JPS61268399A - 有機性汚泥の調質方法 - Google Patents
有機性汚泥の調質方法Info
- Publication number
- JPS61268399A JPS61268399A JP60111158A JP11115885A JPS61268399A JP S61268399 A JPS61268399 A JP S61268399A JP 60111158 A JP60111158 A JP 60111158A JP 11115885 A JP11115885 A JP 11115885A JP S61268399 A JPS61268399 A JP S61268399A
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- JP
- Japan
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- sludge
- value
- cst
- stirring
- slow speed
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は都市下水汚泥のような有機性汚泥をフィルター
プレス脱水機やベルトプレス脱水機等によって脱水処理
するに先立って行われる有機性汚泥の調質方法に関する
ものである。
プレス脱水機やベルトプレス脱水機等によって脱水処理
するに先立って行われる有機性汚泥の調質方法に関する
ものである。
(従来の技術)
有機性汚泥の脱水処理場においては、脱水工程の前工程
として有機性汚泥に高分子凝集剤を加えて攪拌し、フロ
ックを形成させる調質工程が置かれている。従来、この
ような調質工程においては、フロックを急速に凝集させ
るために例えば周速0.6〜1.3m/s程度の高速度
で攪拌羽根を回転させる急速攪拌が行われているが、凝
集完了後、脱水機へ送られるまでの時間が長い場合には
一旦形成されたフロックが破壊され、汚泥の濾過性が著
しく阻害されて脱水処理が困難化するという問題があっ
た。またフロックの破壊を防止するために周速0.4m
/S程度の低速度で緩速攪拌を行うとフロックの凝集完
了までに時間がかかり、脱水処理場全体の能率を低下さ
せるという問題があった。
として有機性汚泥に高分子凝集剤を加えて攪拌し、フロ
ックを形成させる調質工程が置かれている。従来、この
ような調質工程においては、フロックを急速に凝集させ
るために例えば周速0.6〜1.3m/s程度の高速度
で攪拌羽根を回転させる急速攪拌が行われているが、凝
集完了後、脱水機へ送られるまでの時間が長い場合には
一旦形成されたフロックが破壊され、汚泥の濾過性が著
しく阻害されて脱水処理が困難化するという問題があっ
た。またフロックの破壊を防止するために周速0.4m
/S程度の低速度で緩速攪拌を行うとフロックの凝集完
了までに時間がかかり、脱水処理場全体の能率を低下さ
せるという問題があった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明はこのような従来の問題点を解決して、フロック
の凝集を急速に完了させることができ、しかも一旦形成
されたフロックの破壊を生ずることのない有機性汚泥の
調質方法を目的として完成されたものである。
の凝集を急速に完了させることができ、しかも一旦形成
されたフロックの破壊を生ずることのない有機性汚泥の
調質方法を目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は有機性汚泥に高分子凝集剤を加えてCST値が
ほぼ最小値となるまで急速攪拌し、その後凝集フロック
が沈降しない程度の緩速攪拌を継続的に行うことを特徴
とするものである。
ほぼ最小値となるまで急速攪拌し、その後凝集フロック
が沈降しない程度の緩速攪拌を継続的に行うことを特徴
とするものである。
次に本発明を図面を参照しつつ更に詳細に説明すると、
有機性汚泥は供給管+11により凝集混和槽(2)の内
部へ供給され、凝集剤添加管(3)から例えば分子量が
70万以下のカチオン系の高分子凝集剤が汚泥の固形分
当り1.5%程度の比率で添加され、急速攪拌羽根(4
)によって例えば32rpmの速度で急速攪拌される。
有機性汚泥は供給管+11により凝集混和槽(2)の内
部へ供給され、凝集剤添加管(3)から例えば分子量が
70万以下のカチオン系の高分子凝集剤が汚泥の固形分
当り1.5%程度の比率で添加され、急速攪拌羽根(4
)によって例えば32rpmの速度で急速攪拌される。
この攪拌中試料採取管(5)から凝集汚泥サンプルが採
取され、CST測定装置によりCST値が一定時間間隔
で測定される。
取され、CST測定装置によりCST値が一定時間間隔
で測定される。
ここでCSTとはCapillary 5uction
Timeの略であって、汚泥を特定の濾紙の中心に滴
下したときの湿潤域が中心点から30nの地点から45
mの地点まで拡大するに要する時間によって汚泥の濾過
特性を評価するものである。なお、CSTについての詳
細は、例えば下水道協会誌、VOL、15、階168.
