JPH1158091A - サーボモータ駆動プレス機械 - Google Patents
サーボモータ駆動プレス機械Info
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- JPH1158091A JPH1158091A JP24469897A JP24469897A JPH1158091A JP H1158091 A JPH1158091 A JP H1158091A JP 24469897 A JP24469897 A JP 24469897A JP 24469897 A JP24469897 A JP 24469897A JP H1158091 A JPH1158091 A JP H1158091A
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- JP
- Japan
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- gear
- shaft
- input shaft
- crankshaft
- planetary gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/26—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
- B30B1/266—Drive systems for the cam, eccentric or crank axis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/18—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means
Abstract
(57)【要約】
【課題】構造が簡単で、性能の良いサーボモータ駆動プ
レス機械を提供する。 【解決手段】プレスフレームに固定した差動歯車機構８
の外箱９に第１入力軸１０と出力軸１１を対向させて回
転自在に設け、入力太陽ギヤ１２と出力太陽ギヤ１３と
噛み合う第１遊星ギヤ１７と第２遊星ギヤ１８を固定し
た遊星ギヤ軸１６を、第１入力軸１０と出力軸１１とに
回転自在とした遊星ギヤ箱に回転自在に設け、遊星ギヤ
箱１５の外歯１４に噛み合うギヤ１９を有する第２入力
軸２０を外箱９に回転自在に設け、第１入力軸１０のフ
ライホイール２１をメインモータ２２で一定回転で回転
させ、第２入力軸２０をサーボモータ２４で回転制御し
て出力軸１１を正逆転自在に制御し、小ベベルギヤ２
５、大ベベルギヤ２８を介してスクリュー２７を正逆転
させてスライド２６を昇降させる。
レス機械を提供する。 【解決手段】プレスフレームに固定した差動歯車機構８
の外箱９に第１入力軸１０と出力軸１１を対向させて回
転自在に設け、入力太陽ギヤ１２と出力太陽ギヤ１３と
噛み合う第１遊星ギヤ１７と第２遊星ギヤ１８を固定し
た遊星ギヤ軸１６を、第１入力軸１０と出力軸１１とに
回転自在とした遊星ギヤ箱に回転自在に設け、遊星ギヤ
箱１５の外歯１４に噛み合うギヤ１９を有する第２入力
軸２０を外箱９に回転自在に設け、第１入力軸１０のフ
ライホイール２１をメインモータ２２で一定回転で回転
させ、第２入力軸２０をサーボモータ２４で回転制御し
て出力軸１１を正逆転自在に制御し、小ベベルギヤ２
５、大ベベルギヤ２８を介してスクリュー２７を正逆転
させてスライド２６を昇降させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のスライドモ
ーション機構が得られるサーボモータ駆動プレス機械に
関し、構造が簡単で、かつ性能を向上したサーボモータ
駆動プレス機械を設計・製作する場合に有効である。
ーション機構が得られるサーボモータ駆動プレス機械に
関し、構造が簡単で、かつ性能を向上したサーボモータ
駆動プレス機械を設計・製作する場合に有効である。
【０００２】
