JPH1156514A - 自動車用シートのヒンジ - Google Patents

自動車用シートのヒンジ

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JPH1156514A
JPH1156514A JP10132956A JP13295698A JPH1156514A JP H1156514 A JPH1156514 A JP H1156514A JP 10132956 A JP10132956 A JP 10132956A JP 13295698 A JP13295698 A JP 13295698A JP H1156514 A JPH1156514 A JP H1156514A
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ジャン−マリー・ブランシャール
Olivier Delatte
オリヴィエ・デラッテ
Luccio Michel Di
ミシェル・ディ・リュクシオ
Philippe Guillemard
フィリップ・ギュレマール
Sylvain Rager
スィルヴァン・ラジェ
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
    • B60N2/2356Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
    • B60N2/2358Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls and provided with memory locks

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 強い衝撃が加わったとき、ヒンジのフランジ
が偶発的に分離するのを防止する。 【解決手段】 レバー34dは、取り付け位置と解放位
置との間を枢動可能とする。取り付け位置では、相補的
な形状部分の協働により、レバーの第二の端部36Bが
接続フランジ26に取り付けられる。解放位置では、第
二の端部が解放される。ヒンジは、レバーの第二の端部
を取り付け位置で不動状態にする不動手段100又は1
04を有する。不動手段はフランジ26、38に偶発的
なトルクが加わったときに変形する弱体化領域104を
備える。弱体化領域104は、変形することにより、レ
バーが傾斜部分100、102と協働する点まで動くこ
とを可能にし、レバーを取り付け位置で不動状態にする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、自動車用シ
ートの改良されたヒンジ、及び当該ヒンジが設けられた
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】特に、自動車用シートの一つの従来技術
のヒンジは、次のものを備える型式のものである。すな
わち、シートの座部または背もたれ部に固定し得るよう
にされた少なくとも一つの接続フランジと、前記シート
の座部および/または背もたれ部に取り付け得るように
なされた一つの支持フランジとを備え、前記フランジ
が、これらフランジに対して実質的に垂直なヒンジ軸線
の周りを互いに相対的に回転可能に設けられており、少
なくとも一つの連結レバーであって、前記ヒンジ軸線に
対して実質的に平行な枢動軸線の周りを前記支持フラン
ジ上で枢動可能なように設けられた第一の端部を有して
おり、前記フランジを一緒に連結するための連結レバー
をさらに備え、該連結レバーが、相補的な形状部分が協
働することにより前記レバーの第二の端部が前記接続フ
ランジに取り付けられるところの取り付け位置と、前記
第二の端部が解放されるところの解放位置との間にて枢
動可能とされている型式のものである。
【0003】フランス国特許第A2739812号(フ
ランス国特許出願第9512159号)には、この型式
のヒンジであって、連結レバーは、該連結レバーに形成
された楔作用カムによる楔効果を伴って協働する操作カ
ムにより、接続フランジの取り付け位置に配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車に衝撃力が加わ
って、背もたれ部に長手方向の力が強く作用したとき、
ヒンジのフランジには、大きいトルクが加わる。このト
ルクのため、フランジが偶発的に互いに分離することが
ある。
【0005】このことは、操作カムおよび楔作用カムを
接触状態に保持する楔効果に抗して、上述の偶発的なト
ルクが加わる場合に生ずる。
【0006】本発明の一つの目的は、強い衝撃力が加わ
ったとき、ヒンジのフランジが偶発的に分離するのを防
止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は、特に自動車用シート用の、上述した型式のヒンジで
あって、前記レバーの前記第二の端部を前記取り付け位
