JPH1155818A - 閉鎖配電盤のシャッタ装置 - Google Patents

閉鎖配電盤のシャッタ装置

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JPH1155818A
JPH1155818A JP20197697A JP20197697A JPH1155818A JP H1155818 A JPH1155818 A JP H1155818A JP 20197697 A JP20197697 A JP 20197697A JP 20197697 A JP20197697 A JP 20197697A JP H1155818 A JPH1155818 A JP H1155818A
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JP
Japan
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shutter
link
circuit breaker
weight
disconnecting
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JP20197697A
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English (en)
Inventor
Masaaki Takeshita
昌昭 武下
Masaru Mihara
優 三原
Koichi Kurano
孝一 倉野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断路部を閉止するためのシャッタ板の引き上
げを付勢ばねを用いることなく実現し、長期に亘って所
定の引き上げ力を保ち、断路部の閉止不良の発生を確実
に防止する。 【解決手段】 遮断器1の移動により接離される断路部
22の前側に配したシャッタ板3a,3bを、この断路部22と
の接続のための遮断器1の押し込みに機械的に連繋して
押し下げるリンク機構4の一部に、その自重によりシャ
ッタ板3a,3bを引き上げの方向に付勢する重錘としての
下行リンク42を備えた構成とする。遮断器1が引き出さ
れたとき、下行リンク42の自重によりリンク機構4を動
作させ、シャッタ板3a,3bを引き上げて断路部22を閉止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉鎖配電盤内に配
された遮断器等の電気機器の引出し時に、この引出しに
より断路される断路部を閉止するシャッタ装置に関し、
特に、シャッタ板の引き上げにより断路部を閉止する構
成としたシャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】閉鎖配電盤内に収納される遮断器は、そ
の保守、点検を容易化するため、夫々の収納室の前方か
らの押し込み及び引き出し操作により、収納室の背面に
設けた断路部に対して接離可能とした引出し形として構
成されることが多い。
【0003】このような引出し形の遮断器を備える閉鎖
配電盤においては、遮断器の引き出し時において前記断
路部の充電部位が外部に露出することを防ぐべく、前記
断路部の前面を覆うシャッタ板が設けられており、この
シャッタ板は、遮断器の引き出し又は押し込み操作に応
じて動作し、引き出し時に断路部を閉止し、押し込み時
に断路部を開放する構成となっている。
【0004】以上の如くシャッタ板を開閉動作させるた
めのシャッタ装置は、特開昭52-85342号公報、特開昭54
-71345号公報等に開示されている。シャッタ板により開
閉される断路部は、上下に所定の絶縁距離を隔てて配設
されており、特開昭52-85342号公報に開示されたシャッ
タ装置は、上下の断路部を開閉するシャッタ板が、その
開放時において両断路部間に集められる構成となってい
るのに対し、特開昭54-71345号公報に開示されたシャッ
タ装置は、上部のシャッタ板は引き上げにより、下部の
シャッタ板は押し下げにより夫々の断路部を開放する構
成となっており、上下の断路部間の離隔距離が短い場合
においても適用可能な後者の構成が多く採用されてい
る。
【0005】このようなシャッタ装置においては、上下
のシャッタ板の夫々に対し、これらの引き上げ及び押し
下げ操作のためのリンク機構を構成し、断路部の接続の
ために遮断器が押し込まれたとき、この遮断器の一部と
の当接により生じる前記リンク機構の動作によりシャッ
タ板を移動させて断路部を開放する一方、断路部の遮断
のために遮断器が引き出されたとき、前記当接の解除に
伴う前記リンク機構の動作によりシャッタ板を移動させ
て断路部を閉止するようにしてある。