【従来の技術】サーボモータ駆動プレス機械は、近年種
々考案されている。図７は、特公平６−８３９１４の要
部を示し、メインモータ１で回転動力を与えたフライホ
イール２に油圧ポンプ３Ａ、油圧モータ３Ｂからなる油
圧変速機３を接続し、油圧モータ３Ｂに連結した駆動軸
４で、減速ギヤを介してクランク軸５、５を回転させて
スライド６を昇降させ、クランク軸５の回転中に油圧変
速機３を制御して各種のスライドモーションを得てい
る。
々考案されている。図７は、特公平６−８３９１４の要
部を示し、メインモータ１で回転動力を与えたフライホ
イール２に油圧ポンプ３Ａ、油圧モータ３Ｂからなる油
圧変速機３を接続し、油圧モータ３Ｂに連結した駆動軸
４で、減速ギヤを介してクランク軸５、５を回転させて
スライド６を昇降させ、クランク軸５の回転中に油圧変
速機３を制御して各種のスライドモーションを得てい
る。
【０００３】また、特公平８−１３４３５は、要約すれ
ば、駆動軸を回転駆動する動力源を、メインモータで回
転動力を与えたフライホイールと、メインモータに接続
した油圧変速機との２系統とし、クラッチを切り換えて
プレス作業域ではフライホイールで、非プレス作業域で
は油圧変速機で、駆動軸を駆動することにより各種のス
ライドモーションを得ている。
ば、駆動軸を回転駆動する動力源を、メインモータで回
転動力を与えたフライホイールと、メインモータに接続
した油圧変速機との２系統とし、クラッチを切り換えて
プレス作業域ではフライホイールで、非プレス作業域で
は油圧変速機で、駆動軸を駆動することにより各種のス
ライドモーションを得ている。
【０００４】この他の従来の技術には、メインモータに
代えてサーボモータで直接駆動軸を回転駆動し、各種の
スライドモーションを得るものがある。
代えてサーボモータで直接駆動軸を回転駆動し、各種の
スライドモーションを得るものがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術の
内、特公平６−８３９１４は、油圧変速機が大きなエネ
ルギ伝達が出来ないため、プレス機械の能力が小さいも
のに限定されてしまう。また、特公平８−１３４３５
は、プレス作業はフライホイールの回転動力で行い、ス
ライドの早戻りが必要な場合にクラッチを切り換えるの
で、プレス機械の能力は大きく出来るが、フライホイル
側と油圧変速機側との両方にクラッチが必要で、構造が
複雑となり、クラッチの制御系も複雑となる。さらに、
サーボモータで直接駆動軸を回転駆動するものは、サー
ボモータを制御するだけでよいが、プレス機械の能力が
大きい場合にサーボモータが大型化し、極めて高価とな
ると言う欠点がある。
内、特公平６−８３９１４は、油圧変速機が大きなエネ
ルギ伝達が出来ないため、プレス機械の能力が小さいも
のに限定されてしまう。また、特公平８−１３４３５
は、プレス作業はフライホイールの回転動力で行い、ス
ライドの早戻りが必要な場合にクラッチを切り換えるの
で、プレス機械の能力は大きく出来るが、フライホイル
側と油圧変速機側との両方にクラッチが必要で、構造が
複雑となり、クラッチの制御系も複雑となる。さらに、
サーボモータで直接駆動軸を回転駆動するものは、サー
ボモータを制御するだけでよいが、プレス機械の能力が
大きい場合にサーボモータが大型化し、極めて高価とな
ると言う欠点がある。
【０００６】本発明の目的は、上述の課題を解決し、構
造があまり複雑とならず、かつ性能が良いサーボモータ
駆動プレス機械を提供することにある。
造があまり複雑とならず、かつ性能が良いサーボモータ
駆動プレス機械を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、（イ）プレスフレーム上部に固定した
差動歯車機構の外箱と、（ロ）この外箱に回転自在に、
かつ水平方向の同一線上に対向して設けた第１入力軸と
出力軸と、（ハ）この第１入力軸と出力軸とに両側部を
回転自在に支承され、外周に外歯を有する遊星ギヤ箱
