JP4330670B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関するもので、特に、STI(Shallow Trench Isolation)構造を有し、フローティングチャネル書き込み方式により、2値以上のデータの電気的書き換えが可能なメモリセルを用いたNANDセル型のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、データの電気的書き換えが可能で、かつ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置として、複数個のメモリセルを直列に接続したNANDセル型のEEPROMが知られている。
【0003】
この場合、メモリセルのそれぞれは、半導体基板上に絶縁膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートとが積層されたスタック型ゲート構造を有して構成されている。そして、メモリセルのそれぞれが、隣接するセルどうしでソース・ドレイン拡散層を共有する形で直列に接続されている。この直列に接続された複数個のメモリセルを1単位とする、複数個のメモリセルがビット線(データ線)に接続されてNAND型セルが構成され、さらに、このNAND型セルがマトリクス状に配置されてメモリセルアレイが構成されている。
【0004】
すなわち、メモリセルアレイの列方向に並ぶNAND型セルは、その一端側のドレイン拡散層がそれぞれ選択ゲートを介してビット線に接続され、他端側のソース拡散層が選択ゲートを介してソース線(基準電位配線)となる共通ソース線に接続されている。
【0005】
また、メモリセルの制御ゲートおよび選択ゲートの各ゲート電極は、メモリセルアレイの行方向に対し、それぞれ、制御ゲート線(ワード線)、選択ゲート線として共通に接続されている。
【0006】
NANDセル型EEPROMの書き込み動作方式においては、より低電圧動作を実現することで、たとえば、ビット線に接続されているカラムデコーダなどを構成するトランジスタを全てVcc系トランジスタで構成することができ、ひいては周辺回路の面積を減少して、チップサイズの縮小化を図ることが可能となる。こうした観点から、近年、フローティングチャネル書き込み方式が提案され、実用化されている。このフローティングチャネル書き込み方式の動作方法は、次の通りである。
【0007】
図31は、NANDセル型EEPROMのメモリセル部の等価回路を示すものである。なお、BLはビット線、SGは選択ゲート、CGはワード線、SLはソース線である。
【0008】
複数のデータ書き込みにおいて、通常の場合はビット線BLよりも遠いセルから書き込み動作が順に行われる(ランダム書き込みの場合は、ビット線BLとソース線SLとの間の任意のセルの書き込みがランダムに行われる)。
【0009】
まず、ソース線SL側の選択ゲートSGに0Vを与えてトランジスタをカットオフさせた状態において、”0”データを書き込むべきメモリセルが接続されているNAND型セルのビット線BLには0Vを与え、”1”データを書き込むメモリセルが接続されているNAND型セルのビット線BLには、ドレイン拡散層側の選択ゲート電圧と同じかそれ以上の電圧、あるいは、ドレイン拡散層側の選択ゲート電圧より小さくてもドレイン拡散層側の選択ゲートSGが十分にカットオフする電位を与えて、各ビット線BLごとに書き込みの選択と非選択との区別を行う。
【0010】
すなわち、この状態において、選択ブロックの全てのワード線CGにメモリセルがオン状態となる電位(書き込み電圧Vppあるいは非選択ワード線の電圧Vpassが与えられるとき、その電圧パルスの立ち上がりの過程のある電位においてメモリセルがオン状態となる)が与えられると、”0”データの書き込みを行うビット線BLに接続されたNAND型セルのチャネルには0Vが転送される。また、”1”データの書き込みを行うビット線BLに接続されたNAND型セルのチャネルには、ビット線BLから、ビット線BL側の選択ゲートSGを介して、ビット線BLの電位から選択ゲートSGのしきい値分だけを差し引いた、ある初期電位が転送されて、フローティングの状態となる。このとき、ソース線SLには、0V、あるいは、ソース拡散層側の選択ゲートSGを十分にカットオフさせるために、ある正の電位が与えられている。
【0011】
次に、”0”データの書き込みを行うメモリセルが接続されている選択ワード線に書き込み電圧Vppが与えられると、0Vが与えられている選択ビット線に接続されている選択メモリセルには”0”データが書き込まれる。このとき、この選択ワード線に接続され、かつ、”0”データの書き込みを行わない書き込み非選択のメモリセル(ビット線BL側の選択ゲートSGがカットオフし、チャネルがフローティング状態となっているメモリセル)のチャネル電位は、”0”データの書き込みが行われないように(しきい値変動が許容範囲以下となるように)、十分に大きい必要がある(このメモリセルに対しては、書き込み電圧Vppとチャネル電位Vchの差が小さいほどしきい値の変動は少ない)。
【0012】
このため、”0”データの書き込みを行わない非選択ワード線にはある電圧Vpassを与え、この非選択ワード線および選択ワード線とフローティング状態となっているチャネルとの容量結合により、チャネルの電位を初期電位からある電位まで、上昇させている。したがって、電圧Vpassが大きいほどこのメモリセルのしきい値変動は少なくなる。
【0013】
また、ビット線BLに0Vが与えられている選択ビット線に接続されているメモリセルのうち、”0”データの書き込みを行わないメモリセルに対しても、この電圧Vpassが与えられている。したがって、この電圧Vpassが大きいほどしきい値の変動が起こり易くなる。したがって、これらを考慮して電圧Vpassの最小値と最大値が決定される。
【0014】
通常、この電圧Vpassと電圧Vppは”0”データのメモリセルのしきい値の分布を小さくし、かつ、誤書き込みを少なくするために、それぞれ、ある初期電圧、ステップ電圧、最終電圧、パルス幅などが最適化されている、ステップアップ方式が採用されている。
【0015】
一方、データの消去は、NAND型セル内の全てのメモリセルに対して同時に行われる(一括消去)か、あるいは、あるバイト単位ごとに行われる(ブロック消去)のいずれかである。
【0016】
すなわち、全ての(あるいは、選択されたブロック内において全ての)制御ゲートを0Vとし、(ブロック消去の場合は、非選択ブロックの制御ゲートに電圧Vpp(たとえば、20V)を印加するか浮遊状態とし)、全ての選択ゲートSGに電圧Vppを印加するか浮遊状態とし、ビット線およびソース線SLを浮遊状態とし、Pウェル領域に高電圧(たとえば、20V)を印加する。これにより、全ての(あるいは、選択されたブロック内において全ての)メモリセルにおいて、浮遊ゲートの電子がPウェル領域に放出されて、しきい値が負方向に移動する。
【0017】
データの読み出しは、選択ゲートトランジスタおよび選択メモリセル以外の非選択メモリセルのワード線CGに読み出し電圧(たとえば、4.5V)が印加されることによってオン状態となり、選択メモリセルのワード線CGに0Vが与えられる。このとき、ビット線BL側に流れる電流を検出することにより、”0”、”1”の判定がなされる。
【0018】
このような、従来から用いられているNANDセル型EEPROMの書き込み方式(フローティングチャネル書き込み方式)においては、次のような問題が生じていた。
【0019】
図32は、フローティングチャネル書き込み時のメモリセルの各電極、および、セルA(チャネルがフローティングかつワード線CGに電圧Vppが与えられ、”1”データの書き込みが行われる書き込み非選択のメモリセル)、セルB(ビット線BLに0Vかつワード線CGに電圧Vpassが与えられる非選択メモリセル)を示す、NANDセル型EEPROMの等価回路図である。
【0020】
なお、VBLはビット線電圧、VSGは選択ゲート電圧、VCGはワード線に与えられる電圧、VSLはソース線に与えられる電圧である。また、ここでは、ビット線BL側から数えて2番目のワード線CGを選択ワード線としたが、通常の書き込み動作時は任意のメモリセルが選択される。
