JPH1153612A - 振込管理装置 および振込管理方法 - Google Patents

振込管理装置 および振込管理方法

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JPH1153612A
JPH1153612A JP21107597A JP21107597A JPH1153612A JP H1153612 A JPH1153612 A JP H1153612A JP 21107597 A JP21107597 A JP 21107597A JP 21107597 A JP21107597 A JP 21107597A JP H1153612 A JPH1153612 A JP H1153612A
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JP21107597A
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English (en)
Inventor
Yukiharu Shimayama
幸晴 島山
Akihito Mishima
亜紀人 三島
Yoshitaka Kijima
由貴 木島
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YOKOHAMA GINKOU KK
Original Assignee
YOKOHAMA GINKOU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振込カードで振込を行うことで債権の消込みに
好適な情報を振込先へ通知できかつ振込先や手数料徴求
条件等の多様化に対応できる振込管理装置および振込管
理方法を提供する。 【解決手段】振込受託契約記憶部25は、受託先を特定
用の受託先識別子に当該受託先への振込先や手数料徴求
条件等を示す振込受託契約情報を対応付けて記憶し、振
込カード発行機12は受託先で任意に割り当てた依頼人
識別子と受託先を特定用の受託先識別子とを記録した振
込カードを各振込依頼人ごとに発行する。振込カードを
用いてATM40から振込が行われたとき投入された振
込カードから読み取った受託先識別子に対応付けられて
いる振込受託契約情報を振込受託契約記憶部25から取
得しこれを基に振込処理を実行する。振込明細通知手段
は振込カードから読み取った依頼人識別子を含む振込明
細を作成し受託先へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受託先の顧客であ
る振込依頼人にそれぞれ振込カードを渡し、各振込依頼
人から受託先への振込を振込カードを用いて現金自動預
け払い機から行い得るようにした振込管理装置および振
込管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の購入代金等の振込が現金自
動預け払い機(オートメイテッドテラーズマシン、以下
ATMという。)から行われたとき、振込依頼人名等の
記載された振込明細を振込先へ通知し、これを受けた振
込先では、通知された振込明細に含まれる振込依頼人名
などを基にして債権の消込管理等を行っていた。
【0003】債権の消し込み作業は、通常、コンピュー
タ上で行われるので、振込依頼人名で債権の検索を行う
と、検索に時間がかかるとともに、同一名が複数存在す
る場合には債権の消し込みを的確に行うことが困難にな
る。
【0004】そこで、このような点に改良を施した振込
管理装置が提案され、特開平6−282728号公報に
開示されている。振込先となる業者は、振込先の口座番
号、振込依頼人名および債権の消し込み作業に必要とな
る消し込み情報、たとえば売掛金番号等の登録された振
込カードを自ら発行し、これを物品等とともに顧客へ送
付する。
【0005】物品を受け取った顧客は、添付された振込
カードを用いてATMから振込を行うことで、振込依頼
人や振込先など振込の際に必要となるデータの入力から
開放される。また銀行側は、振込カードから読み取った
消し込み情報を含む振込明細を作成し、振込先の業者に
通知する。これにより振込明細の通知を受けた業者は、
売掛金番号等の消し込み情報を用いて、迅速かつ的確に
債権の消込み管理を行うことができるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、振込先や消し込み情報は業者の発
行した振込カードにのみ登録され、銀行側のホストコン
ピュータ等に一切登録されていないので、振込カードの
発行後に振込先の口座変更などを柔軟に行うことができ
なかった。また、振込カードに登録可能なデータ量には
制限があるため、たとえば、多数の振込先を振込カード
に登録し、これらの中から振込先を振込依頼人に適宜選
択させるようなことができなかった。
【0007】さらに、振込カードに登録したデータは、
改竄される恐れがあるので、振込手数料の徴求条件等を
振込カードに登録することができず、振込手数料を受取
人負担にする場合には、窓口でしか振り込むことができ
ないという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、振込カードを用いて
振込が行われたとき債権の消し込みに好適な情報を振込
先に通知し得るとともに、振込先や手数料徴求条件の多
様化に対応することのできる振込管理装置および振込管
理方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]受託先の顧客である振込依頼人にそれぞれ振込カ
ード(100)を渡し、各振込依頼人から前記受託先へ
の振込を前記振込カード(100)を用いて現金自動預
け払い機(40)から行い得るようにした振込管理装置
において、振込カード発行手段(12)と、振込受託契
約記憶手段(25)と、振込実行手段(23)と、振込
明細通知手段(26)とを設け、前記振込受託契約記憶
手段(25)は、受託先を特定するための受託先識別子
と少なくとも当該受託先への送金の振込先を表した振込
受託契約情報とを対応付けて記憶し、前記振込カード発
行手段(12)は、少なくとも振込依頼人を特定するた
めに受託先で任意に割り当てた依頼人識別子と前記受託
先を特定するための受託先識別子とを現金自動預け払い
機(40)で読み取り可能な記録媒体に記録した振込カ
ード(100)を各振込依頼人ごとに発行し、前記振込
実行手段(23)は、前記振込カード(100)を用い
て現金自動預け払い機(40)から振込操作が行われた
とき、前記現金自動預け払い機(40)に投入されてい
る振込カード(100)から読み取った前記受託先識別
子に対応付けられている振込受託契約情報を前記振込受
託契約記憶手段(25)から取得するとともにこれに基
づいて振込処理を実行し、前記振込明細通知手段(2
6)は、前記振込カード(100)を用いて現金自動預
け払い機(40)から振込が行われたとき、投入された
振込カード(100)から読み取った依頼人識別子を含
む振込明細を作成しこれを前記振込カード(100)か
ら読み取った受託先識別子の示す受託先へ通知すること
を特徴とする振込管理装置。
【0010】[2]受託先の顧客である振込依頼人にそ
れぞれ振込カード(100)を渡し、各振込依頼人から
前記受託先への振込を前記振込カード(100)を用い
て現金自動預け払い機(40)から行い得るようにした
振込管理装置において、振込カード発行手段(12)
と、振込受託契約記憶手段(25)と、振込実行手段
(23)と、振込明細通知手段(26)とを設け、前記
振込受託契約記憶手段(25)は、受託先を特定するた
めの受託先識別子と少なくとも当該受託先への送金の振
込先および手数料徴求条件から成る振込受託契約情報と
を対応付けて記憶し、前記振込カード発行手段(12)
は、少なくとも振込依頼人を特定するために受託先で任
意に割り当てた依頼人識別子と前記受託先を特定するた
めの受託先識別子とを現金自動預け払い機(40)で読
み取り可能な記録媒体に記録した振込カード(100)
を各振込依頼人ごとに発行し、前記振込実行手段(2
3)は、前記振込カード(100)を用いて現金自動預
け払い機(40)から振込操作が行われたとき、前記現
金自動預け払い機(40)に投入されている振込カード
(100)から読み取った前記受託先識別子に対応付け
られている振込受託契約情報を前記振込受託契約記憶手
