JPH1155922A - ブラシレスオルタネータ用界磁コイルのボビン装置およびその組立方法 - Google Patents

ブラシレスオルタネータ用界磁コイルのボビン装置およびその組立方法

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JPH1155922A
JPH1155922A JP9204722A JP20472297A JPH1155922A JP H1155922 A JPH1155922 A JP H1155922A JP 9204722 A JP9204722 A JP 9204722A JP 20472297 A JP20472297 A JP 20472297A JP H1155922 A JPH1155922 A JP H1155922A
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field coil
iron core
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cylindrical portion
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健太 小嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボビンの直径を小さくすることができ、また
テープを巻回することが必要なく、さらに作製容易なブ
ラシレスオルタネータの界磁コイルのボビン装置を得る
ことが課題である。 【解決手段】 肉厚リング状の鉄心13と、鉄心13と
同じ内径の穴を有し鉄心13の端面に軸芯を同一にして
端部を突き当てられ突き合わせ接続手段によって接続さ
れた薄肉の円筒部14aおよび円筒部14aの反対側に
形成された半径方向外方に広がる鍔部14bとからなる
プレート14と、鉄心13とプレート14の間に配置さ
れ界磁コイルを絶縁して収納する樹脂製のボビン15と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブラシレスオルタ
ネータの界磁コイルを保持するボビン装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の車両用ブラシレスオルタ
ネータの軸方向断面を示す図である。図14は従来のボ
ビン装置の鉄心の上面図である。図15は図14のXV-X
V線に沿う矢視断面図である。図16は従来のボビン装
置のプレートの上面図である。図17は図16のXVII-X
VII線に沿う矢視断面図である。図18は従来のボビン
装置のボビンの上面図である。図19は図18のXIX-XI
X線に沿う矢視断面図である。図20はボビンの裏面図
である。図21は鉄心とプレートがスポット溶接により
接続される様子を示すボビン装置の要部断面図である。
【0003】図13において、ブラシレスオルタネータ
1においては、回転界磁式のブラシ付きオルタネータと
異なり、界磁コイル2は非回転であり、界磁コイル2を
保持するボビン装置6は、オルタネータのリアブラケッ
ト7に固定されている。N極ロータコア8およびS極ロ
ータコア9は軸10と共に回転する。
【0004】ボビン装置6は、磁気回路を形成する界磁
鉄心である概略円筒状の鉄心3と、鉄心3にスポット溶
接にて接続された、薄肉のプレート4と、鉄心3とプレ
ート4の間に配置され、界磁コイル2を収納する樹脂製
のボビン5とから構成されている。
【0005】鉄心3は、図14および図15に示される
ように、厚肉円筒状の肉厚部3aと、肉厚部3aの最小
半径部分に円周に沿って突設された薄肉部3bとから形
成されている。鉄心3は、丸棒鋼材から旋削加工されて
作製されている。一方、プレート4は、軟鋼板からプレ
ス成形されて作製され、図16および図17に示される
ように、円筒状の円筒部4aと、円筒部4aの一端に半
径方向外方に広がって形成された鍔部4bとから構成さ
れている。鍔部4bの外周には、後で述べるボビン5の
位置決めおよび回り止めの突起が係合する切り欠き4c
が形成されている。
【0006】ボビン5は、図18乃至図20に示される
ように、概略糸巻き状をなし、円筒状の円筒部5aと、
円筒部5aの両端に形成された鍔部5b,5cとから形
成され、一側の鍔部5cの外側には、回り止めとしてプ
レート4の切り欠き4cに係合する突部5dが形成され
ている。一方反対側の鍔部5bの外周部には、回り止め
兼電線の引き出し口として中心に貫通穴を有する突部5
eが形成されている。さらにまた、円筒部5aには、円
周に沿って90度毎に、4個の貫通穴5fが穿孔されて
いる。貫通穴5fは、鉄心3とプレート4がスポット溶
接により接続される際、電極が通るために形成された穴
である。
【0007】このように構成された従来のボビン装置6
の組み立ては、まずボビン5にプレート4の円筒部4a
が挿入され突部5dと切り欠き4cが係合されて位置決
めされる。次いで、円筒部4aの鍔部4bと反対側の端
部が、鉄心3の薄肉部3bに装着され図21の矢印で示
されるように、ボビン5側と薄肉部3bの内周側とに配
置された一対の電極によって、薄肉部3bと円筒部4a
