JP2001266138A - 画像変換処理装置および画像変換処理方法ならびに情報記録媒体 - Google Patents

画像変換処理装置および画像変換処理方法ならびに情報記録媒体

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JP2001266138A
JP2001266138A JP2000082525A JP2000082525A JP2001266138A JP 2001266138 A JP2001266138 A JP 2001266138A JP 2000082525 A JP2000082525 A JP 2000082525A JP 2000082525 A JP2000082525 A JP 2000082525A JP 2001266138 A JP2001266138 A JP 2001266138A
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Masaki Ishikawa
真己 石川
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素抜けのない高品質な画像に変換可能とす
る。 【解決手段】 元画像に対して幾何学的変換を施して変
換画像を作成する方法において、元画像を含む領域を、
複数の画素から成るブロックに分割するブロック分割ス
テップ(ステップS105)と、ブロックを構成する画
素に対して、幾何学的変換を施す変換処理ステップ(ス
テップS108)と、幾何学的変換によって得た変換画
素の座標を構成する各軸座標の小数点以下の数字を調整
して、整数のみの各軸座標から構成される調整座標を複
数種算出する調整座標算出ステップ(ステップS10
9)とを含む画像変換処理方法、その方法を実行する画
像変換処理装置およびその方法を実行するプログラムを
格納した情報記録媒体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像に対して回転
等の幾何学的変換を施す画像変換処理装置および画像変
換処理方法ならびに情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像に回転、拡大または縮小
等の幾何学的変換を施して表示させる装置が知られてい
る。幾何学的変換の方法として、変換前の画像の座標を
基に、変換後の画像を得る、いわゆる前画像基準変換法
がある。前画像基準変換法によれば、変換前の元画像中
の所定画素の座標を幾何学的変換の式に代入し、得られ
た座標の画素に、上記変換前の所定画素のRGBデータ
を割り当てる。
【0003】ここで、幾何学的変換の式に代入して得ら
れた座標(X,Y)は、(2,1)あるいは(3,7)
のように、画素単位の整数で表される座標とならず、
(2.1,1.1)あるいは(3.1,6.8)といっ
た小数点以下の数字を含む座標となることが多い。した
がって、得られた座標(X,Y)に最も近い座標を、変
換座標とみなし、所定画素のRGBデータを割り当て
る、いわゆる最近傍法を採用するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記最近傍法
には、次のような問題がある。小数点以下の数字を切り
捨てたり、あるいは四捨五入等の処理をして整数座標と
することによって、変換座標が決まるものの、元画像の
複数の画素が、変換画像の同じ座標に重複して対応して
しまう場合がある。例えば、変換後の座標が(2.1,
2.9)と(1.9,3.4)とすると、これらの各軸
座標(X座標とY座標)をそれぞれ四捨五入すれば、両
者共に座標(2,3)になる。
【0005】これを、図12に基づいて説明する。変換
前のブロック50の画素51を幾何学的変換して、変換
ブロック50aの画素51aが得られたとする。画素5
1に隣接する画素52を幾何学的変換すると、四捨五入
等の調整によって画素51aに重複して出力されること
がある。次に、画素53を幾何学的変換すると、画素5
3aに出力される。このような変換を行うと、画素抜け
のある低品質の画像が出来上がってしまう。また、画素
52が画素51aに出力されなくても、画素53aに出
力された場合も同様な現象が起きる。
【0006】そこで、本発明は、画素抜けを軽減し、高
品質の画像を得ることができる画像変換処理装置および
画像変換処理方法ならびに情報記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、元画像に対して幾何学的変換を施して変
換画像を作成する画像変換処理装置であって、元画像を
含む領域を複数の画素から成るブロックに分割するブロ
ック分割手段と、ブロックを構成する画素に対して、幾
何学的変換を施す変換処理手段と、幾何学的変換によっ
