JPH1156896A - 発熱体 - Google Patents
発熱体Info
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- JPH1156896A JPH1156896A JP21654397A JP21654397A JPH1156896A JP H1156896 A JPH1156896 A JP H1156896A JP 21654397 A JP21654397 A JP 21654397A JP 21654397 A JP21654397 A JP 21654397A JP H1156896 A JPH1156896 A JP H1156896A
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- fiber layer
- layer
- heating element
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Abstract
在することなく、最適な触感及び柔軟性が得られるとと
もに、保温性能がよく均一な温度特性を得る。 【解決手段】 発熱性シート1aは鉄粉等の化学発熱剤
2aと発熱反応を調整する発熱助剤2bとを有する発熱
層2とこの発熱層2の表面に積層されるとともに前記発
熱層に電解質溶液を供給する第1の繊維層3とこの第1
の繊維層3の表面に積層される第2の繊維層4とで構成
される。この場合、第1の繊維層3は坪量100g/1
平方メートルのときの前記電解質溶液の保持力が600
〜5000g/1平方メートルの範囲となる特性を有し
ているため、発熱層2が必要とする電解質溶液の供給を
最適に行うことができる。このため、該発熱性シート1
aを通気性フィルム5と非通気性フィルム6とで形成し
て袋体8に収納して発熱体1を構成した場合には、使い
捨てカイロとして使用するのに好適な発熱性能及び保温
性能が得られるとともに触感及び柔軟性もあり、また袋
体8内での化学発熱剤の偏在もなくすことが可能とな
る。
Description
い捨てカイロ等の発熱体に関し、特に化学発熱剤を不織
布等のシートで挟持して構成されるシートタイプの発熱
体に関する。
により化学反応を生ぜしめ、その反応熱を利用した化学
発熱剤等の発熱組成物は知られており、例えば鉄、アル
ミニウム等の金属粉を、反応助剤である活性炭、無機電
解質及び水等と混合したもの、並びに金属の硫化物また
は多硫化物の炭素物質を混合したものなどがある。
発熱性能を得るに必要な空気を供給し得る通気性のフィ
ルムまたは非通気性のフィルムに孔を設けて通気性を付
与したフィルム等で形成された袋体に収納することによ
り、発熱体として構成される。このような発熱体は、例
えば、人体等の採暖具として用いる場合には使い捨てカ
イロとして構成することも可能であり、このような使い
捨てカイロは、使用が簡単であるという利点を備えてい
ることから、益々の需要が期待されている。
ロのように人体の採暖具として用いたとすると、運動等
を受けているときのみならず静止状態においても上記発
熱組成物が重力で袋体の下方に片寄ったり(移動偏
在)、形状変化による違和感を生じる他、発熱特性自体
も変化し、発熱量が低下してしまう場合も考えられる。
に、従来より特許第2572621号公報の文献により
提案されているものがある。
電解質及び水に、繊維状物質を混合して成る発熱組成物
質を妙紙によりシート状に成形してシート状発熱体とし
て構成するようにしたことが特徴である。しかしなが
ら、このような提案では、化学発熱剤等と繊維物質とを
混合してシート状に形成しているため、上述した袋体内
で発熱組成物が偏在するという不都合については改善さ
れるが、該シート状発熱体は、繊維状物質の他に多量の
化学発熱剤を抄紙して形成されていることから、例えば
使い捨てカイロのように人体又は衣服に貼着して使用す
るのに重要となる柔軟性及び触感については改善するこ
とができず、また、保温性能についても最適な特性を得
ることができないという問題点がある。
くて柔軟且つ弾力性のある発熱体を得るために、提案さ
れているものもある。
の文献に記載の発明であって、この提案の発明に係る実
施形態例では、合成繊維と熱融着繊維とからなる第1の
不織布、又は合成繊維と熱融着性繊維と植物繊維及び/
又は再生繊維とを含む繊維からなる第1の不織布と、熱
融着性繊維と非熱融着性繊維とを含む第2の不織布とを
備え、第1の不織布と第2の不織布との少なくとも何れ
かが植物繊維及び/又は再生繊維を含み、第1の不織布
内で前記融着性繊維の部分的な融着により形成される多
数の領域に夫々化学発熱剤が分散して充填されており、
第1の不織布の両側面表面に第2の不織布が貼付されて
おり、第1の不織布と第2の不織布との夫々の周辺部が
実質的に互いにシールされて構成したことが特徴の発熱
性シートである。
散固定する基布が、合成繊維又は熱融着性繊維を含む不
織布からなるので、多量の化学発熱剤が不織布の3次元
編み目構造内に確実に保持され、移動偏在することがな
いことから、該発熱性シートを用いた製品の性能が向上
