JPH1156693A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH1156693A
JPH1156693A JP9228103A JP22810397A JPH1156693A JP H1156693 A JPH1156693 A JP H1156693A JP 9228103 A JP9228103 A JP 9228103A JP 22810397 A JP22810397 A JP 22810397A JP H1156693 A JPH1156693 A JP H1156693A
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JP
Japan
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port
electric blower
exhaust air
exhaust
suction
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Application number
JP9228103A
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English (en)
Inventor
Akira Torisawa
陽 鳥澤
Takeshi Sato
毅 佐藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、排気風の悪臭を確実に消臭るす電気
掃除機を提供することにある。 【解決手段】集塵室20に消臭剤を施した集塵フィルタ
ー74(第一の消臭フィルター)を配設するとともに電
動送風機室30に設けた排出口36に消臭剤を施した第
二の消臭フィルター74を配設し、電動送風機40の排
気風を循環させる有害微生物殺傷態様と排気口14から
排出させる掃除態様との二態様のいずれの場合において
も、集塵フィルター74および第二の消臭フィルター7
4によって消臭することにより、排気風の消臭を確実と
した電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機に係
り、とくに排気風の消臭を行うようにした電気掃除に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動送風機から排出される排気風
を集塵室に還流させて、集塵室内の温度を高めて、塵埃
とともに吸込まれたダニ類、あるいはカビ等の有害微生
物を殺傷するようにした電気掃除機は広く知られてい
る。この種の電気掃除機にあっては、排気風を集塵室内
に還流させ集塵室内を高温にすると、この集塵室内に収
集された塵埃に起因した悪臭が集塵室内に籠ってしま
い、この悪臭がつぎに掃除をする際に排気口から排気風
とともに排出されるため使用者等に不快感を与えること
から、これを解消するために集塵室内における下流側に
配置される集塵フィルターに消臭剤を施しあるいは集塵
フィルターとは別に消臭剤を施した消臭瀘材(以下これ
ら消臭剤を施した集塵フィルターおよび消臭瀘材を総称
して消臭フィルターという)を集塵室内における下流側
に設け、集塵室を通る気流の悪臭を消臭して排気するよ
うにしたもがある。しかし、このものは掃除終了後に電
動送風機の排気風を集塵室内に還流させて有害微生物の
殺傷操作をなし、その後つぎに掃除をする場合に電動送
風機を起動させると、集塵室内に残留つまり滞留してい
る空気および電動送風機室内等に滞留している空気(悪
臭が含まれている)が電動送風機の起動に伴って一気に
排気される。したがって、前記集塵室に設けた消臭フィ
ルターが設けられているとしても、起動時における悪臭
とくに電動送風機室内に滞留した空気に含まれている悪
臭はそのまま排気口から排出されることから、起動時に
発生する悪臭の不快感は解消されないものである。
【0003】また、電動送風機の排気風を集塵室内に還
流させる過程では排気風の消臭は集塵室内の下流側に設
けた一つの消臭フィルターによってみしか消臭されない
ことから、消臭の面からは必ずしも十分といいえないも
のである。また、還流をさせることなく排気する掃除の
場合は、前記集塵フィルターを通過する際に消臭された
としても電動送風機を通過する際に生じる整流子とカー
ボンブラシの摺接に起因して発生する臭い等は消臭され