て得た変換画素の座標を構成する各軸座標の小数点以下
の数字を調整して、整数のみの各軸座標から構成される
調整座標を複数種算出する調整座標算出手段とを備える
画像変換処理装置とするようにしている。このため、元
画像の各画素に対応して、変換画像に複数個の座標が割
り当てられる。したがって、画素抜けの変換画像となる
危険性を低減できる。
【0008】また、他の発明は、調整座標算出手段を、
所定の軸座標を1通りに調整すると共に、他の軸座標を
複数通りに調整して、複数種の調整座標を算出するもの
とするようにしている。このため、元画像の画素のRG
Bデータを割り当てる変換画素は、X軸方向あるいはY
軸方向のいずれかに隣り合うことになる。このため、X
座標とY座標とを両方調整する場合に比べて、より画素
抜けの危険性がなくなる。この根拠として、本発明に先
立ち、調整座標を算出することなく、変換座標のみに元
の画素のRGBデータを割り当てたところ、互いに斜め
方向の関係にある画素が両方抜ける状況は見られず、横
方向あるいは縦方向の画素抜けが起こる状況が確認され
ている。したがって、X座標あるいはY座標のいずれか
を固定して、他方を複数に調整する方が好ましい。
【0009】また、他の発明は、調整座標算出手段を、
小数点以下の数値が予め設定した閾値より大きいか否か
の判断に基づく方法、あるいは小数点以下の数値を切り
上げる方法若しくは切り捨てる方法の内、少なくともい
ずれか1つの方法で調整を行うものとするようにしてい
る。このため、画像変換の条件、幾何学的変換の種類に
応じて、画素抜けのない高品質の画像を得るための、最
適な調整方法を採用することができる。
【0010】また、他の発明は、幾何学的変換を回転処
理とするようにしている。このため、画像を回転させる
処理を行う際に、画素抜けの少ない高品質の画像が得ら
れる。
【0011】また、他の発明は、ブロック分割手段を、
ブロックの大きさが一辺6画素から10画素の範囲の長
さの正方形領域に分割するものとするようにしている。
ブロックの大きさが大きい程、一画素単位で処理してい
く場合と比べて高速処理ができるが、その一方で変換不
要な領域が減り、高速処理の妨げとなる。したがって、
適正なブロックの大きさとすることによって、総合的に
最も変換処理の時間が短くなり、高速処理が可能とな
る。
【0012】また、本発明は、元画像に対して幾何学的
変換を施して変換画像を作成する画像変換処理方法であ
って、元画像を含む領域を複数の画素から成るブロック
に分割するブロック分割ステップと、ブロックを構成す
る画素に対して、幾何学的変換を施す変換処理ステップ
と、幾何学的変換によって得た変換画素の座標を構成す
る各軸座標の小数点以下の数字を調整して、整数のみの
各軸座標から構成される調整座標を複数種算出する調整
座標算出ステップとを含む画像変換処理方法とするよう
にしている。このため、元画像の各画素に対応して、変
換画像に複数個の座標が割り当てられる。したがって、
画素抜けの変換画像となる危険性を低減できる。
【0013】また、他の発明は、調整座標算出ステップ
を、所定の軸座標を1通りに調整すると共に、他の軸座
標を複数通りに調整して、複数種の調整座標を算出する
ものとするようにしている。このため、元画像の画素の
RGBデータを割り当てる変換画素は、X軸方向あるい
はY軸方向のいずれかに隣り合うことになる。このた
め、X座標とY座標とを両方調整する場合に比べて、よ
り画素抜けの危険性がなくなる。この根拠として、本発
明に先立ち、調整座標を算出することなく、変換座標の
みに元の画素のRGBデータを割り当てたところ、互い
に斜め方向の関係にある画素が両方抜ける状況は見られ
ず、横方向あるいは縦方向の画素抜けが起こる状況が確
認されている。したがって、X座標あるいはY座標のい
ずれかを固定して、他方を複数に調整する方が好まし
い。
【0014】また、他の発明は、調整座標算出ステップ
を、小数点以下の数値が予め設定した閾値より大きいか
否かの判断に基づく方法、あるいは小数点以下の数値を
切り上げる方法若しくは切り捨てる方法の内、少なくと
もいずれか1つの方法で調整を行うものとするようにし
ている。このため、画像変換の条件、幾何学的変換の種
類に応じて、画素抜けのない高品質の画像を得るため
の、最適な調整方法を採用することができる。
【0015】また、他の発明は、幾何学的変換を回転処
理とするようにしている。このため、画像を回転させる
処理を行う際に、画素抜けの少ない高品質の画像が得ら
れる。
【0016】また、他の発明は、ブロック分割ステップ
を、ブロックの大きさが一辺6画素から10画素の範囲
の長さの正方形領域に分割するものとするようにしてい
る。ブロックの大きさが大きい程、一画素単位で処理し
ていく場合と比べて高速処理ができるが、その一方で変