が挟まれて、スポット溶接されて、鉄心3とプレート4
とが接続される。その後、界磁コイル2の短絡防止のた
め、貫通穴5fを塞ぐ目的で、ボビン5の円筒部5aに
図示しないテープが巻回される。
【0008】このように構成された従来のボビン装置6
においては、ボビン装置6のボビン5に界磁コイル2が
巻回され、ブラシレスオルタネータ1のリアブラケット
7に固定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に界磁コイル2の
巻回径は、小さくされればされるほど、同じ巻回回数で
も、銅線の長さを短くできるので、材料を節約すること
ができコストダウンすることができる。したがって、ボ
ビン5の円筒部5aの直径は、小さい程有効である。し
かしながら、上記従来のボビン装置6は、スポット溶接
を行うために、鉄心3に薄肉部3bが必要なため、薄肉
部3bの厚さだけ、ボビン5の円筒部5aの直径が大き
くなってしまっていた。また、薄肉部3bは、軸方向に
所定の長さが必要でかつ正確な円筒面である必要があ
り、さらにその厚さが薄いので、鉄心3は旋削加工によ
って作製され、またその旋削加工は丸棒鋼材から不要な
部分を削り落とされて薄肉部3bが形成されるので、旋
削される部分が多く材料と時間の無駄が多かった。さら
に、鉄心3とプレート4を接続後、界磁コイル2を巻回
する為、作業性が悪かった。
【0010】また、スポット溶接がされるためにボビン
5に貫通穴5fが必要であり、さらに貫通穴5fを塞ぐ
ために、テープが巻回されることが必要であった。
【0011】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、ボビンの直径を小さくすることがで
き、またテープを巻回することが必要なく、さらに作製
容易なブラシレスオルタネータ用界磁コイルのボビン装
置およびその組立方法を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のブラシレスオ
ルタネータ用界磁コイルのボビン装置においては、肉厚
リング状の鉄心と、鉄心の中心穴と同じ内径の穴を有す
る薄肉の円筒状をなし鉄心の一側端面に軸芯を同一にし
て一側端部を突き合わせ接続手段によって接続された円
筒部および円筒部の他側の端部から半径方向外方に延設
された鍔部を有するプレートと、鉄心の一側端面とプレ
ートの外周面とにより形成された空間に配置され界磁コ
イルを絶縁して収納する樹脂製のボビンとを備えてい
る。
【0013】請求項2のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、鉄心は、円筒部が接続
される側の端面に同心円状の係合部を有し、円筒部は係
合部に一側端部を係合させて、突き合わせ接続手段によ
って接続される。
【0014】請求項3のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ接続手段
は、突き合わせ溶接である。
【0015】請求項4のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ溶接は、プ
ロジェクション溶接である。
【0016】請求項5のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ溶接は、ビ
ーム溶接である。
【0017】請求項6のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ接続手段
は、接着剤である。
【0018】請求項7のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置の組立方法においては、薄肉の円筒
部および円筒部の一側の端部から半径方向外方に延設さ
れた鍔部からなるプレートに、円筒部と概略同じ長さの
糸巻き状のボビンを鍔部と反対方向から装着する工程
と、プレートの鍔部と反対側の端部を肉厚リング状の鉄
心の端面に突き当てて突き合わせ接続手段によって接続
する工程とを備えている。
【0019】請求項8のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置の組立方法においては、突き合わせ
接続手段は、突き合わせ溶接である。
【0020】請求項9のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置の組立方法においては、突き合わせ
接続手段は、接着剤である。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の車両用ブラシレスオルタ
ネータの要部断面図である。図2は本発明のボビン装置
の鉄心の上面図である。図3は図2のIII-III線に沿う
矢視断面図である。図4は鉄心の裏面図である。図5は
図2のV-V線に沿う矢視断面図である。図6は図4のVI-
VI線に沿う矢視断面図である。図7は本発明のボビン装
置のプレートの上面図である。図8は図7のVIII-VIII
線に沿う矢視断面図である。図9は本発明のボビン装置
のボビンの上面図である。図10は図9のX-X線に沿う
矢視断面図である。図11はボビンの裏面図である。図
12は本発明のボビン装置の要部断面図である。
