JP2003080403A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JP2003080403A
JP2003080403A JP2001275037A JP2001275037A JP2003080403A JP 2003080403 A JP2003080403 A JP 2003080403A JP 2001275037 A JP2001275037 A JP 2001275037A JP 2001275037 A JP2001275037 A JP 2001275037A JP 2003080403 A JP2003080403 A JP 2003080403A
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axis
axis direction
comb
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bed
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JP2001275037A
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Takayuki Ishikawa
高之 石川
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装置を大型化させることなく刃物台剛性を低
下させることなく、少なくとも1基の櫛形刃物台をZ軸
方向、X軸方向、Y軸方向に移動可能な状態で備えるこ
とが可能な工作機械を提供すること。 【解決手段】 ベッド5と、ベッド5上に配置されワー
ク2を把持する主軸を回転可能に備え主軸の軸心方向で
あるZ軸方向に移動可能な主軸台と、ベッド5上に配置
され、主軸台の側方に配置されZ軸方向に移動可能なZ
軸テーブル9と、X軸方向に移動可能に配置されたX軸
テーブル15と、Y軸方向に移動可能な状態で配置され
複数個の工具を櫛歯状に備えたY軸テーブル19とから
なる櫛型刃物台構成部とを具備し、Z軸テーブル9のY
軸方向位置をY軸テーブル19の移動範囲内とし、ベッ
ド5側にY軸テーブル19の移動領域となるスペースを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は工作機械に係り、
特に、装置を大型化させることなく、且つ、刃物台剛性
を低下させることなく、少なくとも1基の櫛形刃物台を
主軸軸心方向であるZ軸方向、該Z軸方向に直交し、且
つ、相互に直交するX軸方向とY軸方向に移動可能な状
態で備えることができるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】櫛型刃物台を備えた工作機械として、例
えば、特開2001−129701号公報に開示された
ものがある。その構成は概略次のようなものである。ま
ず、ベッドがあり、このベッド上には主軸台が配置され
ていると共に、該主軸台に対向する側には第2主軸台が
配置されている。上記主軸台の側方には第1櫛型刃物台
が配置されていて、この第1櫛型刃物台はX軸方向とY
軸方向に移動可能に構成されている。一方、第2主軸台
側の側方には第2櫛型刃物台が配置されていて、この第
2櫛型刃物台はX軸方向とY軸方向とZ軸方向に移動可
能に構成されている。
【0003】上記第2櫛型刃物台の取付構造について詳
しく説明すると、まず、第2主軸台の側方において、第
1サドルが一対のZ軸方向ガイドレールに沿ってZ軸方
向に移動可能に設置されている。この第1サドル上には
第2サドルがX軸方向に移動可能に搭載されている。す
なわち、第1サドル上には一対のX軸ガイドレールが敷
設されていて、第2サドルはこの一対のX軸ガイドレー
ルに沿ってX軸方向に移動するものである。
【0004】上記第2サドルの第2主軸台側の面には一
対のY軸ガイドレールが敷設されている。既に説明した
第2櫛型刃物台はこの一対のY軸ガイドレールに沿って
Y軸方向に移動可能になっている。そして、第2櫛型刃
物台は、第1サドルがZ軸方向に移動し、第2サドルが
X軸方向に移動することにより、結局、X軸方向、Y軸
方向、Z軸方向に移動可能な構成になっている。そし
て、第1櫛型刃物台と第2櫛型刃物台を使用してそこに
取り付けられている工具により各種の同時加工を行うも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、まず、装置が大型化してしまうという問題があっ
た。これは、第2櫛型刃物台の取付構造が大きく原因し
ている。すなわち、第2主軸台の側方には、上記したよ
うに、第1サドル及び第2サドルが積層・配置されてい
ると共に、第2サドルの第2主軸台側の面には一対のY
軸ガイドレール等Y軸ガイド機構を介して上記第2櫛型
刃物台が配置されている。第2主軸台の側方にこれらの
構成部品をY軸ガイドレール、Z軸テーブルの順に並べ
て配置しようとすると広いスペースが必要になってしま
い、それが原因して装置が大型化してしまうものであ