置にて不動状態とするための不動手段をさらに備え、該
不動手段は、前記フランジが一緒に連結された場合であ
ってこれらフランジを偶発的に非係合状態とする傾向の
トルクが加えられるときにのみ作動されるようになされ
ている。
【0008】上記ヒンジの他の特徴によれば、前記不動
手段は、前記支持フランジに、および前記連結レバーの
前記第二の端部に、それぞれ設けられた相補的な2つ
の、不動作用を行うための傾斜部分を備えており、前記
連結レバーが前記取り付け位置にあるとき、前記傾斜部
分は互いに分離されるようになされており、前記不動手
段がさらに、前記支持フランジに設けられた弱体化領域
を備えており、該弱体化領域は、前記フランジが偶発的
なトルクを受けたときに変形することにより、前記傾斜
部分が互いに接触し且つ協働して前記連結レバーの前記
第二の端部を前記接続フランジに取り付けられた位置に
て不動状態とするまで、前記連結レバーを前記支持フラ
ンジに相対的に移動可能とするようになされている。
【0009】前記連結レバーの枢動軸線が、前記支持フ
ランジの枢動スロット内を枢動する、前記連結レバーの
前記第一の端部に設けられた枢動部によって画成されて
おり、前記弱体化領域が、前記支持フランジの一部分を
含んでおり、該一部分は、前記枢動スロットと該枢動ス
ロット付近にて前記支持フランジに設けられた弱体化ス
ロットとの間と、前記枢動スロットと前記支持フランジ
に設けた前記傾斜部分との間とに延びている。
【0010】前記連結レバーが全体として円弧状をして
おり、前記連結レバーの内側輪郭部分が、前記連結レバ
ーを弱体化させるための切欠きを有しており、これによ
り、前記傾斜部分が偶発的なトルクにより互いに協働す
るとき、前記連結レバーがその曲率を変化させることに
より変形せしめられるようになされている。
【0011】前記背もたれ部または座部に接続するため
のもう一つの接続フランジと、前記支持フランジを前記
もう一つのフランジに接続させるための少なくとも一つ
の別の連結レバーとをさらに備え、前記支持フランジ
が、2つの前記接続フランジの間に収容されており、2
つの前記連結レバーが前記支持フランジの両側の2つの
面にてそれぞれヒンジ止めされている。
【0012】前記2つの接続フランジは、前記座部およ
び前記背もたれ部にそれぞれ固定されるようになされて
おり、前記連結レバーを一つの休止形態と代替的な2つ
の作用可能形態とのいずれかをとるように操作するため
の操作手段をさらに備えており、前記休止形態において
は、全ての連結レバーが、対応する前記接続フランジに
取り付けられて該接続フランジを一緒に連結し、前記背
もたれ部を前記座部に対して不動状態とし、前記代替的
な2つの作用可能形態においては、前記連結レバーの一
つのみが、対応する前記接続フランジに取り付けられ、
前記背もたれ部の傾斜角度を調節可能にするか、また
は、該背もたれ部を一時的に前方へ折り畳み可能とする
ようになされている。
【0013】前記接続フランジのそれぞれに対して関連
づけられ且つ前記ヒンジ軸線に関して実質的に対称に配
置された1対の連結レバーを備え、全部で4つの前記連
結レバーが、前記支持フランジの前記両側の2つの面に
対して交互に配置されるようにして、前記ヒンジ軸線に
沿ってオフセットされた該支持フランジのセクタ部分に
ヒンジ止めされており、前記支持フランジに設けられ
た、前記不動手段である傾斜部分のそれぞれが、相補的
な不動手段である傾斜部分が設けられた前記連結レバー
がヒンジ止めされた1つセクタ部分に隣接する、前記支
持フランジのセクタ部分上にある。
【0014】また、本発明は、上述したようなヒンジを
少なくとも1つ備える、自動車用シートにも関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、単に一例として以下に
掲げた詳細な説明及び添付図面を参照することにより、
一層良く理解されよう。
【0016】図1には、本発明による2つのヒンジ20
により座部Aに接続された背もたれ部Dを有する自動車
用シートSが図示されている。
【0017】該ヒンジ20は、いわゆる「記憶」型ヒン
ジに関するフランス国特許第A2722150号(フラ
ンス国特許出願第9408297号)に記載されたもの
と同一型式のものである。この型式のヒンジは、例え
ば、シートの後方スペースに近づくために折り畳むこと
を可能にし、また、シートの背もたれ部の傾斜角度を調
節を変えることなくシートの背もたれ部を引き上げるこ
とを可能にする。
【0018】2つのヒンジ20の各々は、互いに対して
鏡像関係にある。
【0019】2つのヒンジ20は、双方のヒンジに共通
のハンドル22により制御されることが好ましい。
【0020】ヒンジ20をより詳細に示す図2及び図3
に関して特に説明する。ヒンジ20は、略円形の2つの
接続フランジ24、26を備えており、該フランジの一
方は座部Aに固定された固定フランジであり、もう一方
のフランジは背もたれ部Dに固定された可動フランジで
ある。