1978年6月号に掲載の「汚泥濾過性の評価指標とし
てのCSTについて」と称する等量、金車等の論文に記
載されている。このCST値は小さいほど濾過特性が優
れたものであることを意味する。本発明者はこのCST
値につぃて研究を重ねた結果、汚泥に高分子凝集剤を添
加したうえで攪拌を行うと、汚泥のCST値はフロック
の凝集が進行するとともに次第に低下するが、C8T値
が最小値及び最小値となるまでの攪拌時間は攪拌速度に
よって異なり、58rpm(周速1.03m/秒)、3
2rpm(周速0.57m/秒)の急速攪拌では20〜
30分で最小値に達した後にCST値が再び上昇するに
対して、22rpm(周速0.39m/秒)の緩速攪拌
の場合には最小値となるまでに90分以上を要し、その
後も最小値が維持されることを知った。
Timeの略であって、汚泥を特定の濾紙の中心に滴
下したときの湿潤域が中心点から30nの地点から45
mの地点まで拡大するに要する時間によって汚泥の濾過
特性を評価するものである。なお、CSTについての詳
細は、例えば下水道協会誌、VOL、15、階168.
1978年6月号に掲載の「汚泥濾過性の評価指標とし
てのCSTについて」と称する等量、金車等の論文に記
載されている。このCST値は小さいほど濾過特性が優
れたものであることを意味する。本発明者はこのCST
値につぃて研究を重ねた結果、汚泥に高分子凝集剤を添
加したうえで攪拌を行うと、汚泥のCST値はフロック
の凝集が進行するとともに次第に低下するが、C8T値
が最小値及び最小値となるまでの攪拌時間は攪拌速度に
よって異なり、58rpm(周速1.03m/秒)、3
2rpm(周速0.57m/秒)の急速攪拌では20〜
30分で最小値に達した後にCST値が再び上昇するに
対して、22rpm(周速0.39m/秒)の緩速攪拌
の場合には最小値となるまでに90分以上を要し、その
後も最小値が維持されることを知った。
そこで本発明においては第3図に示すように、CST値
がほぼ最小値となるまで急速攪拌を行い、次にオーバー
フロー管(6)を介して汚泥を凝集汚泥保持槽(7)へ
移動させて緩速攪拌羽根(8)により凝集フロックが沈
降しない程度の例えば22rpmの速度で緩速攪拌を継
続する。この緩速攪拌に移行した後は汚泥は脱水処理に
適した性状に保たれるから、排出管(9)から何時でも
フィルタープレス脱水機やベルトプレス脱水機へ供給す
ることができる。なお、急速攪拌と緩速攪拌とを同一の
槽内で行わせることもできることは言うまでもない。
がほぼ最小値となるまで急速攪拌を行い、次にオーバー
フロー管(6)を介して汚泥を凝集汚泥保持槽(7)へ
移動させて緩速攪拌羽根(8)により凝集フロックが沈
降しない程度の例えば22rpmの速度で緩速攪拌を継
続する。この緩速攪拌に移行した後は汚泥は脱水処理に
適した性状に保たれるから、排出管(9)から何時でも
フィルタープレス脱水機やベルトプレス脱水機へ供給す
ることができる。なお、急速攪拌と緩速攪拌とを同一の
槽内で行わせることもできることは言うまでもない。
(実施例)
次に本発明の実施例を示す。
l rrlx l mxl、5 mの凝集混和槽(2)
へ下水汚泥1m’を入れ、予めジャーテストで決定され
た適正集注率(汚泥固形分当り1.5%)で高分子凝集
剤を投入し、32rpmの急速攪拌を行った。これとと
もにCST値の測定を行い、約20分後にCST値が1
7.1秒の最小値に達したので汚泥を凝集汚泥保持槽(
7)へ移送し、22rpmの緩速攪拌を継続的に行った
。その後のCST値は第3図に示すように最小値を維持
し、フロックの破壊は生じなかった。緩速攪拌へ移行し
た後30分を経過した汚泥をフィルタープレス脱水機に
よって濾過圧4kg / ad、濾過時間10分、圧搾
圧力15kg/cJ、圧搾時間10分の条件で脱水した
ところ、水分70.2%のケーキが得られ、このときの
濾過速度は2.73kir−DS/ rd ・Hrであ
った。なお、32rpmの急速攪拌を同一時間にわたり
継続した場合には、CS下値は18.5秒となり、これ
を同一条件で脱水した結果、水分72.5%のケーキと
なり、濾過速度は2゜13kg−DS/ rd−Hrで
あった。
へ下水汚泥1m’を入れ、予めジャーテストで決定され
た適正集注率(汚泥固形分当り1.5%)で高分子凝集
剤を投入し、32rpmの急速攪拌を行った。これとと
もにCST値の測定を行い、約20分後にCST値が1
7.1秒の最小値に達したので汚泥を凝集汚泥保持槽(
7)へ移送し、22rpmの緩速攪拌を継続的に行った
。その後のCST値は第3図に示すように最小値を維持
し、フロックの破壊は生じなかった。緩速攪拌へ移行し
た後30分を経過した汚泥をフィルタープレス脱水機に
よって濾過圧4kg / ad、濾過時間10分、圧搾
圧力15kg/cJ、圧搾時間10分の条件で脱水した
ところ、水分70.2%のケーキが得られ、このときの
濾過速度は2.73kir−DS/ rd ・Hrであ
った。なお、32rpmの急速攪拌を同一時間にわたり
継続した場合には、CS下値は18.5秒となり、これ
を同一条件で脱水した結果、水分72.5%のケーキと
なり、濾過速度は2゜13kg−DS/ rd−Hrで
あった。
(発明の効果)
本発明は以上の説明からも明らかなように、有機性汚泥
に高分子凝集剤を加えた後に急速攪拌を行うのでフロッ
クを短時間内に凝集させることができ、またその後は緩
速攪拌に移行させるので一旦形成されたフロックを破壊
することなく汚泥性状を濾過に適した状態に長時間維持
することができる。しかも急速攪拌から緩速攪拌へ゛の
切替え時期を汚泥の濾過特性を正確に表わすCST値が
ほぼ最小値となる時期としたので、汚泥を濾過に最適の
状態に的確に調質することができるものである。なお、
同一性状の汚泥については、CST値の測定をその都度
行う必要のないことは言うまでもなく、タイマーにより
緩速攪拌への切替えを行わせることもできる。
に高分子凝集剤を加えた後に急速攪拌を行うのでフロッ
クを短時間内に凝集させることができ、またその後は緩
速攪拌に移行させるので一旦形成されたフロックを破壊
することなく汚泥性状を濾過に適した状態に長時間維持
することができる。しかも急速攪拌から緩速攪拌へ゛の
切替え時期を汚泥の濾過特性を正確に表わすCST値が
ほぼ最小値となる時期としたので、汚泥を濾過に最適の
状態に的確に調質することができるものである。なお、
同一性状の汚泥については、CST値の測定をその都度
行う必要のないことは言うまでもなく、タイマーにより