換不要な領域が減り、高速処理の妨げとなる。したがっ
て、適正なブロックの大きさとすることによって、総合
的に最も変換処理の時間が短くなり、高速処理が可能と
なる。
【0017】また、本発明は、元画像に対して幾何学的
変換を施して変換画像を作成するプログラムを格納した
情報記録媒体であって、元画像を含む領域を複数の画素
から成るブロックに分割するブロック分割ステップと、
ブロックを構成する画素に対して、幾何学的変換を施す
変換処理ステップと、幾何学的変換によって得た変換画
素の座標を構成する各軸座標の小数点以下の数字を調整
して、整数のみの各軸座標から構成される調整座標を複
数種算出する調整座標算出ステップとを含むプログラム
を格納した情報記録媒体とするようにしている。このた
め、元画像の各画素に対応して、変換画像に複数個の座
標が割り当てられる。したがって、画素抜けの変換画像
となる危険性を低減できる。
【0018】また、他の発明は、調整座標算出ステップ
を、所定の軸座標を1通りに調整すると共に、他の軸座
標を複数通りに調整して、複数種の調整座標を算出する
ものとするようにしている。このため、この情報記録媒
体に格納されるプログラムを実行することによって、元
画像の画素のRGBデータを割り当てる変換画素は、X
軸方向あるいはY軸方向のいずれかに隣り合うことにな
る。このため、X座標とY座標とを両方調整する場合に
比べて、より画素抜けの危険性がなくなる。この根拠と
して、本発明に先立ち、調整座標を算出することなく、
変換座標のみに元の画素のRGBデータを割り当てたと
ころ、互いに斜め方向の関係にある画素が両方抜ける状
況は見られず、横方向あるいは縦方向の画素抜けが起こ
る状況が確認されている。したがって、X座標あるいは
Y座標のいずれかを固定して、他方を複数に調整する方
が好ましい。
【0019】また、他の発明は、調整座標算出ステップ
を、小数点以下の数値が予め設定した閾値より大きいか
否かの判断に基づく方法、あるいは小数点以下の数値を
切り上げる方法若しくは切り捨てる方法の内、少なくと
もいずれか1つの方法で調整を行うものとするようにし
ている。このため、この情報記録媒体に格納されるプロ
グラムを実行することによって、画像変換の条件、幾何
学的変換の種類に応じて、画素抜けのない高品質の画像
を得るための、最適な調整方法を採用することができ
る。
【0020】また、他の発明は、幾何学的変換を回転処
理とするようにしている。このため、この情報記録媒体
に格納されるプログラムを実行することによって、画像
を回転させる処理を行う際に、画素抜けの少ない高品質
の画像が得られる。
【0021】また、他の発明は、ブロック分割ステップ
を、ブロックの大きさが一辺6画素から10画素の範囲
の長さの正方形領域に分割するものとするようにしてい
る。ブロックの大きさが大きい程、一画素単位で処理し
ていく場合と比べて高速処理ができるが、その一方で変
換不要な領域が減り、高速処理の妨げとなる。したがっ
て、適正なブロックの大きさとすることによって、総合
的に最も変換処理の時間が短くなり、高速処理が可能と
なる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る画像変換処
理装置および画像変換処理方法ならびに情報記録媒体の
実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明に係る画像変換処理装置の
実施の形態の各構成部を示す図である。画像変換処理装
置は、画像入力部1と、記憶部2と、バッファ3と、パ
ラメータ入力部4と、変換処理手段と調整座標算出手段
を兼ねる画像変換処理部5と、ブロック分割手段と読み
込み範囲設定手段である制御部6と、画像表示部7とを
備えている。
【0024】画像入力部1は、外部から画像データを入
力する部分であり、通信線を介して画像データを受信す
る部分と、CD−ROM等の情報記録媒体に格納されて
いる画像データを受け取る部分とを含めた部分となって
いる。
【0025】記憶部2は、画像入力部1を通じて得られ
た画像データを記憶する部分であり、画像データの書き
込みと書き換えを可能とするビデオRAM(=VRA
M)をこの実施の形態では採用している。また、バッフ
ァ3は、記憶部2からの画像データを複数に分けたブロ
ックを包含する領域の画素データを格納すると共に、制
御部6からの命令に基づいて画像変換処理部5に画素デ
ータを送る部分である。なお、バッファ3は、複数備え
るようにしても良い。
【0026】パラメータ入力部4は、画像の回転、平行
四辺形への変換、拡大あるいは縮小といった幾何学的変
換に関するパラメータを入力する部分である。パラメー
タとしては、回転の場合には回転角度を、平行四辺形へ
の変換の場合には傾斜角度を、拡大又は縮小の場合には