【0021】接続フランジ24、26は、これらのフラ
ンジに対して略垂直なヒンジ軸線Xの周りを互いに相対
的に回転可能に取り付けられ、接続リング28により、
それ自体公知の方法にて、互いに対し保持されている。
【0022】接続フランジ24、26は、ヒンジ軸線X
と同軸の、互いに相補的な周縁肩部E1、E2により互
いに対して中心決めされている。
【0023】接続フランジ24、26は、これらフラン
ジを連結する連結手段30のためのハウジングを、これ
らフランジ間に画成する。連結手段30は、それ自体公
知の方法にて、ハンドル22が固定された略円柱状をし
た部材である制御部材32により制御される。
【0024】制御部材32は、接続フランジ24、26
に形成された2つの軸受P1、P2内に、ヒンジ軸線X
の周りを回転可能なように取り付けられている。
【0025】休止位置から2つの互いに反対の方向、即
ち、座部に対する背もたれ部の傾斜角度を調節を可能と
するための時計方向と、背もたれ部を前方に折り畳み可
能とするための反時計方向とに向けて、制御部材32を
ハンドル22により動かすことができる。
【0026】2つのヒンジ20の制御部材32は、従来
の連結装置により一緒になるようにリンク結合されてい
る。
【0027】前記連結手段30は、略円弧状の4つのレ
バー34a乃至34dを備えており、これらのレバー
は、互いに同一であり且つ接続フランジ24、26に対
して略平行に広がっていることが好ましい。
【0028】連結レバー34a乃至34dの第一の端部
36Aは、接続フランジ24、26間に収容された略円
形の支持フランジ38の上に枢動可能に装架されてお
り、該支持フランジ38は、ヒンジ軸線Xの周りを接続
フランジ24、26に関して回転可能である。接続フラ
ンジ24、26及び支持フランジ38は、互いに対して
略平行である。
【0029】レバー34a乃至34dの第二の端部36
Bは、相補的な形状部分どうしの協働により、対応する
接続フランジに取り付け得るようにされており、該相補
的な形状部分は、互いに係合したとき、連結レバーの取
り付け領域を画成する。
【0030】このようにして、連結レバー34a乃至3
4bの各々は、その第二の端部36Bが対応する接続フ
ランジ34a、34bに取り付けられる位置と、上記第
二の端部36Bが解放される位置との間を、その枢動軸
線の周りに動くことができる。
【0031】接続レバー34a乃至34dは、対とし
て、接続フランジ24、26と関連付けられている。同
じ対の2つのレバーは、ヒンジ軸線Xに関して略対称で
あり、支持フランジの同じ側の面38A、38Bにヒン
ジ止めされ、このため、4つのレバー34a乃至34d
は、周方向に沿って支持フランジの2つの面38A、3
8Dに交互に現れることになる。レバー34a乃至34
dは、ヒンジ軸線Xに沿った方向に交互にオフセットさ
れた支持フランジのセクタ部分40a乃至40dにヒン
ジ止めされている。
【0032】接続フランジ24、26の一方又はその双
方をレバー34a乃至34dで結合することにより、支
持フランジ38をシートの座部及び/又はシートの背も
たれ部に取り付けることができることに留意すべきであ
る。
【0033】取り付けを確実にする相補的な形状部分
は、相補的な歯部分により形成されることが好ましい。
従って、連結レバー34a乃至34dの第二の端部36
Bは、歯付きセクタ部分42a乃至42dを含んでい
る。
【0034】固定フランジ24と関連付けられた、1対
の連結レバー34a、34bの歯付きセクタ部分42
a、42bは、歯付きセクタ部分44a、44bと協働
し得るようにされている。該歯付きセクタ部分44a、
44bは、特に、図3及び図4に図示するように、固定
フランジ24の周縁肩部46の内側形状部分と同一の角
度範囲にて境を設定する。
【0035】可動フランジ26と関連付けられた、1対
の連結レバー34c、34dの歯付きセクタ部分42
c、42dは、歯付きセクタ部分48と協働し得るよう
にされている。該歯付きセクタ部分48は、特に、図5
に図示するように、可動フランジ26の周縁肩部50の
内側形状部分より大きい角度範囲にて境を設定する。該
歯付きセクタ部分48は、1つの歯付きリングを形成し
得るように肩部50の外周の全てに亙って延びているこ
とが好ましい。
【0036】連結レバー34a、34bの第一の端部3
6Aは、支持フランジ38の対応するセクタ部分40a
乃至40dに形成された枢動スロットL内で枢動可能に
取り付けられた、例えば、この端部36Aの半欠け部に
より形成された枢動部Pを有している。ピン状の枢動部
P及びスロットLは、回転軸線Xに対して実質的に平行
な接続レバーの枢動軸線を画成する。
【0037】枢動部P及び枢動スロットLは、例えば、
略半月形状とし、スロットLは、枢動部Pよりも広い角
度範囲すなわち大きな扇状部分に亙って広がっている。
【0038】連結レバー34a乃至34dの各々は支持
点(レバーの枢動スロットL)を中心に回動することが
