JPH1154732A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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- JPH1154732A JPH1154732A JP11341398A JP11341398A JPH1154732A JP H1154732 A JPH1154732 A JP H1154732A JP 11341398 A JP11341398 A JP 11341398A JP 11341398 A JP11341398 A JP 11341398A JP H1154732 A JPH1154732 A JP H1154732A
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Abstract
チャネル書き込み方式により、2値以上のデータの電気
的書き換えが可能なメモリセルを用いたNANDセル型
のEEPROMにおいて、ビットコストを増大させるこ
となく、誤書き込み特性の悪化を防止できるようにする
ことを最も主要な特徴とする。 【解決手段】たとえば、Si基板11の表面に、トンネ
ル酸化膜12を介して、複数の浮遊ゲート電極13を形
成する。また、浮遊ゲート電極13の相互間に対応す
る、上記Si基板11の主表面部にそれぞれトレンチ1
4を設ける。そして、各トレンチ14内に導電性材料を
埋め込んで埋め込み電極18を形成し、この埋め込み電
極18に外部より低電圧を印加することによって、非選
択セルのチャネル部の電位をブートさせることが可能な
構成となっている。
Description
記憶装置に関するもので、特に、STI(Shallow Tren
ch Isolation)構造を有し、フローティングチャネル書
き込み方式により、2値以上のデータの電気的書き換え
が可能なメモリセルを用いたNANDセル型のEEPR
OM(Electrically Erasable Programmable Read-Only
Memory )に関するものである。
能で、かつ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置
として、複数個のメモリセルを直列に接続したNAND
セル型のEEPROMが知られている。
体基板上に絶縁膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートとが
積層されたスタック型ゲート構造を有して構成されてい
る。そして、メモリセルのそれぞれが、隣接するセルど
うしでソース・ドレイン拡散層を共有する形で直列に接
続されている。この直列に接続された複数個のメモリセ
ルを1単位とする、複数個のメモリセルがビット線(デ
ータ線)に接続されてNAND型セルが構成され、さら
に、このNAND型セルがマトリクス状に配置されてメ
モリセルアレイが構成されている。
ぶNAND型セルは、その一端側のドレイン拡散層がそ
れぞれ選択ゲートを介してビット線に接続され、他端側
のソース拡散層が選択ゲートを介してソース線(基準電
位配線)となる共通ソース線に接続されている。
ゲートの各ゲート電極は、メモリセルアレイの行方向に
対し、それぞれ、制御ゲート線(ワード線)、選択ゲー
ト線として共通に接続されている。
作方式においては、より低電圧動作を実現することで、
たとえば、ビット線に接続されているカラムデコーダな
どを構成するトランジスタを全てVcc系トランジスタ
で構成することができ、ひいては周辺回路の面積を減少
して、チップサイズの縮小化を図ることが可能となる。
こうした観点から、近年、フローティングチャネル書き
込み方式が提案され、実用化されている。このフローテ
ィングチャネル書き込み方式の動作方法は、次の通りで
ある。
メモリセル部の等価回路を示すものである。なお、BL
はビット線、SGは選択ゲート、CGはワード線、SL
はソース線である。
合はビット線BLよりも遠いセルから書き込み動作が順
に行われる(ランダム書き込みの場合は、ビット線BL
とソース線SLとの間の任意のセルの書き込みがランダ
ムに行われる)。
0Vを与えてトランジスタをカットオフさせた状態にお
いて、”0”データを書き込むべきメモリセルが接続さ
れているNAND型セルのビット線BLには0Vを与
え、”1”データを書き込むメモリセルが接続されてい
るNAND型セルのビット線BLには、ドレイン拡散層
側の選択ゲート電圧と同じかそれ以上の電圧、あるい
は、ドレイン拡散層側の選択ゲート電圧より小さくても
ドレイン拡散層側の選択ゲートSGが十分にカットオフ
する電位を与えて、各ビット線BLごとに書き込みの選
択と非選択との区別を行う。
クの全てのワード線CGにメモリセルがオン状態となる
電位(書き込み電圧Vppあるいは非選択ワード線の電
圧Vpassが与えられるとき、その電圧パルスの立ち
上がりの過程のある電位においてメモリセルがオン状態
となる)が与えられると、”0”データの書き込みを行
うビット線BLに接続されたNAND型セルのチャネル
には0Vが転送される。また、”1”データの書き込み
を行うビット線BLに接続されたNAND型セルのチャ
ネルには、ビット線BLから、ビット線BL側の選択ゲ
ートSGを介して、ビット線BLの電位から選択ゲート
SGのしきい値分だけを差し引いた、ある初期電位が転
送されて、フローティングの状態となる。このとき、ソ
ース線SLには、0V、あるいは、ソース拡散層側の選
択ゲートSGを十分にカットオフさせるために、ある正
の電位が与えられている。
リセルが接続されている選択ワード線に書き込み電圧V
ppが与えられると、0Vが与えられている選択ビット
線に接続されている選択メモリセルには”0”データが
書き込まれる。このとき、この選択ワード線に接続さ
れ、かつ、”0”データの書き込みを行わない書き込み
非選択のメモリセル(ビット線BL側の選択ゲートSG
がカットオフし、チャネルがフローティング状態となっ
ているメモリセル)のチャネル電位は、”0”データの
書き込みが行われないように(しきい値変動が許容範囲
以下となるように)、十分に大きい必要がある(このメ
モリセルに対しては、書き込み電圧Vppとチャネル電
位Vchの差が小さいほどしきい値の変動は少ない)。
ない非選択ワード線にはある電圧Vpassを与え、こ
の非選択ワード線および選択ワード線とフローティング