る。又、モータを必要とする回転工具等の大きな工具ユ
ニットをテーブルに積載しようとする場合、第2櫛形刃
物台構造物を第2主軸台側からある程度離間・配置させ
なければならず、それによっても、装置が大型化してし
まうものである。又、別の問題としていわゆる刃物台剛
性が低下してしまうという問題があった。すなわち、第
2主軸台の側方に第2櫛型刃物台を配置させてこれをY
軸方向に移動させようとすると、当然のことながらY軸
方向にもスペース(第2櫛型刃物台の移動スペース)を
確保する必要がある。一方、上記第2主軸台はベッド上
に配置されていて、そのままでは該ベッドが上記第2櫛
型刃物台のY軸方向への移動の障害になってしまう。従
来、このような場合には、第2主軸台と第2櫛型刃物台
の両者の取付位置を上方に移動させるようにしており、
それによって、ベッド側との干渉を避けるようにしてい
た。しかしながら、そのようにした場合、Y軸方向に沿
って第2櫛型刃物台の取付位置がベッドに対して相対的
に高くなってしまい、それによって、刃物台剛性が低下
してしまうものである。
【0006】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、装置を大型化させるこ
となく、且つ、刃物台剛性を低下させることなく、少な
くとも1基の櫛形刃物台を主軸軸心方向であるZ軸方
向、該Z軸方向に直交し、且つ、相互に直交するX軸方
向とY軸方向に移動可能な状態で備えることが可能な工
作機械を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による工作機械は、ベッドと、上記
ベッド上に配置されワークを把持する主軸を回転可能に
備え上記主軸の軸心方向であるZ軸方向に移動可能な主
軸台と、上記ベッド上に配置され、上記主軸台の側方に
配置されZ軸方向に移動可能なZ軸テーブルと、上記Z
軸テーブルに対してZ軸方向と直交するX軸方向に移動
可能に配置されたX軸テーブルと、上記X軸テーブルの
Z軸方向前面側にZ軸方向及びX軸方向に直交するY軸
方向に移動可能な状態で配置され複数個の工具を櫛歯状
に備えたY軸テーブルと、からなる櫛型刃物台構成部
と、を具備し、上記Z軸テーブルのY軸方向位置を上記
Y軸テーブルの移動範囲内とし、上記ベッド側にに上記
Y軸テーブルの移動領域となるスペースを設けたことを
特徴とするものである。又、請求項2による工作機械
は、請求項1記載の工作機械において、上記ベッドには
上記ワークの加工時に発生する切削屑が落下・排出され
る凹部が設けられていて、該凹部を上記Y軸テーブルが
移動するスペースとして利用するようにしたことを特徴
とするものである。又、請求項3による工作機械は、請
求項1又は請求項2記載の工作機械において、上記複数
個の工具は、上記ワークに対して径方向から作用するバ
イトと、同じく径方向から作用するドリルと、上記ワー
クに対して軸方向から作用するドリルの3種類の工具で
あることを特徴とするものである。又、請求項4による
工作機械は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の工作
機械において、上記主軸台と対向する側には背面主軸台
が配置されていて、該背面主軸台はZ軸方向及びX軸方
向の少なくとも何れかの方向に移動可能であることを特
徴とするものである。又、請求項5による工作機械は、
請求項4記載の工作機械において、上記櫛型刃物台構成
部に対して対向する側に別の櫛型刃物台構成部が配置さ
れていて、これら両櫛型刃物台構成部は何れも上記背面
主軸台側に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0008】すなわち、本願発明による工作機械の場合
には、櫛型刃物台構成部を主軸台の側方に配置するに際
して、X軸テーブルのZ軸方向前面側にY軸テーブルを
配置するようにしたので、主軸台と櫛型刃物台との間の
構成が簡略化されると共にスペースの縮小化が図られる
ことになり、結局、装置の小型化を図ることができる。
又、それと同時に、上記Z軸テーブルのY軸方向位置を
上記Y軸テーブルの移動範囲内とし、且つ、上記ベッド
側に上記Y軸テーブルの移動領域となるスペースを設け
たことにより、切削ポイントとZ軸テーブルの支持点と
の距離が短縮され、それによって、刃物台剛性を向上さ
せることができる。その際、上記ベッドにワークの加工
時に発生する切削屑が落下・排出される凹部が設けられ
ていて、該凹部を上記Y軸テーブルが移動する領域とし
て利用することが考えられる。又、複数個の工具として
は、上記ワークに対して径方向から作用するバイトと、
同じく径方向から作用するドリルと、上記ワークに対し
て軸方向から作用するドリルの3種類の工具であること
が考えられる。この場合には、通常、各種類について複
数個の工具を備えることが普通であるので、結局、それ
だけ工具数も増加し、より長いY軸ストロークを必要と
することになる。このようにY軸ストロークが長くなれ
ばなる程より顕著な効果を奏することができる。又、主
軸台と対向する側には背面主軸台を配置して、該背面主