できる一方、レバーを接続フランジ24、26に取り付
けたとき、該支持点は該フランジに対して固定されたも
のになる。
【0039】制御部材32は、連結レバー34a乃至3
4dの操作手段を作動させる。この操作手段は、2つの
接続フランジ24、26が一緒に結合されるところの、
図4、図5に図示した休止形態と、2つの接続フランジ
24、26が非結合状態となるところの、2つの代替的
な作用可能な形態(その一つを図6に示した)とに、レ
バーを位置付けるために使用される。
【0040】図示した記憶型のヒンジの、シートの背も
たれ部の傾斜角度を調節したり、背もたれ部を前方へ折
り畳んだりする通常の作用は、従来通りである。この作
用は、フランス国特許第A2720250号(フランス
国特許出願第9408297号)に記載されており、そ
こに記載された、ラッチ53及び止め具43は、上述し
たレバー34a乃至34dと同様のものである。
【0041】休止形態にあるとき、連結レバー34a乃
至34dは、いずれも接続フランジ24、26に取り付
けられ、該接続フランジどうしを結合し、背もたれ部を
座部に対して固定する。
【0042】上記の2つの代替的な作用形態において
は、対の連結レバー34a乃至34dのうちの一対のみ
が、対応する接続フランジ24、26に取り付けられ、
背もたれ部の傾斜角度を調節可能とするか、又は図6に
示すように、背もたれ部の一時的な前方への折り畳みを
可能にする。
【0043】操作手段は、例えば、2対の円弧状部分C
1、C2によりヒンジ軸線Xの上に中心決めされた2つ
の回転リング52、54を備えている。円弧状部分C
1、C2は、リングの外側輪郭部分と協働する支持フラ
ンジ38の中央開口部の境界を画成している。同じ対の
中の中心決め用円弧状部分C1、C2は、支持フランジ
38の直径方向に対向した2つのセクタ(扇状)部分4
0c、40d、40a、40bの境界を画成する。
【0044】リング52、54は、背もたれ部の傾斜角
度を調節可能とし、また、背もたれ部を前方に折り畳み
可能とするため、2つの互いに反対の方向にそれぞれ動
かすことができる。この目的のため、リング52、54
の各々は、それぞれ1対の連結レバー34a乃至34d
と関連付けられ、該対のレバーが対応する接続フランジ
24、26に取り付けられる第一の位置と、該レバーが
解放される第二の位置との間で動き得るようにされてい
る。
【0045】特に、図4乃至図6を参照すると、リング
52、54の各々は、リングの外側輪郭部分のボスによ
りその境界が画成された、直径方向に対向する1対の操
作カム56a乃至56dを備えている。
【0046】リング52、54が、図4及び図5に示す
ように、その第一の取り付け位置にあるとき、操作カム
56a乃至56dの各々は、楔作用カム58a乃至58
dと協働する。これらの楔作用カムは、連結レバー34
a乃至34dの第二の端部36B付近の、対応する該連
結レバー34a乃至34dの内側輪郭部分にあるボスに
より、その境界が画成される。
【0047】リング52、54が、図6に示すような
(リング52の場合)、その第二の位置である解放位置
にあるとき、操作カム56a乃至56dの各々は、枢動
カム60a乃至60dと協働する。これらの枢動カム
は、連結レバー34a乃至34dの第一の端部36A付
近の、対応する該連結レバー34a乃至34dの内側輪
郭部分にあるボスにより、その境界が画成されている。
【0048】リング52、54の変位角度は、対応する
中心決め用円弧状部分C1、C2における凹所62、6
4の角度寸法により制限され、リング52、54の外側
輪郭部分に取り付けられたタブ66、68が、上記円弧
状部分内に伸長することが理解されよう。
【0049】リング52、54の各々は、その内側輪郭
部分に変位用突出部70、72を備えている。
【0050】制御部材32は、2つの突出部70、72
の間に位置付けられたリング52、54を移動させるカ
ム74を備えている。該カム74は、2つの突出部7
0、72と選択的に協働する。このため、該2つの突出
部70、72は、背もたれ部の傾斜角度を調節可能とし
たり、背もたれ部を前方に折り畳み可能とするために、
それぞれ反対方向に回動することにより、変位用カムを
構成することになる。
【0051】操作手段が休止形態にあるとき、制御部材
32は、図4及び図5に図示した休止位置にあるが、該
制御部材には、以下に説明するばね負荷手段により該休
止位置に向けてばね負荷が加えられている。
【0052】該ばね負荷手段は、制御部材の近似位置決
め手段を備えている。
【0053】この近似位置決め手段は、突出部70、7
2に掛止された周方向作用ばね76を備えている。この
周方向作用ばね76は、リング52、54に対し、その
取り付け位置、即ち、操作カム56a乃至56dが楔作
用カム58a乃至58cと協働する位置に向けて、それ
ぞれ反対方向にばね負荷を加える。
【0054】従って、2つの突出部70、72が制御部
材の駆動用のカム74と協働することにより、ばね76