【0021】
図33は、図32に対応する、各電極の電圧とそのタイミングを示すものである。
【0022】
図33を用いて説明すると、まず、ビット線BLには書き込むべきデータに対応して0Vあるいは電源電圧Vcc(たとえば、3.3V)、ソース線SL、ビット線BL側の選択ゲートSGにはそれぞれ電源電圧Vcc(たとえば、3.3V)、ソース拡散層側の選択ゲートSGには0Vが与えられる。この状態で、”0”データを書き込まないビット線(VBL1 )のNAND型セルのチャネルはフローティングとなる。この後、選択ワード線に電圧Vpp、非選択ワード線に電圧Vpassが与えられ、フローティング状態となっているチャネルがある電位Vchにブートされる。このときのチャネル電位と各電極の電位との関係は次式で示される。
【0023】
Vch=VSG−VSGth(Vchinit)
+Cr1(Vpass−Vpassth(Vch))
+Cr2(Vpp−Vpassth(Vch))
ただし、VSGth(Vchinit)はチャネル電位がVchinitであるときのドレイン拡散層側の選択ゲートSGのしきい値、Cr1はチャネルのブート比(電圧Vpassが与えられるメモリセルの容量と電圧Vpassによりチャネル下に広がる空乏層の容量との比)、Cr2はチャネルのブート比(電圧Vppが与えられるメモリセルの容量と電圧Vppによりチャネル下に広がる空乏層の容量との比)、Vpassth(Vch)はチャネル電位がVchであるときの電圧Vpassが与えられるメモリセルがオン状態になるために必要な電位を示している。
【0024】
しかしながら、ここでは、選択ゲートSGやメモリセル、および、これらを形成する半導体基板中の不純物濃度(Pウェル領域に形成するときは、ボロンの不純物濃度など)のプロファイル、選択ゲートCGやメモリセルのチャネル部に導入されるイオン・インプラなどの不純物濃度、選択ゲートCGやメモリセルのソース・ドレイン拡散層の濃度プロファイルなどの、選択ゲートCGやメモリセルを形成する際の様々な条件により、ビット線BLからチャネルに転送される初期電圧Vchinitの低下、チャネル下の空乏層やその他の0V端子−チャネル間の容量の増大によるチャネルブート効率(Cr1,Cr2)の低下などが生じやすい。この結果、十分なチャネル電位が得られず、”1”データを書き込むメモリセルのしきい値が変動し、誤書き込みを招く恐れがある。
【0025】
図34は、このような誤書き込みが起こる場合の、電圧VpassとセルA,セルBのしきい値との関係を示すものである。
【0026】
電圧Vpassを十分に大きくしないと、セルA(”1”データを書き込むメモリセル)のしきい値は正側に変動する。また、電圧Vpassを余り大きくしすぎると、今度はセルBのしきい値が変動してしまう。
【0027】
さらに、このようなしきい値の変動は、メモリセルのゲート幅、ゲート長、ウイング幅、トンネル酸化膜厚、インターポリ絶縁膜厚などのばらつきにより生じる、書き込み特性のばらつきが大きくなると顕著になる傾向にあり、特に、書き込み時の選択ブロックのビット数が大きくなるほど起こり易くなってくる。また、フローティング状態のチャネルやソース・ドレイン拡散層とウェル領域間、あるいは、隣接するビット線BL間のリーク電流が大きいと、しきい値変動はさらに大きくなる。また、ビット線BLの電位をチャネルに転送する、選択ゲートトランジスタの特性のばらつきも大きく影響する。
【0028】
このように、メモリセルや選択ゲートトランジスタの特性が図34に示すような誤書き込み特性を悪化させることが分かっており、その改善のために、たとえば、1996年に、IEEE発行の、「Symposium on VSLI Technology Digest of Technical Papers」の、第238頁〜に、J.D.Choiらによる、「A Novel BOOSTER Plate Technology in High Density NAND Flash Memories for Voltage Scaling−Down and Zero Program Disturbance(文献1)」の論文が、または、同誌の第236頁〜に、D.J.Kimらによる、「Symposium on VSLI Technology Digest of Technical Papers」の「ProcessIntegration for the High Speed NANDFlash Memory Cell(文献2)」の論文が、それぞれ発表されている。
【0029】
しかし、このような誤書き込み特性の悪化を改善する方法の場合、工程の複雑化、工程数の増加、チップサイズの増大などの問題が生じてくる。また、このしきい値の変動が存在すると、読み出しや放置時のメモリセルのデータ保持特性に大きく影響し、信頼性の低下を招くという問題もある。
【0030】
すなわち、誤書き込みに対する従来の対策法は文献1にも示されている通り、ブースターポリなる層を制御ゲート上に形成し、正の高電圧(9〜17V程度)を印加することにより、書き込み非選択のメモリセルのチャネル部の電位をブートさせ、かつ、セル部のカップリング特性を向上させ、書き込みスピードの向上を狙うとともに、多値メモリにも対応していた。
【0031】
しかしながら、高電圧であるがゆえ、チャージポンプ回路およびロウ/カラムデコーダ部の面積の増加は免れず、チップサイズの増大を招く結果、いわゆるビットコストが増加する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来においては、ブースターポリなる層を制御ゲート上に形成することで誤書き込み特性の悪化を改善できるものの、チップサイズの増大を招くため、ビットコストが増加するという問題があった。
【0033】
そこで、この発明は、ビットコストを増加させることなく、誤書き込み特性の悪化を防止できるとともに、書き込みスピードを向上させることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的としている。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本願発明の一態様によれば、半導体基板の主表面上に複数のメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、前記半導体基板の主表面に、それぞれ所定方向に延出するように形成された複数の溝部と、前記複数の溝部により区画された前記半導体基板の主表面上の複数の素子領域にそれぞれ設けられるとともに、前記所定方向に沿ってそれぞれトンネル絶縁膜を介して設けられた複数の浮遊ゲート電極と、前記所定方向に延出し、その上面が前記複数の素子領域の前記半導体基板の主表面より突出するように、前記複数の溝部内にそれぞれ絶縁膜を介して形成された複数の埋め込み電極と、前記複数の埋め込み電極および前記複数の浮遊ゲート電極の上部に、それぞれ層間絶縁膜を介して、前記所定方向に直交する直交方向に設けられた複数の制御ゲート電極と、前記所定方向に延出し、前記複数の素子領域のそれぞれに対応して前記複数の制御ゲート電極上に形成されたビット線と、を具備し、前記メモリセルトランジスタにデータが書き込まれる場合、誤書き込みを防止するために、書き込み選択された前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲート電極に印加される書き込み電圧と書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタのチャネル電位との差を小さくするための電圧が、前記書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極に印加されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
【0035】