状態となっているチャネルとの容量結合により、チャネ
ルの電位を初期電位からある電位まで、上昇させてい
る。したがって、電圧Vpassが大きいほどこのメモ
リセルのしきい値変動は少なくなる。
る選択ビット線に接続されているメモリセルのうち、”
0”データの書き込みを行わないメモリセルに対して
も、この電圧Vpassが与えられている。したがっ
て、この電圧Vpassが大きいほどしきい値の変動が
起こり易くなる。したがって、これらを考慮して電圧V
passの最小値と最大値が決定される。
は”0”データのメモリセルのしきい値の分布を小さく
し、かつ、誤書き込みを少なくするために、それぞれ、
ある初期電圧、ステップ電圧、最終電圧、パルス幅など
が最適化されている、ステップアップ方式が採用されて
いる。
の全てのメモリセルに対して同時に行われる(一括消
去)か、あるいは、あるバイト単位ごとに行われる(ブ
ロック消去)のいずれかである。
ブロック内において全ての)制御ゲートを0Vとし、
(ブロック消去の場合は、非選択ブロックの制御ゲート
に電圧Vpp(たとえば、20V)を印加するか浮遊状
態とし)、全ての選択ゲートSGに電圧Vppを印加す
るか浮遊状態とし、ビット線およびソース線SLを浮遊
状態とし、Pウェル領域に高電圧(たとえば、20V)
を印加する。これにより、全ての(あるいは、選択され
たブロック内において全ての)メモリセルにおいて、浮
遊ゲートの電子がPウェル領域に放出されて、しきい値
が負方向に移動する。
スタおよび選択メモリセル以外の非選択メモリセルのワ
ード線CGに読み出し電圧(たとえば、4.5V)が印
加されることによってオン状態となり、選択メモリセル
のワード線CGに0Vが与えられる。このとき、ビット
線BL側に流れる電流を検出することにより、”
0”、”1”の判定がなされる。
NDセル型EEPROMの書き込み方式(フローティン
グチャネル書き込み方式)においては、次のような問題
が生じていた。
み時のメモリセルの各電極、および、セルA(チャネル
がフローティングかつワード線CGに電圧Vppが与え
られ、”1”データの書き込みが行われる書き込み非選
択のメモリセル)、セルB(ビット線BLに0Vかつワ
ード線CGに電圧Vpassが与えられる非選択メモリ
セル)を示す、NANDセル型EEPROMの等価回路
図である。
ート電圧、VCGはワード線に与えられる電圧、VSLはソ
ース線に与えられる電圧である。また、ここでは、ビッ
ト線BL側から数えて2番目のワード線CGを選択ワー
ド線としたが、通常の書き込み動作時は任意のメモリセ
ルが選択される。
圧とそのタイミングを示すものである。
線BLには書き込むべきデータに対応して0Vあるいは
電源電圧Vcc(たとえば、3.3V)、ソース線S
L、ビット線BL側の選択ゲートSGにはそれぞれ電源
電圧Vcc(たとえば、3.3V)、ソース拡散層側の
選択ゲートSGには0Vが与えられる。この状態で、”
0”データを書き込まないビット線(VBL1 )のNAN
D型セルのチャネルはフローティングとなる。この後、
選択ワード線に電圧Vpp、非選択ワード線に電圧Vp
assが与えられ、フローティング状態となっているチ
ャネルがある電位Vchにブートされる。このときのチ
ャネル電位と各電極の電位との関係は次式で示される。
t)+Cr1(Vpass−Vpassth(Vc
h))+Cr2(Vpp−Vpassth(Vch)) ただし、VSGth(Vchinit)はチャネル電位が
Vchinitであるときのドレイン拡散層側の選択ゲ
ートSGのしきい値、Cr1はチャネルのブート比(電
圧Vpassが与えられるメモリセルの容量と電圧Vp
assによりチャネル下に広がる空乏層の容量との
比)、Cr2はチャネルのブート比(電圧Vppが与え
られるメモリセルの容量と電圧Vppによりチャネル下
に広がる空乏層の容量との比)、Vpassth(Vc
h)はチャネル電位がVchであるときの電圧Vpas
sが与えられるメモリセルがオン状態になるために必要
な電位を示している。
やメモリセル、および、これらを形成する半導体基板中
の不純物濃度(Pウェル領域に形成するときは、ボロン
の不純物濃度など)のプロファイル、選択ゲートCGや
メモリセルのチャネル部に導入されるイオン・インプラ
などの不純物濃度、選択ゲートCGやメモリセルのソー
ス・ドレイン拡散層の濃度プロファイルなどの、選択ゲ
ートCGやメモリセルを形成する際の様々な条件によ
り、ビット線BLからチャネルに転送される初期電圧V
chinitの低下、チャネル下の空乏層やその他の0
V端子−チャネル間の容量の増大によるチャネルブート
効率(Cr1,Cr2)の低下などが生じやすい。この
結果、十分なチャネル電位が得られず、”1”データを
書き込むメモリセルのしきい値が変動し、誤書き込みを
招く恐れがある。
場合の、電圧VpassとセルA,セルBのしきい値と
の関係を示すものである。
セルA(”1”データを書き込むメモリセル)のしきい
値は正側に変動する。また、電圧Vpassを余り大き
くしすぎると、今度はセルBのしきい値が変動してしま
う。
モリセルのゲート幅、ゲート長、ウイング幅、トンネル
酸化膜厚、インターポリ絶縁膜厚などのばらつきにより
生じる、書き込み特性のばらつきが大きくなると顕著に
なる傾向にあり、特に、書き込み時の選択ブロックのビ
ット数が大きくなるほど起こり易くなってくる。また、
フローティング状態のチャネルやソース・ドレイン拡散
層とウェル領域間、あるいは、隣接するビット線BL間
のリーク電流が大きいと、しきい値変動はさらに大きく
なる。また、ビット線BLの電位をチャネルに転送す
る、選択ゲートトランジスタの特性のばらつきも大きく
影響する。
ンジスタの特性が図34に示すような誤書き込み特性を
悪化させることが分かっており、その改善のために、た
とえば、1996年に、IEEE発行の、「Sympo
sium on VSLITechnology Di
gest of Technical Papers」
の、第238頁〜に、J.D.Choiらによる、「A
Novel BOOSTER Plate Tech
nology in High Density NA
ND Flash Memories for Vol
tage Scaling−Down and Zer
o Program Disturbance(文献
1)」の論文が、または、同誌の第236頁〜に、D.
