JPH1155542A - 水平偏向ドライブ回路 - Google Patents

水平偏向ドライブ回路

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JPH1155542A
JPH1155542A JP10146386A JP14638698A JPH1155542A JP H1155542 A JPH1155542 A JP H1155542A JP 10146386 A JP10146386 A JP 10146386A JP 14638698 A JP14638698 A JP 14638698A JP H1155542 A JPH1155542 A JP H1155542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ装置の動作を安定させる水平偏
向ドライブ回路を提供する。 【解決手段】 水平偏向ドライブ回路1は,発振素子1
1から出力されるローレベルにある発振パルスによって
スイッチング動作するベースドライブ電流供給部12
と,ローレベルにある発振パルスによってスイッチング
動作し,ベースドライブ電流供給部から出力される電流
を制御するPチャネルFET部13と,ハイレベルにあ
る発振パルスによってスイッチング動作し,ベースドラ
イブ電流供給部から出力される電流を制御するNチャネ
ルFET部14と,PチャネルFET部が制御する電流
またはNチャネルFET部が制御する電流によって偏向
電流供給源から出力される偏向電流を誘導するドライブ
トランス15とから構成されている。かかる構成によれ
ば,水平出力偏向トランジスタ部17に対して安定した
ベースドライブが供給されるためスイッチング損失およ
びストレージ損失が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,水平偏向ドライブ
回路にかかり,特に複数の電界効果型トランジスタ(以
下,「FET」という。)を備えた水平偏向ドライブ回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ装置は,ホストコンピュー
タまたはパソコン等から出力される映像信号を可視化表
示する機能を有するものである。かかるディスプレイ装
置の概略動作は次の通りである。まず,所定の映像信号
に従いディスプレイ装置の内部に備えられた陰極線管
(以下,「CRT」という。)の電子銃からは電子エネ
ルギーを有するビームが射出される。そして,射出され
たビームは,偏向コイルによって偏向制御され蛍光面に
衝突する。これにより可視像が表示されることになる。
【0003】次に,従来のディスプレイ装置を図面に基
づき説明する。図4は,従来のディスプレイ装置200
の内部回路を示すブロック図である。ホストコンピュー
タ100は,例えばキーボード(図示せず。)によって
入力される信号を演算処理し,処理された結果に基づく
データを出力するCPU110と,CPU110から出
力されるデータが入力され,映像信号R.G.Bを出力
するとともに,映像信号R.G.Bを同期させるための
水平同期信号H−SYNCおよび垂直同期信号V−SY
NCを出力するビデオカード120を備えている。
【0004】ビデオカード120から出力される映像信
号R.G.B,水平同期信号H−SYNC,および垂直
同期信号V−SYNCが入力されるディスプレイ装置2
00は,マイコン210,制御ボタン部220,水平/
垂直出力回路部230,映像信号処理部240,および
電源回路部250とから構成されている。
【0005】マイコン210は,入力される水平同期信
号H−SYNCおよび垂直同期信号V−SYNCの解像
度を判別し,制御ボタン部220は,ディスプレイ装置
の画面を制御するためのモニタ画面制御信号を生成し出
力する。そして,水平/垂直出力回路部230は,マイ
コン210から出力されるモニタ画面制御信号と基準発
振信号に従って水平走査,垂直走査を同期させ,映像信
号処理部240は,ビデオカード120からの映像信号
R.G.Bを増幅して表示する。さらに,電源回路部2
50は,マイコン210,水平/垂直出力回路部23