は、制御部材32にばね負荷を加えて近似的な休止位置
にする。
【0055】ばね76は、例えば、その軸方向端縁が突
出部70、72に掛止された、割型リングとされる。
【0056】リング52、54の各々は、制御部材の駆
動用のカム74に関して突出部70、72とは周方向反
対側にて、その内側輪郭部分にボス78、80を備えて
いることが好ましい。このボス78、80は、周方向に
作用するばね76を位置決めし且つ中心決めすることに
役立ち得る。
【0057】また、ばね負荷手段は、制御部材32の近
似的な休止位置を修正して正確なものとするように制御
部材32を正確に位置決めする正確位置決め手段も備え
ている。この正確位置決め手段は、図3、図7及び図8
に示されてる。
【0058】この正確位置決め手段は、U字形板ばねの
形態とされたスラストばね82を少なくとも一つ備えて
いる。このスラストばね82は、ヒンジ軸線Xに対して
平行に実質的に長手方向に伸長する2つの面状分岐部分
84、86を有する。
【0059】固定された第一の分岐部分84が、固定さ
れたフランジ24に対し、より正確には、支持部P1の
輪郭部分の凹所88の端縁に対して半径方向から当接す
る。
【0060】可動の第二の分岐部分86は、制御部材3
2の上の平坦な位置決め用の部分すなわち平坦部分90
に対して半径方向から当接している。
【0061】スラストばね82は、平坦部分90にばね
負荷を加え、制御部材32の正確な休止位置に一致する
該スラストばね82の分岐部分84、86の位置に対し
実質的に平行な位置へと、該平坦部分90を位置付け
る。
【0062】該平坦部分90は、実質的に凹状をした面
によりその境界が画成されており、それによって、可動
の分岐部分86と平坦部分90との接触箇所が制御部材
32の2つの母線に実質的に限定される。
【0063】可動の分岐部分86の自由端部は、ヒンジ
軸線Xに対して略垂直な2つの取り付け用突出部92、
94を備えている。該取り付け用突出部92、94は、
スラストばね82を軸方向に関して固定し得るようにさ
れており、この目的のため、これらの突出部92、94
は、固定されたフランジ24の内面と、図3に示した制
御部材における肩部96との間の位置に配置されてい
る。
【0064】取り付け用突出部92、94は、制御部材
の両側部にて制御部材32を横切る方向に伸長してお
り、該取り付け用突出部は、固定されたフランジ24の
内面の凹所98内に収容されて、該突出部の厚さを補う
ようにすることが好ましい。
【0065】あるいはまた、ヒンジが2つのスラストば
ね82を備え、これらのスラストばねが、固定されたフ
ランジ24内で、直径方向に互いに対向するように設け
られた2つの平坦部分90と協働するようにしてもよ
い。
【0066】スラストばねを、凹所88の端縁と位置決
め用の平坦部分90との間にて、これらに半径方向から
当接係合するように配置し、それにより、該平坦部分9
0にばね負荷が加えられて、制御部材の正確な休止位置
に一致する位置に該平坦部分90が配置されるようにす
るため、他の形態のスラストばねを採用することも、も
ちろん可能である。
【0067】制御部材32にばね負荷を加えるばね負荷
手段の作用は、上記の説明から明らかであろう。
【0068】図6に示すように、制御部材32をその休
止位置から作用可能な位置に向けて回転させ、リング5
2、54の1つを移動させるとき、周方向に作用するば
ね76は、その直径が増大するような仕方にて変形され
ることが理解できよう。ばね76の軸方向端縁の一方
は、固定されたままのリング52、54の突出部70、
72に当接し、それにより、該リングと関連付けられた
連結レバーの、対応する接続フランジへの取り付けが、
補強される。
【0069】同様に、制御部材32をその休止位置から
一方向に又はその反対方向に回転させたとき、図8に示
すように、スラストばね82は弾性的に変形し、その分
岐部分84、86は互いの方向に向かって移動して、支
持部(軸受)P1内にて制御部材32が回転することを
可能にする。
【0070】また、ヒンジ20は、連結レバー34a乃
至34dの第二の端部36Bを接続位置にて不動状態に
する不動手段も備えている。
【0071】該不動手段は、接続フランジ24、26及
び支持フランジ38を一緒に結合したとき、即ち、制御
部材32が休止位置にあるときであって、フランジ2
4、26、38を偶発的に非結合状態にさせるようなト
ルクがこれらフランジ加わるような場合にのみ作動され
る。
【0072】特に、図9及び図10を参照すると、連結
レバー34a乃至34dの各々に対する不動手段は、互
いに相補的な2つの不動手段100、102を備えてい
る。これらの相補的な2つの固定手段100、102
は、支持フランジ38の弱体化領域と、連結レバーの第
二の端部36Bとにそれぞれ設けられることが理解でき
よう。
【0073】支持フランジ38に設けられた、不動手段
である傾斜部分100の各々は、相補的な不動手段であ