拡大率または縮小率などが含まれる。
【0027】画像変換処理部5は、制御部6の命令に基
づいて、元画像に幾何学的変換処理を施して、変換画像
をつくる変換処理を行う部分である。例えば、幾何学的
変換として回転を行う場合、画像変換処理部5は、制御
部6を通じてパラメータ入力部4から入力された回転角
度を受け取り、元画像に対して所定の変換式を用いて回
転を施す。この際、画像変換処理部5は、元画像の各座
標の画素データを、新しく回転処理する変換画像の座標
にあてはめる。
【0028】制御部6は、画像変換処理装置全体の制御
を司る部分である。具体的には、制御部6は、パラメー
タ入力部4から入力されたパラメータを受け取る際の制
御、記憶部2に画像データを入力させる際の制御、記憶
部2からバッファ3に画像データを送出する際の制御、
バッファ3から画像変換処理部5に画素データを送出す
る際の制御、画像変換処理部5が変換処理を行う際の制
御、画像変換処理部5から記憶部2に変換画像のデータ
を送出する際の制御、後述する画像表示部7に、元画像
あるいは変換画像を表示させる際の制御を行う。また、
制御部6は、元画像を含む領域をブロック分割するブロ
ック分割手段としての機能を有している。
【0029】画像表示部7は、元画像あるいは変換画像
を表示させる部分である。この実施の形態では、画像表
示部7として液晶ディスプレイ(LCD)を採用してい
るが、これに限定されず、ブラウン管あるいはプラズマ
ディスプレイ等を採用しても良い。なお、画像表示部7
は備えていなくても良い。すなわち、画像変換処理装置
は、幾何学的変換を行うのみの機能を有する装置とし、
変換後のデータを画像表示手段を有する表示装置に送
り、表示装置で画像を表示させることもできる。
【0030】また、上記のように、変換処理手段および
調整座標算出手段を兼ねる画像変換処理部5と、ブロッ
ク分割手段である制御部6とを備えた画像変換処理装置
とせずに、これら手段の行う動作と同じ動作を実行させ
るステップ、すなわち、変換処理ステップ、調整座標算
出ステップ、ブロック分割ステップを有するプログラム
を格納した情報記録媒体をパーソナルコンピュータに読
み込ませても良い。
【0031】次に、幾何学的変換処理の内容について説
明する。図2および図3は、それぞれ変換前の元画像お
よび変換後の変換画像を、仮想上の平面座標に表した図
である。ここで、回転の中心は平面座標の原点Oとして
いる。図2の元画像10を、時計の針と同じ方向となる
矢印Aの方向に所定角度だけ回転すると、図3の変換画
像10aとなるものとする。一般に、SDRAMを用い
ると、バースト読み込み(=ラスタスキャン)が可能で
ある。ラスタスキャンは、水平方向に画素データを読み
込む手法であり、読み込み速度が非常に速いという特性
を有している。この特性を利用して、この実施の形態で
は、図2の元画像10の各画素データの処理を、水平方
向に行うようにしている。
【0032】具体的には、元画像10の回転の中心Oか
ら最も遠くにある元画像10の画素の位置Pまでの距離
Lを半径とする円に外接する正方形領域11を作成す
る。次に、この正方形領域11を複数の正方形の元画像
ブロック12,13,14等に分割する。次に、元画像
ブロック12,13,14等に対して回転処理を施す。
変換後の変換ブロック12a,13a,14aを囲む正
方形ブロック15a,16a,17aは、水平方向に書
き込み可能とするためのブロックである。バッファ3
は、これらの正方形ブロック15a,16a,17aの
画素データを記憶しておく。
【0033】ラスタスキャンを用いると、図3に示すよ
うに、正方形ブロック15a,16a,17aは、互い
に重複した領域を有している。また、元領域11からは
み出した領域も書き込まれる。これらの点から、正方形
ブロック15a等を書き込むには、元領域11の画素よ
り多くの画素データを書き込む必要がある。しかし、余
計な画素データを書き込んでも、なお水平にデータを書
き込む方が、総合的に高速の変換処理を実現できる。こ
のデータの書き込み方法および変換処理の詳細について
は、後述する。
【0034】図2に示すように、元領域11は、8画素
×8画素(=8ピクセル×8ピクセル)の元画像ブロッ
ク12,13,14等の単位に分割されている。元画像
10から変換処理を行う単位は、この元画像ブロック1
2等とするようにしている。図2に示す元画像ブロック
12,13,14は、図3に示す変換画像10aの変換
画像ブロック12a,13a,14aにそれぞれ対応し
ている。なお、図2および図3において、これらの変換
画像ブロック12a,13a,14aと、元画像ブロッ
ク12,13,14とは、斜線で示されている。
【0035】なお、元画像ブロック12等を、8画素×
8画素以上の大きさとしたり、8画素×8画素より小さ
