JPH1152724A - 画像形成機 - Google Patents

画像形成機

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JPH1152724A
JPH1152724A JP9205695A JP20569597A JPH1152724A JP H1152724 A JPH1152724 A JP H1152724A JP 9205695 A JP9205695 A JP 9205695A JP 20569597 A JP20569597 A JP 20569597A JP H1152724 A JPH1152724 A JP H1152724A
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JP
Japan
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toner
magnetic permeability
image forming
developing
forming apparatus
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JP9205695A
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Inventor
Shinzo Okajima
新三 岡島
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1152724A publication Critical patent/JPH1152724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給されたトナーにおける磁性材料の含有量
を検出して、磁性材料の含有量が所定の範囲にない場合
にはトナーが適合不良であることを使用者に知らせる
か、画像形成機の作動を停止することができる画像形成
機を提供する。 【解決手段】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
器に存在する現像剤を現像域に運んで感光体上に形成さ
れた静電潜像に適用しトナー像に現像せしめる現像剤適
用手段と、該現像容器内にトナーを供給するトナー供給
手段とを具備する現像装置を装備した画像形成機であっ
て、トナー供給手段内のトナーの透磁率を検出するトナ
ー透磁率検出手段と、該トナー透磁率検出手段の出力信
号に基づいて制御信号を出力する制御手段を具備してい
る。制御手段は、トナー透磁率検出手段の出力値が所定
の範囲外である場合には、表示手段にトナーが不適合で
ある旨を表示せしめ、または画像形成機の作動を停止せ
しめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザ印刷機等の画像形成機、更に詳しくは静電潜像をトナ
ー像に現像するためのトナーとして磁性トナーを用いる
画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、静電複写機、レーザ印刷機
等の画像形成機においては、感光体上に静電潜像を形成
し、かかる静電潜像をトナー像に現像している。感光体
上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置
の典型例は、現像容器、現像剤適用手段およびトナー供
給手段を具備している。現像容器内には、キャリア粒子
とトナーとから成る所謂二成分現像剤或いはトナーのみ
から成る所謂一成分現像剤でよい現像剤が収容されてい
る。現像剤適用手段は、現像容器内に存在する現像剤を
現像域に運んで感光体上に形成された静電潜像に適用
し、該静電潜像にトナーを施してトナー像に現像せしめ
る。トナー供給手段は、現像容器内のトナーの消費に応
じて、現像容器内にトナーを供給する。トナー供給手段
には、通常、充分な量のトナーが存在するか否かを検出
するトナー量検出手段が配設されている。トナー供給手
段に存在するトナーの量が低減すると、トナー量検出手
段がこれを検出し、トナー供給手段にトナーを補給する
必要性が発生したことを使用者に警告する。この警告に
従って使用者がトナーを補給することによって画像形成
機を継続して稼働する。
【0003】上記のような画像形成機に用いるためのト
ナーが特開平7−56384号公報に開示されている。
該公報には、二成分現像剤用のトナーとして、マグネタ
イトの如き磁性材料を含有せしめた磁性トナーが提案さ
れている。この磁性トナーは、トナーのコストの低減を
図るとともに安定した画像を得ることを目的として開発
されたもので、トナーの帯電を高めるために従来添加さ
れていた高価なCCA(帯電制御剤)に代えて、マグネ
タイトの如き磁性材料を所定量含有せしめたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記磁性トナ
ーは、磁性材料の含有量が所定の範囲に規定されている
ことが重要である。即ち、トナーに含有する磁性材料は
トナーとキャリアとの適正な磁気吸引力を確保する役割
をはたすが、その含有量が所定の上限値を越えると、ト
ナーとキャリアとの磁気吸引力が大きいものとなり、そ
の結果現像剤適用手段の現像スリーブへの吸引力が増大
する。この過大な吸引力が現像スリーブを回転駆動する
電動モータに負荷を与える。また、マグネタイト等の磁
性材料は比重が大きく重いため、現像スリーブに吸引さ
れたトナー量が多くなればなるほど電動モータへの負荷
は比例的に増大する。更に、トナーと現像スリーブの過
剰な吸引力は、現像スリーブに吸引されたトナーを穂切
板によって所定の厚さに掻き落とす際に大きな抵抗力と
して作用するため、現像スリーブを回転駆動する電動モ
ータの負荷が更に増大する。このように、現像スリーブ
を回転駆動する電動モータの負荷が増大すると、電動モ
ータの焼付きの原因となる。一方、トナーに含有する磁
性材料の含有量が所定の下限値より少ないと、トナーと
キャリアとの磁気吸引力が小さくなるとともに、現像ス
リーブへの吸引力が小さくなり、機内にトナー飛散が発
生する。トナー飛散は感光体ドラムの近傍で発生するた
め、感光体ドラムの表面や転写紙を汚す原因となる。ま
た、飛散したトナーが精密な電気部品に侵入して、誤動
作や作動不能を引き起こす原因ともなる。従って、磁性
材料の含有量が所定の範囲から外れたトナーが供給され
た場合には、トナーが適合不良であることを使用者に知
らせるか、画像形成機の作動を停止するように構成する
ことが望ましい。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、補給されたトナーにお
ける磁性材料の含有量を検出して、磁性材料の含有量が
所定の範囲にない場合にはトナーが適合不良であること
を使用者に知らせるか、画像形成機の作動を停止するこ
とができる画像形成機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、現像剤を収容する現
像容器と、該現像容器に存在する現像剤を現像域に運ん
で感光体上に形成された静電潜像に適用しトナー像に現
像せしめる現像剤適用手段と、該現像容器内にトナーを
供給するトナー供給手段とを具備する現像装置を装備し
た画像形成機において、該トナー供給手段内のトナーの
透磁率を検出するトナー透磁率検出手段と、該トナー供
給手段内のトナーの不適合を表示する表示手段と、該ト
ナー透磁率検出手段の出力信号に基づいて該表示手段を
作動制御する制御手段と、を具備し、該制御手段は、該
トナー透磁率検出手段の出力値が所定の範囲外である場
合には、該表示手段にトナーが不適合である旨を表示せ
しめる、ことを特徴とする画像形成機が提供される。
【0007】また、本発明によれば、現像剤を収容する
