JPH1155376A - 電話機ホルダー - Google Patents

電話機ホルダー

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JPH1155376A
JPH1155376A JP9206109A JP20610997A JPH1155376A JP H1155376 A JPH1155376 A JP H1155376A JP 9206109 A JP9206109 A JP 9206109A JP 20610997 A JP20610997 A JP 20610997A JP H1155376 A JPH1155376 A JP H1155376A
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JP
Japan
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holder
mobile phone
main body
telephone
opening
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Withdrawn
Application number
JP9206109A
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English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yoshito Sakai
義人 酒井
Yuichiro Tsutsumi
祐一郎 堤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機挿入用の開口部をもつホルダー本
体内にゴミ等の異物が入るのを防ぐ。 【解決手段】 開口部である貫通穴18から携帯電話機
が挿入可能なホルダー本体10にホルダーコネクタ20
を取付けた電話機ホルダー。上記開口部に扉40を設
け、この開口部を塞ぐ閉位置と、この閉位置からホルダ
ー本体奥側に開いて上記開口部を開放する開位置との間
で回動可能とし、かつ、この扉40をばね等で閉位置側
に付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内での携帯
電話機の使用および保管に供される電話機ホルダーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、携帯電話機の普及に伴い、自動車
内での携帯電話機の使用および保管を行うための車載用
電話機ホルダーの開発が進められている。このような電
話機ホルダーとしては、携帯電話機を固定可能とする台
枠状等のホルダー本体と、カールコード等を介してホル
ダー本体もしくは車体に取り付けられたホルダーコネク
タとを備え、携帯電話機とホルダーコネクタとを接続す
るとともに、携帯電話機をホルダー本体に位置合わせし
て載置し、この状態で係止手段等により携帯電話機を保
持するものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電話機ホ
ルダーでは、携帯電話機とホルダーコネクタとの接続作
業や、ホルダー本体に携帯電話機を位置合わせして固定
する作業が容易でなく、このような作業を自動車の運転
者が運転中等に行うことは困難である。また、携帯電話
機の保持状態が安定しておらず、走行中の振動等によっ
てホルダーから携帯電話機が脱落してしまうおそれもあ
る。
【0004】このような不都合を解消する手段として、
ホルダー本体を、所定の開口部から携帯電話機が挿入可
能な中空状にし、このホルダー本体に挿入された携帯電
話機がホルダーコネクタと接続可能となるように、ホル
ダー本体の適所にホルダーコネクタを取付けることが考
えられる。しかし、この構成では、携帯電話機を挿入し
ていない状態で上記開口部からホルダー本体内にゴミや
ホコリ等の異物が侵入しやすく、侵入した後は当該異物
を除去する作業が容易でない。さらに、場合によって
は、上記異物によってホルダーコネクタと携帯電話機と
の良好な接続が妨げられるおそれもある。また、このよ
うな異物の侵入を防ぐべく、携帯電話機を挿入していな
い時に上記開口部を塞ぐ蓋を装着するようにすると、携
帯電話機の挿入時に当該蓋を外す作業が必要になり、携
帯電話機を容易に着脱することが不可能となってしま
う。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑み、簡単な構造
で、携帯電話機の着脱作業を容易としながら、ホルダー
本体内への異物の侵入を防ぐことができる電話機ホルダ
ーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、自動車に設置され、携帯電話
機を着脱可能に保持する電話機ホルダーであって、開口
部をもつ中空状をなし、その開口部から携帯電話機が挿
入可能なホルダー本体と、このホルダー本体に取付けら