するとともに、発熱性シートの利用分野が広がるという
効果を得る。また、該発熱性シートを使い捨てカイロと
して使用する場合には、上記の如く化学発熱剤の塊状化
や発熱の偏在がないので、薄くて最適な採暖具して構成
することが可能となるという効果もある。
は、上記文献に記載された実施形態例において、前記第
1の不織布または第2の不織布等に含まれる植物繊維又
は再生繊維として、パルプを用いるとともにその含有量
が50%乃至60%となるように構成されたことについ
て記載されているが、上記の如く使い捨てカイロのよう
に体に貼着して使用するのに重要な条件となる柔軟性及
び触感について考慮すると、袋体内部に収納されるシー
ト体としては、より一層触感と柔軟性が得られることが
望ましく、また、保温性能等の特性についてもさらに向
上させることが望まれているのが現状である。
熱体では、通気性のある袋体に化学発熱剤を充填するよ
うにして使い捨てカイロを構成した場合に、人体の採暖
具として使用するものとすると、使用しているうちに袋
体内部の化学発熱剤が偏在し、人体等に貼着して用いる
場合には、形状変化による違和感を生じる他、発熱特性
自体も変化し、発熱量が低下してしまうという問題点が
あった。
は特公平4−059904号公報に記載の従来の発熱体
において、使い捨てカイロ等の使用形態に極めて重要と
なる触感や柔軟性、保温性能について考慮すると、さら
に向上させることが望まれているのが現状である。
れたもので、袋体内部の化学発熱剤が偏在することな
く、最適な触感及び柔軟性が得られるとともに、保温性
能がよく均一な温度特性を得ることのできる発熱体の提
供を目的とする。
による発熱体は、酸化反応を利用して発熱する化学発熱
剤と発熱反応を調整する発熱助剤とを有する発熱層と、
該発熱層の少なくとも一方の面に積層される第1の繊維
層と、該第1の繊維層を介して前記発熱層に供給される
電解質溶液とを備えた発熱体であって、前記第1の繊維
層は、坪量100g/1平方メートルのときの前記電解
質溶液の保持力が600〜5000g/1平方メートル
の範囲となるように構成したことを特徴とするものであ
る。
成において、前記発熱層の少なくとも一方の面に積層さ
れる第1の繊維層に関し、坪量100g/1平方メート
ルのときの前記電解質溶液の保持力が600〜5000
g/1平方メートルの範囲となるように構成されている
ことから、発熱性能を左右する電解質溶液の供給が最適
に行われることにより、最高温度までの立ち上がりもは
やく、且つ持続時間及び温度保証時間も長くなるといっ
た発熱性能を得ることができ、従来よりも発熱性能を向
上させることが可能となる。また、上記発熱体を製造す
る場合には、積層されたものを加圧しても良く、この場
合、上述の特性を有する第1の繊維層によって化学発熱
剤等の薬剤を確実に挟持あるいは保持することが可能と
なり、化学発熱剤等の薬剤の偏在もなくすことができ
る。
酸化反応を利用して発熱する化学発熱剤と発熱反応を調
整する発熱助剤とを有する発熱層と、該発熱層の少なく
とも一方の面に積層される第1の繊維層と、該第1の繊
維層の少なくとも一方の第1の繊維層の面に積層される
第2の繊維層と、前記第1の繊維層を介して前記発熱層
に供給される電解質溶液とを備えた発熱体であって、前
記第1の繊維層は、坪量100g/1平方メートルのと
きの前記電解質溶液の保持力が600〜5000g/1
平方メートルの範囲となるように構成したことを特徴と
するものである。
求項1の発明と同様に動作する他、第2の繊維層が積層
されているため、第1の繊維層がバラバラの繊維である
場合には、この第1の繊維層を保持することが可能とな
り、シート状の発熱体として取り扱うことが可能とな
る。また、第2の繊維層として、例えばテイッシュを用
いた場合には、前記発明と同様の発熱性能を得る他に、
触感及び柔軟性を得、また化学発熱剤等の薬剤の偏在も
なくすことができる。また、電解質溶液の供給も速やか
に行うこともでき、製造時に化学発熱剤が第1の繊維層
を通過して漏洩したりするのを防止することも可能とな
る。
酸化反応を利用して発熱する化学発熱剤と発熱反応を調
整する発熱助剤とを有する発熱層と、該発熱層の少なく
とも一方の面に積層される第1の繊維層と、該第1の繊
維層の少なくとも一方の第1の繊維層の面に積層される
第2の繊維層と、前記第1の繊維層を介して前記発熱層
に供給される電解質溶液とを備えて構成された発熱性シ
ートと、該発熱性シートを収納する袋体で、少なくとも
一方の面が前記発熱性シートによる発熱を調整するため
の通気性シートを用いて形成された袋体とを備えた発熱
体であって、前記第1の繊維層は、坪量100g/1平
方メートルのときの前記電解質溶液の保持力が600〜
5000g/1平方メートルの範囲となるように構成し
たことを特徴とするものである。
明と同様の発熱性能を備えた発熱性シートを、少なくと
も一方の面が前記発熱性シートによる発熱を調整するた
めの通気性シートを用いて形成された袋体に収納するこ
とにより発熱体として形成される。この発熱体を、例え
ば使い捨てカイロとして用いた場合には、人体等の貼着
に伴い、振動などを受けているときのみならず静止状態
