JPH1158101A - 4軸制御旋盤 - Google Patents

4軸制御旋盤

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Publication number
JPH1158101A
JPH1158101A JP24474697A JP24474697A JPH1158101A JP H1158101 A JPH1158101 A JP H1158101A JP 24474697 A JP24474697 A JP 24474697A JP 24474697 A JP24474697 A JP 24474697A JP H1158101 A JPH1158101 A JP H1158101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
side wall
spindle
bed
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP24474697A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Konishi
明宏 小西
Hiroshi Ikeda
弘 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
Priority to JP24474697A priority Critical patent/JPH1158101A/ja
Publication of JPH1158101A publication Critical patent/JPH1158101A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃物台,摺動面上に切粉を堆積させることな
く、切粉を簡単容易に他の部材と干渉することなく落下
させることのできる4軸制御旋盤の提供。 【解決手段】 ベッド1を作業者側が開口している断面
コ字状とし、脚部2とこの脚部2から立設している側壁
部3と、この側壁部3につづく天井部4とから構成す
る。側壁部3の前面及び天井部4の下面にそれぞれ主軸
軸線と平行なZ軸方向に長手移動する往復台11,25
を設ける。この往復台11,25にはそれぞれ主軸軸線
に対し直角な方向のX軸方向及びY軸方向の切込み送り
を行う刃物台17,30を設ける。脚部2の上面には2
つの刃物台17,30の切削移動可能範囲の下方投影面
全面にわたる切粉の落とし口41を開口させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】工作機械の旋盤のうち一本の
水平主軸に対し2つの刃物台にて切削加工を行わせるい
わゆる4軸制御旋盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4軸数値制御旋盤としては図3に示す如
く水平ベッドタイプの4軸制御旋盤では主軸軸線をはさ
んで作業者側と向こう側とにそれぞれ2軸制御される刃
物台を設けて、各刃物台を主軸軸線に平行な長手送りを
行うZ軸方向と、主軸軸線に垂直でワークに対し切り込
み送りを行うX軸方向とに制御移動させるものが知られ
ている。
【0003】しかしこのものにあっては切削加工時に発
生する切粉がベッドのZ軸方向摺動面上及び刃物台のX
軸方向摺動面上に堆積しやすく、また各摺動面がカバー
にて覆われていても切粉処理としては作業者が手作業に
て取り除かなければならず、繁雑であり、切粉が各部材
に絡まり手作業にて取り除くことが困難であった。
【0004】また他に従来から図4に見る如くベッドの
摺動面をX軸方向において、作業者側を低くして傾斜さ
せたスラントベッドタイプの4軸制御旋盤が製作され、
実用に供されている。このものにあっては上刃物台51
はZ軸方向に移動するためのベッド摺動面を覆うカバー
52とX軸方向に移動するための摺動面を覆うカバー5
3を有している。また下刃物台54はZ軸方向に移動す
るためのベッド摺動面を覆うカバー55とX軸方向に移
動するための摺動面を覆うカバー56を有している。こ
れら各カバーは各刃物台が移動するとき常に摺動面を覆
っていて互いに干渉することはない。そして各カバーは
ベッドの傾きに応じて作業者側に低い傾斜状であり、切
粉は下方のチップコンベア42上に落下しやすい状態と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のスラントベ
ッドタイプの旋盤ではベッド摺動面を覆うカバー上に堆
積した切粉は傾斜面に沿って下方のチップコンベア上に
落下する。しかし刃物台上、特に下部刃物台のX軸用の
カバー上には切粉が堆積しやすく、またこの切粉は自動
的に落下することがない。従って作業者が手作業にて処
理しなければならないという問題があった。本発明は従
来の技術の有するこのような問題に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところは刃物台摺動面上に切粉
を堆積させることなく、切粉を簡単容易に他の部材と干
渉することなく下方へ落下させることの出来る4軸制御
旋盤を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、少なくとも1本の水平主軸に対しそれぞれ
2軸制御される2つの刃物台にて切削加工を行わせる4
軸制御旋盤であって、基礎上に設置される脚部と該脚部
から立設されて作業者に対向している側壁部と該側壁部