【0022】図1において、本実施の形態のブラシレス
オルタネータ11においては、界磁コイル2は、ボビン
装置16に支持されて、オルタネータのリアブラケット
7に固定されている。また、N極ロータコア8およびS
極ロータコア9は、従来と同じように軸10と共に回転
する。ボビン装置16は、磁気回路を形成する界磁鉄心
である肉厚リング状の鉄心13と、鉄心13に突き合わ
せ接続手段であるプロジェクション溶接にて接続された
薄肉のプレート14と、鉄心13とプレート14の間に
配置され、界磁コイル2を収納する樹脂製のボビン15
から構成されている。
【0023】図2乃至図6において、本実施の形態の鉄
心13は、中心穴13aを有する肉厚リング状を成し、
周方向に等間隔に3個の締着穴13bが中心軸と平行に
穿孔されている。また、周辺部の所定の位置には、電線
が通される貫通穴13cが2個穿孔されている。また、
他側の端面には、中心穴13aの周縁に沿って係合部で
ある段部13eが形成され、さらに端面の外周部には、
所定の角度だけ離れて2個の切り欠き13fが形成され
ている。鉄心13は、肉厚リング状の鍛造部材から、段
部13eの部分が旋削加工により形成され、所定の位置
に締着穴13bや貫通穴13cが穿孔されて作製されて
いる。
【0024】図7および図8において、本実施の形態の
プレート14は、軟鋼板がプレス成形されて作製され、
鉄心13の中心穴13aと同じ内径の穴を有する円筒状
の円筒部14aと、円筒部14aの一端に半径方向外方
に広がって形成された鍔部14bとから構成されてい
る。円筒部14aの鍔部14bと反対側の端部には、プ
ロジェクション溶接時に電力集中が行われるように、周
方向に90°毎離れた4箇所に、各々4個の三角形状の
突起14cが形成されている。
【0025】図9乃至図11において、本実施の形態の
ボビン15は、樹脂によって作製され、概略糸巻き状を
なし、円筒状の円筒部15aと、円筒部15aの両端に
形成された円盤状の鍔部15b,15cとから形成され
ている。円筒部15aの内径は、プレート14の円筒部
14aの外径とほとんど同じであり、また円筒部15a
の軸方向の長さは、円筒部14aの軸方向の長さと概略
同じである。一方、鍔部15cの半径方向の長さは、プ
レート14の鍔部14bの半径方向の長さと概略同じで
ある。一側の鍔部15bの外側においては、外周部に、
回り止めとして鉄心13の切り欠き13fに係合する2
個の突起15dと、回り止め兼電線の引き出し口として
中心に貫通穴を有し鉄心13の貫通穴13cを貫通する
突部15eが形成されている。一方、内周部には、円周
に沿ってリング状に突設された環状突起15fが形成さ
ている。
【0026】このように構成されたボビン装置16の組
み立ては、まずボビン15に磁界コイル2が巻回され
る。次いで、ボビン15にプレート14の円筒部14a
が挿入される。このとき、プレート14とボビン15と
は、特別に位置決めされることはない。次いで、図12
に示されるように、プレート14の鍔部14bと反対側
の端部が、鉄心13の端面に突き当てられる。このと
き、ボビン15の突起15dが鉄心13の切り欠き13
fに係合され位置決めされ、またボビン15の環状突起
15fおよびプレート14の円筒部14aの端部は、重
なった状態で鉄心13の係合部である段部13eに係合
する。そして、プレート14は、鉄心13に向かって軸
方向に押圧される。これにより、プレート14の突起1
4cの先端が加圧される。この状態で、鉄心13とプレ
ート14の所定の位置に電極が接続され高電圧がかけら
れプロジェクション溶接が行われる。これにより、突起
14cの部分に高電流が流れ、抵抗熱が発生し突起14
cが溶け、プレート14の端部が鉄心13に溶着され
る。
【0027】尚、プレート14の円筒部14aの接続端
と重なるボビン15の環状突起15fは、プロジェクシ
ョン溶接が行われる際、鉄心13の係合部である段部1
3eに係合し、半径方向の位置決めをすると共に、プレ
ート14と鉄心13との絶縁を確実とし、突起14cの
部分に電力集中させる手助けをする。さらに、環状突起
15fは、ボビン装置16の組み立てが完了した際に
は、ボビン15の半径方向の移動を抑制する働きをす
る。
【0028】このように構成されたブラシレスオルタネ
ータ用界磁コイルのボビン装置においては、鉄心13に
従来のような薄肉部がなく、プレート14の端部は、鉄
心13に突き当てられてプロジェクション溶接されるの
で、プレート14の円筒部14aの外径を従来より小さ
くすることができ、そのため、プレート14の外周に配
置されるボビン15の円筒部15aの外径も小さくする
ことができ、ボビン15に巻回される界磁コイル2の巻
回径を小さくすることができるので、界磁コイル2の銅
線を節約することができる。
【0029】また鉄心13は、従来のような薄肉部がな
くなった為に鍛造によって作製することができ、切削す
る部分は係合部となる段部13e部分だけとなるので、
コストダウンすることができる。
【0030】また、ボビン15にスポット溶接の電極が
通過するための穴が形成されないので、テープが巻回さ
れる必要がなく、部品点数が減り、しかも組み立て工程
も削減される。
【0031】さらにまた、従来ボビン装置6において