現像容器と、該現像容器に存在する現像剤を現像域に運
んで感光体上に形成された静電潜像に適用しトナー像に
現像せしめる現像剤適用手段と、該現像容器内にトナー
を供給するトナー供給手段とを具備する現像装置を装備
した画像形成機において、該トナー供給手段内のトナー
の透磁率を検出するトナー透磁率検出手段と、該トナー
供給手段内のトナーの不適合を表示する表示手段と、該
トナー透磁率検出手段の出力信号に基づいて該表示手段
および画像形成機の作動を制御する制御手段と、を具備
し、該制御手段は、該トナー透磁率検出手段の出力値が
所定の範囲外である場合には、該表示手段にトナーが不
適合である旨を表示し、該表示後に画像形成機が所定量
稼働した場合には、画像形成機の作動を停止する、こと
を特徴とする画像形成機が提供される。
【0008】更に、本発明によれば、現像剤を収容する
現像容器と、該現像容器に存在する現像剤を現像域に運
んで感光体上に形成された静電潜像に適用しトナー像に
現像せしめる現像剤適用手段と、該現像容器内にトナー
を供給するトナー供給手段とを具備する現像装置を装備
した画像形成機において、該トナー供給手段内のトナー
の透磁率を検出するトナー透磁率検出手段と、該トナー
供給手段内のトナーの不適合を表示する表示手段と、該
トナー透磁率検出手段の出力信号に基づいて該表示手段
および画像形成機の作動を制御する制御手段と、を具備
し、該制御手段は、該トナー透磁率検出手段の出力値が
所定の範囲外である場合には、該表示手段にトナーが不
適合である旨を表示すると共に、直ちに画像形成機の作
動を停止する、ことを特徴とする画像形成機が提供され
る。本発明の他の特徴は、以下に述べる実施形態に基づ
く具体的な説明によって明らかにされる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の好適実施形態について、添付図面を参照し
て更に詳細に説明する。
【0010】図1には本発明に従って構成された画像形
成機としての静電複写機が示されている。図示の静電複
写機は、直方体状の機体ハウジング2を具備している。
この機体ハウジング2の上面には、複写すべき原稿が載
置される静止透明板4と、この静止透明板4およびその
上に載置される原稿を覆うための開閉可能な原稿押さえ
板5が配設されている。機体ハウジング2内の略中央部
には、感光体ドラム6が回転自在に配設されている。こ
の感光体ドラム6は、図示しない駆動手段によって矢印
60で示す方向に回転駆動される。該感光体ドラム6の
周囲には、矢印60で示す回転方向に見て順次に、帯電
用コロナ放電器8、現像装置10、転写用コロナ放電器
12、剥離用コロナ放電器14、クリーニングユニット
16および除電ランプ18が配設されている。図示の静
電複写機は、上記感光体ドラム6の上方に配設された照
射ランプ20、第1のミラー22、第2のミラー24、
第3のミラー26、レンズ28、第4のミラー30から
なる光学系を具備している。この光学系は、照射ランプ
20によって静止透明板4上に置かれた原稿に照射し、
その反射光像を第1のミラー22、第2のミラー24、
第3のミラー26、レンズ28および第4のミラー30
を介して上記感光体ドラム8の外周面上に結像するよう
に構成されている。図示の静電複写機は、上記転写用コ
ロナ放電器12と感光体ドラム6との間の転写域に転写
紙を供給するための転写紙供給装置32を備えている。
該転写紙供給装置32は、転写紙を収納する転写紙カセ
ット34a、34b、転写紙送出ローラ36a、36
b、さばきローラ対38a、38b、案内路40、搬送
ローラ対42および44、レジストローラ対46を具備
している。このように構成された転写紙供給装置32の
上記各ローラ対は、図示しない駆動手段によって各々回
転駆動せしめられる。また、上記転写域の転写紙送出側
には転写紙搬送ベルト機構48、定着装置50を構成す
る定着ローラ対52および排出ローラ対54が配設され
ており、これら搬送ベルト機構および各ローラは図示し
ない駆動手段によって各々回転駆動せしめられる。
【0011】以上のように構成された静電複写機は、感
光体ドラム6が矢印60で示す方向に回転駆動せしめら
れる間に、帯電用コロナ放電器8が感光体ドラム6上の
感光体を特定極性に実質上均一に帯電し、次いで、照射
ランプ20によって静止透明板4上に置かれた原稿に照
射し、その反射光像が第1のミラー22、第2のミラー
24、第3のミラー26、レンズ28および第4のミラ
ー30を介して前記感光体ドラム6上に走査露光され、
感光体ドラム6上に静電潜像が形成される。しかる後、
感光体ドラム6上の静電潜像が現像装置10によってト
ナー像に現像される。一方、転写紙供給装置32の転写
紙カセット34aまたは34bに収納された転写紙が転
写紙送出ローラ36aまたは36bから案内路19に送
り出され、レジストローラ対22で一端停止し、上記感
光体ドラム6に形成されるトナー像と同期して転写域に
搬送される。転写域に搬送された転写紙は、トナー像が
形成された感光体ドラム6と転写用コロナ放電器12の
間を通過することによってトナー像が転写される。そし
て、トナー像が転写された転写紙は、剥離用コロナ放電
器14の作用によって感光体ドラム6から剥離され、転
写紙搬送ベルト機構48によって定着装置50に搬送さ
れ、ここで加熱定着されて、排出ローラ対54から排出
トレイ56に排出される。また、上述のようにして転写
工程が終了した感光体ドラム6は、クリーニングユニッ
ト16によってその外周面に付着しているトナーが除去
され、更に、除電ランプ18によって感光体表面に除電
光が照射され、除電される。
【0012】次に、現像装置10について、図2乃至図
4を参照して説明する。図示の現像装置は、現像容器1
00とこの現像容器100にトナーを供給するためのト
ナー供給手段200とを具備している。
【0013】現像容器100は、底壁102およびこの
底壁102の後側縁から実質上鉛直に上方に延びる後壁
104と共に前端壁および後端壁(図示せず)を含んで
いる。後壁104にはその上端から前方に突出する上壁
106が接続されており、この上壁106には更にカバ
ー壁108が接続されている。なお、カバー壁108の
自由端108aは、後述する現像剤適用手段110を構
成するスリーブ部材112の周表面に保持されて現像域
61に搬送される現像剤の量を規制する所謂穂切手段と
して機能する。上記現像容器100の最前部(図3にお
いて最左部)には現像剤適用手段110が配設されてい
る。この現像剤適用手段110は実質上水平に幅方向に
延在するスリーブ部材112とこのスリーブ部材112
内に配設された永久磁石部材114とから構成されてい
る。スリーブ部材112はアルミニウム等の非磁性材に
よって構成され回転自在に装着されており、永久磁石部
材114は所定位置に固定されている。このように構成
された現像剤適用手段110のスリーブ部材112は、
図示しない駆動手段によって矢印116で示す方向に回
転駆動せしめられ、現像容器100内に存在する現像剤
を回転スリーブ部材112の周表面に保持して現像域6
0に運び、現像域61において回転ドラム6の周表面に
形成されている静電潜像に適用し、これによって静電潜
像をトナー像に現像する。なお、現像剤はキャリア粒子
とトナーとから成る二成分現像剤が使用される。現像容
器100内には、現像剤を攪拌してトナーを帯電せしめ
ると共に所要搬送経路を通して搬送するための現像剤攪
拌搬送手段120も配設されている。なお、現像剤攪拌
搬送手段120は、図示の実施形態においては、例えば
特開平7ー175306号公報に開示されている機構が
適用されている。
【0014】現像剤攪拌搬送装置120は、図示の実施
例においては現像容器100に前後方向(図3において
左右方向)に所定間隔をおいて平行に配設された上流側
隔壁122および下流側隔壁124を備えている。上流