ることなく排出され、やはり不快感を与えるることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の集塵室に配設した集塵フィルターに消臭剤を施す構成
とした電気掃除機は、掃除終了後に電動送風機の排気風
を集塵室内に還流させて有害微生物の殺傷運転をなし、
その後つぎの掃除の場合に電動送風機を起動させると、
それまで集塵室内に滞留している空気および電動送風機
室内等に滞留している空気が電動送風機の起動に伴って
一気に排気され、この起動時に排気風とともに排出され
る悪臭による不快感は解消されないという問題がある。
また、電動送風機の排気風を集塵室内に還流させる過程
では排気風の消臭は集塵室内の下流側に設けた一つの消
臭フィルターによってみしか消臭されず消臭は必ずしも
十分とはいえないものである。また、還流をさせること
なく排気するの掃除の場合は、前記集塵室を通過する吸
込気流は消臭フィルターによって消臭されたとしても、
電動送風機を通過する際に生じる整流子とカーボンブラ
シの摺接に起因して発生する臭い等は消臭されることな
く排出されやはり不快感を与えることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、吸込み
ホースが接続されるとともに内周壁に還流口が設けられ
た吸込口、この吸込口に連通した集塵室、前記集塵室の
下流側に配設されるとともに排出口を有する電動送風機
室、この電動送風機室の下流側に設けられ電動送風機か
らの排気風を外部に排気する排気口、前記還流口と前記
排出口とを連通させる還流風路、前記排出口と前記排気
口とを連通する排気風路が形成された本体ケースと、前
記電動送風機室に設けられた電動送風機と、前記集塵室
に配設され消臭剤が施された第一の消臭フィルターと、
前記排出口に配設され消臭剤が施された第二の消臭フィ
ルターと、前記吸込口を開閉する開閉蓋とを備え、前記
吸込口を開閉蓋によって閉蓋して電動送風機の排気風
を、排出口、還流風路、還流口を介して集塵室内に還流
させて有害微生物を殺傷する殺傷態様とし、前記開閉蓋
を開蓋して吸込口に吸込みホースを接続し前記電動送風
機の排気風を、排出口、排気風路を介して前記排気口か
ら排気して掃除をする掃除態様とすることとした電気掃
除機としたものである。
【0006】このように構成した請求項1記載の発明
は、前記開閉蓋で吸込口を閉蓋して電動送風機の排気風
を、排出口、還流風路、還流口を介して集塵室内に還流
させる有害微生物を殺傷する殺傷態様とした場合の還流
する排気風、および前記開閉蓋を開蓋して吸込口に吸込
みホースを接続し前記電動送風機の排気風を、排出口、
排気風路を介して前記排気口から排気して掃除をする掃
除態様とし場合の排気風のいずれも第一の消臭フィルタ
ーおよび第二のフィルターの二つの消臭フィルターによ
って消臭されることから、悪臭の消臭を確実にできると
いう作用を有するものである。また、電動送風機室の排
出口に第二の消臭フィルターを設けたことから、整流子
とカーボンブラシの摺接に起因して発生する臭い等は消
臭できるという作用を有するものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記第二の消臭フィルターの上流側
に通気性を有する発泡部材を設けた電気掃除機としたも
のである。
【0008】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明において、前記第二の消臭フィルターの上
流側に通気性を有する発泡部材を設ける構成としたこと
から、請求項1記載の発明の作用に加えて、電動送風機
から発生する騒音の消音と第二の消臭フィルターに施し
た消臭剤の分離を防止して消臭作用を長寿命化を図るこ
とができるという作用を有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1および図2に基づいて説明する。
【0010】図1は長手方向に沿って一部を断面した電
気掃除機1の断面図であり、この電気掃除機1は、本体
ケース10とこの本体ケース10内に設けられた電動送
風機40および集塵フィルター70等から構成されてい
る。
【0011】そして、前記本体ケース10は、合成樹脂
から形成され、前側には集塵室20が形成され、また、
後側つまりこの集塵室20の下流側に詳述する隔壁31
によって囲まれて形成された電動送風機室30が形成さ
れている。
【0012】また、前記本体ケース10の前部には、二
