JP2923999B2 - フラットディスプレイ装置 - Google Patents
フラットディスプレイ装置Info
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- JP2923999B2 JP2923999B2 JP25428389A JP25428389A JP2923999B2 JP 2923999 B2 JP2923999 B2 JP 2923999B2 JP 25428389 A JP25428389 A JP 25428389A JP 25428389 A JP25428389 A JP 25428389A JP 2923999 B2 JP2923999 B2 JP 2923999B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フラットディスプレイ装置に関し、特にデ
ィスプレイ装置から放出される電磁波の抑制構造に関す
る。
ィスプレイ装置から放出される電磁波の抑制構造に関す
る。
従来、この種のフラットディスプレイ装置は、第５図
の縦断面図に示すとおりカバーガラス１とバックガラス
２からなるフラットディスプレイとそのパネルの駆動に
必要な駆動回路素子４を回路基板３に半田付等によって
実装し、フラットディスプレイパネルのバックガラス２
と回路基板３をスペーサ５を介して組合せた構造を有
し、システム本体の筺体10に第４図に示すように、隙間
ｄをあけ装着されていた。
の縦断面図に示すとおりカバーガラス１とバックガラス
２からなるフラットディスプレイとそのパネルの駆動に
必要な駆動回路素子４を回路基板３に半田付等によって
実装し、フラットディスプレイパネルのバックガラス２
と回路基板３をスペーサ５を介して組合せた構造を有
し、システム本体の筺体10に第４図に示すように、隙間
ｄをあけ装着されていた。
上述した従来のフラットディスプレイ装置は、発光さ
せるために150〜300V程度の高電圧で、高い周波数のパ
ルス電圧を必要とする。このため駆動回路およびフラッ
トディスプレイを表示させるシステムの電気回路は、各
種のパルス回路から構成されこのパルス回路のパルス波
形の立上りや立下り時のスパイク現象や、回路のインピ
ーダンスのミスマッチなどによるリンギング現象に起因
して高調波成分の多い駆動パルスとなり、これにより生
じた電磁波がフラットディスプレイパネルおよびシステ
ム筺体とフラットパネル装着次の隙間から放出される。
せるために150〜300V程度の高電圧で、高い周波数のパ
ルス電圧を必要とする。このため駆動回路およびフラッ
トディスプレイを表示させるシステムの電気回路は、各
種のパルス回路から構成されこのパルス回路のパルス波
形の立上りや立下り時のスパイク現象や、回路のインピ
ーダンスのミスマッチなどによるリンギング現象に起因
して高調波成分の多い駆動パルスとなり、これにより生
じた電磁波がフラットディスプレイパネルおよびシステ
ム筺体とフラットパネル装着次の隙間から放出される。
一方、この電磁波の放出量に関し各種の規制値が存在
し、規制値を満足させるため駆動回路の細部にわたって
スパイクやリンギング現象を制御する等、回路設計に膨
大な設計工数や付加回路を装着するなど製造コストを引
上げたり、フラットディスプレイ装置を使用するシステ
ム設計においても、この電磁波の抑制のため、システム
筺体設計に多大の工数を費すなどの欠点を有していた。
し、規制値を満足させるため駆動回路の細部にわたって
スパイクやリンギング現象を制御する等、回路設計に膨
大な設計工数や付加回路を装着するなど製造コストを引
上げたり、フラットディスプレイ装置を使用するシステ
ム設計においても、この電磁波の抑制のため、システム
筺体設計に多大の工数を費すなどの欠点を有していた。
本発明は、フラットディスプレイパネルとそのパネル
の駆動に必要な駆動回路素子を実装した回路基板とを組
合せたフラットディスプレイ装置において、パネルの表
示面前面に透明で導電性の薄膜を施し、かつ表示画素の
外形周辺部に導電性薄膜に電気的に接続した可とう性の
導電性金属板または金属性ガスケットを外周全面にわた
って半田付けしたことを特徴とする。
の駆動に必要な駆動回路素子を実装した回路基板とを組
合せたフラットディスプレイ装置において、パネルの表
示面前面に透明で導電性の薄膜を施し、かつ表示画素の
外形周辺部に導電性薄膜に電気的に接続した可とう性の
導電性金属板または金属性ガスケットを外周全面にわた
って半田付けしたことを特徴とする。
次に本発明について図面を参照して説明する。
第１図は本発明の第１の実施例の縦断面図である。全
面（表示面）に透明でかつ導電性を有する薄膜６として
例えばアンチモン添加の酸化錫膜を化学蒸着し、その後
表示画素を除いたガラス周辺部に例えばニッケルめっき
を施したカバーガラス１とバックガラス２は互に対抗す
る面に各々が交差するように薄膜技術または厚膜技術に
よって形成された電極（図示せず）を有し、例えばプラ
ズマディスプレイの場合はそのガラス面間隙内の電極空
間にネオンガスを適量封入し、フラットディスプレイが
構成されている。このパネルの背面に駆動回路素子４を
半田実装した回路基板３をスペーサ５によって適当な間
隙をおいてパネルと接続し、しかる後、カバーガラス１
の全面周辺部のニッケルめっきを施した部位に可とう性
金属板７（例えば、リン青銅板）を外周全面にわたって
半田付しフラットディスプレイ装置となる。
面（表示面）に透明でかつ導電性を有する薄膜６として
例えばアンチモン添加の酸化錫膜を化学蒸着し、その後
表示画素を除いたガラス周辺部に例えばニッケルめっき
を施したカバーガラス１とバックガラス２は互に対抗す
る面に各々が交差するように薄膜技術または厚膜技術に
よって形成された電極（図示せず）を有し、例えばプラ
ズマディスプレイの場合はそのガラス面間隙内の電極空
間にネオンガスを適量封入し、フラットディスプレイが
構成されている。このパネルの背面に駆動回路素子４を
半田実装した回路基板３をスペーサ５によって適当な間
隙をおいてパネルと接続し、しかる後、カバーガラス１
の全面周辺部のニッケルめっきを施した部位に可とう性
金属板７（例えば、リン青銅板）を外周全面にわたって
半田付しフラットディスプレイ装置となる。
第２図は本発明の第２の実施例の縦断面図である。透
明平板９例えばガラスの片面に透明導電膜６（例えばア
ンモチン添加の酸化錫）を化学蒸着し、その後表示画素
部を除きガラス周辺部（図示せず）にニッケルめっきを
施しこの面に可とう性導電膜ガスケット８を組合せ、こ
れをスペーサ５を介してカバーガラス１の全面に装着し
たフラットディスプレイ装置である。この実施例では透
明平板９がフラットディスプレイパネルと分離できるた