また、本願発明の一態様によれば、半導体基板の主表面上に複数のメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、前記半導体基板の主表面に、それぞれ所定方向に延出するように形成された複数の溝部と、前記複数の溝部により区画された前記半導体基板の主表面上の複数の素子領域にそれぞれ設けられるとともに、前記所定方向に沿ってそれぞれトンネル絶縁膜を介して設けられた複数の浮遊ゲート電極と、前記所定方向に延出し、その上面が前記複数の素子領域の前記半導体基板の主表面より突出しないように、前記複数の溝部内にそれぞれ絶縁膜を介して形成された複数の埋め込み電極と、前記所定方向に直交する直交方向に延出し、前記複数の浮遊ゲート電極の上部および前記複数の浮遊ゲート電極の相互間に対応する前記複数の埋め込み電極の上部に、それぞれ層間絶縁膜を介して設けられた複数の制御ゲート電極と、前記所定方向に延出し、前記複数の素子領域のそれぞれに対応して前記複数の制御ゲート電極上に形成されたビット線と、を具備し、前記メモリセルトランジスタにデータが書き込まれる場合、誤書き込みを防止するために、書き込み選択された前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲート電極に印加される書き込み電圧と書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタのチャネル電位との差を小さくするための電圧が、前記書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極に印加されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
【0036】
この発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、トレンチ内に埋め込まれた電極に低電圧を印加することによって、書き込み非選択のメモリセルのチャネル部の電位を十分にブートさせることができるようになる。これにより、チップサイズの増大を招くことなしに、選択ワード線に接続されている”1”データを書き込むべきメモリセルのしきい値変動を抑えることが可能となるものである。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0038】
図1は、本発明の実施の第一の形態にかかる、STI(Shallow Trench Isolation)構造を有する、フローティングチャネル書き込み方式のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )のセル部の概略構成を示すものである。
【0039】
たとえば、Si基板(第1導電型の半導体基板あるいは第2導電型の半導体基板に形成された第1導電型のウェル領域のいずれかに形成された、第2導電型のウェル領域)11の表面には、トンネル酸化膜12を介して、電荷蓄積層としての複数の浮遊ゲート電極(フローティングゲート)13が選択的に設けられている。
【0040】
浮遊ゲート電極13の相互間に対応する、上記Si基板11の主表面部には、トレンチ(溝)14がそれぞれ設けられている。各トレンチ14内には、側壁酸化膜15を介して、その底部に埋め込み用のCVD−SiO2 膜16が設けられている。また、各トレンチ14内の、上記CVD−SiO2 膜16の上部には、側壁CVD−SiO2 膜17を介して、導電性材料(3ポリ)を埋め込んでなる埋め込み(側壁ポリ)電極18が形成されている。
【0041】
この場合、埋め込み電極18は、その上面が、上記Si基板11の表面より突出するように設けられている。そして、埋め込み電極18の上面には、CVD−SiO2 膜19が埋め込まれている。
【0042】
この埋め込み電極18上の、上記CVD−SiO2 膜19の上部、および、上記浮遊ゲート電極13の上部には、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、および、シリコン酸化膜の積層構造でなるONO膜(層間絶縁膜)20を介して、制御ゲート電極(2ポリ)21が設けられている。
【0043】
そして、この制御ゲート電極21上には、マスク用窒化シリコン(SiN)膜22、層間膜23、および、Al配線24がそれぞれ形成され、さらに、パッシベーション膜25によって全面が被覆されてなる構成とされている。
【0044】
なお、上記浮遊ゲート電極13に対応する、上記Si基板11の表面には、ソース・ドレイン拡散層(図示していない)が選択的に設けられている。そして、そのソース・ドレイン拡散層を隣接するセルどうしが共有するように直列に接続されたNAND型のセルがマトリクス状に配列されて、メモリセルアレイが構成されている。
【0045】
このような、STI構造を有する、フローティングチャネル書き込み方式のNAND型セルによれば、制御ゲート電極21に書き込み電圧を印加する一方、埋め込み電極18に低電圧を印加してセルのチャネルの電位を制御することによって、上記浮遊ゲート電極13と上記Si基板11との間で、それぞれ、電荷の授受により2値または4値によるデータの書き換えが可能となっている。
【0046】
次に、図2〜図4を参照して、上記した構成のEEPROMの製造方法について説明する。
【0047】
まず、上記Si基板11上に、セルTr(トランジスタ)、周辺Tr、および、セレクト(選択)ゲートTr用のトンネル酸化膜12を成膜する(図2(a)参照)。
【0048】
次いで、上記トンネル酸化膜12上に、浮遊ゲート電極13を形成するための1ポリ13´を、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする(図2(b)参照)。
【0049】
次いで、上記1ポリ13´上に、トレンチ形成用マスクとなるCVD−SiO2 膜31を、たとえば、3000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする(図2(c)参照)。
【0050】
次いで、上記CVD−SiO2 膜31をパターニングした後、それをマスクに反応性イオンエッチング法によりエッチングを行って、浮遊ゲート電極13を形成するとともに、所望の深さ(たとえば、Si基板11の表面から0.4μm程度の深さ)のトレンチ14を形成する(図2(d)参照)。
【0051】
次いで、上記CVD−SiO2 膜31を除去した後、側壁酸化膜15を、たとえば、100オングストローム程度の膜厚となるように熱酸化により形成する。また、その後、埋め込み用のCVD−SiO2 膜を全面にデポし、エッチバックを行って、トレンチ14の底部のみにCVD−SiO2 膜16が残るようにする(図3(a)参照)。
【0052】
次いで、浮遊ゲート電極13を保護するための側壁CVD−SiO2 膜17を、たとえば、50オングストローム程度の膜厚となるようにデポした後に、埋め込み電極18となるポリシリコン(導電性材料)18´を、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるようにデポし、トレンチ14内を埋め込む(図3(b)参照)。
【0053】
次いで、ポリシリコン18´を高選択比RIE(Reactive Ion Etching)法によりエッチバックし、埋め込み電極18を形成するとともに、浮遊ゲート電極13の上端部を露出させる。そして、浮遊ゲート電極13を覆う側壁酸化膜15および側壁CVD−SiO2 膜17を、たとえば、フッ化アンモニウム液を用いて除去する(図3(c)参照)。
【0054】
このとき、Si基板11の電位および浮遊ゲート電極13の電位を共にブートさせるため、ポリシリコン18´のエッチバックを浮遊ゲート電極13の側面の途中まででとどめ、埋め込み電極18の上面がSi基板11の表面より突出するようにする。
【0055】
次いで、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるように全面にCVD−SiO2 膜19´をデポした後(図4(a)参照)、浮遊ゲート電極13の上端部が露出するまで高選択比RIE法によりエッチバックし、CVD−SiO2 膜19を形成する(図4(b)参照)。
【0056】
