JP2022025831A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの細径化を図っても、部材同士を固定する溶接部の強度を確保することが可能なモータを提供すること。【解決手段】本例のモータ1は、回転軸21を備えたロータ2と、ロータ2の径方向の外側に配置された筒状のステータ3と、を有する。モータ1は、ステータ3の出力側L1の環状板部32Aに重ねて配置された第1端板4と、ステータ3と第1端板4とを周方向で離間する箇所で固定する複数の溶接部8と、を有する。複数の溶接部8の少なくとも一部溶接部8は、第1溶接痕81と、第1溶接痕81と一部が重なる第2溶接痕82とを周方向でずれた位置に備えている。したがって、第1溶接痕81と第2溶接痕82とを重ねているので、ステータ3と第1端板4とを固定する溶接部8の強度を高めることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
特許文献1には、小型のモータが記載されている。同文献のモータは、回転軸を備えたロータと、ロータの径方向の外側に配置された筒状のステータとを備える。ステータの一方側の端部には、プレートが配置されており、ステータとプレートとは、溶接部により固定されている。溶接部は、周方向に一定の間隔で複数設けられている。溶接部は、レーザー溶接で形成されている。
特開2006-254663号公報
ここで、小型のモータの直径が小さくなると、溶接が可能な箇所が小さくなる。この場合、レーザー溶接で形成される溶接部の大きさは小さくなる。このため、モータの外形によっては、周方向に一定の間隔で複数の溶接部をモータに設けることができず、形成される溶接部の大きさも小さくなるので、部材同士を固定する溶接部の強度を確保することが困難となる。
そこで、本発明の課題は、モータの細径化を図っても、部材同士を固定する溶接部の強度を確保することが可能なモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のモータは、回転軸を備えたロータと、前記ロータの径方向の外側に配置された筒状のステータと、前記ステータのモータ軸線方向の一方側の端部に重ねて配置された端板と、前記ステータと前記端板とを周方向で離間する箇所で固定する複数の溶接部と、を有し、前記複数の溶接部の少なくとも一部の溶接部は、第1溶接痕と、前記第1溶接痕と一部が重なる第2溶接痕とを周方向でずれた位置に備えていることを特徴とする。
本発明では、複数の溶接部の少なくとも一部の溶接部は、第1溶接痕と、第1溶接痕と一部が重なる第2溶接痕とを周方向でずれた位置に備えている。このため、第1溶接痕と第2溶接痕とを周方向で隣接して配置できない場合であっても、第1溶接痕と第2溶接痕とを重ねているので、ステータと端板とを固定する溶接部の強度を高めることができる。また、第1溶接痕と第2溶接痕とが、それぞれ小さい溶接痕であっても、第1溶接痕と第2溶接痕とを重ねることにより、溶接部の強度を高めることができる。
本発明の別の形態のモータは、回転軸を備えたロータと、複数のケース部を備え、前記ロータの径方向の外側に配置された筒状のステータと、モータ軸線方向に重ねて配置された前記複数のケース部同士を周方向で離間する箇所で固定する複数の溶接部と、を有し、前記複数の溶接部の少なくとも一部の溶接部は、第1溶接痕と、前記第1溶接痕と一部が重なる第2溶接痕とを周方向でずれた位置に備えていることを特徴とする。
本発明では、複数の溶接部の少なくとも一部の溶接部は、第1溶接痕と、第1溶接痕と
一部が重なる第2溶接痕とを周方向でずれた位置に備えている。このため、第1溶接痕と第2溶接痕とを周方向で隣接して配置できない場合であっても、第1溶接痕と第2溶接痕とを重ねているので、ケース部同士を固定する溶接部の強度を高めることができる。また、第1溶接痕と第2溶接痕とが、それぞれ小さい溶接痕であっても、第1溶接痕と第2溶接痕とを重ねることにより、溶接部の強度を高めることができる。
本発明において、前記ステータは、前記端部から突出するケース部を備え、前記端部の厚さは、前記端板の厚さよりも厚いことが好ましい。このように構成すれば、レーザー溶接等により溶接部を形成する際に、環状板部に孔が開くことを抑制することができる。