る傾斜部分102が設けられたレバー34a乃至34d
がヒンジ止めされるところのセクタ部分40a乃至40
dに隣接して位置付けられている。
【0074】連結レバー34a乃至34dが取り付け位
置にあるとき、対応する不動手段である傾斜部分10
0、102は、図4、図5、図9に図示するように互い
に分離している。
【0075】対応する連結レバー34a乃至34dと関
連付けられた支持フランジ38の弱体化領域には、支持
フランジ38の一部分104が含まれることが望まし
い。この一部分104は、スロットLと該枢動スロット
Lの付近にある支持フランジ38の弱体化スロット10
6との間を伸長し、また、該スロットLと支持フランジ
38に設けられた不動手段である傾斜部分100との間
を伸長する。
【0076】弱体化スロット106は、例えば、楕円形
(図9に示すような)又は円形といった、種々の形状と
することができる。
【0077】連結レバー34a乃至34dの各々と関連
付けられた支持フランジの弱体化領域は、ヒンジのフラ
ンジに偶発的にトルクが加わったときに変形し、図10
に示すように、不動手段である傾斜部分100、102
が互いに接触する迄、連結レバーが支持フランジ38に
対して移動するのを許容する。次に、傾斜部分100、
102は互いに協働して、連結レバーの第二の端部36
Bを取り付け位置にて不動状態とする。この取り付け位
置において、該レバーの歯部分は、対応する接続フラン
ジの歯部分と相互に係合する。
【0078】連結レバー34a乃至34dの湾曲した内
側輪郭部分は、レバーを弱体にする切欠き(ノッチ)1
08を有していることが好ましい。ヒンジのフランジに
偶発的なトルクが加わったとき、これらのレバーは、そ
の曲率が変化することにより変形し得る。この曲率の変
化は、不動手段である傾斜部分100、102の協働を
促進する。
【0079】ヒンジ20は、接続フランジ24、26を
一緒に連結したときに偶発的に加わるトルクに抵抗する
のに十分に適している。
【0080】操作カム56a乃至56dを楔作用カム5
8a乃至58dにより楔止めする方向に偶発的なトルク
が加わったならば、連結レバー34a乃至34dを対応
する接続フランジ24、26に取り付ける箇所が補強さ
れ、このことは、接続フランジが偶発的に分離するのを
防止する。
【0081】作動カム56a乃至56dと楔作用カム5
8a乃至58dとの間の楔作用に対抗する偶発的なトル
クが加わったとき(即ち、連結レバー34a乃至34d
の枢動軸線をこれらのレバーの取り付け領域から離させ
る方向へと偶発的なトルクが加わった場合)、このトル
クは、支持フランジ38の弱体化領域を変形させ、不動
手段である傾斜部分100、102を互いに協働させ、
対応する接続フランジ24、26への連結レバー34a
乃至34dの取り付けを補強する。
【0082】従って、偶発的なトルクの方向に拘わら
ず、接続フランジ24、26が互いに分離する虞れはな
い。
【0083】本発明は、図面に図示した実施の形態にの
み限定されるものではない。
【0084】特に、本発明によるヒンジ20は、必ずし
も記憶型ヒンジである必要はなく、例えば、折り畳み機
能がなく、背もたれ部の傾斜角度の調節機能だけが与え
られるものであってもよい。この場合、支持フランジ
は、固定された接続フランジを備え、ヒンジは、1対の
連結レバーのみを備え、又は1つの連結レバーのみを備
えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による少なくとも1つのヒンジが設けら
れた自動車用シートの模式的な斜視図である。
【図2】上記ヒンジの斜視図である。
【図3】図2に図示したヒンジの分解図である。
【図4】矢印4の方向に見た図2に図示したヒンジの正
面図であり、ヒンジの内部を示すため矢印4で示した箇
所にて接続フランジの一部を切欠いて、連結レバーが接
続フランジに取り付けられた状態を示す図である。
【図5】矢印5の方向に見た図2に図示したヒンジの正
面図であり、接続フランジを矢印5で示した箇所にて切
り欠いて示す図である。
【図6】連結レバーが対応する接続フランジから解放さ
れた位置にあるときの、図4と同様の図である。
【図7】それぞれの異なる位置にあるヒンジの制御部材
を示す、図3の矢印7の方向に見たときの図である。
【図8】図7と異なる位置にあるヒンジの制御部材を示
す、図7と同様の図である。
【図9】偶発的なトルクが加わる前のヒンジを示す、大
縮尺による図5と同様の半体部分の図である。
【図10】偶発的なトルクが加わった後のヒンジを示
す、大縮尺の図5と同様の半体部分の図である。
【符号の説明】
20 ヒンジ 22 ハンドル 24 固定フランジ(接続フランジ) 26 可動フランジ(接続フランジ) 28 接続リング 30 フランジの連
結手段 32 円柱状部材 34a、34b、34c、34d 連結レバー 36A 連結レバーの第一の端部 36B 連結レバーの第二の端部 38 支持フランジ 38A、38B、38D 支持フランジの面 40a、40b、40c、40d 支持フランジのセク