においても、袋体内での化学発熱剤が偏在することな
く、違和感なく使用することが可能となり、また、上記
発明と同様に触感及び柔軟性があることから、快適に使
用することが可能となる。さらに、その良好な発熱性能
を得るとともに、均一した温度特性を得ることも可能と
なる。
酸化反応を利用して発熱する化学発熱剤と発熱反応を調
整する発熱助剤とを有する発熱層と、該発熱層の少なく
とも一方の面に積層される熱融着性を有する繊維からな
る熱融着部層と、該熱融着部層の少なくとも一方の面に
積層される第1の繊維層と、該第1の繊維層の少なくと
も一方の第1の繊維層の面に積層される第2の繊維層
と、前記第1の繊維層を介して前記発熱層に供給される
電解質溶液とを備えた発熱体であって、該発熱体の少な
くとも一方から加熱加圧して前記熱融着部層を溶解して
なり、前記第1の繊維層は、坪量100g/1平方メー
トルのときの前記電解質溶液の保持力が600〜500
0g/1平方メートルの範囲となるように構成したこと
を特徴とするものである。
成において、前記発熱層の少なくとも一方の面に積層さ
れる熱融着性を有する繊維からなる熱融着部層が設けら
れていることから、発熱性シートを製造する場合の加熱
加圧処理によって該発熱融着部が溶解することにより、
発熱層の両側面に積層される繊維層同士を接着すること
により、発熱層の化学発熱剤を確実に保持することが可
能となり、また、加熱加圧処理することで形成される発
熱性シートをさらに薄く形成することが可能となる。さ
らに、第1の繊維層に関し、坪量100g/1平方メー
トルのときの前記電解質溶液の保持力が600〜500
0g/1平方メートルの範囲となるように構成されてい
ることから、発熱性能を左右する電解質溶液の供給が最
適に行われることにより、最高温度までの立ち上がりも
はやく、且つ持続時間及び最高温度保証時間も長くなる
といった発熱性能を得ることができ、従来よりも大幅に
発熱性能を向上させることが可能となる。また、この第
1の繊維層によって化学発熱剤等の薬剤を確実に挟持あ
るいは保持することが可能となり、化学発熱剤等の薬剤
の偏在もなくすことができる。
請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の発熱体に
おいて、前記第1の繊維層は、パルプからなることを特
徴とするものである。
1の繊維層としてパルプを採用することによって、電解
質溶液の保持力が良く、発熱体としての柔軟性が向上
し、上記発明と同様に発熱性能を得ることが可能とな
り、均一した温度特性を得ることができる。
請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の発熱体に
おいて、前記第2の繊維層は、テイッシュからなること
を特徴とするものである。
2の繊維層としてテイッシュを採用することによって、
電解質溶液が撥水することなく確実に吸水することがで
きるとともに、吸水した電解質溶液を第1の繊維層へと
均一に浸透させることが可能となることから、発熱層へ
と電解質溶液の供給を最適に行うことが可能となり、結
果として上記発明と同様の発熱特性を得ることができ
る。
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る発熱体の
一実施形態例を示し、該発熱体の概略構成を示す断面図
である。
発熱体1は、鉄粉等の化学発熱剤2aと発熱反応を調整
する発熱助剤2bとを有する発熱層2と、この発熱層2
の表面に積層されるとともに前記発熱層に電解質溶液を
供給する第1の繊維層3と、この第1の繊維層3の表面
に積層される第2の繊維層4とで構成された発熱性シー
ト1aと、この発熱性シート1aを収納する通気性フィ
ルム5と非通気性フィルム6とで形成された袋体8とで
構成されている。この場合、第1の繊維層が不織布であ
っても良く、バラバラの繊維を積繊してあるものでも良
い。
4の表面に第1の繊維層3を積層してなる基布上に、化
学発熱剤2aとして、例えば還元鉄粉に、発熱助剤2b
としてヤシガラ活性炭等を混合したものを均一に散布
し、この散布した上から第1の繊維層3、第2の繊維層
4を順に積層して形成されたものを、例えば外周面がエ
ンボス模様に形成された一対のエンボスロールで加圧加
工処理(以下、エンボス加圧加工処理と称す)すること
により、シート状に構成されるようになっている。
よる加圧操作によって、第1の繊維層3は化学発熱剤2
aを粉粒体を固定することとなり、結果として、前記第
1の繊維層間に発熱層2を確実に保持することができ、
偏在することもない。
ート1aに対し、電解質溶液としての食塩水を噴霧する
ことにより、この食塩水がシート全域に均一に浸透し、
その後、浸透した食塩水は第1の繊維層3に均一に保持
され、発熱層2に供給される。このように処理された発
熱性シート1aは、図中に示すように袋体8に収納す
る。
ルム5と非通気性フィルム6との双方のシートの周辺部
分をヒートシールすることにより構成される袋状のもの
である。この袋体8に、上記の如く処理を施した発熱性
シート1aを収納する場合には、予め通気性フィルム5
