JPH1152021A - 半導体集積回路装置の試験方法及び半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置の試験方法及び半導体集積回路装置

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JPH1152021A
JPH1152021A JP9210756A JP21075697A JPH1152021A JP H1152021 A JPH1152021 A JP H1152021A JP 9210756 A JP9210756 A JP 9210756A JP 21075697 A JP21075697 A JP 21075697A JP H1152021 A JPH1152021 A JP H1152021A
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JP
Japan
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test
flash rom
circuit
signal
erase operation
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JP9210756A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ono
和男 大野
Osamu Matsuura
修 松浦
Katsuhiko Sakai
克彦 酒井
Masao Imai
正夫 今井
Takayuki Moriyama
隆幸 森山
Takeshi Yokohira
武志 横平
Tsutomu Yamada
力 山田
Hiroshi Fukuda
弘 福田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全体の試験時間を短縮することができる半導体
集積回路装置の試験方法を提供すること。 【解決手段】試験装置31はリセット信号RSTを出力
してフラッシュROM18に対してイレース動作を開始
させた後、テストモード信号TSTを出力してフラッシ
ュROM18を内部バス16,17から切り離す。更
に、試験装置は周辺回路14に対する機能試験を開始す
るようにした。従って、イレース動作と周辺回路の機能
試験とが同時に行われるとともに、フラッシュROM1
8のイレース動作に周辺回路の機能試験は影響しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試験装置にて機能試
験が行われるフラッシュROM及び周辺回路を搭載した
半導体集積回路装置の試験方法に関するものである。
【0002】近年、半導体集積回路装置(LSI)に
は、高集積化に伴い、フラッシュROMや複数の周辺回
路が搭載されるようになってきており、試験装置による
出荷前等の試験時間が長くなってきている。試験時間の
長時間化は、LSIの検査コストのアップにつながるこ
とから、試験時間の短縮が要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来、LSIは、そのプロセスの微細化
技術の発達とユーザ仕様の多様化に伴って、CPUコア
とともに仕様に従って周辺回路が多数搭載される様にな
ってきている。また、近年では、LSIには、フラッシ
ュROMが搭載されるようになってきている。フラッシ
ュROMは、電気的に全ビットの内容、又はブロック単
位のビットの内容を消去することができると共に、記憶
したデータを保持するために電力を消費しないため、L
SIを低消費電力化するうえで有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラッ
シュROMを搭載したLSIの試験は、フラッシュRO
Mをイレースするだけで数秒を要する。そのフラッシュ
ROMのイレース中は、周辺回路の試験を行うことがで
きない。また、周辺回路の機能試験中に同期をとるため
にリセット信号が複数回入力される。そのリセット信号
が入力される毎にフラッシュROMはイレース動作を最
初から実行するため、イレース動作の終了までの時間が
長くなる。そのため、LSI全体の試験時間は長くな
る。更に、フラッシュROMの容量が多くなると、ます
ます全体の試験時間が長くなるため、LSIの検査コス
トが上昇し、ひいてはLSIのコストアップを招く。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は全体の試験時間を短縮す
ることのできる半導体集積回路装置及びその試験方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、フラッシュROMと周辺
