JPH115534A - 車両内表示装置 - Google Patents

車両内表示装置

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JPH115534A
JPH115534A JP17755297A JP17755297A JPH115534A JP H115534 A JPH115534 A JP H115534A JP 17755297 A JP17755297 A JP 17755297A JP 17755297 A JP17755297 A JP 17755297A JP H115534 A JPH115534 A JP H115534A
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JP
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station
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vehicle
control means
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JP17755297A
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Inventor
Kazutaka Osada
和孝 長田
Shinji Mori
慎二 森
Hisanori Yamaguchi
尚紀 山口
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Nabco Ltd
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Nabco Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 路線や駅の新設にも容易に対応できるととも
に、視認性の良い車両内表示装置を提供する。 【解決手段】 行先駅名、次の停車駅名、及び、現在停
車中若しくは既に停車した駅名等の情報を文字情報とし
て制御装置から出力し、この出力の基づいて、一駅名を
表示する表示部が所定個数設けられた表示器への表示を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両内に設置
され、路線や駅名等の情報を乗客に提供する車両内表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄道車
両内に設置される従来の車両内表示装置として、少なく
とも運行路線の全駅名を印刷したパネルに、LED若し
くはランプを全駅に対応して配列したものが知られてい
る。かかる車両内表示装置においては、LED等の点
灯、消灯及び点滅によって既に停車(又は通過)した駅
や、これから停車する駅等に関する情報が表示される。
【0003】しかしながら、上記のような従来の車両内
表示装置は、新規な路線が開設されたり、新駅が設けら
れた場合には、使用できなくなるという問題点があっ
た。また、限られた大きさのパネルに全駅を表示してい
るので、一駅分の表示面積が小さくなり、視認性が良く
ないという問題点があった。
【0004】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、路線や駅の新設にも容易に対応できるとともに、視
認性の良い車両内表示装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両内表示装置
は、少なくとも、行先駅名、次の停車駅名、及び、現在
停車中若しくは既に停車した駅名の情報を出力する表示
制御手段と、車両内に設置され、前記表示制御手段の出
力を受けて当該列車の運行状況を表示するものであっ
て、一駅名を表示する表示部が所定個数設けられた表示
器とを備えたものである(請求項1)。このような車両
内表示装置においては、必要な駅名情報が表示制御手段
によって出力され、これに基づいて表示器の所定個数の
表示部に駅名が表示される。すなわち、駅名自体が情報
として表示器に与えられるので、表示器側に駅名を記載
しておく必要がない。従って、情報を修正すれば新駅や
新路線の開設にも対応することができる。また、一表示