点鎖線で示した吸込みホース2がその接続管2aを介し
て着脱自在に取り付けられる吸込口3が形成されてお
り、この吸込口3は断面円形状に形成され、その内周壁
3aの長手方向略中間部には還流口4が形成されてい
る。この吸込口3は前記集塵室20の前壁21に開口し
て連通しており、そして前記前壁21には前記開口の外
周部に環状のパッキング22が取り付けらている。ま
た、前記本体ケース10の前部には前記吸込口3に対応
した部位を開口5aとしたっカバー部材5が取り付けら
れており、このカバー部材5と本体ケース10との間に
は図1に示すように円弧状の間隙Gが形成されている。
そして、この間隙Gにはつまみ6aを有する開閉蓋6が
摺動自在に配置されており、この開閉蓋6は前記吸込口
3を開閉するようになっている。
【0013】前記開閉蓋6を、吸込みホース2を吸込口
3から外したときには、図1において上方に移動させて
吸込口3を閉じることができ、また吸込みホース2を取
り付けるときは、開閉蓋6を下方に移動させて吸込口3
を開口させるものである。
【0014】また、吸込みホース2を吸込口3に嵌合し
て取り付けたときは、吸込口3の内周壁に設けた還流口
4は、吸込みホース2によって閉じられるようになてい
る。また、前記集塵室20の後方には仕切壁11が形成
されており、この仕切壁11には開口11aが形成さ
れ、またこの開口11aの上方には係合孔11bが形成
されている。
【0015】また、本体ケース10には、前記仕切壁1
1の後方に離間した前壁32、この前壁32と対向した
後壁33、この後壁33と前記前壁32とに一体に形成
された環状壁34からなる隔壁31によって囲まれて形
成された前記電動送風機室30が形成されている。ま
た、前記前壁32の中央部には後に詳述する前記電動送
風機40のファンカバー42に形成した吸込開口42a
に対応した開口32aが形成されている。また、前記仕
切壁11の開口11aの縁部と前記前壁32の開口32
aの縁部には、開口11aから開口11aに気流を導く
傾斜壁35が形成されている。また、前記環状壁33の
下側には排出口36が形成されている。
【0016】そして、前記電動送風機室30には、電動
機41とこの電動機41の図示しない出力軸に取り付け
られた同じく図示しない遠心ファンを覆うファンカバー
42からなる電動送風機40が、前記ファンカバー42
に嵌合した環状周壁45aと当接壁45bからなる環状
の緩衝体45を介して配設されている。また、前記電動
送風機40は、後部側を底壁46aとしこの底壁46a
の外周に一体に形成された環状壁46bからなり前部側
を開口した有底筒状に形成され、前記開口の近傍周壁を
前記緩衝体45の環状周壁45aに形成した嵌合溝45
cに嵌合して取り付けられた電動機ケース46によって
カバーされている。また、前記電動機カバー46の環状
壁46bには前記隔壁31に形成された排出口36に対
応して同一形状の貫通孔46cが形成されており、ま
た、前記底壁46aには環状の凹部47が形成され、こ
の凹部47には前記電動機41の後部に設けられた突起
部41aに嵌合して取り付けられた緩衝体48が嵌合し
て取り付けられている。そして、前記電動送風機40
は、ファンカバー42を隔壁31に嵌合した前記緩衝体
45を介し、また、電動機41を前記電動機カバー46
に形成した凹部47に嵌合した緩衝体48を介して電動
送風機室30内に配設されている。
【0017】そして、電動機カバー46内に収納された
電動送風機40が電動送風機室30内に配設されたとき
は、電動送風機室30を形成する隔壁31によって覆わ
れ、排出口36を介してのみ後述する還流風路50およ
び排気風路60に連通するようになっている。
【0018】また、本体ケース10の後部壁13には、
複数のスリット状の孔からなる排気口14が形成されて
いる。また、前記隔壁31の環状壁34の図1において
下側領域つまり前記流通孔36が形成されている領域と
後壁33と本体ケース10の底壁15および前記後部壁
13との間には前記排気口14に排出口36から流出す
る排気風を前記排気口14に導く前記排気風路60が形
成されている。
【0019】なお、前記後部壁13の前記排気口14の
周囲には係止リブ13aが形成され、この係止リブ13
aによって排気フィルター77が取り付けられている。
【0020】また、前記本体ケース10の底壁15のう
ち前記集塵室20の底壁を構成している部分の中央部に
は、前後方向沿って集塵室20の内側方向に、図2に示
