JP4246834B2 - リード電極付き電磁波シールド用パネル - Google Patents

リード電極付き電磁波シールド用パネル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリード電極付き電磁波シールド用パネルに関する。該パネルは例えばプラズマディスプレイ(以下、PDPと呼ぶ)の電磁波シールド用前面パネルとして有効に使用される。
【0002】
【従来の技術】
各種電子情報機器から発せられる電磁波は、電子機器相互に誤動作を招くとか、人体に対して悪影響を及ぼすとかの理由で問題となっていて、この問題解決のために検討も種々なされている。
例えば、次世代大型TVとして注目されているPDPでは、その発光原理に起因して、画面から強い電磁波が放射される。そこで、これを防止するために検討されている方法は、画面の前面に電磁波シールド性のフィルタを装着することによっている。
【0003】
一般に透明性も必要とする電磁波シールド材の作製手段は、概略次のような方法によったものでる。
(1)電気絶縁透明シート(プラスチック製、ガラス製)上にフォトリソ法によって、またはこれに電気メッキを併用することで網の目状の金属導電パターンを形成したもの。
(2)金属を表面にメッキして得た繊維をメッシュ織りし、これを電気絶縁透明シートに張り合わせたもの。
【0004】
そして、前記得られた電磁波シールド用透明シートはそのまま使用されることは少なく、一般にはこれを支持する透明支持板に該透明シート(網の目導電パターン面は、その面保護のために内側にして)を貼着して1つのパネル形態に加工して使われる。そして更に該パネルには電磁波の効率的シールドのためにアースする必要があるので、そのためのリード電極(該透明シート上の網の目導電パターンを引き出すための電極)を設けておく必要がある。
【0005】
一般に前記リード電極は、製品設計上は支障になりやすいものであり、従っていかに要領よく、体裁よく組み込むか、更に使いやすくて、且つ効率的に容易にアースができるかに配慮する必要がある。
一般に行われている該リード電極の作製手段は、前記貼着された電磁波シールド性透明シートの全周端面を折り曲げて、そこにリード電極を設ける方法(A法)。前記パネルの加工における透明支持板と該透明シートとの貼着に際して、その全周端面は、導電性両面テープ又は導電性接着剤で貼着する。この際該テープ又は該接着剤の一部は、はみ出した状態にしておいて、この部分にリード電極を設ける方法(B法)等である。そしてこのようにして作製されたリード電極付き電磁波シールド用パネルは、例えばPDPの筐体キャビネットの全面に取り付けられるが、これは該パネルの全周囲にガスケットを挟んで導電性クリップとか、導電性クリップ枠のようなもので挟持することで行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記従来のリード電極作製法は、次の様な点で好ましくなく改善が望まれる。
まずA法では、折り曲げること自体が工程上容易なことではなく、それに加えて折ることで、設けられている網の目導電パターンが断線する危険性が極めて高いことである。
一方B法では、別途接着又は印刷等によるコーテングの工程を必要とすることである。更にA,Bの両法に共通していることは、まず全周囲に必要とするリード電極そのものをどのようにして設けるかで幾多の工夫が必要であること、そして筐体キャビネットに取り付ける際にわざわざガスケットが使用されることである。これらいずれの場合も全体の工程を複雑化し、生産性の低下をまねいている。
【0007】
本発明は、前記問題に鑑み、これらを一挙に解決するために鋭意検討し見い出されたものであり、その解決手段は次の通りである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、請求項1に記載するリード電極付き電磁波シールド用パネルの提供によってなされるが、それは網の目導電パターン(2a)が片面に設けられた電磁波シールド性透明シート(2)を、全周端面に導電パターン(1a)の設けられた支持用透明基板(1)に、該網の目導電パターンと該導電パターンとが、該導電パターンの1部を残す状態で接するように接着貼合してなる電磁波シールド用パネルであって、且つ導電性帯状弾性体(3a)を該1部を残す導電パターンに接し導通するように固定し、これをリード電極(3)として構成さるものである。
【0009】
そして前記請求項1における支持用透明基板(1)に設けられる導電パターン(1a)としては、導電ペーストによる帯状パターンが好ましいこと(請求項2)、また導電性帯状弾性体(3)としては、編又は織組織で袋状につくられた導電性繊維で嵌装した帯状発泡体が好ましい(請求項3)ことも提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
前記本発明を更に図面を参照して詳述する。
【0011】
(実施例)
図1は、請求項1に基づきこれに請求項2及び3をより具体化した例であり、それを平面(1A)とA−A断面で示した。ここで1は銀導電ペーストを用い、これを透明ガラス板(厚さ3.2mm、690×1180mm)の全周端面に帯状(コーテング厚さ13mμ、幅12mm)(一般的には幅10〜30mm、コーテング厚さ5〜50mμ程度)にコーテング(スクリーン印刷によっているが、方法には制限はない)し、固着して設けた導電パターン1aを有する支持用透明ガラス基板である。そして2は、該ガラス基板の大きさよりも若干小さい透明PETフイルムを用いて、この片面に銅による肉厚7mμ(一般に良導電性に必要な最低限の厚さでよく制限なし)のメッシュ状導電パターン2a(図2)を設けて作製した電磁波シールド性透明シート(開口率86%、厚さ125mμ、サイズ680×1170mm)である。これは該ガラス基板に該パターン面を内側にして透明両面テープ2b(透明接着剤でもよい)によって貼着されている。ここで該貼着に使用する該テープ2bは、全周端面は残して(貼らずに)貼る必要がある。これは該ガラス基板に設けられた銀導電パターン1aと該透明シートに設けられた銅のメッシュパターン2aとを接して、導通状態にするためである。従って、このような貼るという手段をとるだけで、該透明シート2が貼着され同時に、メッシュ銅パターン2aと銀導電パターン1aとの導通も行われることになる。