と、（ニ）第１入力軸と出力軸との対向する端部にそれ
ぞれ固定され、遊星ギヤ箱内で対向する入力太陽ギヤと
出力太陽ギヤと、（ホ）第１入力軸と平行して遊星ギヤ
箱に回転自在に設けられ、入力太陽ギヤと噛み合う第１
遊星ギヤと、出力太陽ギヤと噛み合う第２遊星ギヤとを
有する遊星ギヤ軸と、（ヘ）第１入力軸と平行して外箱
に回転自在に設けられ、遊星ギヤ箱の外箱と噛み合うギ
ヤを有する第２入力軸と、（ト）第１入力軸に連結さ
れ、一定回転速度で回転駆動されるエネルギ供給用のフ
ライホイールと、（チ）第２入力軸に連結され、これを
回転制御することにより出力軸の回転を制御するサーボ
モータと、（リ）出力軸と減速ベベルギヤで連結され、
下方に伸びてスライドと螺合し、スライドに昇降運動を
与えるスクリューと、を具備してサーボモータ駆動プレ
ス機械を構成する。
めに、本発明は、（イ）プレスフレーム上部に固定した
差動歯車機構の外箱と、（ロ）この外箱に回転自在に、
かつ水平方向の同一線上に対向して設けた第１入力軸と
出力軸と、（ハ）この第１入力軸と出力軸とに両側部を
回転自在に支承され、外周に外歯を有する遊星ギヤ箱
と、（ニ）第１入力軸と出力軸との対向する端部にそれ
ぞれ固定され、遊星ギヤ箱内で対向する入力太陽ギヤと
出力太陽ギヤと、（ホ）第１入力軸と平行して遊星ギヤ
箱に回転自在に設けられ、入力太陽ギヤと噛み合う第１
遊星ギヤと、出力太陽ギヤと噛み合う第２遊星ギヤとを
有する遊星ギヤ軸と、（ヘ）第１入力軸と平行して外箱
に回転自在に設けられ、遊星ギヤ箱の外箱と噛み合うギ
ヤを有する第２入力軸と、（ト）第１入力軸に連結さ
れ、一定回転速度で回転駆動されるエネルギ供給用のフ
ライホイールと、（チ）第２入力軸に連結され、これを
回転制御することにより出力軸の回転を制御するサーボ
モータと、（リ）出力軸と減速ベベルギヤで連結され、
下方に伸びてスライドと螺合し、スライドに昇降運動を
与えるスクリューと、を具備してサーボモータ駆動プレ
ス機械を構成する。
【０００８】また、上述の出力軸に減速ギヤで連結した
クランク軸を設け、このクランク軸の偏心部にコネクチ
ングロッドでスライドを連結してサーボモータ駆動プレ
ス機械を構成する。
クランク軸を設け、このクランク軸の偏心部にコネクチ
ングロッドでスライドを連結してサーボモータ駆動プレ
ス機械を構成する。
【０００９】（イ）偏心部にコネクチングロッドでスラ
イドを連結したクランク軸と、（ロ）このクランク軸の
軸端部に設けたメインギヤと、（ハ）このメインギヤに
噛み合う第１ピニオンギヤを有する駆動軸に回転自在に
設けられ、クラッチ・ブレーキを介して動力を駆動軸に
連結・遮断し、一定回転速度で回転駆動されるフライホ
イールと、（ニ）メインギヤと噛み合う第２ピニオンギ
ヤを有する副駆動軸に連結され、この副駆動軸を非プレ
ス作業域において回転制御することにより、クランク軸
の回転を制御するサーボモータと、（ホ）クランク軸の
プレス作業域で、ブレーキを遮断、クラッチを連結し、
フライホイールの動力をクランク軸に伝達させるととも
に、プレス作業域以外の非プレス作業域で、必要に応じ
てブレーキ及びクラッチを遮断し、サーボモータにより
クランク軸を回転制御出来る制御回路と、を具備してサ
ーボモータ駆動プレス機械を構成する。
イドを連結したクランク軸と、（ロ）このクランク軸の
軸端部に設けたメインギヤと、（ハ）このメインギヤに
噛み合う第１ピニオンギヤを有する駆動軸に回転自在に
設けられ、クラッチ・ブレーキを介して動力を駆動軸に
連結・遮断し、一定回転速度で回転駆動されるフライホ
イールと、（ニ）メインギヤと噛み合う第２ピニオンギ
ヤを有する副駆動軸に連結され、この副駆動軸を非プレ
ス作業域において回転制御することにより、クランク軸
の回転を制御するサーボモータと、（ホ）クランク軸の
プレス作業域で、ブレーキを遮断、クラッチを連結し、
フライホイールの動力をクランク軸に伝達させるととも
に、プレス作業域以外の非プレス作業域で、必要に応じ