次いで、ONO膜20を成膜した後、制御ゲート電極21となる2ポリを、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする。さらに、マスク用SiN膜22を、たとえば、3000オングストローム程度の膜厚となるようにデポした後(図4(c)参照)、このSiN膜22をマスクにセルフ・アライン・エッチングを行ってゲート電極部32(図8参照)を形成する。
【0057】
また、たとえば図8に示すように、500オングストローム程度の膜厚となるように、SAC用側壁SiN膜33をデポした後、層間膜23(23a)をデポし、セルフ・アライン・コンタクト(SAC)を形成する。
【0058】
そして、層間膜23(23b)をデポし、さらに、Al配線24を形成した後、パッシベーション膜25を成膜することで、図1に示した構成のEEPROMのセル部が完成する。
【0059】
なお、図には示していないが、このセルの一端部のドレイン拡散層は1つあるいは複数のセレクトゲート(SG)を介して列方向に延在するビット線に接続され、また、もう一端部のソース拡散層は1つあるいは複数のセレクトゲートを介して1つまたは複数のNAND型セルによって共有されるソース線に接続され、制御ゲート電極21は行方向に並ぶ全てのセルに連続的に配設されてワード線を構成するようになっている。
【0060】
図5は、上記したプロセスに対するEEPROMの、セル部におけるコンタクト配線の配置例を示すものである。なお、図中のI−I線に沿う断面が図1に対応している。
【0061】
この場合、セル領域(活性領域)41の相互間に、側壁ポリである埋め込み電極18を交互にずらして配設することにより、ビット線コンタクト42を、2つのNAND列に対して1個、かつ、列方向に隣接する2つのNANDセルで共通に取るようになっている。
【0062】
また、ソース線コンタクト43は、1つのNAND列ごとに、列方向に隣接する2つのNANDセルで共通に取るようにする。
【0063】
また、側壁ポリコンタクト44は、たとえば図5のVI−VI線に沿う図6に断面で示すように、ロウ(Row)方向に関して、ビット線コンタクト42と同じ場所で1つおきに取るようにする。
【0064】
このようなパターン配置とすることにより、コンタクトピッチの緩和が可能となる。なお、ここでは、ロウ方向に隣接し、ビット線コンタクト42を共有する2つのNANDセルのいずれかに対する書き込みあるいは読み出しが可能となるように、たとえば、各NANDセルは互いにしきい値の異なる複数のセレクトゲートを介してビット線およびソース線に接続される。
【0065】
図7は、コンタクト配線のAl配線24への引き出し方を示すものである。
【0066】
この場合、ビット線コンタクト42および側壁ポリコンタクト44が交互に配列されることに起因して、Al配線24を直にビット線コンタクト42に落とすことはできない。
【0067】
このような場合、たとえば、ポリシリコンからなる引き出し部45を用いてビット線コンタクト42を脇に引き出し、この引き出し部45を介して、Al配線24とのコンタクト46を取るようにする。
【0068】
図8は、上記した図5のVIII−VIII線に沿うセル部の断面構造を概略的に示すものである。
【0069】
たとえば、ソース線コンタクト43は、層間膜23a上に設けられた埋め込み層47、および、層間膜23bに形成されたコンタクト配線48を介して、上記Al配線24とコンタクトされるようになっている。
【0070】
図9は、2本のビット線に対してビット線コンタクト42を1個ずつ取るための、セレクトゲートTrの配置例を示すものである。
【0071】
2つのNANDセル列に対して、ビット線コンタクト42を共有して1つ取るためには、たとえば、セルのセレクトゲートを、E−タイプTrおよびD−タイプTrの2種類のトランジスタで構成する必要がある。
【0072】
すなわち、図中の、選択TrAがE−タイプTr、選択TrBがD−タイプTrとなるようにイオン・インプラを打ち分けることにより、ドレイン拡散層側のセレクトゲート49の導電型をE−タイプおよびD−タイプにすることができ、セレクトゲート49のゲート電極にたとえば0Vまたは電源電圧Vccを交互に印加することによって、ロウ方向に隣接する2つのNANDセルのうち、どちらか一方を選択できる。
【0073】
以下に、セル動作時の電圧印加方法について述べる。
【0074】
図10は、4値のデータを書き込む場合と2値のデータを書き込む場合の、ビット数に対するセルのしきい値分布を示すものである。
【0075】
たとえば、しきい値Vthを4つに分けるようにした場合には、同図(a)に示すように、”0,0”、”0,1”、”1,0”、”1,1”の4値のデータを書き込むことができる。
【0076】
たとえば、しきい値Vthを2つに分けるようにした場合には、同図(b)に示すように、”0”、”1”の2値のデータを書き込むことができる。
【0077】
図11は、プログラム(データの書き込み)時の、主要な電極に対する電圧の印加のタイミングを示すものである。
【0078】
なお、電圧は所望の電圧であり、また、電圧の印加のタイミング、特に、電圧Vpp(同図(a)参照)を印加するタイミングも所望のタイミングである。また、プログラム時以外のセル部の電圧は従来と同様であるため、ここでは省略する。
【0079】
後掲する表1に示すように、データの書き込み時において、まず、2値のデータを書き込む場合(同(a)参照)、埋め込み電極18には、書き込み選択,非選択のメモリセルで共にハイレベルHの電圧VH (たとえば、3〜10V)を印加する。
【0080】
すなわち、書き込み非選択のメモリセル(非選択セル)は、埋め込み電極18に電圧VH を印加してチャネル電圧を昇圧させることで、誤書き込みを防ぐ。
【0081】
一方、書き込み選択されたメモリセル(選択セル)は、チャネルにビット線コンタクト42からグランド電位が転送されている。浮遊ゲート電極(1ポリ)13の側面の途中にまで埋め込み電極18が形成されていない場合(1ポリ側壁なし)には、埋め込み電極18の電圧は無関係であるが、隣接するビット線が非選択(電源電圧Vcc)である場合もあるため、ハイレベルHの電圧VH を印加する。
【0082】
浮遊ゲート電極13の側面の途中にまで埋め込み電極18が形成されている場合(1ポリ側壁あり)も、同様に、ハイレベルHの電圧VH を印加する。このとき、浮遊ゲート電極13は埋め込み電極18の電圧により昇圧されるので、書き込み速度の改善が期待できる。
【0083】
4値のデータを書き込む場合(同(b)参照)は、2回に分けて書き込みを行う(データを書き込む前(初期状態)は全ビットともセルは”1,1”状態である)。
【0084】
1回目に、”0,0”に書き込むセルのビット線コンタクト42をグランド電位にする。それ以外は、電源電圧Vccを供給する。埋め込み電極18には、全てハイレベルHの電圧VH を印加する。浮遊ゲート電極13の側面の途中にまで埋め込み電極18が形成されているため、書き込み特性は改善される(2値の場合と同様)。
【0085】
2回目に、”0,0”状態のセルと”1,1”状態のセルのビット線コンタクト42に電源電圧Vcc(非選択)を印加するとともに、”0,1”状態のセルと”1,0”状態のセルのビット線コンタクト42をグランド電位(選択)にする。
【0086】
埋め込み電極18は、どちらか一方にハイレベルHの電圧VH 、他方にロウレベルL(もちろん、ハイレベルHでも良い)の電圧VL (グランド電位)を印加する。”0,1”状態のセルと”1,0”状態のセルの書き込みは、プログラム電圧(Vpp)とその印加時間などを変えることにより、所望の状態に書き分けることができる。
【0087】
【表1】
Figure 0004330670
【0088】
一方、データの読み出し/消去においては、隣接するセルのチャネル領域との寄生容量による電位変動などを考慮し、埋め込み電極18の電位はロウレベルLの電圧VL に設定する。
【0089】
その他は、従来と同様である。
【0090】
上記したように、本発明によれば、STI構造を有し、かつ、フローティングチャネル書き込み方式により2値またはそれ以上のデータを書き込む、書き換え可能型のEEPROMにおいて、トレンチ内に埋め込んだ側壁ポリ電極に印加する電圧を制御することで、選択ワード線に接続されている”1”データを書き込むべきメモリセルのしきい値変動を大幅に減らし、しかも、”0”データを他のセルに書き込むような誤書き込みを防ぐことができるようになる。