な大きさとすることも可能である。しかし、元画像ブロ
ック12a等を大きくすれば、バッファ3からのデータ
取得回数が少なくて済む一方で、無駄な書き込みデータ
が多くなる。逆に、元画像ブロック12等を小さくすれ
ば、無駄な書き込みデータが少なくなる代わりに、バッ
ファ3からのデータ取得回数が多くなる欠点がある。し
たがって、適正な画素数のブロック単位で処理するのが
好ましい。具体的には、一辺が6から10画素の正方形
が好ましく、特に、一辺を8画素とするのが良い。
【0036】図4は、図2の元画像ブロック12と、図
3の変換画像ブロック12aとを抜き出して示した図で
ある。元画像ブロック12の点A(X,Y)は、変換画
像ブロック12aの点A’(X’,Y’)に対応してい
る。また、元画像ブロック12の点B(X1,Y1)
は、変換画像ブロック12aの点B’(X1’,Y
1’)に対応している。一般に、幾何学的変換の式は、
数1に示すアフィン変換式で表される。また、原点Oを
中心に回転する変換の場合には、数1中のeとfは、共
にゼロである。したがって、点Aと点A’は、行列式を
使った数2の関係となる。ここで、幾何学的変換を回転
としており、その回転角度をθとおくと、a=cos
θ、b=−sinθ、c=sinθ、d=cosθで表
すことができる。したがって、数2は、数3のように表
すことができる。
【0037】
【数1】
【0038】
【数2】
【0039】
【数3】
【0040】図5は、図4中の元画像ブロック12を回
転角度θ(=45度)だけ回転させた変換画像ブロック
12aに変換する処理を、さらに詳しく示す図である。
変換画像ブロック12aの画素18a(X’,Y’)が
求められた後、画像変換処理部5は、矢印rの方向に向
かって、基準画素18の隣に位置する画素19の座標
を、幾何学的変換する。この結果得られた座標の画素1
9aに、画素19のRGBデータを出力する。元画像ブ
ロック12の画素が矢印r方向に読まれ、幾何学的変換
されると、変換画像ブロック12aの画素は、矢印r’
方向に出力される。これを元画像ブロック12の全ての
画素について行うと、変換画像ブロック12aが完成す
る。
【0041】一般に、回転角度θで元画像を変換して変
換画像を表示する場合、2つの変換処理方法が知られて
いる。一つは、元画像を基準とする前画像基準変換法
で、もう一つは、変換画像を基準とする後画像基準変換
法である。前者は、まず最初の基準となる図4中の点A
を、数3に示す変換式に代入し、点A’を求め、以後、
点A以外の画素の座標を、数3に代入していき、新しい
画素の座標を求め、変換画像を完成させるという方法で
ある。
【0042】一方、後者は、最初の基準となる図4中の
点Aを、数3に示す変換式に代入し、点A’を求めると
ころは、前者の方法と共通しているが、次以降の変換処
理が異なる。すなわち、後者は、図4に示すように、点
A’の隣の画素である点B’を求めて、これに対応する
点(点B)をあてはめるという方法であり、変換後の画
素データを基準とする方法である。
【0043】前者の方法は、数3を用いた変換の結果、
最も近い座標に新しい画素を表示するので、何の表示も
されない画素が存在してしまうという欠点を持ってい
る。すなわち、元画像中のある画素Aを変換した後、画
素Aの隣の画素Bを変換すると、画素Aの変換後の画素
A’と同じ座標に表示される等の事態が起こり、本来、
画素Bの変換後の画素B’が表示されるはずの場所が空
白となる場合がある。これは、元画像中の画素の座標を
数3に代入して変換して得られた座標が、画素単位を整
数とした時の整数座標とならず、小数点以下の値が存在
する座標となるからである。
【0044】そこで、本発明では、変換によって得られ
た値を調整して、画素抜けのない高品質の画像が得られ
るような工夫をしている。図6は、元画像10の画素を
幾何学的変換して、変換画像10aの画素を算出する方
法を説明するための図である。元画像10の画素20を
幾何学変換して得られた座標(1.11,2.24)の
X座標を切り捨てと切り上げの2種類の調整処理を行
い、Y座標を四捨五入する。すると、得られた調整後の
座標は、(1,2)と(2,2)になる。すなわち、図
6では、X軸方向に隣接する2つの画素20a,20b
が得られることになる。
【0045】次に、画素21を幾何学的変換する。これ
も、上記と同様に、X座標のみに対して2種類の調整を
行う。すると、画素21aと画素21bに出力されるか
(パターンA)、画素21bと画素21cに出力される
(パターンB)。したがって、従来生じていた画素抜け
の問題が解消する。
【0046】なお、X座標に対して1種類の調整処理
(例えば、四捨五入)を行い、Y座標に対して2種類の
調整処理(切り捨てと切り上げ)を行うようにしても良
い。この場合には、幾何学変換して得られた座標(1.