側隔壁122および下流側隔壁124は、各々現像容器
100の底壁102から実質上鉛直に上方に突出せしめ
られており、その下端部両側面は凹円弧形状に形成され
ている。なお、上流側隔壁122および下流側隔壁12
4は、幅方向(図3において紙面に垂直な方向)中央部
並びに幅方向両端部には夫々現像剤移送口を備えてい
る。
【0015】図示の現像剤攪拌搬送装置120は、上記
上流側隔壁122と上記下流側隔壁124との間に配設
された第1の攪拌搬送部材126と、上記下流側隔壁1
24の下流側(即ち前側)に下流側隔壁124に沿って
配設された第2の攪拌搬送部材128、および上記上流
側隔壁122の上流側(即ち後側)に上流側隔壁122
に沿って配設された第3の攪拌搬送部材130を具備し
ている。なお、上記第1の攪拌搬送部材126と第2の
攪拌搬送部材128および第3の攪拌搬送部材130
は、図示の実施例においては同一平面内に配設されてい
る。
【0016】第1の攪拌搬送部材126は、上記現像容
器100の両端壁間に回転自在に装着された回転軸12
6aを有する。この回転軸126aには軸方向に間隔を
おいて一対の螺旋羽根126bが形成されている。この
一対の螺旋羽根126bは、螺旋の巻き方向が相互に逆
に形成され現像剤を攪拌しつつ両端部から中央部に向け
て搬送するように構成されている。
【0017】上記第2の攪拌搬送部材128は、上記現
像容器100の両端壁間に回転自在に装着された回転軸
128aを有する。この回転軸128aには軸方向に間
隔をおいて一対の螺旋羽根128bが形成されている。
この一対の螺旋羽根128bは、螺旋の巻き方向が相互
に逆に形成され現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に
向けて搬送するように構成されている。
【0018】上記第3の攪拌搬送部材130は、上記現
像容器100の両端壁間に回転自在に装着された回転軸
130aを有する。この回転軸130aには軸方向に間
隔をおいて一対の螺旋羽根130bが形成されている。
この一対の螺旋羽根130bは、螺旋の巻き方向が相互
に逆に形成され現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に
向けて搬送するように構成されている。
【0019】上記のように構成された第1の攪拌搬送部
材126の回転軸126a、第2の攪拌搬送部材128
の回転軸128aおよび第3の攪拌搬送部材130の回
転軸130aの各々は現像容器100の後端壁を貫通し
て後方に突出せしめられており、これらの回転軸は図示
しない駆動手段によって第1の攪拌搬送部材126は矢
印132で示す方向に、第2の攪拌搬送部材128は矢
印134で示す方向に、第3の攪拌搬送部材130は矢
印136で示す方向に回転せしめられる。
【0020】図3に示すように、現像容器100内には
トナーとキャリア粒子とから成る現像剤140が収容さ
れる。かかる現像剤140は上流側隔壁122の上流側
(図3において右側)、上流側隔壁104と下流側隔壁
122との間、および下流側隔壁124の下流側(図3
において左側)に適宜に分散して収容される。矢印13
6で示す方向に回転される第3の攪拌搬送部材130
は、上流側隔壁122の上流側において現像剤を攪拌し
ながら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて搬送す
る。また、矢印132で示す方向に回転される第1の攪
拌搬送部材126は、上流側隔壁122と下流側隔壁1
24との間において現像剤を攪拌しながら軸方向両端部
から軸方向中央部に向けて搬送する。更に、矢印134
で示す方向に回転される第2の攪拌搬送部材128は、
下流側隔壁124の下流側において現像剤を攪拌しなが
ら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて搬送する。
【0021】図3を参照して説明を続けると、現像容器
100の底壁102の、上流側隔壁122と下流側隔壁
124との間で且つ幅方向中央部には、円形開口142
が形成されている。そして、この開口142には現像剤
140中のトナー濃度を検出するための検出器144
(SW1)が配設されている。この検出器144は、開
口142を通して現像容器100内に露呈せしめられて
いる上面上に存在する現像剤140の透磁率を検出する
ことによって現像剤140中のトナー濃度を検出するそ
れ自体は公知の形態のものでよい。このトナー濃度検出
器144(SW1)は、その検出信号を後述する制御手
段に送出する。トナー濃度検出器144(SW1)が検
出する現像剤140中のトナー濃度が所定値以下になる
と、後述する制御手段がトナー供給手段200を作動せ
しめて、現像容器100内にトナーを供給する。トナー
濃度検出器144(SW1)が検出するトナー濃度が所
定値以上になると、後述する制御手段はトナー供給手段
200の作動が停止せしめて、現像容器100内へのト
ナー供給を停止するように構成されている。
【0022】次に、図3および図4を参照してトナー供
給手段200につて説明する。図示のトナー供給手段2
00は、ホッパ容器210とトナーカートリッジ400
とから構成されている。ホッパ容器210は全体として
略矩形状である箱状容器本体212を含んでいる。この
容器本体212は4側壁214、216、218および
220と共に底壁232を有する。図3に示すように、
底壁232の主部(後述する凹部を除く部分)上面は、
隣接して位置する2個の弧状部234および236を有
する。底壁232上には2個の弧状部234および23
6間を延びる直立仕切壁238が形成されている。仕切
壁238は底壁232上を長手方向(図3において紙面
に垂直な方向)に延在せしめられているが、容器本体2
12の長手方向両端部には存在しない。従って、容器本
体212内には、仕切壁238で仕切られた相互に平行
に延びるトナー搬送経路240および214が規定され
ており、このトナー搬送経路240および242は容器
本体242の両端部、即ち仕切壁238が存在しない部
分、において横方向に連通せしめられている。トナー搬
送経路242の中間部において、底壁232にはトナー
排出口244が形成されている。かかるトナー排出口2
44は、ホッパ容器210の下方に配設されている現像
容器100の上壁106における上記第3の攪拌搬送部
材130の中央部に対応する箇所に設けられたトナー受
入開口(図示していない)に連通せしめられており、後
に更に詳述する如く、ホッパ容器210からトナー排出
口244およびトナー受入開口を通して現像容器100
内にトナーが供給される。ホッパ容器210の上面は実
質上平坦な上壁246によって覆われている。トナー搬
送経路240の片端部に対応した部位において、上壁2
46にはトナー受入口248が配設されている。
【0023】ホッパ容器210内に形成されている上記
トナー搬送経路240および242には、全体を番号2
50で示す搬送手段が配設されている。この搬送手段2
50は、トナー搬送経路240に沿って延びる回転軸2
52と、トナー搬送経路242に沿って延びる回転軸2
54とを含んでいる。回転軸252および254はホッ
パ容器210の側壁214および216間に回転自在に
装着されている。回転軸252および254は図示しな
い駆動手段によって各々矢印256および矢印258で
示す方向に回転駆動せしめられる。回転軸252の両端
には円板260および262が形成されている。回転軸
252の主部、即ち両端部を除く部分には、連続して延
びる螺旋羽根264が形成されている。回転軸252の
両端部の各々においては、回転軸252の周表面から半
径方向に延びる矩形状の1枚の送り片266おおよび2
68が形成されている。この送り片266および268
の軸線方向外端は円板260および262の内面に接続