てブレーキ及びクラッチを遮断し、サーボモータにより
クランク軸を回転制御出来る制御回路と、を具備してサ
ーボモータ駆動プレス機械を構成する。
【００１０】上述のサーボモータを油圧ポンプと油圧モ
ータからなる油圧変圧機としてサーボモータ駆動プレス
機械を構成する。
ータからなる油圧変圧機としてサーボモータ駆動プレス
機械を構成する。
【００１１】以上のように、各種の構成により、スライ
ドの下降速度と上昇速度が等しいスライドモーションの
他、スライドの下降速度が遅く、上昇速度が速い等の各
種のスライドモーションが得られる。
ドの下降速度と上昇速度が等しいスライドモーションの
他、スライドの下降速度が遅く、上昇速度が速い等の各
種のスライドモーションが得られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１から図６に本発明におけるサ
ーボモータ駆動プレス機械の実施例を示す。図１から図
３に示す第１実施例のサーボモータ駆動プレス機械７
は、図示しないプレスフレーム上部に差動歯車機構８の
外箱９を固定し、外箱９に回転自在に支承され水平に一
直線上で互いに対向する第１入力軸１０と出力軸１１を
設け、互いに対向する第１入力軸１０の端部に入力太陽
ギヤ１２を、また出力軸１１の端部に出力太陽ギヤ１３
を設け、第１入力軸１０と出力軸１１に両側面部を回転
自在に支承され、入力太陽ギヤ１２と出力太陽ギヤ１３
を内包するとともに、外周に外歯１４を有する遊星ギヤ
箱１５を設けている。遊星ギヤ箱１５には、第１入力軸
１０及び出力軸１１に平行な遊星ギヤ軸１６を、図２に
示すように本実施例では、３本回転自在に支承し、遊星
ギヤ軸１６には入力太陽ギヤ１２と噛み合う第１遊星ギ
ヤ１７と、出力太陽ギヤ１３と噛み合う第２遊星ギヤ１
８を設けている。
ーボモータ駆動プレス機械の実施例を示す。図１から図
３に示す第１実施例のサーボモータ駆動プレス機械７
は、図示しないプレスフレーム上部に差動歯車機構８の
外箱９を固定し、外箱９に回転自在に支承され水平に一
直線上で互いに対向する第１入力軸１０と出力軸１１を
設け、互いに対向する第１入力軸１０の端部に入力太陽
ギヤ１２を、また出力軸１１の端部に出力太陽ギヤ１３
を設け、第１入力軸１０と出力軸１１に両側面部を回転
自在に支承され、入力太陽ギヤ１２と出力太陽ギヤ１３
を内包するとともに、外周に外歯１４を有する遊星ギヤ
箱１５を設けている。遊星ギヤ箱１５には、第１入力軸
１０及び出力軸１１に平行な遊星ギヤ軸１６を、図２に
示すように本実施例では、３本回転自在に支承し、遊星
ギヤ軸１６には入力太陽ギヤ１２と噛み合う第１遊星ギ
ヤ１７と、出力太陽ギヤ１３と噛み合う第２遊星ギヤ１
８を設けている。
【００１３】外箱９には、遊星ギヤ箱１５の外箱１４と
噛み合うギヤ１９を有する第２入力軸２０を回転自在に
設けている。第１入力軸１０には、フライホイール２１
を連結し、フライホイール２１を回転一定のメインモー
タ２２で回転駆動している。第２入力軸２０には、タイ
ミングプーリ２３Ａ及びタイミングベルト２３Ｂで回転
数を零から所要の高速域まで変えられるサーボモータ２
４を連結している。出力軸１１には、小ベベルギヤ２５
を設け、スライド２６と螺合するスクリュー２７に設け
た大ベベルギヤ２８と噛み合わせている。スクリュー２
７と大ベベルギヤ２８間の軸２９は、図示しないプレス
フレームに回転自在に軸方向の移動を規制して支承され
ている。
噛み合うギヤ１９を有する第２入力軸２０を回転自在に
設けている。第１入力軸１０には、フライホイール２１
を連結し、フライホイール２１を回転一定のメインモー
タ２２で回転駆動している。第２入力軸２０には、タイ
ミングプーリ２３Ａ及びタイミングベルト２３Ｂで回転
数を零から所要の高速域まで変えられるサーボモータ２
４を連結している。出力軸１１には、小ベベルギヤ２５
を設け、スライド２６と螺合するスクリュー２７に設け
た大ベベルギヤ２８と噛み合わせている。スクリュー２
７と大ベベルギヤ２８間の軸２９は、図示しないプレス