【0091】
また、書き込み時に非選択ワード線に与える電圧も小さくできるため、非選択ワード線に接続されているメモリセルのしきい値変動も減らすことができ、同様に、誤書き込みを防ぐことが可能となる。
【0092】
特に、側壁酸化膜および側壁CVD−SiO2 膜は非常に薄いため、セル動作が低電圧の印加によって容易に可能であり、ブースターポリ(埋め込み(側壁ポリ)電極)のセルとのカップリング特性を向上できる結果、書き込みスピードの向上とともに、チップサイズ(ビットコスト)を増大させることもなく、NAND方向のシュリンク(小パターン化)も容易である。
【0093】
なお、上記した本発明の実施の第一の形態においては、浮遊ゲート電極の側面の途中にまで埋め込み電極が形成されている場合(1ポリ側壁あり)を例に説明したが、これに限らず、たとえば図12に示すように、埋め込み電極18の上面がSi基板11の表面より突出しない(1ポリ側壁なし)ように形成することも可能である。
【0094】
すなわち、埋め込み電極18がSi基板11のブート電極だけになるように、浮遊ゲート電極13の側面の途中にまでONO膜20および制御ゲート電極21を形成することにより、特性の向上を図ったのが本発明の実施の第二の形態である。
【0095】
この第二の形態にかかるセルは、たとえば、上記した第一の形態で示した図3(c)の工程において、ポリシリコン18´のエッチバックをSi基板11の表面まででとどめた後、CVD−SiO2 膜19を形成する(図12(a)参照)。このとき、所望のカップリング特性が得られるまで、CVD−SiO2 膜19をエッチバックすることが重要である。
【0096】
この後、上記した図4(c)以降の工程と同様のプロセスを行うことで(図12(b)参照)、容易に形成できる。
【0097】
このような、浮遊ゲート電極13の側面の途中にまで埋め込み電極18が形成されていない場合にも、上記した通り、ハイレベルHの電圧VH を印加することで、書き込み速度の改善が期待できる。
【0098】
また、たとえば図13に示すように、埋め込み電極18をSi基板11のブート電極および浮遊ゲート電極13のブート電極に用い、かつ、浮遊ゲート電極13の側面の途中にまでONO膜20および制御ゲート電極21を形成することも可能である。
【0099】
すなわち、本発明の実施の第三の形態にかかるセルは、上記した第一の形態で示した図2(b)の工程において、浮遊ゲート電極13を形成するための1ポリ13´を、たとえば、4000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする。
【0100】
そして、上記した図3(c)の工程において、所望のセル特性が得られるように、ポリシリコン18´を浮遊ゲート電極13の側面の途中までエッチバックする。その後、CVD−SiO2 膜19を、所望のカップリング特性が得られるようにエッチバックする(以上、図13(a)参照)。
【0101】
こうして、浮遊ゲート電極13の側面を露出させた後に、さらに、上記した図4(c)以降の工程と同様のプロセスを行うことで(図13(b)参照)、容易に形成できる。
【0102】
また、トレンチ14内を全て導電性材料で埋め込む場合に限らず、たとえば図14および図15に示すように、トレンチ14の側壁に沿ってのみ、埋め込み電極18を形成してなる構成としても良い。
【0103】
すなわち、本発明の実施の第四の形態にかかるセルは、上記した第一の形態で示した図3(a)までの各工程を経た後、浮遊ゲート電極13の上端部に、たとえば、50オングストローム程度の膜厚となるように熱酸化膜51を形成する。そして、側壁SiN膜52を、たとえば、1000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする。さらに、CVD−SiO2 膜53を、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする(以上、図14(a)参照)。
【0104】
次いで、CVD−SiO2 膜53をエッチバックし(図14(b)参照)、側壁SiN膜52の上端部を露出させる。
【0105】
次いで、その側壁SiN膜52を、高選択比反応性イオンエッチングを用いてエッチバックする(図14(c)参照)。このとき、中央部のCVD−SiO2 膜53を残し、かつ、トレンチ14の底部に、上記側壁SiN膜52を残すようにする。
【0106】
次いで、埋め込み電極18となるポリシリコン18´を、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるようにデポした後(図14(d)参照)、さらに、浮遊ゲート電極13の側面の途中の深さまでエッチバックし、トレンチ14の側壁に沿うように側壁残しで埋め込み電極18を形成する(図14(e)参照)。
【0107】
次いで、全面にCVD−SiO2 膜19´をデポした後(図15(a)参照)、高選択比RIE法によりエッチバックし、CVD−SiO2 膜19を形成するとともに、熱酸化膜51を除去して浮遊ゲート電極13の上端部を露出させる(図15(b)参照)。
【0108】
その後、上記した図4(c)以降の工程と同様のプロセスを行うことで(図15(c),(d)参照)、容易に形成できる。
【0109】
なお、この第四の形態にかかるセルの場合、埋め込み電極18へのコンタクト(側壁ポリコンタクト44)は、たとえば図16に示すように、チャネル領域55に隣接するセルのパターン端部56で所定数のブロック毎に取るようになっている。
【0110】
このような構成のセルによれば、各ビット線と対応して形成された埋め込み電極18に対して、別個に電圧を印加することが可能となる。
【0111】
また、側壁残しにより、トレンチ14の側壁に沿ってのみ、埋め込み電極18を形成するようにしてなるセルにおいては、たとえば図17に示すように、上記した第二の形態にかかるセルの場合と同様に、埋め込み電極18の上面がSi基板11の表面より突出しないように形成することも可能である。
【0112】
すなわち、本発明の実施の第五の形態にかかるセルは、上記した第四の形態で示した図14(e)の工程において、ポリシリコン18´のエッチバックをSi基板11の表面まででとどめた後(図17(a)参照)、さらに、図15(a),(b)の工程において、CVD−SiO2 膜19を形成する(図17(b)参照)。このとき、所望のカップリング特性が得られるまで、CVD−SiO2 膜19を、CVD−SiO2 膜53ごとエッチバックすることが重要である。
【0113】
この後、図15(c)以降の工程と同様のプロセスを行うことで、容易に形成できる(図17(c)参照)。
【0114】
また、たとえば図18に示すように、埋め込み電極18をSi基板11のブート電極および浮遊ゲート電極13のブート電極に用い、かつ、浮遊ゲート電極13の側面の途中にまでONO膜20および制御ゲート電極21を形成することも可能である。
【0115】
すなわち、本発明の実施の第六の形態にかかるセルは、上記した第一の形態で示した図2(b)の工程において、浮遊ゲート電極13を形成するための1ポリ13´を、たとえば、4000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする。そして、上記した図14(e)の工程において、所望のセル特性が得られるように、ポリシリコン18´を浮遊ゲート電極13の側面の途中までエッチバックする(以上、図18(a)参照)。
【0116】
その後、CVD−SiO2 膜19を埋め込んで、所望のカップリング特性が得られるように、側壁酸化膜15およびCVD−SiO2 膜53ごとエッチバックする(図18(b)参照)。
【0117】
こうして、浮遊ゲート電極13の側面の一部を露出させた後に、さらに、上記した図15(c)以降の工程と同様のプロセスを行うことで(図18(c)参照)、容易に形成できる。
【0118】