本発明において、前記複数の溶接部は、前記端板の側面に配置されていることが好ましい。このように構成すれば、溶接部が端板のモータ軸線方向の一方側の端面より、モータ軸線方向の一方側に突出することを抑制することができる。よって、モータ1組み付ける際に、端板の端面を位置決め部とすることができる。
本発明において、前記ケース部は、前記軸線方向から見た場合、一対の円弧状の円弧板部分と、前記円弧板部分の端部同士を直線的に繋げる一対の平板部分とを備え、複数の溶接部分は円弧板部分に配置されていることが好ましい。このように構成すれば、レーザー溶接等する際に、モータをモータ軸線方向を中心として回転させることによって、レーザーの焦点距離を一定にした状態で溶接部を形成することができる。
本発明において、前記第1溶接痕と第2溶接痕とは、同じ大きさであり、前記第1溶接痕と第2溶接痕とは、30%以上50%以下の範囲で重なっていることが好ましい。ここで、本発明のモータは細径化が図られている。このため、第1溶接痕と第2溶接痕とが重なる範囲が30%より小さい場合、溶接部をモータに形成することが難しくなる。また、第1溶接痕と第2溶接痕とが重なる範囲が50%より大きい場合、溶接強度は却って低下する。よって、このように構成することで、第1溶接痕と第2溶接痕とを適切に重ねることができる。
本発明によれば、モータの細径化を図っても、部材同士を固定する溶接部の強度を確保することが可能なモータを提供することができる。
本発明に係るモータの斜視図である。 図1に示すモータを別の方向から見たときの斜視図である。 図1に示すモータの断面図である。 外ステータコアの斜視図である。 溶接方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用したモータ1を説明する。図1は、本発明に係るモータの斜視図である。図2は、図1に示すモータを別の方向から見たときの斜視図である。図3は、図1に示すモータの断面図である。図4は、外ステータコアの斜視図である。
(モータ1の全体構成)
図1、図2および図3に示すように、モータ1は、回転軸21の外周側に円筒状の磁石22を備えるロータ2と、複数のケース部34を備え、磁石22の径方向の外側に配置された筒状のステータ3と、を備える。回転軸21は、ステンレス、真鍮などの金属材料か
らなる。磁石22は、N極とS極とが交互に設けられている。
ここで、以下の説明では、回転軸21の中心軸に沿った方向を「モータ軸線方向L」とする。モータ軸線方向Lにおいて、一方側は、回転軸21がステータ3から突出する側であり、出力側L1とし、他方側は、回転軸21がステータ3から突出する側とは反対側であり、反出力側L2とする。また、以下の説明において、回転軸21を中心とする径方向および周方向を、単に「径方向」および「周方向」とする。
図1、図2および図3に示すように、モータ1は、ステータ3の出力側L1の端部に重ねて配置された第1端板4と、ステータ3の反出力側L2の端部に重ねて配置された第2端板5とを備える。モータ1は、ステータ3と第1端板4とを周方向で互いに離間する箇所で固定する複数の溶接部8を備える。モータ1は、モータ軸線方向Lに重ねて配置された複数のケース部34同士を周方向で互いに離間する箇所で固定する複数の溶接部9を備える。第1端板4は、金属製の板である。第1端板4は、モータ軸線方向Lから見た場合、円形状であり、ステータ3の外形より僅かに小さい。第1端板4の出力側L1の端面は、モータ1を組み付ける際の位置決め部として機能する。
第1端板4には、回転軸21を回転可能に支持する第1軸受6が保持されている。第1軸受6は、筒部61と、筒部61の出力側L1で拡径する大径部62とを備える。筒部61が第1端板4の貫通孔4aを貫通した状態で第1端板4の出力側L1の面に大径部62が当接している。第1軸受6は、筒部61の反出力側L2の端部に対するカシメ等により第1端板4に固定されている。本例では、磁石22と第1軸受6との間にワッシャ10が配置されている。
第2端板5は、金属製の板である。第2端板5は、モータ軸線方向Lから見た場合、円形状であり、ステータ3の外形より僅かに小さい。第2端板5は、溶接等により、ステータ3の反出力側L2の端部に固定されている。第2端板5には、回転軸21を回転可能に支持する第2軸受7が保持されている。第2軸受7は、筒部71と、筒部71の反出力側L2で拡径する大径部72とを備える。筒部71が第2端板5の貫通孔5aを貫通した状態で第2端板5の出力側L1の面に大径部72が当接している。第2軸受7は、筒部71の反出力側L2の端部に対するカシメ等により第2端板5に固定されている。本例では、磁石22と第2軸受7との間にワッシャ10が配置されている。
