JPH1157800A - 汚泥脱水方法 - Google Patents

汚泥脱水方法

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JPH1157800A
JPH1157800A JP9215199A JP21519997A JPH1157800A JP H1157800 A JPH1157800 A JP H1157800A JP 9215199 A JP9215199 A JP 9215199A JP 21519997 A JP21519997 A JP 21519997A JP H1157800 A JPH1157800 A JP H1157800A
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保彦 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない薬剤使用量で強度の大きいフロックを
形成して、高い加圧力により加圧脱水することができ、
これにより低含水率で剥離性の良好な脱水ケーキを生成
することができ、ケーキ増加率の小さい汚泥脱水方法を
提案する。 【解決手段】 貯槽1から有機性汚泥を第1槽2に導入
して無機凝集剤8を添加し、攪拌機7により混合してp
H2.5〜5に調整し、第2槽3で両性ポリマー11を
添加して攪拌機12で強攪拌し、両性ポリマー13を添
加して第3槽4で攪拌機14により緩速攪拌し、これに
より調製された汚泥をフィルタプレスにより、最高圧力
10〜15MPaで加圧脱水する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は難脱水性の有機性汚
泥に無機凝集剤および両性ポリマーを添加して加圧脱水
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水、し尿、有機性産業排水等の処理に
より生じる難脱水性の有機性汚泥の脱水方法として、汚
泥に塩化第二鉄等の無機凝集剤、消石灰およびアニオン
性またはノニオン性ポリマーを添加して凝集させ、フィ
ルタプレスで加圧脱水する方法がある。しかしこの方法
では、含水率70%程度の脱水ケーキが得られるが、大
量の無機凝集剤を使用する必要があり、ケーキ固形分増
加率が30〜50重量%にも達するほか、カルシウム成
分の溶出によりスケール障害が起きる等の問題点があ
る。
【0003】一方、汚泥にポリ硫酸鉄、ポリ塩化アルミ
ニウム等の多量化した無機凝集剤とアニオン性またはノ
ニオン性ポリマーとを添加して凝集させ、ベルトプレス
等で脱水する方法がある。しかしこの方法ではケーキ含
水率が高く、さらに含水率を低下させることが求められ
ている。
【0004】このような点を改善する方法として、無機
凝集剤と両性ポリマーを添加して凝集させ、ベルトプレ
スで脱水する方法が提案されている(特開平2−180
700号)。この方法ではケーキ含水率が改善される
が、さらに低いケーキ含水率とすることが求められてい
る。
【0005】一般にベルトプレスは1〜3MPa(ゲー
ジ圧)の圧力で圧搾することにより脱水しているのに対
し、フィルタプレスでは10〜15MPa(ゲージ圧)
の高い圧力で圧搾するため、低いケーキ含水率の脱水ケ
ーキが得られるが、凝集汚泥(フロック)の強度が大き
くないと、フロックが破壊して濾布に目詰まりを起こ
し、脱水することができなくなる。上記の無機凝集剤と
両性ポリマーを添加する場合も、低い加圧力のベルトプ
レスでは脱水可能であるが、高い加圧力のフィルタプレ
スではフロックが破壊して目詰まりにより脱水できなく
なるため、さらに強度の大きいフロックとすることが求
められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、少な
い薬剤使用量で強度の大きいフロックを形成して、高い
加圧力により加圧脱水することができ、これにより低含
水率で剥離性の良好な脱水ケーキを生成することがで
き、ケーキ増加率の小さい汚泥脱水方法を提案すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機性汚泥に
無機凝集剤および第1のポリマーとして両性ポリマーを
添加して強攪拌し、さらに第2のポリマーとして両性ポ
リマーを添加して緩速攪拌した後、加圧脱水することを
特徴とする汚泥脱水方法である。
【0008】本発明において処理対象となる有機性汚泥
