JP4057211B2 - 工作機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
この発明は、主軸を傾斜して配置すると共に、該傾斜した主軸に対してワークの加工と、ワークのセット及び製品の取出しをテーブルの回転により行うようにした工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来公知のコラムトラバース型若しくは縦型ドリリングタッピングマシン等の工作機械は、一般的に加工工具を先端に保持した主軸が垂直に配置されており、この主軸に対してワークの加工、ワークのセット及び製品の取出しを行うテーブルは水平なテーブル面を有しており、ワークの加工、ワークのセット及び製品の取出しのためにテーブルは水平に回転するように配置されている。かかる工作機械は、例えば特開平8−318448号公報に開示されている。従来公知の、加工テーブル面が水平に構成された工作機械の大きな問題点は、加工によって発生する切削屑がテーブル面に落下、堆積してしまい、切削屑の排除を良好に行うことが出来なかったことにある。又、複数の加工工具を収納したツールマガジンが、垂直な主軸に対して前方に向かって傾斜した状態で取り付けられているため、ツールマガジンの重量を受け止めて主軸が変位しないような構造をとる必要が生じ、主軸周りの構造を複雑にすると共に十分な強度を有する構造とする必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ワーク加工時の切削屑を加工テーブル面から良好に排除することが出来ると共に、ワークの加工を行うテーブル面を傾斜した主軸と直交する傾斜した面に配置し、ワークのセット及び製品の取出しは水平なテーブル面において行い得るようにしたことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、垂直軸に対して所望の角度で主軸を傾斜して配置し、加工領域を構成する第1のテーブル面と加工領域外に位置しワークの取付け及び製品の取出領域を構成する第2のテーブル面とを有するターンテーブルを、両面の中心に位置づけられた旋回軸で回転自在に設け、第1のテーブル面を前記傾斜した主軸と直交する平面に配置し、第2のテーブル面を水平な平面に配置したことを特徴とする。
【0005】
又、複数の加工工具を収納したツールマガジンを垂直に配置し、第2のテーブル面の上方を空間として開放したことを特徴とする。又、ターンテーブルは180゜往復回転自在としたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。図面は、縦型ドリリングタッピングマシンを示し、(1)は主軸、(2)はツールマガジンであり、両者はツールマガジン(2)が垂直に位置するような傾斜した角度で、主軸(1)がコラム(3)に取り付けられる。コラム(3)は、サドル(4)に前後に移動自在に組み付けられる。ツールマガジン(2)には従来公知のように複数の加工工具(5)が収納されており、ツールマガジン(2)を回転して所望の工具(5)を割り出し、主軸(1)の先端に装着、交換自在である。複数の工具を収納して相当の重量を有するツールマガジン(2)が垂直に配置されていることにより、ツールマガジン(2)の重量は垂直方向にのみ付加され、従来のように前倒れ方向に重量が掛かることがないため、ツールマガジン(2)の支持や主軸周りの構造或は強度を簡素化することが出来、コストの低下をもたらすことが出来る利点がある。
【0007】
(6)はターンテーブルであって、第1のテーブル面(6a)と第2のテーブル面(6b)を有し、第1のテーブル面(6a)は前記主軸(1)の下方に位置し、且主軸と直交する傾斜した角度を有している。第2のテーブル面(6b)は、主軸(1)の下方の加工領域外に位置し、水平な平面に位置づけられている。すなわち、ターンテーブル(6)は、中央において二つのテーブル面(6a)(6b)に分割されると共に、二つのテーブル面は互いに傾斜した角度がつけられている。ターンテーブル(6)の中心、すなわち互いに傾斜した二つのテーブル面の境界部分に旋回軸(7)が取り付けられ、ターンテーブル(6)は180゜往復回転自在である。主軸(1)の下方に位置する第1テーブル面(6a)は、主軸(1)の先端に取り付けられた加工工具(5)によるワークの加工領域に位置しており、水平に位置する第2のテーブル面(6b)は、ワークの取付け及び製品の取出領域に位置している。ターンテーブル(6)の回転により、水平に位置していた第2テーブル面(6b)が主軸(1)の下方に移行し、逆に第1テーブル面(6a)が水平な平面に移行することとなり、加工領域とワークの取付け及び製品の取出し領域とが入れ替わることとなる。第2のテーブル面(6b)の上方は、ツールマガジン(2)が垂直に配置されていることにより、従来のツールマガジン(2)が前方に傾斜して配置されているものに比して、大きく空間として開放される結果、第2のテーブル面(6b)へのワークの取付け或は製品の取出し作業が容易となる利点がある。ターンテーブル(6)は必ずしも180゜往復回転自在とする必要はなく、同一方向に回転自在としても良いことは勿論である。
【0008】
主軸の下方に位置しワークを保持して加工領域を構成する第1のテーブル面(6a)が、主軸の傾斜に対応して傾斜した面となっているため、加工工具(5)によって発生する切削屑は、傾斜面に沿って下方に落下し、テーブル面に残ることがなくなり、切削屑の排除が容易となる。又、ワークの取付け及び製品の取出領域を構成する第2のテーブル面(6b)は、水平な平面に位置しているため、ワークの取付けや製品の取出しが容易となる。尚、第1、第2のテーブル面という用語は、テーブルの特定の面を表す用語ではなく、加工領域に位置する面を第1のテーブル面と表現し、ワークの取付け及び製品の取出領域に位置する面を第2のテーブル面と表現した抽象的な用語であり、テーブル(6)の回転に応じて第1,第2のテーブル面なる用語で表現される面は異なってくるものである。
【0009】
【発明の効果】
この発明によれば、加工領域を構成するテーブル面が傾斜しているため、切削屑の排除が容易になると共に、ワークの取付け及び製品の取出領域に位置するテーブル面は水平に位置していると共に、上方が大きく空間として開放される結果、ワークの取付け及び製品の取出の作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる工作機械の側面図
【符号の説明】
(1)主軸
(2)ツールマガジン
(3)コラム
(4)サドル
(5)加工工具
(6)ターンテーブル
(6a)第1のテーブル面
(6b)第2のテーブル面
(7)旋回軸
Claims (3)
- 垂直軸に対して所望の角度で主軸を傾斜して配置し、加工領域を構成する第1のテーブル面と加工領域外に位置しワークの取付け及び製品の取出領域を構成する第2のテーブル面とを有するターンテーブルを、両面の中心に位置づけられた旋回軸で回転自在に設け、第1のテーブル面を前記傾斜した主軸と直交する平面に配置し、第2のテーブル面を水平な平面に配置したことを特徴とする工作機械。
- 複数の加工工具を収納したツールマガジンを垂直に配置し、第2のテーブル面の上方を空間として開放したことを特徴とする請求項1記載の工作機械。
- ターンテーブルを180゜往復回転自在としたことを特徴とする請求項1又は2記載の工作機械。
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