軸台をZ軸方向及びX軸方向の少なくとも何れかの方向
に移動可能とした場合には、それによって、より広範囲
な加工を行うことができる。その際、櫛型刃物台構成部
とそれに対向・配置された別の櫛型刃物台構成部を共に
上記主軸台側に配置することが考えられ、それによっ
て、背面主軸台側のZ軸方向、X軸方向への自由な移動
が確保でき、多様な加工に効果的に対応できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。この第1の実施の
形態は本願発明を主軸摺動型の自動旋盤に適用した例を
示すものである。まず、主軸を回転可能に支持する図示
しない主軸台があり、この主軸台は主軸軸心方向(Z軸
方向)に移動可能に配置されている。上記主軸台の前方
にはガイドブッシュ1が配置されている。上記主軸によ
って把持されたワーク2の先端部をこのガイドブッシュ
1によって支持するものである。
【0010】上記ガイドブッシュ1の側方には櫛型刃物
台構成部3が配置されている。この櫛型刃物台構成部3
の構造をみてみると、まず、ベッド5があり、このベッ
ド5上には一対のZ軸ガイドレール7、7が敷設されて
いる。又、上記ベッド5上にはZ軸テーブル9が配置さ
れていて、このZ軸テーブル9の底面には左右に夫々2
個ずつのZ軸ガイドベアリング11、11が取り付けら
れている。上記各Z軸ガイドベアリング11、11は一
対のZ軸ガイドレール7、7に移動可能に係合してい
る。よって、図示しないZ軸サーボモータとボールネジ
・ボールナット機構を駆動することにより、Z軸テーブ
ル9は左右2個ずつのZ軸ガイドベアリング11、11
を一対のZ軸ガイドレール7、7に沿って移動させなが
らZ軸方向に移動するものである。
【0011】上記Z軸テーブル9のZ軸方向前面側の面
をみてみると一対のX軸ガイドレール13、13が敷設
されている。又、上記Z軸テーブル9のZ軸方向前面側
にはX軸テーブル15が配置されている。このX軸テー
ブル15には上下に2個ずつのX軸ガイドベアリング1
7、17が取り付けられていて、これら上下2個ずつの
X軸ガイドベアリング17、17は、上記一対のX軸ガ
イドレール13、13に移動可能に係合している。よっ
て、図示しないX軸サーボモータとボールネジ・ボール
ナット機構を駆動することにより、X軸テーブル15は
上下2個ずつのX軸ガイドベアリング17、17を一対
のX軸ガイドレール13、13に沿って移動させながら
X軸方向(後述する各種工具の切込方向)に移動するも
のである。
【0012】上記X軸テーブル15のZ軸方向前面側の
面をみてみるとY軸テーブル19が配置されている。こ
のY軸テーブル19には左右に一対のY軸ガイドレール
21、21が敷設されている。又、上記X軸テーブル1
5の前面側には左右に2個ずつのY軸ガイドベアリング
23、23が取り付けられていて、これら左右2個ずつ
のY軸ガイドベアリング23、23は、上記一対のY軸
ガイドレール21、21に移動可能に係合している。よ
って、図示しないY軸サーボモータ及びボールネジ・ボ
ールナット機構を駆動することにより、Y軸テーブル1
9は左右一対のY軸ガイドレール21、21を左右2個
ずつのY軸ガイドベアリング23、23に沿って移動さ
せながらY軸方向(後述する各種工具の選択方向)に移
動するものである。
【0013】上記Y軸テーブル19には複数本(この実
施の形態の場合には6本)のバイト25が櫛歯状に搭載
されていると共に、複数本(この実施の形態の場合には
3本)の回転工具としてのドリル27が同じく櫛歯状に
搭載されている。そして、Y軸テーブル19を図2中仮
想線で示すようなY軸ストロークの範囲内でY軸方向に
適宜移動させることにより、上記複数本のバイト25と
複数本のドリル27の内から所望の工具を選択してワー
ク2の軸心位置に位置させるものである。因みに、図1
では、最下端に位置するバイト25が選択されている。
【0014】ここで、既に述べたベッド5とZ軸テーブ
ル9とY軸テーブル19との関係について説明する。ま
ず、図2に示すように、Z軸テーブル9がZ軸方向に最
も後退したときであっても(図2中右側に最も移動した
とき)、Y軸テーブル19の移動線上にベッド5が位置
しないように、ベッド5側にY軸テーブル19の移動領
域としてのスペース5aを確保している。よって、図2
中仮想線で示すように、ベッド5のZ軸方向前面側の空
間にY軸テーブル19が移動できるようになっている。
【0015】次に、Z軸テーブル9のY軸方向位置であ
るが、図2に示すように、Y軸テーブル19の移動下端
位置よりも上方のY軸テーブル19の移動領域内に配置
されている。上記のような構成にすることにより、切削
ポイント(選択された工具がワーク2に作用するポイン
ト)からZ軸テーブル9による支持点(Z軸ガイドベア
リング11とZ軸ガイドレール17の係合位置)迄の距
離を短縮させて刃物台剛性を向上させるようにしたもの
である。
【0016】尚、主軸台を挟んで反対側には、図示しな
い別の櫛型刃物台構成部が、X軸方向とY軸方向にそれ