【0006】ところで、下部の断路部を覆うシャッタ板
に前述した開閉動作を行わせるためには、遮断器の引き
出しに応じてシャッタ板を上方に引き上げる必要があ
り、従来においては、前記特開昭54-71345号公報に開示
されている如く、ばね力を利用してシャッタ板の引き上
げ力を得る構成が一般的に採用されている。
【0007】図5及び図6は、断路部の閉止時に引き上
げが必要なシャッタ板を備えるシャッタ装置の代表的な
構成を示す側面図である。図示の如く、引き出し形の遮
断器1は、台車10上に搭載され、該台車10と共に前後
(図における左右)に移動可能に遮断器室2に収納され
ている。遮断器室2の後壁20には、上下に所定の絶縁距
離を隔てて一対の断路部21,22が設けてあり、これらの
断路部21,22は、遮断器室2内において遮断器1が、図
5に示す接続位置にまで押し込まれることにより、該遮
断器1の後面に突出する接触子11,12との係合により接
続され、図6に示す如く、遮断器1が断路位置にまで引
き出されることにより、前記接触子11,12の離脱により
断路されるようになっている。
【0008】下側の断路部22の前位置には、シャッタホ
ルダ30及び31が、各別のガイドピン23,23及びガイドピ
ン24,24に沿って上下動自在に前後に重ねて配してあ
り、これらの最下部には、夫々との対向側にシャッタ板
3a,3bが固設してあり、また中途部には、夫々との対向
側に向けて係合突起32,33が突設されている。
【0009】前部のシャッタホルダ30の上端は、上行リ
ンク40、揺動レバー41、及び下行リンク42を備えるリン
ク機構4により、遮断器1の移動経路の一側に配された
当接レバー5に連繋させてある。揺動レバー41は、その
中途部を支軸43により揺動自在に支持して前後方向に延
設してあり、上行リンク40は、揺動レバー41の後端と前
記シャッタホルダ30の上端とを連結しており、この連結
部と、上方に適長離隔した固定位置との間に引張ばねS
が架設してある。
【0010】当接レバー5は、その一端部に固設された
当接片50を支軸51により揺動自在に支持し、遮断器1の
移動経路の一側に前後方向に延設してあり、その後端
は、下行リンク42を介して揺動レバー41の前端に連結さ
れている。前記当接片50には、支軸51のやや後側に遮断
器1の移動経路に向けて当接ピン52が突設されており、
遮断器1の同側側面には、前記当接ピン52と上下位置を
合わせて押し板13が設けてある。
【0011】以上の如く構成されたシャッタ装置におい
て、図5に示す如く、遮断器1が接続位置にあるとき、
該遮断器1に設けられた押し板13が前記当接ピン52の下
側から当接し、該当接ピン52を上方に押し上げた状態と
なり、この押し上げにより当接レバー5が、支軸51回り
の揺動により後端を上向きとして傾倒し、リンク機構4
の揺動レバー41は、下行リンク42の連結部の押し上げに
より支軸43回りに揺動して上行リンク40の連結側を下と
して傾倒する。
【0012】これにより、上行リンク40の下端に連結さ
れたシャッタホルダ30が下方に移動し、これに固設され
たシャッタ3aは、他方のシャッタホルダ31に取り付けら
れたシャッタ板3bと前後に重なった状態で遮断器室2の
床面近傍に降下し、下部の断路部22は開放され、図示の
如く、遮断器1の後側に突設された接触子12との係合状
態が得られる。
【0013】このとき、上行リンク40と揺動レバー41と
の連結部に下端を接続された引張ばねSは、揺動レバー
41の前述した傾倒によって伸長せしめられた状態とな
り、そのばね力により上行リンク40を引き上げる向きに
付勢している。
【0014】この状態において遮断器1が、図6に示す
如く断路位置にまで引き出された場合には、この引き出
しに伴って位置を変える押し板13と当接ピン52との当接
が解除され、該当接ピン52に押し上げ力が作用しなくな
る結果、前記引張ばねSのばね力により上行リンク40が
引き上げられ、シャッタホルダ30が上動して、該シャッ
タホルダ30に固設されたシャッタ板3aが引き上げられる
一方、所定長上動した位置にてシャッタホルダ30に突設
された係合突起32が他方のシャッタホルダ31の係合突起
33に当接し、該シャッタホルダ31と共に、これに固設さ
れたシャッタ板3bが前記シャッタ板3aと上下に位置ずれ
した状態にて引き上げられ、これらにより前記断路部22
の前側が覆われた状態となり、該断路部22が閉止され
る。
【0015】一方、前記揺動レバー41は、引張ばねSの
ばね力による後端部の引き上げにより支軸43回りに揺動
して、図示の如く、下行リンク42の連結部を下として傾
倒し、当接レバー5は、下行リンク42の連結部の押し下
げにより、後端を下向きとして支軸51回りに揺動し、こ
の揺動に伴って当接ピン52は、次なる遮断器1の押し込