め表示面の汚れや傷の発生の際の保守性が良く、しかも
可とう性導電性ガスネットを採用したためシステム筺体
との接触が十分行なわれ電磁波の漏洩に対して有効な利
点がある。
明平板９例えばガラスの片面に透明導電膜６（例えばア
ンモチン添加の酸化錫）を化学蒸着し、その後表示画素
部を除きガラス周辺部（図示せず）にニッケルめっきを
施しこの面に可とう性導電膜ガスケット８を組合せ、こ
れをスペーサ５を介してカバーガラス１の全面に装着し
たフラットディスプレイ装置である。この実施例では透
明平板９がフラットディスプレイパネルと分離できるた
め表示面の汚れや傷の発生の際の保守性が良く、しかも
可とう性導電性ガスネットを採用したためシステム筺体
との接触が十分行なわれ電磁波の漏洩に対して有効な利
点がある。
第３図は本発明の第１の実施例の可とう性金属板７を
有するフラットディスプレイ装置をシステム筺体に装着
実装した状態を示す断面図であり、システム筺体内面に
施された導電性材料との接続を示す。
有するフラットディスプレイ装置をシステム筺体に装着
実装した状態を示す断面図であり、システム筺体内面に
施された導電性材料との接続を示す。
本発明は、フラットディスプレイ装置に施した可とう
性金属板とパネル全面の透明導電膜がシステム筺体内面
の導体と全周辺（面）で接続されるため、システム筺体
内の電気回路およびフラットディスプレイ装置から放出
される電磁波を密閉するシールド効果により、電磁波の
抑制に極めて高い効果を有する。特に駆動回路部に手を
加えることもなく、しかも極めて簡単な構成で経済性の
高い量産性に優れた電磁波抑制方法を提供するものであ
る。
性金属板とパネル全面の透明導電膜がシステム筺体内面
の導体と全周辺（面）で接続されるため、システム筺体
内の電気回路およびフラットディスプレイ装置から放出
される電磁波を密閉するシールド効果により、電磁波の
抑制に極めて高い効果を有する。特に駆動回路部に手を
加えることもなく、しかも極めて簡単な構成で経済性の
高い量産性に優れた電磁波抑制方法を提供するものであ
る。
第１図は本発明のフラットディスプレイ装置の第１の実
施例を示す縦断面図、第２図は本発明のフラットディス
プレイ装置の第２の実施例を示す縦断面図、第３図は本
発明のフラットディスプレイ装置をシステム筺体へ装着
した状態を示す縦断面図、第４図は従来のフラットディ
スプレイ装置をシステム筺体へ装着した状態を示す縦断
面図、第５図は従来のフラットディスプレイ装置の縦断
面図である。 １……カバーガラス、２……バックガラス、３……回路
基板、４……駆動回路素子、５……スペーサ、６……透
明導電膜、７……可とう性金属板、８……可とう性導電
性ガスケット、９……透明平板、10……システム本体の
筺体。
施例を示す縦断面図、第２図は本発明のフラットディス
プレイ装置の第２の実施例を示す縦断面図、第３図は本
発明のフラットディスプレイ装置をシステム筺体へ装着
した状態を示す縦断面図、第４図は従来のフラットディ
スプレイ装置をシステム筺体へ装着した状態を示す縦断
面図、第５図は従来のフラットディスプレイ装置の縦断
面図である。 １……カバーガラス、２……バックガラス、３……回路
基板、４……駆動回路素子、５……スペーサ、６……透
明導電膜、７……可とう性金属板、８……可とう性導電
性ガスケット、９……透明平板、10……システム本体の
筺体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G09F 9/00
Claims (2)
- 【請求項１】フラットディスプレイパネルとそのパネル
の駆動に必要な駆動回路素子を実装した駆動回路基板と
を有するフラットディスプレイ装置において、前記パネ
ルの表示面に透明で導電性を有する薄膜を設け、かつ表
示画素構成電極を除いた外形周辺に可とう性を有する導
電性金属を外周全面にわたって半田付けしたことを特徴
とするフラットディスプレイ装置。 - 【請求項２】前記フラットディスプレイパネルは、プラ
ズマディスプレイパネルであることを特徴とする請求項
１記載のフラットディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25428389A JP2923999B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | フラットディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25428389A JP2923999B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | フラットディスプレイ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03114092A JPH03114092A (ja) | 1991-05-15 |
| JP2923999B2 true JP2923999B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17262817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25428389A Expired - Fee Related JP2923999B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | フラットディスプレイ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2923999B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4610975B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2011-01-12 | オリンパス株式会社 | 表示装置 |
| JP2007094219A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Optrex Corp | 液晶表示装置 |
-
1989
- 1989-09-28 JP JP25428389A patent/JP2923999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03114092A (ja) | 1991-05-15 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
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