部に一定の大きさを確保することにより、駅名が大きく
表示される。
【0006】上記車両内表示装置(請求項1)におい
て、表示制御手段は、当該列車の運行状況に応じて駅名
の情報を更新するものであってもよい(請求項2)。こ
のような車両内表示装置においては、駅名の情報の更新
により、表示部の個数より多い駅名を経時的に表示する
ことができる。
【0007】上記車両内表示装置(請求項1)におい
て、表示制御手段は、表示部の個数の範囲内で停車駅名
の情報を出力するものであってもよい(請求項3)。こ
のような車両内表示装置においては、列車の運行状況に
応じて、表示を優先すべき駅名が選択的に表示される。
【0008】上記車両内表示装置(請求項3)におい
て、表示制御手段は、前記範囲内で、停車中の又は直前
に停車した駅と次に停車する駅との間の通過駅名の情報
を出力するものであってもよい(請求項4)。このよう
な車両内表示装置においては、停車駅の他、通過駅が表
示されることにより、例えば列車が急行である場合には
停車駅と通過駅とを確認することができる。
【0009】上記車両内表示装置(請求項1)におい
て、表示制御手段は、始発駅から終着駅までの停車駅
名、又は、始発駅から終着駅までの通過駅を含む全駅名
の情報を、定期的に順回出力するものであってもよい
(請求項5)。このような車両内表示装置においては、
全駅名が順回出力されることにより、一定数の表示部し
かなくても、全駅の確認が可能である。
【0010】上記車両内表示装置(請求項1)におい
て、表示制御手段は、進行方向及び停車駅までの所要時
間の少なくとも一方の情報を出力し、表示部にこの出力
に基づく表示がなされるものであってもよい(請求項
6)。このような車両内表示装置においては、列車の進
行状況や目的の駅までの所要時間が確認できる。
【0011】上記車両内表示装置(請求項1)におい
て、表示制御手段は、特急、急行等の運用案内の情報を
前記行先駅名の情報と交互に出力し、前記表示器は、前
記表示部とは独立した他の表示部を有するとともに、当
該他の表示部に前記行先駅名と前記運用案内とを交互に
表示するものであってもよい(請求項7)。このような
車両内表示装置においては、交互の表示により、1つの
表示部に2つの情報を表示することができる。
【0012】上記車両内表示装置(請求項1)におい
て、表示制御手段は、特急、急行等の運用案内、路線案
内及び乗換案内の情報を出力し、前記表示器は、前記表
示部とは独立した他の表示部を有するとともに、当該他
の表示部に前記運用案内、路線案内及び乗換案内の情報
を表示するものであってもよい(請求項8)。このよう
な車両内表示装置においては、駅名の表示とは別個独立
に、複数の情報を表示することができる。
【0013】上記車両内表示装置(請求項1)におい
て、表示制御手段は、行先駅名、特急、急行等の運用案
内、次に停車する駅名、路線案内及び乗換案内の情報を
出力し、前記表示器はこの出力を表示するための、前記
表示部より大きい区画の他の表示部を有するものであっ
てもよい(請求項9)。このような車両内表示装置にお
いては、駅名の表示とは別個独立の大きな区画に、複数
の情報を表示することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明の実施の形態に
よる車両内表示装置を示す図であり、図1〜3は表示器
の種々の形態又は状態を示した図である。また、図4及
び図5は装置全体の接続図の2種類の形態を示した図で
ある。まず、装置全体のシステム構成から説明する。図
4において、車両1内には8個の表示器2が設けられて
いる。具体的には、各表示器2は車両の各扉(左右4箇
所)の車内側上部位置に配設されている。各表示器2
は、例えば蛍光表示管を用いて構成されている。蛍光表
示管は表示が鮮明であり、輝度が高いので、車内が非常
に明るい場合にも視認性が損なわれない。また、可視野
が広く、斜め方向からでも見やすいという特徴がある。
【0015】各表示器2には、表示のための電力がAC
100V電源から供給されている。また、各表示器2
は、接続線4aを介して制御装置3と接続され、表示信
号を受けている。各表示器2を制御するための表示制御
手段としての制御装置3には、制御電源としてDC10
0Vが供給されている。また、制御装置3には、列車の
両側面の各々における扉の開閉を表すドア信号と、車速