れ、当該ホルダー本体内に挿入される携帯電話機と接続
されるホルダーコネクタとを備えるとともに、上記ホル
ダー本体に、その開口部を塞ぐ閉位置とこの閉位置から
ホルダー本体奥側に開いて上記開口部を開放する開位置
との間で回動可能な扉を設け、かつ、この扉を上記閉位
置側に付勢する付勢手段を備えたものである。
【0007】この構成によれば、携帯電話機を挿入して
いない通常状態では、付勢手段の付勢力で扉が閉位置に
保持され、開口部を塞ぐので、この開口部からホルダー
本体内に異物が侵入することが防がれる。しかも、この
状態から携帯電話機を扉に対して外側から押付ければ、
その押付け力により扉が付勢力に抗して開位置へ回動す
るので、そのまま携帯電話機を開口部からホルダー本体
内に挿入することができる。
【0008】ここで、ホルダー本体への携帯電話機の挿
入方向は適宜設定すればよいが、上記ホルダー本体をそ
の開口部から携帯電話機が長手方向に挿入可能な形状と
すれば、開口部の開口面積及びこれを塞ぐ扉の必要面積
を最小限に抑えることができる。そして、その挿入方向
奥部に上記ホルダーコネクタを取付ければ、携帯電話機
の挿入作業だけでそのまま当該携帯電話機をホルダーコ
ネクタに接続することができる。
【0009】上記扉は単一のものでもよいが、左右に並
ぶ一対の扉を備え、これら扉の左右両外側端部をそれぞ
れホルダー本体の開口部周縁に回動可能に取付けて両扉
の中央側端部を自由端部とし、上記閉位置で両中央側端
部が互いに向き合うようにすれば、携帯電話機を挿入す
る際に扉から受ける挿入抵抗がより少なくなる。しか
も、携帯電話機の挿入を完了した後は、上記付勢力によ
り扉の自由端部が携帯電話機の外面に圧接した状態が保
たれるため、この携帯電話機の外面形状にかかわらず、
当該携帯電話機を扉によって保持することが可能にな
る。
【0010】また、上記扉の自由端部に、ホルダー本体
内に挿入される携帯電話機と接触しながら転動する回転
体を設けるようにすれば、扉の自由端部が携帯電話機の
外面と直接接触するもの、すなわち、扉の自由端部と携
帯電話機の外面とが擦れながら携帯電話機の挿入が行わ
れるものに比べ、挿入抵抗はさらに削減され、また、そ
の挿入の際に携帯電話機の外面が損傷することがより確
実に防がれる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図11に基づいて説明する。
【0012】この実施の形態にかかる電話機ホルダー
は、ホルダー本体10及びホルダーコネクタ20を備え
ている。
【0013】ホルダー本体10は、側壁12と、底部ブ
ロック14と、天板16とからなっている。側壁12
は、長手方向(図例では上下方向)両端に開口する略四
角筒状をなし、その下端部開口にこれを塞ぐようにして
底部ブロック14が嵌め込まれ、固定されている。側壁
12の上端部開口には天板16が固定され、この天板1
6には、携帯電話機Tが長手方向に通過可能な形状の貫
通穴18が設けられている。従って、このホルダー本体
10は、上方に開口する中空状をなし、その開口部であ
る貫通穴18から内部へ携帯電話機Tが長手方向に挿入
可能な形状とされている。
【0014】ホルダーコネクタ20は、嵌合部22を有
し、この嵌合部22が上を向く状態で上記底部ブロック
14に固定されており、このホルダーコネクタ20から
ホルダー下方へは配線Wが導出されている。そして、上
記嵌合部22と、携帯電話機Tの尾端部(図例では下端
部)に設けられた図略の電話機側コネクタとが嵌合され
た状態で、これらのコネクタ及び上記配線Wを介して携
帯電話機Tが車両側回路に接続されるようになってい
る。すなわち、ホルダーコネクタ20は、ホルダー本体
10内で携帯電話機Tの挿入方向奥部の位置に固定さ
れ、携帯電話機Tの挿入に伴ってそのまま当該携帯電話
機Tと接続可能な状態となっている。
【0015】ホルダー本体10内には、複数(図例では
4つ)の電話機案内部材30が設けられている。これら
の電話機案内部材30は、ホルダー本体10内に挿入さ
れる携帯電話機Tを上記ホルダーコネクタ20と接続可
能な位置へ案内するためのものであり、携帯電話機Tを
前後左右の四方から囲む位置に配されている。
【0016】各電話機案内部材30は、上下方向の本体
軸32を有している。各本体軸32の下半部からは一方
向に案内壁33が延び、その反対方向に被案内突起34
が突出している。各案内壁33は、図4及び図5に示す
ように携帯電話機Tを四方から囲む井桁状に配され、そ
の内側面には、実際の携帯電話機Tの外面と接触可能な
比較的大面積の段部33aが形成されている。
【0017】図3に示すように、本体軸32の下端部に
は、さらに下方に突出する被案内突起32aが形成さ
れ、上端部32bには上方に突出するねじ軸32cが形
成されている。一方、底部ブロック14の上面の4か所
には、携帯電話機Tに対して各電話機案内部材30が接
離する方向(案内壁33と直交する水平方向;前後方向
もしくは左右方向)に延びる4本の案内溝14aが形成