回路が搭載され、試験装置に接続されて該試験装置から
入力されるテストモード信号に基づいて設定されるテス
トモード時に前記フラッシュROMと周辺回路に対する
試験を行う半導体集積回路装置の試験方法において、フ
ラッシュROMに対してイレース動作を開始させた後、
そのイレース動作中に周辺回路に対する機能試験を実行
するようにした。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体集積回路装置の試験方法において、前記フラッ
シュROM及び周辺回路は共通の内部バスに接続され、
前記フラッシュROMのイレース動作中は該フラッシュ
ROMを内部バスから切り離すようにした。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の半導体集積回路装置の試験方法において、前記
試験装置は周辺回路に対して機能試験中に周辺回路の同
期をとるために前記周辺回路をリセットするリセット信
号を複数回出力し、前記フラッシュROMに対して前記
リセット信号を無効化するようにした。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のうちの何れか1項に記載の半導体集積回路装置の試験
方法において、前記フラッシュROMのイレース動作中
に該イレースが正常か否かを判断しその判断結果に基づ
いて判定信号を出力するイレース判定回路を備え、前記
試験装置は、イレース判定回路から出力される判定信号
に基づいて前記フラッシュROMのイレースが正常か否
かを判断し、その判断結果に基づいてイレースが正常に
終了していないときに試験を中断するようにした。
【0010】請求項5に記載の発明は、共通の内部バス
に接続されたフラッシュROMと周辺回路が搭載され、
試験装置に接続されて該試験装置から入力されるテスト
モード信号に基づいて設定されるテストモード時に内部
バスを介して前記フラッシュROMと周辺回路に対する
試験が行われる半導体集積回路装置において、前記フラ
ッシュROMはテストモード時にイレース動作を開始
し、前記テストモード信号に基づいて、テストモード時
に前記フラッシュROMを内部バスから切り離すバス制
御回路を備えた。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の半導体集積回路装置において、前記周辺回路には機能
試験中に前記試験装置から周辺回路の同期をとるために
該周辺回路をリセットするリセット信号が複数回入力さ
れ、前記フラッシュROMには、前記テストモード信号
とリセット信号が入力され、設定されるテストモード時
に前記リセット信号を無効化する試験回路が接続され
る。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項5又は6
に記載の半導体集積回路装置において、前記フラッシュ
ROMのイレース動作中に該イレースが正常か否かを判
断しその判断結果に基づいて判定信号を出力するイレー
ス判定回路を備え、前記試験装置は、イレース判定回路
から出力される判定信号に基づいて前記フラッシュRO
Mのイレースが正常か否かを判断し、その判断結果に基
づいてイレースが正常に終了していないときに試験を中
断するようにした。
【0013】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、フラッシュROMに対してイレース動作が開始
された後、試験装置はそのイレース動作中に周辺回路に
対する機能試験を実行する。従って、イレース動作と周
辺回路の機能試験とが同時に行われ、試験時間が短くな
る。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、フラッシ
ュROM及び周辺回路は共通の内部バスに接続され、そ
して、フラッシュROMのイレース動作中は該フラッシ
ュROMが内部バスから切り離されるため、周辺回路の
機能試験はフラッシュROMのイレース動作に影響しな
い。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、試験装置
は周辺回路に対して機能試験中に周辺回路の同期をとる
ために周辺回路をリセットするリセット信号を複数回出
力する。そして、フラッシュROMに対してリセット信
号が無効化され、フラッシュROMはイレース動作を繰
り返さないので、イレース時間は長くならない。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、フラッシ
ュROMのイレース動作中に該イレースが正常か否かを
判断しその判断結果に基づいて判定信号を出力するイレ
ース判定回路が備られる。そして、試験装置にて、イレ
ース判定回路から出力される判定信号に基づいてフラッ
シュROMのイレースが正常か否かが判断され、その判
