JPH1155648A - 双方向catvシステム - Google Patents

双方向catvシステム

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JPH1155648A
JPH1155648A JP9220162A JP22016297A JPH1155648A JP H1155648 A JPH1155648 A JP H1155648A JP 9220162 A JP9220162 A JP 9220162A JP 22016297 A JP22016297 A JP 22016297A JP H1155648 A JPH1155648 A JP H1155648A
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Toshihiro Sugiura
敏博 杉浦
Eiji Shibata
英二 柴田
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Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主上り及び下り回線と、副上り及び下り回線
の、主側・副側2系統のケーブルを用いて伝送を行う双
方向CATVシステムで、主側の回線を用いて伝送が行
われている時に副側の回線の故障状態をモニターできる
ようにする。 【解決手段】 主下り回線3aが正常な場合は、主下り
回線パイロット信号検出器33の検出結果から、第1の
切替器35では、接点AとCが導通となる。主下り回線
3aを伝送に使用していても、副下り回線4aの正常・
異常を副下り回線パイロット信号検出器34で検出し、
その結果を信号発生器40により状態信号にして監視装
置14へ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双方向CATVシス
テムに関するもので、更に詳しくは、上り回線と下り回
線を含む光ファイバケーブルを用いて、センター装置か
ら端末側には下りテレビ信号を送り、端末側からセンタ
ー装置には番組予約やチケット購入予約などのリクエス
ト信号などを送るようにした、双方向CATVシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルを導入したCATV
システムとしては、例えば実開平6−15387号公報
に示されたものが知られている。このCATVシステム
は、主放送用回線と副放送用回線を並設し、モニタ用回
線の出力によってそれら主副の各回線の故障を監視し、
一方の回線が故障の時に予備の回線に切り換えるように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のC
ATVシステムでは、主放送用回線を用いてサービスが
行われている時にはその主放送用回線の伝送状態がモニ
ターでき、また副放送用回線を用いてサービスが行われ
ている時には副放送用回線の伝送状態がモニターできる
ようになっている。しかし、主放送用回線を使用してい
る時に副放送用回線の伝送状態はモニターしていないた
め、例えば主放送用回線が故障した時に副放送用回線へ
切替えてみると、副放送用回線の方はもっと前に既に故
障していて、折角切替えても予備回線の用をなさなくな
ってしまっていた、という問題が生ずる。これでは主放
送用回線が修復されるまで、システムの全サービス機能
が停止してしまう。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みなされた
もので、主回線を使用して、サービスを行なっている時
には、同時に副回線の伝送状態のモニターが、また副回
線を使用してサービスを行なっている時には、同時に主
回線の伝送状態のモニターが、夫々可能で、所謂予備回
線側の整備を、常にサービスを行ないながら持続してい
くことができる双方向CATVシステムの提供を目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
センターから、端末側の中継装置へ向かって下り信号を
伝送する主下り回線と、センターから中継装置へ向かっ
て上記と同一の下り信号を伝送する副下り回線と、主下
り回線に並設され、中継装置からセンターへ向けて、上
り信号を伝送する主上り回線と、副下り回線に並設され
て主上り回線と同様の上り信号を伝送する副上り回線
と、各回線の監視装置と、を備えた双方向CATVシス
テムを前提としている。そして主下り回線と主上り回線
とは、例えば夫々が回線となる複数の光ファイバを備え
た、1本の光ファイバケーブルで形成され、その光ファ
