JPH1155765A - 疑似運転表示機能付リモートコントローラ - Google Patents

疑似運転表示機能付リモートコントローラ

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Publication number
JPH1155765A
JPH1155765A JP22112297A JP22112297A JPH1155765A JP H1155765 A JPH1155765 A JP H1155765A JP 22112297 A JP22112297 A JP 22112297A JP 22112297 A JP22112297 A JP 22112297A JP H1155765 A JPH1155765 A JP H1155765A
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JP
Japan
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hot water
water supply
display
remote controller
command
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Application number
JP22112297A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Murakami
昌義 村上
Takeshi Yoshida
猛 吉田
Yoshikazu Hamaya
佳和 濱谷
Norihiro Miyamoto
典弘 宮本
Yukihiro Jinba
幸弘 神馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デモンストレーション用の疑似本体用いるこ
となく、リモコン側のみの信号処理でデモンストレーシ
ョン用の表示等をを行い得るリモートコントローラを提
供する。 【解決手段】 一のリモコン、たとえば浴室リモコン1
から給湯制御信号が出力された場合、台所リモコン2に
おいてもこの給湯制御信号を受信するように構成され、
この受信された給湯制御信号に基づいて、浴室リモコン
1および台所リモコン2が、当該給湯制御信号を給湯装
置が受信した場合に出力するであろう給湯動作信号に対
応する表示等を行なうことを特徴とする疑似運転表示機
能付リモートコントローラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は疑似運転表示機能
付リモートコントローラに関し、さらに詳細には、デモ
ンストレーション用の疑似運転モードを備えたリモート
コントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】近時の給湯装置は、一般に浴室や台所に
設けられる複数のリモートコントローラ(以下リモコン
と称する)を備え、これらの各リモコンから給湯運転に
関する詳細な運転指令を行なうことが可能とされてい
る。そのため、これらの各リモコンにおいては、リモコ
ン操作によって発せられる運転指令の内容およびこの運
転指令に基づく給湯装置の運転状況などを表示部に表示
させたり、あるいは音声メッセージ等の可聴音でリモコ
ン操作者に伝達するなど、各種の表示伝達機能を備えて
いる。
【0003】ところで、このように複雑かつ高度化した
リモコンの操作およびそれにともなう表示伝達機能を展
示会や販売店等で実演して、それらが具体的にどのよう
なものかを装置のデモンストレーションを通じて一般の
需要者に広く体験させることは、給湯装置の販売戦略上
極めて有効な手段の一つとして広く行なわれている。そ
して、このようなデモンストレーションの方法として
は、もちろん実際に給湯装置を動作させて、予め用意し
たデモンストレーション用の風呂などへ給湯を行なわせ
ることも考えられるが、これではデモンストレーション
自体が大がかりなものとなるので、実際には給湯装置は
動作させずにリモコンの表示伝達機能のみを動作させる
疑似運転を行なう手法が多用されている。
【0004】すなわち、この疑似運転においては、図3
に示すように、リモコンa,bを給湯装置に代わる疑似
本体cに接続する。そして、リモコンが操作されること
によって疑似本体cに対して運転指令(給湯制御信号)