0,および映像信号処理部240に対して駆動電圧を供
給する。
【0006】以上のような構成を有するディスプレイ装
置200の各ブロックをさらに詳しく説明する。ホスト
コンピュータ100の内部に備えられたビデオカード1
20から出力される水平同期信号H−SYNCと垂直同
期信号V−SYNCは,各種画面制御データが格納され
ているマイコン210に入力される。さらに,水平同期
信号H−SYNCおよび垂直同期信号V−SYNCが入
力されるマイコン210は,制御ボタン部220からの
画面制御信号に応じて画面上に表示される像を調整する
像調整信号と基準発振信号を出力する。
【0007】マイコン210から出力される像調整信号
と基準発振信号が入力される水平同期/垂直同期/基準
発振信号処理器(以下,「信号処理器」という。)23
0−1は,ビデオカード120から入力される水平同期
信号H−SYNCおよび垂直同期信号V−SYNCに応
じて,のこぎり波発生回路のオン/オフスイッチング速
度を制御するための垂直パルスを垂直ドライブ回路23
0−2に対して出力する。
【0008】通常,垂直ドライブ回路230−2とし
て,単一トランジスタ増幅回路が用いられ,とりわけト
ランジスタのベース端に入力信号が入力されエミッタ端
から出力信号を引き出すいわゆるエミッタ・フォロア型
が多用されている。このようにエミッタ・フォロワ型を
用いることによって,垂直ドライブ回路230−2は,
優れたリニア特性を示すことになる。
【0009】垂直ドライブ回路230−2からの電流信
号が入力される垂直出力回路230−3は,垂直偏向ヨ
ーク(以下,「V−DY」という。)230−4に流れ
る垂直同期パルスに適したのこぎり波電流を形成し,こ
れによって垂直走査周期が決定される。
【0010】また,信号処理器230−1から出力され
る水平発振信号は,水平偏向ドライブ回路230−5に
入力される。水平発振信号が入力された水平偏向ドライ
ブ回路230−5は,水平出力回路230−6をオン/
オフさせるために十分な電流を供給する。この水平ドイ
ライブ回路230−5には,入力端がオンの場合,出力
端がオンする同相(同極性)型と,入力端がオンの場
合,出力端がオフする逆相(逆極性)型があり,現在逆
相型が主流となっている。
【0011】かかる特性を有する水平偏向ドライブ回路
230−5から出力された電流が入力される水平出力回
路230−6は,水平偏向ヨーク(以下,「H−DY」
という。)230−7にのこぎり波電流を発生させる。
そして,かかるのこぎり波電流により水平走査周期が決
定される。
【0012】安定した直流(DC)電圧をCRT240
−4のアノード端子240−4−1に供給するために,
フライバックパルスをフライバックトランスフォーマ2
30−9によって昇圧する。また,漏れインダクタンス
と高圧回路230−8の分布容量による高調波を用いる
ことによってフライバックパルスが小さくても高電圧が
発生し,かかる高電圧は,アノード端子240−4−1
を介してCRT240−4のアノード面に印加されるこ
とになる。
【0013】一方,映像信号処理部240に備えられた
オン・スクリーン・ディスプレイ(以下,「OSD」と
いう。)240−1は,マイコン210からの画面制御
にかかるOSDデータが入力され,OSD利得信号を出
力する。かかるOSD利得信号とビデオカード120か
ら出力される映像信号R.G.Bは,ビデオプリアンプ
240−2に入力される。このビデオプリアンプ240
−2は,低電圧増幅器を備え,映像信号R.G.Bを増
幅し一定した電圧レベルを保つ機能を有する。例えば,
1Vpp(ピーク−ピーク電圧)未満の信号が4〜6V
ppの信号に増幅され,かかる増幅された信号は,さら
にビデオメインアンプ240−3によって40〜60V
ppに増幅され,結果的にCRT240−4の各画素
は,所定のエネルギーが供給されることになる。以上の
ように,ビデオメインアンプ240−3で増幅された映
像信号R.G.Bは,CRT240−4のカソードに印
加され,電子ビームに変換された後,画面上に可視像を
表示することになる。
【0014】また,OSD機能を使用する場合は,ビデ