されるとともに、天板16において各案内溝14aの上
方の位置に、これら案内溝14aとほぼ同形状の4つの
貫通長孔16aが形成され、さらに、側壁12には各案
内溝14aと同方向に延びる貫通長孔12aが形成され
ている。そして、上記本体軸32の被案内突起32aが
各案内溝14aに嵌め込まれ、ねじ軸32cが各貫通長
孔16aに対して下から通され、かつ、被案内突起34
が貫通長孔12aに内側から挿入されることにより、各
電話機案内部材30が各案内溝14a及び貫通長孔12
a,16aの長手方向にスライド可能にホルダー本体1
0に取付けられている。
【0018】各電話機案内部材30は、各ねじ軸32c
の先端側部分(天板16から上方に突出する部分)に装
着されるキャップ36を備えている。各キャップ36で
は、各ねじ軸32cが螺合可能なねじ孔36aが下向き
に開口しており、このキャップ36の下端面が天板16
の上面と圧接する位置まで上記螺合を進めることによ
り、このキャップ36の下端面と本体軸32の上端部3
2bの上端面とで天板16が挟まれた状態(図3の状
態)となり、これにより電話機案内部材30が任意の位
置でホルダー本体10に固定されるようになっている。
【0019】従って、使用前に予め、各電話機案内部材
30の位置をその案内壁33の段部33aが携帯電話機
Tの外面と略接触する位置(図5に示す位置)に調節し
ておくことにより、携帯電話機Tの外面形状にかかわら
ず、この携帯電話機Tをホルダーコネクタ20との結合
位置に案内できるようになっている。
【0020】さらに、この電話機ホルダーの特徴とし
て、上記天板16には、その貫通穴18を開閉するため
の左右一対の扉40が取付けられている。その具体的な
構造を図6〜図8に示す。
【0021】天板16の裏面(図6では手前側面)の左
右両側部からは、リング状の軸支部17が突出し、各軸
支部17に回動軸42が挿通されることにより、各回動
軸42が天板16側に回転可能に支持されている。各回
動軸42の一端部には、軸支部17の内径よりも大きい
外径をもつ大径部44が形成され、他端部には抜け止め
リング46が固定されている。大径部44の外周面に
は、その半径方向外側に突出する突出部44aが形成さ
れ、この突出部44aに各扉40の左右両外側部が固定
されている。従って、各扉40は、上記回動軸42を中
心として回動可能とされ、図6及び図7に示すような閉
位置(扉40の周縁部が貫通穴18の周縁部に当たって
この貫通穴18を塞ぐ位置)と、この閉位置からホルダ
ー本体10の内方(下方)に開く開位置とに切換可能と
なっている。すなわち、両扉40は、その中央側端部が
自由端部とされた両開きの扉となっている。
【0022】軸支部17と抜け止めリング46との間で
は、回動軸42の周囲にねじりコイルばね(付勢手段)
48が取付けられている。このねじりコイルばね48
は、軸支部17と抜け止めリング46とに挟まれて軸方
向に圧縮された状態となっており、この軸方向の弾発力
によって上記大径部44をその側面が軸支部17の側面
と当接する位置に保持している。このねじりコイルばね
48の一端部48aは、ホルダー本体10の内方に延び
て側壁12の内側面に接触し、他端部48bはホルダー
本体10の左右方向中央側に延びて扉40の裏面と接触
しており、このねじりコイルばね48のねじり方向の弾
発力によって、両扉40が閉位置に向かう方向に付勢さ
れている。
【0023】両扉40の中央側端部すなわち自由端部に
は、回転体であるローラ49が取付けられている。詳し
くは、両扉40の中央側端部に略コ字状の切欠40aが
形成され、この切欠40aを両側から挟む位置に厚肉の
軸支部40bが形成されるのに対し、ローラ49の軸方
向両端面には軸部49aが突設され、この軸部49aが
上記軸支部40b側に設けられた図略の凹部に嵌め込ま
れることにより、両軸部49aを結ぶ直線軸を中心とし
て回転可能にローラ49が取付けられている。これらロ
ーラ49の外周面は、両扉40の中央側端面よりも僅か
に突出しており、携帯電話機Tに対してローラ49の外
周面が接触するようになっている。
【0024】天板16の表側(上側)には、上記各キャ
ップ36を覆うカバー50が着脱可能に装着されるよう
になっている。このカバー50は、天板16の貫通穴1
8と合致する形状の貫通穴52を有し、その左右両側面
からホルダー本体10側に向けて撓み片54が延びてお
り、この撓み片54の端部に内側に突出するロック爪5
4aが形成されている。これに対し、側壁12には上記
ロック爪54aが嵌入可能な貫通孔12bが形成されて
おり、この嵌入によってカバー50の装着状態がロック
されるようになっている。
【0025】このような電話機ホルダーによれば、携帯
電話機Tを挿入しない非使用時には、ねじりコイルばね
48の弾発力で両扉40が図1,6,7に示すような閉
位置、すなわち、両ローラ49が互いに向き合う位置に
保持され、開口部である貫通穴18が塞がれる。従っ
て、この貫通穴18からホルダー本体10内にゴミやホ
コリ等の異物が侵入することが防がれる。
