JPH1153513A - 画像内の領域設定方法及び装置 - Google Patents

画像内の領域設定方法及び装置

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JPH1153513A
JPH1153513A JP9206981A JP20698197A JPH1153513A JP H1153513 A JPH1153513 A JP H1153513A JP 9206981 A JP9206981 A JP 9206981A JP 20698197 A JP20698197 A JP 20698197A JP H1153513 A JPH1153513 A JP H1153513A
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shape
region
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JP9206981A
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English (en)
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Shigehiro Shimada
繁広 嶌田
Hidehiro Hirase
英弘 平瀬
Takushi Totsuka
卓志 戸塚
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像内に設定する2個の領域の設定の操作を
容易にする。 【解決手段】 画像内の領域設定装置は、画像内に第1
の画像領域及び第2の画像領域を設定する際に、上記第
1の画像領域及び第2の画像領域の一方の形状の変形
を、上記第1の画像領域及び第2の画像領域の他方の形
状に応じて拘束する拘束条件を発生する条件パラメータ
発生部12と、上記条件パラメータ発生部12にて発生
された拘束条件を満たす形状の変形のみ受け付ける領域
形状入力部13とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像内にスクラッ
チやワイヤを含むリペア領域を、参照画像となるサンプ
ル領域を用いて修復する画像処理技術において、リペア
領域又はサンプル領域を設定する画像内の領域設定方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送の利用可能なチャンネ
ルの激増とマルチメディアの急増に伴い、多くの古い映
画フィルムや写真フィルムは、ビデオ信号やデジタルフ
ォーマットに変換されて使用されることが多くなってい
る。しかし、長年に亘る使用と閲覧により、多くの古い
映画フィルムや写真フィルムは、スクラッチ(scratche
s :引っ掻き傷)が生じたり、埃や他のディブリ(debr
is:破片)による汚れが多くなっている。
【0003】画像に生じたスクラッチやディブリによる
欠陥は、視聴者に対して非常に目立つものである。高精
細度テレビジョン、デジタルテレビジョンフォーマット
においては、他のデジタルマルチメディアフォーマット
と同様に、画質を劣化したり悪影響を及ぼすことなくス
クラッチやディブリによる画像の欠陥を除去する技術が
望まれていた。
【0004】このような画像の欠陥を除去する技術とし
ては、特願平7−303420号明細書に“ディジタル
画像の雑音の投影に基づく除去方法”が提供されてい
る。この画像処理技術は、スクラッチ/ワイヤ雑音を含
むリペア領域を、参照領域となるサンプル領域を参照し
て修復し、画像内からスクラッチ/ワイヤ雑音を除去す
るものである。
【0005】上記画像処理技術を用いてスクラッチ/ワ
イヤ雑音を消去する一例について説明する。ここで修復
する画像は、図22中のAに示すように、図中横方向
に、この横方向を長手方向として並べられたブロックの
列が、図中縦方向に互い違いに配列された画像を表示す
るフレーム31の一部に、図中横方向を長手方向とする
スクラッチ/ワイヤ雑音35が存在するものである。
【0006】このスクラッチ/ワイヤ雑音35を除去す
るために、上記フレーム31において、図22中のBに
示すようにスクラッチ/ワイア雑音35をカバーするの
に十分な大きさのマスクにてペイントする。ここで、こ
のマスクはマスク画像と呼ばれる。そして、スクラッチ
/ワイア雑音35を囲む矩形の領域を設定し、修復する
領域であるリペア領域1とする。また、上記フレーム3
1内において、スクラッチ/ワイヤ雑音35を除去する
際に参照する領域として、リペア領域1と似た画像を表
示する矩形の領域を設定し、この領域をサンプル領域2
とする。
【0007】これらリペア領域1及びサンプル領域2に
ついて、それぞれの領域の画像を高速フーリエ変換し、
この高速フーリエ変換により得られた周波数成分を位相
成分と振幅成分に分割する。サンプル領域2の振幅成分
をM1、位相成分をP1、リペア領域1の振幅成分をM
2、位相成分をP2とする。そして、これらサンプル領
域2の振幅成分M1とリペア領域1の振幅成分M2につ
いて最小計算を行い、この最小計算により得られた振幅
成分と、リペア領域1の位相成分P2の出力を用いて、
逆高速フーリエ変換をすると修復画像が得られる。
【0008】ここで得られた修復画像と原画像を、マス
ク画像を用いて混合する。マスクがある部分は修復画像
の画素値を与え、マスクがない部分は原画像の画素値を
与えるものとする。この結果得られた画像を、次の修復
の際に用いる原画像とし、再び拘束ふーりえ変換から一
連の処理を繰り返す。この処理を数回繰り返すと、スク
ラッチ/ワイア雑音35の部分は修復される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記画像処理技術にお
いては、リペア領域とサンプル領域の形状及び寸法は、
それぞれ利用者が入力していた。このため、利用者は、
リペア領域とサンプル領域との形状及び寸法を、同形状
かつ同寸法に揃えて入力する必要があった。従って、利
用者にかかる負担は大きかった。
【0010】また、上記画像処理技術においては、リペ
ア領域及びサンプル領域の形状は、それぞれ矩形でなけ
ればならなかった。そのため、図23中のAに示すよう
に、フレーム31にスクラッチ/ワイヤ雑音35が斜め
に入ってる場合に、矩形を用いて修復する場合は、図中
のリペア領域1a、1b及びサンプル領域2a、2bの
ように、細かい矩形領域を作成して何回も修復をしなけ
ればならず、手間がかかるものであった。
【0011】さらに、上記画像処理技術においては、図
23中のBに示すように、フレーム31に斜めに入った
スクラッチ/ワイヤ雑音35を斜めに傾いた矩形のリペ
ア領域1を設定して修復する場合には、この傾いた矩形
の領域を傾いていない矩形に変換する際には、画像の補
間をする必要があった。
【0012】即ち、図24に示すように、フレーム31
の図中横方向に対して、矩形の長手方向の辺のなす角が
鋭角(ここでは45度である。)になるように、リペア
領域1を設定した場合には、上記リペア領域1に含まれ