フレームに回転自在に軸方向の移動を規制して支承され
ている。
【００１４】メインモータ２２は、出力軸１１に要求さ
れるエネルギによっては変速モータ、またはサーボモー
タを使用してもよく、フライホイール２１もエネルギが
小さい場合は、小さくしてもよく、あるいは不要として
もよい。
れるエネルギによっては変速モータ、またはサーボモー
タを使用してもよく、フライホイール２１もエネルギが
小さい場合は、小さくしてもよく、あるいは不要として
もよい。
【００１５】差動歯車機構８の第１入力軸１０及び第２
入力軸２０に両方ともサーボモータを連結した場合、両
軸とも変速自在なので応答性には優れるが、エネルギは
小さい。
入力軸２０に両方ともサーボモータを連結した場合、両
軸とも変速自在なので応答性には優れるが、エネルギは
小さい。
【００１６】差動歯車機構８の減速比は、２つの入力軸
１０、２０のモータが、ほぼ全速回転の時に出力軸１１
の回転が零、または零に近いものとする。このようにす
れば、プレス作業域で出力軸１１の回転数が小さい時
に、モータを高出力状態で使うことが出来る。
１０、２０のモータが、ほぼ全速回転の時に出力軸１１
の回転が零、または零に近いものとする。このようにす
れば、プレス作業域で出力軸１１の回転数が小さい時
に、モータを高出力状態で使うことが出来る。
【００１７】図３は、第１入力軸１０を回転一定のエネ
ルギ供給用とした場合で、第２入力軸２０の回転数を変
えて出力軸１１の回転数を制御すると、図中のＰ、また
はＱのように出力軸１１の回転が直線的に変わる。Ｐ
は、後述の第２実施例のようなクランク軸を用いたプレ
ス機械向けで、サーボモータ２４を回転制御して、第２
入力軸２０の回転数を零から所要の高速域まで変化さ
せ、出力軸１１の回転数を制御する場合を示す。また、
Ｑは、第２入力軸２０の回転数の変化に伴い、回転数Ａ
から零までは出力軸１１の回転が逆転し、Ａから所要の
高速域までは出力軸１１が正転する場合を示し、スクリ
ュー式プレス機械向けである。サーボモータの回転方向
を変えずに出力軸１１の正逆転が出来ると言う特長があ
る。
ルギ供給用とした場合で、第２入力軸２０の回転数を変
えて出力軸１１の回転数を制御すると、図中のＰ、また
はＱのように出力軸１１の回転が直線的に変わる。Ｐ
は、後述の第２実施例のようなクランク軸を用いたプレ
ス機械向けで、サーボモータ２４を回転制御して、第２
入力軸２０の回転数を零から所要の高速域まで変化さ
せ、出力軸１１の回転数を制御する場合を示す。また、
Ｑは、第２入力軸２０の回転数の変化に伴い、回転数Ａ
から零までは出力軸１１の回転が逆転し、Ａから所要の
高速域までは出力軸１１が正転する場合を示し、スクリ
ュー式プレス機械向けである。サーボモータの回転方向
を変えずに出力軸１１の正逆転が出来ると言う特長があ
る。
【００１８】図４に示す第２実施例のサーボモータ駆動
プレス機械３０は、クランク軸３１の偏心部にコネクチ
ングロッド３２でスライド３３を連結し、クランク軸３
１に設けた大ギヤ３４と、差動歯車機構８の出力軸１１
に設けた小ギヤ３５とを噛み合わせた。差動歯車機構８
の第１入力軸１０には、メインモータ２２で回転駆動さ
れるフライホイール２１を連結し、第２入力軸２０にタ
イミングプーリ２３Ａ及びタイミングベルト２３を介し
てサーボモータ２４を連結した構成は、第１実施例と同
じである。
プレス機械３０は、クランク軸３１の偏心部にコネクチ
ングロッド３２でスライド３３を連結し、クランク軸３
１に設けた大ギヤ３４と、差動歯車機構８の出力軸１１
に設けた小ギヤ３５とを噛み合わせた。差動歯車機構８
の第１入力軸１０には、メインモータ２２で回転駆動さ
れるフライホイール２１を連結し、第２入力軸２０にタ
イミングプーリ２３Ａ及びタイミングベルト２３を介し
てサーボモータ２４を連結した構成は、第１実施例と同
じである。
【００１９】図５に示す第３実施例のサーボモータ駆動
プレス機械３６は、構造を簡単化したもので、クランク