が時速5kmになったことを示す地点信号と、手動によ
る表示のスタート及びストップの信号とが入力される。
制御装置3は、ドア信号及び地点信号により運行進捗状
況を逐次把握するとともに、予め記憶された運行路線の
情報に基づいて現在の運行状況を把握する。把握した運
行状況に基づいて、制御装置3は表示信号を出力する。
具体的には、行先駅名、次の停車駅を含むこれからの停
車駅名、現在停車中若しくは既に停車した駅名、特急・
急行等の場合にはその通過駅名、通過状況、これから停
車する駅への所要時間、路線名、「特急」・「急行」等
の運用案内、乗換案内、その他のメッセージ、コマーシ
ャル等の種々の情報を選択的に出力する。かかる出力は
文字情報としてなされ、各表示器2に当該文字が表示さ
れる。なお、具体的にどのように表示がなされるかは後
述する。制御装置3は車両ごとに設けられるが、他の車
両に設けられる制御装置3Aは当該車両における表示の
スタート及びストップを制御するだけである。すなわ
ち、表示信号は各車両に共通の信号として、制御装置3
から引き通し線4bを介して提供される。
【0016】図5は、他のシステム構成による車両内表
示装置を示す図である。図4に示した前述のシステム構
成との違いは、設定器5が設けられ、この設定器5と制
御装置3及び表示器2との相互接続が、通信ケーブル4
cを介してシリアル伝送により行われている点である。
また、制御装置3に、運行カード6及び文章カード7に
よりそれぞれ運行情報及び営業情報が入力されるように
なっている点においても異なっている。本システム構成
では、制御装置3、設定器5、運行カード6及び文章カ
ード7が、表示器2を制御する表示制御手段を構成して
いる。始発駅において、乗務員が運行カード6を制御装
置3に挿入することで、運行しようとする路線について
の必要な情報が入力される。また、必要に応じて乗務員
が設定器5により情報の設定を行う。さらに、文章カー
ド7を制御装置3に挿入することにより、路線案内や乗
換案内のメッセージ情報が入力される。本システム構成
は、複数の路線を運行する列車においては、運行カード
により該当路線の運行情報が迅速確実に入力される点で
利便性が高い。但し、本発明のシステム構成としては前
者(図4)でも良く、必要に応じて両システムを使い分
ければよい。
【0017】次に、上記表示器2の表示構成について具
体的に説明する。図1は、表示器2の表示構成の第1の
例を示した図である。この表示器2は、縦長の8個の表
示部A1〜A8と、横長の1個の大きな区画の表示部B
1とを備えている。これらの表示部A1〜A8及びB1
の各々は、多数の蛍光表示管を集合させることにより一
定の表示発光区画を構成している。そして、各区画は互
いに独立して(離隔して)設けられている。これら表示
部A1〜A8及びB1以外の、表示器2の残余(余白)
の部分は、必要な印刷が施されたパネル2aである。表
示部A1〜A8及びB1に表示すべきすべての情報は、
制御装置3(図4又は図5)から与えられる。
【0018】図1において、当該列車は渋川発江島温泉
行き急行である。列車は、現在池山公園駅を出て、次の
停車駅である多摩川橋に向かって走行中である。表示部
A1の下部には「始発」の文字が表示され、これによっ
て渋川が始発駅であることを表している。また、表示部
A2の下部には記号「>」が表示され、これによって池
山公園が既に停車した駅であることを表している。ま
た、この記号は列車の進行方向をも表示している。表示
部A3における駅名「多摩川橋」は点滅表示(図示の便
宜上、表示部A3の輪郭を破線で表示している。)さ
れ、これによって多摩川橋が次の停車駅であることを表
している。また、始発駅から各駅までの所要時間が各表
示部A3〜A8の下部に表示されている。表示部B1に
は、次の停車駅、「特急」・「急行」等の運用案内、路
線案内、乗換案内、他のメッセージ、コマーシャル等
が、継続的にスクロール表示される。
【0019】上記の表示状態において、表示されている
のはすべて急行停車駅であり、急行が停車しない駅は表
示されていない。また、表示されている駅数は始発駅及
び終着駅を含めて8駅であるが、実際に列車が停車する
駅数はこれより多い。すなわち、制御装置3(図4又は
図5)は表示部A1〜A8の個数の範囲内で駅名の情報
を選択して出力している。常に表示される情報は、行先