【0012】
また前記透明シート2は、ガラス基板1よりもサイズが小さいので、両者貼着された際に銀導電パターン1aの1部は貼着されずに残っている。つまりメッシュ銅パターン2a とは接していない状態にある。これは後述する導電性帯状弾性体3に接して全体を導通状態にするために必要であるからである。
【0013】
そして3は、支持用透明ガラス基板1の縁に沿って全周に固設されたリード電極である。これ自身は図3の斜視図で示す構造の導電性帯状弾性体でる。つまりこれは断面矩形の帯状弾性発泡体(芯材)3cを、ニッケルメッキした繊維を使って袋状(断面矩形状)に織って作製した導電繊維3b(0.02Ω/口)(0.1Ω/口以下が好ましい)で全体を被って作ったものである。該リード電極は導通状態にする必要があるが、その為にここでは導電性帯状弾性体3aの端辺と電磁波シールド性透明シート2の端辺とを3dの接着テープで固定することで行っている。これにより該弾性体3aの他辺(具体的には非接着にある導電繊維3b)が前記残った状態にある銀導電パターン1aの1部分に接することになる。、つまり該透明シート2は、該導電パターン1aを介してリード電極3に導通するので全体が導通状態になり、アースすることができるようになる。
【0014】
リード電極3の機能として弾性を必要とするのは、得られたパネルをPDP等の筐体キャビネットに装着するのに、従来のようにわざわざガスケットを別途を使用しなくとも、それ自身がガスケットの役目もすること、そして弾性を有することで銀導電パターン1aとより強力に接することになるので、導通が完全なものになるからである。この弾性は発泡状態にすることでも付与できるが、弾性を有する素材そのものの使用でも良い。素材としては、例えばシリコーンゴム、ブタジエン系ゴム、ウレタンゴム、熱可塑性エラストマー等が使用できる。
【0015】
又リード電極3の有する導電機能は、実施例では織られた導電繊維3b(素材はテトロン糸にニッケルをメッキしたもの)によっているが、前記弾性素材自身に導電性を付与しておけば、あえて該導電繊維を使う必要はない。該導電性を有する弾性素材と該導電繊維との併用でもよい。
また該導電繊維には、ニッケル以外の例えば銅、銀等でも良く、これにメッキ(蒸着でも良い)をする繊維は、テトロン以外のナイロン等でも良い。例示する該導電繊維は、柔軟的で取扱い(加工)がし易いことによるが、しかしこれが金属繊維であっても良い。
又リード電極3は、断面が矩形状であるがこれには限定されず、例えば円弧状であっても良い。
【0016】
また支持用透明基板(1)に設けられる導電パターン(1a)は、実施例では導電ペーストによって設けられているが、これは例えばニッケル、銅、銀、アルミニウム等を蒸着またはメッキにて形成してもよい。
【0017】
尚支持用透明基板1に使う支持板はガラス板に限らず透明プラスチック板でも良く、又電磁波シールド性透明シートは透明PETフイルム以外の透明プラス チックシートでも良い。更に該透明シート上に設けられて網の目導電パターンは、その種類つまり導電性が付与される材質と作製法、該パターンの形状と開口率等にも特定されるものではない。
【0018】
前記得られた電磁波シールド用パネルは、そのままアルミとか、マグネシウム、炭素繊維等によって作製されたPDP等の導電筐体キャビネットに装着しさえすれば直ちに全周囲がアース状態におかれることになる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は前記の通り構成されているので、次のような効果を奏する。
【0020】
電磁波シールド用パネルをPDP等の導電筐体キャビネットに装着するだけで全周囲がアース状態になるので、わざわざ電極からアースのための多くの引き出し線(一般にあるピッチで全周囲からとる)をとる必要はなく、アースが完全に確実に行なえるので、より電磁波シールド性も一層高くなる。
【0021】
リード電極が弾性も有することで、ガスケットの役目もする。これは別途ガスケットを使用する必要もなく、また前記キャビネット面に、簡単に、しっかりと装着(密着状態)もするので外部からの電磁波の侵入、内部からの漏洩もない。
【0022】
従来のような危険な或いは複雑なリード電極の作製手段とは異なり、安全に確実に簡単に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全構成を平、断面図で示したものである。
【図2】実施例のメッシュ状導電パターンの平面図である。
【図3】実施例のリード電極に使用した導電性帯状弾性体を斜視図で示す。
【符号の説明】
1 銀導電パターン付き支持用透明基板
2 電磁波シールド性透明シート
3 帯状リード電極

Claims (3)

  1. 網の目導電パターン(2a)が片面に設けられた電磁波シールド性透明シート(2)を、全周端面に導電パターン(1a)の設けられた支持用透明基板(1)に、該網の目導電パターンと該導電パターンとが、該導電パターンの1部を残す状態で接するように接着貼合してなる電磁波シールド用パネルであって、且つ導電性帯状弾性体(3a)を該1部を残す導電パターンに接し導通するように固定し、これをリード電極(3)として設けたことを特徴とするリード電極付き電磁波シールド用パネル。
  2. 前記導電パターン(1a)が導電ペーストによる帯状パターンである請求項1に記載のリード電極付き電磁波シールド用パネル。
  3. 前記導電性帯状弾性体(3)が編又は織組織で袋状につくられた導電性繊維で被われた帯状発泡体である請求項1に記載のリード電極付き電磁波シールド用パネル。
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