段(25)から取得しかつ当該振込受託契約情報の示す
振込先および手数料徴求条件に従って振込処理を実行
し、前記振込明細通知手段(26)は、前記振込カード
(100)を用いて現金自動預け払い機(40)から振
込が行われたとき、投入された振込カード(100)か
ら読み取った依頼人識別子を含む振込明細作成しこれを
前記振込カード(100)から読み取った受託先識別子
の示す受託先へ通知することを特徴とする振込管理装
置。
【0011】[3]前記振込カード発行手段は、少なく
とも前記依頼人識別子と前記受託先識別子とを含む情報
を磁気媒体あるいは通信回線を通じたデータ伝送によっ
て前記受託先から受け取り、これを基に前記振込カード
を発行することを特徴とする[1]または[2]記載の
振込管理装置。
【0012】[4]前記振込カード(100)には、カ
ード発行後に任意の振込依頼人に配布可能な情報のみを
記録し、少なくとも振込依頼人名を記録しないことを特
徴とする[1]、[2]または[3]記載の振込管理装
置。
【0013】[5]前記振込受託契約記憶手段(25)
に、前記振込受託契約情報として受託先への送金の振込
先を複数記憶し、前記振込カード(100)を用いて現
金自動預け払い機(40)から振込操作が行われたと
き、前記現金自動預け払い機(40)に投入されている
振込カード(100)から読み取った前記受託先識別子
に対応付けられている振込受託契約情報を前記振込受託
契約記憶手段(25)から取得しこれに含まれる複数の
振込先を現金自動預け払い機(40)に表示すること
で、振込操作を行っている振込依頼人が前記振込受託契
約情報に含まれる複数の振込先の中から今回の振込先を
選択し得るようにしたことを特徴とする[1]、
[2]、[3]または[4]記載の振込管理装置。
【0014】[6]前記振込明細通知手段(26)は、
前記振込明細作を受託先へ通知するとき、前記依頼人識
別子をそれ専用のデータフィールドに格納することを特
徴とする[1]、[2]、[3]、[4]または[5]
記載の振込管理装置。
【0015】[7]口座番号に対応付けて振込相手先情
報を登録する振込情報記憶手段(21)を設け、現金自
動預け払い機(40)にキャッシュカードと前記振込カ
ード(100)とが投入されかつ当該キャッシュカード
から読み取ったアクセス権の有無を確認するための識別
情報と操作者から入力された識別情報との一致により前
記操作者が前記キャッシュカードに登録された口座番号
の口座へのアクセス権を有することを確認したとき、前
記振込カード(100)から読み取った受託先識別子と
依頼人識別子とを前記キャッシュカードの口座番号に対
応付けて前記振込情報記憶手段(21)に登録し、前記
登録の後、現金自動預け払い機(40)にキャッシュカ
ードを投入して振込操作が行われたとき、当該キャッシ
ュカードから読み取った口座番号に対応付けて前記振込
情報記憶手段(21)に登録されている依頼人識別子お
よび受託先識別子を取得し、これらを前記振込カード
(100)から読み取ったものと同一に取り扱って振込
処理を実行することを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]または[6]記載の振込管理装
置。
【0016】[8]前記キャッシュカードに登録された
口座番号の口座から前記振込カード(100)に登録さ
れた受託先識別子で検索した振込先への振込が行われた
後、前記振込カード(100)から読み取った受託先識
別子と依頼人識別子とを前記キャッシュカードの口座番
号に対応付けて前記振込情報記憶手段(21)に登録す
ることを特徴とする[7]記載の振込管理装置。
【0017】[9]受託先の顧客である振込依頼人にそ
れぞれ振込カードを渡し、各振込依頼人から前記受託先
への振込を前記振込カードを用いて現金自動預け払い機
から行い得るようにした振込管理方法において、少なく
とも振込依頼人を特定するために受託先で任意に割り当
てた依頼人識別子と前記受託先を特定するための受託先
識別子とを現金自動預け払い機で読み取り可能な記録媒
体に記録した振込カードを各振込依頼人ごとに発行し、
前記振込カードを用いて現金自動預け払い機から振込操
作が行われたとき、前記現金自動預け払い機に投入され
ている振込カードから読み取った前記受託先識別子に対
応付けられている振込受託契約情報を前記振込受託契約
記憶手段から取得するとともにこれに基づいて振込処理
を実行し、前記振込カードを用いて現金自動預け払い機
から振込が行われたとき、投入された振込カードから読
み取った依頼人識別子を含む振込明細を作成しこれを前
記振込カードから読み取った受託先識別子の示す受託先
へ通知することを特徴とする振込管理方法。
【0018】前記本発明は次のように作用する。振込受
託契約記憶手段(25)は、受託先を特定するための受
託先識別子と少なくとも当該受託先への送金の振込先を
表した振込受託契約情報とを対応付けて記憶する。また
振込カード発行手段(12)は、少なくとも振込依頼人
を特定するために受託先で任意に割り当てた依頼人識別
子と受託先を特定するための受託先識別子とを現金自動
預け払い機(40)で読み取り可能な記録媒体に記録し
た振込カード(100)を各振込依頼人ごとに発行す
る。
【0019】この際、振込カード発行手段(12)は、
少なくとも依頼人識別子と受託先識別子とを含む情報を
磁気媒体あるいは通信回線を通じたデータ伝送によって
受託先から受け取り、これを基に振込カード(100)
を発行する。このようにデータ伝送等によって情報を受
け取るので書面等で受け取る場合に比べて、カード発行
の手間を軽減することができる。
【0020】振込実行手段(23)は、振込カード(1
00)を用いて現金自動預け払い機(40)から振込操
作が行われたとき、現金自動預け払い機(40)に投入
されている振込カード(100)から読み取った受託先
識別子に対応付けられている振込受託契約情報を振込受
託契約記憶手段(25)から取得し、これに基づいて振
込処理を実行する。振込明細通知手段(26)は、振込
カード(100)を用いて現金自動預け払い機(40)
から振込が行われたとき、投入された振込カード(10
0)から読み取った依頼人識別子を含む振込明細を作成
しこれを先の振込カード(100)から読み取った受託
先識別子の示す受託先へ通知する。
【0021】このように振込カード(100)から読み
取った受託先識別子で振込受託契約記憶手段(25)を
検索して振込受託契約情報を取得し、これに基づいて振
込処理を実行するので、振込依頼人の手動操作によって
振込先等を入力する必要がなく、振込操作の簡略化を図
ることができる。また、振込先等を表した振込受託契約
情報を振込カードではなく、振込受託契約記憶手段(2
5)に記憶するので、カード発行後においても振込先等
の変更が可能になる。
【0022】さらに、振込受託契約記憶手段(25)は
振込カード(100)のように記憶容量の制限をほとん
ど受けないので、多様な内容の振込情報を登録すること
ができる。たとえば振込受託契約記憶手段(25)に、
振込受託契約情報として振込先を複数記憶しておき、振
込カード(100)を用いて現金自動預け払い機(4
0)から振込操作が行われたとき、登録されている複数
の振込先を現金自動預け払い機(40)に表示し、これ
ら複数の振込先の中から振込依頼人が任意の振込先を選
択し得るようにすることができる。
【0023】また、振込受託契約記憶手段(25)に、
振込受託契約情報として手数料徴求条件を記憶するよう
にすれば、振込カード(100)を用いて現金自動預け
払い機(40)から振込操作が行われたとき、振込受託
契約記憶手段(25)に登録されている手数料徴求条件
に従って振込処理を実行することができる。すなわち、
振込カード(100)側に手数料徴求条件を記録した場
合には、これを改竄される恐れがあるが、振込受託契約
記憶手段(25)に徴求条件を登録することで不正行為
を防止でき、振込手数料を振込依頼人負担にするか受取
人負担にするかを取引の安全性を確保しつつ任意に設定
することができる。
【0024】また振込カード(100)に、カード発行
後に任意の振込依頼人へ配布可能な情報のみを記録し、
少なくとも振込依頼人名を記録しないようにする。たと
えば、受託先識別子と依頼人番号等の依頼人識別子だけ
を振込カード(100)に登録するようにすれば、受託
先は、振込カード(100)を作成した後に任意の顧客