と非通気性フィルム6との一辺部を開口させるととも
に、他辺部のみをヒートシールすることで熱融着部7を
形成し閉口させるようにし、その後、この袋体8の開口
している一辺部より、食塩水が含まれる発熱性シート1
aを収納させ、そしてこの開口している一辺部をヒート
シールすることにより、熱融着部7を形成して該発熱性
シート1aを封止する。これにより、図1に示す発熱体
1となる。
は、少なくとも一方の面が通気性を有していればよく、
他一方の面が非通気性であってもよい。この場合、通気
性を有する面として用いられる通気性シートとしては、
上記通気性フィルムの他に、例えば、紙、不織布、化繊
紙、有孔プラスチックフィルム等が用いられ、さらに、
紙または不織布、化繊紙に有孔プラスチックフィルム又
は酸素透過性ではあるが無孔の透過膜フィルムをラミネ
ートしたものでもよい。また、紙、不織布、化繊紙等に
無孔プラスチックフィルムをラミネートしたものに針、
レーザ等で微細な孔を設けたものを用いるようにしても
よい。これらの通気性シートを2枚、又は一方の面を上
記実施形態例の如く非通気性シートに変えて用意し、こ
れらの周辺部分を熱融着(ヒートシール)または接着剤
によって、開口する一辺部を残した3方、または4方を
封止することにより、袋体8として構成するようにして
もよい。
体1では、袋体8内部の化学発熱剤2aが偏在すること
なく最適な触感及び柔軟性が得られるとともに保温性能
及び均一な温度特性を得るための改良が為されている。
つまり、図中に示す発熱体1は、構成要件となる前記第
1の繊維層3が坪量100g/1平方メートルのときの
電解質溶液(例えば食塩水)の保持力が600〜500
0g/1平方メートルの範囲で構成されていることであ
る。
において、前記第1の繊維層3としては、坪量が100
g/1平方メートルのときの電解質溶液の保持力が60
0〜5000g/1平方メートルの範囲であればよく、
好ましくは700〜1500g/1平方メートル位を有
するものが用いられる。
保持力とは、電解質溶液に1分間浸した坪量100g/
1平方メートルの繊維層を金網状に放置し、余分な電解
質溶液が垂れなくなったところで600g〜5000g
/1平方メートルの電解質溶液がこの繊維層中に残るこ
とをいい、例えば坪量が200g/1平方メートルのと
きであれば、1200〜10000g/1平方メートル
の電解質溶液が繊維層中に残ることをいう。
トルを越える第1の繊維層3であると、電解質溶液が第
1の繊維層3内に保持されたまま鉄粉、活性炭に行き渡
らないため発熱しない、もしくは、電解質溶液が繊維層
内に残ってしまい必要な電解質溶液が化学発熱剤2aに
供給されないため発熱が短時間で終了してまう等の問題
があり、満足のいく発熱特性が得られない。一方、保持
力が600g/1平方メートル未満の第1の繊維層3で
あると、第1の繊維層3に含まれた電解質溶液が鉄粉、
活性炭部に過剰に移行し発熱しない場合や満足のいく温
度まで上昇しない場合があることから好ましくない。ま
た、第1の繊維層3に均一に電解質溶液が分散保持する
ことができないため、第1の繊維層の一部に過剰な電解
質溶液が存在すると、鉄粉の酸化で得た熱量をその電解
質溶液が奪ってしまい、その結果、発熱開始が遅くなっ
たり、最高温度も得られないことになる。
する第1の繊維層3には、坪量100g/1平方メート
ルのときの電解質溶液の保持力が600〜5000g/
1平方メートルの範囲となる特性のものが用いられてい
ることから、このような構成の発熱シート1aを用いて
構成される発熱体1を使い捨てカイロとして用いた場合
には、発熱特性及び保温性能がよく、また均一な温度特
性を得ることが可能となる。
繊維層3の材質としては、例えばパルプ、綿、ビスコー
スレーヨン等の吸水性の良好な繊維を用いることが好ま
しく、その中でも保水能力に優れているパルプを用いて
構成することが特に好ましい。
性繊維、再生繊維等の綿、紙、濾紙、テイッシュまたは
化学繊維等で構成される不織布が挙げられるが、この中
でも、第2の繊維層4上から食塩水等の電解質溶液を散
布したとき、シート面に電解質溶液が撥水することなく
速やかに吸水する特性のあるテイッシュを用いることが
好ましい。
熱剤2aとしては、空気中の酸素と容易に反応し、この
反応の際に発熱するものであればよく、特に制限はしな
いが、例えば還元鉄粉、アトマイズ鉄粉、いもの鉄粉等
が挙げられる。
剤2bとしては、活性炭を用いるのが好ましく、活性炭
としては、ヤシガラ活性炭、木粉炭、石炭、暦青炭、泥
炭等が挙げられる。また、シリカ、バーミキュライト、
木粉等の保水剤を加えても良い。
トリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネ
シウム等の水溶液が挙げられる。
間に熱融着部層を積層する場合には、この熱融着部層を
形成する熱融着繊維として、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等を用いることが好ましく、中でも
低融点のポリエステルか、ポリエチレンが好ましい。ま
た、例えば、ポリプロピレン等を芯としてその周囲に熱