J.Kimらによる、「Symposium on V
SLI TechnologyDigest of T
echnical Papers」の「Process
Integration for the High
Speed NANDFlash Memory Ce
ll(文献2)」の論文が、それぞれ発表されている。
を改善する方法の場合、工程の複雑化、工程数の増加、
チップサイズの増大などの問題が生じてくる。また、こ
のしきい値の変動が存在すると、読み出しや放置時のメ
モリセルのデータ保持特性に大きく影響し、信頼性の低
下を招くという問題もある。
法は文献1にも示されている通り、ブースターポリなる
層を制御ゲート上に形成し、正の高電圧(9〜17V程
度)を印加することにより、書き込み非選択のメモリセ
ルのチャネル部の電位をブートさせ、かつ、セル部のカ
ップリング特性を向上させ、書き込みスピードの向上を
狙うとともに、多値メモリにも対応していた。
ージポンプ回路およびロウ/カラムデコーダ部の面積の
増加は免れず、チップサイズの増大を招く結果、いわゆ
るビットコストが増加する。
においては、ブースターポリなる層を制御ゲート上に形
成することで誤書き込み特性の悪化を改善できるもの
の、チップサイズの増大を招くため、ビットコストが増
加するという問題があった。
させることなく、誤書き込み特性の悪化を防止できると
ともに、書き込みスピードを向上させることが可能な不
揮発性半導体記憶装置を提供することを目的としてい
る。
めに、この発明の不揮発性半導体記憶装置にあっては、
半導体基板と、この半導体基板の主表面部に設けられた
溝内に、絶縁膜を介して、導電性材料を埋め込んでなる
埋め込み電極と、この埋め込み電極の形成部を除く、前
記半導体基板上にトンネル絶縁膜を介して設けられ、前
記半導体基板との間で電荷の授受が行われる複数の浮遊
ゲート電極と、この浮遊ゲート電極上に層間絶縁膜を介
して設けられた制御ゲート電極とから構成されている。
にあっては、半導体基板と、この半導体基板の主表面部
に選択的に設けられた溝内に、絶縁性材料をそれぞれ埋
め込んでなる複数の埋め込み絶縁膜と、この埋め込み絶
縁膜の相互間に対応する、前記半導体基板上にトンネル
絶縁膜を介してそれぞれ設けられ、前記半導体基板との
間で電荷の授受が行われる複数の浮遊ゲート電極と、こ
の浮遊ゲート電極上に層間絶縁膜を介して設けられ、前
記溝と略直交して延在する複数の制御ゲート電極と、こ
の制御ゲート電極の相互間における前記溝内に、前記絶
縁性材料上に積層して導電性材料を埋め込んでなる埋め
込み電極とから構成されている。
ば、トレンチ内に埋め込まれた電極に低電圧を印加する
ことによって、書き込み非選択のメモリセルのチャネル
部の電位を十分にブートさせることができるようにな
る。これにより、チップサイズの増大を招くことなし
に、選択ワード線に接続されている”1”データを書き
込むべきメモリセルのしきい値変動を抑えることが可能
となるものである。
いて図面を参照して説明する。
る、STI(Shallow Trench Isolation)構造を有す
る、フローティングチャネル書き込み方式のEEPRO
M(Electrically Erasable Programmable Read-Only M
emory )のセル部の概略構成を示すものである。
基板あるいは第2導電型の半導体基板に形成された第1
導電型のウェル領域のいずれかに形成された、第2導電
型のウェル領域)11の表面には、トンネル酸化膜12
を介して、電荷蓄積層としての複数の浮遊ゲート電極
(フローティングゲート)13が選択的に設けられてい
る。
上記Si基板11の主表面部には、トレンチ(溝)14
がそれぞれ設けられている。各トレンチ14内には、側
壁酸化膜15を介して、その底部に埋め込み用のCVD
−SiO2 膜16が設けられている。また、各トレンチ
14内の、上記CVD−SiO2 膜16の上部には、側
壁CVD−SiO2 膜17を介して、導電性材料(3ポ
リ)を埋め込んでなる埋め込み(側壁ポリ)電極18が
形成されている。
が、上記Si基板11の表面より突出するように設けら
れている。そして、埋め込み電極18の上面には、CV
D−SiO2 膜19が埋め込まれている。
SiO2 膜19の上部、および、上記浮遊ゲート電極1
3の上部には、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、およ
び、シリコン酸化膜の積層構造でなるONO膜(層間絶
縁膜)20を介して、制御ゲート電極(2ポリ)21が
設けられている。
マスク用窒化シリコン(SiN)膜22、層間膜23、
および、Al配線24がそれぞれ形成され、さらに、パ
ッシベーション膜25によって全面が被覆されてなる構
成とされている。
る、上記Si基板11の表面には、ソース・ドレイン拡
散層(図示していない)が選択的に設けられている。そ
して、そのソース・ドレイン拡散層を隣接するセルどう
しが共有するように直列に接続されたNAND型のセル
がマトリクス状に配列されて、メモリセルアレイが構成
されている。
ティングチャネル書き込み方式のNAND型セルによれ
ば、制御ゲート電極21に書き込み電圧を印加する一
方、埋め込み電極18に低電圧を印加してセルのチャネ
ルの電位を制御することによって、上記浮遊ゲート電極
13と上記Si基板11との間で、それぞれ、電荷の授
受により2値または4値によるデータの書き換えが可能
となっている。
成のEEPROMの製造方法について説明する。
(トランジスタ)、周辺Tr、および、セレクト(選
択)ゲートTr用のトンネル酸化膜12を成膜する(図
2(a)参照)。
遊ゲート電極13を形成するための1ポリ13´を、た
とえば、2000オングストローム程度の膜厚となるよ
うにデポする(図2(b)参照)。
形成用マスクとなるCVD−SiO2 膜31を、たとえ
ば、3000オングストローム程度の膜厚となるように
デポする(図2(c)参照)。
ターニングした後、それをマスクに反応性イオンエッチ
ング法によりエッチングを行って、浮遊ゲート電極13
を形成するとともに、所望の深さ(たとえば、Si基板
11の表面から0.4μm程度の深さ)のトレンチ14