みに際して前記押し板13との当接可能な位置に移動す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の如く
構成されたシャッタ装置においては、遮断器1が接続位
置に押し込まれた一般的な使用状態において、図5に示
す如く、シャッタ板3a,3bの引き上げのために設けた引
張ばねSが伸長状態にあり、長期に亘ってこの状態が継
続されることにより、前記引張ばねSが応力変形してそ
のばね力が徐々に弱まるという不具合があり、遮断器1
を引き出して実施される遮断器室2の内部点検に際し、
所定の引き上げ力が得られないことから、シャッタ板3
a,3bによる断路部22の閉止が確実に行えなくなるとい
う問題があった。
【0017】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、断路部を閉止するためのシャッタ板の引き上げ
を付勢ばねを用いることなく実現し、長期に亘って所定
の引き上げ力を保つことができ、断路部の閉止不良の発
生を確実に防止することができるシャッタ装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る閉
鎖配電盤のシャッタ装置は、断路部接続のための電気機
器の押し込みに連繋してシャッタを押し下げるリンク機
構に、引き上げの方向に付勢する重錘を設けたものであ
る。
【0019】本発明においては、収納室内での電気機器
の引出しにより拘束を解かれたリンク機構が、これの一
部に設けた重錘の自重の作用により動作し、シャッタ板
を引き上げて断路部を閉止する。また電気機器の押し込
みに連繋して、重錘の自重による付勢に抗してリンク機
構が動作し、シャッタ板を押し下げて断路部を開放す
る。
【0020】請求項2の発明に係る閉鎖配電盤のシャッ
タ装置は、リンク機構に含まれる下行リンクを重錘とし
て兼用したものである。
【0021】この発明においては、リンク機構を構成す
るリンク部材としての下行リンクの重量を大として、こ
の下行リンクの自重によりシャッタ板を引き上げの方向
に付勢する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1及び図2は、本発明に
係るシャッタ装置の構成を示す側面図である。図中1
は、引き出し形の電気機器としての遮断器1であり、該
遮断器1は、これを搭載する台車10共に前後(図におけ
る左右)方向への移動可能に遮断器室2に収納されてい
る。
【0023】遮断器室2の後壁20には、上下に所定の絶
縁距離を隔てて一対の断路部21,22が、接続用の開口を
前方に向けて設けてある。一方遮断器1の後面には、断
路部21,22の夫々と対応する位置に接触子11,12が突設
されており、前記断路部21,22は、図1に示す如く、遮
断器室2内において遮断器1が接続位置にまで押し込ま
れることにより、前記接触子11,12の夫々と係合して接
続され、また図2に示す如く、遮断器1が断路位置にま
で引き出されることにより、この引き出しに伴う前記接
触子11,12の離脱により断路されるようになっている。
【0024】下側の断路部22の前位置には、図5及び図
6に示す従来のシャッタ装置と同様に、一対のシャッタ
ホルダ30及び31が、各別のガイドピン23,23及びガイド
ピン24,24に沿って上下動自在に前後に重ねて配してあ
り、これらの最下部には夫々との対向側にシャッタ板3
a,3bが固設されている。またシャッタホルダ30,31の
中途部には、夫々との対向側に向けて係合突起32,33が
突設されている。
【0025】シャッタホルダ30,31のガイドとなるガイ
ドピン23,23及び24,24は、図示しない遮断器室2の側
板に上下に適長離隔して突設されており、前記シャッタ
ホルダ30,31は、夫々の長手方向に適長に亘って形成さ
れた各一対の長孔を前記ガイドピン23,23に嵌挿し、各
長孔の範囲内での上下動可能に支持されている。
【0026】また前記係合突起32,33は、シャッタホル
ダ30側の係合突起32を下とし、該シャッタホルダ30に固
設されたシャッタ板3aの高さ方向寸法よりもやや小さい
距離だけ上下に離隔して配してある。これらは、後述す
る如く行われるシャッタホルダ30の引き上げに伴って、
これと共に上動する係合突起32が他方のシャッタホルダ
31の係合突起33に当接することにより、該シャッタホル
ダ31に固設されたシャッタ板3bを引き上げる作用をなす
ものであり、両者の離隔距離を前述の如く設定すること
により、シャッタ板3aとシャッタ板3bとを、相互間にわ
ずかなオーバラップ部を有して上下に並べた状態で引き
上げることが可能としてある。
【0027】前部のシャッタホルダ30の上端は、図5,