(ステータ3の構成)
図1、図2および図3に示すように、ステータ3は、外ステータコア31、コイル40が巻回されたコイルボビン50および内ステータコア36がモータ軸線方向Lに重ねられたステータ組30を2つ以上備える。本例では、ステータ3は、モータ軸線方向Lで隣り合う2つのステータ組30で構成されている。
本例のステータ3は、外径が5mm以下となるように細径化されている。よって、複数のステータ組30は、いずれも、外径が5mm以下である。また、ロータ2において、回転軸21の外形は1mm以下である。
2つのステータ組30は、一方がA相用であり、他方がB相用である。本例では、2つのステータ組30は、出力側L1に位置するA相用のステータ組30Aと、反出力側L2に位置するB相用のステータ組30Bとからなる。ステータ組30Aおよびステータ組30Bは、基本的な構造が同一であるが、ステータ組30Aおよびステータ組30Bを構成する外ステータコア、および内ステータコアの相対位置が逆となっている。
ステータ組30Aは、コイル40Aが巻回されたコイルボビン50Aと、コイルボビン
50Aに出力側L1から重なる外ステータコア31Aと、コイルボビン50Aと反出力側L2から重なる内ステータコア36Aとを備える。
図1、図2および図3に示すように、コイルボビン50Aは、樹脂製である。コイルボビン50Aは、胴部51Aと、胴部51Aの出力側L1の端部で径方向に突出するフランジ部52Aと、胴部51Aの反出力側L2の端部で径方向に突出するフランジ部53Aと、を備える。フランジ部53Aの外周側の端部には、端子台54Aが設けられている。端子台54Aには、金属製の端子ピン56Aが設けられている。端子ピン56Aは、インサート成形により、端子台54Aに一体となるように固定されている。フランジ部52Aとフランジ部53Aとの間において、胴部51Aの周りにコイル40Aが巻回されている。コイル40Aを構成する際、コイル線の端部は、端子ピン56Aに絡げられる。端子ピン56Aにコイル線が絡げられた後、半田付けを行うことにより、端子が構成される。
図1から図4に示すように、外ステータコア31Aは、コイルボビン50Aのフランジ部52Aに重なる端板としての環状板部32Aと、環状板部32Aの内周縁から反出力側L2に突出する極歯33Aと、環状板部32Aの外周縁から反出力側L2に突出するケース部34Aとを備える。環状板部32Aの厚みは、第1端板4の厚みより厚い。環状板部32Aは、モータ軸線方向Lから見た場合、一対の円弧部321と、一対の円弧部321の端部同士を直線的に繋げる直線部322とを備える。一対の円弧部321は、モータ軸線方向Lを中心とした円弧である。
ケース部34Aは、一対の円弧部321に繋がる一対の円弧板部分340と、一対の直線部322と繋がる一対の平板部分343とを備える。すなわち、一対の円弧板部分340は、モータ軸線方向Lから見た場合、円弧状であり、平板部分343は、直線状である。2つの円弧板部分340のうち、一方が第1円弧板部分341であり、他方が第2円弧板部分342である。
第1円弧板部分341には、開口部35Aが設けられている。開口部35Aは、第1円弧板部分341の中央部分において、第1円弧板部分341の出力側L1の端部から反出力側L2まで切りかかれるように形成されている。第1円弧板部分341は、開口部35Aが形成されることにより、2つの分割部分3411を備える。分割部分3411の周方向の幅は、開口部35Aの周方向の幅と比べて狭い。開口部35Aからは、端子台55Aおよび端子ピン56Aが径方向の外側に突出している。また、開口部35Aからは、コイル40Aの一部が露出している。
図3に示すように、内ステータコア36Aは、コイルボビン50Aのフランジ部53Aに重なる環状板部37Aと、環状板部37Aの内周縁から出力側L1に突出する極歯38Aとを備える。環状板部37Aの外周部は、ケース部34Aにより覆われている。極歯38Aは、胴部51Aの内側において、極歯33Aと周方向で交互に配置される。