融着性の優れたポリエチレン等をコーティングした繊維
を用いても良い。
1aを構成し、該発熱性シート1aを袋体8に収納して
構成される発熱体1を使い捨てカイロとして提供する場
合には、図示はしないが該発熱体1に少なくとも袋体8
の一方の面の一部に粘着部を設けるのが好ましく、さら
に使用する前まで化学発熱剤2aに酸素の供給が行われ
ないように非通気性の外袋に収納して販売されることに
なる。
維層3には、坪量100g/1平方メートルのときの電
解質溶液の保持力が600〜5000g/1平方メート
ルの範囲となる特性のもの、例えばパルプを用いて発熱
性シート1aを構成していることから、該発熱性シート
1aを袋体8に収容することで構成される発熱体1を使
い捨てカイロとして用いた場合には、発熱特性及び保温
性能がよく、また、均一な温度特性を得ることが可能と
なる。
を速やかに吸水するとともに触感の良いテイッシュを用
いていることから、最適な触感及び柔軟性を得ることも
可能となる。
含んで構成される発熱層2は、上記の如く第1の繊維層
3としてのパルプと、第2の繊維層4としてのテイッシ
ュとに積層された状態でエンボス加圧加工処理により加
圧されることで発熱性シート1aを形成しているため、
化学発熱剤2aを確実に発熱層2に保持することがで
き、袋体8に収納して発熱体1を構成したとしても、袋
体8内部での化学発熱剤2aの偏在を防止することが可
能となる。
ように化学発熱剤2aと発熱助剤2bを含んで構成され
る発熱層2の両側面に第1の繊維層3を積層し、さらに
この第1の繊維層3の両側面に第2の繊維層4を積層し
てなる、いわゆる5層構造について説明したが、本発明
ではこれに限定されることはなく、例えば前記発熱層2
の少なくとも一方の面に積層される第1の繊維層3また
は第2の繊維層4を省いて発熱性シート1aを構成して
も良く、最適な発熱特性、保温特性及び均一な温度特性
が得られるようにその層の組み合わせを変えるようにし
て構成しても良い。
層2を複数設けて積層しても良く、例えば発熱層2が2
層であり、この間と外側に第1の繊維層が存在するよう
に構成するようにしても良い。
らに明確にするために、各実施例に対して確認実験を行
い、その実験結果を図2乃至図6に示し、また、他の発
熱体と比較するための比較例による確認実験結果を図7
乃至図9に示した。
間との温度特性を示す特性図であり、図2は第1実施
例、図3は第2実施例、図4は第3実施例、図5は第4
実施例を示し、図6は第5実施例、図7乃至図9は比較
例を示している。尚、図6を除く図中においては、縦軸
が発熱温度[°C]、横軸が発熱時間[hour]を示
し、図6については縦軸は同じであるが横軸が発熱時間
[min]となっている。
示す実施形態例と同様の構成要件で発熱体1を構成した
場合に、第1の繊維層3としてパルプ(坪量100g/
1平方メートル、厚み0.8mm、保持力1000g/
1平方メートル)、第2の繊維層4としてテイッシュ
(坪量23g/1平方メートル、厚み60μmm)を製
造し、それぞれ110×90mmの大きさに調整し、第
2の繊維層4、第1の繊維層3の順に積層した基布上に
化学発熱剤2aとして、粒径60〜200メッシュが中
心の還元鉄粉8g、発熱助剤2bとしてヤシガラ活性炭
1gを混合してなるものを均一に散布した。散布した上
に第1の繊維層3、第2の繊維層4の順に積層して出来
上がった発熱体1に電解質溶液として15%電解質溶液
を4g噴霧し、袋体(内袋ともいう)8に封入した。
織布フィルムに多孔質のプラスチックフィルムをラミネ
ートしたものを用い、もう一方は、非通気性フィルム
で、通気性のないプラスチックフィルムで覆い、周辺部
を熱融着によって4方をヒートシールして作成した。こ
の通気度を調整した袋体8に発熱性シート1aを収納し
てなる発熱体1を日本工業規格S4100(使い捨てカ
イロ)に基づき、発熱性能を測定したところ、下記に示
すような結果になった。尚、最高温度と40[°C]の
中間の温度以上を保持する時間を温度保証時間T1 と定
義し、40[°C]以上を保持し、持続する時間を持続
時間T2 と定義するものとし、図中にこれらの時間が付
されている。すると、 最高温度 58[°C] 温度保証時間T1 5.5時間 持続時間T2 6時間 となり、この特性が図2に示されている。即ち、持続的
に均一した温熱効果を得ることができた。
層3として、コットン(坪量100g/1平方メート
ル、厚み0.5mm、保持力750g/1平方メート
ル)を使用し、化学発熱剤2aとして還元鉄粉12gと
発熱助剤2bとしてヤシガラ活性炭1.5gを混合した
ものを使用し、15%の電解質溶液6gを噴霧した以外
は、上記第1実施例と同じ条件で発熱体1を製造した。
このときの発熱性能は、下記に示すような結果となっ
た。
に均一した温熱効果を得ることができた。
て片面が不織布と無孔プラスチックフィルムをラミネー
トしたものに針で微細な孔を設けた通気性フィルム5を
用い、もう一方は非通気性フィルム6としての通気性の
ないプラスチックフィルムで覆い、周辺部を熱融着によ
って4方をヒートシールして作成した他は、前記第1実