図19は、側壁残しにより埋め込み電極18が形成されてなる各セルの、プログラム時の、主要な電極に対する電圧の印加のタイミングを示すものである。なお、電圧は所望の電圧であり、また、プログラム時以外のセル部の電圧は従来と同様であるため、ここでは省略する。
【0119】
後掲する表2に示すように、たとえば、上記した第四,第六の形態にかかるセルに対して、4値のデータを書き込む場合(同(a)参照)は、埋め込み電極18が浮遊ゲート電極13の側面の途中にまで形成されているため、浮遊ゲート電極13は、埋め込み電極18の電圧によっても昇圧される。
【0120】
それゆえ、埋め込み電極18に印加する電圧をVH 、VM 、VL と分けることで、”0,0”、”0,1”、”1,0”と書き分けることが可能になる。
【0121】
たとえば、上記した第五の形態にかかるセルに対して、4値のデータを書き込む場合(同(b)参照)は、浮遊ゲート電極13は昇圧されない。したがって、”0,0”状態のセルへのデータの書き込みは、トンネル酸化膜12にかかる電圧が最大になるように、ビット線コンタクト42および埋め込み電極18をグランド電位にする。
【0122】
また、”0,1”、”1,0”状態のセルへのデータの書き込みは、ビット線コンタクト42に電源電圧Vccを印加し、セル領域41を浮遊状態にした上で、埋め込み電極18の電圧でセルのチャネル領域55の電位を制御する。
【0123】
すなわち、埋め込み電極18に所望の電圧を印加して、チャネル領域55の電位を制御し、これにより、トンネル酸化膜12にかかる電圧を制御して、書き込み特性を変化させることで、”0,1”、”1,0”状態を書き分けることができる。
【0124】
たとえば、上記した第四,第五,第六の形態にかかるセルに対して、2値のデータを書き込む場合(同(c)参照)は、非選択セルは、埋め込み電極18にハイレベルHの電圧VH を印加して所望のセルのチャネル領域55を昇圧させることで、誤書き込みを防ぐ。
【0125】
選択セルは、チャネル領域55の電位がグランドなので、埋め込み電極18の電圧はハイレベルHでもロウレベルLでもかまわない。埋め込み電極18が、浮遊ゲート電極13の側面の途中にまで形成されている場合は、書き込み特性の向上が見込まれるため、埋め込み電極18の電位はハイレベルHの方が良い。
【0126】
【表2】
Figure 0004330670
【0127】
一方、データの読み出し/消去においては、上記した第一の形態にかかるセルの場合と同様に、隣接するセルのチャネル領域との寄生容量による電位変動などを考慮し、埋め込み電極18の電位はロウレベルLに設定する。
【0128】
その他は、従来と同様である。
【0129】
さらに、上記したコンタクト配線の形成に際しては、たとえば図20に示すように、コンタクト配線のロウ方向の合わせずれに対するマージンを持たせるために、埋め込み電極18にフリンジ18aを設けるようにしても良い。一方、列方向については、SACプロセスにより合わせずれの問題ない。
【0130】
さらに、図21〜図22は、本発明の実施の第七の形態にかかる、STI構造を有する、フローティングチャネル書き込み方式のEEPROMのセル部の概略構成を示すものである。なお、図21はセル部の平面図であり、図22(a)は図21のA−A線に沿う断面図、図22(b)は図21のB−B線に沿う断面図、図22(c)は図21のC−C線に沿う断面図である。
【0131】
たとえば、図21および図22(a)に示すように、各セル領域41においては、Si基板(第1導電型の半導体基板あるいは第2導電型の半導体基板に形成された第1導電型のウェル領域のいずれかに形成された、第2導電型のウェル領域)11の表面に、トンネル酸化膜12をそれぞれ介して、電荷蓄積層としての複数の浮遊ゲート電極(フローティングゲート)13が選択的に設けられている。
【0132】
上記浮遊ゲート電極13の上部には、ONO膜(層間絶縁膜)20を介して、制御ゲート電極(2ポリ)21が設けられて、それぞれ、ゲート電極部32が構成されている。
【0133】
上記ゲート電極部32の側壁部分には、それぞれ、SAC用側壁SiN膜33が形成されている。
【0134】
また、上記ゲート電極部32の相互間に対応する、上記Si基板11の表面には、それぞれ、ソース・ドレイン拡散層61が選択的に設けられている。そして、そのソース・ドレイン拡散層61を隣接するセルどうしが共有するように直列に接続されたNAND型のセルがマトリクス状に配列されて、メモリセルアレイが構成されている。
【0135】
なお、図21,22には示していないが、このセル領域41の一端部のドレイン拡散層61は1つあるいは複数のセレクトゲート(SG)49を介して列方向に延在するビット線に接続され、また、もう一端部のソース拡散層61は1つあるいは複数のセレクトゲート49を介して1つまたは複数のNAND型セルによって共有されるソース線に接続され、制御ゲート電極21は行方向に並ぶ全てのセルに連続的に配設されてワード線を構成するようになっている。
【0136】
さらに、上記ソース・ドレイン拡散層61に対応する、上記ゲート電極部32の相互間には、それぞれ、後酸化膜62を介して、導電性材料(3ポリ)を埋め込んでなる埋め込み(側壁ポリ)電極18が形成されている。
【0137】
一方、各ワード線部においては、たとえば図21および図22(b)に示すように、上記Si基板11の表面に、トンネル酸化膜12をそれぞれ介して、上記浮遊ゲート電極13が選択的に設けられている。
【0138】
上記浮遊ゲート電極13の相互間に対応する、上記Si基板11の主表面部には、トレンチ(溝)14がそれぞれ設けられている。各トレンチ14内には、側壁酸化膜15を介して、埋め込み用のCVD−SiO2 膜16が設けられている。
【0139】
各トレンチ14内の、上記CVD−SiO2 膜16の上部、および、上記浮遊ゲート電極13上には、上記ONO膜20を介して、上記制御ゲート電極(2ポリ)21が設けられている。
【0140】
各ワード線部の相互間においては、たとえば図21および図22(c)に示すように、上記Si基板11の表面に、上記ソース・ドレイン拡散層61が選択的に設けられている。
【0141】
上記ソース・ドレイン拡散層61の相互間に対応する、上記Si基板11の主表面部には上記トレンチ14が選択的に設けられ、それぞれのトレンチ14内には、上記側壁酸化膜15を介して、上記埋め込み用のCVD−SiO2 膜(埋め込み絶縁膜)16が埋め込まれている。
【0142】
各トレンチ14内の、上記CVD−SiO2 膜16の上部、および、上記ソース・ドレイン拡散層61上には、上記埋め込み電極18が形成されている。上記ソース・ドレイン拡散層61と上記埋め込み電極18との間には、上記後酸化膜62が形成されている。
【0143】
上記埋め込み酸化膜18は、上記Si基板11を昇圧するための電極であり、そのために、一部が上記トレンチ14内に達する所定の深さを有して埋め込まれている。
【0144】
そして、ビット線コンタクト42は、上記セレクトゲート(SG)49の相互間に対応する、チャネル領域55内において、列方向に隣接する2つのNANDセルで共通に取るようになっている。
【0145】
なお、図21,22には示していないが、上述したように、上記制御ゲート電極21上および上記埋め込み酸化膜18上には、マスク用窒化シリコン(SiN)膜22、層間膜23、および、Al配線24がそれぞれ形成され、さらに、パッシベーション膜25によって全面が被覆されてなる構成とされている。
【0146】
次に、図23〜図30を参照して、上記した構成のEEPROMの製造方法について説明する。なお、各図において、図(a)は図21のA−A線に沿う断面に、図(b)は図21のB−B線に沿う断面に、また、図(c)は図21のC−C線に沿う断面に、それぞれ対応するものである。
【0147】
まず、上記Si基板11上に、セルTr(トランジスタ)、周辺Tr、および、セレクト(選択)ゲートTr用のトンネル酸化膜12を成膜した後、そのトンネル酸化膜12上に、浮遊ゲート電極13を形成するための1ポリ13´を、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする。続いて、上記1ポリ13´上に、トレンチ形成用マスクとなるCVD−SiO2 膜31を、たとえば、3000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする(図23(a),(b),(c)参照)。