図6に示す従来のシャッタ装置と同様、上行リンク40、
揺動レバー41、及び下行リンク42を備えるリンク機構4
により、遮断器1の移動経路の一側に配された当接レバ
ー5に連繋させてある。
【0028】揺動レバー41は、遮断器室2の側壁に内向
きに突設された略水平をなす支軸43によりその中途部を
揺動自在に支持し、シャッタホルダ30,31の配設位置の
十分に上方において前後方向に延設してあり、該揺動レ
バー41の後端は、短寸の上行リンク40を介してシャッタ
ホルダ30の上端に連結されている。
【0029】また当接レバー5は、その一端部に固設さ
れた矩形ブロック状の当接片50を備えており、遮断器室
2の側壁に内向きに突設された略水平な支軸51により、
前記当接片50の一部を揺動自在に支持し、揺動レバー41
よりも前位置の遮断器室2の床面近傍に、遮断器1の移
動経路の一側に面して前後方向に延設されている。前記
当接片50には、支軸51のやや後側に遮断器1の移動経路
に向けて当接ピン52が突設されており、遮断器1の同側
側面には、前記当接ピン52と上下位置を合わせて押し板
13が設けてある。
【0030】以上の如く配された当接レバー5の後端
は、長寸の下行リンク42を介して揺動レバー41の前端に
連結されている。この実施の形態において、前記下行リ
ンク42は、図面上でのサイズ比較により明らかな如く、
従来のそれよりも大サイズであり、重量を大としたもの
が用いられており、その重量により揺動レバー41の前端
を引下げ、該揺動レバー41の後端に上行リンク40を介し
て連結されたシャッタ板3a,3bを、夫々のシャッタホル
ダ30,31を含めて引き上げの方向に付勢する重錘として
の作用をなすようにしてある。
【0031】以上の如く構成されたシャッタ装置におい
て、図1に示す如く、遮断器1が接続位置にあるときに
は、図5に示す従来のシャッタ装置の場合と同様に、前
記遮断器1に設けられた押し板13が前記当接ピン52の下
側から当接し、該当接ピン52を上方に押し上げることと
なり、この押し上げにより当接レバー5が、支軸51回り
の揺動により後端を上向きとして傾倒し、リンク機構4
の揺動レバー41は、下行リンク42の連結側の押し上げに
より支軸43回りに揺動して、上行リンク40の連結側、即
ち、後側端部を下として傾倒する。
【0032】これにより、上行リンク40の下端に連結さ
れたシャッタホルダ30が下方に移動し、これに固設され
たシャッタ3aは、他方のシャッタホルダ31に取り付けら
れたシャッタ板3bと前後に重なった状態で遮断器室2の
床面近傍に降下し、下部の断路部22は開放され、図示の
如く、遮断器1の後側に突設された接触子12との係合状
態が得られる。
【0033】このとき揺動レバー41には、前述した如く
大重量を有する下行リンク42の自重が、これの連結側、
即ち、前端側を引き下げる向きに加わっており、該揺動
レバー41の後端に連結されたシャッタ板3aは、これを保
持するシャッタホルダ30及び上行リンク40を介して引き
上げる方向に付勢されている。
【0034】而して、この状態において遮断器1が、図
2に示す如く断路位置にまで引き出された場合、この引
き出しに伴って位置を変える押し板13と当接ピン52との
当接が解除され、該当接ピン52に押し上げ力が作用しな
くなる結果、揺動レバー41の前端部は、重錘を兼用する
前記下行リンク42の自重によって引下げられ、揺動レバ
ー41が、図における反時計回りに揺動し、この揺動に伴
う後端の上動により上行リンク40が引き上げられ、シャ
ッタホルダ30が上動して、該シャッタホルダ30に固設さ
れたシャッタ板3aが引き上げられる。
【0035】シャッタホルダ30は、前述の如く、所定長
引き上げられた状態において、前記係合突起32,33の当
接により、後側に位置する他方のシャッタホルダ31と係
合せしめられ、この後は、揺動レバー41の揺動に伴って
シャッタホルダ30,31が、これら夫々に固設されたシャ
ッタ板3a,3bと共に一体となって引き上げられ、これら
のシャッタ板3a,3bが、相互間にわずかなオーバラップ
部を有して上下に並べた状態で前記断路部22の前位置を
覆い、該断路部22が閉止される。
【0036】重錘としての下行リンク42の重量は、シャ
ッタ板3a,3bの一括した引き上げを可能とするため、揺
動レバー41の支軸43の前後両側におけるモーメントバラ
ンスを考慮に入れて決定される。例えば、支軸43の両側
における揺動レバー41の長さが略等しい場合、下行リン
ク42の重量は、後側において引き上げ対象となる部材、
具体的には、シャッタ板3a,3b、シャッタホルダ30,3
1、及び上行リンク40の重量の総和をわずかに上回るよ
うに決定すればよく、このような重量を有する下行リン
ク42の使用により、前述したシャッタ板3a,3bの引き上
