JPH1154984A - 電気部品の電磁波シールド構造 - Google Patents

電気部品の電磁波シールド構造

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JPH1154984A
JPH1154984A JP21892997A JP21892997A JPH1154984A JP H1154984 A JPH1154984 A JP H1154984A JP 21892997 A JP21892997 A JP 21892997A JP 21892997 A JP21892997 A JP 21892997A JP H1154984 A JPH1154984 A JP H1154984A
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JP
Japan
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electromagnetic wave
conductive
electric component
film
wave shield
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Pending
Application number
JP21892997A
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English (en)
Inventor
Motohisa Shiina
元久 椎名
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、電磁波シールド効果を増大
させた電気部品の電磁波シールド構造を提供することに
ある。 【解決手段】 電気部品(1)の電磁波放出面(1a)
に、導電性透明フィルム(2)からなり、該フィルムの
全周または一部に導電性印刷(3)を施したシールド部
材を載置し、前記導電性印刷(3)部分をアース(GN
D)に落としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品の電磁波
シールド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気製品等に使用される電気部品、例え
ば螢光表示(FL)管等は、発光時に発光面より電磁波
を放出する。この電磁波は、電気製品等に対してラジエ
ーション等の問題を発生させることがある。
【0003】この電磁波を防ぐ方法としては、例えば図
5に示すように、ステンレス等の金属をエッチングして
メッシュ状(拡大図参照)に形成したシールド板11を
FL管1の表示面1aに貼り、シールド板11のアース
(GND)を取ることにより電磁波シールドを行なうと
いう方法があった。しかし、この方法は、FL管1の表
示エリア1aの表面にシールド板11のメッシュがどう
しても見えてしまい、外観上の品位を落とすことにな
る。
【0004】このため、最近、ITO(金属蒸着樹脂)
フィルム等の導電性透明フィルムをFL管に貼り、電磁
波を出さない方法が取られるようになった。このITO
フィルムは、透明樹脂フィルムの表面に酸化イリジウム
錫(Indium Tin Oxide)等をスパッタリング法により蒸
着させたもので、元のフィルムとほぼ同等の透明度を持
つため、表示部の外観上の品位を落とすことがない。そ
こで、図6に示すように、ITOフィルム12をFL管
1の表示画面1aに貼り、単純にITOフィルム12に
導電テープ4等を貼り、そこからアースを落としてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ITOフィル
ム12は、通常1cm2 当たり300オーム程度の抵抗
値があり、高性能なタイプでも50オーム程度の抵抗値
がある。このため、表示管が大型な場合など広い面積の
ITOフィルムが必要となる時には、どうしてもアース
を落している位置から離れた部分が出てくる。その結
果、その部分とアースとの間の抵抗値が高くなってしま
い、うまく電子をアースに落とせずに電磁波シールドの
効果が落ちてしまっていた。
【0006】これを防ぐため、アース取りを多数設ける
方法もあるが、構造も複雑になり、またコストもかかっ
てしまい、電磁波シールドにおいて効果的とは言えな
い。
【0007】本発明の目的は、上記従来の問題を解決
し、電磁波シールド効果を増大させた電気部品の電磁波
シールド構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気部品の
電磁波シールド構造は、請求項1に記載の通り、電気部
品の電磁波放出面に、導電性透明フィルムからなり、該
フィルムの全周または一部に導電性印刷を施したシール
ド部材を載置し、前記導電性印刷部分をアースに落とし
たことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る電気部品の電磁波シー
ルド構造は、請求項2に記載の通り、請求項1記載の構
造において、導電性透明フィルムはITOフィルムであ
ることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る電気部品の電磁波シー
ルド構造は、請求項3に記載の通り、電気部品の電磁波
放出面に、導電性透明フィルムからなり、該フィルムの
全周または一部に導電性テープを貼り付けたシールド部
材を載置し、前記導電性テープ部分をアースに落とした
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る電気部品の電磁波シー
ルド構造は、請求項4に記載の通り、請求項1、2また
は3記載の構造において、電気部品は螢光表示管であ
り、電磁波放出面は表示面であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電気部品の