施例と同じ条件で発熱体1を製造した。このときの発熱
性能は、下記に示すような結果となった。
に均一した温熱効果を得ることができた。
層4を削除した他は、前記第1実施例と同様の条件で発
熱性シート1aを成形するとともに、同様の袋体8に収
納した。
繊維層4がなくても最高温度は多少低くなるが持続的に
均一した温度特性を得ることができるため、使い捨てカ
イロとして使用する場合には特に問題はない。
熱シート1aは、使い捨てカイロとして用いるだけでは
なく、袋体8に収納せずにその発熱シート1aのみで
も、例えば機械設備、部品等の加熱、保温、あるいは分
単位での急峻な加熱を必要とするものに適用する加熱用
具として用いた場合でも有効である。このような実施例
に基づく確認実験を第5実施例として下記に示す。
例と同じ発熱性シート1aを用いる。つまり、第1の繊
維層3としてパルプ(坪量100g/1平方メートル、
厚み0.8mm、保持力1000g/1平方メート
ル)、第2の繊維層4としてテイッシュ(坪量23g/
1平方メートル、厚み60μmm)を製造し、それぞれ
110×90mmの大きさに調整し、第2の繊維層4、
第1の繊維層3の順に積層した基布上に、化学発熱剤2
aとして粒径60〜200μmmメッシュが中心の還元
鉄粉8gと、発熱助剤2bとしてヤシガラ活性炭1gと
を混合してなるものを均一に散布した。さらに、第1の
繊維層3、第2の繊維層4の順に積層して得た基布を用
意して、この基布上に15%電解質溶液を4g噴霧し、
発熱性シート1aを作成した。この場合、上述したよう
にこの発熱性シート1aは袋体8には封入されない。
結果となった。
に示すように、該発熱性シート1aを袋体8に収納して
発熱体1(使い捨てカイロ)を構成した場合よりも、発
熱の立ち上がりが早く最高温度も高温であり、また、こ
の最高温度を9分もの間保持することができ、持続時間
も20分という発熱性能を得ることが可能となる。した
がって、このような発熱性能を得ることにより、該発熱
性シート1aのみを、例えば設備機器、部品等の加熱、
保温、あるいは分単位での急峻な加熱を必要とするもの
に適用する加熱用具として構成し且つ用いるようにすれ
ば、従来にない容易で且つ安全な加熱用具を提供するこ
とが可能となる。
確にするために、他の発熱体とで比較実験を行い、比較
実験結果を図7乃至図9に示した。尚、比較するための
発熱体の構成に関し、図2に示す第1実施例の確認実験
で用いた発熱体1と同様な構成要件(図1参照)につい
ては同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを
説明する。
点は、第1の繊維層3としてパルプではなく、ポリエス
テル100%(坪量100g/1平方メートル、厚み
0.46mm、保持力350g/1平方メートル)を用
い、その他は第1実施例の確認実験における発熱体と同
様の構成とした。このときの発熱性能は下記に示すよう
な結果となった。
示すように、この発熱体の発熱特性は立ち上がり、持続
時間については問題はなかったが、最高温度が46[°
C]までしか上がらず、また、一定した温度が持続しな
かった。したがって、本発明の発熱体1の方が発熱特性
に優れているのは明かである。
aとして還元鉄粉8gと、発熱助剤2bとして保水剤で
あるシリカ2gとヤシガラ活性炭を2gとで形成された
発熱層を、第1実施例の確認実験で用いられる袋体8に
収容して発熱体を形成した。このとき、発熱性能は下記
に示すような結果となった。
示すように、持続時間も短く保温効果がなかった。ま
た、実験開始以前(発熱前あるいは発熱直後も含む)で
は、上記構成の発熱体の端を持ち上げるとすぐに中身の
鉄粉が袋体8内で偏在してしまい、実験終了後(発熱終
了後)では、この発熱体の触感は柔軟性がなく鉄の板の
ように硬い感触であった。したがって、本発明の発熱体
1の方が発熱特性、触感、柔軟性及び化学発熱剤等の保
持状態等全ての面で優れているのは明かである。
熱体として従来技術である特許第2572621号公報
記載のシート状発熱体を、前記第1実施例の確認実験で
用いられた袋体8に収容して発熱体を形成した。この場
合のシート状発熱体は、繊維状物質としてパルプ3g
と、化学発熱剤として鉄粉20gと、発熱助剤として活
性炭7.5gと、塩化ナトリウム16gとを溶解させた
水溶液500mlに懸濁させ、妙紙し、含水率45WT
のシート状発熱体として形成した。このときの発熱性能
は下記に示すような結果となった。 最高温度 70[°C] 温度保証時間T1 1.5時間 持続時間T2 2時間 となり、この特性が図9に示されている。即ち、図9に
示すように、最高温度が高かったものの持続時間が短か
った。また、不織布の袋体8内で発熱剤が偏在すること
はなかったが、本発明の発熱体に比べ柔軟性がなく、ま
た、不織布の袋体8内に鉄粉を含む紙が内蔵されている
ので硬く触感として好ましいものではなかった。したが
って、本発明の発熱体1の方が発熱特性、触感、柔軟性
及び化学発熱剤等の保持状態等全ての面で優れているの
は明かである。
加えた実施形態例を図10に示す。
態例を示し、該発熱体の概略構成を示す断面図である。