されている。他方の回転軸254の両端にも円板270
および272が形成されている。回転軸254の主部、
即ち両端部を除く部分には、2枚の螺旋羽根274およ
び276が形成されている。そして、螺旋羽根274と
螺旋羽根276との間においては、回転軸254の周表
面から半径方向に延びる4枚の送り片278が相互に9
0度の角度間隔をおいて形成されている。4枚の送り片
278が形成されている部位は、上記トナー排出口24
4が形成されている部位に対応し、4枚の送り片244
はトナー排出口244の上方に位置する。回転軸254
の両端部の各々には、回転軸254の周表面から半径方
向に延びる矩形状の1枚の送り片280および282が
形成されている。この送り片280および282の軸線
方向外端は円板272および270の内面に接続されて
いる。回転軸254の片端部には、送り片280に加え
て、略180度の角度範囲に渡って延びる2枚の短螺旋
羽根284および286も形成されている。かかる2枚
の短螺旋羽根284および286は送り片280に関し
て直径方向反対側に配置されている。
【0024】上記のように構成されたトナー供給手段2
00を構成するホッパ容器210には後述するトナーカ
ートリッジ400からトナー受入口248を通してトナ
ーが供給される。ホッパ容器210内においては、図示
しない駆動手段によって回転軸252および254が矢
印256および258で示す方向に回転駆動せしめられ
ると、回転軸252の片端部に形成されている送り片2
66の作用によって、トナー受入口248を通して落下
せしめられたトナーがトナー搬送路240内に強制され
る。そして、回転軸252に形成されている螺旋羽根2
64の作用によって、トナー搬送経路240に沿って矢
印290で示す方向にトナーが搬送される。ホッパ容器
210の他端部においては、回転軸252に形成されて
いる送り片268の作用によって、矢印292で示す如
くトナー搬送路240からトナー搬送路242にトナー
が移送される。そして、トナー搬送路242において
は、回転軸254に形成されている螺旋羽根284、2
86および274の作用によってトナーが矢印294で
示す方向にトナー排出口244に向けて搬送される。次
いで、回転軸254に形成されている送り片278の作
用によって、トナーが下方に強制されてトナー排出口2
44を通して落下され、現像容器100に供給される。
トナー排出口244を通して落下されなかったトナー
は、回転軸25に形成されている螺旋羽根276の作用
によって更に矢印294で示す方向に搬送され、そして
ホッパ容器210の片端部において、回転軸254に形
成されている送り片282の作用によってトナー搬送路
242からトナー搬送経路240に移送される。
【0025】上記ホッパ容器210には、後述するトナ
ーカートリッジ400から供給されたトナーの透磁率を
検出するトナー透磁率検出手段300を備えている。こ
のトナー透磁率検出手段300は、トナー搬送経路24
2の一端部に関連せしめて配設された透磁率検出器30
2(SW2)を含んでいる。更に詳述すると、ホッパ容
器210の底壁232乃至側壁230には円形開口30
4が形成されている。透磁率検出器302(SW2)の
先端部は上記開口304に嵌合されており、透磁率検出
器302(SW2)の円形先端面即ち透磁率検出面30
3は開口304を通してトナー搬送経路242に露呈せ
しめられている。露呈せしめられている透磁率検出面3
03は水平に対して0度<θ≦90度、特に30度≦θ
≦60度、である傾斜角度θをなして傾斜せしめられて
いるのが好ましい。透磁率検出器302(SW2)自体
は、例えばティーディーケイ(TDK)株式会社から商
品名「TS0524LB」として販売されている差動ト
ランス形透磁率検出器が、高感度透磁率検出器として使
用することができる。このような透磁率検出器302
(SW2)はその透磁率検出面303近傍の磁気抵抗に
応じて出力電圧が変化する、即ち透磁率検出面303近
傍に比較的多量の磁性材料が存在し磁性抵抗が小さい場
合は比較的大きな出力電圧を生成し、透磁率検出面30
3近傍に存在する磁性材料が比較的少量で磁性抵抗が大
きい場合には比較的小さい出力電圧を生成する。このよ
うに構成された透磁率検出器302(SW2)は、その
検出信号を後述する制御手段に送出する。
【0026】図3および図4を参照して説明を続ける
と、上記透磁率検出器302に関連せしめてホッパ容器
212には周期的流動手段310および清掃手段320
も配設されている。図示の実施形態における周期的流動
手段310は、上記回転軸254の一端部に形成されて
いる送り片280に固定された回転流動部材312から
構成されている。この回転流動部材312はポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの如き適宜の合成樹脂フィル
ムから形成されている。回転流動部材312は、送り片
280の矢印258で示す回転方向に見て前側面に接着
等の適宜の方式によって固定された基部から、回転軸2
54の半径方向に延出した矩形状である。回転流動部材
312の延出長さは、回転軸254の中心軸線から透磁
率検出器302の透磁率検出面303までの長さよりも
相当長く設定されている。後に更に詳述する如く、回転
軸254が矢印258で示す方向に回転駆動せしめられ
ると、これに応じて回転流動部材312も回転駆動せし
められ、その先端部が透磁率検出器302の透磁率検出
面303を下方から上方に向けて摺擦する。回転軸25
4と透磁率検出器302の透磁率検出面303とは実質
上平行であり、従って周期的流動手段310を構成する
回転流動部材312の回転中心軸線と透磁率検出器30
2の透磁率検出面303とは実質上平行である。清掃手
段320は、上記回転軸252の一端部に形成されてい
る送り片268に固定された回転清掃部材322から構
成されている。この回転清掃部材322もポリエチレン
テレフタレートフィルムの如き適宜の合成樹脂フィルム
から形成されている。回転清掃部材322は、接着等の
適宜の方式によって送り片268に固定された基部から
回転軸252の半径方向に延出した矩形状である。回転
清掃部材322の延出長さは、回転軸252の中心軸線
からトナー搬送経路240とトナー搬送経路242の境
界領域までの長さよりも相当長く設定されている。後に
更に詳述する如く、回転軸252が矢印256で示す方
向に回転駆動せしめられると、これに応じて回転清掃部
材322も回転駆動せしめられ、その先端部が周期的流
動手段310を構成する回転流動部材312の回転方向
後面に作用する。回転軸252と回転軸254とは相互
に実質上平行であり、従って周期的流動手段310を構
成する回転流動部材312の回転中心軸線と清掃手段3
20を構成する回転清掃部材322の回転中心軸線とは
相互に実質上平行である。また、回転軸252の回転方
向と回転軸254の回転方向とは逆であるので、周期的
流動手段310を構成する回転流動部材312の回転方
向と清掃手段32を構成する回転清掃部材322の回転
方向とは逆である。
【0027】図3に示すように、ホッパ容器212の一
端部においては、仕切壁238が存在しないことに加え
て、上記透磁率検出器302、周期的流動手段310お
よび清掃手段320の配置領域に対応せしめて、他の部
分よりも下方に没入せしめられた凹部340が形成され
ている。この凹部340は、底壁232の上面を2個の
弧状部を有する形状ではなくて2個の弧状部の最下部よ
りも下方に没入せしめられた単一弧状にせしめることに
よって規定されている。周期的流動手段310を構成す
る回転流動部材312の先端部は凹部340の表面をも
摺擦する長さに設定されている。
【0028】次に、上記トナーカートリッジ400につ
いて、図3および図4を参照して説明する。図示のトナ