11,2.24)は、(1,2)と(1,3)になる。
したがって、両変換画素は、Y軸方向に並んで出力され
る。
【0047】また、調整処理の組み合わせも、上記の組
み合わせに限定されない。例えば、X座標の調整処理を
切り捨てまたは切り上げのいずれか一方とし、Y座標の
2種調整処理を切り捨てと切り上げの両調整を行うよう
にしても良い。また、閾値を設定し、閾値より大きいか
否かで調整するようにしても良い。例えば、閾値を小数
点以下の値で0.2と設定すると、Y座標2.24は、
3となる。すなわち、四捨五入以外の種々の調整手段を
行うことも可能である。
【0048】なお、X座標とY座標に対して、共に2種
類の調整処理を行うようにしても良い。ただし、そうな
ると、対角線方向に画素が並ぶことになる。画素抜けの
状況を調べると、X軸方向あるいはY軸方向の画素抜け
が圧倒的に多い。この事実から、X座標とY座標に対し
て、共に2種類の調整処理を行うよりも、一方を1種類
の処理として、他方を2種類の処理とする方が、好まし
い。
【0049】図7は、0〜360度の回転角度の範囲で
回転させた変換画像ブロック12aを含む領域を、バッ
ファ3に記憶しておく状況を説明するための図である。
この図において、回転の中心となる画素は、黒く示され
ている。ここで、元画像ブロック12は、(A)に示す
位置にあるものとする。すなわち、変換画像ブロック1
2aは、原点OからX軸方向に8ピクセルまで移動し、
Y軸方向に−8ピクセルまで移動した範囲にある。回転
方向は、時計の針と同じ方向である。すると、θ=45
度の時には、(B)に示すように、元画像ブロック12
は、X軸方向の範囲が−3√2〜3√2で、Y軸方向の
範囲が0〜−6√2の書き込み領域に包含されることに
なる。同様に、(C)から(I)まで、90度、135
度と順番に360度に至るまで、書き込み領域の範囲を
求めると、図7に示すようになる。
【0050】ここで、回転角度θの範囲を、315度〜
45度、45度〜135度、135度〜225度、22
5度〜315度の4つの範囲に分ける。すると、座標は
異なっても、各4つの範囲共に、X軸およびY軸の範囲
が9√2以上のピクセル数の正方形領域(13ピクセル
×13ピクセル以上の大きさ)を記憶しておけば良いこ
とになる。この実施の形態では、8ピクセルの倍数とし
て、16ピクセル×16ピクセルの領域を記憶しておく
ようにしている。図中の黒点は、ブロック内で最初に処
理をする基準点でもある。書き込んだバッファ3内から
実際の画像を描画する際に、どこから描画すれば良いか
を決めるためである。また、当然、本来記憶しておく必
要のない座標の画素データも書き込むことになるが、水
平方向に書き込む速度が速いので、高速処理が可能とな
るメリットがある。
【0051】次に、平行四辺形への幾何学的変換につい
て説明する。かかる場合の変換式も、回転と同様に、数
1に示すアフィン変換の式で表すことができる。図8
は、説明を簡単にするために、長方形の元画像23を平
行四辺形の変換画像23aに変換する様子を示した図で
ある。長方形OABCの点Oは、平面座標の原点におか
れ、点AはX軸上におかれている。辺OCおよび辺AB
を時計の針と同じ方向に角度φだけ傾斜させると、平行
四辺形OAB’C’となる。点A、点Bおよび点Cの座
標を、それぞれ(X1,0)、(X1,Y1)および
(0,Y1)とし、変換処理後の点B’および点C’の
座標を、それぞれ(X1+X1’,Y1’)および(X
1’,Y1’)とする。
【0052】点Aから点A、点Bから点B’および点C
から点C’の各変換を、数1に代入すると、それぞれ、
数4、数5および数6のようになる。数4より、c=0
とa=1が導かれる。したがって、数5および数6か
ら、b=X1’/Y1とd=Y1’/Y1が導かれる。
ゆえに、b=sinφ、d=cosφとなり、平行四辺
形への行列式Sは、数7のように表すことができる。な
お、回転の変換処理を表す行列式Tは、数3に示す行列
式のように表すことができるので、回転をして、続いて
平行四辺形の変換を行う場合の変換式STは、数8のよ
うに表すことができる。
【0053】
【数4】
【0054】
【数5】
【0055】
【数6】
【0056】
【数7】
【0057】
【数8】
【0058】次に、幾何学的変換として、拡大の幾何学
的変換処理を行う場合について説明する。図9は、元画
像を縦、横それぞれ2倍に拡大する場合の元画像と変換
画像とを示す図である。いま、変換画像25aは、16
ピクセル×16ピクセルの正方形とする。すると、変換
画像ブロック26a,27a,28a,29aの4つの
ブロック単位で変換処理が行われることになる。一方、
元画像25は、8ピクセル×8ピクセルの正方形であ
る。予め読み込んで格納される画像データは、元画像2
5と同じ大きさの画像中の画素データである。
【0059】変換画像ブロック26aに対応する元画像
ブロック26は、4ピクセル×4ピクセルである。した
がって、拡大処理の場合、縦、横双方とも、元の画素デ
ータを2倍にして表示させることになる。すなわち、画
素30aと画素31aは、元画像ブロック26中の画素
30のデータを表示したものとなる。同様に、画素32
aと画素33aは、元画像ブロック26中の画素32の
データを表示したものとなる。このような拡大変換の場
合も、画素抜けの問題が存在する。
【0060】すなわち、画素30を変換した結果、画素
30aと画素31aにRGBデータが出力され、次の画
素32を変換しても、同じ画素30a,31aにRGB
データが出力される場合がある。すると、次の画素33
を変換しても、画素34a,35aにRGBデータが出
力され、画素32aと画素33aにRGBデータが出力
されない場合が生じ得る。
【0061】そこで、拡大の場合にも、変換後のY座標
の小数点を四捨五入すると共に、変換後のX座標の小数