る画素は、図25に示すように選択される。上記画素の
選択は、画素の50パーセント以上の面積が矩形内に含
まれる場合には、当該画素は上記リペア領域1に含まれ
るものとした。このとき、このリペア領域1の内部に位
置する画素の内で、このリペア領域1の図中上側の長辺
に略々平行な方向に画素の段に分けると、この長辺に重
なる第1段目は4個の画素p1〜p4から構成され、上
記第1段目の次に上記長辺に近い第2段目は5個の画素
p11〜p15から構成される。
【0013】上記リペア領域1に含まれる画素を、図2
6に示すように、正方格子に従って並び替えると、図中
上方から下方に第1段目には4個の画素p1〜p4が、
第2段目には5個の画素p11〜p15が存在する。こ
のため、各段を構成する画素の数が異なるので、画像処
理を施すのは困難である。
【0014】そのため、図27に示すように、上記図2
6において、5個の画素からなる第2段のような段の各
画素の横幅を縮めることで各段の幅を揃えることにす
る。しかし、画素は正方格子にしか存在しないため、単
に縮めることはできないので、補間計算を行い、各画素
の占める面積の比率と画素の値を元に縮小後の画素値を
定めることにする。
【0015】このように補間計算により矩形領域に変換
された画素について画像処理を施すことが可能となる
が、補間した画像を用いるため、修復結果は良くないも
のとなってしまうという問題があった。なお、上述した
補間による処理は、サンプル領域2についても同様に当
てはまる。
【0016】本発明は、上述の実情に鑑みてなされるも
のであって、画像上のスクラッチ/ワイヤ雑音をリペア
領域にて特定して、サンプル領域を参照することにより
修復する画像処理技術において、リペア領域とサンプル
領域の一方の形状及び寸法を指定すると他方の形状及び
寸法が拘束され、リペア領域及びサンプル領域の形状が
矩形に限定されず、さらにフレームに対して斜めにスク
ラッチ/ワイヤ雑音35が生じた場合にも補間処理する
ことなく画像の修復をすることができるような画像内の
領域設定方法及び装置を提供することを目的とする。
【0017】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明に係る画像内の領域設定方法は、雑音を
含む第1の画像領域を、第2の画像領域を参照して修復
する画像処理に係る画像内の領域設定方法において、上
記第1の画像領域又は第2の画像領域の一方の領域の形
状が与えられたとき、上記第1の画像領域又は第2の画
像領域の他方の領域の形状を上記一方の領域の形状に基
づいて拘束する拘束条件を発生する条件パラメータ発生
工程と、上記条件パラメータ発生工程にて発生された拘
束条件を満たす形状の入力のみ受け付ける領域形状入力
工程とを有するものである。
【0018】上記パラメータ発生工程は、上記画像内の
領域設定方法においては、上記第1の画像領域又は第2
の画像領域の一方の領域の形状が与えられたとき、上記
第1の画像領域又は第2の画像領域の他方の領域の形状
は、上記一方の領域の形状とする拘束条件を発生するも
のである。
【0019】上記パラメータ発生工程は、上記画像内の
領域設定方法においては、上記第1の画像領域又は第2
の画像領域の一方の領域の形状が与えられたとき、上記
第1の画像領域又は第2の画像領域の他方の領域の形状
は上記一方の領域の形状と対称な形状とする拘束条件を
発生するものである。
【0020】即ち、上記画像内の領域設定方法において
は、第1の画像領域又は第2の画像領域の一方の領域の
形状が設定されたとき、上記一方の領域の形状をもと
に、上記第1の画像領域又は第2の画像領域の他方の形
状の満たすべき拘束条件を計算する条件パラメータ発生
部と、この拘束条件を満足する範囲の領域の形状の修正
のみを利用者に許す領域形状入力部とからなる領域決定
部を有するものである。
【0021】上記画像内の領域設定方法においては、第
1の画像領域と第2の画像領域の一方の領域の形状が入
力されたとき、領域決定部の条件パラメータ発生部にお
いて、上記一方の領域の形状に基づいて第1の画像領域
又は第2の画像領域の他方の領域の形状が満たすべき拘
束条件を計算し、この拘束条件を領域形状入力部に伝え
る。上記領域形状入力部はこの拘束条件を満たすような
編集操作のみを許可するので、利用者は第1の画像領域
と第2の画像領域との間に課せられる拘束条件を満足し
た形状を自然に入力することができる。
【0022】また、上記画像内の領域設定方法は、上記
条件パラメータ発生部は、上記第1の画像領域又は第2
の画像領域の一方の領域の形状が平行四辺形とされたと
き、上記第1の画像領域又は第2の画像領域の他方の領
域の形状を、対向する辺の組の内の少なくとも一組につ
いて、その一組の各辺の長さ及び辺間の距離が上記平行
四辺形の対向する辺の組のいずれか一組に等しい平行四
辺形である拘束条件を発生し、上記領域形状入力部は、
上記拘束条件を満たす形状のみを受け付けるものであ
る。
【0023】即ち、上記画像内の領域設定方法は、第1
の画像領域は長方形や正方形も含む平行四辺形であり、
これが与えられたとき、条件パラメータ発生部は、第2
の画像領域の条件として、第2の画像領域もまた平行四
辺形であり、第2の画像領域の平行な辺の少なくとも一
組は、第1の画像領域における辺の一組と長さと距離が
等しいという条件を発生し、また領域形状入力部はこの
条件パラメータを満たす四辺形のみの入力を利用者に許
すものである。
【0024】上記画像内の領域設定方法においては、領
域形状の描画に、傾いた矩形の替わりに平行四辺形を用
いることで、傾いていない矩形に変換する際の補間処理
を必要としないので、誤差を発生させずに形状を矩形に
変換することができる。
【0025】さらに、上記画像内の領域設定方法は、上
記第1の画像領域又は第2の画像領域が矩形ではないと
きには、その矩形ではない画像領域を矩形に変換する形
状変換工程を有するものである。
【0026】即ち、上記画像内の領域設定方法は、第1
の画像領域および第2の画像領域が矩形でない場合に
は、画像修復をする前に形状を矩形に変換する形状変換
手段を有するものである。
【0027】上記画像内の領域設定方法は、矩形でない
形状が入力されたとき、形状変換処理部中の形状変換工
程においては、矩形でない形状を矩形に変換するので、
画像処理部は入力される形状の変換処理などを行う必要
がない。
【0028】そして、上記画像内の領域設定方法におい
ては、上記形状変換工程は、上記第1の画像領域又は第
2の画像領域が平行四辺形であるときには、その平行四
辺形の画像領域を矩形に変換するものである。
【0029】即ち、上記画像内の領域設定方法において
は、上記形状変換工程は、第1の画像領域又は第2の画
像領域が平行四辺形である場合に、その領域の形状を矩
形に変換するものである。
【0030】上述の課題を解決するために、この発明に
係る画像内の領域設定装置は、雑音を含む第1の画像領
域を、第2の画像領域を参照して修復する画像処理に係
る画像内の領域設定装置において、上記第1の画像領域
又は第2の画像領域の一方の領域の形状が与えられたと