へ振込カード(100)を渡すことができ、事前に振込
カード(100)を多数作成しておくことも可能にな
る。
【0025】さらに、振込明細作を受託先へ通知すると
き、依頼人識別子をそれ専用のデータフィールドに格納
する。このように振込依頼人名などから分離独立した形
式で依頼人識別子を通知することにより、受託先におい
て依頼人識別子を他の情報から分離する必要がなく、債
権の消し込み処理を迅速かつ容易に進めることができ
る。
【0026】また銀行側のホストコンピュータに、振込
相手先情報を口座番号に対応付けて登録する振込情報記
憶手段(21)を設ける。そして、現金自動預け払い機
(40)にキャッシュカードと振込カード(100)の
双方が投入され、かつ当該キャッシュカードから読み取
ったアクセス権の有無を確認するための識別情報と操作
者から入力された識別情報との一致により当該操作者が
キャッシュカードに登録された口座番号の口座へのアク
セス権を有するものであることが確認されたとき、振込
カード(100)から読み取った受託先識別子と依頼人
識別子とをキャッシュカードから読み取った口座番号に
対応付けて振込情報記憶手段(21)へ登録する。
【0027】この登録後、現金自動預け払い機(40)
からキャッシュカードを投入して振込操作が行われたと
き、当該キャッシュカードの口座番号に対応付けて振込
情報記憶手段(21)に登録されている依頼人識別子お
よび受託先識別子を取得し、これらを振込カード(10
0)から読み取ったものと同一に取り扱って振込処理を
実行する。すなわち、受託先識別子から振込受託契約情
報を検索し、これに登録されている振込先や手数料徴求
条件に従って振込処理を行うとともに、振込情報記憶手
段(21)から取得した依頼人識別子を振込明細に付加
して受託先へ通知する。
【0028】このように、受託先識別子や依頼人識別子
などをキャッシュカードの口座番号に対応付けて登録す
るので、登録後の振込操作では振込カード(100)が
不要になり、キャッシュカードのみを用いて受託先への
振込を行うことができる。なお、このような登録を、キ
ャッシュカードと振込カード(100)を併用した振込
の実行後に行うようにしてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。本実施の形態にかかる振込管理装置10は、
振込依頼人名や依頼人番号等を表した振込依頼人情報を
受託先の企業から受け取り、銀行側でこれを基に各依頼
人ごとに依頼人番号付き振込カード100を発行するよ
うになっている。
【0030】受託先の企業は、依頼人番号付き振込カー
ド100をそれぞれの振込依頼人に配布し、各振込依頼
人が当該依頼人番号付き振込カード100を用いて現金
自動預け払い機(ATM)40から振込を行うことで、
銀行側から依頼人番号の付加された振込明細の通知を受
け得るようになっている。依頼人番号は、受託先の企業
で各振込依頼人に対して任意に割り当てたものであり、
債権の消込処理等に利用されるものである。
【0031】また振込管理装置10は、キャッシュカー
ドを用いてATMから振込を行った際に、その振込先を
キャッシュカードの示す口座の口座番号に対応付けて銀
行側のホストコンピュータ20に登録し得る機能を備え
ている。さらにキャッシュカードを用いて振込を行う
際、既に銀行側のホストコンピュータ20に登録されて
いる振込先を検索してATM40に一覧表示し、それら
の中から今回の振込先をワンタッチで選択できるように
なっている。またキャッシュカードと依頼人番号付き振
込カード100を併用して行った振込内容を口座番号に
対応付けて登録し、次回以降、キャッシュカードのみを
用いて振込を行うことで依頼人番号付き振込カード10
0を併用した場合と同様に受託先へ依頼人番号の通知さ
れる振込を行うことができるようになっている。
【0032】図1は、振込管理装置10の構成を機能的
に示したものである。振込管理装置10は、ホストコン
ピュータ20と、通信回線11を通じて当該ホストコン
ピュータ20に接続されたATM40と、依頼人番号付
き振込カード100を発行する振込カード発行機12と
からなる。ホストコンピュータ20は、たとえば銀行の
本店等に設置され、ATM40は本店および各支店にそ
れぞれ設置される。ホストコンピュータ20は、ATM
40との間の通信を司る通信部30と、振込情報記憶部
21と、登録検索部22と、振込実行部23と、振込明
細記管理部24と、振込受託契約記憶部25と、振込明
細通知部26とを備えている。
【0033】このうち振込受託契約記憶部25は、受託
先から受け取った振込依頼人情報やその受託先への振込
先口座などを表す特殊受託契約情報を記憶する部分であ
る。各受託先には、受託先を特定するための特殊受託先
番号を銀行側で割り当ててあり、振込依頼人情報や特殊
受託契約情報は、特殊受託先番号をキーとして検索し得
るように記憶される。
【0034】振込情報記憶部21は、振込相手先の名称
や振込先の口座番号などの振込相手先情報をキャッシュ
カードの口座番号(支払人の口座番号)に対応付けて記
憶する部分である。登録検索部22は、振込受託契約記
憶部25および振込情報記憶部21への登録および受託
先番号や支払人の口座番号をキーとして振込受託契約記
憶部25から受託契約情報や振込依頼人情報を、また振
込情報記憶部21から振込相手先情報を検索する機能を
有している。
【0035】振込実行部23は、指定された振込条件に
従って振込処理を実行する部分であり、振込明細記管理
部24は、依頼人番号、振込依頼人名、振込相手先名、
振込金額、振込日時等を表した振込明細を作成し記憶す
る部分である。振込明細通知部26は、受託先のEB
(エレクトロニックバンキング)端末等へ振込明細を通
知する機能を備えている。
【0036】通信部30は、ATM40との間で各種の
通信を行う部分であり、ATM40が依頼人番号付き振
込カード100から読み取った依頼人番号や受託先番
号、あるいはキャッシュカードの口座番号に対応付けて
振込先を登録する旨の指示などを受信する機能を備えて
いる。また通信部30は、振込受託契約記憶部25や振
込情報記憶部21に登録されている振込相手先のほか各
種の情報を表した電文をATM40へ送信する機能を備
えている。振込カード発行機12は、受託先から受け取
った振込依頼人情報や特殊受託契約情報を基にして依頼
人番号付き振込カード100を各依頼人番号ごとに発行
する装置である。
【0037】ATM40は、ホストコンピュータ20と
の間で通信を行う通信部41と、ATM40の動作を統
括制御する制御部50と、これに接続される各種周辺装
置とから構成される。このうちカード読み取り部42
は、キャッシュカードおよび依頼人番号付き振込カード
100を投入する部分であり、投入されたキャッシュカ
ードや依頼人番号付き振込カード100の磁気ストライ
プ部分に記憶されている内容を読み取る装置である。通
帳読み書き部43は、預金通帳を投入する部分であり、
記帳等を行う機能を備えている。なおキャッシュカード
としてICカードを用いる場合には、これに対応するカ
ード読み取り部が採用される。
【0038】現金受渡部44は、現金で振込や預金を行
う際に、紙幣等を投入する部分であり、投入された紙幣
が真正なものか否かおよびその金額等を確認する機能を
備えている。また現金受渡部44は、口座から引き出さ
れた現金を操作者に払い出す機能も果たす。レシート発
行部45は、預け入れ、引き出しあるいは振込が行われ
た際に、その明細を印刷出力する部分である。タッチパ
ネル付きディスプレイ46は、各種の操作案内や操作画
面を表示するとともに、振込依頼人等から各種の入力操
作を受け付ける機能を備えている。
【0039】制御部50の有する本人確認部51は、キ
ャッシュカードから読み取った暗証番号と、タッチパネ
ル付きディスプレイ60を通じて操作者の入力した暗証
番号とを比較照合し、操作者が口座への正当なアクセス
権を有する者であるか否かを判定する部分である。通信
部41は、ホストコンピュータ20との間で各種の電文
を送受信するための回路部分である。
【0040】図2から図5は、振込受託契約記憶部25
に特殊受託契約情報や振込依頼人情報等を記憶する際の
データ構造を示したものである。1つの受託先について
の情報は、振込受託先レコード60と、これの配下とな
る振込依頼人番号レコード80と振込先銀行レコード9