点以下を切り上げ、切り捨てする処理を行うようにして
いる。そうすると、例えば、X座標の小数点以下を切り
捨てた座標が画素31aの座標であっても、切り上げた
座標が画素32aの座標となる。そして、それぞれの画
素31a,32aの隣の画素32a,33aが、拡大処
理のために塗りつぶされる。したがって、画素抜けの問
題を解消することができる。
【0062】図10は、元画像を縦、横それぞれ2分の
1に縮小する場合の元画像と変換画像とを示す図であ
る。いま、変換画像40aは、8ピクセル×8ピクセル
の正方形とする。一方、元画像40は、16ピクセル×
16ピクセルの正方形である。予め読み込んで格納され
る画像データは、元画像40と同じ大きさの画像中の画
素データである。
【0063】変換画像ブロック40aに対応する元画像
ブロックは、元画像40と等しく、16ピクセル×16
ピクセルの領域のデータである。したがって、縮小処理
の場合、縦、横双方とも、元の画素データを2分の1に
して表示させることになる。すなわち、画素41aは、
画素41に対応し、画素42aは、画素43に対応する
というように、元画像40の画素を1つおきに対応させ
て表示させることになる。このような縮小変換の場合に
も、前述の拡大処理と同様に、変換後の座標の調整処理
を行うようにしている。
【0064】次に、図11に基づいて、画像変換処理装
置の画像変換処理の流れを示す。
【0065】まず、画像入力部1に、元画像10の画素
データが入力される(ステップS101)。そして、記
憶部2は、入力された画素データを記憶する(ステップ
S102)。次に、制御部6は、記憶部2の画素データ
を画像表示部7に送り、元画像10を表示させる(ステ
ップS103)。次に、パラメータ入力部4を通じて、
回転角度等のパラメータが入力される(ステップS10
4)。次に、制御部6は、元画像10を含む領域(例え
ば、正方形領域)をブロック分割する(ステップS10
5)。
【0066】次に、制御部6は、各ブロック内の画素デ
ータを、ラスタスキャンによって読み込む(ステップS
106)。次に、各読み込んだ画素データが、バッファ
3に格納される(ステップS107)。画像変換処理部
5は、制御部6の命令に従って、画素の幾何学的変換処
理を行う(ステップS108)。続いて、画像変換処理
部5は、算出された変換座標の小数点以下の数字の調整
を行う(ステップS109)。
【0067】次に、画像変換処理部5は、バッファ3に
調整後の画素データを書き込む(ステップS110)。
この際、前述のように、ブロック内の画素データのみな
らず、回転等の処理に応じた形状および大きさの領域内
にある画素データが書き込まれる。次に、画像変換処理
部5は、調整後の座標に、変換前の画素のRGBデータ
を出力し、記憶部2内の図示されない描画メモリに描画
する(ステップS111)。
【0068】制御部6は、各ブロックの変換を終了した
か否かを判断する(ステップS112)。まだ、全ての
ブロックの変換を終了していない場合には、ステップS
108に戻り、画素の変換処理を継続する。一方、各ブ
ロックの変換が終了すると、制御部6は、描画メモリ内
の変換画像を画像表示部7に表示する(ステップS11
3)。かかる一連の処理をもって、変換画像の表示処理
が終了する。
【0069】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形
が可能である。
【0070】例えば、上述の実施の形態では、変換処理
を行うブロックの単位を、8ピクセル×8ピクセルとし
ていたが、このの大きさに限定されず、6ピクセル×6
ピクセルから10ピクセル×10ピクセルまでの大きさ
としても良い。また、ブロックの形状は、正方形に限定
しなくても良い。さらに、上述の実施の形態では、読み
込み範囲を16ピクセル×16ピクセルとしているが、
これに限定されるものではなく、13ピクセル×13ピ
クセル等の他の大きさを適用しても良い。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、画素抜けのない高品質
の画像に変換可能な画像変換処理装置および画像変換処
理方法ならびに情報記録媒体を提供することができる。
また、ブロック分割して変換処理するので、高速処理が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像変換処理装置の実施の形態の
主な構成部を示す図である。
【図2】図1の画像変換処理装置における変換処理前の
元画像の表示例を示す図である。
【図3】図2の元画像を回転させた後の変換画像の表示
例を示す図である。
【図4】図2の元画像ブロックと、図3の変換画像ブロ
ックとを抜き出して示す図である。
【図5】図4中の元画像ブロックを、回転角度θだけ回
転する際の処理の詳細を説明するための図である。
【図6】図1に示す画像変換処理装置において、元画像
の画素を幾何学的変換して、変換画像の画素を算出する
方法を説明するための図である。
【図7】0から360度の範囲で回転させた変換画像ブ
ロックを含む領域を、バッファに記憶しておく状況を説
明するための図である。
【図8】図1の画像変換処理装置によって、元画像に対
して平行四辺形への変換処理を施す方法を説明するため
の図である。
【図9】図1の画像変換処理装置によって、元画像を拡
大する処理を示す図である。
【図10】図1の画像変換処理装置によって、元画像を
縮小する処理を示す図である。
【図11】図1の画像変換処理装置による画像変換処理
の流れを示すフローチャートである。
【図12】従来の元画像の画素を基準とした変換におけ
る問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
5 画像変換処理部(調整座標算出手段、変換処理手