ぞれ移動可能な状態で配置されており、又、主軸台と対
向する側には背面主軸台がZ軸方向とX軸方向に移動可
能に配置されているものとする。又、この第1の実施の
形態における自動旋盤の場合には、図2に示すように、
Z軸テーブル9のZ軸ストロークがY軸テーブル19の
Y軸ストロークに対して小さくなっている。この点に関
して説明を加えると、従来の技術では、Z軸テーブル上
方にY軸テーブルを移動させるようにしていたので、Y
軸テーブルの設置位置がそのままレバー長となって、Z
軸テーブルによる刃物の支持効率、すなわち、刃物台剛
性が低いという問題があった。これに対して、この実施
の形態の場合には、上記したように、切削ポイント(選
択された工具がワーク2に作用するポイント)からZ軸
テーブル9による支持点(Z軸ガイドベアリング11と
Z軸ガイドレール17の係合位置)迄の距離を短縮させ
て刃物台剛性を向上させるようにしている。そこで、そ
れを生かすためにも、Z軸テーブル9の移動量を大きく
しないようにしているものである。又、主軸固定型の旋
盤の刃物がZ軸方向に動く概念をスイス型に取り入れる
ようにしているので、主軸と刃物の両者が協調した加工
に対応できる程度のZ軸テーブル9の移動量さえ確保で
きればよいものである。
【0017】上記構成によると、例えば、櫛型刃物台構
成部3に搭載されたバイト25或いはドリル27を使用
してワーク2に所望の加工を施す。或いは、反対側に配
置されている図示しない別の櫛型刃物台構成部に搭載さ
れた各種工具を使用して、ワーク2に所望の加工を施
す。又、櫛型刃物台構成部3に搭載されたバイト25或
いはドリル27を使用した加工と反対側に配置されてい
る図示しない別の櫛型刃物台構成部に搭載された各種工
具を使用した加工を同時に行うこともある。
【0018】上記同時加工の一例として櫛型刃物台構成
部3側のZ軸移動制御機能が効果的に機能する例があ
る。まず、主軸台のZ軸方向への移動制御機能と上記図
示しない別の櫛型刃物台構成部に搭載された各種工具、
例えば、バイトのX軸方向への移動を利用してワーク2
に加工を施す。この加工は粗加工とする。それと同時に
上記櫛型刃物台構成部3のバイト25によりワーク2に
加工を施す。この加工は仕上加工とする。その際、粗加
工と仕上加工とではワーク2の送り速度が異なるので、
主軸台のZ軸方向への送りは粗加工に合わせ、櫛型刃物
台構成部3のZ軸方向への移動制御機能を利用して、粗
加工と仕上加工の送り速度の差で櫛型刃物台構成部3を
Z軸方向へ送るものである。
【0019】又、別の例として、主軸台のZ軸方向への
移動制御機能と上記図示しない別の櫛型刃物台構成部に
搭載された各種工具、例えば、バイトのX軸方向への移
動を利用してワーク2に加工を施すと同時に、櫛型刃物
台構成部3にワーク2に対して軸方向から対置する回転
工具としてのドリルを搭載し、該ドリルにより孔開加工
を施すような場合が考えられる。ドリルによる孔開加工
の送りと上記バイトによる加工の送りは異なるので、そ
れを櫛型刃物台構成部3側のZ軸移動制御機能を利用し
て調整するものである。
【0020】以上この第1の実施の形態によると次のよ
うな効果を奏することができる。まず、櫛型刃物台構成
部3の構成が工夫されているので、装置の小型化を図る
ことができる。すなわち、この実施の形態の場合には、
櫛型刃物台構成部3のY軸テーブル19及びそれをY軸
方向に移動させるための構成部が、X軸テーブル15の
Z軸方向前面側に設けられているからである。それによ
って、主軸台の側方、すなわち、X軸方向へのスペース
が縮小されることになるので、それだけ装置が小型化さ
れることになる。又、主軸台と櫛型刃物台構成部3との
間にY軸テーブル19の移動空間を確保する必要もない
ので、これによっても、主軸台の側方、すなわち、X軸
方向へのスペースが縮小されることになり装置が小型化
されることになる。
【0021】又、刃物台剛性の向上を図ることができ
る。これについては、図1乃至図3に示す本実施の形態
による構成と、図4及び図5に示す比較例を対比させな
がら説明する。まず、図4及び図5に示す比較例である
が、これはY軸テーブル19の移動線上に基台5が侵入
している。すなわち、図5に示すように、Z軸テーブル
9がZ軸方向に最も後退した状態では(図5中最も右側
に移動した状態)、Y軸テーブル19の移動線上にベッ
ド5が位置している。そのため、Y軸テーブル19側は
それらとの干渉を避けるために上方に配置された構成に
なっている。つまり、Y軸テーブル19がY軸方向に最
も降下したときでも、その下端がベッド5より上方に位
置するようにしてある。尚、図4及び図5に示す比較例
においては、本実施の形態の場合と同一部分に同一符号
を付して示してある。
【0022】そこで、本実施の形態の場合と図4及び図
5に示す比較例とを対比してみる。まず、本実施の形態
の場合には、図2に示すように、切削ポイントからのZ
軸方向距離(B)は僅かに大きくなっているものの、図
1に示すように、切削ポイントからのY軸方向距離
(A)は大幅に短縮されている。その結果、切削ポイン
トからZ軸テーブル9による支持点(Z軸ガイド部材1