図1、図2および図3に示すように、ステータ組30Bは、コイル40Bが巻回されたコイルボビン50Bと、コイルボビン50Bに反出力側L2から重なる外ステータコア31Bと、コイルボビン50Bと出力側L1から重なる内ステータコア36Bとを備える。
図1、図2および図3に示すように、コイルボビン50Bは、樹脂製である。コイルボビン50Bは、胴部51Bと、胴部51Bの出力側L1の端部で径方向に突出するフランジ部52Bと、胴部51Bの反出力側L2の端部で径方向に突出するフランジ部53Bと、を備える。フランジ部53Bの外周側の端部には、端子台54Bが設けられている。端子台54Bには、金属製の端子ピン56Bが設けられている。端子ピン56Bは、インサート成形により、端子台54Bに一体となるように固定されている。フランジ部52Bと
フランジ部53Bとの間において、胴部51Bの周りにコイル40Bが巻回されている。コイル40Bを構成する際、コイル線の端部は、端子ピン56Bに絡げられる。端子ピン56Bにコイル線が絡げられた後、半田付けを行うことにより、端子が構成される。
図1から図4に示すように、外ステータコア31Bは、コイルボビン50Bのフランジ部52Bに重なる端板としての環状板部32Bと、環状板部32Bの内周縁から出力側L1に突出する極歯33Bと、環状板部32Bの外周縁から出力側L1に突出するケース部34Bとを備える。環状板部32Bは、モータ軸線方向Lから見た場合、一対の円弧部321と、一対の円弧部321の端部同士を直線的に繋げる直線部322とを備える。ケース部34Bは、一対の円弧部321に繋がる一対の円弧板部分340と、一対の直線部322と繋がる一対の平板部分343とを備える。一対の円弧板部分340は、モータ軸線方向Lから見た場合、円弧状であり、平板部分343は、直線状である。2つの円弧板部分340のうち、一方が第1円弧板部分341であり、他方が第2円弧板部分342である。
第1円弧板部分341には、開口部35Bが設けられている。開口部35Bは、第1円弧板部分341の中央部分において、第1円弧板部分341の出力側L1の端部から反出力側L2まで切りかかれるように形成されている。第1円弧板部分341は、開口部35Bが形成されることにより、2つの分割部分3411を備える。分割部分3411の周方向の幅は、開口部35Aの周方向の幅と比べて狭い。開口部35Bからは、端子台55Bおよび端子ピン56Bが径方向の外側に突出している。また、開口部35Bからは、コイル40Bの一部が露出している。
図3に示すように、内ステータコア36Bは、コイルボビン50Bのフランジ部53Bに重なる環状板部37Bと、環状板部37Bの内周縁から反出力側L2に突出する極歯38Bとを備える。環状板部37Bの外周部は、ケース部34Bにより覆われている。極歯38Bは、胴部51Bの内側において、極歯33Aと周方向で交互に配置される。
(溶接部9の構成)
図1および図2に示すように、複数の溶接部9は、ステータ組30Aのケース部34Aの反出力側L2の端部およびステータ組30Bのケース部34Bの出力側L1の端部を固定する。本例では、溶接部9は、周方向で互いに離間する4箇所に設けられている。4つの溶接部9は、円弧板部分340において、モータ軸線方向Lに対して対称な位置に配置されている。より具体的には、溶接部9は、第1円弧板部分341の分割部分3411の位置に2箇所、分割部分3411とは反対側の第2円弧板部分342の位置に2箇所配置されている。
溶接部9は、第1溶接痕91と、第1溶接痕91と一部が重なる第2溶接痕92とを周方向でずれた位置に備える。第1溶接痕91と第2溶接痕92の大きさは略同一の大きさである。図1および図2に示すように、溶接部9の大きさは、分割部分3411の周方向の大きさより、僅かに小さい大きさである。すなわち、第1溶接痕91と第2溶接痕92とを重ねない場合は、溶接部9は、分割部分3411の周方向の大きさより大きくなる。本例では、第1溶接痕91と第2溶接痕92とは、30%以上50%以下の範囲で重なっている。
(溶接部8の構成)
図1および図2に示すように、溶接部8は、第1端板4と円弧板部分340との間に配置されている。より具体的には、溶接部8は、第1端板4の径方向の側面と円弧板部分340の径方向の側面に配置されている。また、溶接部8は、第1端板4の出力側L1の端面より、出力側L1に突出しないように形成されている。