0とからなる。振込受託先レコード60は、特殊受託先
番号を基にした検索の基本になるレコードであり、受託
先に関する各種の情報が登録される。
【0041】振込依頼人番号レコード80は、個々の振
込依頼人に関する情報を登録するレコードであり、振込
依頼人の数だけ振込受託先レコード60の配下に配置さ
れる。振込先銀行レコード90は、受託先が振込先とし
て保有する他の銀行の口座を個々の登録するレコードで
あり、振込受託先レコード60の配下に受託先から申し
出のあった他行の口座の数だけ配置される。
【0042】図3は、振込受託先レコード60の登録内
容を示したものである。振込受託先レコード60は、こ
のレコードの検索キーとなるKYE部61、採番カウン
ター62、明細件数63、特殊振込受託先情報64、相
手先情報65、通知契約表示66、振込カード発行件数
67、手数料情報68、振込先銀行登録件数69および
登録日70等の項目からなる。
【0043】KYE部61は、契約区分と振込相手先銀
行店番科目口座番号とで構成される特殊受託先番号を登
録する部分である。採番カウンター62は、振込番号を
管理するものであるが今回は特に使用していない。明細
件数63は、振込依頼人番号レコードのデータベース上
における物理件数を把握するためのカウンターである。
特殊振込受託先情報64は受託先名を登録する部分であ
る。相手先情報65は、振込先のうち当銀行に開設され
ている口座を登録する部分であり、振込先銀行番号、振
込先支店番号、預金種目、受取人口座番号、受取人名の
各項目が登録される。
【0044】通知契約表示66は、受託先へ振込明細を
通知する際に、振込依頼人の依頼人番号を通知するか否
か等を登録する部分である。振込カード発行件数67
は、当該受託先に対して発行している依頼人番号付き振
込カード100の枚数(再発行を含まず)を登録する部
分である。これにより振込受託先レコード60の配下に
存在する振込依頼人番号レコード80の数を知ることが
できる。手数料情報68は、振込手数料等を徴求する際
の条件を登録する部分である。手数料情報68の項に
は、適用開始日、受入区分、手数料区分、振込種類別金
額階層別減免後振込手数料、手数料徴求店番科目口座番
号、後納手数料締日、後納手数料受入日、休日補正区分
等が登録される。
【0045】このうち受入区分は、振込のあった時点で
すぐに手数料を徴求するか否か、および手数料を依頼人
と受取人のいずれから徴求するか等の区分が登録され
る。手数料区分は、振込依頼人に徴求する手数料を減額
あるいは免除するか等の条件が登録される。振込種類別
金額階層別減免後振込手数料の欄には、振込種類別、金
額階層別にそれぞれ減免後の振込手数料が予め登録され
る。手数料徴求店番科目口座番号は手数料を引き落とす
口座を示している。また、後納手数料締日、後納手数料
受入日はそれぞれ手数料を後納するよう設定した場合に
おける、締め日、および受入日をそれぞれ示している。
休日補正区分は、後納手数料受入日が銀行の休業日にあ
たる場合の補正方法を指定するものである。振込先銀行
登録件数69は、振込受託先レコード60の配下にリン
クされている振込先銀行レコード90の数を示してい
る。
【0046】図4は、振込依頼人番号レコード80の登
録内容を示したものである。振込依頼人番号81は、受
託先より引き渡された各振込依頼人ごとの依頼人番号を
登録する部分である。振込依頼人情報82には、振込依
頼人の氏名および電話番号が登録される。登録日83
は、当該レコードを新規登録した日付が、また振込カー
ド発行日84には、依頼人番号付き振込カード100を
発行した日付(再発行した場合は再発行日)がそれぞれ
登録される。登録日83と振込カード発行日84が一致
するか否かにより依頼人番号付き振込カード100が再
発行されたか否かを判定し得るようになっている。
【0047】なお、同様の内容が依頼人番号付き振込カ
ード100にも登録されるが、振込依頼人番号レコード
80にも登録しておくことで、振込カード100の発行
管理を行うことができる。したがって、偽造防止やAT
Mでのカードの再発行が可能となるほか、リトライカー
ドを利用することにより、振込カードの再利用等を行う
ことができる。
【0048】図5は、振込先銀行レコード90の登録内
容を示したものである。振込先銀行レコード90は、こ
のレコードの検索キーとなるKEY部91と、相手先情
報92と、登録日93の各項目を有している。相手先情
報92には、振込先銀行番号、振込先支店番号、預金種
目、受取人口座番号、受取人名等が登録される。
【0049】図6は、依頼人番号付き振込カード100
およびこれを発行するために用意される依頼人番号付振
込カード発行ファイルのデータ構造を示している。当該
ファイルは、受託先から引き渡された振込依頼人情報等
を基に作成され、振込カード発行機12は、このファイ
ルに含まれる依頼人番号発行レコード110を用いて各
依頼人ごとに依頼人番号付き振込カード100を発行す
るようになっている。
【0050】依頼人番号発行レコード110のカードM
S111の項に記憶されている情報は、依頼人番号付き
振込カード100の裏面に設けられた磁気ストライプ
(MS)に登録される情報である。また依頼人番号付き
振込カード100の表面には、図6に示す各項目が印刷
される。なお、受託先からの指定により、依頼人名、依
頼人電話番号の各項目を依頼人番号付き振込カード10
0の磁気ストライプおよび表面にそれぞれ記録しないカ
ードを発行することも可能になっている。
【0051】図7から図10は、振込情報記憶部21に
口座番号と対応付けて振込相手先情報等を登録する際の
データ構造を示したものである。図7に示すように、口
座番号ごとに自動機登録振込レコード120とこれにリ
ンクされる(配下にある)自動機登録明細レコード13
0とを備えている。自動機登録振込レコード120は、
口座番号を基にした検索の基本になるレコードであり、
自動機登録明細レコード130は各振込相手先について
の情報を登録するレコードである。自動機登録明細レコ
ード130は、振込相手先ごとに設けられる。ここでは
1つの自動機登録振込レコード120の配下に最大10
個の自動機登録明細レコード130を設け得るようにな
っている。
【0052】図8に示すように自動機登録振込レコード
120は、このレコードの検索キーとしてのKYE部1
21と、採番カウンター122と、明細件数123と、
支払人情報124と登録日125の各項目から構成され
ている。KYE部121は、振込区分と銀行店番科目口
座番号(広義の口座番号)から成り、このうち振込区分
は、口座番号をキーとした処理内容の拡張に備えて設け
た拡張子である。
【0053】採番カウンター122は、自動機登録明細
レコードの振込番号を取得するためのカウンターであ
る。明細件数123は、自動機登録明細レコードのデー
タベース上における物理件数を把握するためのカウンタ
ーである。支払人情報124は、振込依頼人となる支払
人名を表し、登録日125はキャッシュ登録振込が新規
に登録された日付を示している。
【0054】自動機登録明細レコード130は、このレ
コードの検索キーとなるKEY部131と、振込番号1
32と、相手先情報133と、依頼人情報134と、登
録日135およびその他の各種取引情報の項目から構成
されている。
【0055】KEY部131には、振込相手先の名称、
すなわち受取人名が登録される。自動機登録明細レコー
ド130は、口座番号から自動機登録振込レコード12
0を検索することで見い出すことができるほか、KEY
部131の受取人名をキーとして自動機登録振込レコー
ド120を介さずに別途検索することができるようにな
っている。振込番号132は、自動機登録明細レコード
130を新規に登録した際における自動機登録振込レコ
ード120の有する採番カウンター122の値を登録す
る部分である。KEY部131に登録された受取人名だ
けでは、同名の者があるときレコードを区別できない。
そこで、振込番号132は、KEY部131を基に検索
する際に検索キーとして併用するようになっている。
【0056】相手先情報133には、振込先銀行番号、
振込先支店番号、預金種目、受取人口座番号、受取人
名、および受取人名口座確認未済表示とが登録される。
受取人名口座確認未済表示は、振込相手先が他の銀行の
口座である場合に、その口座の存在が確認済みであるか