【0148】
次いで、上記CVD−SiO2 膜31をパターニングした後、それをマスクに反応性イオンエッチング(RIE)法によりエッチングを行って、ワード線部およびワード線部の相互間に、それぞれ、所望の深さ(たとえば、Si基板11の表面から0.4μm程度の深さ)のトレンチ14を形成する。
【0149】
また、上記CVD−SiO2 膜31を除去した後、側壁酸化膜15を、たとえば、100オングストローム程度の膜厚となるように熱酸化により形成し、全面を被覆する(以上、図24(b),(c)参照)。
【0150】
次いで、埋め込み用のCVD−SiO2 膜16を全面にデポし、このCVD−SiO2 膜16によって、上記側壁酸化膜15が形成されている、上記トレンチ14内を完全に埋め込む(図25(a),(b),(c)参照)。
【0151】
次いで、上記埋め込み用のCVD−SiO2 膜16をエッチバックして、上記1ポリ13´の側壁部分を所望の量だけ露出させるとともに、上記1ポリ13´の上面に残る、上記側壁酸化膜15を除去する。この後、上記1ポリ13´の側壁部分に残る上記側壁酸化膜15を、たとえば、フッ化アンモニウム液を用いて除去する(図26(b),(c)参照)。
【0152】
次いで、ONO膜20を全面に成膜した後、さらに、制御ゲート電極21となる2ポリを、たとえば、2000オングストローム程度の膜厚となるようにデポする(図27(a),(b),(c)参照)。
【0153】
次いで、上記2ポリをパターニングし、ワード線部に、制御ゲート電極21を形成する(図28(a),(b)参照)。
【0154】
次いで、ワード線部を除く、上記制御ゲート電極21の相互間に露出する、上記ONO膜20をRIEにより除去する。その際、RIE時のオーバエッチングによって、上記トレンチ14内に埋め込まれた、上記CVD−SiO2 膜16の一部を所望の深さに応じて除去する(図29(a),(c)参照)。
【0155】
次いで、上記1ポリ13´をパターニングして浮遊ゲート電極13を形成した後、不純物をイオン注入し、上記Si基板11の表面に、上記ソース・ドレイン拡散層61を形成する(図30(a),(c)参照)。
【0156】
さらに、ワード線部の相互間に露出する上記トンネル酸化膜12を除去し、上記ソース・ドレイン拡散層61に対応する部位に、それぞれ、上記後酸化膜62を形成し直した後、側壁残しによりSAC用側壁SiN膜33を形成する。
【0157】
そして、導電性材料(3ポリ)を埋め込んで、平坦化し、上記ソース・ドレイン拡散層61に対応する、上記浮遊ゲート電極13および上記制御ゲート電極21の相互間に、それぞれ、埋め込み(側壁ポリ)電極18を形成することで、上述の図21,22に示した構成のEEPROMのセル部が得られる。
【0158】
しかる後、Al配線24の形成などが、上記した第一〜第六の形態と同様にして行われることにより、EEPROMのセル部が完成する。
【0159】
なお、埋め込み電極18は、浮遊ゲート電極13および制御ゲート電極21の各相互間毎に必ずしも分離させなくともよく、たとえば図21のように、埋め込み電極18を平坦化して分離することなく、メモリセルアレイにおける各ブロックなどと対応させて埋め込み電極18をパターニングすることも可能である。
【0160】
このような構成によっても、制御ゲート電極21に書き込み電圧を印加する一方、埋め込み電極18に低電圧を印加してセルのチャネルの電位を制御することによって、上記浮遊ゲート電極13と上記Si基板11との間で、それぞれ、電荷の授受により2値または4値によるデータの書き換えが可能である。
【0161】
しかも、この構成によれば、トレンチ14内に埋め込まれたCVD−SiO2 膜16を、ソース・ドレイン拡散層61が形成されている部位まで掘り下げることで、埋め込み電極18とSi基板11との接合面積を増加できるようになる。
【0162】
この結果、ブート比を向上できるようになるため、埋め込み電極18に印加する電圧を下げることが可能となる。したがって、周辺回路(チャージポンプ回路およびロウ/カラムデコーダ部など)の面積を減少でき、信頼性の向上とともに、チップサイズの増大を抑えることが可能となるものである。
【0163】
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0164】
【発明の効果】
以上、詳述したようにこの発明によれば、ビットコストを増加させることなく、誤書き込み特性の悪化を防止できるとともに、書き込みスピードを向上させることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第一の形態にかかる、EEPROMのセル部の構成を示す要部の概略断面図。
【図2】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す要部の概略断面図。
【図3】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す要部の概略断面図。
【図4】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す要部の概略断面図。
【図5】同じく、EEPROMのセル部におけるコンタクト配線の配置例を示す概略平面図。
【図6】同じく、EEPROMのセル部の構造を概略的に示す要部の断面図。
【図7】同じく、EEPROMのセル部におけるコンタクト配線の引き出し方を示す概略平面図。
【図8】同じく、EEPROMのセル部の構造を概略的に示す要部の断面図。
【図9】同じく、EEPROMのセル部におけるコンタクトのための、セレクトゲートTrの配置例を示す概略平面図。
【図10】同じく、セルのしきい値分布を説明するために示す概略図。
【図11】同じく、プログラム時の電圧の印加のタイミングを説明するために示すタイミングチャート。
【図12】本発明の実施の第二の形態にかかる、EEPROMのセル部の構成を示す要部の概略断面図。
【図13】本発明の実施の第三の形態にかかる、EEPROMのセル部の構成を示す要部の概略断面図。
【図14】本発明の実施の第四の形態にかかる、EEPROMの製造方法を説明するために示す要部の概略断面図。
【図15】同じく、第四の形態にかかる、EEPROMの製造方法を説明するために示す要部の概略断面図。
【図16】同じく、第四の形態にかかる、EEPROMのセル部におけるコンタクトの方法を示す概略平面図。
【図17】本発明の実施の第五の形態にかかる、EEPROMの製造方法を説明するために示す要部の概略断面図。
【図18】本発明の実施の第六の形態にかかる、EEPROMの製造方法を説明するために示す要部の概略断面図。
【図19】第四,第五,第六の形態にかかる、プログラム時の電圧の印加のタイミングを説明するために示すタイミングチャート。
【図20】EEPROMのセル部におけるコンタクト配線を形成するための、他のパターン例を示す概略平面図。
【図21】本発明の実施の第七の形態にかかる、EEPROMのセル部の構成を示す概略平面図。
【図22】同じく、第七の形態にかかる、EEPROMのセル部の構成を示す概略断面図。
【図23】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図24】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図25】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図26】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図27】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図28】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図29】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図30】同じく、かかるEEPROMの製造方法について説明するために示す概略断面図。