本例の溶接部8は、周方向で互いに離間する4箇所に設けられている。4つの溶接部8は、第1端板4と円弧板部分340との間において、モータ軸線方向Lに対して対称な位置に配置されている。より具体的には、溶接部8は、第1円弧板部分341の分割部分3411の位置に2箇所、分割部分3411とは反対側の第2円弧板部分342の位置に2箇所配置されている。
溶接部8は、第1溶接痕81と一部が重なる第2溶接痕82とを周方向でずれた位置に備える。第1溶接痕81と第2溶接痕82の大きさは略同一の大きさである。図1および図2に示すように、溶接部8の大きさは、分割部分3411の周方向の大きさより、僅かに小さい大きさである。すなわち、第1溶接痕81と第2溶接痕82とを重ねない場合は、溶接部8は、分割部分3411の周方向の大きさより大きくなる。本例では、第1溶接痕81と第2溶接痕82とは、30%以上50%以下の範囲で重なっている。
(溶接方法)
溶接部8および溶接部9の溶接方法について、図面を参照して説明する。図5は、溶接方法を説明するための図である。図5に示すように、レーザー溶接機100は、モータ1の外周面に対してレーザーBを照射する。レーザー溶接機100からレーザーBが照射されることにより、溶接部8および溶接部9は形成される。このとき、モータ1は、レーザー溶接機100に対して、モータ軸線方向Lを中心として回転可能に保持されている。このため、溶接部8および溶接部9は円弧板部分340に形成されるので、例えば、1つの溶接部8を形成した後、モータ1全体を回転させて別の位置に溶接部8を形成する場合であっても、レーザーBの焦点距離を一定にすることができる。
(作用効果)
本例のモータ1は、回転軸21を備えたロータ2と、ロータ2の径方向の外側に配置された筒状のステータ3と、を有する。モータ1は、ステータ3の出力側L1の環状板部32Aに重ねて配置された第1端板4と、ステータ3と第1端板4とを周方向で離間する箇所で固定する複数の溶接部8と、を有する。複数の溶接部8の少なくとも一部溶接部8は、第1溶接痕81と、第1溶接痕81と一部が重なる第2溶接痕82とを周方向でずれた位置に備えている。本例では、第1溶接痕81と第2溶接痕82とを周方向で隣接して配置できない場合であっても、第1溶接痕81と第2溶接痕82とを重ねているので、ステータ3と第1端板4とを固定する溶接部8の強度を高めることができる。また、第1溶接痕81と第2溶接痕82とが、それぞれ小さい溶接部分であっても、第1溶接痕81と第2溶接痕82とを重ねることにより、溶接部8の強度を高めることができる。
本例のモータ1は、回転軸21を備えたロータ2と、複数のケース部34を備え、ロータ2の径方向の外側に配置された筒状のステータ3と、モータ軸線方向Lに重ねて配置された複数のケース部34同士を周方向で離間する箇所で固定する複数の溶接部9とを有し、複数の溶接部9の少なくとも一部の溶接部9は、第1溶接痕91と、第1溶接痕91と一部が重なる第2溶接痕92とを周方向でずれた位置に備えている。本例では、第1溶接痕91と第2溶接痕92とを周方向で隣接して配置できない場合であっても、第1溶接痕91と第2溶接痕92とを重ねているので、ステータ組30Aのケース部34Aとステータ組30Bのケース部34Bとを固定する溶接部9の強度を高めることができる。また、第1溶接痕91と第2溶接痕92とが、それぞれ小さい溶接部分であっても、第1溶接痕91と第2溶接痕92とを重ねることにより、溶接部9の強度を高めることができる。
本例では、ステータ3は、環状板部32Aから突出して内ステータコア36Aを径方向の外側で覆う位置まで延在した筒状のケース部34Aを備える。本例では、環状板部32Aの厚さは、第1端板4の厚さよりも厚い。このように構成すれば、レーザー溶接により
溶接部8を形成する際に、環状板部32Aに孔が開くことを抑制することができる。
本例では、複数の溶接部8は、第1端板4の径方向の側面に配置されている。このように構成すれば、溶接部8が第1端板4の出力側L1の端面より、出力側L1に突出することを抑制することができる。よって、モータ1を組み付ける際に、第1端板4の出力側L1の端面を位置決め部とすることができる。
本例では、ケース部34A、34Bは、モータ軸線方向Lから見た場合、一対の円弧状の円弧板部分340と、円弧板部分340の端部同士を直線的に繋げる一対の平板部分343とを備える。複数の溶接部8、9は円弧板部分340に配置されている。このように構成すれば、レーザー溶接する際に、モータ1をモータ軸線方向Lを中心として回転させることによって、レーザーBの焦点距離を一定にした状態で溶接部8、9を形成することができる。