否かを示す情報である。依頼人情報134には、ATM
40からの操作によって入力された振込依頼人名および
依頼人電話番号が登録される。
【0057】図10は、自動機登録明細レコード130
のうち依頼人番号付き振込カード100を用いた際の振
込内容を登録するデータフィールドを示している。特殊
振込先表示137は、これが「ON」のとき、依頼人番
号付き振込カード100を用いて振込を行った際の振込
内容が支払人側の口座番号に対応付けて登録されている
ことを示している。特殊受託先情報138は、登録の際
に依頼人番号付き振込カード100から読み取った、特
殊受託先番号、振込番号、依頼人番号が登録される。
【0058】次に作用を説明する。まず、依頼人番号付
き振込カード100の発行手順および依頼人番号付き振
込カード100を用いた振込処理の流れについて説明す
る。図11に示すように、受託先の受取企業141は、
その顧客である振込依頼人142から依頼人番号付き振
込カードの申込み手続きを受ける(矢印143)。受託
先の受取企業141は、申し込みを受けた各振込依頼人
の名称および債権の消込処理等に用いるため各振込依頼
人142に対し受け取り企業141側で任意に割り当て
た依頼人番号などを含む振込依頼人情報をFD(フロッ
ピーディスク)等で銀行145へ持ち込み、依頼人番号
付き振込カード100の発行依頼を行う(矢印14
4)。
【0059】これを受けた銀行145側は、各受託先の
受取企業141を特定するために銀行145側で割り当
てた特殊受託先番号と、受託先の受取企業141から受
けた各依頼人番号とを少なくとも記録した依頼人番号付
き振込カード100を発行する(矢印146)。また先
に説明したホストコンピュータ20の振込受託契約記憶
部25に特殊受託契約情報、振込依頼人情報を図2〜図
5に示す形式で登録する。
【0060】受託先の受取企業141は、銀行145側
の発行した依頼人番号付き振込カード100を振込依頼
人142に配り(矢印147)、これを受け取った振込
依頼人142は依頼人番号付き振込カード100を用い
てATM40から振込を行う(矢印148)。ATM4
0は依頼人番号付き振込カード100から読み取った特
殊受託先番号等を銀行145の備えるホストコンピュー
タ20へ通知し(矢印148)、ホストコンピュータ2
0はその特殊受託先番号で振込受託契約記憶部25を検
索し、対応する振込受託先レコード60等を見出す。そ
して見出した振込受託先レコード60およびその配下の
振込依頼人番号レコード80、振込先銀行レコード90
に登録されている振込先情報65、振込依頼人情報8
2、手数料情報68等に基づいて振込処理を実行する。
【0061】また、ホストコンピュータ20は、ATM
40に投入された依頼人番号付き振込カード100から
読み取った依頼人番号の記録された振込明細を作成し、
これを受託先の受取企業141へ通知する(矢印14
9)。受託先の受取企業141は、振込明細に含まれる
依頼人番号を用いて債権の消し込み処理等を行う。これ
により、振込依頼人名を検索キーにする場合に比べて、
迅速かつ的確に消し込み処理を行うことができる。
【0062】次に、依頼人番号付き振込カード100を
用いてATM40から振込を行う際の操作の流れについ
て説明する。図12に示す待機画面151で、「お振込
み」が選択されると、振込方法を選択するための振込方
法選択画面152(図13)がタッチパネル付きディス
プレイ46上に表示される。今回は、依頼人番号付き振
込カード100とキャッシュカードを併用して振込を行
うので、振込依頼人は、「キャッシュカードによるお振
込の場合」の中の「振込カードあり」を選択する。
【0063】これを受けてATM40はキャッシュカー
ドの投入を促す案内表示153(図14)を行い、キャ
ッシュカードが投入されると図15に示した暗証番号入
力画面154を表示する。ここでキャッシュカードから
読み取った暗証番号と同一の暗証番号が振込依頼人(操
作者)によって入力されると、キャッシュカードの示す
口座へのアクセス権が確認される。
【0064】続いてATM40は、振込カードの投入を
促す案内表示155(図16)を行い、依頼人番号付き
振込カード100が投入されるとその磁気ストライプか
ら特殊受託先番号、依頼人番号等を読み出す。そして図
17に示す処理中画面156を表示している間に、磁気
ストライプから読み取った特殊受託先番号等を含む受託
契約照会電文をホストコンピュータ20へ向けて送信す
る。
【0065】ホストコンピュータ20は、ATM40か
ら送られてきた受託契約照会電文に含まれる特殊受託先
番号を検索キーとして振込受託契約記憶部25を検索
し、該当する振込受託先レコード60を取得する。また
見出された振込受託先レコード60の配下にある振込先
銀行レコード90を順次読み出し、これらと振込受託先
レコード60とを自動機画面宛出力電文として編集し、
ATM40へ返送する。
【0066】ATM40は、ホストコンピュータ20か
ら受けた自動機画面宛出力電文を基にして、図18に示
すような振込先金融機関表示画面157を表示する。当
画面157には、当銀行の受取口座を先頭に、合計10
件までの振込先金融機関がリスト表示される。
【0067】振込依頼人によって振込先金融機関が選択
されると、図19に示す振込先確認画面158をタッチ
パネル付きディスプレイ46に表示する。この画面に
は、振込先の銀行名、支店名、口座番号、受取人名およ
び振込支払人の依頼人番号、依頼人名、電話番号など選
択された振込先および振込依頼人についての詳細情報が
表示される。ここで、振込依頼人に関する情報は、依頼
人番号付き振込カード100の磁気ストライプから読み
取ったものである。なお、依頼人番号付き振込カード1
00に依頼人名、電話番号が登録されていない場合に
は、これらの項目は表示しない。
【0068】振込先等の内容確認が振込依頼人によって
なされると、図20に示す振込金額入力画面159を表
示し、振込金額が入力されたときこれらの内容をもとに
ホストコンピュータ20へ振込照会電文を送出し、振込
支払人等の照会を実施する。ATM40は、当該電文に
対する応答をホストコンピュータ20から受け取るまで
の間、図17に示す処理中画面156を表示する。な
お、依頼人番号付き振込カード100の磁気ストライプ
に依頼人名およびその電話番号が登録されていない場合
には、これらの入力を振込依頼人から受け付けてから振
込照会電文を送出する。
【0069】ホストコンピュータ20から、振込支払人
等についての照会を受けたATM40は、先にホストコ
ンピュータ20から受け取った自動機宛出力電文に含ま
れる手数料情報を基にして振込依頼人が支払うべき振込
手数、自動機取扱手数料の金額をそれぞれ求め、これら
を含む振込内容確認画面161(図21)をタッチパネ
ル付きディスプレイ46上に表示する。振込依頼人によ
って振込内容が確認されると、今回の振込内容をキャッ
シュカードの口座番号に対応付けてホストコンピュータ
20に登録するか否かを問い合わせる登録指示入力画面
162(図22)を表示する。
【0070】振込管理装置10は、図24に示すよう
に、振込依頼人171がキャッシュカードを用いてAT
M40から振込を行ったとき、今回の振込先(振込先デ
ータ172)をキャッシュカードの示す支払人の口座1
73の口座番号に対応付けてホストコンピュータ20の
振込情報記憶部21に登録できるようになっている。ま
た、ATM40からキャッシュカードを用いて振込を行
うとき、ホストコンピュータ20に既に登録されている
振込先データ72をキャッシュカードから読み取った口
座番号をキーとして検索し、登録済みの振込先をATM
40側に一覧表示し、これらの中から今回の振込先を振
込依頼人171が任意に選択し得るようになっている。
【0071】図22の登録指示入力画面162で「は
い」を選択した場合には、今回の振込先、特殊受託先番
号、依頼人番号等が、キャッシュカードの口座番号に対
応付けて振込情報記憶部21に登録され、次回以降、キ
ャッシュカードを用いるだけで、依頼人番号付き振込カ
ード100を用いた場合と同様の振込を行う得るように
なっている。
【0072】振込内容確認画面161で「はい」または
「いいえ」が選択されると、ATM40は、図23に示
す処理中画面157を表示し、その間にホストコンピュ
ータ20へ向けて振込の実行を依頼する振込実行電文を
送信する。これを受けたホストコンピュータ20は、振