き、上記第1の画像領域又は第2の画像領域の他方の領
域の形状を上記一方の領域の形状に基づいて拘束する拘
束条件を発生する条件パラメータ発生手段と、上記条件
パラメータ発生手段にて発生された拘束条件を満たす形
状の入力のみ受け付ける領域形状入力手段とを有するも
のである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る画像内の領
域設定方法及び装置の実施の形態の一例を、図面を参照
して説明する。上記画像内の領域設定装置は、図1に示
すように、この装置の全体を制御する制御部10と、デ
ータの演算を集中して行う中央処理部21と、データを
保存するメモリ22とを有している。
【0032】上記制御部10は、この装置の各部に対し
て制御を行うコントローラである。この制御部10は、
上記中央処理部21と、上記メモリ22とデータの送受
を行い、これら中央処理部21及びメモリ22と一体と
なって上記画像内の領域設定方法に係る一連の手順を実
行する。また、この制御部10には、マウス23と、ペ
ン/タブレット24と、画像入力26とからデータが入
力し、CRT25にデータを出力している。
【0033】上記中央処理部21は、データに係る演算
を集中して行うプロセッサである。この中央処理部21
は、上記制御部10に接続され、この制御部10の制御
の下に、この制御部10から与えられたデータについて
演算を行う。
【0034】上記メモリ22は、データを保存する記憶
部である。このメモリ22は、上記制御部10に接続さ
れ、この制御部10の制御の下に、データの書込み及び
読み出しをなされる。
【0035】また、上記領域設定装置は、入力手段とし
てマウス23及びペン/タブレット24を、また、この
画像内の領域設定方法の処理に係る画像を出力する出力
手段としてCRT25を有している。
【0036】上記マウス23は、掌に握って操作するこ
とができる程度の大きさの筐体を有するポインティング
デバイスである。このマウス23は、例えば机上のよう
な平坦面上を所望の方向に所望の距離摺動されることに
より、例えばCRT25上に表示されたカーソルの位置
を入力される。そして、このマウス23は、入力された
位置に係るデータを上記制御部10に伝送する。
【0037】上記ペン/タブレット24は、略々直方体
状の平坦な筐体を有し、この平坦な主面の1にマトリッ
クス状に配設された複数の検知素子を備え、このマトリ
ックス上の位置を検知するタブレットと、このタブレッ
トの主面をペン先にてなぞることにより位置を入力する
ペンとの一組からなる入力手段である。このペン/タブ
レット24は、入力された位置に係るデータを上記制御
部10に伝送する。
【0038】上記CRT25は、画像に係るデータを陰
極線の管面に配設された複数の画素に画像として表示す
る出力手段である。このCRT25は、上記制御部10
から画像に係るデータを伝送され、このデータを画像と
して表示する。
【0039】続いて、上記領域設定装置の領域決定部に
ついて説明する。この領域決定部は、例えば、上記制御
部10、中央処理部21及びメモリ22にて構成され
る。
【0040】この領域決定部は、図2に示すように、拘
束条件を発生する条件パラメータ発生部12と、上記拘
束条件を満たす入力を選択的に受け付ける領域形状入力
部13を有している。
【0041】上記条件パラメータ発生部12は、第1の
画像領域であるリペア領域と第2の画像領域であるサン
プル領域の間の拘束条件を発生し、この拘束条件のパラ
メータを上記領域形状入力部13に与える。
【0042】上記領域形状入力部13は、マウス23等
の入力手段にて利用者の画像領域の形状を入力され、上
記条件パラメータ発生部12から与えられる拘束条件を
満たす入力のみ受け付ける。また、この領域形状入力部
13は、CRT25に画像領域に係る情報を表示させ
る。さらに、この領域形状入力部13は、上記リペア領
域又はサンプル領域の一方の領域の形状を入力され、上
記リペア領域又はサンプル領域の他方の領域の形状を出
力する。
【0043】続いて、上記領域設定装置のフレーム選択
部について説明する。このフレーム選択部は、例えば、
上記制御部10、中央処理部2及びメモリ22にて構成
される。
【0044】このフレーム選択部14は、図3に示すよ
うに、マウス23からフレームの選択を入力され、この
入力に応じて切り換えられたフレームに係る情報をCR
T25に出力する。なお、このフレーム選択部14は、
上記入力に従いサンプル領域を所望のフレームに移動す
る。
【0045】次に、この画像内の領域設定方法に係る一
連の工程を、図4に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0046】最初のステップS1においては、画像デー
タを入力する。即ち、不要なスクラッチ/ワイヤ雑音を
含む画像を表すデータを、上記図1に示した画像入力2
6を介して入力する。そして、ステップS2に進む。
【0047】ステップS2においては、スクラッチ/ワ
イヤ雑音領域が特定される。即ち、上記図1中のCRT
25の表示に基づいて、利用者は、例えばマウス23や
ペン/タブレット24等のポインティングデバイスを用
いて、スクラッチ/ワイヤ雑音領域を特定する。このよ
うにして特定されたスクラッチ/ワイヤ雑音領域は、例
えばハイライト表示される。そして、次のステップS3
に進む。
【0048】ステップS3においては、上記ステップS
2にて特定されたスクラッチ/ワイヤ雑音領域を画像の
他の領域から区別するバイナリマスクデータが生成され
る。このバイナリマスクデータは、例えば特定されたス
クラッチ/ワイヤ雑音領域の各画素に値“0”を与え、
特定されたスクラッチ/ワイヤ雑音領域の外部の各画素
に“1”を与えることにより、このスクラッチ/ワイヤ
雑音領域を特定する。なお、このバイナリマスクデータ
としては、スクラッチ/ワイヤ雑音領域に値“1”を、
スクラッチ/ワイヤ雑音領域以外に値“0”を与えるこ
ともできる。そして、これに続くステップS4に進む。
【0049】ステップS4においては、画像領域の指定
を行う。即ち、スクラッチ/ワイヤ雑音領域を含む、例
えば矩形状の形状の第1の画像領域であるリペア領域を
指定する。また、このリペア領域を修復する際に参照す
る第2の画像領域であるサンプル領域を指定する。
【0050】ここで、このサンプル領域としては、構
造、線、色、輝度、テクスチャ、グレー値等においてリ
ペア領域に最も類似している画像上の領域が選択され
る。そして、次のステップS5に進む。
【0051】ステップS5においては、上記リペア領域
又はサンプル領域の領域形状の指定を行う。即ち、上記
ステップS4において入力したこれらリペア領域及びサ
ンプル領域の形状を、後述する拘束条件の下に変形す
る。そして、ステップS6に進む。
【0052】ステップS6においては、サンプル領域の
移動を行う。即ち、上記リペア領域を修復するために必
要なサンプル領域を、リペア領域の同一フレーム又は他
のフレームに移動する。ここで、フレームについての移
動は、上記フレーム選択部14にて行う。そして、次の