電磁波シールド構造の一実施例を示す概略図であり、
(A)は斜視図、(B)は断面図である。図1では、I
TOフィルム2の蒸着面2aに、抵抗値が極めて小さい
銀ペースト等の導電性印刷3をフィルム2の全周に施し
たものを電磁波シールド部材として、電気部品、例えば
FL管1の表示画面1aに貼り付け等によって載置し、
印刷部3または蒸着面2aから導電性テープ4等により
アース(GND)を落す。
【0013】導電性テープ4は、例えば、銅箔やアルミ
材からなるテープの片側または両側に導電性の粘着剤層
を備えたものである。この導電性印刷3により、アース
(GND)との距離は、従来例では図7に示すようにア
ースから離れた点aにおいてはLであるが、図1に示し
たものでは図2に示すように、導電性印刷3がある場合
は、アースとの距離はL′となり、最大でもフィルム2
の短辺の約1/2となる。このことにより、電磁波シー
ルド部材は、従来例に比べて大幅に抵抗値を下げること
ができ、電磁波シールド効果が増大する。
【0014】次に、図3は、本発明に係る電気部品の電
磁波シールド構造の他の実施例を示す概略図であり、
(A)は斜視図、(B)は断面図である。図3では、I
TOフィルム2の蒸着面2aに抵抗値が極めて小さい銀
ペースト等の導電性印刷3をフィルム2の一部、例えば
下辺のみ、に施したものを電磁波シールド部材として、
電気部品、例えばFL管1の表示画面1aに貼り付け等
によって載置し、印刷部3または蒸着面2aから導電性
テープ4等によりアース(GND)を落す。
【0015】この導電性印刷3により、図1の実施例ほ
どの効果はないが、アース(GND)との距離は、フィ
ルム2の短辺の長さがMAXとなり、抵抗値をかなり下
げることができ、従来例に比して電磁波シール効果が増
大する。
【0016】以上説明したように、本発明によれば電磁
波シールド部材の抵抗値を低く抑えることができるの
で、電磁波シールド効果を増大させることができる。ま
た、ITOフィルムの蒸着面は10ミクロン程度のため
弱いので、仮に蒸着面に傷が付き、蒸着面が分断された
としても、導電性印刷により電気的に断絶されず、電磁
波シールド効果を保つことができる。
【0017】本発明の実施例について上記に説明した
が、本発明はこれに限らず種々の変形が可能である。例
えば、上記の実施例ではITOフィルムに導電性印刷を
施したが、導電性印刷に代えて導電性テープを貼り付け
ても良い。また、電気部品はFL管だけでなく、電磁波
シールドにITOフィルムを使用するときはどんな電気
部品でも実施することができる。また、ITOフィルム
だけでなく、面積によって抵抗値が変わってしまうもの
にも使用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、従来構造に比して電磁
波シールド効果を増大させた電気部品の電磁波シールド
構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気部品の電磁波シールド構造の
一実施例を示す概略図であり、(A)は斜視図、(B)
は断面図である。
【図2】図1の電磁波シールド構造のシールド効果を説
明する略図である。
【図3】本発明に係る電気部品の電磁波シールド構造の
他の実施例を示す概略図であり、(A)は斜視図、
(B)は断面図である。
【図4】図3の電磁波シールド構造のシールド効果を説
明する略図である。
【図5】従来の電気部品の電磁波シールド構造の一例を
示す概略図であり、(A)は斜視図、(B)は断面図で
ある。
【図6】従来の電気部品の電磁波シールド構造の他の例
を示す概略図であり、(A)は斜視図、(B)は断面図
である。
【図7】図6の電磁波シールド構造のシールド効果を説
明する略図である。
【符号の説明】
1 FL管 1a 表示面 2 ITOフィルム 2a 蒸着面 3 導電性フィルム 4 導電性テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品の電磁波放出面に、導電性透明
    フィルムからなり、該フィルムの全周または一部に導電
    性印刷を施したシールド部材を載置し、前記導電性印刷
    部分をアースに落としたことを特徴とする電気部品の電
    磁波シールド構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の構造において、導電性透
    明フィルムはITOフィルムであることを特徴とする電
    気部品の電磁波シールド構造。
  3. 【請求項3】 電気部品の電磁波放出面に、導電性透明
    フィルムからなり、該フィルムの全周または一部に導電
    性テープを貼り付けたシールド部材を載置し、前記導電
    性テープ部分をアースに落としたことを特徴とする電気
    部品の電磁波シールド構造。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の構造におい
    て、電気部品は螢光表示管であり、電磁波放出面は表示
    面であることを特徴とする電気部品の電磁波シールド構
    造。
JP21892997A 1997-07-31 1997-07-31 電気部品の電磁波シールド構造 Pending JPH1154984A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014092049A1 (ja) * 2012-12-14 2014-06-19 シャープ株式会社 表示装置およびタッチパネル付き表示装置
JP2015516632A (ja) * 2012-03-23 2015-06-11 フォーガル ナノテックFogale Nanotech 透明ガード上に金属ストリップを組み込む容量性感知デバイス

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030715