込依頼人の口座から、指定された振込先への振込を実行
し、その結果(完了)を示す振込結果電文をATM40
へ返送する。ATM40は振込結果電文を受信したと
き、先の振込内容確認画面161で「はい」が選択され
ている場合には、処理中画面157を表示した状態のま
ま、今回の振込内容を振込情報記憶部21に登録する旨
を表した登録指示電文(振込情報登録指示)をホストコ
ンピュータ20へ送出する。
【0073】登録指示電文を受けたホストコンピュータ
20は、キャッシュカードから読み取られた振込依頼人
の口座番号をKEY部121に持つ自動機登録振込レコ
ード120を検索し、その配下に新たな自動機登録明細
レコード130を付加し、今回の振込先をこのレコード
に登録するとともに、図10に示す特殊振込先表示13
7をONにし、特殊受託先情報138の項に今回の振込
で用いた特殊受託先番号、振込番号、依頼人番号を登録
する。
【0074】登録を完了した後、ホストコンピュータ2
0はATM40に向けて登録完了電文を送出し、これを
受けたATM40は、図23に示す取引終了画面163
を表示し、一連の振込処理を終了する。
【0075】このように依頼人番号付き振込カード10
0を用いた振込が行われると、振込明細記管理部24
は、依頼人番号付き振込カード100の磁気ストライプ
から読み取った依頼人番号を含む振込明細を作成して記
憶し、振込明細通知部26は、受託先のEB(エレクト
ロニックバンキング)端末から振込明細の照会指示を受
けたとき、振込明細記管理部24に記憶されている振込
明細を通知する。受託先では、通知を受けた振込明細に
含まれる依頼人番号を用いて債権等の消し込み処理を行
うことができ、振込依頼人名等を検索キーにする場合に
比べて、迅速かつ的確な消し込み処理を行うことができ
る。
【0076】また依頼人番号付き振込カード100を用
いることにより、手動操作による振込先等の入力操作が
不要になり、振込依頼人の操作の簡略化と誤操作の防止
を図ることができる。さらに、振込先等の情報を依頼人
番号付き振込カード100ではなく、振込受託契約記憶
部25に記憶するので、カード発行後においても振込先
や手数料徴求条件など各種の振込条件を必要に応じて変
更することができる。また、振込受託契約記憶部25は
依頼人番号付き振込カード100の磁気ストライプのよ
うに記憶容量の制限をほとんど受けないので、1つの受
託先に対して多数の振込先を登録するなど、多様な要求
に応じることができる。
【0077】また、依頼人番号付き振込カード100に
手数料徴求条件を記録した場合にはこれを改竄される恐
れがあるが、本実施の形態では振込受託契約記憶部25
に徴求条件を登録するので不正行為を防止することがで
き、取引の安全を確保しつつ振込手数料の負担者および
その比率を任意に設定することができる。
【0078】また依頼人番号付き振込カード100の磁
気ストライプやその表面に予め振込依頼人名やその電話
番号を記録しないようにすることで、受託先は、依頼人
番号付き振込カード100の作成依頼を行う時点で、カ
ードの引き渡し先を意識する必要がなくなり、事前に多
数の依頼人番号付き振込カード100を作成しておくも
可能になる。その結果、必要が生じたとき即座に依頼人
番号付き振込カード100を顧客に渡すことができる。
【0079】この場合、受託先において、依頼人番号付
き振込カード100を引き渡した顧客名とその依頼人番
号付き振込カード100の依頼人番号とを対応付けて登
録しておけば、振込明細に記録された依頼人番号を基に
して迅速かつ的確に債権の消し込み処理を行うことがで
きる。
【0080】なお、ここでは、振込明細作を受託先へ通
知するとき、依頼人番号と依頼人名を同一のデータフィ
ールドに格納せず、依頼人番号のみを別個独立のデータ
フィールドに格納している。このように独立した形式で
依頼人番号を通知することにより、受託先において依頼
人名と依頼人番号を分離する作業が不要になり、債権の
消し込み処理をより迅速かつ容易に行うことができる。
【0081】また、今回の振込先、特殊受託先番号、依
頼人番号等をキャッシュカードの口座番号に対応付けて
振込情報記憶部21に登録することができるので、以
後、受託先への振込を、振込カードを併用することなく
キャッシュカードのみを用いて行うことが可能になる。
【0082】次に、キャッシュカードのみを用いて受託
先への振込を行う際の操作について説明する。まず、図
12に示す待機画面151で「お振込み」が選択される
と、振込方法選択画面181(図25)がタッチパネル
付きディスプレイ46上に表示される。振込依頼人が、
「キャッシュ登録振込選択」を選択すると、キャッシュ
カードの投入を促す案内表示(図14、153)が表示
される。ここでキャッシュカードが投入されると図15
に示す暗証番号入力画面(154)に変わる。
【0083】そして、キャッシュカードから読み取った
暗証番号と同一の暗証番号が振込依頼人によって入力さ
れアクセス権が確認されると、図17に示すような処理
中画面156を表示する。この間に、ATM40は、投
入されたキャッシュカードの口座番号および当該口座番
号に対応付けて登録されている振込先を検索して返送す
る旨を含む検索指示電文をホストコンピュータ20へ向
けて送信する。
【0084】ホストコンピュータ20は、検索指示電文
で指定された口座番号を検索キーとして振込情報記憶部
21を検索して当該口座番号の自動機登録振込レコード
120を取得する。そしてその配下にある自動機登録明
細レコード130を順次読み出し、これらを所定の形式
に編集した検索結果電文を、検索指示電文の送信元のA
TM40に返送する。ここで読み出される自動機登録明
細レコード130には、先に、依頼人番号付き振込カー
ド100を用いて振込を行った際に登録したものも含ま
れる。
【0085】ATM40は、検索結果電文を受信する
と、これに含まれる受取人名のみを抽出しタッチパネル
付きディスプレイ46上に一覧表示する(図26、18
2)。ここでは、受取人名を一度に5件まで表示するこ
とができ、受取人(振込相手先)がこれ以上存在する場
合には、「前画面」、「次画面」の操作スイッチによっ
て任意の5件を選択表示することができるようになって
いる。
【0086】振込依頼人は、タッチパネル付きディスプ
レイ46上に表示された受取人の中から今回の振込相手
先をタッチパネルの該当個所を押下して選択する。AT
M40は振込相手先が選択されると、既に受信している
検索結果電文132の中から選択された振込相手先に関
する詳細情報を読み出し図19に示すような振込先確認
画面158を表示する。ここで、選択された振込相手先
に関する特殊振込先表示137がONである場合には、
表示画面中の依頼人番号の項目に依頼人番号が表示さ
れ、OFFの場合には、空欄が表示される。
【0087】振込依頼人から振込先について内容確認を
受けると、図20に示す振込金額入力画面159を表示
し、振込金額の入力を受け付けた後、処理中画面156
(図17)を表示する。そしてこの間に、振込支払人等
の照会を受けるため振込照会電文をホストコンピュータ
20へ向けて送出する。ホストコンピュータ20は、振
込先が他の銀行の場合を含めて振込照会電文で指定され
た支払人および振込先の口座の存在等を検査し、その結
果を照会結果電文としてATM40に返送する。また振
込相手先が特殊受託先の場合には、特殊受託先番号をキ
ーとして振込受託契約記憶部25を検索して該当する振
込受託先レコード60を見い出し、手数料情報68等も
含めた照会結果電文を作成し返送する。
【0088】ATM40は、ホストコンピュータ20か
ら照会結果電文を受信すると図21に示す振込内容確認
画面161を表示する。この際、振込相手先が特殊受託
先の場合には、照会結果電文で受け取った手数料情報に
基づいて振込依頼人が支払うべき手数料を算出して表示
する。振込内容の確認が行われると図17に示す処理中
画面156を表示し、その間にホストコンピュータ20
へ向けて振込の実行を依頼する旨の振込実行電文を送信
する。これを受けたホストコンピュータ20は、振込依
頼人の口座から指定された振込先への振込を実行し、そ
の結果(完了)を示す振込結果電文をATM40へ返送
する。ATM40は振込結果電文を受信したとき、図2
3に示す取引終了画面163を表示し、一連のキャッシ
ュ登録振込処理を終了する。
【0089】このようにキャッシュカードを投入し本人