断結果に基づいてイレースが正常に終了していないとき
に試験が中断される。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、フラッシ
ュROMはテストモード時にイレース動作を開始する。
そして、バス制御回路は、テストモード信号に基づい
て、テストモード時にフラッシュROMを内部バスから
切り離し、フラッシュROMのイレース動作と周辺回路
の機能試験とが同時に行われて試験時間が短くなる。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、周辺回路
には機能試験中に試験装置から周辺回路の同期をとるた
めに該周辺回路をリセットするリセット信号が複数回入
力される。そして、試験回路は、フラッシュROMに
は、テストモード信号とリセット信号が入力され、設定
されるテストモード時にリセット信号を無効化するた
め、フラッシュROMはイレース動作を繰り返さないの
でイレース時間は長くならない。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、フラッシ
ュROMのイレース動作中に該イレースが正常か否かを
判断しその判断結果に基づいて判定信号を出力するイレ
ース判定回路が備えられる。そして、試験装置は、イレ
ース判定回路から出力される判定信号に基づいてフラッ
シュROMのイレースが正常か否かを判断し、その判断
結果に基づいてイレースが正常に終了していないときに
試験が中断される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1及び図2に従って説明する。図1に示すよ
うに、半導体集積回路装置(以下、LSIという)11
は、CPU12、メモリ13、複数の周辺回路14、及
び、リセット回路15を備えている。また、LSI11
は、第1,第2内部バス16,17を備え、CPU12
等が第1,第2内部バスに接続されている。第1内部バ
ス16は、メモリ13や周辺回路14に対するアクセス
動作を制御する信号等の制御信号が転送される。第2内
部バス17は、アドレスデータ、一般データ、命令等が
転送される。
【0021】メモリ13は、プログラムメモリ及びデー
タメモリから構成され、プログラムメモリにはCPU1
2が実行する命令等の制御プログラムデータが格納され
ている。各周辺回路14は、予め用意された機能回路又
はユーザの仕様に基づいて機能が設定された回路、例え
ばタイマ回路、カウンタ回路等から構成される。
【0022】CPU12は、第1,第2内部バス16,
17を介してプログラムメモリから読み出したプログラ
ムデータに基づいて、第1,第2内部バス16,17を
介して各周辺回路14を制御する。また、CPU12
は、第1,第2内部バス16,17を介して実行中々の
データをデータメモリに格納する。
【0023】リセット回路15には、LSI11に動作
電源電圧として供給される高電位電源Vccが入力され
る。リセット回路15は、高電位電源Vccの電圧変化を
検出し、その電圧変化に応じてパワーオンリセット信号
PORを出力する。例えば、リセット回路15は、投入
される高電位電源Vccが所定の電圧まで到達する間、H
レベル(高電位電源Vccのレベル)のパワーオンリセッ
ト信号PORを第1バス上に送出する。そして、リセッ
ト回路15は、高電位電源Vccが供給されている間、L
パワーオンリセット信号PORをLレベルに保持する。
パワーオンリセット信号PORは、CPU12、各周辺
回路14等に入力される。
【0024】各周辺回路14は、パワーオンリセット信
号PORがHレベルの間、非動作状態となっている。そ
して、各周辺回路14は、パワーオンリセット信号PO
RがHレベルからLレベルに変化すると、動作状態とな
る。CPU12は、パワーオンリセット信号PORがH
レベルの間リセット状態となる。そして、CPU12
は、パワーオンリセット信号PORがLレベルになる
と、各周辺回路14を制御する。
【0025】また、LSI11は、フラッシュROM1
8を備えている。フラッシュROM18は、インタフェ
ース回路19を介して第1,第2内部バス16,17に
接続されている。インタフェース回路19は、フラッシ
ュROM18と第1,第2内部バス16,17との間で
データ等の転送を制御するために設けられている。
【0026】図2に示すように、インタフェース回路1
9は、バス制御回路20とイレース判定回路21を備え
ている。バス制御回路20には、第1,第2内部バス1
6,17を介して各種信号が入力される。バス制御回路
20は、CPU12がフラッシュROM18をアクセス
するための命令やデータ等をフラッシュROM18に出
力する。また、バス制御回路20は、フラッシュROM
18から読み出されたデータを第2内部バス17に出力