尚、図10は図1の発熱体と同様の構成要件については
同一符号を付して説明を省略するとともに、異なる部分
についてのみ説明する。
の薬剤が偏在することなく、また発熱性シート1aの薄
型化を可能にするために、発熱シート1aを構成する発
熱層2と第1の繊維層3との間に、前記発熱層の表面に
積層される熱融着性を有する繊維からなる第3の繊維層
としての熱融着部層12を設けたことが、図1に示す実
施形態例と異なる点である。
体11においては、鉄粉等の化学発熱剤2aと発熱反応
を調整する発熱助剤2bとからなる発熱層2の表面に、
第3の繊維層としての熱融着部層12(図中に示す斜線
部分)が積層されている。この熱融着部層12は、発熱
性シート11aを製造する際に加熱されたエンボスロー
ルを用いた加熱加圧処理(以下、エンポス加熱加圧加工
処理という)において、接合している発熱層2との熱融
着を容易にできるという熱融着性を備えた繊維から構成
されている。この熱融着部層12の表面には、図1の実
施形態例と同様に第1の繊維層3が積層され、さらに第
2の繊維層4が積層される。
ンボス加熱加圧加工処理により加熱加圧されることで、
本実施形態例における発熱性シート11が形成される
が、上記の如く、熱融着性を備えた熱融着部層12が設
けられているため、該熱融着部層12の溶解によって確
実に第1の繊維層3同士を接着することができ、結果と
して発熱性シート11をさらに薄型に形成することが可
能となる。また、熱融着部層12の熱融着性によって、
第1の繊維層3により挟持された構成となっていること
から、化学発熱剤2aの偏在も発生せず、理想的な発熱
体11を得ることが可能となる。
示すように化学発熱剤2aと発熱助剤2bを含んで構成
される発熱層2の両側面に第3の繊維層としての熱融着
部層12を積層し、この熱融着部層12の両側面に第1
の繊維層3を積層し、さらにこの第1の繊維層3の両側
面に第2の繊維層4を積層してなる、いわゆる7層構造
について説明したが、本発明ではこれに限定されること
はなく、例えば前記熱融着部層12の少なくとも一方の
面に積層される第1の繊維層3または第2の繊維層4を
省いて発熱性シートを構成しても良く、最適な発熱特
性、保温特性及び均一な温度特性が得られるようにその
層の組み合わせを変えるようにして構成しても良い。
の効果をさらに明確にするために、確認実験を行い、そ
の実験結果を図11に示した。
温度特性を示す特性図であり、図10に示す発熱体の確
認実験における実施例を示している。尚、図中において
は、縦軸が発熱温度[°C]、横軸が発熱時間[hou
r]を示している。
て、第1の繊維層3としてパルプ(坪量100g/1平
方メートル、厚み0.8mm、保持力1000g/1平
方メートル)、第2の繊維層4としてテイッシュ(坪量
23g/1平方メートル、厚み60μmm)、第3の繊
維層12として熱融着性の繊維(坪量20g/1平方メ
ートル、厚み0.2mm)を製造し、それぞれ110×
90mmの大きさに調整し、第2の繊維層4、第1の繊
維層3。第3の繊維層12の順に積層した基布上に発熱
組成物として、粒径60〜200メッシュが中心の還元
鉄粉8g、ヤシガラ活性炭1gを混合してなるものを均
一に散布した。散布した上に第3の繊維層12、第1の
繊維層3、第2の繊維層4の順に積層して出来上がった
発熱性シート類をエンボス加熱加圧加工処理を行い、シ
ート状の発熱性シート11aを成形した。
て15%食電解質溶液を4g噴霧し、図1に示す実施形
態例と同様の袋体8に封入して発熱体11を得た。この
ときの発熱性能は下記に示すように結果となった。
に示す実施形態例と同様に持続的に均一した温熱効果を
得ることができた。
体内部の化学発熱剤が偏在することなく、触感が良好で
且つ柔軟性があるとともに、保温性能が良好で均一な温
度特性を備えた発熱体を得ることが可能となる。
性図。
性図。
性図。
性図。
性図。
性図。
性図。
性図。
図。
示す特性図。
Claims (6)
- 【請求項1】 酸化反応を利用して発熱する化学発熱剤
と発熱反応を調整する発熱助剤とを有する発熱層と、該
発熱層の少なくとも一方の面に積層される第1の繊維層
と、該第1の繊維層を介して前記発熱層に供給される電
解質溶液とを備えた発熱体であって、 前記第1の繊維層は、坪量100g/1平方メートルの
ときの前記電解質溶液の保持力が600〜5000g/
1平方メートルの範囲となるように構成したことを特徴
とする発熱体。 - 【請求項2】 酸化反応を利用して発熱する化学発熱剤
と発熱反応を調整する発熱助剤とを有する発熱層と、該
発熱層の少なくとも一方の面に積層される第1の繊維層
と、該第1の繊維層の少なくとも一方の第1の繊維層の
面に積層される第2の繊維層と、前記第1の繊維層を介
して前記発熱層に供給される電解質溶液とを備えた発熱
体であって、 前記第1の繊維層は、坪量100g/1平方メートルの
ときの前記電解質溶液の保持力が600〜5000g/
1平方メートルの範囲となるように構成したことを特徴
とする発熱体。 - 【請求項3】 酸化反応を利用して発熱する化学発熱剤
と発熱反応を調整する発熱助剤とを有する発熱層と、該