すように左右方向の断面がコ字状の突出部20aが形成
され、この突出部20aの両側は図1および図2に示す
ように左右方向の断面がコ字状の凹部16が前後方向に
沿って形成されている。そして、前記凸部20aの頂部
と本体ケース10の側壁7とに亘って隔壁23を気密的
に取り付けることにより、前記還流風路50が形成され
ており、この還流風路50は前記吸込口3の内周壁3a
に形成された還流口4と前記隔壁31の環状壁34に形
成した前記排出口36に連通している。
【0021】なお、前記排出口36と対応する領域は前
記還流風路50と排気風路60との共通領域つまり共通
の風路となっている。換言すれば還流風路50と排気風
路60との分岐点に前記排出口36は開口しているもの
である。
【0022】ここで、電気掃除機1によって掃除をする
掃除態様および集塵室20内に排気風を還流させて有害
微生物を殺傷する殺傷態様における排気風の流れについ
て説明する。
【0023】まず、掃除態様の場合は、前記開閉蓋6を
開いて吸込口3に吸込みホース2を接続する。この吸込
みホース2を接続することによって、吸込口3の内周壁
3aに形成された還流口4は吸込みホース2の接続管2
aによって閉じられる。そして、この状態で掃除をする
べく電動送風機40を駆動すると、電動送風機40よっ
て吸い込まれた吸込気流は前記集塵室20を経て電動送
風機40内を通って排気風として電動送風機室30の排
出口36から排気風路60に排気され、この排気風路6
0を経て前記排気口14から外部に排気される。
【0024】また、殺傷態様の場合は、前記吸込口21
から吸込みホース2を取り外し、前記吸込口3を開閉蓋
6によって閉蓋つまり閉じる。そして、電動送風機40
を駆動すると、電動送風機40よって吸い込まれた吸込
気流は前記集塵室20を経て電動送風機40内を通って
排気風として電動送風機室30の排出口36から前記還
流路50に排気され、この還流路50および前記還流口
4、吸込口3を経て再び集塵室20に流入して還流す
る。この還流つまり循環は電動送風機40が駆動されて
いる間継続される。
【0025】つぎに、前記仕切壁11の開口11aには
第一の消臭フィルターとしての集塵フィルター70が配
設されている。この集塵フィルター70は、開口71a
が形成された底壁71b、この底壁71bの外周に設け
られた周壁71cからなる保持枠71と、この保持枠7
1の前記周壁71cと底壁71bとによって形成された
凹部に取り付けられた波形に形成された濾紙からなるフ
ィルター部材72とから構成されている。そして、この
フィルター部材72は例えば臭いを分解して消臭する消
臭剤が含浸等により施されている。
【0026】また、前記保持枠71には、下部に前記開
口11aの口縁に係止する係止片71dが、上部には前
記係合孔11bに係脱する係合爪71eがそれぞれ形成
されており、係止片71dを前記開口11aの口縁に係
合した後、前記係合爪71eを係合孔11bに係合する
ことによって、集塵フィルター70は前記仕切り壁11
に取り付けられて前記集塵室20における下流側つまり
集塵室20の後部に配設されるものである。
【0027】なお、この実施の形態においては、集塵フ
ィルター70のフィルター部材72に消臭剤を施す構成
としたが、これは本来の集塵フィルターとは別体に瀘材
を設け、この瀘材に消臭剤を施す構成としてもよいもの
である。
【0028】また、前記排出口36には、第二の消臭フ
ィルター74が配設されており、この第二の消臭フィル
ター74は枠部材74aとこの枠部材74aに設けられ
た波形形状の濾紙等からなるフィルター部材74bとか
ら構成されている。そして、このフィルター部材74b
には前記フィルター部材72と同様に例えば臭いを分解
して消臭する消臭剤が含浸等により施されている。
【0029】また、前記枠部材74aの図において上部
つまりフィルター部材74bの上流側に位置して、通気
性を有する発泡部材75が配置されており、この発泡部
材75は電動送風機40から発生する音を外部つまり前
記排気風路60および還流風路50から伝搬することを
阻止つまり遮音する機能と、排気風が直接フィルター部
材74bに当たることによって、施された消臭剤の消臭
効果が早期に失われることを防止するという機能を有す
るものである。また、除塵機能も有するものである。
【0030】また、前記本体ケース10の前部底壁15
に形成されて凹部16には底壁15に一体に形成され下
方に突出した軸17が設けられ、この軸17には回動可