イバケーブルを敷設することによりセンターと中継装置
を結ぶことができる。同様に副下り回線と副上り回線の
方も1本の光ファイバケーブルを用いることができる。
上記の主回線をなす光ファイバケーブルと副回線をなす
光ファイバケーブルとは、両方が1つの災害で同時に故
障してしまうことがないよう、例えば充分に離すなどの
処理がなされて敷設される。尚センターと中継装置を結
ぶ主上り、主下り、副上り、副下りの各回線には、簡易
的に同軸ケーブルを用いることも可能である。
【0006】そして請求項1に記載の発明では、中継装
置に、主下り回線の断線を検出する第1の検出部と、副
下り回線の断線を検出する第2の検出部と、第1の検出
部からの検出結果に応じ、主下り回線の断線が検出され
ない限り主下り回線の出力を、また主下り回線の断線が
検出された場合には副下り回線の出力を、夫々選択し
て、下り信号を更に端末側に送り出す第1の切替器と、
第1及び第2の検出部の検出結果から、主及び副下り回
線の正常や異常の状態を表す状態信号を生成し、それを
監視装置へ向けて送出する下り回線状態信号送出部と、
を備えさせるている。
【0007】上記のようにしてあるため、主下り回線に
も主上り回線にも断線などの異常がない場合には、第1
の検出部で主下り回線の断線なしが検出され、この検出
結果を受けて、第1の切替器は端末側と接続される回線
が主側となるように選択切替する。このようにしてセン
ターから主下り回線を伝わった下り信号は、中継装置に
より中継されて、更に端末側まで届けられる。また第1
の検出部での主下り回線の断線検出の結果、あるいは第
2の検出部での副下り回線の断線検出の結果から、下り
回線状態信号送出部において、主下り回線及び副下り回
線の正常を表す状態信号が生成され、監視装置へ届けら
れる。
【0008】更にまたこの状態において、副下り回線に
断線などの故障が発生し、第2の検出部でそれが検出さ
れた場合には、下り回線状態信号送出部において、上記
の副下り回線の正常を表す状態信号の代わりに、副下り
回線の異常を表す状態信号が生成される。この信号も前
述のように監視装置まで届けられる。
【0009】また請求項1に記載の発明では、センター
にも種々の部材を設けている。即ちセンターには、主及
び副下り回線に下り信号を送出するヘッドエンドと、主
上り回線の断線を検出する第3の検出部と、副上り回線
の断線を検出する第4の検出部と、第3及び第4の検出
部の検出結果から、主及び副上り回線の正常や異常の状
態を表す状態信号を生成し監視装置へ向けて送出する上
り回線状態信号送出部と、を備えさせている。
【0010】そして請求項1に記載の発明では、前述の
下り回線状態信号を受けて、その正常あるいは異常を表
示する監視装置がシステム内に備えられているため、主
下り回線及び主上り回線が共に正常である場合で、副下
り回線も正常である場合には、前述の主下り回線の正常
を表す状態信号と、副下り回線の正常を表す状態信号と
が、この監視装置に届けられると共に、センターの第3
の検出部からの、主上り回線の正常を表す状態信号も届
けられる。そして監視人はそれらの回線の正常を知るこ
とができる。
【0011】尚第1の検出部〜第4の検出部としては夫
々光検出器などが用いられて、主副の各上り下り回線に
は信号を光伝送するようにしておけば、これら各回線の
断線は容易に検出できる。そして各回線に断線がなけれ
ば、夫々光伝送されて来た搬送波を各検出部は検出す
る。従って、上記のような主上り回線が正常の場合に
は、第3の検出部において光搬送波が届き、断線なしの
結果が得られ、その結果を基に、上り回線状態信号送出
部で主上り回線の正常を表す状態信号が生成されて監視
装置に届けられ、その旨が表示される。同様に副上り回
線に断線がなく、正常であれば、第4の検出部において
断線なしの結果が得られ、上り回線状態信号送出部で副
上り回線の正常を表す状態信号が生成されてそれが監視
装置に届き、表示される。
【0012】上記の様に、主下り回線及び上り回線、副
下り回線及び上り回線の全てが正常な状態から、副下り
回線に断線が生じた時には、第2の検出部においてその
結果が下り回線状態信号送出部に送られ、副下り回線が
異常の旨を表す状態信号が生成されて、監視装置に届け
られ、状態が表示される。副側の光ファイバケーブルが
張り替えられることなどにより主側の回線がいつ故障し
ても副側が利用できるように準備される。
【0013】次に副側の回線が上記のように整備された
状態で、主下り回線のみ、あるいは主下りと上り回線共
に、火災などの事故により断線すると、中継装置の第1
の検出部において、主下り回線の断線が検出される。こ
の検出結果を受けて、第1の切替器が、副側の各回線と