【0026】これに対し、両扉40の上に携帯電話機T
の尾端を押付けると、その押付け力によって両扉40は
ねじりコイルばね48の弾発力に抗して開き始め、携帯
電話機Tが貫通穴18を通過するのを許容する。これに
より、携帯電話機Tをホルダー本体10内に挿入するこ
とができ、そのままホルダーコネクタ20に接続するこ
とができる。この装着状態(図10及び図11の状態)
では、両ローラ49がねじりコイルばね48の弾発力に
よって携帯電話機Tの外面に押付けられるため、両扉4
0によって携帯電話機Tがホルダー本体10の上部でも
保持されることになり、当該装着状態はより安定する。
【0027】さらに、この実施の形態では、携帯電話機
Tの挿入の際、その外面にローラ49が接触しながら回
転するので、このローラ49がない場合、すなわち、両
扉40の中央側端部と携帯電話機Tとが擦れながら携帯
電話機Tが挿入される場合に比べ、携帯電話機Tの挿入
抵抗が少なく、しかも、携帯電話機Tの外面が損傷する
のをより確実に防ぐことが可能となっている。
【0028】第2の実施の形態を図12及び図13に示
す。ここでは、前記第1の実施の形態で示した両扉40
のうち、一方の扉40の軸支部40bの端部に金属等の
磁性材料からなる被吸引部41が固定され、他方の扉4
0の軸支部40bの端部に磁石43が埋め込まれてい
る。
【0029】このような構成によれば、両軸支部40b
が向き合う閉位置で、被吸引部41と磁石43とがその
磁力で互いに引き付け合うことになるので、第1の実施
の形態よりも強い力で両扉40が閉位置に保持されるこ
とになる。従って、携帯電話機Tの挿入のために加えら
れる押圧力よりも軽い微小な力で扉40が簡単に開いて
しまう不都合を防ぐことができる。
【0030】第3の実施の形態を図14に示す。前記第
1の実施の形態では、左右方向(携帯電話機Tの幅方
向)に並ぶ一対の扉40を備えたものを示したが、この
第3の実施の形態では、単一の扉40´を用い、その前
後方向(携帯電話機Tの厚み方向)の一端部を前記第1
の実施の形態で示した機構と同様の機構で回動可能にホ
ルダー本体10に取付け、他端部を自由端部としてい
る。
【0031】このように、本発明では、単一の扉40´
で開口部の開閉を行うことも可能である。ただし、前記
第1の実施の形態で示したようないわゆる観音開きタイ
プの両開き扉にすれば、携帯電話機Tの挿入抵抗がさら
に減り、かつ、上述のような扉による携帯電話機保持作
用も得ることができる利点がある。
【0032】また、携帯電話機Tの挿入方向も上記のよ
うな長手方向に限らず、例えば携帯電話機Tを水平に寝
かせた状態で台枠状のホルダー本体に対して上から嵌め
込む、いわゆる横置き式の電話機ホルダーにも適用が可
能である。ただし、この場合にはホルダー本体の開口面
積が非常に大きくなり、これを開閉する扉が非常に大が
かりとなるのに対し、前記各実施形態で示したように携
帯電話機Tが長手方向に挿入される構成にすれば、扉4
0の必要面積を最小限に抑えることができる。
【0033】また本発明では、ホルダー本体への扉の取
付構造も特に問わず、例えば、扉側にその回動軸と平行
に延びる軸部(または受部)を形成し、ホルダー本体側
に上記軸部と嵌合可能な凹部(または軸部)を形成する
ようにしてもよいし、扉とホルダー本体とを薄肉のヒン
ジ部を介して一体に成形してもよい。
【0034】また、図示の形態はいずれも、ホルダー本
体10を上向きの状態(開口部である貫通穴18が上を
向く状態)で使用するものを示したが、本発明では使用
状態でのホルダー本体の向きを問わない。ただし、上記
のような上向きの状態で使用した場合には、扉がないと
開口部に異物等が最も侵入しやすくなるため、本発明は
特に有効になる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、携帯電話機が挿
入されるホルダー本体に、その開口部を塞ぐ閉位置とこ
の閉位置からホルダー本体奥側に開いて上記開口部を開
放する開位置との間で回動可能な扉を設け、かつ、この
扉を上記閉位置側に付勢するようにしたものであるの
で、携帯電話機の着脱作業を容易にしながら、簡単な構
造で、携帯電話機非挿入時に上記開口部からホルダー本
体内に異物が侵入するのを防ぐことができる効果があ
る。
【0036】ここで、上記ホルダー本体をその開口部か
ら携帯電話機が長手方向に挿入可能な形状としたもので
は、開口部の開口面積及びこれを塞ぐ扉の必要面積を最
小限に抑えて扉を小型化できる。そして、その挿入方向
奥部に上記ホルダーコネクタを取付けることにより、携
帯電話機を挿入するだけでそのままホルダーコネクタに
接続することができ、作業性を向上させることができ
る。
【0037】さらに、左右に並ぶ一対の扉を備え、これ
ら扉の左右両外側端部をそれぞれホルダー本体の開口部
周縁に回動可能に取付けて両扉の中央側端部を自由端部
とし、上記閉位置で両中央側端部が互いに向き合うよう
にすることにより、携帯電話機を挿入する際に扉から受