する。CPU12は、第2データバスを介してフラッシ
ュROM18から読み出されたデータを入力する。
【0027】また、バス制御回路20には、後述する試
験装置31から第1内部バス16を介してテストモード
信号TSTが入力される。テストモード信号TSTは、
CPU12が内部バスを介してフラッシュROM18、
周辺回路14等を制御する通常モードと、フラッシュR
OM18及び周辺回路14の動作を試験するテストモー
ドとを切り替えるために入力される。例えば、試験装置
31は、接続されたLSI11の試験を行う場合に、L
レベルのテストモード信号TSTを出力する。尚、テス
トモード信号TSTが入力される図示しない外部端子は
LSI11内部にてプルアップされている。従って、テ
ストモード信号TSTは、LSI11が試験装置31に
接続されていない通常モードの時には常にHレベルとな
るように構成されている。
【0028】バス制御回路20は、テストモード信号T
STがHレベルの時にフラッシュROM18と第1,第
2内部バス16,17とを接続する。一方、バス制御回
路20は、テストモード信号TSTがLレベルの時、フ
ラッシュROM18と第1,第2内部バス16,17と
を切り離す。
【0029】イレース判定回路21には、フラッシュR
OM18におけるイレース動作が正常に終了したか否か
を判断するために設けられている。フラッシュROM1
8におけるイレース動作は、全てのビットに対して
「0」(又は「1」)を記憶させる。従って、イレース
判定回路21は、イレースされたビットから読み出され
たデータと書き込みデータ「0」(又は「1」)と比較
し、その比較結果に基づいて判定信号HSを出力する。
例えば、イレース判定回路21は、書き込みデータと読
み出しデータとが一致している場合にLレベルの判定信
号HSを出力する。また、イレース判定回路21は、1
ビットでもデータが一致しない場合に判定信号HSをH
レベルに保持する。
【0030】また、フラッシュROM18には、試験回
路22が接続されている。試験回路22は、フラッシュ
ROM18のイレース動作開始を制御するために設けら
れている。
【0031】試験回路22にはテストモード信号TST
とリセット信号RSTが入力される。試験回路22は、
テストモード信号TST及びリセット信号RSTに基づ
いて、テストモード時にはテストモード信号をスタート
信号STを生成しフラッシュROM18に出力する。従
って、フラッシュROM18は、入力されるスタート信
号STに基づいて、テストモード時にリフレッシュ動作
を行う。
【0032】図2に示すように、試験回路22は、アド
レスデコーダ23、リセット制御レジスタ24、インバ
ータ回路25,26、アンド回路27、及び、ノア回路
28を備えている。
【0033】アドレスデコーダ23は、第2内部バス1
7に接続され、アドレス信号ADDRが入力される。ア
ドレスデコーダ23は、アドレス信号ADDRをデコー
ドする。そして、アドレスデコーダ23は、アドレス信
号ADDRがフラッシュROM18を選択してイレース
動作を実行させるためのアドレス信号の場合に、デコー
ド信号をリセット制御レジスタ24に出力する。このと
きのアドレス信号は、CPU12から入力される。即
ち、CPU12は、制御プログラムに基づいてフラッシ
ュROM18をイレースする場合に、そのイレース動作
に対応したアドレス信号を出力し、フラッシュROM1
8をイレースする。
【0034】リセット制御レジスタ24は第1内部バス
16に接続され、パワーオンリセット信号PORが入力
される。リセット制御レジスタ24は、入力されるデコ
ード信号又はパワーオンリセット信号PORに基づい
て、電源投入時にHレベルの信号をノア回路28に出力
する。また、リセット制御レジスタ24は、通常Hレベ
ルの信号を出力しており、アドレスデコーダ23からデ
コード信号が入力されるとHレベルの信号を出力する。
【0035】ノア回路28の出力端子はインバータ回路
26を介してフラッシュROM18に接続されている。
従って、レジスタ制御回路からHレベルの信号が入力さ
れると、フラッシュROM18にはHレベルのスタート
信号STが入力され、フラッシュROM18は、そのH
レベルのスタート信号STに基づいてイレース動作を開
始する。従って、フラッシュROM18は、電源投入時
にイレース動作を行う。また、フラッシュROM18
は、CPU12からのアクセスに基づいてイレース動作
を行う。
【0036】また、ノア回路28の入力端子にはアンド
回路27の出力する信号が入力される。アンド回路27
には、試験装置31から入力されるリセット信号RST
と、インバータ回路25により反転されたテストモード
信号TSTが入力される。アンド回路27は、リセット
信号及び反転されたテストモード信号TSTに応答した