タ部分 42a、42b、44a、44b 歯付きセクタ部分 43 止め具 46 固定フランジ
の周縁肩部 48 歯付きセクタ部分 50 可動フランジ
の周縁肩部 52、54 回転リング 53 ラッチ 56a、56b、56c、56d 操作カム 60a、60b、60c、60d 枢動カム 62、64 凹所 66、68 タブ 70、72 変位用突出部 74 駆動用カム 76 周方向作用ばね 78、80 ボス 82 スラストばね 84 固定した第一
の分岐部分 86 可動の第二の分岐部分 90 平坦部分 92、94 取り付け用突出部 96 制御部材の肩
部 98 固定フランジの凹所 100、102 不
動手段(傾斜部分) 104 支持フランジの一部分 106 支持フラン
ジの弱体化スロット 108 切欠き A シートの座部 C1、C2 円弧状
部分 D シートの背もたれ部 E1、E2 周縁肩
部 L スロット P 支持部(枢動
部) S 自動車用シート X ヒンジ軸線(回
転軸線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−マリー・ブランシャール フランス共和国 45290 ノジャン・シュ ール・ヴェルニッソン,アヴニュ・ジョル ジュ・バンネリ 65 (72)発明者 オリヴィエ・デラッテ フランス共和国 45290 ノジャン・シュ ール・ヴェルニッソン,アヴニュ・ジョル ジュ・バンネリ 65 (72)発明者 ミシェル・ディ・リュクシオ フランス共和国 45290 ノジャン・シュ ール・ヴェルニッソン,アヴニュ・ジョル ジュ・バンネリ 65 (72)発明者 フィリップ・ギュレマール フランス共和国 45290 ノジャン・シュ ール・ヴェルニッソン,アヴニュ・ジョル ジュ・バンネリ 65 (72)発明者 スィルヴァン・ラジェ フランス共和国 45290 ノジャン・シュ ール・ヴェルニッソン,アヴニュ・ジョル ジュ・バンネリ 65

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に、自動車用シートのヒンジにおい
    て、 シートの座部(A)または背もたれ部(D)に固定し得
    るようにされた少なくとも一つの接続フランジ(24、
    26)と、前記シートの座部(A)および/または背も
    たれ部(D)に取り付け得るようになされた一つの支持
    フランジ(38)とを備え、 前記フランジ(24、26、38)が、これらフランジ
    に対して実質的に垂直なヒンジ軸線(X)の周りを互い
    に相対的に回転可能に設けられており、 少なくとも一つの連結レバー(34aないし34d)で
    あって、前記ヒンジ軸線(X)に対して実質的に平行な
    枢動軸線の周りを前記支持フランジ(38)上で枢動可
    能なように設けられた第一の端部(36A)を有してお
    り、前記フランジを一緒に連結するための連結レバー
    (34aないし34d)をさらに備え、 該連結レバーが、相補的な形状部分(42aないし42
    d、44a、44b、48)が協働することにより前記
    レバーの第二の端部(36B)が前記接続フランジ(2
    4、26)に取り付けられるところの取り付け位置と、
    前記第二の端部(36B)が解放されるところの解放位
    置との間にて枢動可能とされており、 前記レバーの前記第二の端部(36B)を前記取り付け
    位置にて不動状態とするための不動手段(100ないし
    104)をさらに備え、 該不動手段(100ないし104)は、前記フランジ
    (24、26、38)が一緒に連結された場合であって
    これらフランジを偶発的に非係合状態とする傾向のトル
    クが加えられるときにのみ作動されるようになされてい
    る、 自動車用シートのヒンジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヒンジにおいて、前記
    不動手段は、前記支持フランジ(38)に、および前記
    連結レバーの前記第二の端部(36B)に、それぞれ設
    けられた相補的な2つの、不動作用を行うための傾斜部
    分(100、102)を備えており、前記連結レバーが
    前記取り付け位置にあるとき、前記傾斜部分(100、
    102)は互いに分離されるようになされており、前記
    不動手段がさらに、前記支持フランジ(38)に設けら
    れた弱体化領域(104)を備えており、該弱体化領域
    (104)は、前記フランジ(24、26、38)が偶
    発的なトルクを受けたときに変形することにより、前記
    傾斜部分(100、102)が互いに接触し且つ協働し
    て前記連結レバー(34aないし34d)の前記第二の
    端部(36B)を前記接続フランジ(24、26)に取
    り付けられた位置にて不動状態とするまで、前記連結レ