端末側とを接続するように切替わる。これによりセンタ
ーからの下り信号が、副下り回線を利用して中継装置へ
送られ、更に端末側に届けられる。一方主側が異常であ
ることを示す下り回線状態信号が、下り回線状態信号送
出部により生成され、監視装置へ向け送出される。監視
装置においては、この主側の故障が表示され、監視人が
これを発見して主側回線の故障の補修と復旧を図ること
になる。勿論この補修工事から主側回線が復旧する迄の
間、端末側へは下り信号が途切れずに送り続けられる。
【0014】上記の様な主下り回線の故障が復旧する
と、中継装置の第1の検出部では、主下り回線の断線が
検出されなくなる。この結果を受けて、第1の切替器
が、主側の各回線と端末側とを接続するように自動的に
切替わる。この様にして、前述の主下り及び上り回線に
も、副下り及び上り回線にも、全く断線がない正常の状
態に復旧することとなる。
【0015】次に請求項2に記載の発明では、上記の双
方向CATVシステムにおいて、主下り回線に、センタ
ーから下り信号と共に下りパイロット信号を伝送するよ
う構成し、第1の検出部は、下りパイロット信号が検出
されないことによって主下り回線の断線を検出すると共
に、下りパイロット信号が第1の検出部に至るまでの経
路には第2の切替器を設け、第3の検出部が主上り回線
の断線を検出した場合には第2の切替器を非導通とし、
第3の検出部が主上り回線の断線を検出しない場合には
第2の切替器を導通とするようにしている。
【0016】上記の如く下り信号と共に下りパイロット
信号を送出するようにすれば、中継装置の第1の検出部
で、その下りパイロット信号が届いているかどうかを検
出することにより、主下り回線の断線が検出できること
となる。そしてその下りパイロット信号を用いて、中継
装置より後段側の機器に対するレベル制御を、従来通り
行わせることも可能になる。
【0017】更に上記の主側回線故障の場合において、
万一主下り回線が正常のままで、主上り回線だけが断線
などの故障をしたとしても、上記と同様に第1の切替器
により回線が副側に切替わり、センターと中継装置間の
上り下り両信号の伝送が、途切れなく行われる。この場
合には、先ずセンターにおける第3の検出部の検出結果
から、第2の切替器が非導通となる。これ以後は、上記
の主側の上り回線及び下り回線が共に故障した場合と同
様の状態となる。尚第3の検出部の検出結果は、上り回
線状態信号送出部において主上り回線異常の状態信号を
生成させ、その状態信号は監視装置へ届けられる。
【0018】上記の様に主側の回線が故障した後、光フ
ァイバケーブルの張り替えなどが行われて、工事が終了
すると、先ず第3の検出部の検出結果から第2の切替器
が導通になる。これにより、主下り回線を光伝送され
て、下りパイロット信号が中継装置に届くようになる。
中継装置ではこの下りパイロット信号が第1の検出部で
検出され、この検出結果を基に第1の切替器が主側を選
択する。この結果、双方向CATVシステムが通常の状
態に復旧する。
【0019】以上をまとめると、請求項1に記載の発明
では次のような効果がある。 (1)主上り回線と主下り回線を使用中に、副上り回線
と副下り回線の状態が監視できるため、副側の回線に異
常が生じても影響が出ないうちに直しておくことができ
る。このことは、実際に主側の回線に故障が発生した時
に、整備の行き届いた副側の回線を即座に利用して、各
信号の伝送を続けられる、という効果がある。 (2)副上り回線と副下り回線を利用して各信号の伝送
を続けている間に、主側の回線の張り替えなどが終了し
た場合、特にボタンを押したり、スイッチ切替えなどを
しなくても、自動で通常の回線利用状態に戻すことがで
きる。請求項2に記載の発明では、上記の効果に加え
て、次の効果もある。 (3)主上り回線と主下り回線のうちの、何れが故障し
ても副側の回線に切替わるから、上り回線と下り回線を
別々に取換える必要がなく、両方同時に工事ができる。
従って光ファイバケーブルなどのように、多数回線を1
本のケーブルに備えさせた伝送線を利用する場合に好適
なシステムを提供できることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は請求項1及び請求項2に記載の
発明が適用された双方向CATVシステムを表す構成図
である。図1に示す如く、本実施例のCATVシステム
は、前段側にセンター1、そして中段側に中継装置2、
を備えている。センター1と中継装置2とは、主光ファ
イバケーブル3と、副光ファイバケーブル4の2本の光
ファイバケーブルで接続してある。両光ファイバケーブ
ル3、4は、互いに離隔して敷設され、一方が火災など