オプリアンプ240−2がOSD240−1から出力さ
れるOSD利得信号を選択する。選択されたOSD利得
信号は,ビデオプリアンプ240−2において一定レベ
ルに増幅され,さらにビデオメインアンプ240−3に
よって増幅され,CRT240−4の画面上にOSDデ
ータを表示させる。CRT240−4の画面上に表示さ
れるOSDデータは,ユーザにディスプレイ装置200
の機能または情報を提供することになる。
【0015】また,ビデオメインアンプ240−3で増
幅された映像信号R.G.BおよびOSD利得信号によ
って表示される可視像の輝度は,CRT240−4のア
ノード面で形成される高電圧によって調整される。
【0016】次に,ディスプレイ装置200に備えられ
た電源回路部250について説明する。この電源回路部
250には,交流(以下,「AC」という。)入力端2
50−1を介して商用交流電圧が印加される。商用AC
電圧が印加されるデガウシングコイル250−2は,地
磁界または外部条件により発生される画面上の色相の滲
みを元の色相に回復させる動作を行う。例えば,デガウ
シングコイル250−2に対してAC電圧を2〜8秒間
加えることによって,ディスプレイ装置200内のシャ
ドウマスクに発生したDC成分の磁界は瞬間的に乱され
る。これによって,DC成分の磁界のために妨害されて
いた電子ビームの蛍光体への正確な偏向動作は正常化さ
れ,色相の滲みは消滅することになる。
【0017】また,商用AC電圧が印加される整流器2
50−3において整流され出力される直流電圧は,スイ
ッチングトランス250−4に印加される。直流電圧が
印加されるスイッチングトランス250−4は,スイッ
チング動作を行い電圧レギュレータ250−5を介して
ディスプレイ装置200内で必要とされる各種電圧を生
成することになる。この際,パルス幅変調(以下,「P
WM」という。)IC250−6は,スイッチングトラ
ンス250−4のオン/オフ動作を制御して出力電圧を
安定させる。
【0018】マイコン210は,水平同期信号H−SY
NCおよび垂直同期信号V−SYNCを検出してサスペ
ンドモード信号およびパワーオフモード信号などのVE
SA規格に基づくディスプレイパワー管理信号(Dis
play Power Management Sig
naling:以下,「DPMS」という。)を電圧レ
ギュレータ250−5およびPWMIC250−6に対
して出力し,ディスプレイ装置200内で消費されるエ
ネルギーを低減させる。
【0019】次に,水平偏向ドライブ回路230−5お
よび水平出力回路230−6を添付した図面に基づきさ
らに詳しく説明する。図5は,図4に示した水平偏向ド
ライブ回路230−5および水平出力回路230−6の
詳細ブロック図である。図4に示すマイコン210から
出力される基準発振信号が入力される信号処理器230
−1内の水平発振回路230−1aは,この基準発振信
号の周期に応じて水平発振パルスを出力する。
【0020】水平発振回路230−1aから出力される
水平発振パルスは,水平偏向ドライブ回路230−5
は,水平出力回路230−6内の水平偏向トランジスタ
230−6bをオン/オフさせるための十分な電流を有
する水平ドライブパルスを水平発振パルスに同期して出
力する。
【0021】一方,電圧レギュレータ250−5から供
給される直流電流に基づき,偏向電流供給回路250−
6aは偏向電流を発生させ,この偏向電流は水平偏向ト
ランジスタ230−6bに入力される。偏向電流が入力
された水平偏向トランジスタ230−6bは,水平偏向
ドライブ回路230−5から供給される水平ドライブパ
ルスに従いオン/オフ動作を行う。水平偏向トランジス
タ230−6bのオン/オフ動作によってH−DY23
0−7において水平偏向のこぎり波電流が発生し,この
のこぎり波電流によって映像信号R.G.Bに基づく電
子ビームは偏向され,CRT240−4の画面上に可視
像を表示することになる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の水平
偏向ドライブ回路230−5は,多重同期モードまたは