軸３１の偏心部にコネクチングロッド３２でスライド３
７を連結し、クランク軸３１に設けた大ギヤ３４と噛み
合う第１ピニオンギヤ３８を設けた駆動軸３９に、メイ
ンモータ２２で駆動されるクラッチ・ブレーキを内設し
たフライホール４０を連結した。また、大ギヤ３４と噛
み合う第２ピニオンギヤ４１を設けた副駆動軸４２に、
タイミングプーリ２３Ａ及びタイミングベルト２３Ｂを
介してサーボモータ３４を連結し、フライホイール４０
のクラッチ・ブレーキを連結・遮断、遮断・連結、また
は遮断・遮断に制御する制御回路４３を設けた。
プレス機械３６は、構造を簡単化したもので、クランク
軸３１の偏心部にコネクチングロッド３２でスライド３
７を連結し、クランク軸３１に設けた大ギヤ３４と噛み
合う第１ピニオンギヤ３８を設けた駆動軸３９に、メイ
ンモータ２２で駆動されるクラッチ・ブレーキを内設し
たフライホール４０を連結した。また、大ギヤ３４と噛
み合う第２ピニオンギヤ４１を設けた副駆動軸４２に、
タイミングプーリ２３Ａ及びタイミングベルト２３Ｂを
介してサーボモータ３４を連結し、フライホイール４０
のクラッチ・ブレーキを連結・遮断、遮断・連結、また
は遮断・遮断に制御する制御回路４３を設けた。
【００２０】制御回路４３は、圧力エア源４４から圧力
エアを、所要の低圧に調整する低圧調整弁４５と所要の
高圧に調整する高圧調整弁４６を介してエアタンク４７
Ａ、４７Ｂに溜め、電磁弁４８をＯＮとして開くと、ク
ラッチ・ブレーキに低圧が供給され、クラッチ・ブレー
キを両方遮断とし、電磁弁４８と電磁弁４９を両方ＯＮ
として高圧を供給すればクラッチ連結、ブレーキ遮断と
なり、電磁弁４９をＯＮのまま、電磁弁４８をＯＦＦと
すれば、クラッチ遮断、ブレーキ連結となる。
エアを、所要の低圧に調整する低圧調整弁４５と所要の
高圧に調整する高圧調整弁４６を介してエアタンク４７
Ａ、４７Ｂに溜め、電磁弁４８をＯＮとして開くと、ク
ラッチ・ブレーキに低圧が供給され、クラッチ・ブレー
キを両方遮断とし、電磁弁４８と電磁弁４９を両方ＯＮ
として高圧を供給すればクラッチ連結、ブレーキ遮断と
なり、電磁弁４９をＯＮのまま、電磁弁４８をＯＦＦと
すれば、クラッチ遮断、ブレーキ連結となる。
【００２１】このサーボモータ駆動プレス機械３６は、
プレス作業域、非プレス作業域ともクラッチ・ブレーキ
に高圧を給排し、サーボモータ３４はフライホイール４
０の回転に追従させておけば、クランクモーションプレ
スとして使用出来る。また、サーボモータ３４をフライ
ホイール４０に追従させ、非プレス作業域ではクラッチ
・ブレーキに低圧を供給して両方遮断とし、サーボモー
タ３４を増速制御すれば、早戻りモーションプレスとし
て使用出来る。
プレス作業域、非プレス作業域ともクラッチ・ブレーキ
に高圧を給排し、サーボモータ３４はフライホイール４
０の回転に追従させておけば、クランクモーションプレ
スとして使用出来る。また、サーボモータ３４をフライ
ホイール４０に追従させ、非プレス作業域ではクラッチ
・ブレーキに低圧を供給して両方遮断とし、サーボモー
タ３４を増速制御すれば、早戻りモーションプレスとし
て使用出来る。
【００２２】図６に示す第４実施例のサーボモータ駆動
プレス機械５０は、図５に示す第３実施例のサーボモー
タ駆動プレス機械３６におけるサーボモータ３４を、油
圧ポンプ５１Ａと油圧モータ５１Ｂからなる油圧変速機
５１とした他、構成及び動作は同じである。その他、上
述の実施例以外にも各種の組み合わせが可能である。
プレス機械５０は、図５に示す第３実施例のサーボモー
タ駆動プレス機械３６におけるサーボモータ３４を、油
圧ポンプ５１Ａと油圧モータ５１Ｂからなる油圧変速機
５１とした他、構成及び動作は同じである。その他、上
述の実施例以外にも各種の組み合わせが可能である。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、差動歯車機構を用いた場合は、第１入力軸を