が発せられると、疑似本体c側からこの運転指令に応じ
た信号(燃焼運転を開始した旨の信号や風呂が沸き上が
った旨等を伝える給湯動作信号)を疑似的に発生させて
リモコンa,bに返信するようにして、リモコン側での
表示伝達機能が動作するように構成されている。たとえ
ば、図3の場合、燃焼運転が開始した旨の信号や沸き上
がりを示す信号は、いずれも疑似本体cに設けられたス
イッチ(沸き上がりSW,炎表示SWなど)の操作によ
って発せられるように構成されている。なお、dは疑似
本体cを駆動する電源を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の疑似本体を用いる手法では、デモンストレー
ションを行なう場合に疑似本体を用意する必要があり、
また、リモコンと疑似本体との接続も必要となるなど、
デモンストレーションを行なうに当たり必要となる準備
が多大であった。
【0006】しかも、リモコン側の複雑かつ詳細な表示
伝達機能の全てをデモンストレーションしようとする
と、それにともなって疑似本体側から発生させる信号の
種類も多くなり、疑似本体の構造が複雑となりその製造
に係るコストも無視できないものとなっていた。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、疑似本体
用いることなく、リモコン側のみの信号処理でデモンス
トレーションを行い得る疑似運転表示機能付リモートコ
ントローラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る疑似運転表示機能付リモコ
ンは、給湯装置に対する遠隔操作指令を入力する入力手
段と、この入力された遠隔操作指令に基づいて給湯装置
に給湯制御信号を出力する送信手段と、この給湯制御信
号を受信した給湯装置から出力される給湯動作信号を受
信する受信手段と、この給湯動作信号を受信して給湯装
置の動作状況および上記入力手段での入力操作を表示伝
達する表示伝達手段とを備えたリモコンにおいて、上記
給湯制御信号の出力後に、上記給湯制御信号に応じて給
湯装置から出力されるであろう給湯動作信号に対応する
表示伝達を上記表示伝達手段に対して行なわせる指令を
発する疑似運転表示指令手段を備えたことを特徴とす
る。
【0009】すなわち、請求項1に係る発明は、リモコ
ンを給湯装置や疑似本体と接続することなく単独でデモ
ンストレーションする場合の構成を示しており、この場
合、リモコンには給湯装置は接続されず、リモコンから
出力される給湯制御信号に対して給湯装置側からは給湯
動作信号は出力されない。したがって、リモコン側では
給湯制御信号出力後に、自己が内蔵する疑似運転表示指
令手段によって表示伝達手段に対して所定の表示等を行
なうように指令が発せられる。なお、その際、疑似運転
表示指令手段から発せられる指令は、給湯装置が接続さ
れていたならば給湯装置から得られたであろう給湯動作
信号に対応したものとされる。これにより、リモコン単
独で、あたかも給湯装置が接続されているかの如き表示
伝達を行うことが可能となる。
【0010】また、本発明の請求項2に係る疑似運転表
示機能付リモコンは、給湯装置に対する遠隔操作指令を
入力する入力手段と、この入力された遠隔操作指令に基
づいて給湯装置に給湯制御信号を出力する送信手段と、
この給湯制御信号を受信した給湯装置から出力される給
湯動作信号を受信する受信手段と、この給湯動作信号を
受信して給湯装置の動作状況および上記入力手段での入
力操作を表示伝達する表示伝達手段とを備えたリモコン
が複数相互に接続されてなり、一のリモコンから給湯制
御信号が出力された場合、他のリモコンにおいてもこの
給湯制御信号を受信するように構成され、前記一のリモ
コンおよび当該他のリモコンの双方または一方がこの給
湯制御信号に基づいて、上記一のリモコンからの給湯制
御信号を給湯装置が受信した場合に出力されるであろう
給湯動作信号に対応する表示伝達を上記表示伝達手段に
対して行なわせる指令を発する疑似運転表示指令手段を
備えたことを特徴とする。
【0011】すなわち、請求項2に係る発明は、デモン
ストレーションを行なうリモコンが複数の場合であり、
この場合、これら複数のリモコンが相互に接続された状
態とされる。そして、これらのうちの一のリモコンから
給湯制御信号が出力されると、本来この給湯制御信号は
給湯装置に対して出力されるのであるが、ここでも給湯