1とZ軸ガイドレール7との係合位置)迄の距離は大幅
に短縮され、それによって、刃物台剛性が向上すること
になる。
【0023】これに対して、比較例の場合には、図5に
示すように、切削ポイントからのZ軸方向距離(D)は
本実施の形態の場合におけるZ軸方向距離(B)より小
さいものの、図4に示すように、切削ポイントからのY
軸方向距離(C)は図6に示す本実施の形態の場合にお
けるY軸方向距離(A)より大幅に大きくなっている。
その結果、切削ポイントからZ軸テーブル9による支持
点(Z軸ガイド部材11とZ軸ガイドレール7との係合
位置)迄の距離は本実施の形態におけるそれより大き
く、よって、刃物台剛性の向上は本実施の形態の場合程
期待できないものである。尚、上記対比はY軸テーブル
19に搭載されている工具の数が増えれば増える程顕著
である。すなわち、工具数が増加すれば必要なY軸スト
ロークも大きくなるからである。
【0024】そして、刃物台剛性が向上することにより
加工精度も高くなるので製品の品質、例えば、挽き目も
向上する。又、図2と図5の対比からも明らかなよう
に、Y軸方向距離の大幅な短縮によってZ軸テーブル9
の小型・軽量化が図られているので、加速・減速に要す
る時間が短縮されることになり、これはいわゆるアイド
ルタイムを短縮させる上で効果的である。又、従来の技
術で挙げていた構造のものと比較すると、図2に示すよ
うに、この実施の形態の場合には、X軸ガイドレール1
3、13、X軸ガイドベアリング17、17等からなる
X軸ガイド機構が切削ポイントに接近・配置されてお
り、それによっても刃物台剛性が向上するものである。
又、X軸ガイドレール13、13、X軸ガイドベアリン
グ17、17が受ける移動物重量が軽減されるという利
点もある。
【0025】次に、図6乃至図8を参照して本発明の第
2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態の場
合にも、前記第1の実施の形態の場合と同様に、本願発
明を主軸摺動型の自動旋盤に適用した例を示すものであ
るが、前記第一の実施の形態の構成に対してX軸ガイド
機構の構成を変えたものである。まず、主軸を回転可能
に支持する図示しない主軸台があり、この主軸台は主軸
軸心方向(Z軸方向)に移動可能に配置されている。上
記主軸台の前方にはガイドブッシュ101が配置されて
いる。上記主軸によって把持されたワーク102の先端
部をこのガイドブッシュ101によって支持するもので
ある。
【0026】上記ガイドブッシュ101の側方には櫛型
刃物台構成部103が配置されている。この櫛型刃物台
構成部103の取付構造をみてみると、まず、ベッド1
05があり、このベッド105上には一対のZ軸ガイド
レール107、107が敷設されている。又、上記ベッ
ド105上にはZ軸テーブル109が配置されていて、
このZ軸テーブル109の底面には左右に夫々2個ずつ
のZ軸ガイドベアリング111、111が取り付けられ
ている。上記各Z軸ガイドベアリング111、111は
一対のZ軸ガイドレール107、107に移動可能に係
合している。よって、図示しないZ軸サーボモータとボ
ールネジ・ボールナット機構を駆動することにより、Z
軸テーブル109は左右2個ずつのZ軸ガイドベアリン
グ111、111を一対のZ軸ガイドレール107、1
07に沿って移動させながらZ軸方向に移動するもので
ある。尚、この第2の実施の形態における上記Z軸テー
ブル109は前記第1の実施の形態におけるZ軸テーブ
ル9に比べて薄く板状に形成されている。
【0027】上記Z軸テーブル109の上面側をみてみ
ると一対のX軸ガイドレール113、113が敷設され
ている。又、上記Z軸テーブル109の上面側にはその
断面形状がL字型をなすX軸テーブル115が配置され
ている。このX軸テーブル115の底面には前後に2個
ずつのX軸ガイドベアリング117、117が取り付け
られていて、これら前後2個ずつのX軸ガイドベアリン
グ117、117は、上記一対のX軸ガイドレール11
3、113に移動可能に係合している。よって、図示し
ないX軸サーボモータとボールネジ・ボールナット機構
を駆動することにより、X軸テーブル115は前後2個
ずつのX軸ガイドベアリング117、117を一対のX
軸ガイドレール113、113に沿って移動させながら
X軸方向に移動するものである。
【0028】上記X軸テーブル115のZ軸方向前面側
の面をみてみるとY軸テーブル119が配置されてい
る。このY軸テーブル119には左右に一対のY軸ガイ
ドレール121、121が敷設されている。又、上記X
軸テーブル115の前面側には左右に2個ずつのY軸ガ
イドベアリング123、123が取り付けられていて、
これら左右2個ずつのY軸ガイドベアリング123、1
23は、上記一対のY軸ガイドレール121、121に
移動可能に係合している。よって、図示しないY軸サー
ボモータとボールネジ・ボールナット機構を駆動するこ
とにより、Y軸テーブル119は左右一対のY軸ガイド
レール121、121を左右2個ずつのY軸ガイドベア