ステップS7に進む。
【0053】ステップS7においては、高速フーリエ変
換(FFT)のために領域の矩形化を行う。ここでは、
FFTについて例示したが、一般的には直交変換であ
る。即ち、上記ステップにて特定したリペア領域又はサ
ンプル領域の形状が矩形ではない場合に、その領域に適
当な変換を施すことにより矩形化する。そして、これに
続くステップS8に進む。
【0054】ステップS8においてはサンプル領域につ
いてFFTの計算を行い、ステップS9においてはリペ
ア領域についてFFTの計算を行う。そして、次のステ
ップS10に進む。
【0055】ステップS10においては、リペア領域の
DCの振幅及びリペア領域の周波数スペクトルにおける
他の周波数のリペア領域とサンプル領域の小さな振幅を
用いて、新たな画像スペクトルを生成する。そして、ス
テップS11に進む。
【0056】ステップS11においては新たな画像スペ
クトルの逆高速フーリエ変換(IFT)を計算して新た
な画像データを作成し、これに続くステップS12にお
いては新たな画像データを0〜255に制限する。そし
て、ステップS13に進む。
【0057】ステップS13においては、リペア領域の
新たな画像データを作成し、これに続くステップS14
においては、新たな画像データでリペア領域を置換し、
ステップS15に進む。
【0058】ステップS15においては、新たな画像デ
ータにて置換されたリペア領域について良好な結果であ
るか否かが判断される。そして、良好な結果である場合
には“YES”としてこの画像処理に係る一連の工程を
終了し、良好な結果でない場合には“NO”として、上
記ステップS9に戻る。
【0059】ここで、上述した画像処理に係る一連の工
程の内で、画像内の領域設定方法に係るステップS4、
ステップS6及びステップS5について、図5を参照し
て詳細に説明する。
【0060】上記ステップS4は、バイナリマスクの生
成を行うステップS3に続くものである。このステップ
S4においては、画像領域が指定される。
【0061】即ち、このステップS4においては、利用
者は、例えば上記図1に示したマウス23などの入力手
段を用い、画像内のスクラッチ/ワイヤ雑音を含む矩形
の画像領域を指定する。これにより、修復されるリペア
領域が特定される。このリペア領域が特定されると、こ
のリペア領域の画像の修復の際に用いられるサンプル領
域が作成される。このサンプル領域は、上記サンプル領
域と同じ大きさである。これらの処理を終えると次のス
テップS5に進む。
【0062】ステップS5においては、上記図2に示し
た領域決定部11は、利用者が入力した画像領域の形状
に基づいて画像領域の形状を決定する。
【0063】即ち、上記領域決定部11においては、利
用者が画像領域の移動、変形などをマウス23等を用い
て上記領域形状入力部13に入力すると、その画像領域
の形状を上記条件パラメータ発生部12が発生した拘束
条件に基づいて変形し、その画像領域の形状を決定す
る。但し、上記領域形状入力部13は、入力された画像
領域の形状が上記拘束条件に従わない場合には、その入
力を無視する。そして、これに続くステップS6に進
む。
【0064】ステップS6においては、サンプル領域が
移動される。利用者は、リペア領域を修復する際に参照
するサンプル領域を、リペア領域のフレーム内の任意の
場所に移動させることができるが、もし画像内で適当な
する部分がない場合がある。このような場合には、リペ
ア領域とは異なるフレーム内にサンプル領域を設定する
ことができる。
【0065】リペア領域と異なるフレーム内にサンプル
領域を設定する場合には、上記領域形状入力部13に対
して、サンプル領域を選択する指定をする。そして、図
3に示すフレーム選択部14を用いて他のフレームを見
る選択をすると、フレーム選択部14はCRT25に他
のフレームを表示する。そして、次のステップS7に進
む。
【0066】次に、リペア領域又はサンプル領域の形状
が入力される際に、これらリペア領域又はサンプル領域
の一方の形状は、他方の形状であるという拘束条件につ
いて説明する。この画像領域に係る拘束条件は、上記形
状決定部11の条件パラメータ発生部12にて発生さ
れ、上記形状入力決定部13はこの拘束条件に基づいて
選択的に入力を受け付ける。
【0067】即ち、ここでの拘束条件である「リペア領
域とサンプル領域を常に同じ形状に保つ」は、上記図2
に示した領域決定部11の条件パラメータ発生部12か
ら発生される。上記領域決定部11の備える領域形状入
力部13は、利用者がマウス23等を用いて入力した領
域の形状の変形を、上記拘束条件を満足するもののみ入
力する。
【0068】ここでのリペア領域1は、図6中のAに示
されるように、図中横長の略々矩形の形状である。この
リペア領域1は、上記マウス23にてこの矩形の図中右
下の頂点1Aを図中左上方向に、図中の頂点3Aにまで
ドラッグされることにより、図中のリペア領域3にまで
変形される。この変形されたリペア領域3は、図中横長
の略々矩形の形状であり、変形前のリペア領域1と図中
左上の頂点1B及び3Bが共通であり、また、図中上方
及び左方の辺はそれぞれ重なっている。
【0069】一方、サンプル領域2は、図6中のBに示
されるように、上記図中のAに示したリペア領域1と同
一の形状である。このサンプル領域2は、上記リペア領
域1がリペア領域3まで変形されると、これに応じて、
サンプル領域2からサンプル領域4まで変形される。こ
の変形後のサンプル領域4は、変形後のリペア領域3と
同一形状である図中横長の略々矩形の形状である。この
変形されたサンプル領域4は、変形前のサンプル領域2
と図中左上の頂点2B及び4Bは共通であり、図中上方
及び左方の辺はそれぞれ重なっている。
【0070】逆に、サンプル領域の形状を変形すると、
上記拘束条件に基づいてリペア領域もサンプル領域の形
状に変形される。即ち、図7中のBに示すサンプル領域
2は、図中横長の略々矩形の形状である。このサンプル
領域2は、上記マウス23にてこの矩形の図中右下の頂
点2Aを図中左上方向に、図中の頂点4Aにまでドラッ
グされることにより、図中のサンプル領域4にまで変形
される。この変形の前後のサンプル領域の形状は、上記
図6中のBに示したサンプル領域の形状と同一であるの
で、同一の符号を付して説明を省略する。
【0071】このとき、上記サンプル領域2に対応する
リペア領域1は、図7中のAに示すように、上記サンプ
ル領域2がサンプル領域4まで変形するのに対応して、
リペア領域1からリペア領域3まで変形する。この変形
の前後のリペア領域の形状は、上記図6中のAに示した
リペア領域の形状と同一であるので、同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0072】続いて、リペア領域及びサンプル領域の形
状が平行四辺形である場合における、上記領域決定部1
1による領域の形状に係る処理について説明する。以下
の説明では、便宜上、図中横方向とフレームの横方向、
図中縦方向とフレームの縦方向とが一致しているものと
する。