装置は接続されていないため、この給湯制御信号を他の
リモコンが受信するように構成されている。そして、こ
の給湯制御信号を送信した一のリモコンおよびこれを受
信した他のリモコンは、給湯装置がこの給湯制御信号を
受信した場合に出力するであろう給湯動作信号に対応す
る表示伝達を表示伝達手段に対して行なわせるものであ
る。つまり、この請求項2に記載の発明は、リモコン相
互間で給湯制御信号の送受信を行なわせ、この給湯制御
信号に応じた疑似運転表示を行なわせるものである。
【0012】また、本発明の請求項3に係る疑似運転表
示機能付リモコンは、請求項2に記載のリモコンにおい
て、上記一のリモコンから給湯制御信号が発せられた後
所定時間経過後に、上記一のリモコンおよび上記他のリ
モコンの双方または一方が、上記一のリモコンからの給
湯制御信号を給湯装置が受信した場合に出力されるであ
ろう給湯動作信号に対応する表示伝達を上記表示伝達手
段に対して行なわせる指令を発する疑似運転表示指令手
段を備えたことを特徴とする。
【0013】すなわち、この請求項3に係る発明は、入
力手段において入力された遠隔操作指令が、たとえば、
風呂の湯張りを指令するものであるような場合、実際に
給湯装置から湯張りが完了した旨の給湯動作信号が受信
までには数分ないしは数十分かかることになる。これを
そのまま、デモンストレーションで再現すると、デモン
ストレーションに時間がかかりすぎるため、この発明で
は、一のリモコンからの給湯制御信号が発せられた後
「所定時間」の経過をまって、つまり、このような時間
を短縮させた状態で各リモコンの双方または一方がその
表示伝達を再現するものである。
【0014】さらに、本発明の請求項4に係る疑似運転
表示機能付リモコンは、上記入力手段において入力され
る遠隔操作指令が、給湯装置において一連の手順にした
がった動作を要求するものである場合、上記疑似運転表
示指令手段が、上記表示伝達手段に対してこの一連の手
順にしたがって段階的に表示伝達を行なわせる指令を発
することを特徴とする。すなわち、上述のように、近時
のリモコンでは、複雑かつ高度の遠隔操作指令を発する
ことが可能であるため、給湯装置に対して複数の動作を
順序立てて行なわせることが考えられる。そのため、こ
の請求項4の発明では、このような一連の動作をその順
序にしたがってデモンストレーションすることを可能と
することで、より実演に近いデモンストレーションの実
現を図るものである。
【0015】なお、請求項5に係る疑似運転表示機能付
リモコンは、リモコンの表示伝達手段が、可聴音出力を
行なう音声合成装置を備えた場合であり、この場合、疑
似運転表示指令手段からの指令も当該音声合成装置に対
して可聴音メッセージの出力を要求するようにしたもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明に係る疑似運転表示機能付
リモコンを用いてデモンストレーションを行なう場合の
接続状態を示す説明図であり、図示されるリモコン1,
2はともに本発明に係る疑似運転表示機能付リモコンで
あって、後述するようにデモンストレーション用の疑似
運転表示機能を備える他は、リモコンとしての構成・機
能は通常のリモコンと同様である。なお、図に示すリモ
コン1は、浴室内に設置される浴室リモコンであり、ま
た、リモコン2は台所など浴室以外の場所に設置される
台所リモコンであり、これらは伝送線Lによって相互に
接続されている。また、図2は上記浴室リモコン1およ
び台所リモコン2の概略構成を示す機能ブロック図であ
る。
【0018】そこで、まず図2に基づいて上記リモコン
1,2の構成を説明をした後、これらのリモコンを使用
したデモンストレーションについて説明する。
【0019】図2に示すように、リモコン1,2は、そ
れぞれ図外の給湯装置に対する遠隔操作指令を入力する
入力手段3と、この入力された遠隔操作指令に基づいて
給湯装置に給湯制御信号を出力するとともに、この給湯
制御信号を受信した給湯装置から出力される給湯動作信
号を受信する送受信手段(送信手段および受信手段)4
と、この給湯動作信号を受信して給湯装置の動作状況な
らびに上記入力手段3でなされた入力操作の内容を表示
伝達する表示伝達手段5と、デモンストレーション時に
上記表示伝達手段5に対して疑似運転の表示等を行なわ
せる疑似運転表示指令手段6を主要部として備えてい