能に旋回輪18が取り付けられており、また、本体ケー
ス10の後方には図示しないが側壁に設けた軸に回動可
能に取り付けられた左右一対の走行輪19が取り付けら
れている。なお、この走行輪19の後端は本体ケース1
0の後部に少なくとも左右に前記後部壁13から後方に
突出して設けられた凸部縁13bと略同面となるように
設定されており、このことによって電気掃除機1を後端
を床面において前部を上にした立てた状態でk収納時に
は支持部として機能するようになっている。
【0031】また、前記本体ケース10には前記集塵室
20の図示しない開口を閉蓋する蓋80が設けられ、こ
の蓋80には略L字状の連結杆81が設けられており、
この連結杆81を軸82によって本体ケース10に回動
可能に取り付けることによって開閉動作可能となってい
るものである。
【0032】そして、前記図示しない開口を介して集塵
袋85を集塵室20内に取り付けられるようになってお
り、この集塵袋85は紙等からなる袋部85aとこの袋
部85aに取り付けられた口枠85bから構成されてい
る。そして、この口枠85bの下端を集塵室20に形成
した係止部26に係止させるとともに上部を図示しない
係止部によって係止して取り付けられるものであり、ま
た、取り付けられた状態では、前記集塵室の前壁21に
設けられた環状のパッキング22に圧接して気密状態と
なっているものである。また、口枠85bの中央部には
貫通孔85cが形成され、貫通孔85cには前記吸込み
ホース2を吸込口3に接続した際は接続管2aの先端が
入り込むようになっている。
【0033】また、前記本体ケース10の上部には軸8
7aによって取り付けられた起倒可能な持運用のハンド
ル87が設けられている。
【0034】つぎに、上記のように構成された電気掃除
機1の作用について説明する。
【0035】まず、電気掃除機1によって掃除をする場
合の掃除態様における動作について説明する。この掃除
態様の場合は、吸込口3に吸込みホース2をその接続管
2aを挿入嵌合して接続し、また、この吸込みホース2
の先端に図示しない床ブラシ等の吸込口体を接続する。
そして、前記吸込口3に接続管2aを接続ることによっ
て前記還流口4は接続管2aによって閉じられている。
【0036】ついでこの状態で図示しない前記電源スイ
ッチを閉成して電動送風機40を駆動すると、電動送風
機40の駆動によって、図示しない前記吸込口体、吸込
みホース2を介して塵埃は吸込気流とともに前記集塵室
20に吸込まれ、吸込まれた塵埃は集塵フィルター70
に補足され、吸込気流は電動送風機40内を通って排気
風として電動送風機室30の排出口36から排気風路6
0つまり還流風路50との分岐路に排気され、そして排
気風路60を経て前記排気口14から外部に排出され
る。なお、この際前記還流口4は閉じられていることか
ら、排気風はすべて排気風路60を経て排気口14が排
出される。
【0037】そして、前記吸込気流が前記集塵フィルタ
ー70を通過する際に、この吸込気流に含まれている悪
臭は前記集塵フィルター70に施されている消臭剤によ
って消臭され、また、集塵フィルター70を通過し、つ
いで電動送風機40内を通って排気風として電動送風機
室30の排出口36を通過する際に、この排出口36に
設けられた第二の消臭フィルター74に施された消臭剤
によって排気風に含まれた悪臭は消臭されて排気口14
から排気されるものである。つまり吸込口3から吸込ま
れた吸込気流は排気口14から排気されまでに二回消臭
されることから、排気される排気風に含まれる悪臭は確
実に除去され、したがって、使用者は不快感を覚えるこ
とがないものである。
【0038】また、電動送風機40からの排気風が第二
の消臭フィルター74を通過して排出口36から流出つ
まり排気される際は、前記発泡部材75によって、排気
風を介して外部に伝搬する騒音は消音され、また、発泡
部材75によって、排気風が第二の消臭フィルター75
を通過する際に含浸されている消臭剤の飛散等が抑制さ
れることから、第二の消臭フィルター75の消臭寿命は
長く維持させるものである。
【0039】つぎに、集塵室20内に塵埃とともに吸込
まれた有害微生物を殺傷する殺傷態様の動作について説
明する。
【0040】この殺傷態様の場合は、前記吸込口3から
吸込みホース2を取り外すとともに、前記吸込口3を開
閉蓋6によって閉蓋する。そして、前記吸込口3から吸
込みホース2が取り外されることにより前記還流口4は