を形成する(図2(d)参照)。
去した後、側壁酸化膜15を、たとえば、100オング
ストローム程度の膜厚となるように熱酸化により形成す
る。また、その後、埋め込み用のCVD−SiO2 膜を
全面にデポし、エッチバックを行って、トレンチ14の
底部のみにCVD−SiO2 膜16が残るようにする
(図3(a)参照)。
めの側壁CVD−SiO2 膜17を、たとえば、50オ
ングストローム程度の膜厚となるようにデポした後に、
埋め込み電極18となるポリシリコン(導電性材料)1
8´を、たとえば、2000オングストローム程度の膜
厚となるようにデポし、トレンチ14内を埋め込む(図
3(b)参照)。
IE(Reactive Ion Etching)法によりエッチバック
し、埋め込み電極18を形成するとともに、浮遊ゲート
電極13の上端部を露出させる。そして、浮遊ゲート電
極13を覆う側壁酸化膜15および側壁CVD−SiO
2 膜17を、たとえば、フッ化アンモニウム液を用いて
除去する(図3(c)参照)。
ゲート電極13の電位を共にブートさせるため、ポリシ
リコン18´のエッチバックを浮遊ゲート電極13の側
面の途中まででとどめ、埋め込み電極18の上面がSi
基板11の表面より突出するようにする。
ーム程度の膜厚となるように全面にCVD−SiO2 膜
19´をデポした後(図4(a)参照)、浮遊ゲート電
極13の上端部が露出するまで高選択比RIE法により
エッチバックし、CVD−SiO2 膜19を形成する
(図4(b)参照)。
ゲート電極21となる2ポリを、たとえば、2000オ
ングストローム程度の膜厚となるようにデポする。さら
に、マスク用SiN膜22を、たとえば、3000オン
グストローム程度の膜厚となるようにデポした後(図4
(c)参照)、このSiN膜22をマスクにセルフ・ア
ライン・エッチングを行ってゲート電極部32(図8参
照)を形成する。
オングストローム程度の膜厚となるように、SAC用側
壁SiN膜33をデポした後、層間膜23(23a)を
デポし、セルフ・アライン・コンタクト(SAC)を形
成する。
さらに、Al配線24を形成した後、パッシベーション
膜25を成膜することで、図1に示した構成のEEPR
OMのセル部が完成する。
一端部のドレイン拡散層は1つあるいは複数のセレクト
ゲート(SG)を介して列方向に延在するビット線に接
続され、また、もう一端部のソース拡散層は1つあるい
は複数のセレクトゲートを介して1つまたは複数のNA
ND型セルによって共有されるソース線に接続され、制
御ゲート電極21は行方向に並ぶ全てのセルに連続的に
配設されてワード線を構成するようになっている。
ROMの、セル部におけるコンタクト配線の配置例を示
すものである。なお、図中のI−I線に沿う断面が図1
に対応している。
互間に、側壁ポリである埋め込み電極18を交互にずら
して配設することにより、ビット線コンタクト42を、
2つのNAND列に対して1個、かつ、列方向に隣接す
る2つのNANDセルで共通に取るようになっている。
NAND列ごとに、列方向に隣接する2つのNANDセ
ルで共通に取るようにする。
ば図5のVI−VI線に沿う図6に断面で示すように、ロウ
(Row)方向に関して、ビット線コンタクト42と同
じ場所で1つおきに取るようにする。
り、コンタクトピッチの緩和が可能となる。なお、ここ
では、ロウ方向に隣接し、ビット線コンタクト42を共
有する2つのNANDセルのいずれかに対する書き込み
あるいは読み出しが可能となるように、たとえば、各N
ANDセルは互いにしきい値の異なる複数のセレクトゲ
ートを介してビット線およびソース線に接続される。
の引き出し方を示すものである。
側壁ポリコンタクト44が交互に配列されることに起因
して、Al配線24を直にビット線コンタクト42に落
とすことはできない。
からなる引き出し部45を用いてビット線コンタクト4
2を脇に引き出し、この引き出し部45を介して、Al
配線24とのコンタクト46を取るようにする。
うセル部の断面構造を概略的に示すものである。
間膜23a上に設けられた埋め込み層47、および、層
間膜23bに形成されたコンタクト配線48を介して、
上記Al配線24とコンタクトされるようになってい
る。
コンタクト42を1個ずつ取るための、セレクトゲート
Trの配置例を示すものである。
コンタクト42を共有して1つ取るためには、たとえ
ば、セルのセレクトゲートを、E−タイプTrおよびD
−タイプTrの2種類のトランジスタで構成する必要が
ある。
プTr、選択TrBがD−タイプTrとなるようにイオ
ン・インプラを打ち分けることにより、ドレイン拡散層
側のセレクトゲート49の導電型をE−タイプおよびD
−タイプにすることができ、セレクトゲート49のゲー
ト電極にたとえば0Vまたは電源電圧Vccを交互に印
加することによって、ロウ方向に隣接する2つのNAN
Dセルのうち、どちらか一方を選択できる。
て述べる。
2値のデータを書き込む場合の、ビット数に対するセル
のしきい値分布を示すものである。
うにした場合には、同図(a)に示すように、”0,
0”、”0,1”、”1,0”、”1,1”の4値のデ
ータを書き込むことができる。
うにした場合には、同図(b)に示すように、”
0”、”1”の2値のデータを書き込むことができる。
み)時の、主要な電極に対する電圧の印加のタイミング
を示すものである。
圧の印加のタイミング、特に、電圧Vpp(同図(a)
参照)を印加するタイミングも所望のタイミングであ
る。また、プログラム時以外のセル部の電圧は従来と同
様であるため、ここでは省略する。
込み時において、まず、2値のデータを書き込む場合
(同(a)参照)、埋め込み電極18には、書き込み選
択,非選択のメモリセルで共にハイレベルHの電圧VH
(たとえば、3〜10V)を印加する。
(非選択セル)は、埋め込み電極18に電圧VH を印加
してチャネル電圧を昇圧させることで、誤書き込みを防
ぐ。
択セル)は、チャネルにビット線コンタクト42からグ
ランド電位が転送されている。浮遊ゲート電極(1ポ
リ)13の側面の途中にまで埋め込み電極18が形成さ
れていない場合(1ポリ側壁なし)には、埋め込み電極
18の電圧は無関係であるが、隣接するビット線が非選