緩速攪拌への切替えを行わせることもできる。
このように本発明は有機性汚泥を脱水処理するための前
工程としての調質方法として好適なものであり、産業の
発展に寄与するところは極めて大である。
工程としての調質方法として好適なものであり、産業の
発展に寄与するところは極めて大である。
第1図は本発明の実施に使用される調質装置の概略的な
断面図、第2図は攪拌速度によるCST値の変化を示す
グラフ、第3図は本発明の方法におけるCST値の変化
を示すグラフである。 (2):凝集混和槽、(4):急速攪拌羽根、(7):
凝集汚泥保持槽、(8):緩速攪拌羽根。
断面図、第2図は攪拌速度によるCST値の変化を示す
グラフ、第3図は本発明の方法におけるCST値の変化
を示すグラフである。 (2):凝集混和槽、(4):急速攪拌羽根、(7):
凝集汚泥保持槽、(8):緩速攪拌羽根。
Claims (1)
- 有機性汚泥に高分子凝集剤を加えてCST値がほぼ最小
値となるまで急速攪拌し、その後凝集フロックが沈降し
ない程度の緩速攪拌を継続的に行うことを特徴とする有
機性汚泥の調質方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60111158A JPS61268399A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 有機性汚泥の調質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60111158A JPS61268399A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 有機性汚泥の調質方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268399A true JPS61268399A (ja) | 1986-11-27 |
JPH0468040B2 JPH0468040B2 (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=14553947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60111158A Granted JPS61268399A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 有機性汚泥の調質方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61268399A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5382356A (en) * | 1991-11-29 | 1995-01-17 | Tokyo Metropolitan | Method and apparatus for controlling sludge dewatering |
JPH1157800A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-03-02 | Kurita Water Ind Ltd | 汚泥脱水方法 |
JP2017537785A (ja) * | 2014-12-19 | 2017-12-21 | ヴェオリア・ウォーター・ソリューションズ・アンド・テクノロジーズ・サポート | 凝集剤によるスラッジの脱水方法及び同方法を実施するためのプラント |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481558A (en) * | 1977-12-12 | 1979-06-29 | Hitachi Zosen Corp | Method of adding and mixing coagulants in the treatment of sludge |
JPS57102297A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-25 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Pretreatment of sludge dehydration |
-
1985
- 1985-05-23 JP JP60111158A patent/JPS61268399A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481558A (en) * | 1977-12-12 | 1979-06-29 | Hitachi Zosen Corp | Method of adding and mixing coagulants in the treatment of sludge |
JPS57102297A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-25 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Pretreatment of sludge dehydration |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5382356A (en) * | 1991-11-29 | 1995-01-17 | Tokyo Metropolitan | Method and apparatus for controlling sludge dewatering |
JPH1157800A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-03-02 | Kurita Water Ind Ltd | 汚泥脱水方法 |
JP2017537785A (ja) * | 2014-12-19 | 2017-12-21 | ヴェオリア・ウォーター・ソリューションズ・アンド・テクノロジーズ・サポート | 凝集剤によるスラッジの脱水方法及び同方法を実施するためのプラント |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0468040B2 (ja) | 1992-10-30 |
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