で焼損しても、その火災が他方には影響を及ぼさないよ
うにされている。光ファイバケーブル3は、主下り回線
3a及び主上り回線3bとして例示する2本の光ファイ
バを備えている。同様に光ファイバケーブル4は、副下
り回線4a及び副上り回線4bとして例示する、2本の
光ファイバを備えている。
【0021】中継装置2から後段側は、同軸ケーブルを
使用した一般のCATVシステムと同様に、幹線5が延
び、その途中には、センター1側からの下り信号を増幅
して端末側へ送ると共に、端末側からの上り信号を増幅
してセンター1側へ送るための、双方向幹線分岐増幅器
6が、CATVの規模に応じた台数だけ設置されてい
る。この双方向幹線分岐増幅器6の上り信号には、各双
方向幹線分岐増幅器6の動作状態がデータ化されて生成
された状態信号も含まれている。各双方向幹線分岐増幅
器6からは、端末側に向かって、分岐線7、分岐器8な
どが接続され、これらを介して上記の下り信号が各端末
装置(図示せず)まで届けられる。
【0022】次にセンター1の詳しい構成について説明
する。このセンター1にはヘッドエンド9が設けられ、
VHF及びUHF用アンテナや、BSアンテナ、あるい
はCSアンテナ等から成るアンテナ群10で受信された
地上放送信号及び衛星放送信号が、このヘッドエンド9
に加えられる。このアンテナ群10からの各信号は、ヘ
ッドエンド9において周波数やレベルの調整がなされ
て、70〜450MHzの下り信号として後段へ送出さ
れる。13は下りパイロット信号発生器で、例えば周波
数が451.25MHzの下りパイロット信号を発生す
る。14は監視装置で、本例の場合にはセンター1内に
設けられており、各双方向幹線分岐増幅器6に対して状
態信号を送出させるためのアドレス信号を生成してヘッ
ドエンド9へ送出したり、ヘッドエンド9を介して各双
方向幹線分岐増幅器6から届けられる状態信号や、同じ
くヘッドエンド9を介して中継装置2から届けられる後
述の下り回線状態信号や、後述の上り回線状態信号など
の、種々の状態信号を解析し、その結果をモニター画面
に表示するものである。センター1には、図示はしない
が公衆の電話回線を利用するファクスモデムなども設け
られて、監視装置14の情報が外部で利用できるように
なっている。
【0023】次に16は分波混合器で、ヘッドエンド9
側から70〜450MHz帯の下り信号と下りパイロッ
ト信号を後段側へ、また後段側から0〜50MHz帯の
信号をヘッドエンド9側へ、互いに干渉なく伝送するた
めに設けられている。17は下り信号と下りパイロット
信号を2経路に分けるための分配器を示す。18は第2
の切替器として例示する高周波リレーを示す。この第2
の切替器18は、制御端18aに制御信号としての直流
電圧が加わると非導通となるが、それが加わらない場合
には導通となっている。19a、19bは夫々電気−光
変換器を示す。これら19a、19bの各出力端は、主
光ファイバケーブル3における主下り回線3a、副光フ
ァイバケーブル4における副下り回線4aに夫々対応接
続されている。20a、20bは夫々光−電気変換器を
示す。これら20a、20bの各光入力端は、主光ファ
イバケーブル3における主上り回線3b、副光ファイバ
ケーブル4における副上り回線4bに夫々接続されてい
る。
【0024】21は光−電気変換器20aに内蔵された
光検出器で、第3の検出部として例示するものである。
この光検出器21に対して光搬送波が届かなくなった場
合には、主上り回線が断線になったと判断されて、検出
結果としての直流電圧を出力するが、光搬送波が届いて
いる場合には、出力しないようになっている。この直流
電圧は、第2の切替器18に対する制御信号ともなる。
22は第3の検出部で、光−電気変換器20bに内蔵さ
れた光検出器23と、上りパイロット信号検出器24と
で構成されている。光検出器23は、光検出器21と同
様、自体に光搬送波が届かなくなった場合に、副上り回
線が断線になったと判断して、検出結果としての直流電
圧を出力し、そうでない場合は出力しないようになって
いる。上りパイロット信号検出器24は、所定周波数の
上りパイロット信号を検出すると、直流電圧を出力する
よう、例えば上りパイロット信号のみを通過するフィル
タと、検波器などで構成されている。上りパイロット信
号は、前述の幹線5に介設された上りパイロット信号発
生器25において発生されるもので、上り信号0〜50
MHz帯域のうちで割当てられた所定周波数で所定レベ
ルの信号である。26は副上り回線4bを伝送されて来
た上り信号電力の一部を取出すための分岐器で、上り信
号の帯域に含まれる上りパイロット信号などが取出され