単一同期モードのいずれかのモードが用いられる。多重
同期モードによれば,FETまたはバイポーラトランジ
スタのいずれか一つのみ使用して,多重同期モードそれ
ぞれの水平偏向を満たさなければならない。そして,多
重同期モードの各水平周波数に適したベースドライブを
満足させるために水平偏向ドライブ回路230−5を構
成する部品点数が増加し回路規模が増大していた。
【0023】また,単一同期モードによれば,低周波数
と高周波との間のドライブ条件が一致しない場合,水平
偏向ドライブ回路230−5のFETまたはバイポーラ
トランジスタのスイッチング損失が生ずる。さらに,ド
ライブ条件の不一致によりFETまたはバイポーラトラ
ンジスタから熱が発生するため,放熱体が大きくなる問
題があった。
【0024】本発明は,従来の水平偏向ドライブ回路が
有する上記のような問題点に鑑みてなされたものであ
り,その目的は,低周波と高周波の間のドライブ条件の
不均衡を補ってスイッチング損失および熱の発生を最小
化するために複数のFETを備えた水平偏向ドライブ回
路を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1によれば,ローレベルにある発振パルスに
よってスイッチング動作するベースドライブ電流供給部
と,ローレベルにある発振パルスによってスイッチング
動作し,ベースドライブ電流供給部から出力される電流
を制御するPチャネルFET部と,ハイレベルにある発
振パルスによってスイッチング動作し,ベースドライブ
電流供給部から出力される電流を制御するNチャネルF
ET部と,PチャネルFET部が制御する電流またはN
チャネルFET部が制御する電流によって偏向電流供給
源から出力される偏向電流を誘導するドライブトランス
とを備えたことを特徴とする水平偏向ドライブ回路が提
供される。
【0026】そして,請求項2によれば,ベースドライ
ブ電流供給部は,ローレベルにある発振パルスに制御さ
れスイッチング動作するトランジスタを備えるように構
成される。また,請求項3によれば,PチャネルFET
部は,ローレベルにある発振パルスに制御されスイッチ
ング動作する電界効果型トランジスタを備えるように構
成される。また,請求項4によれば,NチャネルFET
部は,ハイレベルにある発振パルスに制御されスイッチ
ング動作する電界効果型トランジスタを備えるように構
成される。かかる構成によれば,回路規模の増大を防ぎ
つつ,高速スイッチング動作が実現される。
【0027】そして,請求項5に記載のように,ドライ
ブトランスは,偏向電流が供給される2次側コイルとP
チャネルFET部が制御する電流が供給される第1の1
次側コイルとNチャネルFET部が制御する電流が供給
される第2の1次側コイルとから構成される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる水平偏向ドライブ回路の好適な実施の形
態について詳細に説明する。なお,以下の説明におい
て,略同一の機能および構成を有する構成要素について
は,同一符号を付することにより,重複説明を省略する
ことにする。
【0029】図1は,本発明にかかる水平偏向ドライブ
回路1および水平出力回路3のブロック図である。一定
周期の発振パルスを発生する発振素子11と,この発振
素子11から出力されるローレベル発振パルスに基づき
スイッチングするベースドライブ電流供給部12と,発
振素子11から出力されるローレベル発振パルスが入力
され,ベースドライブ電流供給部12から出力される電
流がドライブトランス15を介して入力されスイッチン
グするPチャネルFET部13と,発振素子11から出
力されるハイレベル発振パルスが入力されスイッチング
するNチャネルFET部14と,ベースドライブ電流供
給部12から出力される電流が入力されPチャネルFE
T部13とNチャネルFET部14のスイッチング動作
により偏向電流供給源16から供給される電流を誘導す
るドライブトランス15と,ドライブトランス15によ
りスイッチングされH−DYに水平のこぎり波電流を発
生させる水平偏向トランジスタ部17とから構成されて
いる。