択(電源電圧Vcc)である場合もあるため、ハイレベ
ルHの電圧VH を印加する。
め込み電極18が形成されている場合(1ポリ側壁あ
り)も、同様に、ハイレベルHの電圧VH を印加する。
このとき、浮遊ゲート電極13は埋め込み電極18の電
圧により昇圧されるので、書き込み速度の改善が期待で
きる。
照)は、2回に分けて書き込みを行う(データを書き込
む前(初期状態)は全ビットともセルは”1,1”状態
である)。
ット線コンタクト42をグランド電位にする。それ以外
は、電源電圧Vccを供給する。埋め込み電極18に
は、全てハイレベルHの電圧VH を印加する。浮遊ゲー
ト電極13の側面の途中にまで埋め込み電極18が形成
されているため、書き込み特性は改善される(2値の場
合と同様)。
1”状態のセルのビット線コンタクト42に電源電圧V
cc(非選択)を印加するとともに、”0,1”状態の
セルと”1,0”状態のセルのビット線コンタクト42
をグランド電位(選択)にする。
レベルHの電圧VH 、他方にロウレベルL(もちろん、
ハイレベルHでも良い)の電圧VL (グランド電位)を
印加する。”0,1”状態のセルと”1,0”状態のセ
ルの書き込みは、プログラム電圧(Vpp)とその印加
時間などを変えることにより、所望の状態に書き分ける
ことができる。
は、隣接するセルのチャネル領域との寄生容量による電
位変動などを考慮し、埋め込み電極18の電位はロウレ
ベルLの電圧VL に設定する。
構造を有し、かつ、フローティングチャネル書き込み方
式により2値またはそれ以上のデータを書き込む、書き
換え可能型のEEPROMにおいて、トレンチ内に埋め
込んだ側壁ポリ電極に印加する電圧を制御することで、
選択ワード線に接続されている”1”データを書き込む
べきメモリセルのしきい値変動を大幅に減らし、しか
も、”0”データを他のセルに書き込むような誤書き込
みを防ぐことができるようになる。
る電圧も小さくできるため、非選択ワード線に接続され
ているメモリセルのしきい値変動も減らすことができ、
同様に、誤書き込みを防ぐことが可能となる。
O2 膜は非常に薄いため、セル動作が低電圧の印加によ
って容易に可能であり、ブースターポリ(埋め込み(側
壁ポリ)電極)のセルとのカップリング特性を向上でき
る結果、書き込みスピードの向上とともに、チップサイ
ズ(ビットコスト)を増大させることもなく、NAND
方向のシュリンク(小パターン化)も容易である。
においては、浮遊ゲート電極の側面の途中にまで埋め込
み電極が形成されている場合(1ポリ側壁あり)を例に
説明したが、これに限らず、たとえば図12に示すよう
に、埋め込み電極18の上面がSi基板11の表面より
突出しない(1ポリ側壁なし)ように形成することも可
能である。
1のブート電極だけになるように、浮遊ゲート電極13
の側面の途中にまでONO膜20および制御ゲート電極
21を形成することにより、特性の向上を図ったのが本
発明の実施の第二の形態である。
ば、上記した第一の形態で示した図3(c)の工程にお
いて、ポリシリコン18´のエッチバックをSi基板1
1の表面まででとどめた後、CVD−SiO2 膜19を
形成する(図12(a)参照)。このとき、所望のカッ
プリング特性が得られるまで、CVD−SiO2 膜19
をエッチバックすることが重要である。
同様のプロセスを行うことで(図12(b)参照)、容
易に形成できる。
途中にまで埋め込み電極18が形成されていない場合に
も、上記した通り、ハイレベルHの電圧VH を印加する
ことで、書き込み速度の改善が期待できる。
込み電極18をSi基板11のブート電極および浮遊ゲ
ート電極13のブート電極に用い、かつ、浮遊ゲート電
極13の側面の途中にまでONO膜20および制御ゲー
ト電極21を形成することも可能である。
かるセルは、上記した第一の形態で示した図2(b)の
工程において、浮遊ゲート電極13を形成するための1
ポリ13´を、たとえば、4000オングストローム程
度の膜厚となるようにデポする。
て、所望のセル特性が得られるように、ポリシリコン1
8´を浮遊ゲート電極13の側面の途中までエッチバッ
クする。その後、CVD−SiO2 膜19を、所望のカ
ップリング特性が得られるようにエッチバックする(以
上、図13(a)参照)。
出させた後に、さらに、上記した図4(c)以降の工程
と同様のプロセスを行うことで(図13(b)参照)、
容易に形成できる。
埋め込む場合に限らず、たとえば図14および図15に
示すように、トレンチ14の側壁に沿ってのみ、埋め込
み電極18を形成してなる構成としても良い。
かるセルは、上記した第一の形態で示した図3(a)ま
での各工程を経た後、浮遊ゲート電極13の上端部に、
たとえば、50オングストローム程度の膜厚となるよう
に熱酸化膜51を形成する。そして、側壁SiN膜52
を、たとえば、1000オングストローム程度の膜厚と
なるようにデポする。さらに、CVD−SiO2 膜53
を、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚と
なるようにデポする(以上、図14(a)参照)。
バックし(図14(b)参照)、側壁SiN膜52の上
端部を露出させる。
比反応性イオンエッチングを用いてエッチバックする
(図14(c)参照)。このとき、中央部のCVD−S
iO2膜53を残し、かつ、トレンチ14の底部に、上
記側壁SiN膜52を残すようにする。
コン18´を、たとえば、2000オングストローム程
度の膜厚となるようにデポした後(図14(d)参
照)、さらに、浮遊ゲート電極13の側面の途中の深さ
までエッチバックし、トレンチ14の側壁に沿うように
側壁残しで埋め込み電極18を形成する(図14(e)
参照)。
をデポした後(図15(a)参照)、高選択比RIE法
によりエッチバックし、CVD−SiO2 膜19を形成
するとともに、熱酸化膜51を除去して浮遊ゲート電極
13の上端部を露出させる(図15(b)参照)。
同様のプロセスを行うことで(図15(c),(d)参
照)、容易に形成できる。
合、埋め込み電極18へのコンタクト(側壁ポリコンタ
クト44)は、たとえば図16に示すように、チャネル
領域55に隣接するセルのパターン端部56で所定数の