ーカートリッジ400は、トナー容器402を具備して
いる。このトナー容器402は、主部材404と蓋部材
406とから構成されている。適宜の合成樹脂から形成
することができる主部材404は、上面が解放された箱
形状である。主部材4の底面壁は横断面において並列配
置されている二つの部分408と410とからなる。片
側の部分408は比較的小さい円弧形状部により規定さ
れている。また他側の部分410は、実質上水平に延び
る直線上中央部とその両側に位置する円弧形状部とから
規定されている。同様に適宜の合成樹脂から形成するこ
とができる蓋部材406は、平板形状であり、その下面
には主部材404の上面に形成されている矩形開口に対
応した形状の突条412が形成されている。蓋部材40
6はその突条412を主部材404内に突出せしめて主
部材404の上面に位置せしめられて、超音波溶着の如
き適宜の様式によって主部材404に固定され、主部材
404の上面を閉じる。
【0029】底壁における円弧形状部408には下方に
突出した略矩形の口頸部414が形成されており、この
口頸部414にトナー排出口416が形成されている。
なお、トナー排出口416は、上記ホッパ容器210の
上壁246に形成されたトナー受入口248と対向する
ように配置される。口頸部414には、トナー排出口4
16を閉じる閉位置とトナー排出口416を解放する開
位置との間を滑動自在にシャッタ部材418が装着され
ている。シャッタ部材18自体の構成は周知の形態でよ
いので、その詳細な説明は本明細書においては省略す
る。
【0030】容器402内には、底壁の円弧形状部40
8の上方に位置するトナー搬送手段420が配設されて
いる。このトナー搬送手段420は回転軸422を備え
ており、該回転軸422には螺旋羽根424が設けられ
ている。このように構成されたトナー搬送手段420
は、図示しない駆動手段によって矢印426で示す方向
に回転駆動せしめられ、容器402内のトナーをトナー
排出口416に向けて搬送する。そして、トナー排出口
416に搬送されたトナーは、上記ホッパ容器210の
上壁246に形成されたトナー受入口248を通してホ
ッパ容器210内に供給される。
【0031】また、容器402内には、底壁の上記他側
の部分410の上方に位置する攪拌手段430が配設さ
れている。この攪拌手段430は回転軸432を備えて
おり、該回転軸432には複数個の攪拌部材434が設
けられている。なお、攪拌部材434の先端にはポリエ
チレンテレフタレートフィルムの如き適宜の合成樹脂フ
ィムルから形成された可撓性攪拌部材436が接着剤に
よって取り付けられている。このように構成された攪拌
手段430は、図示しない駆動手段によって矢印438
で示す方向に回転駆動せしめられ、容器402内のトナ
ーを攪拌すると共に、上記トナー搬送手段420側に送
る。
【0032】図示の静電複写機は、図8に示す制御手段
500を具備している。制御手段500マイクロコンピ
ュータによって構成されており、制御プログラムに従っ
て演算処理する中央処理装置(CPU)501と、制御
プログラムや制御マップを格納するリードオンリメモリ
(ROM)502と、演算結果等を格納する読み書き可
能なランダムアクセスメモリ(RAM)503と、カウ
ンター504と、入力インターフェース505および出
力インターフェース506とを備えている。このように
構成された制御手段500の入力インターフェース50
5には、トナー濃度検出器144(SW1)や透磁率検
出器302(SW2)、複写枚数を検出する複写枚数検
出手段508(SW3)等から検出信号を入力し、出力
インターフェース506から表示手段510や静電複写
機に配設された電動モータ等の各駆動源520等に制御
信号を出力する。なお、表示手段510は静電複写機の
前部上面に配設される操作手段に隣接して配置され、複
写情報や故障等の異常情報等を表示する。
【0033】図示の実施形態による静電複写機は以上の
ように構成されており、以下トナーカートリッジ400
から供給されたトナーの透磁率を検出する透磁率検出器
302(SW2)の出力信号について説明する。なお、
この透磁率検出器302(SW2)は、トナーカートリ
ッジ400の容器402内のトナーが全て排出され、更
にホッパ容器210内のトナーが減少したことも検出す
ることができる。トナーカートリッジ400の容器40
2内には未だトナーが残留せしめられており、ホッパ容
器210から現像容器100へのトナー供給に応じて、
トナーカートリッジ400からホッパ容器210内にト
ナーが送給される場合には、図5に示するように、ホッ
パ容器210内のトナー搬送経路240および242に
は充分な量のトナー440が存在している。このような
状態において、回転軸254が矢印258で示す方向に
回転せしめられると、トナー搬送経路242の一端部に
おいて、回転軸254に配設された回転流動部材312
から構成された周期的流動手段310がそこに存在する
トナー440に作用し、周期的に、即ち1回転毎に透磁
率検出器302の透磁率検出面303にその下方から上
方に向けてトナー440を押し付けながら流動せしめ
る。回転流動部材316の先端部が透磁率検出器302
の透磁率検出面303を摺擦する時にはトナー440が
透磁率検出面303に押圧せしめられるので、透磁率検
出器302が検出する磁気抵抗は相当小さく、従って透
磁率検出器302の出力電圧は相当大きい。一方、回転
流動部材312の先端部が透磁率検出器302の透磁率
検出面303を通過すると、透磁率検出面303に対す
るトナー440の押圧が消失し、従って透磁率検出器3
02の出力電圧が低下する。しかしながら、図5に示す
ように、ホッパ容器21内に充分な量のトナー440が
存在せしめられている時には、回転流動部材312の先
端部が透磁率検出面303を通過した直後においても、
透磁率検出面303の近傍には未だ多量のトナー440
が存在している。従って、回転流動部材312の先端部
が透磁率検出面303を通過した後における透磁率検出
器302の出力電圧の低下量は比較的小さい。他方、ト
ナーカートリッジ400の容器402内のトナー440
が実質上消尽され、その後においてもホッパ容器210
から現像容器100にトナー440が供給され続ける
と、図6に示すように、ホッパ容器210内に存在する
トナー440の量が著しく減少せしめられる。このよう
な状態において、回転軸254が矢印258で示す方向
に回転せしめられると、回転軸254に配設されている
回転流動部材312の先端部がトナー440を流動せし
めて透磁率検出器302の透磁率検出面303に押し付
けている時には、このトナー440に起因して透磁率検
出器302の出力電圧は比較的大きい。しかしながら、
図6に示すように、回転流動部材312の先端部が透磁
率検出面303を通過した直後においては、透磁率検出
面303の近傍には僅かなトナー440しか存在しなく
なり、従って透磁率検出器303の出力電圧は大幅に低
下する。
【0034】図9は次のとおりの実験を遂行して得た透
磁率検出器302の出力電圧の実測データの一例であ
る。なお、透磁率検出器302としては、ティーディー
ケイ(TDK)株式会社製の「TS0524LB」を用
いた。実験においては、図2乃至図4に示すとおりの形
態のホッパ容器210を使用し、ホッパ容器210内を
下記3種類の微磁性トナーで各々満たした。次いで、回
転軸252および254を連続的に回転せしめ、ホッパ
容器210内からトナー排出口244を通してトナー4
40を排出した。トナー受入口284からホッパ容器2
10にトナー440を供給することはなかった。従っ
て、時間の経過と共にホッパ容器210内のトナー44
0の量は漸次低減せしめられた。図9に図示するデータ
(A)はマグネタイトを1.3重量%含有せしめたトナ
ーの実測データで、データ(B)はマグネタイトを5.