【0073】形状が平行四辺形の場合のリペア領域の一
例としては、図8中のAに示すように、リペア領域1の
上方及び下方の辺は、図中横方向のフレームの軸に平行
であるが、このリペア領域1の左方及び右方の辺は、図
中縦方向のフレームの縦軸及び上記横軸のいずれにも平
行ではない場合が挙げられる。
【0074】このリペア領域1には、図中右上の頂点に
ハンドル1p、図中下方の辺の中点にハンドル1q、図
中右方の辺の中点にハンドル1r、図中右下の頂点にハ
ンドル1s、そして同様に他の頂点及び辺の中点にハン
ドルが配設されている。これらのハンドル1p〜1s等
は、上記マウス23にてドラッグされることにより、所
定の場合には、このリペア領域1の形状を変形される。
【0075】また、図8中のBには、上記リペア領域に
対応するサンプル領域2が表示されている。このサンプ
ル領域2は、上記リペア領域1と同一の形状の平行四辺
形である。このサンプル領域2には、上記リペア領域と
同様に、ハンドル2p〜2s等が配設されている。これ
らのハンドル2p〜2s等の配設の箇所は、上記リペア
領域1と同様であるので説明を省略する。さらに、この
サンプル領域2の平行四辺形の上方の辺の中点には、ハ
ンドル2tが配設されている。
【0076】なお、リペア領域1に配設されたハンドル
1p〜1s等と、サンプル領域2に配設されたハンドル
2p〜2s等とについては、これらリペア領域1及びサ
ンプル領域2が平行四辺形の場合には以下も当該平行四
辺形に対して同様の箇所に配設されるので、以下では説
明を省略する。
【0077】ハンドル1sについては、領域の拡大及び
縮小が行われても条件を満足するので、常に操作するこ
とができる。このリペア領域の上方の辺の中点に配設さ
れたハンドル1tについては、ハンドル1tが含まれる
辺の組がリペア領域1及びサンプル領域2の間で平行で
あれば操作することができる。
【0078】ここで、このサンプル領域2のハンドル2
tを上記マウス23にて図中横方向のフレームの横軸に
平行に図中左方に移動することにより、このサンプル領
域2の形状を変形することができる。この変形の結果、
このサンプル領域2は、図9中のBに示すように、上記
図8中のBに示したサンプル領域2に対して、図中上方
と下方の辺の組の間隔は保存されたが、図中左方及び右
方の辺の組の間隔は変化している。なお、このサンプル
領域2の変形操作の際に、リペア領域1の形状は、図9
中のAに示すように、図8中のAに示したリペア領域1
の形状に等しい。
【0079】ここでの拘束条件は、リペア領域1とサン
プル領域2の一方の形状と他方の形状は、フレームの縦
軸又は横軸の一方に平行な対向する辺の組を有し、他方
の辺の組はこれら縦軸及び横軸に平行ではないというも
のである。
【0080】上述したように、リペア領域1又はサンプ
ル領域2の形状の変形が従うべき拘束条件は、上記領域
決定部11の条件パラメータ発生部12から発生され
る。この領域決定部11の領域形状入力部13は、上記
条件パラメータ発生部12から入力される拘束条件を満
たす入力を受け付け、その入力に応じて領域の形状を変
形する。
【0081】なお、上記サンプル領域2は変形されたこ
とを示すために太線にて表示されている。以下も、変形
された図形の形状を太線にて表すことにする。
【0082】これら平行四辺形状のリペア領域1及びサ
ンプル領域2の形状は、上記拘束条件を満たす限りにお
いては、図中縦方向のフレームの縦軸に平行な方向にも
変形することができる。
【0083】ここでは、図10中のA及びBに示すよう
に、リペア領域1及びサンプル領域2がそれぞれ対向す
る辺の組の内の一方の組の各辺がフレームの縦軸にそれ
ぞれ平行であるものとする。また、これらリペア領域1
及びサンプル領域2は、同一の形状である。
【0084】上記リペア領域1の形状の変形は、まずハ
ンドル1sについては図形の拡大と縮小が行われても常
に条件を満足するため、常に操作することができる。上
記リペア領域の上方の辺の中央に配設されたハンドル1
tについては、辺の組が軸に平行でないため、操作する
ことができない。上記リペア領域1図中左方の辺の中点
に配設されたのハンドル1uについては、このハンドル
1uが含まれる辺の組は移動した後も常にリペア領域
1、サンプル領域2について共にフレームの縦方向のフ
レームの縦軸に平行であるため、図中縦方向に移動する
ことができる。
【0085】このハンドル1uを図中の縦方向に移動し
た結果、上記リペア領域1は、図11中のAに示すよう
に、上記図11中のAに示したリペア領域1に対してフ
レームの縦方向の軸に平行な辺の組の相対的な位置が変
化している。このリペア領域1の変形の際にも、サンプ
ル領域2の形状は保たれている。従って、リペア領域変
形後のサンプル領域2の形状は、同図中のBに示すよう
に、上記図10中のBに示したサンプル領域2の形状に
等しい。
【0086】続いて、拘束条件「2つの辺の組のどちら
かが、画像又はこの画像を含むフレームの縦又は横軸に
平行である平行四辺形」の下でのリペア領域及びサンプ
ル領域の形状の変形について説明する。
【0087】ここでのリペア領域1は、図12に示すよ
うに、対向する辺の組の一方がフレームの縦軸に平行、
他方がフレームの横軸に平行な略々矩形の形状である。
このリペア領域1のハンドル1pに対する操作は、この
ハンドルをマウス23にてドラッグすることによりこの
リペア領域1の形状の拡大/縮小処理を行うが、拡大/
縮小処理を行っても拘束条件を満たさない形状に変化す
ることはないため、ハンドル1pは常に操作することが
できる。
【0088】このリペア領域の上方の辺の中点に配設さ
れたハンドル1tに対する操作は、図中横方向のフレー
ムの横軸の方向への変形処理を行うが、一組の辺がフレ
ームの横軸に平行である場合は可能である。このハンド
ル1tに対して横方向に移動操作を施すと、図13に示
すように、このリペア領域1の上辺はハンドル1tに伴
って図中横方向に移動する。
【0089】また、このリペア領域1のハンドル1sを
マウス23にてドラッグして図中の縦方向のフレームの
縦軸の方向に移動すると、図14に示すように、このリ
ペア領域1の図中右方の辺は、このハンドル1sに伴っ
て図中縦方向に移動する。
【0090】さらに、図15に示すように、一組の辺が
フレームの縦軸に平行である場合にも、このリペア領域
1の形状の変形は可能である。しかし、図中横方向及び
縦方向であるフレームの縦軸及び横軸にそれぞれ平行な
辺の組を有する矩形から、縦軸に平行な辺の組の一方を
縦軸方向に移動することにより得られた既に縦方向に変
形してある平行四辺形は、このリペア領域の図中上方の
辺の中点に配設されたハンドル1tを用いて横方向に変
形すると、拘束条件に合致しない形状となってしまう。
そのため、ハンドル1tの横方向への変形は許可されな
い。
【0091】このように、この画像内の領域設定方法に
おいては、リペア領域又はサンプル領域の形状の変形
は、条件パラメータ発生部の発生する拘束条件を満たす
ものに限られ、任意の形状に変形することはできない。
【0092】なお、リペア領域及びサンプル領域が平行
四辺形の場合の拘束条件としては、「一方の領域の形状