は、組み立てが終わった後にボビン5に界磁コイル2が
巻回されていたが、本実施の形態のボビン装置16にお
いては、ボビン装置16を組み立てる前にボビン15に
界磁コイル2が巻回されることができる。ボビン装置6
よりもボビン15単体の重さが軽いので、従来のように
ボビン装置6に界磁コイル2を巻回するよりも、本実施
の形態のようにボビン15に界磁コイル2を巻回する方
が作業が容易となる。
【0032】また、本実施の形態のボビン装置16は、
プレート14とボビン15との間には、位置決め係合部
がない。そのため、組み立て作業において、プレート1
4にボビン15を装着するとき、作業が容易となる。
【0033】尚、突起14cの設けられる箇所および個
数は、周方向に90°毎および各4個に限らず、接続強
度を満たすために必要に応じて増減される。
【0034】また、突き合わせ接続手段は、プロジェク
ション溶接に限らず、例えばビーム溶接等、薄板の端面
を対象物に溶接可能な突き合わせ溶接であれば良い。ビ
ーム溶接が用いられる場合は、円筒部14aの端部に突
起14cは必要なく、またビームを鉄心13の中心部か
ら接続部分に照射して溶接を行う。また、レーザ溶接を
用いなければ突起14cを形成する必要がないうえ、作
業時間を短縮することができる。さらに、他の溶接手段
としては、Tig溶接でも、上記ビーム溶接と同様に突
起14cを形成する必要がない。また、突き合わせ接続
手段は、このような溶接に限らず、例えば強力な接着剤
でも良い。接着剤が用いられる場合は、やはり円筒部1
4aの端部に突起14cは必要なく、係合部となる段部
13eに接着剤を塗布しておき、円筒部14aの端部を
突き当てた状態でこれを硬化させ接続を行う。
【0035】
【発明の効果】請求項1のブラシレスオルタネータ用界
磁コイルのボビン装置においては、肉厚リング状の鉄心
と、鉄心の中心穴と同じ内径の穴を有する薄肉の円筒状
をなし鉄心の一側端面に軸芯を同一にして一側端部を突
き合わせ接続手段によって接続された円筒部および円筒
部の他側の端部から半径方向外方に延設された鍔部を有
するプレートと、鉄心の一側端面とプレートの外周面と
により形成された空間に配置され界磁コイルを絶縁して
収納する樹脂製のボビンとを備えている。そのため、鉄
心に従来のような薄肉部を設ける必要がなく、ボビンの
外径を小さくすることができ、ボビンに巻回される界磁
コイルの巻回径を小さくすることができるので界磁コイ
ルの銅線を節約することができる。
【0036】さらに、鉄心は、従来のような薄肉部がな
くなった為に鍛造によって作製することができ、切削す
る部分はプロジェクション溶接が行われる一部分だけと
なるので、コストダウンすることができる。さらにま
た、ボビンにスポット溶接の電極が通過するための穴が
形成されないので、テープが巻回される必要がなく、部
品点数が減り、しかも組み立て工程も削減される。ま
た、ボビン単体に界磁コイルを巻回することができ作業
が容易となる。
【0037】請求項2のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、鉄心は、円筒部が接続
される側の端面に同心円状の係合部を有し、円筒部は係
合部に一側端部を係合させて、突き合わせ接続手段によ
って接続される。そのため、位置決めが確実となり、接
続作業が容易となる。
【0038】請求項3のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ接続手段
は、突き合わせ溶接である。そのため、接続が確実とな
る。
【0039】請求項4のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ溶接は、プ
ロジェクション溶接である。そのため、鉄心およびプレ
ートの適当な位置に電極を接続することで、溶接が可能
なので、溶接装置が大掛かりとなることがなく、作業性
の自由度が高い。
【0040】請求項5のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ溶接は、ビ
ーム溶接である。そのため、プレートの端面に突起を設
ける必要がなく、溶接部分を周方向に適宜加減すること
ができ、溶接量の自由度が高い。
【0041】請求項6のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置においては、突き合わせ接続手段
は、接着剤である。そのため、例えば溶接装置が必要な
く、接続が容易である。
【0042】請求項7のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置の組立方法においては、薄肉の円筒
部および円筒部の一側の端部から半径方向外方に延設さ
れた鍔部からなるプレートに、円筒部と概略同じ長さの
糸巻き状のボビンを鍔部と反対方向から装着する工程
と、プレートの鍔部と反対側の端部を肉厚リング状の鉄
心の端面に突き当てて突き合わせ接続手段によって接続
する工程とを備えている。そのため、プレートにボビン
を装着する際、位置決めしないので作業が容易となる。
また、あらかじめボビンに界磁コイルを巻回することが
でき作業が容易となる。