0重量%含有せしめたトナーの実測データであり、ま
た、データ(C)はマグネタイト等の磁性材料を含有し
ていないトナーの実測データである。データ(A)にお
いては、時間T1の時点までは、ホッパ容器210内に
比較的多量のトナー440が存在していた。この間にお
いては、回転流動部材316によるトナー440の周期
的流動に起因する透磁率検出器302の出力電圧の変動
量L1(最大出力電圧値V1−最小出力電圧値V2)、
即ち出力電圧の1波形毎の最大値と最小値との差は小さ
く0.2V程度である。そして、時間T1を越えると透
磁率検出器302の出力電圧の変動量L2(最大出力電
圧値V1−最小出力電圧値V2)は比較的大きくなり、
出力電圧の変動量は0.6V程度となる。また、データ
(B)においては、時間T2の時点までは、透磁率検出
器302の出力電圧の変動(最大出力電圧値V1−最小
出力電圧値V2)が大きく安定しない。本発明者等の実
験ではこの安定しない時間が60〜70秒程度あった。
そして、時間T2を越え時間T3までは透磁率検出器3
02の出力電圧の変動量L3(最大出力電圧値V1−最
小出力電圧値V2)は0.5〜0.6V程度で安定す
る。そして、ホッパ容器210内のトナー440が所定
量減少した時間T3を越えると、透磁率検出器302の
出力電圧の変動量L4(最大出力電圧値V1−最小出力
電圧値V2)は1V以上となる。一方、データ(C)に
おいては、トナーに磁性材料が含有されていないので、
透磁率検出器302の出力電圧の変動は無く、出力電圧
値は1.8Vで推移している。
【0035】上記透磁率検出器302の出力信号に基づ
いて、次のように判別することができる。即ち、透磁率
検出器302の出力電圧の変動量L(最大出力電圧値V
1−最小出力電圧値V2)は、上記データ(A)、デー
タ(B)が示すようにマグネタイト等の磁性材料の含有
量が少ないと小さく、多いほど大きくなる。そして、デ
ータ(B)が示すようにマグネタイト等の磁性材料を
5.0重量%程度含有すると、新しいトナーが供給され
て60〜70秒程度の間透磁率検出器302の出力電圧
の変動(最大出力電圧値V1−最小出力電圧値V2)が
大きく安定しない。従って、透磁率検出器302の出力
電圧の変動量Lを所定の範囲に設定することにより、新
しいトナーが供給されたときにマグネタイト等の磁性材
料を所定量含有したトナーを判別することができる。例
えば、透磁率検出器302の出力電圧の変動量Lを0.
2V〜0.6Vに設定することにより、マグネタイト等
の磁性材料を1.0〜3.0重量%程度含有したトナー
を判別することができる。従って、透磁率検出器302
の出力電圧の変動量Lが上記範囲に入らない場合は、不
適合トナーと判定することができる。
【0036】次に、供給トナーが所定量より減少した状
態の判別について説明する。この場合は適正トナーであ
る例えばデータ(A)に基づいて判定すればよい。即
ち、不適合トナーが供給された場合には、上記のように
最初に不適合トナーであると判定されて対処されるの
で、実際にはホッパ容器210内にトナー440が所定
量より減少するまで検出することはないからである。図
9のデータ(A)から明白に理解されるとおり、ホッパ
容器210内に十分な量のトナー440が存在している
場合には、透磁率検出器302の出力電圧の変動量L
(最大出力電圧値V1−最小出力電圧値V2)は小さ
い。これに対して、ホッパ容器210内のトナー440
が著しく低減せしめられると、透磁率検出器302の出
力電圧の変動量L(最大出力電圧値V1−最小出力電圧
値V2)は相当大きくなる。このような事実から、周期
的流動手段310がトナーを周期的に流動せしめている
ときの、透磁率検出器302の出力電圧の変動量L(最
大出力電圧値V1−最小出力電圧値V2)を分析して判
定する。従って、上記実験例においては、例えば、透磁
率検出器302の出力電圧の変動量Lを0.4Vに設定
することにより、ホッパ容器210内のトナーが減少し
たと判定することができる。例えば、出力電圧の1波形
毎に最大値と最小値との差L(最大出力電圧値V1−最
小出力電圧値V2)を算出し、この差Lが所定回数(例
えば3回)継続して0.4Vを越えた場合には、ホッパ
容器210内に充分な量のトナー440が存在しない、
換言すればホッパ容器210内のトナー440の量が著
しく低減したと判定する。
【0037】図示の実施形態による静電複写機は以上の
ように構成されており、以下トナーカートリッジ400
から供給されたトナーの磁性材料含有量が所定の範囲に
適合しているか否かおよびトナー不足の判定、そして、
トナー不適合およびトナー不足の場合の処置について、
図10に示すフローチャートを参照して説明する。
【0038】制御手段500は、上記トナー供給手段2
00を構成するホッパ容器210内に配設された搬送手
段250が作動している時に、透磁率検出器302(S
W2)の検出信号(V)(出力電圧)を入力し(ステッ
プS1)、ステップS2において出力電圧の変動量L
(最大出力電圧値V1−最小出力電圧値V2)を算出す
る。次に、制御手段500はステップS3に進んで、ス
テップS2において算出した出力電圧の変動量Lが0.