が平行四辺形とされたとき、他方の領域の形状を、対向
する辺の組の内の少なくとも一組について、その一組の
各辺の長さ及び辺間の距離が上記平行四辺形の対向する
辺の組のいずれか一組に等しい平行四辺形とする」も挙
げることができる。
【0093】図16は、このようなハンドルの操作によ
るリペア領域1又はサンプル領域2の変形に係る一連の
工程を示すフローチャートである。ここで、リペア領域
1及びサンプル領域に対する変形は同様に行えるので、
ここではリペア領域1に対する操作について説明し、サ
ンプル領域に対する操作は括弧内にて同時に説明するこ
とにする。
【0094】ステップS21において、ハンドル1p
(2p)に対して操作が行われた場合は、形状の拡大縮
小を行う。ステップS22でハンドル1q(2q)に対
して操作が行われた場合は、ハンドル1r(2r)を持
つ辺の組が図中縦方向であるフレームのy軸に平行であ
るかチェックする。平行であれば、ステップS23で形
状の図中横方向へのスライドを行い、平行でなければ何
もしない。そして、これに続くステップS24に進む。
【0095】ステップS24においては、ハンドル1r
(2r)に対して操作が行われた場合は、ハンドル1q
(2q)を持つ辺の組が図中横方向であるフレームのx
軸に平行であるかチェックする。平行であればステップ
S25で形状の図中縦方向へのスライドを行い、平行で
なければ何もしない。
【0096】このようにして、ハンドルの操作に対して
判断がなされ、ハンドルの操作が有効である場合にはそ
の操作に対応する変形が施される。
【0097】以上のようにリペア領域1とサンプル領域
2の形状を拘束条件を用いて指定することができる。こ
のことによって、リペア領域1及びサンプル領域2の有
効な変形は、拘束条件によって判断されることとなり、
これらリペア領域1及びサンプル領域2の形状を入力す
る利用者の負担は軽減される。
【0098】続いて、形状が平行四辺形であるリペア領
域1又はサンプル領域2を矩形に変形する例を説明す
る。
【0099】リペア領域1又はサンプル領域2の形状平
行四辺形である場合に、これらリペア領域1又はサンプ
ル領域2の形状を矩形に変換するためには、図中の横軸
に平行な辺に沿って画素を取り出し、矩形に並べてい
く。ここでは、図中横方向であるフレームの横軸に平行
な辺を持つ図17中のAのような平行四辺形を矩形に変
換する処理について、図18に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0100】ステップS31においては、辺1Mと辺1
Lの傾きを求め、辺1Mの傾きをa0、辺1Lの傾きを
a1とする。また、平行四辺形状の領域の図中横軸に平
行な辺の長さをXSIZE、この平行四辺形の縦幅をY
SIZEとする。そして、次のステップS32に進む。
【0101】ステップS32においては、頂点1Fの座
標を(x0,y0)、頂点1Gの座標を(x1,y1)
とする。初期状態においてx=x0,y=y0,mx=
0,my=0とする。そして、これに続くステップS3
3に進む。
【0102】ステップS33においては、x、yをx=
x0+a2*my、y=y0+a1*mx+a2*myとし、
同図中のBに示す点(x,y)の位置の画素値を読みと
り、矩形の座標(mx,my)に配置する。そして、ス
テップS34に進む。
【0103】ステップS34で、mxがXSIZEと等
しくなったら、myに1を加え、mxを0とし、myが
YSIZEと等しい場合は、この一連の処理を終了す
る。そうでない場合はmyに1を加え、ステップS33
に戻る。この処理の結果、同図中のBの平行四辺形の領
域が、同図中Cに示すような矩形の領域に変換される。
【0104】以上のように、リペア領域又はサンプル領
域の形状を、平行四辺形から矩形に変換することができ
る。このことによって、傾いた矩形を軸に平行な矩形に
変換する際に必要とされていた補間処理は不要となる。
なお、ここでの変換処理は、同図中のDに示すような、
図中縦方向のフレームの縦軸に平行な一組の対向する辺
を有する平行四辺形の形状のリペア領域1又はサンプル
領域2に対しても適用することができる。
【0105】このような手順に従い、図19に示すよう
に、少なくとも一組の対向する辺がフレーム31の縦軸
又は横軸に平行な平行四辺形の形状のリペア領域1又は
サンプル領域2を、矩形の形状に変換することができ
る。
【0106】即ち、このフレーム31内には、斜めにス
クラッチ/ワイヤ雑音35が含まれているが、このスク
ラッチ/ワイヤ雑音35を覆うように、図中左方及び右
方の対向する一組の辺を上記フレーム31の縦軸に平行
にして、平行四辺形の形状のリペア領域1が形成されて
いる。そして、このリペア領域1の修復の際に参照され
るサンプル領域2は、上記フレーム31内に上記リペア
領域2と同一形状の平行四辺形にて設定されている。こ
のような平行四辺形の形状のリペア領域1及びサンプル
領域2は、上記図18に示した手順にて矩形に変換され
て画像処理が施される。
【0107】続いて、リペア領域又はサンプル領域が自
由形状である場合に、自由形状を矩形に変換する処理に
ついて説明する。自由形状をを矩形に変換するには、図
20中のAに示すように、この自由形状の領域5を囲む
枠を設定し、形状と枠の間を補間することで、自由形状
を矩形に変換することができる。図中では、自由形状の
領域5を含み、この自由形状の領域5に外接するように
矩形の形状のリペア領域1が設定されている。
【0108】ここで、 ディフュージョン(diffusion)
法という技術が従来から知られている(Numerical Reci
pes in C, William H. Pressなど、技術評論社)。上記
ディフュージョン法は、画像に対して次の行列にて表現
されるフィルタを繰り返し適用することにより計算する
処理である。ここで、行列の要素中のwは、w=0〜2
である。
【0109】
【数1】
【0110】この行列を適用することにより行われる処
理は、画素の周囲の画素の4近傍の値を用いて画素値を
求めるものである。
【0111】上記自由形状を囲むリペア領域1内の自由
形状外の領域5の間の領域6に、上記ディフュージョン
法のフィルタを繰り返し適用することにより、画像中の
欠損部分は周囲の画素値を参照して徐々に回復してい
く。ここで、画像の欠損部分とは、上記リペア領域1に
おける自由形状の領域5を除いた領域6である。
【0112】その結果、上記欠損部分の形状を矩形に変
換することができる。同図中のBに示されている上記欠
損部分は、繰り返し適用されたフィルタにより埋められ
ている。補間をしても、傾いた矩形領域を図中の横方向
及び縦方向の軸に平行な矩形に変換する補間処理のよう
にマスクが塗られている修復部分も補間する処理とは異
なり、マスクが塗られている修復部分に関しては補間処
理は行わず、矩形領域の周囲の部分を埋めるだけのた
め、修復結果が問題になることはない。
【0113】ここで、上記図19においては、リペア領
域1とサンプル領域2とを同一フレーム内に設定した
が、図21中のAに示すように、リペア領域1を含むフ