ブロック毎に取るようになっている。
線と対応して形成された埋め込み電極18に対して、別
個に電圧を印加することが可能となる。
壁に沿ってのみ、埋め込み電極18を形成するようにし
てなるセルにおいては、たとえば図17に示すように、
上記した第二の形態にかかるセルの場合と同様に、埋め
込み電極18の上面がSi基板11の表面より突出しな
いように形成することも可能である。
かるセルは、上記した第四の形態で示した図14(e)
の工程において、ポリシリコン18´のエッチバックを
Si基板11の表面まででとどめた後(図17(a)参
照)、さらに、図15(a),(b)の工程において、
CVD−SiO2 膜19を形成する(図17(b)参
照)。このとき、所望のカップリング特性が得られるま
で、CVD−SiO2 膜19を、CVD−SiO2 膜5
3ごとエッチバックすることが重要である。
プロセスを行うことで、容易に形成できる(図17
(c)参照)。
込み電極18をSi基板11のブート電極および浮遊ゲ
ート電極13のブート電極に用い、かつ、浮遊ゲート電
極13の側面の途中にまでONO膜20および制御ゲー
ト電極21を形成することも可能である。
かるセルは、上記した第一の形態で示した図2(b)の
工程において、浮遊ゲート電極13を形成するための1
ポリ13´を、たとえば、4000オングストローム程
度の膜厚となるようにデポする。そして、上記した図1
4(e)の工程において、所望のセル特性が得られるよ
うに、ポリシリコン18´を浮遊ゲート電極13の側面
の途中までエッチバックする(以上、図18(a)参
照)。
んで、所望のカップリング特性が得られるように、側壁
酸化膜15およびCVD−SiO2 膜53ごとエッチバ
ックする(図18(b)参照)。
部を露出させた後に、さらに、上記した図15(c)以
降の工程と同様のプロセスを行うことで(図18(c)
参照)、容易に形成できる。
8が形成されてなる各セルの、プログラム時の、主要な
電極に対する電圧の印加のタイミングを示すものであ
る。なお、電圧は所望の電圧であり、また、プログラム
時以外のセル部の電圧は従来と同様であるため、ここで
は省略する。
記した第四,第六の形態にかかるセルに対して、4値の
データを書き込む場合(同(a)参照)は、埋め込み電
極18が浮遊ゲート電極13の側面の途中にまで形成さ
れているため、浮遊ゲート電極13は、埋め込み電極1
8の電圧によっても昇圧される。
圧をVH 、VM 、VL と分けることで、”0,0”、”
0,1”、”1,0”と書き分けることが可能になる。
ルに対して、4値のデータを書き込む場合(同(b)参
照)は、浮遊ゲート電極13は昇圧されない。したがっ
て、”0,0”状態のセルへのデータの書き込みは、ト
ンネル酸化膜12にかかる電圧が最大になるように、ビ
ット線コンタクト42および埋め込み電極18をグラン
ド電位にする。
へのデータの書き込みは、ビット線コンタクト42に電
源電圧Vccを印加し、セル領域41を浮遊状態にした
上で、埋め込み電極18の電圧でセルのチャネル領域5
5の電位を制御する。
を印加して、チャネル領域55の電位を制御し、これに
より、トンネル酸化膜12にかかる電圧を制御して、書
き込み特性を変化させることで、”0,1”、”1,
0”状態を書き分けることができる。
態にかかるセルに対して、2値のデータを書き込む場合
(同(c)参照)は、非選択セルは、埋め込み電極18
にハイレベルHの電圧VH を印加して所望のセルのチャ
ネル領域55を昇圧させることで、誤書き込みを防ぐ。
ランドなので、埋め込み電極18の電圧はハイレベルH
でもロウレベルLでもかまわない。埋め込み電極18
が、浮遊ゲート電極13の側面の途中にまで形成されて
いる場合は、書き込み特性の向上が見込まれるため、埋
め込み電極18の電位はハイレベルHの方が良い。
は、上記した第一の形態にかかるセルの場合と同様に、
隣接するセルのチャネル領域との寄生容量による電位変
動などを考慮し、埋め込み電極18の電位はロウレベル
Lに設定する。
際しては、たとえば図20に示すように、コンタクト配
線のロウ方向の合わせずれに対するマージンを持たせる
ために、埋め込み電極18にフリンジ18aを設けるよ
うにしても良い。一方、列方向については、SACプロ
セスにより合わせずれの問題ない。
の第七の形態にかかる、STI構造を有する、フローテ
ィングチャネル書き込み方式のEEPROMのセル部の
概略構成を示すものである。なお、図21はセル部の平
面図であり、図22(a)は図21のA−A線に沿う断
面図、図22(b)は図21のB−B線に沿う断面図、
図22(c)は図21のC−C線に沿う断面図である。
すように、各セル領域41においては、Si基板(第1
導電型の半導体基板あるいは第2導電型の半導体基板に
形成された第1導電型のウェル領域のいずれかに形成さ
れた、第2導電型のウェル領域)11の表面に、トンネ
ル酸化膜12をそれぞれ介して、電荷蓄積層としての複
数の浮遊ゲート電極(フローティングゲート)13が選
択的に設けられている。
O膜(層間絶縁膜)20を介して、制御ゲート電極(2
ポリ)21が設けられて、それぞれ、ゲート電極部32
が構成されている。
れぞれ、SAC用側壁SiN膜33が形成されている。
応する、上記Si基板11の表面には、それぞれ、ソー
ス・ドレイン拡散層61が選択的に設けられている。そ
して、そのソース・ドレイン拡散層61を隣接するセル
どうしが共有するように直列に接続されたNAND型の
セルがマトリクス状に配列されて、メモリセルアレイが
構成されている。
このセル領域41の一端部のドレイン拡散層61は1つ
あるいは複数のセレクトゲート(SG)49を介して列
方向に延在するビット線に接続され、また、もう一端部
のソース拡散層61は1つあるいは複数のセレクトゲー
ト49を介して1つまたは複数のNAND型セルによっ
て共有されるソース線に接続され、制御ゲート電極21
は行方向に並ぶ全てのセルに連続的に配設されてワード
線を構成するようになっている。
に対応する、上記ゲート電極部32の相互間には、それ
ぞれ、後酸化膜62を介して、導電性材料(3ポリ)を
埋め込んでなる埋め込み(側壁ポリ)電極18が形成さ
れている。