る。また、図示例では、さらに上記リモコン1,2間で
インターホン機能を実現するための通話手段7を備える
他、伝送路Lを介して重畳伝送される電源を分離する電
源分離手段8を備えている。
【0020】より具体的には、入力手段3は、リモコン
操作者が給湯装置の遠隔操作を行なうためのスイッチ群
3a〜3d(図1参照)で構成され、これらのスイッチ
操作により後述するリモコン制御部9において給湯制御
信号が生成される。なお、図1に示す浴室リモコン1で
は、スイッチ群として、優先スイッチ3a,給湯温度設
定スイッチ3b,ふろ自動運転スイッチ3c,ふろ温度
設定スイッチ3dを備えている。
【0021】また、送受信手段4および疑似運転表示指
令手段6はリモコン各部の動作制御を行なうリモコン制
御部9によって実現されており、このリモコン制御部9
はマイクロコンピュータで構成される。すなわち、この
リモコン制御部9では、上述した給湯制御信号の生成だ
けでなく、給湯装置からの給湯動作信号に基づいて上記
表示伝達手段5に対して給湯装置の動作状況ならびに上
記入力スイッチ群3a〜3dでの操作状況の表示等の指
令が行なわれる他、本実施形態では、上記通話手段7の
通信制御なども行なわれる。また、その他、デモンスト
レーション時には、疑似運転表示指令の生成も行なわれ
る。そのため、このリモコン制御部9には、これらを実
現するための各種制御プログラム(デモンストレーショ
ン時に上記疑似運転表示指令手段6を動作させるための
デモ用プログラムを含む)が格納されている。
【0022】一方、表示伝達手段5は、給湯装置の動作
状況ならびに上記入力スイッチ群3a〜3dでの操作状
況を視覚的に表示させる表示部51と、これらを音声メ
ッセージ等の可聴音で伝達する音声出力部52とで構成
されている。すなわち、表示部51は、上記リモコン制
御部9からの指令に基づいて上記リモコン1,2の前面
に設けられた表示パネル511(図1参照)上に上記給
湯装置の動作状況(たとえば、給湯温度や給湯装置の燃
焼状況)等を表示するものである。なお、表示制御部5
12は、表示パネル511での表示を具体的に制御する
ものである。また、音声出力部52は、音声合成用IC
521と、音声合成用IC521からの音声信号を増幅
する音声増幅回路522と、音声増幅回路522で増幅
された音声信号を可聴音として外部に送出するスピーカ
523とで構成され、上記リモコン制御部9からの指令
に基づいて給湯装置の動作状況等を音声メッセージとし
て出力するものである。
【0023】また、通話手段7は音声入力用のマイクロ
フォン71と、上記スピーカ523とを用いてリモコン
1,2の相互間での通話を実現するためのもので、リモ
コン1,2の前面に設けられた通話スイッチ72を操作
することによって、相手方の呼出しおよび呼出し音の停
止が行なわれるように構成されている。なお、この場合
のリモコン1,2間での通信は両リモコン1,2を接続
する伝送線Lによって行なわれ、これらの通信に必要な
信号の変復調などは通話制御部73において行なわれ
る。
【0024】また、電源分離手段8は、上述したように
伝送線Lを介して伝送される電源を分離するためのもの
であって、この電源分離手段8において分離された電源
がリモコン1,2各部の駆動電源として供給されさてい
る。なお、この伝送線Lは同軸ケーブルなどのいわゆる
二芯の伝送線とされ、この伝送線Lを介して、上記給湯
制御信号や給湯動作信号の送受信ならびに通話手段7の
音声回線が実現されている。
【0025】しかして、このうよに構成されてなるリモ
コン1,2を用いて入力スイッチ群3a〜3dの操作な
らびに表示伝達手段5での表示伝達機能のデモンストレ
ーションを行なう場合を以下に説明する。
【0026】すなわち、このようなデモンストレーショ
ンを行う場合、まず浴室リモコン1および台所リモコン
2は、図1に示すように伝送線Lによって接続される。
この接続にあたっては、これらのリモコン1,2を実際
に給湯装置に接続する場合と同様に二芯の伝送線Lが用
いられる。ただし、この場合、給湯装置は接続されない
ため、この給湯装置に代えて各リモコン1,2に電源供
給を行う電源装置10が伝送線Lに接続される。なお、
この電源装置10には、各リモコン1,2からの信号が
入力されないように、図示しない信号分離フィルタが設
けられる。
【0027】そして、このように接続された状態で、ま