は特に限定されないが、例えばし尿の嫌気性消化汚泥、
し尿の好気性消化汚泥、し尿浄化槽汚泥、し尿消化脱離
液、下水、各種産業廃水の活性汚泥処理における余剰汚
泥、下水の最初沈澱池汚泥、し尿、下水等の三次処理で
発生する凝集汚泥、各種産業廃水の凝集汚泥などの有機
性汚泥をあげることができる。このような汚泥は有機物
のほかに、砂、凝集フロック等の無機物を含んでいても
よい。
【0009】本発明で使用する無機凝集剤は凝集性を有
する無機薬剤であって、例えば硫酸第二鉄、塩化第二
鉄、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ポリ塩化ア
ルミニウム、ポリ硫酸鉄など、従来より汚泥脱水に使用
されていた無機凝集剤を使用することができる。
【0010】本発明で第1および第2のポリマーとして
使用する両性ポリマーはカチオン性基およびアニオン性
基を有する水溶性ポリマーであり、ノニオン性基を有し
ていてもよい。このような両性ポリマーとしては、例え
ばアニオン性モノマーおよびカチオン性モノマーの共重
合体、アニオン性モノマー、カチオン性モノマーおよび
ノニオン性モノマーの共重合体、あるいはアニオン性モ
ノマーとノニオン性モノマーの共重合体のマンニッヒ変
性ホフマン分解等のカチオン変性物などがあげられる。
【0011】アニオン性モノマーとしては、例えばアク
リル酸(AA)、アクリル酸ナトリウム(NaA)、メ
タクリル酸、メタクリル酸ナトリウムなどがあげられ
る。カチオン性モノマーとしては、例えばジメチルアミ
ノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、それらの四級化物などがあげられる。四級化物とし
ては、具体的にはジメチルアミノエチルアクリレートメ
チルクロライド四級化物(DAA)、ジメチルアミノエ
チルメタクリレートメチルクロライド四級化物(DA
M)、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドメチルク
ロライド四級化物(DAPAAm)などをあげることが
できる。ノニオン性モノマーとしては、例えばアクリル
アミド(AAm)、メタアクリルアミド、N,N′−ジ
メチル(メタ)アクリルアミドなどがあげられる。
【0012】これらの化合物の共重合体として、具体的
にはDAA/AA/AAm共重合体、DAM/AA/A
Am共重合体、DAA/DAM/AA/AAm共重合
体、DAPAAm/AA/AAm共重合体、DAA/A
A共重合体、NaA/AAm共重合体マンニッヒ変性物
等が好適であり、特にカチオン性モノマーが20モル%
以上、好ましくは25モル%以上で、アニオン性モノマ
ーが10モル%以上、好ましくは15モル%以上のもの
が好適である。
【0013】本発明ではこのような両性ポリマーを1種
単独で、あるいは2種以上の混合物として使用できるほ
か、両性ポリマーと他のポリマー、特にカチオン性ポリ
マーとの混合物として用いることができる。他のポリマ
ーとの混合物として用いる場合、高カチオン性ポリマー
との混合物として用いるのが好ましい。このようなカチ
オン性ポリマーとしては、アミド基、ニトリル基、アミ
ン塩酸塩、ホルムアミド基などを含むポリビニルアミジ
ンや、ジメチルアミノエチルアクリレートのメチルクロ
ライド4級化物や、ベンジルクロライド4級化物などと
アクリルアミドの共重合物などの高カチオン性ポリマー
が有効である。これらの他のポリマーは両性ポリマー1
重量部に対して1重量部以下の混合物として使用するの
が好ましい。上記の第1および第2のポリマーは別のも
のでもよいが、同一のものを用いる方が操作が簡素化し
好ましい。
【0014】本発明の汚泥脱水方法は前記有機汚泥に前
記無機凝集剤を汚泥のSS乾燥重量に対し、10〜80
重量%、好ましくは40〜70重量%添加し、pH2.
5〜5、好ましくは3〜4.5となるように制御して混
合する。このとき無機凝集剤の種類によって添加量とp
Hを最適範囲に選ぶ。無機凝集剤の添加により上記pH
範囲に調整されない場合は必要により酸またはアルカリ
剤を添加して調整する。これにより汚泥と凝集剤が反応
して凝集が起こる。
【0015】こうして無機凝集剤を混合した汚泥に第1
のポリマー添加として両性ポリマーまたは両性ポリマー
と他のポリマーとの混合物を添加し、第1の攪拌として
強攪拌を行う。このときのポリマーの添加量は汚泥中の
SS乾燥重量に対し0.5〜2重量%、好ましくは0.