図21および図22(b)に示すように、上記Si基板
11の表面に、トンネル酸化膜12をそれぞれ介して、
上記浮遊ゲート電極13が選択的に設けられている。
る、上記Si基板11の主表面部には、トレンチ(溝)
14がそれぞれ設けられている。各トレンチ14内に
は、側壁酸化膜15を介して、埋め込み用のCVD−S
iO2 膜16が設けられている。
2 膜16の上部、および、上記浮遊ゲート電極13上に
は、上記ONO膜20を介して、上記制御ゲート電極
(2ポリ)21が設けられている。
ば図21および図22(c)に示すように、上記Si基
板11の表面に、上記ソース・ドレイン拡散層61が選
択的に設けられている。
に対応する、上記Si基板11の主表面部には上記トレ
ンチ14が選択的に設けられ、それぞれのトレンチ14
内には、上記側壁酸化膜15を介して、上記埋め込み用
のCVD−SiO2 膜(埋め込み絶縁膜)16が埋め込
まれている。
2 膜16の上部、および、上記ソース・ドレイン拡散層
61上には、上記埋め込み電極18が形成されている。
上記ソース・ドレイン拡散層61と上記埋め込み電極1
8との間には、上記後酸化膜62が形成されている。
11を昇圧するための電極であり、そのために、一部が
上記トレンチ14内に達する所定の深さを有して埋め込
まれている。
セレクトゲート(SG)49の相互間に対応する、チャ
ネル領域55内において、列方向に隣接する2つのNA
NDセルで共通に取るようになっている。
上述したように、上記制御ゲート電極21上および上記
埋め込み酸化膜18上には、マスク用窒化シリコン(S
iN)膜22、層間膜23、および、Al配線24がそ
れぞれ形成され、さらに、パッシベーション膜25によ
って全面が被覆されてなる構成とされている。
た構成のEEPROMの製造方法について説明する。な
お、各図において、図(a)は図21のA−A線に沿う
断面に、図(b)は図21のB−B線に沿う断面に、ま
た、図(c)は図21のC−C線に沿う断面に、それぞ
れ対応するものである。
(トランジスタ)、周辺Tr、および、セレクト(選
択)ゲートTr用のトンネル酸化膜12を成膜した後、
そのトンネル酸化膜12上に、浮遊ゲート電極13を形
成するための1ポリ13´を、たとえば、2000オン
グストローム程度の膜厚となるようにデポする。続い
て、上記1ポリ13´上に、トレンチ形成用マスクとな
るCVD−SiO2 膜31を、たとえば、3000オン
グストローム程度の膜厚となるようにデポする(図23
(a),(b),(c)参照)。
ターニングした後、それをマスクに反応性イオンエッチ
ング(RIE)法によりエッチングを行って、ワード線
部およびワード線部の相互間に、それぞれ、所望の深さ
(たとえば、Si基板11の表面から0.4μm程度の
深さ)のトレンチ14を形成する。
した後、側壁酸化膜15を、たとえば、100オングス
トローム程度の膜厚となるように熱酸化により形成し、
全面を被覆する(以上、図24(b),(c)参照)。
16を全面にデポし、このCVD−SiO2 膜16によ
って、上記側壁酸化膜15が形成されている、上記トレ
ンチ14内を完全に埋め込む(図25(a),(b),
(c)参照)。
2 膜16をエッチバックして、上記1ポリ13´の側壁
部分を所望の量だけ露出させるとともに、上記1ポリ1
3´の上面に残る、上記側壁酸化膜15を除去する。こ
の後、上記1ポリ13´の側壁部分に残る上記側壁酸化
膜15を、たとえば、フッ化アンモニウム液を用いて除
去する(図26(b),(c)参照)。
後、さらに、制御ゲート電極21となる2ポリを、たと
えば、2000オングストローム程度の膜厚となるよう
にデポする(図27(a),(b),(c)参照)。
ード線部に、制御ゲート電極21を形成する(図28
(a),(b)参照)。
ト電極21の相互間に露出する、上記ONO膜20をR
IEにより除去する。その際、RIE時のオーバエッチ
ングによって、上記トレンチ14内に埋め込まれた、上
記CVD−SiO2 膜16の一部を所望の深さに応じて
除去する(図29(a),(c)参照)。
して浮遊ゲート電極13を形成した後、不純物をイオン
注入し、上記Si基板11の表面に、上記ソース・ドレ
イン拡散層61を形成する(図30(a),(c)参
照)。
記トンネル酸化膜12を除去し、上記ソース・ドレイン
拡散層61に対応する部位に、それぞれ、上記後酸化膜
62を形成し直した後、側壁残しによりSAC用側壁S
iN膜33を形成する。
で、平坦化し、上記ソース・ドレイン拡散層61に対応
する、上記浮遊ゲート電極13および上記制御ゲート電
極21の相互間に、それぞれ、埋め込み(側壁ポリ)電
極18を形成することで、上述の図21,22に示した
構成のEEPROMのセル部が得られる。
記した第一〜第六の形態と同様にして行われることによ
り、EEPROMのセル部が完成する。
極13および制御ゲート電極21の各相互間毎に必ずし
も分離させなくともよく、たとえば図21のように、埋
め込み電極18を平坦化して分離することなく、メモリ
セルアレイにおける各ブロックなどと対応させて埋め込
み電極18をパターニングすることも可能である。
極21に書き込み電圧を印加する一方、埋め込み電極1
8に低電圧を印加してセルのチャネルの電位を制御する
ことによって、上記浮遊ゲート電極13と上記Si基板
11との間で、それぞれ、電荷の授受により2値または
4値によるデータの書き換えが可能である。
内に埋め込まれたCVD−SiO2膜16を、ソース・
ドレイン拡散層61が形成されている部位まで掘り下げ
ることで、埋め込み電極18とSi基板11との接合面
積を増加できるようになる。
るため、埋め込み電極18に印加する電圧を下げること
が可能となる。したがって、周辺回路(チャージポンプ
回路およびロウ/カラムデコーダ部など)の面積を減少
でき、信頼性の向上とともに、チップサイズの増大を抑
えることが可能となるものである。
おいて、種々変形実施可能なことは勿論である。
ば、ビットコストを増加させることなく、誤書き込み特
性の悪化を防止できるとともに、書き込みスピードを向
上させることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供で