本例では、第1溶接痕81と第2溶接痕82とは、同じ大きさであり、第1溶接痕81と第2溶接痕82とは、30%以上50%以下の範囲で重なっている。同様に、第1溶接痕91と第2溶接痕92とは、同じ大きさであり、第1溶接痕91と第2溶接痕92とは、30%以上50%以下の範囲で重なっている。ここで、本例のモータ1は外径が5mm以下の小型のモータであるので、第1溶接痕81、91と第2溶接痕82、92とが重なる範囲が30%より小さい場合、溶接部8、9をモータ1に形成することが難しくなる。また、第1溶接痕81、91と第2溶接痕82、92とが重なる範囲が50%より大きい場合、溶接強度は却って低下する。よって、このように構成することで、第1溶接痕81、91と第2溶接痕82、92とを適切に重ねることができる。
1…モータ、2…ロータ、3…ステータ、4…第1端板、4a…貫通孔、5…第2端板、5a…貫通孔、6…第1軸受、7…第2軸受、8…溶接部、9…溶接部、10…ワッシャ、21…回転軸、22…磁石、30…ステータ組、30A…ステータ組、30B…ステータ組、31…外ステータコア、31A…外ステータコア、31B…外ステータコア、32A…環状板部、32B…環状板部、33A…極歯、33B…極歯、34…ケース部、34A…ケース部、34B…ケース部、35A…開口部、35B…開口部、36…内ステータコア、36A…内ステータコア、36B…内ステータコア、37A…環状板部、37B…環状板部、38A…極歯、38B…極歯、40…コイル、40A…コイル、40B…コイル、50…コイルボビン、50A…コイルボビン、50B…コイルボビン、51A…胴部、51B…胴部、52A…フランジ部、52B…フランジ部、54A…端子台、54B…端子台、56A…端子ピン、56B…端子ピン、61…筒部、62…大径部、71…筒部、72…大径部、81…第1溶接痕、82…第2溶接痕、91…第1溶接痕、92…第2溶接痕、100…レーザー溶接機、321…円弧部、322…直線部、340…円弧板部分、341…第1円弧板部分、342…第2円弧板部分、343…平板部分、3411…分割部分、B…レーザー、L…モータ軸線方向、L1…出力側、L2…反出力側

Claims (6)

  1. 回転軸を備えたロータと、
    前記ロータの径方向の外側に配置された筒状のステータと、
    前記ステータのモータ軸線方向の一方側の端部に重ねて配置された端板と、
    前記ステータと前記端板とを周方向で離間する箇所で固定する複数の溶接部と、
    を有し、
    前記複数の溶接部の少なくとも一部の溶接部は、第1溶接痕と、前記第1溶接痕と一部が重なる第2溶接痕とを周方向でずれた位置に備えていることを特徴とするモータ。
  2. 回転軸を備えたロータと、
    複数のケース部を備え、前記ロータの径方向の外側に配置された筒状のステータと、
    モータ軸線方向に重ねて配置された前記複数のケース部同士を周方向で離間する箇所で固定する複数の溶接部と、
    を有し、
    前記複数の溶接部の少なくとも一部の溶接部は、第1溶接痕と、前記第1溶接痕と一部が重なる第2溶接痕とを周方向でずれた位置に備えていることを特徴とするモータ。
  3. 前記ステータは、前記端部から突出するケース部を備え、
    前記端部の厚さは、前記端板の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  4. 前記複数の溶接部は、前記端板の側面に配置されている請求項3に記載のモータ。
  5. 前記ケース部は、前記軸線方向から見た場合、一対の円弧状の円弧板部分と、前記円弧板部分の端部同士を直線的に繋げる一対の平板部分とを備え、
    複数の溶接部分は円弧板部分に配置されていることを特徴とする請求項2から4のうち何れか一項に記載のモータ。
  6. 前記第1溶接痕と第2溶接痕とは、同じ大きさであり、
    前記第1溶接痕と第2溶接痕とは、30%以上50%以下の範囲で重なっていることを特徴とする請求項1から5のうち何れか一項に記載のモータ。
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