確認が行われた段階で、当該口座番号に対応付けて登録
されている振込先を銀行側のホストコンピュータ20の
有する振込情報記憶部21から検索してATM40の画
面上に一覧表示するので、依頼人番号付き振込カード1
00を併用することなくキャッシュカードのみを用い
て、受託先への振込を行うことができる。なお、依頼人
番号付き振込カード100を用いて現金で振込を行うこ
とも可能になっている。
【0090】以上説明した実施の形態では、依頼人識別
子として依頼人番号を用いたが、受託先で債権の消し込
み処理に用いる情報であれば、番号に限定されるもので
はない。また、振込依頼人番号等は依頼人番号付き振込
カード100に登録されているので、振込受託先レコー
ド60の配下に振込依頼人番号レコード80を必ずしも
設ける必要はないが、当該レコードを設けることによ
り、依頼人番号付き振込カード100の再発行に対応で
きるほか、銀行側で依頼人番号付き振込カード100の
発行状況等を管理することができる。
【0091】また支払人の口座番号に対応付けて登録し
てある受託先を、キャッシュカードの口座番号から呼び
出して選択する際に図26に示す画面で、特殊受託先が
選択された場合、口座番号を基に取得した特殊受託先番
号で振込受託契約記憶部25を検索して該当する振込受
託先レコード等を取得し、図18以下に示すように振込
先の銀行を選択し得るようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】本発明にかかる振込管理装置によれば、
受託先の指定する振込先や手数料徴求条件等の振込受託
契約情報を予め振込受託契約記憶手段に記憶するととも
に、少なくとも依頼人識別子と受託先識別子とを記録し
た振込カードを各振込依頼人ごとに発行し、当該振込カ
ードを用いてATMから受託先への振込を行い得るよう
にしたので、振込先や依頼人情報の入力操作が簡略化さ
れるとともに、振込カードから読み取った依頼人識別子
を受託先へ通知することができ、債権の消し込み等の便
宜を図ることができる。
【0093】また、振込カードに受託先識別子および依
頼人識別子を記録し、振込受託契約情報を振込受託契約
記憶手段に登録するので、振込受託契約情報の内容変更
を容易に行うことができるとともに記憶容量の制限をほ
とんど受けず、かつ振込カード側に記録した場合のよう
に振込依頼人によるデータ改竄の恐れがないので、振込
先や手数料徴求条件の多様化に対応することができる。
【0094】また振込カードに、カード発行後に任意の
振込依頼人へ配布可能な情報のみを記録し少なくとも振
込依頼人名を記録しないようにしたものでは、受託先
は、振込カードの作成依頼を行う時点でカードの引き渡
し先を意識する必要がなく、事前に多数のカード作成し
ておくことができ、必要が応じ即座に顧客へ振込カード
を渡すことが可能になる。
【0095】さらに、振込明細作を受託先へ通知すると
き、依頼人識別子をそれ専用のデータフィールドに格納
するものでは、受託先において依頼人識別子を他の情報
から分離する必要がなく、債権の消し込み処理等を迅速
かつ容易に進めることができる。
【0096】また振込カードを用いて行った振込内容を
キャッシュカードの口座番号に対応付けて銀行側のホス
トコンピュータに登録するものでは、以後、振込カード
を併用することなく、キャッシュカードのみを用いて受
託先への振込を行うことができ、ATMの利便性をより
一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の振
込受託契約記憶部に記憶される情報のデータ構造を示す
説明図である。
【図3】振込受託先レコードの登録内容を示す説明図で
ある。
【図4】振込依頼人番号レコードの登録内容を示す説明
図である。
【図5】振込先銀行レコードの登録内容を示す説明図で
ある。
【図6】依頼人番号付き振込カードおよびこれを発行す
るために用意される依頼人番号付振込カード発行ファイ
ルのデータ構造を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の振
込情報記憶部に記憶される情報のデータ構造を示す説明
図である。
【図8】自動機登録振込レコードの登録内容を示す説明
図である。
【図9】自動機登録明細レコードの登録内容を示す説明
図である。
【図10】自動機登録明細レコードのうち依頼人番号付
き振込カードを用いた際の振込内容を登録する部分のデ
ータフィールドを示す説明図である。
【図11】依頼人番号付き振込カードの発行手順および
依頼人番号付き振込カードを用いた振込処理の流れを示
す説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される待機画面を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込方法選択画面を示す説明図であ
る。
【図14】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示されるキャッシュカードの投入を促す案内
表示を示す説明図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される暗証番号入力画面を示す説明図であ
る。
【図16】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込カードの投入を促す案内表示を
示す説明図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される処理中画面を示す説明図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込先金融機関表示画面を示す説明
図である。
【図19】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込先確認画面を示す説明図であ
る。
【図20】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込金額入力画面を示す説明図であ
る。
【図21】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込内容確認画面を示す説明図であ
る。
【図22】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される登録指示入力画面を示す説明図であ
る。
【図23】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される取引終了画面を示す説明図である。
【図24】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置に
おいてキャッシュカードの口座番号に対応付けて行う振
込処理の動作概要を示す説明図である。
【図25】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込方法選択画面を示す説明図であ
る。
【図26】本発明の一実施の形態に係る振込管理装置の
ATMに表示される振込先一覧表示画面を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10…振込管理装置 11…通信回線 12…振込カード発行機 20…ホストコンピュータ 21…振込情報記憶部 22…登録検索部 23…振込実行部 24…振込明細記管理部 25…振込受託契約記憶部 26…振込明細通知部 30、41…通信部 40…ATM 42…カード読み取り部 43…通帳読み書き部 44…現金受渡部 45…レシート発行部 46…タッチパネル付きディスプレイ 50…制御部 51…本人確認部 60…振込受託先レコード 61、91、131…KYE部 64…特殊振込受託先情報 65…相手先情報 66…通知契約表示 68…手数料情報 69…振込先銀行登録件数 80…振込依頼人番号レコード 81…振込依頼人番号 82…振込依頼人情報 90…振込先銀行レコード 92…相手先情報 100…依頼人番号付き振込カード 110…依頼人番号発行レコード 120…自動機登録振込レコード 130…自動機登録明細レコード 133…相手先情報 134…依頼人情報 137…特殊振込先表示 138…特殊受託先情報