きる。
ROMのセル部の構成を示す要部の概略断面図。
て説明するために示す要部の概略断面図。
て説明するために示す要部の概略断面図。
て説明するために示す要部の概略断面図。
クト配線の配置例を示す概略平面図。
に示す要部の断面図。
クト配線の引き出し方を示す概略平面図。
に示す要部の断面図。
クトのための、セレクトゲートTrの配置例を示す概略
平面図。
に示す概略図。
ングを説明するために示すタイミングチャート。
ROMのセル部の構成を示す要部の概略断面図。
ROMのセル部の構成を示す要部の概略断面図。
ROMの製造方法を説明するために示す要部の概略断面
図。
の製造方法を説明するために示す要部の概略断面図。
のセル部におけるコンタクトの方法を示す概略平面図。
ROMの製造方法を説明するために示す要部の概略断面
図。
ROMの製造方法を説明するために示す要部の概略断面
図。
ム時の電圧の印加のタイミングを説明するために示すタ
イミングチャート。
線を形成するための、他のパターン例を示す概略平面
図。
ROMのセル部の構成を示す概略平面図。
のセル部の構成を示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
いて説明するために示す概略断面図。
ANDセル型EEPROMのメモリセル部の等価回路を
示す概略図。
す等価回路の概略図。
すタイミングチャート。
passとセルA,Bのしきい値との関係を示す概略
図。
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板と、 この半導体基板の主表面部に設けられた溝内に、絶縁膜
を介して、導電性材料を埋め込んでなる埋め込み電極
と、 この埋め込み電極の形成部を除く、前記半導体基板上に
トンネル絶縁膜を介して設けられ、前記半導体基板との
間で電荷の授受が行われる複数の浮遊ゲート電極と、 この浮遊ゲート電極上に層間絶縁膜を介して設けられた
制御ゲート電極とを具備したことを特徴とする不揮発性
半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記埋め込み電極は、少なくとも前記溝
の側面に沿って設けられることを特徴とする請求項1に
記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記埋め込み電極は、前記溝に対して、
前記半導体基板の表面より突出するようにして設けられ
ることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記
憶装置。 - 【請求項4】 前記浮遊ゲート電極および前記制御ゲー
ト電極からなる積層電極構造を有する、複数のメモリセ
ルトランジスタがマトリクス状に形成されてなるメモリ
セルアレイと、 このメモリセルアレイにおける、同一列内の複数のメモ
リセルトランジスタに共通に接続されるビット線と、 前記メモリセルアレイにおける、同一行内の複数のメモ
リセルトランジスタに共通に接続されるワード線とを備
え、 前記埋め込み電極が前記ビット線方向に沿って形成され
ることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記
憶装置。 - 【請求項5】 前記メモリセルトランジスタは、少なく
とも消去状態と複数の書き込み状態とを有する多値記憶
可能なメモリセルトランジスタであって、書き込み時に
は、前記メモリセルトランジスタに書き込まれる書き込
み状態に応じた所定電位が、前記埋め込み電極に対して
与えられることを特徴とする請求項4に記載の不揮発性
半導体記憶装置。 - 【請求項6】 前記メモリセルトランジスタに第1の書
き込み状態が書き込まれる場合、前記埋め込み電極には
第1の電位が与えられ、前記メモリセルトランジスタに
前記第1の書き込み状態よりもしきい値の大きい第2の
書き込み状態が書き込まれる場合、前記埋め込み電極に
は前記第1の電位よりも低い第2の電位が与えられるこ
とを特徴とする請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項7】 前記メモリセルトランジスタに第1の書
き込み状態が書き込まれる場合、前記埋め込み電極には
第1の電位が与えられ、前記メモリセルトランジスタに
前記第1の書き込み状態よりもしきい値の大きい第2の
書き込み状態が書き込まれる場合、前記埋め込み電極に
は前記第1の電位よりも高い第2の電位が与えられるこ
とを特徴とする請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項8】 半導体基板と、 この半導体基板の主表面部に選択的に設けられた溝内
に、絶縁性材料をそれぞれ埋め込んでなる複数の埋め込
み絶縁膜と、 この埋め込み絶縁膜の相互間に対応する、前記半導体基
板上にトンネル絶縁膜を介してそれぞれ設けられ、前記
半導体基板との間で電荷の授受が行われる複数の浮遊ゲ
ート電極と、 この浮遊ゲート電極上に層間絶縁膜を介して設けられ、
前記溝と略直交して延在する複数の制御ゲート電極と、 この制御ゲート電極の相互間における前記溝内に、前記
絶縁性材料上に積層して導電性材料を埋め込んでなる埋
め込み電極とを具備したことを特徴とする不揮発性半導
体記憶装置。 - 【請求項9】 前記浮遊ゲート電極および前記制御ゲー
ト電極からなる積層電極構造を有する、複数のメモリセ
ルトランジスタがマトリクス状に形成されてなるメモリ
セルアレイと、 このメモリセルアレイにおける、同一列内の複数のメモ
リセルトランジスタに共通に接続されるビット線と、 前記メモリセルアレイにおける、同一行内の複数のメモ
リセルトランジスタに共通に接続されるワード線とを備
え、 前記埋め込み電極が前記ワード線方向に沿って形成され
ることを特徴とする請求項8に記載の不揮発性半導体記
憶装置。
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JP (1) | JP4330670B2 (ja) |
Cited By (10)
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