発熱層の少なくとも一方の面に積層される第1の繊維層
と、該第1の繊維層の少なくとも一方の第1の繊維層の
面に積層される第2の繊維層と、前記第1の繊維層を介
して前記発熱層に供給される電解質溶液とを備えて構成
された発熱性シートと、 該発熱性シートを収納する袋体で、少なくとも一方の面
が前記発熱性シートによる発熱を調整するための通気性
シートを用いて形成された袋体とを備えた発熱体であっ
て、 前記第1の繊維層は、坪量100g/1平方メートルの
ときの前記電解質溶液の保持力が600〜5000g/
1平方メートルの範囲となるように構成したことを特徴
とする発熱体。 - 【請求項4】 酸化反応を利用して発熱する化学発熱剤
と発熱反応を調整する発熱助剤とを有する発熱層と、該
発熱層の少なくとも一方の面に積層される熱融着性を有
する繊維からなる熱融着部層と、該熱融着部層の少なく
とも一方の面に積層される第1の繊維層と、該第1の繊
維層の少なくとも一方の第1の繊維層の面に積層される
第2の繊維層と、前記第1の繊維層を介して前記発熱層
に供給される電解質溶液とを備えた発熱体であって、該
発熱体の少なくとも一方から加熱加圧して前記熱融着部
層を溶解してなり、前記第1の繊維層は、坪量100g
/1平方メートルのときの前記電解質溶液の保持力が6
00〜5000g/1平方メートルの範囲となるように
構成したことを特徴とする発熱体。 - 【請求項5】 前記第1の繊維層は、パルプからなるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに
記載の発熱体。 - 【請求項6】 前記第2の繊維層は、テイッシュからな
ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1
つに記載の発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21654397A JPH1156896A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21654397A JPH1156896A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156896A true JPH1156896A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16690092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21654397A Pending JPH1156896A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156896A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020119A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-02-02 | Kao Corp | 発熱具 |
JP2012056293A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Iris Ohyama Inc | 発熱体製造用積層体、及びこれを有する発熱体 |
US8256412B2 (en) | 2003-07-31 | 2012-09-04 | Kao Corporation | Warming tool in a sheet form |
US9709260B2 (en) | 2010-06-18 | 2017-07-18 | Kao Corporation | Heat generating device |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP21654397A patent/JPH1156896A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8256412B2 (en) | 2003-07-31 | 2012-09-04 | Kao Corporation | Warming tool in a sheet form |
JP2012020119A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-02-02 | Kao Corp | 発熱具 |
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EP2583643A4 (en) * | 2010-06-18 | 2017-08-23 | Kao Corporation | Heating appliance |
JP2012056293A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Iris Ohyama Inc | 発熱体製造用積層体、及びこれを有する発熱体 |
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