る。27は切替制御器で第1入力端27aと第2入力端
27bとに加わる、前述の検出結果を表す直流電圧の有
無の組合わせに応じて、出力端27cから上り回線状態
の判定結果としての直流電圧を出力するものであり、順
序回路で構成されている。この切替制御器27の出力に
よって、切替器28の選択状態を制御し、主あるいは副
側回線のうち中継装置2から上り信号を送るために利用
されている上り回線のみにヘッドエンド9を、分波混合
器16を介して接続することができる。そしてこの切替
器28の制御は、上り信号を送るのに利用されない上り
回線が断線しているか否かに関わらず、中継装置2の後
述の第1の切替器35に合わせて行うようにされる。
【0025】29は上り回線状態信号送出部としての信
号発生器を示す。信号発生器29は、第1入力端29
a、第2入力端29b、出力端29cを備えており、各
入力端29aと29bに加わる電圧の有無の組合わせに
応じて、主上り回線と副上り回線に生じた種々の事態に
応じた出力パルス列を発生するように、種々の論理素子
を組合わせて構成してある。本例の場合には、上り回線
主異常・副正常の状態信号、上り回線主正常・副異常の
状態信号、上り回線主正常・副正常の状態信号の何れか
が生成され、出力される。尚この出力は、監視装置14
から自体のアドレスが呼出された時のみ行うようにすれ
ばよい。
【0026】上記のセンター1の実施例においては、切
替器28を設け、切替制御器27によって、主側あるい
は副側のうちの利用されている上り回線のみをヘッドエ
ンド9と接続するようにしたが、双方向CATVシステ
ムの上り流合雑音が小さく抑えられていれば、切替器2
8の代わりに混合器を用いることもできる。この場合に
は上りパイロット信号検出器24や分岐器26、そして
切替制御器27は設ける必要がない。また第3の検出部
としての光検出器21の出力を直接に信号発生器29の
第1入力端29aに加えればよい。
【0027】次に中継装置2は、1つの筐体、又は複数
の筐体内に、種々の部材を収納して形成される。以下そ
の詳しい構成について説明する。30a、30bは夫々
光−電気変換器を示す。これら30a、30bの各光入
力端は、主光ファイバケーブル3における主下り回線3
a、副光ファイバケーブル4における副下り回線4aに
夫々接続されている。31a、31bは夫々電気−光変
換器で、これら31a、31bの各光出力は、主光ファ
イバケーブル3における主上り回線3b、副光ファイバ
ケーブル4における副上り回線4bに夫々接続されてい
る。33は第1の検出部として例示する下りパイロット
信号検出器で、主下り回線3aを用い送られて来る下り
パイロット信号を検出するためのものである。同様に3
4は第2の検出部として例示する下りパイロット信号検
出器で、副下り回線4aを用いて送られてくる下りパイ
ロット信号を検出するためのものである。これら検出器
33、34は、下りパイロット信号が加わると例えば直
流電圧を出力し、加わらなければ出力しないもので、夫
々下りパイロット信号のみを通過させるバンドパスフィ
ルタや検波器などにより成る。
【0028】35は第1の切替器で、制御端35aに制
御信号が加わっている限り、共通接点Cと接点Aが導通
となり、制御信号が加わらなくなると、共通接点Cと接
点Bが導通となる。尚この制御信号としては、主下り回
線のパイロット信号検出器33の出力である直流電圧が
用いられる。36、37は分岐器で、夫々下り信号及び
下りパイロット信号の電力の一部を取出すために用いて
ある。38、39は分波混合器で、夫々センター1の側
から送られて来る、下り信号及び下りパイロット信号
を、後段の切替器35の側へ、また後段側から上り信号
及び上りパイロット信号をセンター1の側へ、互いに干
渉なく伝送するために設けられている。
【0029】40は下り回線状態信号送出部としての信
号発生器を示す。信号発生器40は、第1入力端40
a、第2入力端40b、出力端40cを備えている。第
1入力端40aに電圧が加わると主下り回線正常の状態
信号を、また加わらない場合には主下り回線異常の状態
信号を、夫々生成して出力端40cから出力する。また
第2入力端40bに電圧が加わると、副下り回線正常の
状態信号を、また加わらない場合には副下り回線異常の
状態信号を、夫々生成し出力端40cから出力する。こ
れらの状態信号はパルス列により構成され、中継装置2
の本来のアドレスを示すパルス列と組合わされて、上り
信号の周波数帯の搬送波で変調され、40cから送出さ
れるようになっている。41は分岐器で、信号発生器4
0の出力を、上り信号の伝送系に重畳するために用いら
れている。尚、中継装置2には、分波混合器38と第1
の切替器35の接点Aとの間に、また分波混合器39と