開口するとともに前記開閉蓋6によって吸込口3の前側
開口は閉じられることから、前記還流口4、吸込口3、
集塵室20、電動送風機室30の排出口36および還流
風路50は連通するとともに一つの環状の風路が構成さ
れることになる。この状態で図示しない前記電源スイッ
チを閉成して電動送風機40を駆動すると、電動送風機
40の駆動によって、図示しない前記吸込口体、吸込み
ホース2を介して塵埃は吸込気流とともに前記集塵室2
0に吸込まれ、塵埃は集塵フィルター70に補足され、
吸込気流は電動送風機40内を通って排気風として電動
送風機室30の排出口36から還流路50つまり排気風
路60との分岐路に排気され、そして還流路50、還流
口4、吸込口3を経て再び集塵室20に流入して還流す
る。この還流つまり循環は電動送風機室30が駆動され
る間継続される。
【0041】なお、この際前記排気口14は閉じられて
いないが、前記還流口4が開口していること、および集
塵室20が大きな負圧となっていることから、この負圧
によって前記吸込口3、還流路4を介して還流風路50
も負圧状態となっいることから、排出口36から排気さ
れた排気風は排気風路60側には流れることなく、集塵
室20、電動送風機室30の排出口36、還流風路5
0、還流口4および吸込口3を経て再び集塵室20内に
流れ込み、排気風は上記経路を還流つまり循環すること
になり、その結果、循環する排気風の温度は比較的短時
間に前記有害微生物を殺傷できる温度に達する。したが
って、前記還流状態を所定時間継続することにより、集
塵室20内に補足された有害微生物を殺傷することがで
きるものである。因みに、家ダニ等のダニ類は約50度
Cないし55度Cの温度に略5分程度おかれると殆ど死
滅されるということが実験等によって確認されている。
【0042】そして、掃除態用の場合と同様、前記吸込
気流が前記集塵フィルター70を通過する際に、この吸
込気流に含まれている悪臭は前記集塵フィルター70に
含浸されている消臭剤によって除去され、ついで集塵フ
ィルター70を通過して電動送風機40内を通って排気
風として電動送風機室30の排出口36を通過する際
に、この排出口36に設けられた第二の消臭フィルター
74に含浸された消臭剤によって排気風に含まれた悪臭
は消臭されるものである。したがって、前記排気風を所
定時間還流させた後、電源スイッチを開成し電動送風機
40が停止すると、それまで還流していた排気風は、還
流を停止し停止後に時集塵室20内および電動送風機4
0内等に滞留している空気は前記集塵フィルター70お
よび第二の消臭フィルター74に施された消臭剤によっ
て消臭されている。
【0043】このことによって、電気掃除機1によって
再び掃除をなす場合に、上述したように吸込みホース2
を吸込口3に接続して電源スイッチを閉成して電動送風
機40を駆動させた際のいはゆる駆動時に前記時集塵室
20内および電動送風機40内等に滞留してる空気が排
気風として排出されるが、この際上述したようにこの空
気は消臭されていることから悪臭は除去されており、さ
らに、排気の際に集塵フィルター70および第二の消臭
フィルター74によって消臭されることから、排気口1
4から排出される排気風からは悪臭は除去され、使用者
は不快感を覚えることがないものである。
【0044】このように上記電気掃除機1は、前記開閉
蓋6で吸込口2を閉蓋して電動送風機40の排気風を、
排出口36、還流風路50、還流口4を介して集塵室内
20に還流させる有害微生物を殺傷する殺傷態様とした
場合の還流する排気風、および前記開閉蓋6を開蓋して
吸込口2に吸込みホース2を接続し前記電動送風機40
の排気風を、排出口36、排気風路60を介して前記排
気口14から排気して掃除をする掃除態様とし場合の排
気風のいずれも第一の消臭フィルターとしての集塵フィ
ルター70および第二の消臭フィルター74の二つのに
よって消臭されることから、排気口14から排出される
排気風の悪臭は確実に消臭され使用者は不快感を覚える
ことがないものである。
【0045】また、第二の消臭フィルター74の上流側
に通気性を有する発泡部材75を設けたことから、電動
送風機40から排出される塵埃の補足と第二の消臭フィ
ルターに施した消臭剤の分離を防止して消臭作用の長寿
命化を図ることができるとともに、消音ができるもので
ある。また、整流子とカーボンブラシの摺接に起因する
悪臭等は第二の消臭フィルター74によって消臭される
ものである。
【0046】なお、前記上記実施の形態においては、電