2V〜0.6Vの範囲か否かをチェックする。そして、
制御手段500はステップS3において、出力電圧の変
動量Lが0.2V〜0.6Vの範囲である場合はトナー
は適正であると判断してステップS4乃至ステップS8
を実行し、出力電圧の変動量Lが0.2V〜0.6Vの
範囲でない場合にはトナーは不適合であると判断してス
テップS9に進む。
【0039】上記ステップS3において、出力電圧の変
動量Lが0.2V〜0.6Vの範囲である場合には、適
正トナーであると判断して制御手段500はステップS
4進んで出力電圧の変動量Lが0.4Vより大きいか否
かをチェックする。出力電圧の変動量Lが0.4V以下
の場合は、ホッパ容器210内にトナーが所定量以上あ
るものと判断して上記ステップS1に戻る。出力電圧の
変動量Lが0.6Vより大きい場合には、制御手段50
0はステップS5進んでトナー不足であることを表示手
段510に表示し、トナーカートリッジの交換を促す。
ステップS5においてトナー不足の表示を行ったなら
ば、制御手段500はステップS6進んで複写枚数検出
手段(SW3)からの信号を入力し、該信号に基づいて
トナー不足を表示してからの複写枚数(N)のカウント
を開始する。そして、制御手段500はステップS7進
んで複写枚数(N)が所定枚数(N1)に達したか否か
をチェックする。なお、所定枚数(N1)は、上記トナ
ー不足表示時点においてホッパ容器210内に残留して
いるトナーおよび現像容器100内の現像剤によって現
像が可能な枚数(例えば、1,500枚)に設定されて
いる。ステップS7において、複写枚数(N)が所定枚
数(N1)に達しない場合は未だ現像が可能であると判
断して待ち、複写枚数(N)が所定枚数(N1)に達し
た場合には正常な現像が困難であると判断して、制御手
段500はステップS8に進んで静電複写機の作動を停
止する。
【0040】上記上記ステップS3において、透磁率検
出器302(SW2)の出力電圧の変動量L(最大出力
電圧値V1−最小出力電圧値V2)が0.2V〜0.6
Vの範囲でない場合には、制御手段500はステップS
9に進んでホッパ容器210に供給されたトナーが不適
合であることを表示手段510に表示し、適正なトナー
カートリッジの交換を促す。ステップS8においてトナ
ー不適合の表示を行ったならば、制御手段500はステ
ップS10進んで複写枚数検出手段(SW3)からの信
号を入力し、該信号に基づいてトナー不適合を表示して
からの複写枚数(N)のカウントを開始する。そして、
制御手段500はステップS11進んで複写枚数(N)
が所定枚数(N2)に達したか否かをチェックする。な
お、所定枚数(N2)は、トナーカートリッジが交換さ
れそのトナーカートリッジに収納されたトナーがホッパ
容器210内に供給されて、透磁率検出器302(SW
2)によって透磁率が検出され上記トナー不適合表示時
点から現像容器100に供給されるまでの複写枚数(例
えば、1.000枚)に設定されている。なお、この所
定枚数(N2)が上記所定枚数(N1)より少なく設定
されているのは、不適正トナーが現像容器100に供給
されてから現像剤適用手段110に達するまでは正常な
現像が可能であるが、現像容器100に不適正トナーが
かなりの量混入すると現像容器100内の現像剤の交換
や、機内の清掃を行わなければならず、ユーザーに余分
な負担をかけることになるからである。ステップS11
において、複写枚数(N)が所定枚数(N2)に達しな
い場合は未だ不適正トナーが現像容器100に供給され
ないと判断して待ち、複写枚数(N)が所定枚数(N
2)に達した場合には不適正トナーが現像容器100に
供給されると判断して、制御手段500は上記ステップ
S8に進んで静電複写機の作動を停止する。
【0041】なお、上記実施形態においては、トナー供
給手段200がホッパ容器210とトナーカートリッジ
400とから構成されている例を示したが、ホッパ容器
210を除いてトナーカートリッジ400からトナーを
直接現像容器100に供給するように構成することもで
きる。この場合は、透磁率検出器302はトナーカート
リッジ400に配設される。そして、透磁率検出器30
2からの検出信号(出力電圧)の変動量L(最大出力電
圧値V1−最小出力電圧値V2)が所定範囲以外の場合
には、制御手段500はトナーが不適合であることを表
示手段510に表示すると共に、直ちに静電複写機の作
動を停止する。このようにすることにより、不適正トナ
ーが現像容器100に供給されることを防止することが
できる。
【0042】また、上述した透磁率検出器302による
トナー440の透磁率検出における誤りの発生を確実に
回避するために、図示の実施形態においては、次のとお
りの技術的構成が採用されていることも留意されるべき
である。
【0043】上記透磁率検出器302の透磁率検出面3
03は水平に対して0度<θ≦90度、特に30度≦θ
≦60度の傾斜角度をなすように配設され、そして回転
流動部材312は透磁率検出器302の透磁率検出面3
03を下方から上方に向けて摺擦するように構成されて
いる。このような構成により、トナー440が透磁率検
出器302の透磁率検出面303に付着乃至滞留し、透
磁率検出器302の出力電圧に悪影響を及ぼすことが確
実に回避される。透磁率検出器302の透磁率検出面3
03が水平に対して90度以上の傾斜角度をなして傾斜
する場合、或いは回転流動部材312が下方から上方に
透磁率検出器302の透磁率検出面303を摺擦するよ
うになす場合には、若干ではあるが透磁率検出器302
の透磁率検出面303にトナー440が過剰に押圧され
そこに付着乃至滞留せしめられる傾向がある。
【0044】また、上記回転流動部材312が透磁率検
出器302の透磁率検出面303を摺擦する際には、回
転方向前側に突出した凸面形状に弾性的に変形せしめら
れる。そして、透磁率検出器302の透磁率検出面30
3を通過すると、回転流動部材312は真直に延在する
形状に向けて少なくとも部分的に弾性的に復元せしめら
れる。本発明者等の経験によれば、回転流動部材312
の上述したとおりの挙動に起因して、回転流動部材31
2の回転方向前面に付着せんとするトナー440は、回
転流動部材312の弾性的復元の際にその前面から飛散
せしめられ、従って回転流動部材312の前面にトナー
440が付着せしめられる傾向は殆どない。しかしなが
ら、回転流動部材312の回転方向後面においては、清
掃手段320を配設しない場合には、幾分かのトナー4
40が付着し、この付着トナー440が透磁率検出器3
02の出力電圧に悪影響を及ぼす虞がある。而して、図
示の実施形態においては、図7に示すように、回転軸2
54と共に回転軸252が回転せしめられると、回転軸
252に配設された回転清掃部材322の先端部が回転
流動部材312の回転方向後面に作用して、そこに付着
せんとするトナー440を清掃し、これにより回転流動
部材312の回転方向後面におけるトナー付着が充分に
防止される。勿論、回転流動部材312の回転方向前面
にトナー440が付着する傾向がある場合には、回転清
掃部材322に加えて或いはこれに代えて、回転流動部
材312の回転方向前面に作用する回転清掃部材を回転
軸252に付設することもできる。
【0045】
【発明の効果】本発明による画像形成機は以上のように
構成されているので、以下の作用効果を奏する。
【0046】即ち、本発明によれば、トナー供給手段内
のトナーの透磁率を検出するトナー透磁率検出手段の出
力値が所定の範囲外である場合には、表示手段にトナー
が不適合である旨を表示せしめるようにしたので、この
表示警報によってトナーを交換することにより、不適合
トナーを使用しつづけることによる上記不具合を防止す
ることができる。
【0047】また、本発明によれば、トナー供給手段内
のトナーの透磁率を検出するトナー透磁率検出手段の出
力値が所定の範囲外である場合には、表示手段にトナー
が不適合である旨を表示し、該表示後に画像形成機が所
定量稼働した場合には、画像形成機の作動を停止するよ
うにしたので、不適合トナーの使用を確実に防止するこ
とができると共に、正常な現像が可能な範囲で画像形成
動作を行うことができる。
【0048】更に、本発明によれば、トナー供給手段内
のトナーの透磁率を検出するトナー透磁率検出手段の出
力値が所定の範囲外である場合には、表示手段にトナー