げを、ばね力に頼ることなく確実に行わせることができ
る。
【0037】以上の如く行われるシャッタ板3a,3bの引
き上げの間に、下行リンク42の下端に連結された当接レ
バー5は、下行リンク42の下降に伴って後端を下向きと
して支軸51回りに揺動し、この揺動に伴って当接ピン52
は、図2に示す如く、次なる遮断器1の押し込みに際し
て前記押し板13との当接可能な位置に移動する。
【0038】図3及び図4は、本発明に係るシャッタ装
置の他の実施の形態を示す側面図である。この実施の形
態においては、揺動レバー41が、下行リンク42との連結
部から更に前方に延長され、この延長端に重錘6が取り
付けられている。なお他の部分の構成については、図1
及び図2に示す実施の形態と同様であり、対応する部分
に同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0039】この構成においては、図3に示す如く、遮
断器1が接続位置に押し込まれた状態において、揺動レ
バー41には、前端部に取り付けられた重錘6の自重が作
用しており、該揺動レバー41の後端側に上行リンク40を
介して連結されたシャッタ板3a,3bは、前記重錘6の自
重により引き上げの方向に付勢されている。この状態で
遮断器1が引き出された場合、当接ピン52の拘束解除に
伴って、前記重錘6の自重の作用によりリンク機構4が
前述した動作を行い、シャッタ板3a,3bが引き上げられ
て断路部22が閉止されることとなる。前記重錘6の重量
は、図1及び図2における下行リンク42の場合と同様、
揺動レバー41の前後におけるモーメントバランスを考慮
に入れて決定すればよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明に係る
閉鎖配電盤のシャッタ装置においては、断路部を接続す
るための電気機器の押し込みに連繋してシャッタを押し
下げるリンク機構に、引き上げの方向に付勢する重錘を
設けたから、収納室内での電気機器の引出しにより押し
下げ力を解除されたリンク機構が前記重錘の自重により
動作してシャッタ板を引き上げることとなり、この引き
上げ力は、接続状態を長期間継続した後においても変化
せず、閉止不良の発生を確実に防止することができる。
【0041】また請求項2の発明に係る閉鎖配電盤のシ
ャッタ装置においては、リンク機構に含まれる下行リン
クを重錘として兼用したから、専用部品としての重錘を
別個に設ける必要がなく、構成部品の削減を図ることが
できる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシャッタ装置の構成を示す側面
図である。
【図2】 本発明に係るシャッタ装置の構成を示す側面
図である。
【図3】 本発明に係るシャッタ装置の他の実施の形態
の構成を示す側面図である。
【図4】 本発明に係るシャッタ装置の他の実施の形態
の構成を示す側面図である。
【図5】 従来のシャッタ装置の構成を示す側面図であ
る。
【図6】 従来のシャッタ装置の構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 遮断器、3a,3b シャッタ板、4 リンク機構、2
1,22 断路部、42 下行リンク、6 重錘。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の移動により接離される断路部
    を、その上動により閉止し、下動により開放するシャッ
    タ板と、該シャッタ板よりも上位置に配された揺動レバ
    ー、該揺動レバーの一端を前記シャッタ板に連結する上
    行リンク、及び前記揺動レバーの他端に連結された下行
    リンクを含み、前記断路部の接続のための前記電気機器
    の移動により前記下行リンクを押し上げ、前記上行リン
    クを介して前記シャッタ板を押し下げるリンク機構と、
    該リンク機構の一部に設けてあり、その自重により前記
    シャッタ板を引き上げの方向に付勢する重錘とを具備す
    ることを特徴とする閉鎖配電盤のシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 下行リンクを重錘として兼用してある請
    求項1記載の閉鎖配電盤のシャッタ開閉装置。
JP20197697A 1997-07-28 1997-07-28 閉鎖配電盤のシャッタ装置 Pending JPH1155818A (ja)

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Cited By (2)

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