リング123、123に沿って移動させながらY軸方向
に移動するものである。
【0029】上記Y軸テーブル119には複数本(この
実施の形態の場合には6本)のバイト125が櫛歯状に
搭載されていると共に、複数本(この実施の形態の場合
には3本)の回転工具としてのドリル127が搭載され
ている。尚、この第2の実施の形態の場合にも、主軸台
を挟んで反対側には別の櫛型刃物台が、X軸方向とY軸
方向にそれぞれ移動可能な状態で配置されていると共
に、主軸台と対抗する側には背面主軸台がZ軸方向とX
軸方向に移動可能に配置されているものとする。又、ベ
ッド105の前方にはY軸テーブル119の移動を許容
するスペース105aが確保されている。
【0030】以上この第2の実施の形態によると前記第
1の実施の形態の場合と同様の作用・効果を奏すること
ができると共に、X軸ガイドレール113、113、X
軸ガイドベアリング117、117等からなるX軸ガイ
ド機構が、各種工具類等が取り付けられていて比較的複
雑な構成になっているY軸ガイド機構に対して離間・配
置されており、それによって、組立性を向上させること
ができる。
【0031】次に、図9及び図10を参照して本発明の
第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の形態の
場合には、その基本的な構成は前記第1の実施の形態の
場合の構成と同じであるが、その他何点かにおいてさら
なる特徴点がある。尚、図9及び図10は前記第1の実
施の形態、第2の実施の形態の説明に使用した図1〜図
8に対してより実機に近い構成を示す図になっている。
【0032】まず、ベッド201があり、このベッド2
01上には主軸台203が搭載されている。この主軸台
203はワーク204(図1中仮想線で示す)を把持す
る主軸205を回転可能に備えていると共に、主軸20
5の軸心方向(Z軸方向)に移動可能に構成されてい
る。上記主軸台203のZ軸方向への移動は、図示し
ないZ軸サーボモータとボールネジ・ボールナット機
構とZ軸ガイド機構によって行われる。
【0033】上記主軸台203のZ軸方向前方にはガ
イドブッシュ209が配置されている。ワーク204は
上記主軸205によって把持されると共にその先端部を
このガイドブッシュ209によって支持されるようにな
っている。
【0034】上記ガイドブッシュ209を挟んで両側に
は第1櫛型刃物台構成部211と第2櫛型刃物台構成部
213が対向・配置されている。尚、この内、第2櫛型
刃物台構成部213が、前記第1の実施の形態や第2の
実施の形態における櫛型刃物台構成部に対応するもので
ある。
【0035】上記第1櫛型刃物台構成部211は、Z
軸方向に直交すると共に相互に直交するX軸方向とY
軸方向に移動可能に構成されている。すなわち、第1
櫛型刃物台構成部211の図示しないX軸テーブルは
軸サーボモータ215と図示しないボールネジ・ボ
ールナット機構及びX軸ガイド機構によってX軸方
向に移動し、又、Y軸テーブル212は、Y軸サー
ボモータ217と図示しないボールネジ・ボールナット
機構及びY軸ガイド機構によってY軸方向に移動す
るように構成されている。
【0036】又、上記第1櫛型刃物台構成部211に
は、図10に示すように、4本のバイト221と、3本
の回転工具としてのドリル223が櫛歯状に取り付けら
れている。第1櫛型刃物台構成部211のY軸テーブ
ル212をY軸方向に適宜移動制御することにより、
上記4本のバイト221と3本のドリル223の中から
任意の工具を選択して主軸205の軸心位置に一致させ
た位置に位置させるものである。因みに、図10に示す
場合には、第1櫛型刃物台構成部211側の工具は何れ
も選択されていないものである。
【0037】一方、第2櫛型刃物台213側であるが、
軸方向に平行なZ軸方向に移動可能であると共
に、このZ軸方向に直交すると共に相互に直交するX
軸方向とY軸方向に移動可能に構成されている。す
なわち、第2櫛型刃物台213のZ軸テーブル214
はZ軸サーボモータ225と図示しないボールネジ・
ボールナット機構及びZ軸ガイド機構によってZ
方向に移動する。上記Z 軸ガイド機構であるが、図1
0に示すように、まず、ベッド201側に一対のZ
ガイドレール226、226が敷設されている。一方、
第2櫛型刃物台213側にはZ軸ガイド部材228、
228が設けられていて、上記一対のZ軸ガイドレー
ル226、226に移動可能に係合している。そして、
軸サーボモータ225を駆動することにより、Z
軸テーブル214は、上記Z軸ガイド部材228、2
28及び上記一対のZ軸ガイドレール226、226
を介してZ軸方向に移動するものである。又、第2櫛
型刃物台213の図示しないX軸テーブルは、図示し
ないX軸サーボモータとボールネジ・ボールナット機
構によってX軸方向に移動し、又、Y軸テーブル2
16は、Y軸サーボモータ229と図示しないボール
ネジ・ボールナット機構によってY軸方向に移動する
ように構成されている。
【0038】上記第2櫛型刃物台213のY軸テーブ
ル216には、図10に示すように、2本のバイト23