8〜1.2重量%とする。
【0016】第1の攪拌は強攪拌であって、攪拌機の周
速として300〜500m/分、好ましくは350〜4
50m/分とするのが適している。ポリマーの添加によ
り凝集汚泥がフロック化するが、このとき強攪拌するこ
とによりフロックに強い衝撃を与えてフロック中の水分
を放出するとともに、衝突によるフロックの硬化を促進
し、強固なフロックを形成する。
【0017】こうして第1のポリマー添加と第1の攪拌
を行った汚泥に対して第2のポリマー添加として両性ポ
リマーまたは両性ポリマーと他のポリマーとの混合物を
添加し、第2の攪拌として緩速攪拌を行う。このときの
ポリマーの種類は第1のポリマーと同一でも異なってい
てもよい。またポリマーの添加量は汚泥のSS乾燥重量
に対して0.1〜1重量%、好ましくは0.2〜0.5
重量%とする。この場合、第1および第2のポリマーの
添加量を100としたとき、第1のポリマーの添加量を
約80、第2のポリマーの添加量を約20の割合とする
のが好ましい。第2の攪拌は攪拌機の周速として20〜
100m/分、好ましくは30〜60m/分で、汚泥脱
水における通常攪拌よりも弱い強度である。このような
緩速攪拌を行うことにより、微細化されたフロックが集
合して小形の粒状フロックが生成する。
【0018】こうして粒状のフロックが生成した汚泥を
加圧脱水する。加圧脱水の手段としてはフィルタプレス
が好ましいが、ベルトプレス、遠心分離その他の機械的
脱水手段でもよい。脱水の際の加圧力は4〜20MPa
(ゲージ圧)、好ましくは5〜10MPaとするのが好
ましい。この圧力は通常のフィルタプレスに適用される
圧力である。ベルトプレス、遠心分離等でも、従来の方
法で調質する場合よりも低含水率の脱水ケーキが得られ
る。
【0019】この場合フロックは強攪拌によって形成さ
れた緻密で強固な微細フロックが緩速攪拌により集合し
て粒状化しているため、濾過脱水性に優れ、高い圧力を
かけても目詰まりを生じることはなく、効率よく水が分
離されて低含水率で剥離性の良好な脱水ケーキが形成さ
れる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、有機性汚泥に無機凝集
剤および両性ポリマーを添加して強攪拌し、さらに両性
ポリマーを添加して緩速攪拌した後加圧脱水するように
したので、少ない薬剤使用量で強度の大きいフロックを
形成して、高い加圧力により加圧脱水することができ、
これにより低含水率で剥離性の良好な脱水ケーキを生成
することができ、ケーキ増加率も小さい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は実施形態の汚泥の脱水方法を示す
フローシートである。
【0022】図1において、1は貯槽、2は第1槽、3
は第2槽、4は第3槽、5はフィルタプレスである。
【0023】図1の汚泥の脱水方法は、まずし尿、下
水、各種有機性排水処理施設等で発生する汚泥6を貯槽
1に導入して貯留し、汚泥を均一化して汚泥の性状変化
を小さくする。
【0024】貯槽1から均一化した汚泥6を定量ポンプ
1により第1槽2に導入し、ここで攪拌機7により攪
拌しながら無機凝集剤8を添加して反応させる。このと
き、pH計9によりpH2.5〜5、好ましくは3〜
4.5になるように無機凝集剤8の添加量を制御する。
無機凝集剤8を設定量添加して所定pHにならないとき
はpH計の検出値によりpH調整剤10を注入して上記
pH範囲に制御する。攪拌機7は汚泥と無機凝集剤を混
合できる攪拌強度であればよく、平羽根またはプロペラ
型羽根を用い、周速100〜300m/分、好ましくは
150〜200m/分、とする。第1槽の滞留時間は1
〜10分間、好ましくは2〜5分間程度とする。
【0025】第1槽2の汚泥を第2槽3に導入し、ここ
で第1のポリマー11を添加し、攪拌機12により強攪
拌を行う。第1のポリマーは両性ポリマーまたは両性ポ
リマーとカチオン性ポリマーとの混合物であり、前記添
加量となるように添加する。攪拌機12は平羽根または
プロペラ型羽根を用い、第1の攪拌として周速300〜
500m/分、好ましくは350〜450m/分の強攪
拌を行う。第2槽3における滞留時間は1〜10分間、
好ましくは3〜5分間とする。この強攪拌により汚泥と
無機凝集剤の反応がいったん微細化されて均一に反応
し、さらに両性ポリマーと反応することにより、微細で
強固なフロックが生成する。
【0026】第2槽3の反応物は第3槽4に移送する
際、第2のポリマー13を添加して第3槽4に導入し、
攪拌機14により緩速攪拌を行う。第2のポリマー13
は第1のポリマーとは同じものを使用することができ
る。この場合第1のポリマーとして約80重量%、第2
のポリマーとして約20重量%となるように配分して添
加する。第1および第2のポリマーの合計量は汚泥のS
S乾燥重量に対して1〜1.7重量%/SSとするのが
好ましい。攪拌機14は多段羽根式の攪拌機を用い、周
速20〜100m/分、好ましくは30〜60m/分で