に続いて主軸軸心線よりも作業者側に張り出した天井部
とから構成される作業者側に開口し断面がコの字状でな
るベッドと、前記立設した側壁部の前面及び前記天井部
の下面にそれぞれ設けられ主軸軸心線に平行な2つの摺
動面と、該各摺動面にそれぞれ移動位置決め可能に設け
られた2つの往復台と、該各往復台に主軸軸心線に対し
垂直な方向へ移動位置決め可能に設けられた2つの刃物
台とを備えたものである。上述の旋盤構成によれば2つ
の刃物台が側壁面と天井面とに設けられているので切削
加工時に生じる切粉が摺動面及び摺動面を覆うカバー上
に切粉が堆積することがない。また作業者側に刃物台が
なく、作業者が主軸及び刃物台の工具刃先への寄付きが
よくなり作業性が向上した。更に作業者側にローダ装置
を取り付ける場合に作業者側に刃物台がないため取り付
けが容易である。
【0007】また請求項2に記載された発明は、前記ベ
ッドの脚部上面に前記各刃物台の切削移動可能範囲の下
方投影面全面にわたる切粉落とし口を設けたものであ
る。上述の旋盤構成によれば全ての加工可能範囲におい
て発生する切粉が干渉されることなく直接落とし口を通
って落下するので切粉処理が容易である。また脚部の切
粉落とし口が大きく開口しているのでチップコンベア上
に直接切粉が載ることになり、切粉の捌けがよくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
もとづき説明する。図1は本発明旋盤を作業者側から見
た正面説明図、図2は図1のA−A断面図である。1は
作業者側に開口部のある断面コの字状のベッド、2は該
ベッド1の脚部で直接基礎上に設置される部分である。
3は作業者に対向して向こう側に前記脚部2から立設さ
れたベッド1の側壁部、4は該側壁部3に連続して設け
られているベッド1の天井部であり主軸軸心線よりも作
業者側に張り出した状態で設けられている。
【0009】5は図1にてベッド1の左端に取り付けら
れた主軸台、6は該主軸台5に水平に軸承された主軸、
7は該主軸の右端に取り付けられたワーク把持用チッャ
クである。8はベッド1の立設した側壁部3の前面に主
軸軸線と平行なZ軸方向に削設された第1摺動面で、主
軸軸心線を跨いで振り分けた2本の案内路から成ってい
る。9は該2本の案内路の中間位置でZ軸方向にベッド
1の側壁部3に軸承されたボールねじ、10は該ボール
ねじ9を回転駆動するようベッド1の側壁3に取り付け
られたサーボモータである。11は前記第1摺動面8に
設けられた第1往復台で、前記ボールねじ9と噛み合う
ボールねじナット12を固着していて、Z軸方向に移動
位置決めさせられる。13は前記第1往復台11の作業
者側へ突設した垂直壁、14は該垂直壁13の主軸台5
側の壁面に主軸軸心線に対し垂直なX軸方向に削設され
た第1刃物台用摺動面である。
【0010】15は前記垂直壁13にX軸方向に軸承さ
れたボールねじ、16は該ボールねじ15を回転駆動す
るよう第1往復台11に取り付けられたサーボモータで
ある。17は前記第1刃物台用摺動面14に設けられた
第1刃物台で、前記ボールねじ15と噛み合うボールね
じナット18を固着していて、X軸方向に移動位置決め
させられる。19は前記第1刃物台17の主軸台4側の
端面に垂直面内にて旋回割出し可能に軸承された第1タ
レットで、外周工具取付面に各種の固定工具及び回転工
具を装着するものでる。
【0011】21はベッド1の天井部4下面に主軸軸線
と平行なZ軸方向に削設された第2摺動面で、主軸軸線
を跨いで振り分けた2本の案内路から成っている。22
は該2本の案内路の中間位置でZ軸方向にベッド1の天
井部4に軸承されたボールねじ、23は該ボールねじ2
2を回転駆動するようベッド1の天井部4に取り付けら
れたサーボモータである。25は前記第2摺動面21に
設けられた第2往復台で前記ボールねじ22と噛み合う
ボールねじナット26を固着していて、Z軸方向に移動
位置決めさせられる。27は前記第2往復台25の下方
へ垂下状に突設した垂直壁、28は該垂直壁27の主軸
台5側の壁面に主軸軸線に対し垂直なY軸方向に削設さ
れた第2刃物台用摺動面である。
【0012】29は前記垂直壁27にY軸方向に軸承さ
れた図示しないボールねじを回転駆動するよう第2往復
台25に取り付けられたサーボモータである。30は前
記第2刃物台用摺動面28に設けられた第2刃物台で、
前記図示しないボールねじと噛み合う図示しないボール
ねじナットを固着していて、Y軸方向に移動位置決めさ
せられる。31は前記第2刃物台30の主軸台5側の端
面に垂直面内にて旋回割出し可能に軸承された第2タレ
ットで、外周工具取付面に各種の固定工具及び回転工具
を装着するものである。
【0013】ベッド1の基礎上に直接設置される脚部2
は箱状空洞に形成されていて、ベッド1の内側である上
面には第1刃物台17及び第2刃物台30のそれぞれの
切削移動可能範囲の下方投影面全面にわたって切粉落と
し口41が開口されている。42は該切粉落とし口41
の下部で前記脚部2の箱状空洞内に収容されたチップコ
ンベアであって、前記切粉落とし口41を通過して直接
チップコンベア42上に落下堆積した切粉を機外に排出
する。尚ベッド構造として主軸台側前面部及び心押台側
前面部に脚部と天井部とを連結する柱状部材を設けるこ
とにより、一層剛性が増大し頑丈なベッドとなり高精度
加工を期待できる。本発明は上述の如く一本の主軸を有
する旋盤について説明したが、2つの主軸台を有する対
向主軸旋盤にも適用可能である。