1と、3本の回転工具としてのドリル233と、4本の
回転工具としてのドリル235が櫛歯状に取り付けられ
ている。尚、上記ドリル235はワーク204に対して
軸方向から作用するものである。第2櫛型刃物台213
のY軸テーブル216をY軸方向に適宜移動制御す
ることにより、上記2本のバイト231と3本のドリル
233と4本のドリル235の中から任意の工具を選択
して主軸5の軸心位置に一致させた位置に位置させるも
のである。因みに、図10に示す場合には、最下端位置
のバイト231が選択されて主軸5の軸心位置に位置し
ているものである。
【0039】上記ベッド201上であって上記主軸台2
03と対向する側には背面主軸台241が配置されてい
る。この背面主軸台241は背面主軸243を回転可能
に備えている。又、背面主軸台241は主軸205の軸
心方向であるZ軸方向に平行なZ軸方向に移動可能
であると共に、該Z軸方向に直交するX軸方向に移
動可能に構成されている。すなわち、背面主軸台241
はZ軸サーボモータ245と図示しないボールネジ・
ボールナット機構によってZ軸方向に移動する。又、
図示しないX軸サーボモータ図示しないボールネジ・
ボールナット機構によってX軸方向に移動するもので
ある。
【0040】尚、主軸台203と背面主軸台241との
間には、4本の背面加工用工具251が取り付けられて
いると共に、該背面加工用工具251の近傍には製品排
出用シュート253が設置されている。上記製品排出用
シュート253は、X軸方向に沿って加工位置から所
定距離だけ離間した所定の製品排出位置に対応した位置
に配置されている。
【0041】上記構成をなす第3の実施の形態において
特徴的なのは次の点である。すなわち、ベッド201側
に第2櫛型刃物台213のY軸テーブル216の移動
領域となる空間を確保するわけであるが、この第3の実
施の形態の場合には、元々切削時に発生して落下する切
屑を収容するために設けられている切屑収容凹部201
aの一部をY軸テーブル216の移動領域となる空間と
して利用するようにしている。つまり、ベッド201側
に新たにスペースを設けるのではなく元々存在する切屑
収容凹部201aを利用するものであるので、ベッド2
01に何等新たな加工を施す必要はなく、又、剛性を低
下させることなく、所望の構成を得ることができるもの
である。
【0042】次に、Y軸テーブル216には、前記第
1の実施の形態で示した工具の他に、ワーク204に対
して軸方向から作用する別のドリル235が設けられて
いる。このような別の種類のドリル235が増えること
によりY軸テーブル216のY軸ストロークは長くな
り、そのようなものに本願発明を適用することにより、
より顕著に効果を得ることができるものである。
【0043】次に、この第3の実施の形態の場合には、
主軸台203に対して背面主軸台241を対向・配置さ
せた自動旋盤において、背面主軸台241をZ軸方向
とX 軸方向に移動可能に構成することにより、より多
様な加工に対応できるようにすると共に、第1櫛型刃物
台構成部211と第2櫛型刃物台構成部213の両方を
主軸台203側に配置するようにしているので、それに
よって、背面主軸台241側に十分なスペースを確保す
ることができ、背面主軸台241側のZ軸方向、X
軸方向への自由な移動が確保でき、多様な加工に効果的
に対応できる。
【0044】尚、本発明は前記第1〜第3の実施の形態
に限定されるものではない。自動旋盤等適用するの工作
機械の基本的な構成については様々なものが考えられ
る。又、各テーブルの駆動方式、工具の種類、加工例等
についてもこれを特に限定するものではない。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による工作機
械によると、まず、櫛型刃物台構成部を主軸台の側方に
配置するに際して、X軸テーブルのZ軸方向前面側にY
軸テーブルを配置するようにしたので、主軸台と櫛型刃
物台との間の構成が簡略化されると共にスペースの縮小
化が図られることになり、結局、装置の小型化を図るこ
とができる。又、Z軸テーブルのY軸方向位置を上記Y
軸テーブルの移動範囲内とし、且つ、ベッド側にY軸テ
ーブルの移動領域となるスペースを設けた構成とするこ
とにより、切削ポイントとZ軸テーブルの支持点との距
離が短縮され、刃物台剛性を向上させることができる。
刃物台剛性の向上により加工精度の向上を図ることがで
きると共に軽量化が可能になり、それによって、加速・
減速に要する時間の短縮を図ることができる。その際、
上記ベッドに設けられワークの加工時に発生する切削屑
が落下・排出される凹部をY軸テーブルが移動する領域
として利用するようにした場合には、ベッドに何等加工
を施すことなく、且つ、ベッドの剛性を損なうことなく
所望の構成を実現することができる。又、ワークに対し
て径方向から作用するバイトと、同じく径方向から作用
するドリルと、ワークに対して軸方向から作用するドリ
ルの3種類の工具を備えたものを前提にした場合には、
通常、各種類について複数個の工具を備えることが普通