【図31】従来技術とその問題点を説明するために、NANDセル型EEPROMのメモリセル部の等価回路を示す概略図。
【図32】同じく、かかるセル動作を説明するために示す等価回路の概略図。
【図33】同じく、かかるセル動作を説明するために示すタイミングチャート。
【図34】同じく、誤書き込みが起こる場合の、電圧VpassとセルA,Bのしきい値との関係を示す概略図。
【符号の説明】
11…Si基板
12…トンネル酸化膜
13…浮遊ゲート電極
13´…1ポリ
14…トレンチ
15…側壁酸化膜
16…CVD−SiO2 膜(埋め込み用)
17…側壁CVD−SiO2
18…埋め込み(側壁ポリ)電極
18´…ポリシリコン(3ポリ)
18a…フリンジ
19,19´…CVD−SiO2
20…ONO膜
21…制御ゲート電極(2ポリ)
22…マスク用窒化シリコン膜
23,23a,23b…層間膜
24…Al配線
25…パッシベーション膜
31…CVD−SiO2 膜(トレンチ形成用マスク)
32…ゲート電極部
33…SAC用側壁SiN膜
41…セル領域
42…ビット線コンタクト
43…ソース線コンタクト
44…側壁ポリコンタクト
45…引き出し部
46…コンタクト
47…埋め込み層
48…コンタクト配線
49…セレクトゲート
51…熱酸化膜
52…側壁SiN膜
53…CVD−SiO2
55…チャネル領域
56…パターン端部
61…ソース・ドレイン拡散層
62…後酸化膜

Claims (5)

  1. 半導体基板の主表面上に複数のメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記半導体基板の主表面に、それぞれ所定方向に延出するように形成された複数の溝部と、
    前記複数の溝部により区画された前記半導体基板の主表面上の複数の素子領域にそれぞれ設けられるとともに、前記所定方向に沿ってそれぞれトンネル絶縁膜を介して設けられた複数の浮遊ゲート電極と、
    前記所定方向に延出し、その上面が前記複数の素子領域の前記半導体基板の主表面より突出するように、前記複数の溝部内にそれぞれ絶縁膜を介して形成された複数の埋め込み電極と、
    前記複数の埋め込み電極および前記複数の浮遊ゲート電極の上部に、それぞれ層間絶縁膜を介して、前記所定方向に直交する直交方向に設けられた複数の制御ゲート電極と、
    前記所定方向に延出し、前記複数の素子領域のそれぞれに対応して前記複数の制御ゲート電極上に形成されたビット線と、
    を具備し、
    前記メモリセルトランジスタにデータが書き込まれる場合、誤書き込みを防止するために、書き込み選択された前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲート電極に印加される書き込み電圧と書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタのチャネル電位との差を小さくするための電圧が、前記書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極に印加されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記埋め込み電極は前記ビット線と対応して設けられ、前記書き込み選択された前記メモリセルトランジスタに接続された前記ビット線の電位はグランド電位に設定され、前記メモリセルトランジスタに第1の書き込み状態が書き込まれる場合、そのメモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極には第1の電位が与えられ、前記メモリセルトランジスタに前記第1の書き込み状態よりしきい値の大きい第2の書き込み状態が書き込まれる場合、そのメモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極には前記第1の電位より大きい第2の電位が与えられることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記メモリセルトランジスタは複数の書き込み状態に対応して複数のしきい値を示し、前記書き込み選択された前記メモリセルトランジスタに接続された前記ビット線の電位はグランド電位に設定され、前記メモリセルトランジスタにしきい値が最も大きい第1の書き込み状態が書き込まれる場合、そのメモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極には第1の電位が与えられ、前記メモリセルトランジスタに前記第1の書き込み状態よりしきい値が小さい第2の書き込み状態が書き込まれる場合、そのメモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極の少なくとも一方には前記第1の電位が与えられることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 半導体基板の主表面上に複数のメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置された不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記半導体基板の主表面に、それぞれ所定方向に延出するように形成された複数の溝部と、
    前記複数の溝部により区画された前記半導体基板の主表面上の複数の素子領域にそれぞれ設けられるとともに、前記所定方向に沿ってそれぞれトンネル絶縁膜を介して設けられた複数の浮遊ゲート電極と、
    前記所定方向に延出し、その上面が前記複数の素子領域の前記半導体基板の主表面より突出しないように、前記複数の溝部内にそれぞれ絶縁膜を介して形成された複数の埋め込み電極と、
    前記所定方向に直交する直交方向に延出し、前記複数の浮遊ゲート電極の上部および前記複数の浮遊ゲート電極の相互間に対応する前記複数の埋め込み電極の上部に、それぞれ層間絶縁膜を介して設けられた複数の制御ゲート電極と、
    前記所定方向に延出し、前記複数の素子領域のそれぞれに対応して前記複数の制御ゲート電極上に形成されたビット線と、
    を具備し、
    前記メモリセルトランジスタにデータが書き込まれる場合、誤書き込みを防止するために、書き込み選択された前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲート電極に印加される書き込み電圧と書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタのチャネル電位との差を小さくするための電圧が、前記書き込み非選択の前記メモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極に印加されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記埋め込み電極は前記ビット線と対応して設けられ、前記メモリセルトランジスタは複数の書き込み状態に対応して複数のしきい値を示し、前記書き込み選択された前記メモリセルトランジスタに接続された前記ビット線の電位は最も大きいしきい値に対応した書き込み状態の場合にはグランド電位に設定され、それ以外のしきい値に対応した書き込み状態の場合にはグランド電位より大きい所定の電位に設定され、前記メモリセルトランジスタに第1の書き込み状態が書き込まれる場合、そのメモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極には第1の電位が与えられ、前記メモリセルトランジスタに前記第1の書き込み状態よりしきい値の大きい第2の書き込み状態が書き込まれる場合、そのメモリセルトランジスタに隣接する前記埋め込み電極には前記第1の電位より小さい第2の電位が与えられることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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