ず、各リモコン1,2を通常の動作状態から上記疑似運
転表示指令手段6が機能可能な「デモモード」へ移行さ
せる操作が行われる。すなわち、上記疑似運転表示指令
手段6は、通常の動作状態においてリモコン各部の動作
制御を行うマイクロコンピュータ(リモコン制御部9)
によって実現されているため、デモンストレーションを
行う場合には、まず、上記デモ用プログラムを起動させ
る手順が必要となる。ただし、このデモモードへ移行さ
せるための操作は、通常のリモコン操作時に誤ってデモ
用プログラムが起動しないように、通常の操作とは異な
る特別な操作を行わせることが好ましく、たとえば、リ
モコン1でデモモードに移行させる場合には、優先スイ
ッチ3aと給湯温度設定スイッチ3bを同時に数秒間押
下げ状態とするなどの操作を要求するのが好ましい。
【0028】そして、このような通常の操作とは異なる
特別な操作を行うことによりリモコン1,2がデモモー
ドに移行すると、まず表示部51または音声出力部52
においてリモコン1,2がデモモードに移行したことを
操作者に知らせる表示等を行わせる。なお、その際の表
示としては、たとえば給湯装置の運転が開始された旨を
知らせる表示等と同じ表示とするのが好ましい。
【0029】このような操作により、リモコン1,2が
デモモードに移行すると、その後にリモコン1または2
のいずれかにおいて、実際の給湯動作を指令するのと同
様の操作がなされると、この操作に基づいて給湯制御信
号がリモコン制御部9の送受信手段4を介して伝送線L
に送出される。ここで送受信手段4から出力される給湯
制御信号は、本来、給湯装置に対して出力されるもので
あるため、この給湯制御信号には給湯装置を指定するア
ドレスが付されているが、リモコン1,2がデモモード
中においては、このアドレス指定にかかわらず、一方の
リモコンから送出された給湯制御信号は他方のリモコン
において受信可能とされている。すなわち、デモモード
中はこの給湯装置を示すアドレス部分が無視されるよう
に設定されており、それぞれのリモコンから出力された
給湯制御信号は伝送線Lを介して他方のリモコンにおい
て受信されることとなる。
【0030】このようにして、たとえは浴室リモコン1
から発せられた給湯制御信号は、台所リモコン2側で受
信されるが、この給湯制御信号を受信した台所リモコン
2では、あらかじめ記憶されたデモ用プログラムに基づ
いて、給湯装置が浴室リモコン1からの給湯制御信号を
受信した場合に発するであろう給湯動作信号を受信した
のと同様の表示伝達を行うように、表示伝達手段5に対
して指令を発する。また、給湯制御信号を出力した浴室
リモコン1側でも、給湯制御信号を発した後に、台所リ
モコン2の場合と同様に、給湯装置が給湯制御信号を受
信した場合に発するであろう給湯動作信号を受信したの
と同様の表示伝達を行うように、表示伝達手段5に対し
て指令を発する。つまり、実際の動作においては、給湯
制御信号を受信した給湯装置が発する給湯動作信号に基
づいて、浴室リモコン1および台所リモコン2の双方の
表示伝達手段5が、表示パネル511に所定の表示をさ
せるとともにスピーカ523からの所定のメッセージ出
力を行うのであるが、本発明においてはこれらの表示伝
達に関する指令を、全て各リモコンに備えられた疑似運
転表示指令手段6によってあたかも給湯装置が接続され
ているかのように行わせるものである。
【0031】たとえば、浴室リモコン1において、給湯
装置の運転を停止させる旨の遠隔操作指令がなされる
と、実際の動作では、この運転を停止させる旨の指令が
給湯制御信号として給湯装置に提供され、これを受けた
給湯装置から浴室リモコン1および台所リモコン2に対
して実際に運転を停止した旨を伝える給湯動作信号が出
力される。各リモコン1,2はこの給湯動作信号を受信
することによって給湯装置の運転が停止されたことを確
認して表示伝達手段5にその旨を表示伝達すべき指令を
発するが、デモンストレーション時には、この給湯動作
信号を発すべき給湯装置自体が接続されていないため、
これらの表示伝達処理を疑似的に疑似運転表示指令手段
6において行わせるものである。
【0032】したがって、本発明では、給湯装置から給
湯動作信号が発せられないことを除けば、リモコン1,
2から出力される給湯制御信号はすべて実際に用いられ
る給湯制御信号を用いるため、デモンストレーション用
に特別の信号生成を必要とせず、デモ用プログラムをリ
