩形状の基板2と、この基板2の四周を補強する補強
材3と、基板2の上部に配設される複数の支持機構4、
…と、基板2の上下面に配設される段積み機構5を備
え、各支持機構4、…によってミッションケースW、…
を支持した状態で、複数のパレット1を上下に積重ねる
ことが出来るようにしている。
【0014】前記支持機構4、…は、基板2の周囲に沿
って長辺側に各4箇所、短辺側の中央部に各1箇所、合
計10箇所設けられ、1つのパレット1で10個のミシ
ョンケースWを支持出来るようにしている。
【0015】そしてこの支持機構4は、開口部を上方に
向けたミッションケースWのフランジ部のネジ穴W1を
支持する第1支持部6と、ミッションケースWの底面の
成形穴W2を支持する第2支持部7を備えており、この
第1支持部6と第2支持部7によってミッションケース
Wを支持するようにしている。尚、第2支持部7で支持
する成形穴W2は、切削加工が施されておらず、縦バリ
b(図3)が残置している。
【0016】前記第1支持部6は、ボックス型の枠体8
と、この枠体8上に突設される挿通部材9を備え、前記
ミッションケースWのネジ穴W1を挿通部材9に挿通せ
しめた状態で、ネジ穴W1周辺部を枠体8上面の着座部
8aに着座させるようにしている。また、この挿通部材
9は、後述するように段積み機構5の一部としても利用
するようにしている。
【0017】前記第2支持部7は、図3にも示すよう
に、成形穴W2よりやや小径で穴W2内に挿入可能な挿入
部材11と、この挿入部材11から所定クリアランス離
れて配設される一対の受部材12、12を備え、この受
部材12の高さは、縦バリbの長さより長く且つ挿入部
材11の高さより低くされている。そして、成形穴W2
の周辺部を受部材12、12に着座させた際、挿入部材
11と受部材12との間に縦バリbを逃がすことが出来
るようにしている。
【0018】尚、この第2支持部7の近傍の基板2に
は、ミションケースWから突出する突出部を逃がすため
の貫通孔13、14を設けている。
【0019】次に段積み機構5について説明する。段積
み機構5は基板2の上面側と下面側に設けられ、上面側
には、複数の突設部材15、…が突設され、各突設部材
15、…の先端は、先細り状の嵌合部15a、…が形成
されている。また、前記支持機構4の第1支持部6の挿
通部材9も段積み機構5の一部として利用するようにさ
れ、この挿通部材9の先端も先細り状の嵌合部として構
成されている。
【0020】また、基板2の下面側には、図2に示すよ
うな複数の嵌合部材16、…、17、…が配設されてい
る。すなわち、突設部材15、…の下方には、嵌合部1
5aを嵌入せしめることの出来る嵌合部材16、…が、
第1支持部6の下方には、挿通部材9の先端を嵌入せし
めることの出来る嵌合部材17が取付けられている。
【0021】因みに、基板2の中間部には、ロボット把
持用嵌合部18が設けられている。
【0022】以上のようなパレット1の使用方法及び作
用等について説明する。例えば台車上に載置した1枚の
パレット1に対して自動車用ミッションケースWを複数
載置していく。すなわち、開口部周辺のフランジ部のネ
ジ穴W1を所定箇所の第1支持部6の挿通部材9に挿通
させ、ネジ穴W1周辺を着座部8aに着座させるととも
に、他方側の成形穴W2に挿入部材11を挿入して成形
穴W2周辺部を受部材12上に着座させる。
【0023】そしてこのように受部材12で支持するこ
とで、縦バリbが基板2上に接触することによるミッシ
ョンケースWの傾き、姿勢の不安定等が防止される。
【0024】すべての支持機構4、…にミッションケー
スW、…が支持されると、次のパレット1が積重ねられ
る。すなわち、図2に示すように、上部側のパレット1
の嵌合部材16、17が、下方のパレット1の突設部材
15の嵌合部15a、及び挿通部材9の先端に嵌合させ
られ積重ねられる。この際、全てのミッションケースW
は正常な姿勢で支持されているため、パレット1とミシ
ョンケースWは干渉等を起こすことなく、正常にパレッ
ト1を段積みすることが出来る。そして同様な手順でミ
ションケースWが載置される。このように上下方向にパ
レット1を段積みしながら、所定数のミションケースW
が支持されると、台車を移動させて次工程に搬送する。
【0025】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば、鋳
造品はミッションケースWに限定されるものではなく、
また、支持機構4の数等も任意である。また受部材12
の形状等も任意である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係る鋳造品の支持
装置は、請求項1のように、切削加工の施されていない
穴部周辺を支持する支持部として、穴部内に挿入される
挿入部材と、この挿入部材に隣接して所定クリアランス
を持って配設され且つ挿入部材の高さ以下の所定高さを
有する受部材にて構成するようにしたため、穴部周縁に
残置するバリを逃がして正常な姿勢で支持することが出
来る。また請求項2のように、支持装置に段積み機構を
設け、この段積み機構として、装置の上面側から上方に
突出する複数の突設部材と、装置の裏面側に設けられて
突設部材の先端部を嵌入せしめる複数の嵌合部材を設け
れば、鋳造品との干渉を避けながら段積みすることが出
来、上下方向のスペースの有効利用が図られる。また請
求項3のように、段積み機構の一部として、支持機構の
少なくとも1ヵ所の支持部を利用するようにすれば、よ
り簡素な構成にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本支持装置の全体斜視図
【図2】段積み状態を説明する部分図
【図3】穴部を支持する支持部の説明図
【図4】従来の支持部の説明図
【図5】従来の不具合状態の説明図
【符号の説明】
1…パレット、4…支持機構、5…段積み機構、6…第
1支持部、7…第2支持部、11…挿入部材、12…受
部材、15…突設部材、16、17…嵌合部材、b…縦
バリ、W…ミッションケース、W1…ネジ穴、W2…成形
穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造品を少なくとも2ヵ所の支持部で支
    持する支持機構を単数又は複数備え、前記支持機構の支
    持部のうち少なくとも1ヵ所の支持部は切削加工の施さ
    れていない穴部周辺を支持するようにされる鋳造品の支
    持装置であって、前記支持機構の穴部周辺を支持する支
    持部は、穴部内に挿入される挿入部材と、この挿入部材
    に隣接して所定クリアランスを持って配設され且つ前記
    挿入部材の高さ以下の所定高さを有する受部材にて構成
    されることを特徴とする鋳造品の支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鋳造品の支持装置にお
    いて、前記支持装置は、鋳造品を支持した状態で複数の
    支持装置を段積みし得る段積み機構を備え、この段積み
    機構は、装置の上面側から上方に突出する複数の突設部
    材と、装置の裏面側に設けられて前記突設部材の先端部
    を嵌入せしめる複数の嵌合部材を備えたことを特徴とす
    る鋳造品の支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の鋳造品の支持装置にお
    いて、前記段積み機構の一部は、前記支持機構の少なく
    とも1ヵ所の支持部を利用して構成されることを特徴と
    する鋳造品の支持装置。
JP23052097A 1997-08-27 1997-08-27 鋳造品の支持装置 Pending JPH1158158A (ja)

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JP23052097A JPH1158158A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 鋳造品の支持装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000701A (ja) * 2009-05-19 2011-01-06 Toshiba Mach Co Ltd 敷ブロックの配置方法、敷ブロック移動用工具、および、その工具を備えた工作機械
CN110900280A (zh) * 2019-10-26 2020-03-24 重庆铁马工业集团有限公司 一种利用变速箱箱体的内螺纹底孔进行定位的方法

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