エネルギ供給用とし、第２入力軸に連結した出力軸を自
在に回転制御出来、かつギヤの減速比の選び方によって
駆動エネルギを効果的に使用することが出来る。また、
２つの駆動源を直接クランク軸に連結し、必要に応じて
駆動源を使い分けることにより、各種のスライドモーシ
ョンを効率的に得ることが出来、かつ構造が簡単であ
る。
によれば、差動歯車機構を用いた場合は、第１入力軸を
エネルギ供給用とし、第２入力軸に連結した出力軸を自
在に回転制御出来、かつギヤの減速比の選び方によって
駆動エネルギを効果的に使用することが出来る。また、
２つの駆動源を直接クランク軸に連結し、必要に応じて
駆動源を使い分けることにより、各種のスライドモーシ
ョンを効率的に得ることが出来、かつ構造が簡単であ
る。
【図１】本発明の第１実施例におけるサーボモータ駆動
プレス機械の要部正面図
プレス機械の要部正面図
【図２】同じく、差動歯車機構の要部側面図
【図３】同じく、差動歯車機構による回転制御線図
【図４】本発明の第２実施例におけるサーボモータ駆動
プレス機械の要部正面図
プレス機械の要部正面図
【図５】本発明の第３実施例におけるサーボモータ駆動
プレス機械の要部正面図
プレス機械の要部正面図
【図６】本発明の第４実施例におけるサーボモータ駆動
プレス機械の要部正面図
プレス機械の要部正面図
【図７】従来例の要部正面図
７、３０、３６、５０はサーボモータ駆動プレス機械、
８は差動歯車機構、９は外箱、１０は第１入力軸、１１
は出力軸、１２は入力太陽ギヤ、１３は出力太陽ギヤ、
１４は外歯、１５は遊星ギヤ箱、１６は遊星ギヤ軸、１
７は第１遊星ギヤ、１８は第２遊星ギヤ、１９はギヤ、
２０は第２入力軸、２１、４０はフライホイール、２２
はメインモータ、２３Ａはタイミングプーリ、２３Ｂは
タイミングベルト、２４はサーボモータ、２５は小ベベ
ルギヤ、２６、３３、３７はスライド、２７はスクリュ
ー、２８は大ベベルギヤ、２９は軸、３１はクランク
軸、３２はコネクチングロッド、３４は大ギヤ、３５は
小ギヤ、３８は第１ピニオンギヤ、３９は駆動軸、４１
は第２ピニオンギヤ、４２は副駆動軸、４３は制御回
路、４４は圧力エア源、４５は低圧調整弁、４６は高圧
調整弁、４７Ａ、４７Ｂはエアタンク、４８、４９は電
磁弁、５１は油圧変速機、５１Ａは油圧ポンプ、５１Ｂ
は油圧モータ、である。
８は差動歯車機構、９は外箱、１０は第１入力軸、１１
は出力軸、１２は入力太陽ギヤ、１３は出力太陽ギヤ、
１４は外歯、１５は遊星ギヤ箱、１６は遊星ギヤ軸、１
７は第１遊星ギヤ、１８は第２遊星ギヤ、１９はギヤ、
２０は第２入力軸、２１、４０はフライホイール、２２
はメインモータ、２３Ａはタイミングプーリ、２３Ｂは
タイミングベルト、２４はサーボモータ、２５は小ベベ
ルギヤ、２６、３３、３７はスライド、２７はスクリュ
ー、２８は大ベベルギヤ、２９は軸、３１はクランク
軸、３２はコネクチングロッド、３４は大ギヤ、３５は
小ギヤ、３８は第１ピニオンギヤ、３９は駆動軸、４１
は第２ピニオンギヤ、４２は副駆動軸、４３は制御回
路、４４は圧力エア源、４５は低圧調整弁、４６は高圧
調整弁、４７Ａ、４７Ｂはエアタンク、４８、４９は電
磁弁、５１は油圧変速機、５１Ａは油圧ポンプ、５１Ｂ
は油圧モータ、である。
Claims (4)
- 【請求項１】サーボモータ駆動プレス機械において、
（イ）プレスフレーム上部に固定した差動歯車機構の外
箱と、（ロ）この外箱に回転自在に、かつ水平方向の同
一線上に対向して設けた第１入力軸と出力軸と、（ハ）
この第１入力軸と出力軸とに両側部を回転自在に支承さ
れ、外周に外歯を有する遊星ギヤ箱と、（ニ）前記第１
入力軸と前記出力軸との対向する端部にそれぞれ固定さ
れ、前記遊星ギヤ箱内で対向する入力太陽ギヤと出力太
陽ギヤと、（ホ）前記第１入力軸と平行して前記遊星ギ
ヤ箱に回転自在に設けられ、前記入力太陽ギヤと噛み合
う第１遊星ギヤと、前記出力太陽ギヤと噛み合う第２遊
星ギヤとを有する遊星ギヤ軸と、（ヘ）前記第１入力軸