が不適合である旨を表示するとともに、直ちに画像形成
機の作動を停止するようにしたので、不適合トナーの使
用を確実に防止することができると共に、不適正トナー
が現像容器に供給されることを防止することができる。
従って、不適正トナーが現像容器に混入することによる
現像剤の交換や、機内の清掃を未然に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された画像形成機の概略構
成図。
【図2】図1の画像形成機に装備される現像装置の側面
図。
【図3】図2の現像装置のA−A線断面図。
【図4】図2の現像装置を構成するトナー補給手段の一
部を示す斜面図。
【図5】図4のトナー補給手段を構成するホッパ容器を
充分な量のトナーが存在する状態で示す断面図。
【図6】図4のトナー補給手段を構成するホッパ容器を
充分な量のトナーが存在しない状態で示す断面図。
【図7】図4のトナー補給手段を構成するホッパ容器に
配設される清掃手段の作用を示す断面図。
【図8】図1の画像形成機に装備される制御手段の構成
ブロック図。
【図9】図4のトナー補給手段を構成するホッパ容器に
配設される透磁率検出器の出力電圧の実測データの一例
を示す線図。
【図10】図8に示す制御手段の処理手順を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
2:機体ハウジング 4:静止透明板 5:原稿押さえ板 6:感光体ドラム 8:帯電用コロナ放電器 10:現像装置 12:転写用コロナ放電器 14:剥離用コロナ放電器 16:クリーニングユニット 18:除電ランプ 20:照射ランプ 22:第1のミラー 24:第2のミラー 26:第3のミラー 28:レンズ 30:第4のミラー 32:転写紙供給装置 34a:転写紙カセット 34b:転写紙カセット 36a:転写紙送出ローラ 36b:転写紙送出ローラ 38a:さばきローラ対 38b:さばきローラ対 40:案内路 42、44:搬送ローラ対 46:レジストローラ対 48:転写紙搬送ベルト機構 50:定着装置 52:定着ローラ対 54:排出ローラ 100:現像容器 110:現像剤適用手段 112:スリーブ部材 114:永久磁石部材 120:現像剤攪拌搬送手段 126:第1の攪拌搬送部材 128:第2の攪拌搬送部材 130:第3の攪拌搬送部材 140:現像剤 144(SW1):トナー濃度検出器 200:トナー供給手段200 210:ホッパ容器210 240、242:トナー搬送経路 244:トナー排出口 248:トナー受入口 250:搬送手段 300:トナー透磁率検出手段 302(SW2):透磁率検出器 303:透磁率検出面 310:周期的流動手段 312:回転流動部材 320:清掃手段 322:回転清掃部材 400:トナーカートリッジ 402:トナー容器 416:トナー排出口 418:シャッタ部材 420:トナー搬送手段 430:攪拌手段 500:制御手段 508(SW3):複写枚数検出手段 510:表示手段 520:各駆動源

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器に存在する現像剤を現像域に運んで感光体上に形成さ
    れた静電潜像に適用しトナー像に現像せしめる現像剤適
    用手段と、該現像容器内にトナーを供給するトナー供給
    手段とを具備する現像装置を装備した画像形成機におい
    て、 該トナー供給手段内のトナーの透磁率を検出するトナー
    透磁率検出手段と、 該トナー供給手段内のトナーの不適合を表示する表示手
    段と、 該トナー透磁率検出手段の出力信号に基づいて該表示手
    段を作動制御する制御手段と、を具備し、 該制御手段は、該トナー透磁率検出手段の出力値が所定
    の範囲外である場合には、該表示手段にトナーが不適合
    である旨を表示せしめる、 ことを特徴とする画像形成機。
  2. 【請求項2】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器に存在する現像剤を現像域に運んで感光体上に形成さ
    れた静電潜像に適用しトナー像に現像せしめる現像剤適
    用手段と、該現像容器内にトナーを供給するトナー供給
    手段とを具備する現像装置を装備した画像形成機におい
    て、 該トナー供給手段内のトナーの透磁率を検出するトナー
    透磁率検出手段と、 該トナー供給手段内のトナーの不適合を表示する表示手
    段と、 該トナー透磁率検出手段の出力信号に基づいて該表示手
    段および画像形成機の作動を制御する制御手段と、を具
    備し、 該制御手段は、該トナー透磁率検出手段の出力値が所定
    の範囲外である場合には、該表示手段にトナーが不適合
    である旨を表示し、該表示後に画像形成機が所定量稼働
    した場合には、画像形成機の作動を停止する、 ことを特徴とする画像形成機。
  3. 【請求項3】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器に存在する現像剤を現像域に運んで感光体上に形成さ
    れた静電潜像に適用しトナー像に現像せしめる現像剤適
    用手段と、該現像容器内にトナーを供給するトナー供給
    手段とを具備する現像装置を装備した画像形成機におい
    て、 該トナー供給手段内のトナーの透磁率を検出するトナー
    透磁率検出手段と、 該トナー供給手段内のトナーの不適合を表示する表示手
    段と、 該トナー透磁率検出手段の出力信号に基づいて該表示手
    段および画像形成機の作動を制御する制御手段と、を具
    備し、 該制御手段は、該トナー透磁率検出手段の出力値が所定
    の範囲外である場合には、該表示手段にトナーが不適合
    である旨を表示すると共に、直ちに画像形成機の作動を
    停止する、 ことを特徴とする画像形成機。
  4. 【請求項4】 該トナー透磁率検出手段は、所定領域に
    露呈せしめられた透磁率検出面を有する透磁率検出器
    と、該所定領域に存在するトナーを該透磁率検出器の該
    透磁率検出面に向けて周期的に流動せしめる周期的流動
    手段とを含む、請求項1又は2又は3記載の画像形成
    機。
  5. 【請求項5】 該透磁率検出器は磁気抵抗に応じて出力
    電圧が変化する形態であり、該制御手段は出力電圧の変
    動量に基いて該所定領域に所定量以上のトナーが存在す
    るか否かを判別し、所定量のトナーが存在しない場合に
    は該表示手段にトナー不足である旨を表示する、請求項
    4記載の画像形成機。
  6. 【請求項6】 該周期的流動手段は、回転駆動せしめら
    れて先端部が該透磁率検出器の該透磁率検出面を周期的
    に摺擦する回転流動部材から構成されている、請求項4
    記載の画像形成機。
  7. 【請求項7】 該回転流動部材は合成樹脂フィルムから
    形成されている、請求項4記載の画像形成機。
  8. 【請求項8】 該透磁率検出器の該透磁率検出面は水平
    に対して所定の傾斜角度θをなし、該回転流動部材の先
    端部は該透磁率検出器の該透磁率検出面を下方から上方
    に向けて摺擦する方向に回転せしめられる、請求項4記
    載の画像形成機。
  9. 【請求項9】 該回転流動部材の回転方向後面に作用し
    て付着トナーを離脱せしめる清掃手段が配設されてい
    る、請求項6記載の画像形成機。
  10. 【請求項10】 該清掃手段は回転駆動せしめられる回
    転清掃部材から構成されており、該回転清掃部材の回転
    中心軸線は該回転流動部材の回転中心軸線と実質上平行
    に延び、該回転清掃部材の回転方向と該回転流動部材の
    回転方向とは逆であり、該回転清掃部材の先端部が該回
    転流動部材の該回転方向後面に作用する、請求項9記載
    の画像形成機。
  11. 【請求項11】 該回転清掃部材は合成樹脂フィルムか
    ら形成されている、請求項10記載の画像形成機。
JP9205695A 1997-07-31 1997-07-31 画像形成機 Withdrawn JPH1152724A (ja)

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