【0043】請求項8のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置の組立方法においては、突き合わせ
接続手段は、突き合わせ溶接である。そのため、接続が
確実となり作業性が良い。
【0044】請求項9のブラシレスオルタネータ用界磁
コイルのボビン装置の組立方法においては、突き合わせ
接続手段は、接着剤である。そのため、作業が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用ブラシレスオルタネータの要
部断面図である。
【図2】 本発明のボビン装置の鉄心の上面図である。
【図3】 図2のIII-III線に沿う矢視断面図である。
【図4】 本発明のボビン装置の鉄心の裏面図である。
【図5】 図2のV-V線に沿う矢視断面図である。
【図6】 図4のVI-VI線に沿う矢視断面図である。
【図7】 図7は本発明のボビン装置のプレートの上面
図である。
【図8】 図7のVIII-VIII線に沿う矢視断面図であ
る。
【図9】 本発明のボビン装置のボビンの上面図であ
る。
【図10】 図9のX-X線に沿う矢視断面図である。
【図11】 本発明のボビン装置のボビンの裏面図であ
る。
【図12】 本発明のボビン装置の要部断面図である。
【図13】 従来の車両用ブラシレスオルタネータの軸
方向断面を示す図である。
【図14】 従来のボビン装置の鉄心の上面図である。
【図15】 図14のXV-XV線に沿う矢視断面図であ
る。
【図16】 従来のボビン装置のプレートの上面図であ
る。
【図17】 図16のXVII-XVII線に沿う矢視断面図で
ある。
【図18】 従来のボビン装置のボビンの上面図であ
る。
【図19】 図18のXIX-XIX線に沿う矢視断面図であ
る。
【図20】 従来のボビン装置のボビンの裏面図であ
る。
【図21】 鉄心とプレートがスポット溶接により接続
される様子を示すボビン装置の要部断面図である。
【符号の説明】
13 鉄心、13e 段部(係合部)、14 プレー
ト、14a 円筒部、14b 鍔部、15 ボビン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚リング状の鉄心と、 上記鉄心の中心穴と同じ内径の穴を有する薄肉の円筒状
    をなし上記鉄心の一側端面に軸芯を同一にして一側端部
    を突き合わせ接続手段によって接続された円筒部および
    該円筒部の他側の端部から半径方向外方に延設された鍔
    部を有するプレートと、 上記鉄心の一側端面と上記プレートの外周面とにより形
    成された空間に配置され界磁コイルを絶縁して収納する
    樹脂製のボビンとを備えたことを特徴とするブラシレス
    オルタネータ用界磁コイルのボビン装置。
  2. 【請求項2】 鉄心は、円筒部が接続される側の端面に
    同心円状の係合部を有し、円筒部は該係合部に一側端部
    を係合させて、突き合わせ接続手段によって接続される
    ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスオルタネー
    タ用界磁コイルのボビン装置。
  3. 【請求項3】 突き合わせ接続手段は、突き合わせ溶接
    であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ブラシレスオルタネータ用界磁コイルのボビン装置。
  4. 【請求項4】 突き合わせ溶接は、プロジェクション溶
    接であることを特徴とする請求項3記載のブラシレスオ
    ルタネータ用界磁コイルのボビン装置。
  5. 【請求項5】 突き合わせ溶接は、ビーム溶接であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のブラシレスオルタネータ
    用界磁コイルのボビン装置。
  6. 【請求項6】 突き合わせ接続手段は、接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のブラシレ
    スオルタネータ用界磁コイルのボビン装置。
  7. 【請求項7】 薄肉の円筒部および該円筒部の一側の端
    部から半径方向外方に延設された鍔部からなるプレート
    に、該円筒部と概略同じ長さの糸巻き状のボビンを該鍔
    部と反対方向から装着する工程と、 上記プレートの上記鍔部と反対側の端部を肉厚リング状
    の鉄心の端面に突き当てて突き合わせ接続手段によって
    接続する工程とを備えたことを特徴とするブラシレスオ
    ルタネータ用界磁コイルのボビン装置の組立方法。
  8. 【請求項8】 突き合わせ接続手段は、突き合わせ溶接
    であることを特徴とする請求項7記載のブラシレスオル
    タネータ用界磁コイルのボビン装置の組立方法。
  9. 【請求項9】 突き合わせ接続手段は、接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項7記載のブラシレスオルタネータ
    用界磁コイルのボビン装置の組立方法。
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