ける挿入抵抗を削減して作業性をさらに高めることがで
き、しかも、携帯電話機挿入後の状態で扉の付勢力を利
用して携帯電話機を安定して保持できる効果が得られ
る。
【0038】また、上記扉の自由端部に、ホルダー本体
内に挿入される携帯電話機と接触しながら転動する回転
体を設けるようにすれば、扉の自由端部が携帯電話機の
外面と直接接触するもの、すなわち、扉の自由端部と携
帯電話機の外面とが擦れながら携帯電話機の挿入が行わ
れるものに比べ、挿入抵抗はさらに削減され、また、そ
の挿入の際に携帯電話機の外面が損傷することがより確
実に防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話機ホル
ダーの断面正面図である。
【図2】上記電話機ホルダーのホルダー本体からカバー
を外した状態を示す斜視図である。
【図3】上記電話機ホルダーにおける電話機案内部材の
取付構造を示す断面正面図である。
【図4】上記電話機ホルダーの内部構造を示す斜視図で
ある。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】上記電話機ホルダーにおける両扉の取付構造を
示す斜視図である。
【図7】上記電話機ホルダーにおける両扉の取付構造を
示す断面正面図である。
【図8】上記電話機ホルダーにおける両扉の取付構造の
要部を示す断面底面図である。
【図9】上記電話機ホルダーのホルダー本体にカバーを
装着した状態を示す斜視図である。
【図10】上記電話機ホルダーに携帯電話機を挿入した
状態を示す断面正面図である。
【図11】上記電話機ホルダーに携帯電話機を挿入した
状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの断面正面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの要部を示す断面正面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態にかかる電話機ホ
ルダーの断面正面図である。
【符号の説明】
10 ホルダー本体 18 貫通穴(開口部) 20 ホルダーコネクタ 40,40´ 扉 48 ねじりコイルばね(付勢手段) 49 ローラ(回転体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 雅司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に設置され、携帯電話機を着脱可
    能に保持する電話機ホルダーであって、開口部をもつ中
    空状をなし、その開口部から携帯電話機が挿入可能なホ
    ルダー本体と、このホルダー本体に取付けられ、当該ホ
    ルダー本体内に挿入される携帯電話機と接続されるホル
    ダーコネクタとを備えるとともに、上記ホルダー本体
    に、その開口部を塞ぐ閉位置とこの閉位置からホルダー
    本体奥側に開いて上記開口部を開放する開位置との間で
    回動可能な扉を設け、かつ、この扉を上記閉位置側に付
    勢する付勢手段を備えたことを特徴とする電話機ホルダ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話機ホルダーにおい
    て、上記ホルダー本体をその開口部から携帯電話機が長
    手方向に挿入可能な形状とし、その挿入方向奥部に上記
    ホルダーコネクタを取付けたことを特徴とする電話機ホ
    ルダー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電話機ホルダー
    において、左右に並ぶ一対の扉を備え、これら扉の左右
    両外側端部をそれぞれホルダー本体の開口部周縁に回動
    可能に取付けて両扉の中央側端部を自由端部とし、上記
    閉位置で両中央側端部が互いに向き合うようにしたこと
    を特徴とする電話機ホルダー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電話機
    ホルダーにおいて、上記扉の自由端部に、ホルダー本体
    内に挿入される携帯電話機と接触しながら転動する回転
    体を設けたことを特徴とする電話機ホルダー。
JP9206109A 1997-07-31 1997-07-31 電話機ホルダー Withdrawn JPH1155376A (ja)

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JP9206109A JPH1155376A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 電話機ホルダー

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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