段) 6 制御部(ブロック分割手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】元画像に対して幾何学的変換を施して変換
    画像を作成する画像変換処理装置であって、 上記元画像を含む領域を、複数の画素から成るブロック
    に分割するブロック分割手段と、 上記ブロックを構成する画素に対して、上記幾何学的変
    換を施す変換処理手段と、 上記幾何学的変換によって得た変換画素の座標を構成す
    る各軸座標の小数点以下の数字を調整して、整数のみの
    各軸座標から構成される調整座標を複数種算出する調整
    座標算出手段と、 を備えることを特徴とする画像変換処理装置。
  2. 【請求項2】前記調整座標算出手段は、所定の前記軸座
    標を1通りに調整すると共に、他の前記軸座標を複数通
    りに調整して、前記複数種の調整座標を算出することを
    特徴とする請求項1記載の画像変換処理装置。
  3. 【請求項3】前記調整座標算出手段は、前記小数点以下
    の数値が予め設定した閾値より大きいか否かの判断に基
    づく方法、あるいは前記小数点以下の数値を切り上げる
    方法若しくは切り捨てる方法の内、少なくともいずれか
    1つの方法で調整を行うことを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像変換処理装置。
  4. 【請求項4】前記幾何学的変換は、回転処理であること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像
    変換処理装置。
  5. 【請求項5】前記ブロック分割手段は、前記ブロックの
    大きさを、一辺が6画素から10画素の範囲の長さの正
    方形領域としたことを特徴とする請求項1から4のいず
    れか1項記載の画像変換処理装置。
  6. 【請求項6】元画像に対して幾何学的変換を施して変換
    画像を作成する画像変換処理方法であって、 上記元画像を含む領域を、複数の画素から成るブロック
    に分割するブロック分割ステップと、 上記ブロックを構成する画素に対して、上記幾何学的変
    換を施す変換処理ステップと、 上記幾何学的変換によって得た変換画素の座標を構成す
    る各軸座標の小数点以下の数字を調整して、整数のみの
    各軸座標から構成される調整座標を複数種算出する調整
    座標算出ステップと、 を含むことを特徴とする画像変換処理方法。
  7. 【請求項7】前記調整座標算出ステップは、所定の前記
    軸座標を1通りに調整すると共に、他の前記軸座標を複
    数通りに調整して、前記複数種の調整座標を算出するこ
    とを特徴とする請求項6記載の画像変換処理方法。
  8. 【請求項8】前記調整座標算出ステップは、前記小数点
    以下の数値が予め設定した閾値より大きいか否かの判断
    に基づく方法、あるいは前記小数点以下の数値を切り上
    げる方法若しくは切り捨てる方法の内、少なくともいず
    れか1つの方法で調整を行うことを特徴とする請求項6
    または7記載の画像変換処理方法。
  9. 【請求項9】前記幾何学的変換は、回転処理であること
    を特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の画像
    変換処理方法。
  10. 【請求項10】前記ブロック分割ステップは、前記ブロ
    ックの大きさを、一辺が6画素から10画素の範囲の長
    さの正方形領域としたことを特徴とする請求項6から9
    のいずれか1項記載の画像変換処理方法。
  11. 【請求項11】元画像に対して幾何学的変換を施して変
    換画像を作成するプログラムを格納した情報記録媒体で
    あって、 上記元画像を含む領域を、複数の画素から成るブロック
    に分割するブロック分割ステップと、 上記ブロックを構成する画素に対して、上記幾何学的変
    換を施す変換処理ステップと、 上記幾何学的変換によって得た変換画素の座標を構成す
    る各軸座標の小数点以下の数字を調整して、整数のみの
    各軸座標から構成される調整座標を複数種算出する調整
    座標算出ステップと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする情報記録
    媒体。
  12. 【請求項12】前記調整座標算出ステップは、所定の前
    記軸座標を1通りに調整すると共に、他の前記軸座標を
    複数通りに調整して、前記複数種の調整座標を算出する
    ことを特徴とする請求項11記載の情報記録媒体。
  13. 【請求項13】前記調整座標算出ステップは、前記小数
    点以下の数値が予め設定した閾値より大きいか否かの判
    断に基づく方法、あるいは前記小数点以下の数値を切り
    上げる方法若しくは切り捨てる方法の内、少なくともい
    ずれか1つの方法で調整を行うことを特徴とする請求項
    11または12記載の情報記録媒体。
  14. 【請求項14】前記幾何学的変換は、回転処理であるこ
    とを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載
    の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】前記ブロック分割ステップは、前記ブロ
    ックの大きさを、一辺が6画素から10画素の範囲の長
    さの正方形領域としたことを特徴とする請求項11から
    14のいずれか1項記載の情報記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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