であるので、結局、それだけ工具数も増加し、より長い
Y軸ストロークを必要とすることになり、そのような場
合にはより顕著な効果を奏することができる。又、主軸
台と対向する側には背面主軸台を配置して、該背面主軸
台をZ軸方向及びX軸方向の少なくとも何れかの方向に
移動可能とした場合には、それによって、より広範囲な
加工を行うことができるようになる。その際、櫛型刃物
台構成部とそれに対向・配置された別の櫛型刃物台構成
部を共に上記主軸台側に配置するようにした場合には、
それによって、背面主軸台側のZ軸方向、X軸方向への
自由な移動が確保でき、多様な加工に効果的に対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、工作機
械の一部の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、工作機
械の一部の構成を示す正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、工作機
械の一部の構成を示す平面図である。
【図4】比較例としての工作機械の一部の構成を示す正
面図である。
【図5】比較例としての工作機械の一部の構成を示す側
面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図で、工作機
械の一部の構成を示す側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す図で、工作機
械の一部の構成を示す正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す図で、工作機
械の一部の構成を示す平面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す図で、自動旋
盤の全体の構成を示す平面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す図で、図9
のX−X断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドブッシュ 2 ワーク 3 櫛型刃物台構成部 5 ベッド 7 Z軸ガイドレール 9 Z軸テーブル 11 Z軸ガイドベアリング 13 X軸ガイドレール 15 X軸テーブル 17 X軸ガイドベアリング 19 Y軸テーブル 21 Y軸ガイドレール 23 Y軸ガイドベアリング 25 バイト 27 回転工具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドと、 上記ベッド上に配置されワークを把持する主軸を回転可
    能に備え上記主軸の軸心方向であるZ軸方向に移動可能
    な主軸台と、 上記ベッド上に配置され、上記主軸台の側方に配置され
    Z軸方向に移動可能なZ軸テーブルと、上記Z軸テーブ
    ルに対してZ軸方向と直交するX軸方向に移動可能に配
    置されたX軸テーブルと、上記X軸テーブルのZ軸方向
    前面側にZ軸方向及びX軸方向に直交するY軸方向に移
    動可能な状態で配置され複数個の工具を櫛歯状に備えた
    Y軸テーブルと、からなる櫛型刃物台構成部と、 を具備し、 上記Z軸テーブルのY軸方向位置を上記Y軸テーブルの
    移動範囲内とし、 上記ベッド側に上記Y軸テーブルの移動領域となるスペ
    ースを設けたことを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の工作機械において、 上記ベッドには上記ワークの加工時に発生する切削屑が
    落下・排出される凹部が設けられていて、該凹部を上記
    Y軸テーブルが移動するスペースとして利用するように
    したことを特徴とする工作機械。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の工作機械に
    おいて、 上記複数個の工具は、上記ワークに対して径方向から作
    用するバイトと、同じく径方向から作用するドリルと、
    上記ワークに対して軸方向から作用するドリルの3種類
    の工具であることを特徴とする工作機械。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れかに記載の工
    作機械において、 上記主軸台と対向する側には背面主軸台が配置されてい
    て、該背面主軸台はZ軸方向及びX軸方向の少なくとも
    何れかの方向に移動可能であることを特徴とする工作機
    械。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の工作機械において、 上記櫛型刃物台構成部に対して対向する側に別の櫛型刃
    物台構成部が配置されていて、これら両櫛型刃物台構成
    部は何れも上記主軸台側に設けられていることを特徴と
    する工作機械。
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