緩速攪拌する。緩速攪拌により微細フロックが集合して
小形の粒状フロックが生成する。滞留時間は次工程が連
続式のベルトプレスの場合は5〜30分間、好ましくは
10〜15分間とすることができるが、次工程がバッチ
式のフィルタプレスの場合には調質汚泥の貯留槽を兼ね
るために、実際上は30〜120分間、好ましくは40
〜60分間とすることができる。
【0027】第3槽4において粒状フロックを形成した
調質汚泥はポンプP2によりフィルタプレス5に供給し
て加圧脱水を行う。フィルタプレスはポンプの吐出圧を
利用して汚泥を濾過脱水し、さらに圧搾を行って低含水
率の脱水ケーキを形成する装置である。このときの最高
圧力は4〜20MPa(ゲージ圧)、好ましくは5〜1
0MPa(ゲージ圧)とする。このような加圧力で脱水
できる限り、任意の形状のフィルタプレスを用いること
ができる。このようなフィルタプレス5による加圧脱水
により低含水率の脱水ケーキ15を得る。脱水により生
じる濾液16は処理装置(図示せず)に戻す。
【0028】第3槽4で調質を行った汚泥は弱酸性であ
るので、フィルタプレス等に腐食等のおそれがある場合
は、アルカリを添加して中和してもよい。この場合でも
フロックの脱水性に対する影響は少ないが、フィルタプ
レスへの移送直前に中和するのが好ましい。
【0029】本発明ではフロックは強攪拌によって形成
された緻密で強固な微細フロックが緩速攪拌により集合
して粒状化しているため、濾過脱水性に優れ、フィルタ
プレスにより高い圧力をかけても目詰まりを生じること
はなく、効率よく水が分離されて、低含水率で剥離性の
良好な脱水ケーキが形成される。
【0030】すなわち従来法のように周速100〜20
0m/minで攪拌して凝集を行う場合は、フロック中
に無機凝集剤および/またはポリマーと反応しない部分
が残り、この部分は高い圧力により容易に破壊されて濾
材が目詰まりを起こすが、本発明では強攪拌によりこの
ような汚泥の未反応部分が存在しなくなり、しかもさら
に緩速攪拌により粒状のフロックが形成されるため、フ
ィルタプレスにより高い圧力に加圧しても濾材(濾布)
の目詰まりは生じず、脱水ケーキの剥離性もよい。
【0031】フィルタプレス5の代りにベルトプレスそ
の他の加圧脱水装置を用いることができるが、この場合
も従来の方法で汚泥を調質した場合よりも低含水率の脱
水ケーキを得ることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例について
説明する。各例中、%は重量%である。 実施例1〜2 固形分濃度(SS)20,000mg/l、有機物濃度
63%(対SS)のし尿処理混合汚泥の脱水処理を図1
の方法により行った。無機凝集剤として塩化第二鉄を用
い、第1および第2のポリマーとして両性ポリマーA:
DAA/DAM/AA/AAm(モル比23/2/15
/60)を用い、表1の条件で反応させ、含有効濾過面
積120m2のフィルタプレスを用いて6MPaで加圧
脱水した。結果を表1に示す。
【0033】比較例1 同一の汚泥について表1に示す薬剤を用い、第2槽にお
ける攪拌強度を変え、第3槽の処理は省略して同様の処
理を行った結果を表1に示す。
【0034】比較例2 第1槽において無機凝集剤として塩化第二鉄と消石灰を
用い、第2槽においてポリマーとしてカチオン性ポリマ
ーB:DAA/AAm(モル比20/80)を用いて同
様に処理した結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1の注 1):添加量は汚泥のSS乾燥重量に対する%(ただし
塩化第二鉄はFe(OH)3として表示) 2):攪拌強度は周速(m/分)
【0037】表1の結果より、強攪拌と緩速攪拌の組合
せによる実施例1、2は少ない薬剤使用量で、目詰まり
なしに、高い圧力で脱水可能であり、ケーキ含水率は低
く、ケーキ剥離性は良好で、ケーキ増量も少ないことが
わかる。これに対して強攪拌を行わない比較例1は目詰
まりにより脱水不可となり、消石灰を用いる比較例2は
多量の薬剤を用い、濾液pHが高く、ケーキ増量も大き
いことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の汚泥の脱水方法を示すフローシート
である。
【符号の説明】
1 貯槽 2 第1槽 3 第2槽 4 第3槽 5 フィルタプレス 6 汚泥 7、12、14 攪拌機 8 無機凝集剤 9 pH計 10 pH調整剤 11 第1のポリマー 13 第2のポリマー 15 脱水ケーキ 16 濾液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性汚泥に無機凝集剤および第1のポ
    リマーとして両性ポリマーを添加して強攪拌し、さらに
    第2のポリマーとして両性ポリマーを添加して緩速攪拌
    した後、加圧脱水することを特徴とする汚泥脱水方法。
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