レーム内にサンプル領域2を設定することができない場
合には、同図中のBに示すように、サンプル領域を上記
リペア領域1を含むフレームとは異なるフレーム内に設
定することができる。
【0114】このように、リペア領域1とサンプル領域
2との異なるフレームについての設定は、同図中のAの
ように、リペア領域1を含むフレーム31内にサンプル
領域を設定することができない場合に意義がある。上記
フレーム31内においては、リペア領域1に類似する領
域を確保することができないので、同一フレーム内にサ
ンプル領域を設定することができなかった。この場合に
も、平行四辺形の形状のリペア領域1及びサンプル領域
2は、それぞれ矩形の形状に変換された後に画像処理を
施される。
【0115】なお、以上の説明においては、リペア領域
1又はサンプル領域2の変形については、これらリペア
領域又はサンプル領域2の一方についてのみ説明するこ
とがあったが、他方についても同様に適用することもで
きる。
【0116】また、リペア領域1とサンプル領域2との
間に、点対称、線対称等の所定の対称性を拘束条件とし
て課すこともできる。
【0117】
【発明の効果】上述のように、上記画像内の領域設定方
法は、一方の領域が入力されたとき、指定された条件の
編集操作のみを許可するので、利用者は自然に、2つの
領域間の形状の制約を満足した形状を入力することがで
きる。
【0118】また、上記画像内の領域設定方法は、領域
形状の描画に傾いた矩形の代わりに平行四辺形を用いる
ことで、傾いた矩形を用いたときに発生していた傾いて
いない矩形に変換するときに使用していた補間処理を必
要としないので、誤差を発生させずに形状を矩形に変換
することができる。
【0119】さらに、上記画像内の領域設定方法は、領
域の形状が矩形でない場合に、形状を矩形に変換するこ
とができる。従って、領域が矩形でない場合にも画像処
理を行うことができる。
【0120】上述のように、上記画像内の領域設定装置
は、一方の領域が入力されたとき、指定された条件の編
集操作のみを許可するので、利用者は自然に、2つの領
域間の形状の制約を満足した形状を入力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像内の領域設定装置の全体の構成を概略的に
示すブロック図である。
【図2】上記領域設定装置の領域決定部位係る部分の構
成を概略的に示すブロック図である。
【図3】上記領域設定装置のフレーム選択部の構成を概
略的に示すブロック図である。
【図4】画像内の領域設定方法の一連の工程を示すフロ
ーチャートである。
【図5】上記領域設定方法の要部の工程を示すフローチ
ャートである。
【図6】上記領域設定方法に係るリペア領域又はサンプ
ル領域の形状の変形の一例を示す図である。
【図7】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変形
の一例を示す図である。
【図8】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変形
の一例を示す図である。
【図9】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変形
の一例を示す図である。
【図10】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図11】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図12】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図13】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図14】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図15】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図16】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一連の工程を示すフローチャートである。
【図17】平行四辺形の形状の上記リペア領域又はサン
プル領域を矩形に変換する手順を説明する図である。
【図18】平行四辺形の形状の上記リペア領域又はサン
プル領域を矩形に変換する一連の工程を示すフローチャ
ートである。
【図19】画像に斜めに入ったスクラッチ/ワイヤ雑音
に対する平行四辺形の形状のリペア領域及びサンプル領
域による修復を説明する図である。
【図20】自由形状の領域に対するディフュージョン法
の適用を説明する図である。
【図21】リペア領域とサンプル領域とを異なるフレー
ムに設定した場合を説明する図である。
【図22】スクラッチ/ワイヤ雑音を含むフレームを示
す図である。
【図23】リペア領域及びサンプル領域が設定されたフ
レームを示す図である。
【図23】斜めに入ったスクラッチ/ワイヤ雑音に対す
るリペア領域及びサンプル領域が設定されたフレームを
示す図である。
【図24】フレームに対して斜めに設定された矩形状の
リペア領域又はサンプル領域をフレームの縦方向及び横
方向に沿った矩形に変換する手順を説明する図である。
【図25】図24の矩形上のリペア領域又はサンプル領
域を正方格子にて画素に分割した状態を示す図である。
【図26】図25の画素を矩形の形状に並べ換えた状態
を示す図である。
【図27】図26の画素を横幅を縮めて矩形内に収めた
状態を示す図である。
【符号の説明】
10 制御部、23 マウス、25 CRT、26 外
部入力
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】画像内の領域設定装置の全体の構成を概略的に
示すブロック図である。
【図2】上記領域設定装置の領域決定部に係る部分の構
成を概略的に示すブロック図である。
【図3】上記領域設定装置のフレーム選択部の構成を概
略的に示すブロック図である。
【図4】画像内の領域設定方法の一連の工程を示すフロ
ーチャートである。
【図5】上記領域設定方法の要部の工程を示すフローチ
ャートである。
【図6】上記領域設定方法に係るリペア領域又はサンプ
ル領域の形状の変形の一例を示す図である。
【図7】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変形
の一例を示す図である。
【図8】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変形
の一例を示す図である。
【図9】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変形
の一例を示す図である。