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受託先の顧客である振込依頼人にそれぞれ
    振込カードを渡し、各振込依頼人から前記受託先への振
    込を前記振込カードを用いて現金自動預け払い機から行
    い得るようにした振込管理装置において、 振込カード発行手段と、振込受託契約記憶手段と、振込
    実行手段と、振込明細通知手段とを設け、 前記振込受託契約記憶手段は、受託先を特定するための
    受託先識別子と少なくとも当該受託先への送金の振込先
    を表した振込受託契約情報とを対応付けて記憶し、 前記振込カード発行手段は、少なくとも振込依頼人を特
    定するために受託先で任意に割り当てた依頼人識別子と
    前記受託先を特定するための受託先識別子とを現金自動
    預け払い機で読み取り可能な記録媒体に記録した振込カ
    ードを各振込依頼人ごとに発行し、 前記振込実行手段は、前記振込カードを用いて現金自動
    預け払い機から振込操作が行われたとき、前記現金自動
    預け払い機に投入されている振込カードから読み取った
    前記受託先識別子に対応付けられている振込受託契約情
    報を前記振込受託契約記憶手段から取得するとともにこ
    れに基づいて振込処理を実行し、 前記振込明細通知手段は、前記振込カードを用いて現金
    自動預け払い機から振込が行われたとき、投入された振
    込カードから読み取った依頼人識別子を含む振込明細を
    作成しこれを前記振込カードから読み取った受託先識別
    子の示す受託先へ通知することを特徴とする振込管理装
    置。
  2. 【請求項2】受託先の顧客である振込依頼人にそれぞれ
    振込カードを渡し、各振込依頼人から前記受託先への振
    込を前記振込カードを用いて現金自動預け払い機から行
    い得るようにした振込管理装置において、 振込カード発行手段と、振込受託契約記憶手段と、振込
    実行手段と、振込明細通知手段とを設け、 前記振込受託契約記憶手段は、受託先を特定するための
    受託先識別子と少なくとも当該受託先への送金の振込先
    および手数料徴求条件から成る振込受託契約情報とを対
    応付けて記憶し、 前記振込カード発行手段は、少なくとも振込依頼人を特
    定するために受託先で任意に割り当てた依頼人識別子と
    前記受託先を特定するための受託先識別子とを現金自動
    預け払い機で読み取り可能な記録媒体に記録した振込カ
    ードを各振込依頼人ごとに発行し、 前記振込実行手段は、前記振込カードを用いて現金自動
    預け払い機から振込操作が行われたとき、前記現金自動
    預け払い機に投入されている振込カードから読み取った
    前記受託先識別子に対応付けられている振込受託契約情
    報を前記振込受託契約記憶手段から取得しかつ当該振込
    受託契約情報の示す振込先および手数料徴求条件に従っ
    て振込処理を実行し、 前記振込明細通知手段は、前記振込カードを用いて現金
    自動預け払い機から振込が行われたとき、投入された振
    込カードから読み取った依頼人識別子を含む振込明細作
    成しこれを前記振込カードから読み取った受託先識別子
    の示す受託先へ通知することを特徴とする振込管理装
    置。
  3. 【請求項3】前記振込カード発行手段は、少なくとも前
    記依頼人識別子と前記受託先識別子とを含む情報を磁気
    媒体あるいは通信回線を通じたデータ伝送によって前記
    受託先から受け取り、これを基に前記振込カードを発行
    することを特徴とする請求項1または2記載の振込管理
    装置。
  4. 【請求項4】前記振込カードには、カード発行後に任意
    の振込依頼人に配布可能な情報のみを記録し、少なくと
    も振込依頼人名を記録しないことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の振込管理装置。
  5. 【請求項5】前記振込受託契約記憶手段に、前記振込受
    託契約情報として受託先への送金の振込先を複数記憶
    し、前記振込カードを用いて現金自動預け払い機から振
    込操作が行われたとき、前記現金自動預け払い機に投入
    されている振込カードから読み取った前記受託先識別子
    に対応付けられている振込受託契約情報を前記振込受託
    契約記憶手段から取得しこれに含まれる複数の振込先を
    現金自動預け払い機に表示することで、振込操作を行っ
    ている振込依頼人が前記振込受託契約情報に含まれる複
    数の振込先の中から今回の振込先を選択し得るようにし
    たことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の振
    込管理装置。
  6. 【請求項6】前記振込明細通知手段は、前記振込明細作
    を受託先へ通知するとき、前記依頼人識別子をそれ専用
    のデータフィールドに格納することを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の振込管理装置。
  7. 【請求項7】口座番号に対応付けて振込相手先情報を登
    録する振込情報記憶手段を設け、 現金自動預け払い機にキャッシュカードと前記振込カー
    ドとが投入されかつ当該キャッシュカードから読み取っ
    たアクセス権の有無を確認するための識別情報と操作者
    から入力された識別情報との一致により前記操作者が前
    記キャッシュカードに登録された口座番号の口座へのア
    クセス権を有することを確認したとき、前記振込カード
    から読み取った受託先識別子と依頼人識別子とを前記キ
    ャッシュカードの口座番号に対応付けて前記振込情報記
    憶手段に登録し、 前記登録の後、現金自動預け払い機にキャッシュカード
    を投入して振込操作が行われたとき、当該キャッシュカ
    ードから読み取った口座番号に対応付けて前記振込情報
    記憶手段に登録されている依頼人識別子および受託先識
    別子を取得し、これらを前記振込カードから読み取った
    ものと同一に取り扱って振込処理を実行することを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5または6記載の振込管
    理装置。
  8. 【請求項8】前記キャッシュカードに登録された口座番
    号の口座から前記振込カードに登録された受託先識別子
    で検索した振込先への振込が行われた後、前記振込カー
    ドから読み取った受託先識別子と依頼人識別子とを前記
    キャッシュカードの口座番号に対応付けて前記振込情報
    記憶手段に登録することを特徴とする請求項7記載の振
    込管理装置。
  9. 【請求項9】受託先の顧客である振込依頼人にそれぞれ
    振込カードを渡し、各振込依頼人から前記受託先への振
    込を前記振込カードを用いて現金自動預け払い機から行
    い得るようにした振込管理方法において、 少なくとも振込依頼人を特定するために受託先で任意に
    割り当てた依頼人識別子と前記受託先を特定するための
    受託先識別子とを現金自動預け払い機で読み取り可能な
    記録媒体に記録した振込カードを各振込依頼人ごとに発
    行し、 前記振込カードを用いて現金自動預け払い機から振込操
    作が行われたとき、前記現金自動預け払い機に投入され
    ている振込カードから読み取った前記受託先識別子に対
    応付けられている振込受託契約情報を前記振込受託契約
    記憶手段から取得するとともにこれに基づいて振込処理
    を実行し、 前記振込カードを用いて現金自動預け払い機から振込が
    行われたとき、投入された振込カードから読み取った依
    頼人識別子を含む振込明細を作成しこれを前記振込カー
    ドから読み取った受託先識別子の示す受託先へ通知する
    ことを特徴とする振込管理方法。
JP21107597A 1997-08-06 1997-08-06 振込管理装置 および振込管理方法 Pending JPH1153612A (ja)

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