と平行して前記外箱に回転自在に設けられ、前記遊星ギ
ヤ箱の前記外箱と噛み合うギヤを有する第２入力軸と、
（ト）前記第１入力軸に連結され、一定回転速度で回転
駆動されるエネルギ供給用のフライホイールと、（チ）
前記第２入力軸に連結され、これを回転制御することに
より前記出力軸の回転を制御するサーボモータと、
（リ）前記出力軸と減速ベベルギヤで連結され、下方に
伸びてスライドと螺合し、スライドに昇降運動を与える
スクリューと、を具備することを特徴とするサーボモー
タ駆動プレス機械。 - 【請求項２】請求項１において、前記出力軸に減速ギヤ
で連結したクランク軸を設け、このクランク軸の偏心部
にコネクチングロッドでスライドを連結したことを特徴
とするサーボモータ駆動プレス機械。 - 【請求項３】サーボモータ駆動プレス機械において、
（イ）偏心部にコネクチングロッドでスライドを連結し
たクランク軸と、（ロ）このクランク軸の軸端部に設け
たメインギヤと、（ハ）このメインギヤに噛み合う第１
ピニオンギヤを有する駆動軸に回転自在に設けられ、ク
ラッチ・ブレーキを介して動力を前記駆動軸に連結・遮
断し、一定回転速度で回転駆動されるフライホイール
と、（ニ）前記メインギヤと噛み合う第２ピニオンギヤ
を有する副駆動軸に連結され、この副駆動軸を非プレス
作業域において回転制御することにより、前記クランク
軸の回転を制御するサーボモータと、（ホ）前記クラン
ク軸のプレス作業域で、前記ブレーキを遮断、前記クラ
ッチを連結し、前記フライホイールの動力を前記クラン
ク軸に伝達させるとともに、前記プレス作業域以外の前
記非プレス作業域で、必要に応じて前記ブレーキ及びク
ラッチを遮断し、前記サーボモータにより前記クランク
軸を回転制御出来る制御回路と、を具備することを特徴
とするサーボモータ駆動プレス機械。 - 【請求項４】請求項３において、前記サーボモータを油
圧ポンプと油圧モータからなる油圧変圧機としたことを
特徴とするサーボモータ駆動プレス機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24469897A JPH1158091A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | サーボモータ駆動プレス機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24469897A JPH1158091A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | サーボモータ駆動プレス機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1158091A true JPH1158091A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17122610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24469897A Pending JPH1158091A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | サーボモータ駆動プレス機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1158091A (ja) |
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-
1997
- 1997-08-26 JP JP24469897A patent/JPH1158091A/ja active Pending
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040223 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040628 |