【0014】次に作用について説明する。主軸6の先端
に取り付けたチャック7にワークを把持し、主軸6を回
転させる。第1タレット19、第2タレット31の各外
周工具取付面にはチャック7に把持したワークを切削加
工するに必要な各種固定工具及び回転工具を取り付け
る。そして第1往復台11、第2往復台25のZ軸方向
への移動制御及び第1刃物台17のX軸方向への移動制
御、第2刃物台30のY軸方向への移動制御の各制御を
それぞれ必要に応じて独立又は同時に行う。
【0015】各刃物台17,30がこのようにそれぞれ
2軸制御されてワークに所要の切削加工が行われる。こ
のとき発生する切粉はワークから削り取られて下方へ落
下するが、ワークから下方には切粉の落下と干渉する部
材が全くなく、切粉は大きく口を開けた脚部2の上面切
粉落とし口41を通過してチップコンベア42上に直接
載せられる。その後切粉はチップコンベア42の作動に
つれて機外に排出される。
【0016】
【発明の効果】本発明の4軸制御旋盤は上述のとおり構
成されているので、次に記載する効果を奏する。4軸制
御旋盤の2つの刃物台が側壁部と天井部とに設けられて
いるため、刃物台用の摺動面上に切粉が堆積することが
ない。切削加工時に発生する切粉が落下する場合に干渉
する部材がなく、ベッド下部の脚部上面には切粉落とし
口が大きく開口しているので、切粉がチップコンベア上
に直接載ることになり、切粉の捌けが非常によくなっ
た。また作業者側に刃物台がなく、作業者が主軸及びタ
レットの工具刃先への寄付きがよくなり、作業性が向上
した。また、特別仕様として作業者側にローダを配置し
てワークの取り付け,取外しを自動的に行わせる場合に
は、作業者側に刃物台がなく、ローダ配置を簡単に行う
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4軸制御旋盤の正面説明図である。
【図2】図1のA−A断面説明図である。
【図3】従来技術の水平ベッドタイプの4軸制御旋盤の
説明図である。
【図4】従来技術のスラントベッドタイプの4軸制御旋
盤の説明図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 脚部 3 側壁部 4 天井部 6 主軸 8 第1摺動面 11 第1往復台 17 第1刃物台 21 第2摺動面 25 第2刃物台 30 第2刃物台 41 落とし口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の水平主軸に対しそれぞ
    れ2軸制御される2つの刃物台にて切削加工を行わせる
    4軸制御旋盤であって、基礎上に設置される脚部と該脚
    部から立設されて作業者に対向している側壁部と該側壁
    部に続いて主軸軸心線よりも作業者側に張り出した天井
    部とから構成される作業者側に開口し断面がコの字状で
    なるベッドと、前記立設した側壁部の前面及び前記天井
    部の下面にそれぞれ設けられ主軸軸心線に平行な2つの
    摺動面と、該各摺動面にそれぞれ移動位置決め可能に設
    けられた2つの往復台とを備え、前記側壁部摺動面に設
    けられた往復台には主軸軸線に直角なX軸方向に移動位
    置決め可能に刃物台を設け、前記天井部摺動面に設けら
    れた往復台には主軸軸線に直角なY軸方向に移動位置決
    め可能に刃物台を設けたことを特徴とする4軸制御旋
    盤。
  2. 【請求項2】 前記ベッドの脚部上面に前記各刃物台の
    切削移動可能範囲の下方投影面全面にわたる切粉落とし
    口を設けた請求項1に記載の4軸制御旋盤。
JP24474697A 1997-08-25 1997-08-25 4軸制御旋盤 Pending JPH1158101A (ja)

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JP24474697A JPH1158101A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 4軸制御旋盤

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JP24474697A JPH1158101A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 4軸制御旋盤

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JPH1158101A true JPH1158101A (ja) 1999-03-02

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JP (1) JPH1158101A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263861A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Mori Seiki Co Ltd 工作機械
JP2008246648A (ja) 2007-03-30 2008-10-16 Citizen Holdings Co Ltd ワーク加工機、このワーク加工機を用いたワーク加工システム及びワーク加工方法

Cited By (2)

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