モコン制御部9に格納しておくだけで給湯装置や疑似本
体を接続することなくリモコンのデモンストレーション
を行うことができ、しかもリモコン1,2を連動させて
動作させることができる。また、これにともなって、デ
モンストレーション時には実際に給湯装置との接続を行
う伝送線Lを使用することができるので、デモンストレ
ーション時においてもインターホン機能を停止させずに
有効に動作させることができ、本実施形態のようにイン
ターホン機能を備えたリモコンにおいてはよりリアルに
デモンストレーションを行うことが可能となる。
【0033】ところで、このように給湯装置が接続され
たのと同様の動作を疑似運転表示指令手段6において再
現しようとする場合、たとえば、リモコン1,2から出
力される給湯制御信号が風呂の自動運転を要求するもの
であるような場合、表示伝達手段5に表示がなされるの
に相当の時間を有してしまい、短時間で効率的に表示伝
達機能のデモンストレーションを行なうことができな
い。すわなち、風呂自動運転の場合、実際の給湯装置で
は浴槽に湯張りを行なうとともに場合によっては追い焚
きなども行なわれるため、給湯制御信号が発せられて風
呂の沸き上がりを知らせる表示がなされるまでには数分
乃至は数十分を要することとなる。
【0034】そのため、本発明においては、たとえば、
浴室リモコン1においてこのような遠隔操作指令がなさ
れると、給湯制御信号を送信した浴室リモコン1および
この給湯制御信号を受信した台所リモコン2の双方また
は少なくともいずれか一方の疑似運転表示指令手段6
が、給湯制御信号が発信されてから所定時間経過後(た
とえば、数十秒経過後)に風呂が沸き上がったものとし
て表示伝達手段5に対して、風呂の沸き上がりを知らせ
る表示を行なわせるように構成されることが好ましい。
つまり、遠隔操作指令に対応した表示伝達動作を行なう
にあたり、ある程度の時間の経過が必要となる場合に
は、時間の経過を短縮して表示伝達動作を行なわせるよ
うに上記デモ用プログラムを設定することが好ましい。
【0035】またその際、上記の例では、受信側の台所
リモコン2においては、給湯制御信号を受信してから所
定時間の経過を待って動作するように構成されている
が、たとえば、浴室リモコン1側から台所リモコン2に
対して沸き上がりの表示を行なわせるための特定の信号
を出力するように構成することも可能である。
【0036】なお、上述した実施形態はあくまでも、本
発明の好適な実施形態を示すためのものであって、本発
明はこれに限定されることなく、その範囲内で種々設計
変更可能である。
【0037】たとえば、上記実施形態ではリモコンが浴
室リモコン1と台所リモコン2の二台からなる場合につ
いて説明したが、もちろん本発明は一台のリモコンでデ
モンストレーションを行う場合にも適用可能である他、
二台以上の複数のリモコンを接続して行うデモンストレ
ーションにも適用可能である。また、その他、給湯装置
が表示伝達手段を備える場合には給湯装置のデモンスト
レーションにも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
リモコンのデモンストレーションを行なうに際し、表示
伝達手段での表示がすべてリモコン内部の疑似運転表示
指令手段により行なわれるので、リモコンを実際の給湯
装置やデモンストレーション用の疑似本体に接続するこ
となく、リモコンのデモンストレーションを行なうこと
ができる。また、実際には疑似運転表示指令手段は、リ
モコン各部を制御するマイクロコンピュータのソフトウ
ェア上で実現可能であるため、従来の疑似本体に比べ大
幅なコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る疑似運転表示機能付リモコンのデ
モンストレーション時の接続状態を示す説明図である。
【図2】同疑似運転表示機能付リモコンの概略構成を示
す機能ブロック図である。
【図3】従来の疑似本体を用いたデモンストレーション
時の接続状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 浴室リモコン(リモートコントロー
ラ) 2 台所リモコン(リモートコントロー