【0030】かかる構成を図2に基づきさらに詳しく説
明する。図2は図1に示された各回路ブロックの詳細な
回路図である。ベースドライブ電流供給部12は,発振
素子11から出力されるローレベル発振パルスをカップ
リングするキャパシタC1と,このキャパシタC1によ
ってカップリングされたローレベル発振パルスを駆動電
圧Vccに分圧する抵抗R1,R2と,抵抗R1,R2
により分圧され印加されるローレベル発振パルスが印加
されスイッチングしてターンオンされるトランジスタQ
1と,トランジスタQ1のエミッタ端と接地レベルを接
続する抵抗R3とから構成されている。
【0031】ベースドライブ電流供給部12から出力さ
れた電流がドライブトランス15を経由して入力される
PチャネルFET部13は,発振素子11から出力され
るローレベル発振パルスをカップリングするキャパシタ
C2と,キャパシタC2によってカップリングされたロ
ーレベル発振パルスが印加され分圧する抵抗R5,R6
と,抵抗R5,R6により分圧され印加されるローレベ
ル発振パルスがゲート端に入力されベースドライブ電流
供給部12のトランジスタQ1のターンオンによって出
力される電流がソース端に入力される電界効果型トラン
ジスタQ2とから構成されている。
【0032】発振素子11から出力されるハイレベル発
振パルスを印加されスイッチングしてターンオンされる
NチャネルFET部14は,発振素子11から出力され
るハイレベル発振パルスが印加され分圧する抵抗R7,
R8と,抵抗R7,R8により分圧されるハイレベル発
振パルスがゲート端に印加されスイッチングしてターン
オンする電界効果型トランジスタQ3より構成されてい
る。
【0033】PチャネルFET部13およびNチャネル
FET部14のスイッチング動作によってエネルギーが
誘導されるドライブトランス15は,偏向電流が供給さ
れる2次側コイルとしてのコイルL4と,PチャネルF
ET部13に備えられた電界効果型トランジスタQ2の
ターンオンによってコイルL4に誘導されたエネルギー
が印加される第1の1次側コイルとしてのコイルL1
と,NチャネルFET部14に備えられた電界効果型ト
ランジスタQ3のターンオン動作よってコイルL1に誘
導されたエネルギーが印加される第2の1次側コイルと
してのコイルL2,L3より構成されている。
【0034】ドライブトランス15のエネルギー誘導に
よりスイッチングするPチャネルFET部13およびN
チャネルFET部14のターンオンによって水平のこぎ
り波電流を発生する水平偏向出力トランジスタ部17
は,PチャネルFET部13およびNチャネルFET部
14のスイッチングによって生じた電流信号が入力され
スイッチングするトランジスタQ4と,トランジスタQ
4のスイッチング動作に従い充放電するキャパシタC3
と,キャパシタC3の充放電電流をダンピングするダン
パダイオードD3から構成されている。
【0035】以上のような構成を有する水平偏向ドライ
ブ回路1の動作を説明する。一定周期を有する発振信号
を発生する発振素子11からローレベル発振パルスが出
力されれると出力されたローレベル発振パルスは,ベー
スドライブ電流供給部12に入力される。ベースドライ
ブ電流供給部12は,入力されたローレベル発振パルス
をキャパシタC1によってカップリングしてトランジス
タQ1のベース端に印加する。トランジスタQ1のコレ
クタ端に供給される直流電圧Vccは,抵抗R2を介し
て固定されたバイアスを形成することになる。
【0036】抵抗R2を介して印加される直流電圧Vc
cは,キャパシタC1を通して印加されたローレベル発
振パルスと重畳されトランジスタQ1のベース端に印加
される。ローレベル発振パルスがベース端に印加された
トランジスタQ1は,ターンオンされる。また,抵抗R
3はエミッタ端負荷として使用される。
【0037】トランジスタQ1がターンオンすることに
よって,ドライブトランス15のコイルL1とPチャネ
ルFET部13の抵抗R4を介して電界効果型トランジ
スタQ2のドレイン端には所定の電流が供給される。ま
た,電界効果型トランジスタQ2のゲート端には,発振
素子11から出力され,キャパシタC2によってカップ