駅名、次の停車駅名、及び、現在停車中若しくは既に停
車した駅名である。これらの駅名以外に表示するのは、
現在の列車の運行状況からみて優先的に表示すべき駅名
である。例えば、終着駅に近い停車駅よりも停車順位の
若い駅名を優先的に表示する。そして、列車の運行に伴
って、表示される駅は次々に更新される。具体的には、
後述の第2の例で詳しく説明する。
【0020】図2の(a)は、表示器2の表示構成の第
2の例を示した図である。この表示器2は、縦長の7個
の表示部A1〜A7と横長の2個の表示部B1及びB2
とを備えている。これらの表示部A1〜A7、B1及び
B2の各々は、多数の蛍光表示管を集合させることによ
り一定の表示発光区画を構成している。そして、各区画
は互いに独立して(離隔して)設けられている。これら
表示部A1〜A7、B1及びB2以外の、表示器2の残
余(余白)の部分は、必要な印刷が施されたパネル2a
である。表示部A1〜A7、B1及びB2に表示すべき
すべての情報は、制御装置3(図4又は図5)から与え
られる。
【0021】図2の(a)において、当該列車は、南江
島浜線を走る渋川発江島温泉行き急行である。列車は、
現在池山公園駅を出て、次の停車駅である多摩川橋に向
かって走行中である。表示部A1の下部には「始発」の
文字が表示され、これによって渋川が始発駅であること
を表している。また、表示部A2の下部には記号「>」
が表示され、これによって池山公園が既に停車した駅で
あることを表している。また、この記号は列車の進行方
向をも表示している。表示部A3における駅名「多摩川
橋」は点滅表示され、これによって多摩川橋が次の停車
駅であることを表している。また、始発駅から各駅まで
の所要時間が各表示部A3〜A7の下部に表示されてい
る。列車が急行である旨の表示は、表示部B1になされ
ている。また、表示部B1には「急行」という表示と交
互に行先駅名(江島温泉行)も表示される(図示の便宜
上、破線で示している。)。路線が南江島浜線である旨
の表示は表示部B2になされている。
【0022】上記の表示状態において、表示されている
のはすべて急行停車駅であり、急行が停車しない駅は表
示されていない。また、表示部A1〜A7に表示されて
いる駅数は始発駅を含めて7駅であるが、実際に列車が
停車する駅数はこれより多い。すなわち、制御装置3
(図4又は図5)は表示部の個数の範囲内で駅名の情報
を選択して出力している。表示部A1〜A7、B1及び
B2において常に表示される情報は、行先駅名、次の停
車駅名、及び、現在停車中若しくは既に停車した駅名で
ある。これらの駅名以外に表示するのは、現在の列車の
運行状況からみて優先的に表示すべき駅名である。すな
わち、終着駅に近い停車駅よりも停車順位の若い駅名を
優先的に表示するのである。そして、列車の運行に伴っ
て、表示される駅は以下のように更新される。
【0023】図2の(b)は、(a)の状態から列車が
進行して、次の駅である多摩川橋駅に停車しているとき
の表示状態を示す図である。(a)との比較により明ら
かなように、同一駅名の表示部が変動している。停車中
の駅名は表示部A1において点滅表示されている。ま
た、(a)においては表示されていなかった多摩川橋と
南富士ヶ丘との間の3駅(急行の停車しない駅)が、表
示部A2〜A4に表示されている。表示部A2〜A4の
各下部には「通過」の文字が表示され、停車駅ではない
ことを示している。表示部A5の下部に表示されている
所要時間「7分」は、多摩川橋から南富士ヶ丘までの所
要時間である。同様に、表示部A6及びA7の各下部に
も多摩川橋からの所要時間が表示されている。
【0024】図3の(a)は、図2の(b)の状態から
列車が進行して、次の駅である南富士ヶ丘に向かって走
行中の場合の表示状態を示す図である。次に停車する駅
名は表示部A5において点滅表示されている。このとき
列車は区役所前付近を通過中であり、通過中を示す記号
「>」が表示部A3の下部に表示されている。また、既
に停車した多摩川橋駅及び既に通過した恵比寿町をそれ
ぞれ示す表示部A1及びA2の各下部には、既に停車又
は通過したことを示す記号「>>」が表示されている。
【0025】図3の(b)は、(a)の状態から列車が
さらに進行して、動物園前駅に停車しているときの表示
状態を示す図である。停車中の駅名は表示部A4におい
て点滅表示されている。図3の(a)には表示されてい