動送風機室30内に電動機ケース46と緩衝体45によ
って電動機40を覆う構成としたが、これは電動機ケー
ス46を省略し、電動送風機40の排気風を一端電動送
風機室30内に排気しついで排出口36から排気する構
成としてもよいものである。また、前記電動送風機室3
0を形成する隔壁31は本体ケース10に一体に形成す
る構成としても、また、別体として本体ケース10内に
配置する構成としてもよいものである。
【0047】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、前
記開閉蓋で吸込口を閉蓋して電動送風機の排気風を、排
出口、還流風路、還流口を介して集塵室内に還流させる
有害微生物を殺傷する殺傷態様とした場合の還流する排
気風、および前記開閉蓋を開蓋して吸込口に吸込みホー
スを接続し前記電動送風機の排気風を、排出口、排気風
路を介して前記排気口から排気して掃除をする掃除態様
とし場合の排気風のいずれも第一の消臭フィルターおよ
び第二のフィルターの二つの消臭フィルターによって消
臭されることから、悪臭の消臭を確実にできるという効
果を有するものである。
【0048】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記第二の消臭フィルターの上流側
に通気性を有する発泡部材を設ける構成としたことか
ら、請求項1記載の発明の効果に加えて、電動送風機か
ら発生する騒音の消音と第二の消臭フィルターに施した
消臭剤の分離を防止して消臭作用を長寿命化を図ること
ができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電気掃除機の一部を断面
した側面図。
【図2】上記実施の形態の電気掃除機の還流路を示す断
面図(図1のX−X線での断面図)。
【符号の説明】
1 電気掃除機 2 吸込みホース 3 吸込口 3a 吸込口の内周壁 4 還流口 6 開閉蓋 10 本体ケース 14 排気口 20 集塵室 30 電動送風機室 36 排出口 40 電動送風機 50 還流風路 60 排気風路 74 集塵フィルター(第一の消臭フィルター) 75 第二の消臭フィルター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込みホースが接続されるとともに内周
    壁に還流口が設けられた吸込口、この吸込口に連通した
    集塵室、前記集塵室の下流側に配設されるとともに排出
    口を有する電動送風機室、この電動送風機室の下流側に
    設けられ電動送風機からの排気風を外部に排気する排気
    口、前記還流口と前記排出口とを連通させる還流風路、
    前記排出口と前記排気口とを連通する排気風路が形成さ
    れた本体ケースと、前記電動送風機室に設けられた電動
    送風機と、前記集塵室に配設され消臭剤が施された第一
    の消臭フィルターと、前記排出口に配設され消臭剤が施
    された第二の消臭フィルターと、前記吸込口を開閉する
    開閉蓋とを備え、前記吸込口を開閉蓋によって閉蓋して
    電動送風機の排気風を、排出口、還流風路、還流口を介
    して集塵室内に還流させて有害微生物を殺傷する殺傷態
    様とし、前記開閉蓋を開蓋して吸込口に吸込みホースを
    接続し前記電動送風機の排気風を、排出口、排気風路を
    介して前記排気口から排気して掃除をする掃除態様とす
    ることを特徴とした電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、前記
    第二の消臭フィルターの上流側に通気性を有する発泡部
    材を設けたことを特徴とする電気掃除機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1305430C (zh) * 2002-06-06 2007-03-21 乐金电子(天津)电器有限公司 具有双重过滤功能的吸尘器
JP2008099811A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Toshiba Corp 電気掃除機
CN102670131A (zh) * 2012-02-20 2012-09-19 江苏美的春花电器股份有限公司 静音吸尘器

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