リングされたローレベル発振パルスが印加される。な
お,ダイオードD1は,ローレベル発振パルスに生じた
雑音を取り除く機能を有するものである。
【0038】ゲート端にローレベル発振パルスが印加さ
れると電界効果型トランジスタQ2は,ターンオンす
る。この電界効果型トランジスタQ2のターンオン動作
とともに,ドライブトランス15のコイルL4によって
コイルL1にエネルギーが誘導される。そして,コイル
L1にエネルギーが誘導されることによって水平偏向ト
ランジスタ部17のトランジスタQ4のベース端にはハ
イレベルのドライブパルスが印加され,トランジスタQ
4はターンオンする。すなわち,偏向電流の自体電流に
よってトランジスタQ4はターンオンすることになる。
【0039】水平偏向トランジスタ部17のトランジス
タQ4がターンオンすれば,偏向電流供給源16から供
給される偏向電流B+は,コイルL5を介してトランジ
スタQ4のコレクタ端に入力される。そして,H−DY
の大きなインダクタンスによりコレクタ電流は,経時的
に直線的に増加する。この際キャパシタC3には,電流
が流れ込み充電されることになる。
【0040】一方,発振素子11から出力されるハイレ
ベル発振パルスは,NチャネルFET部14に入力され
る。このハイレベル発振パルスは,抵抗R7,R8によ
って分圧され,電界効果型トランジスタQ3のゲート端
に印加される。
【0041】電界効果型トランジスタQ3のドレイン端
には,ドライブトランス15のコイルL4に流れる電流
によってコイルL3に誘導された電流が入力される。そ
して,ゲート端に入力されるハイレベル発振パルスによ
って電解効果トランジスタQ3がターンオンするとコイ
ルL4により誘導されたエネルギーがコイルL2および
コイルL3に誘導されることになる。すなわち,ドライ
ブトランス15のコイルL2およびコイルL3に誘導さ
れた電流は,電界効果型トランジスタQ3のドレイ端か
らソース端に流れることになる。
【0042】このときベースドライブ電流供給部12の
トランジスタQ1とPチャネルFET部13の電界効果
型トランジスタQ2はオフとなる。したがってドライブ
トランス15のコイルL4に流れる偏向電流は,Nチャ
ネルFET部14の電界効果型トランジスタQ3に流れ
ることになり,水平偏向トランジスタ部17のトランジ
スタQ4は,ベース端にローレベルの電流が印加される
ためオフ状態となる。
【0043】トランジスタQ4のベース端にローレベル
の電流が流れることによって水平偏向トランジスタ部1
7のH−DYのインダクタンスとキャパシタC3の並列
容量との共振によりトランジスタQ4のコレクタ端に大
きな負電圧が発生することになる。かかる負電圧の発生
によってダンパダイオードD3が導通状態となり,のこ
ぎり波電流がH−DYに流れることになる。
【0044】なお,コイルL5はチョークコイルとして
使用され,キャパシタC4は,H−DYに流れる水平の
こぎり波電流を補正することになる。また,トランジス
タQ4のスイッチングにより発生した水平出力電圧は,
高電圧のソースとして使用される。
【0045】このように,ベースドライブ電流供給部1
2のトランジスタQ1のコレクタ端の波形と水平偏向ト
ランジスタ部17のトランジスタQ4の入力端および出
力端の出力波形を図3に示す。
【0046】図3は図2に示した各回路部の入出力信号
の波形図である。波形(A)は,発振素子11から出力
される発振パルスの波形である。波形(B)は,ベース
ドライブ電流供給部12に備えられたトランジスタQ1
のスイッチングによるコレクタ端の電流波形であって,
波形(A)の発振パルスで立ち上がりエッジトリガによ
って発生する。波形(C)は,水平偏向トランジスタ部
17に備えられたトランジスタQ4のベース端に対し
て,発振素子11から出力される発振パルスの立ち下が
りエッジトリガに同期して印加される電流信号の波形で
ある。トランジスタQ4のベース端に印加される電流信
号は,波形(B)の立ち下がりエッジトリガに同期して
下がり始める。この場合,偏向電流による自体バイアス
が用いられるように構成されているため,コレクタ端と
ベース端に電流が流れ続け,ストレージタイム(t)が