なかった南富士ヶ丘駅と動物園前駅との間の2駅(急行
の停車しない駅)が、表示部A2及びA3に表示されて
いる。表示部A2及びA3の各下部には「通過」の文字
が表示されている。また、あざみプラザ駅の次の急行停
車駅である中央市場駅がこの時点で初めて表示部A7に
表示されている。以上のようにして、列車の進行状況に
合わせて、現在の停車駅又は次に停車する駅を任意の表
示部に表示し、その前後の駅情報を表示部の個数の範囲
内で表示する。また、営業路線の名称が変更された場合
には、表示部B2に表示される路線名を変更する(図示
の便宜上、破線で示す。)。
【0026】上記表示器2の第1の例及び第2の例にお
いては、表示部の数より駅数が多い場合を想定して説明
した。かかる場合は、同時に路線上のすべての駅名を表
示することはできない。特に、表示部の数に比べて駅数
がかなり多い場合には、限定された数の駅表示では路線
全体が把握できない不便がある。そこで、このような不
便を解消すべく、定期的に全駅名を順回表示(駅順に表
示し、かつ、隣接する表示部へ駅名を順送り移動させる
こと。)させることにより全駅名を紹介する。これによ
り乗客は全駅名を確認することができる。
【0027】以上のような第1の例又は第2の例による
表示構成によれば、駅名が文字情報として提供されるの
で、表示器2側には駅名情報を記載しておく必要がな
い。言い換えれば、表示器2の表示部A1〜A7(又は
A1〜A8)は、その個数の範囲で任意の駅名を表示す
ることができる。従って、列車の運行状況に合わせて、
表示する駅名及び表示位置を更新することにより、限ら
れた数の表示部であっても、経時的にのべ表示できる情
報量は制限されない。特に、路線の全駅数が多数である
場合にも、同時に選択表示される駅名数が一定であるこ
とにより、一駅の表示に十分な大きさを確保することが
できる。従って、視認性に優れている。また、新路線や
新駅の開設があった場合には、制御装置3に入力される
情報を修正すれことにより、表示器2をそのまま使用す
ることができる。
【0028】なお、上記実施形態においては、表示器2
が蛍光表示管を用いて構成されているが、LEDや液晶
等の他の表示手段を用いることも可能である。また、各
表示部A1〜A8、B1及びB2は互いに独立した表示
発光区画を構成しているが、例えば図1の表示部A1〜
A7(又は図2のA1〜A8)を長方形の共通の表示発
光区画として、その中で所定の駅表示区画部分のみを発
光させるようにしてもよい。また、さらにすべての表示
部を包括した表示発光区画を設け、その中で所定の表示
区画部分のみを発光させるようにしてもよい。しかしな
がら、かかる場合でも、一駅を表示する表示部が表示器
2内に所定数設けられることに変わりはない。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の車両内表示装置によれば、駅
名自体が情報として表示器に与えられるので、表示器側
に駅名を記載しておく必要がない。従って、情報を修正
することにより、新駅や新路線が開設された場合でもこ
れらを容易に表示することができる。また、表示器の一
表示部に一定の大きさを確保することにより、駅名が大
きく表示され、視認性に優れた装置とすることができ
る。
【0030】請求項2の車両内表示装置によれば、駅名
の情報の更新により、表示部の個数より多い駅名を経時
的に表示することができるので、路線上の駅が多い場合
にも適用することができる。
【0031】請求項3の車両内表示装置によれば、列車
の運行状況に応じて、表示を優先すべき駅名が選択的に
表示されるので、必要な情報をタイムリーに乗客に提供
することができる。
【0032】請求項4の車両内表示装置によれば、停車
駅の他に通過駅が表示されることにより、例えば列車が
急行である場合には停車駅と通過駅とを確認することが
できる。
【0033】請求項5の車両内表示装置によれば、全駅
名が順回出力されることにより、全駅の確認ができる。
これによって、一定数の表示部しかないことによる表示
の不都合を補うことができる。
【0034】請求項6の車両内表示装置によれば、列車
の進行状況や目的の駅までの所要時間が確認できるので
至便である。
【0035】請求項7の車両内表示装置によれば、交互
の表示により、1つの表示部に2つの情報を表示するこ
とができるので、限られた表示スペースで多くの情報を