    バー(34aないし34d)を前記支持フランジ(3
    8)に相対的に移動可能とするようになされている、ヒ
    ンジ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のヒンジにおいて、前記
    連結レバー(34aないし34d)の枢動軸線が、前記
    支持フランジ(38)の枢動スロット(L)内を枢動す
    る、前記連結レバーの前記第一の端部(36A)に設け
    られた枢動部(P)によって画成されており、 前記弱体化領域が、前記支持フランジ(38)の一部分
    (104)を含んでおり、該一部分(104)は、前記
    枢動スロット(L)と該枢動スロット(L)付近にて前
    記支持フランジ(38)に設けられた弱体化スロット
    (106)との間と、前記枢動スロット(L)と前記支
    持フランジ(38)に設けた前記傾斜部分(100)と
    の間とに延びている、ヒンジ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のヒンジにおいて、前記
    連結レバー(34aないし34d)が全体として円弧状
    をしており、前記連結レバーの内側輪郭部分が、前記連
    結レバーを弱体化させるための切欠き(108)を有し
    ており、 これにより、前記傾斜部分(100、102)が偶発的
    なトルクにより互いに協働するとき、前記連結レバー
    (34aないし34d)がその曲率を変化させることに
    より変形せしめられるようになされている、ヒンジ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のヒンジにおいて、前記
    背もたれ部または座部に接続するためのもう一つの接続
    フランジ(26、24)と、前記支持フランジ(38)
    を前記もう一つのフランジに接続させるための少なくと
    も一つの別の連結レバー(34aないし34d)とをさ
    らに備え、 前記支持フランジ(38)が、2つの前記接続フランジ
    (24、26)の間に収容されており、 2つの前記連結レバー(32aないし34d)が前記支
    持フランジ(38)の両側の2つの面(38A、38
    B)にてそれぞれヒンジ止めされている、ヒンジ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のヒンジにおいて、前記
    2つの接続フランジ(24、26)は、前記座部(A)
    および前記背もたれ部(D)にそれぞれ固定されるよう
    になされており、 前記連結レバー(34aないし34d)を一つの休止形
    態と代替的な2つの作用可能形態とのいずれかをとるよ
    うに操作するための操作手段をさらに備えており、 前記休止形態においては、全ての連結レバー(34aな
    いし34d)が、対応する前記接続フランジ(24、2
    6)に取り付けられて該接続フランジを一緒に連結し、
    前記背もたれ部を前記座部に対して不動状態とし、 前記代替的な2つの作用可能形態においては、前記連結
    レバー(34aないし34d)の一つのみが、対応する
    前記接続フランジ(24、26)に取り付けられ、前記
    背もたれ部の傾斜角度を調節可能にするか、または、該
    背もたれ部を一時的に前方へ折り畳み可能とするように
    なされている、ヒンジ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のヒンジにおいて、前記
    接続フランジ(24、26)のそれぞれに対して関連づ
    けられ且つ前記ヒンジ軸線(X)に関して実質的に対称
    に配置された1対の連結レバー(34aないし34d)
    を備え、 全部で4つの前記連結レバー(34aないし34d)
    が、前記支持フランジ(38)の前記両側の2つの面
    (38A、38B)に対して交互に配置されるようにし
    て、前記ヒンジ軸線(X)に沿ってオフセットされた該
    支持フランジのセクタ部分(40aないし40d)にヒ
    ンジ止めされており、 前記支持フランジ(38)に設けられた、前記不動手段
    である傾斜部分(100)のそれぞれが、相補的な不動
    手段である傾斜部分(102)が設けられた前記連結レ
    バー(34aないし34d)がヒンジ止めされた1つセ
    クタ部分(40aないし40d)に隣接する、前記支持
    フランジ(38)のセクタ部分(40aないし40d)
    上にある、ヒンジ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載のヒンジ
    (20)を少なくとも1つ備える、自動車用シート。
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