【図10】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図11】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図12】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図13】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図14】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図15】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一例を示す図である。
【図16】上記リペア領域又はサンプル領域の形状の変
形の一連の工程を示すフローチャートである。
【図17】平行四辺形の形状の上記リペア領域又はサン
プル領域を矩形に変換する手順を説明する図である。
【図18】平行四辺形の形状の上記リペア領域又はサン
プル領域を矩形に変換する一連の工程を示すフローチャ
ートである。
【図19】画像に斜めに入ったスクラッチ/ワイヤ雑音
に対する平行四辺形の形状のリペア領域及びサンプル領
域による修復を説明する図である。
【図20】自由形状の領域に対するディフュージョン法
の適用を説明する図である。
【図21】リペア領域とサンプル領域とを異なるフレー
ムに設定した場合を説明する図である。
【図22】スクラッチ/ワイヤ雑音を含むフレームを示
す図である。
【図23】斜めに入ったスクラッチ/ワイヤ雑音に対す
るリペア領域及びサンプル領域が設定されたフレームを
示す図である。
【図24】フレームに対して斜めに設定された矩形状の
リペア領域又はサンプル領域をフレームの縦方向及び横
方向に沿った矩形に変換する手順を説明する図である。
【図25】図24の矩形上のリペア領域又はサンプル領
域を正方格子にて画素に分割した状態を示す図である。
【図26】図25の画素を矩形の形状に並べ換えた状態
を示す図である。
【図27】図26の画素を横幅を縮めて矩形内に収めた
状態を示す図である。
【符号の説明】 10 制御部、23 マウス、25 CRT、26 外
部入力

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雑音を含む第1の画像領域を、第2の画
    像領域を参照して修復する画像処理に係る画像内の領域
    設定方法において、 上記第1の画像領域又は第2の画像領域の一方の領域の
    形状が与えられたとき、上記第1の画像領域又は第2の
    画像領域の他方の領域の形状を上記一方の領域の形状に
    基づいて拘束する拘束条件を発生する条件パラメータ発
    生工程と、 上記条件パラメータ発生工程にて発生された拘束条件を
    満たす形状の入力のみ受け付ける領域形状入力工程とを
    有することを特徴とする画像内の領域設定方法。
  2. 【請求項2】 上記雑音は、引っ掻き傷又はワイヤによ
    る雑音であることを特徴とする請求項1記載の画像内の
    領域設定方法。
  3. 【請求項3】 上記条件パラメータ発生工程は、上記第
    1の画像領域又は第2の画像領域の一方の領域の形状が
    与えられたとき、上記第1の画像領域又は第2の画像領
    域の他方の領域の形状は、上記一方の領域の形状とする
    拘束条件を発生することを特徴とする請求項1記載の画
    像内の領域設定方法。
  4. 【請求項4】 上記条件パラメータ発生工程は、上記第
    1の画像領域又は第2の画像領域の一方の領域の形状が
    与えられたとき、上記第1の画像領域又は第2の画像領
    域の他方の領域の形状は、上記一方の領域の形状に対称
    な形状とする拘束条件を発生することを特徴とする請求
    項1記載の画像内の領域設定方法。
  5. 【請求項5】 上記対称な形状は、上記一方の領域の形
    状に対して線対称又は点対称な形状であることを特徴と
    する請求項4記載の画像内の領域設定方法。
  6. 【請求項6】 上記条件パラメータ発生工程は、上記第
    1の画像領域又は第2の画像領域の一方の領域の形状が
    平行四辺形とされたとき、上記第1の画像領域又は第2
    の画像領域の他方の領域の形状を、対向する辺の組の内
    の少なくとも一組について、その一組の各辺の長さ及び
    辺間の距離が上記平行四辺形の対向する辺の組のいずれ
    か一組に等しい平行四辺形である拘束条件を発生し、上
    記領域形状入力部は、上記拘束条件を満たす形状のみを
    受け付けることを特徴とする請求項1記載の画像内の領
    域設定方法。
  7. 【請求項7】 上記第1の画像領域及び第2の画像領域
    において、平行四辺形の対向する辺の組の少なくともい
    ずれか一組はフレームの縦軸又は横軸に平行であること
    を特徴とする請求項6記載の画像内の領域設定方法。
  8. 【請求項8】 上記第1の画像領域又は第2の画像領域
    が矩形ではないときには、その矩形ではない画像領域を
    矩形に変換する形状変換工程を有することを特徴とする
    請求項1記載の画像内の領域設定方法。
  9. 【請求項9】 上記形状変換工程は、上記第1の画像領
    域又は第2の画像領域が平行四辺形であるときには、そ
    の平行四辺形の領域の形状を矩形に変換することを特徴
    とする請求項8記載の画像内の領域設定方法。
  10. 【請求項10】 上記形状変換工程は、上記1の画像領
    域又は第2の画像領域の領域の形状が矩形又は平行四辺
    形ではないときには、その領域の形状を矩形に変換する
    ことを特徴とする請求項8記載の画像内の領域設定方
    法。
  11. 【請求項11】 雑音を含む第1の画像領域を、第2の
    画像領域を参照して修復する画像処理に係る画像内の領
    域設定装置において、 上記第1の画像領域又は第2の画像領域の一方の領域の
    形状が与えられたとき、上記第1の画像領域又は第2の
    画像領域の他方の領域の形状を上記一方の領域の形状に
    基づいて拘束する拘束条件を発生する条件パラメータ発
    生手段と、 上記条件パラメータ発生手段にて発生された拘束条件を
    満たす形状の入力のみ受け付ける領域形状入力手段とを
    有することを特徴とする画像内の領域指定装置。
  12. 【請求項12】 上記雑音は、引っ掻き傷又はワイヤに
    よる雑音であることを特徴とする請求項11記載の画像
    内の領域設定装置。
JP9206981A 1997-07-31 1997-07-31 画像内の領域設定方法及び装置 Withdrawn JPH1153513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102243434A (zh) * 2011-06-09 2011-11-16 陕西师范大学 一种扭曲变形电影胶片形体恢复装置及恢复方法
CN106773519A (zh) * 2017-01-12 2017-05-31 陕西师范大学 一种粘结胶卷的无损揭取方法

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