乗客に提供できる。
【0036】請求項8の車両内表示装置によれば、駅名
の表示とは別個独立に、複数の情報を選択表示すること
ができるので、多くの情報を乗客に提供できる。
【0037】請求項9の車両内表示装置によれば、駅名
の表示とは別個独立の大きな区画に、複数の情報を選択
表示することができるので、見やすい大きな文字で多く
の情報の表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両内表示装置における表示器の第1
の例を示す図である。
【図2】本発明の車両内表示装置における表示器の第2
の例を示す図であり、(a)は列車の走行中の状態、
(b)は停車中の状態を示している。
【図3】同第2の例における他の運行状態を示す図であ
り、(a)は列車の走行中の状態、(b)は停車中の状
態を示している。
【図4】本発明の車両内表示装置におけるシステム構成
の一例を示す接続図である。
【図5】本発明の車両内表示装置におけるシステム構成
を他の例を示す接続図である。
【符号の説明】
1 車両 2 表示器 2a パネル 3,3A 制御装置 5 設定器 6 運行カード 7 文章カード A1〜A8,B1,B2 表示部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、行先駅名、次の停車駅名、及
    び、現在停車中若しくは既に停車した駅名の情報を出力
    する表示制御手段と、 車両内に設置され、前記表示制御手段の出力を受けて当
    該列車の運行状況を表示するものであって、一駅名を表
    示する表示部が所定個数設けられた表示器とを備えたこ
    とを特徴とする車両内表示装置。
  2. 【請求項2】前記表示制御手段は、当該列車の運行状況
    に応じて駅名の情報を更新することを特徴とする請求項
    1記載の車両内表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示制御手段は、前記表示部の個数の
    範囲内で停車駅名の情報を出力することを特徴とする請
    求項1記載の車両内表示装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、前記範囲内で、停車
    中の又は直前に停車した駅と次に停車する駅との間の通
    過駅名の情報を出力することを特徴とする請求項3記載
    の車両内表示装置。
  5. 【請求項5】前記表示制御手段は、始発駅から終着駅ま
    での停車駅名、又は、始発駅から終着駅までの通過駅を
    含む全駅名の情報を、定期的に順回出力することを特徴
    とする請求項1記載の車両内表示装置。
  6. 【請求項6】前記表示制御手段は、進行方向及び停車駅
    までの所要時間の少なくとも一方の情報を出力し、前記
    表示部にこの出力に基づく表示がなされることを特徴と
    する請求項1記載の車両内表示装置。
  7. 【請求項7】前記表示制御手段は、特急、急行等の運用
    案内の情報を前記行先駅名の情報と交互に出力し、前記
    表示器は、前記表示部とは独立した他の表示部を有する
    とともに、当該他の表示部に前記行先駅名と前記運用案
    内とを交互に表示することを特徴とする請求項1記載の
    車両内表示装置。
  8. 【請求項8】前記表示制御手段は、特急、急行等の運用
    案内、路線案内及び乗換案内の情報を出力し、前記表示
    器は、前記表示部とは独立した他の表示部を有するとと
    もに、当該他の表示部に前記運用案内、路線案内及び乗
    換案内の情報を表示することを特徴とする請求項1記載
    の車両内表示装置。
  9. 【請求項9】前記表示制御手段は、行先駅名、特急、急
    行等の運用案内、次に停車する駅名、路線案内及び乗換
    案内の情報を出力し、前記表示器はこの出力を表示する
    ための、前記表示部より大きい区画の他の表示部を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の車両内表示装置。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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