第1の切替器35の接点Bとの間に、必要に応じて高周
波増幅器が設けられる。
【0030】以上の実施例では、38及び39の2個の
混合分波器を用い、1個の切替器35を用いる例を示し
たが、切替器35として2連型のものを用いることと
し、一方の切替器において下り回線の主・副を切替える
ようにすると共に、他方の切替器では上り回線の主・副
を切替えるようにして、2つの切替器の夫々の共通接
点、出力と分岐器41との間に、1つの分波混合器を設
けるようにしてもよい。
【0031】また前述のような第1の実施例では、状態
信号発生器40の出力を1個の分岐器41を用いて重畳
しているが、この信号発生器40の出力を2分配し、そ
の一方の出力を電気−光変換器31aの入力側に重畳
し、他方の出力を電気−光変換器31bの入力側に重畳
するようにしてもよい。この他にも本発明の要旨を妨げ
ない範囲で、種々の変更例が実施できるのは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 双方向CATVシステムを表す構成図。
【符号の説明】
1・・・センター 2・・・中継装置 3a・・・
主下り回線 3b・・・主上り回線 4a・・・副下り回線 4
b・・・副上り回線 9・・・ヘッドエンド 13・・・下りパイロット信
号発生器 14・・・監視装置 17・・・分配器 18・・
・第2の切替器 21・・・光検出器(第3の検出部) 22・・・第
4の検出部 23・・・光検出器 24・・・上りパイロット信号
検出器 29・・・信号発生器(上り回線状態信号送出部) 33・・・主下り回線パイロット信号検出器(第1の検
出部) 34・・・副下り回線パイロット信号検出器(第2の検
出部) 35・・・第1の切替器 40・・・信号発生器(下り
回線状態信号送出部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターから、端末側の中継装置へ向か
    って下り信号を伝送する主下り回線と、上記センターか
    ら上記中継装置へ向かって上記と同一の下り信号を伝送
    する副下り回線と、上記主下り回線に並設され、上記中
    継装置から上記センターへ向けて、上り信号を伝送する
    主上り回線と、上記副下り回線に並設されて上記主上り
    回線と同様の上り信号を伝送する副上り回線と、上記各
    回線の監視装置と、を備えた双方向CATVシステムに
    おいて、上記中継装置には、上記主下り回線の断線を検
    出する第1の検出部と、上記副下り回線の断線を検出す
    る第2の検出部と、上記第1の検出部からの検出結果に
    応じ、上記主下り回線の断線が検出されない限り上記主
    下り回線の出力を、また上記主下り回線の断線が検出さ
    れた場合には上記副下り回線の出力を、夫々選択して、
    上記下り信号を更に端末側に送り出す第1の切替器と、
    上記第1及び第2の検出部の検出結果から、上記主及び
    副下り回線の正常や異常の状態を表す状態信号を生成
    し、それを上記監視装置へ向けて送出する下り回線状態
    信号送出部と、を備えさせると共に、上記センターに
    は、上記主及び副下り回線に上記下り信号を送出するヘ
    ッドエンドと、上記主上り回線の断線を検出する第3の
    検出部と、上記副上り回線の断線を検出する第4の検出
    部と、上記第3及び第4の検出部の検出結果から、上記
    主及び副上り回線の正常や異常の状態を表す状態信号を
    生成し上記監視装置へ向けて送出する上り回線状態信号
    送出部と、を備えさせてあることを特徴とする双方向C
    ATVシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の双方向CATVシステ
    ムにおいて、上記主下り回線には、上記センターから上
    記下り信号と共に下りパイロット信号を伝送するよう構
    成し、上記第1の検出部は、上記下りパイロット信号が
    検出されないことによって上記主下り回線の断線を検出
    すると共に、上記下りパイロット信号が上記第1の検出
    部に至るまでの経路には第2の切替器を設け、上記第3
    の検出部が上記主上り回線の断線を検出した場合には上
    記第2の切替器を非導通とし、上記第3の検出部が上記
    主上り回線の断線を検出しない場合には上記第2の切替
    器を導通とすることを特徴とする双方向CATVシステ
    ム。
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