ラ) 3 入力手段 3a〜3d 入力スイッチ群 4 送受信手段(送信手段、受信手段) 5 表示伝達手段 51 表示部 511 表示パネル 52 音声出力部 521 音声合成用IC 523 スピーカ 6 疑似運転表示指令手段 7 通話手段 8 電源分離手段 9 リモコン制御部 10 電源装置 L 伝送線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 典弘 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 神馬 幸弘 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯装置に対する遠隔操作指令を入力す
    る入力手段と、この入力された遠隔操作指令に基づいて
    給湯装置に給湯制御信号を出力する送信手段と、この給
    湯制御信号を受信した給湯装置から出力される給湯動作
    信号を受信する受信手段と、この給湯動作信号を受信し
    て給湯装置の動作状況および前記入力手段での入力操作
    を表示伝達する表示伝達手段とを備えたリモートコント
    ローラにおいて、 前記給湯制御信号の出力後に、前記給湯制御信号に応じ
    て給湯装置から出力されるであろう給湯動作信号に対応
    する表示伝達を前記表示伝達手段に対して行なわせる指
    令を発する疑似運転表示指令手段を備えたことを特徴と
    する疑似運転表示機能付リモートコントローラ。
  2. 【請求項2】 給湯装置に対する遠隔操作指令を入力す
    る入力手段と、この入力された遠隔操作指令に基づいて
    給湯装置に給湯制御信号を出力する送信手段と、この給
    湯制御信号を受信した給湯装置から出力される給湯動作
    信号を受信する受信手段と、この給湯動作信号を受信し
    て給湯装置の動作状況および前記入力手段での入力操作
    を表示伝達する表示伝達手段とを備えたリモートコント
    ローラが複数相互に接続されてなり、 一のリモートコントローラから給湯制御信号が出力され
    た場合、他のリモートコントローラにおいてもこの給湯
    制御信号を受信するように構成され、前記一のリモート
    コントローラおよび当該他のリモートコントローラの双
    方または一方がこの給湯制御信号に基づいて、前記一の
    リモートコントローラからの給湯制御信号を給湯装置が
    受信した場合に出力されるであろう給湯動作信号に対応
    する表示伝達を前記表示伝達手段に対して行なわせる指
    令を発する疑似運転表示指令手段を備えたことを特徴と
    する疑似運転表示機能付リモートコントローラ。
  3. 【請求項3】 前記一のリモートコントローラから給湯
    制御信号が発せられた後所定時間経過後に、前記一のリ
    モートコントローラおよび前記他のリモートコントロー
    ラの双方または一方が、前記一のリモートコントローラ
    からの給湯制御信号を給湯装置が受信した場合に出力さ
    れるであろう給湯動作信号に対応する表示伝達を前記表
    示伝達手段に対して行なわせる指令を発する疑似運転表
    示指令手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の
    疑似運転表示機能付リモートコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記入力手段において入力される遠隔操
    作指令が、給湯装置において一連の手順にしたがった動
    作を要求するものである場合、前記疑似運転表示指令手
    段が、前記表示伝達手段に対してこの一連の手順にした
    がって段階的に表示伝達を行なわせる指令を発すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の疑
    似運転表示機能付リモートコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記表示伝達手段が、可聴音出力を行な
    う音声合成装置を備えてなり、疑似運転表示指令手段か
    らの指令に基づいて可聴音メッセージを合成して出力す
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記
    載の疑似運転表示機能付リモートコントローラ。
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