最小限に短縮されることになる。
【0047】ストレージタイム(t)が最小となるよう
にトランジスタQ4のベース端に電流が入力されるため
トランジスタQ4のコレクタ電流には波形(D)のよう
にテーリング(tailing)がなくなる。したがっ
て,トランジスタQ4は,熱ランウェイ(therma
l runway)が回避されスイッチング損失が低減
される。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,水
平偏向トランジスタ部のトランジスタに安定したベース
ドライブが供給されることになるため,水平周波数変化
によるスイッチングおよびストレージ損失による熱損失
が最小化され,ディスプレイ装置の動作が安定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる水平偏向ドライブ
回路および水平出力回路のブロック図である。
【図2】図1の回路ブロックの詳細な回路図である。
【図3】図2の各回路部の入出力信号を示す波形図であ
る。
【図4】従来のディスプレイ装置の内部回路を示したブ
ロック図である。
【図5】図4のディスプレイ装置に備えられた水平偏向
ドライブ回路および水平出力回路の詳細なブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 水平偏向ドライブ回路 3 水平出力回路 12 ベースドライブ電流供給部 13 PチャネルFET部 14 NチャネルFET部 15 ドライブトランス 16 偏向電流供給源 17 水平偏向トランジスタ部 Q1 トランジスタ Q2 電界効果型トランジスタ Q3 電界効果型トランジスタ L1 コイル L2 コイル L3 コイル L4 コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローレベルにある発振パルスによってス
    イッチング動作するベースドライブ電流供給部と;ロー
    レベルにある前記発振パルスによってスイッチング動作
    し,前記ベースドライブ電流供給部から出力される電流
    を制御するPチャネルFET部と;ハイレベルにある前
    記発振パルスによってスイッチング動作し,前記ベース
    ドライブ電流供給部から出力される電流を制御するNチ
    ャネルFET部と;前記PチャネルFET部が制御する
    電流または前記NチャネルFET部が制御する電流によ
    って偏向電流供給源から出力される偏向電流を誘導する
    ドライブトランスと;を備えたことを特徴とする水平偏
    向ドライブ回路。
  2. 【請求項2】 前記ベースドライブ電流供給部は,ロー
    レベルにある前記発振パルスに制御されスイッチング動
    作するトランジスタを備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の水平偏向ドライブ回路。
  3. 【請求項3】 前記PチャネルFET部は,ローレベル
    にある前記発振パルスに制御されスイッチング動作する
    電界効果型トランジスタを備えたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の水平偏向ドライブ回路。
  4. 【請求項4】 前記NチャネルFET部は,ハイレベル
    にある前記発振パルスに制御されスイッチング動作する
    電界効果型トランジスタを備えたことを特徴とする請求
    項1,2,または3のいずれかに記載の水平偏向ドライ
    ブ回路。
  5. 【請求項5】 前記ドライブトランスは,前記偏向電流
    が供給される2次側コイルと;前記PチャネルFET部
    が制御する電流が供給される第1の1次側コイルと;前
    記NチャネルFET部が制御する電流が供給される第2
    の1次側コイルと;を備えたことを特徴とする請求項
    1,2,3,または4のいずれかに記載の水平偏向ドラ
    イブ回路。
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