信号をノア回路28に出力する。
【0037】ノア回路28は、アンド回路27から出力
される信号と、リセット制御レジスタ24から出力され
る信号とに応答して信号を出力する。その信号はインバ
ータ回路26により反転されて試験回路22の出力信号
としてフラッシュROM18に出力される。フラッシュ
ROM18は、試験回路22から入力される信号に基づ
いて、フラッシュ動作を行う。
【0038】テストモード信号TSTがLレベル(イン
バータ回路25の出力信号がHレベル)のとき、アンド
回路27は、入力されるリセット信号RSTに応答した
信号を出力する。その信号はノア回路28及びインバー
タ回路26を介してフラッシュROM18に出力され
る。即ち、テストモード信号TSTがLレベルの時、リ
セット信号RSTがフラッシュROM18に出力され
る。従って、フラッシュROM18は、リセット信号R
STに基づいて、その信号RSTがHレベルの時にイレ
ース動作を行う。
【0039】テストモード信号TSTがHレベル(イン
バータ回路25の出力信号がLレベル)のとき、アンド
回路27は常にLレベルの信号を出力する。そのLレベ
ルの信号は、ノア回路28及びインバータ回路26を介
してフラッシュROM18に出力される。従って、テス
トモード信号TSTがLレベル、即ち、テストモードの
時にはフラッシュROM18にはLレベルのスタート信
号STが入力され、フラッシュROM18はイレース動
作を行わない。
【0040】図1に示すように、上記のように構成され
たLSI11は、試験装置31に接続されて出荷前等の
試験が行われる。試験装置31には、図示しない外部端
子を介してLSI11の第1,第2内部バス16,17
が接続される。
【0041】先ず、試験装置31は、第2内部バス17
を介して所定期間Hレベルとなるパルス信号をリセット
信号RSTとして出力する。試験回路22は、リセット
信号RSTに基づいて所定期間Hレベルのスタート信号
STをフラッシュROM18に出力する。フラッシュR
OM18は、そのスタート信号STに基づいてイレース
動作を開始する。
【0042】また、試験装置31は、第2内部バス17
上にHレベルのテストモード信号TSTを出力する。バ
ス制御回路20は、Hレベルのテストモード信号TST
を入力し、フラッシュROM18を第1,第2内部バス
16,17から切り離す。
【0043】次に、試験装置31は、第1,第2内部バ
ス16,17を介して各周辺回路14を直接制御し、各
周辺回路14に対する機能試験(ファンクション試験)
を実施する。その機能試験の実施において、試験回路2
2は、各周辺回路14に対してリセット信号RSTを複
数回出力する。これにより、試験装置31は、各周辺回
路14と同期をとりながら機能試験を実施する。即ち、
フラッシュROM18におけるイレース動作と各周辺回
路14に対する機能試験とが同時に実行される。
【0044】このとき、試験回路22は、テストモード
信号TSTに基づいて入力されるリセット信号RSTを
無効化し、スタート信号STを出力しない。即ち、試験
回路22は、フラッシュROM18に対するリセット信
号RSTの入力を防止する。従って、フラッシュROM
18は、試験装置31からリセット信号RSTが入力さ
れても、イレース動作を継続して実行する。
【0045】また、フラッシュROM18はバス制御回
路20によって第1,第2内部バス16,17と切り離
されているため、第1,第2内部バス16,17を転送
される各種制御信号はフラッシュROM18にイレース
動作に影響しない。
【0046】もし、試験回路22が無いと、フラッシュ
ROM18にはリセット信号RSTが複数回入力され
る。フラッシュROM18は、入力されるリセット信号
RSTに基づいて、メモリセルに記憶されたデータのイ
レースを開始する。そして、試験装置31は各周辺回路
14との同期をとるために複数回リセット信号RSTを
出力する。そして、フラッシュROM18はリセット信
号RSTが入力される毎にイレース動作を開始する。そ
の結果、フラッシュROM18の全てのメモリセルに対
するイレースが終了するまでに長時間を要する。そのた
め、試験回路22を設けてフラッシュROM18にリセ
ット信号RSTが入力されないようにすることで、フラ
ッシュROM18のイレース終了までの時間が長くなる
のを防いでいる。
【0047】そして、フラッシュROM18のイレース
動作が終了したとき、各周辺回路14に対する機能試験
に要する時間は、イレース時間に比べて短いので、試験
装置31は、機能試験を終了している。そこで、試験装
置31は、イレース判定回路21から出力される判定信
号HSに基づいて、フラッシュROM18におけるイレ
ース動作が正常に終了したか否かを判断する。そして、
試験装置31は、イレースが正常に終了している場合、
フラッシュROM18に対する機能試験を実施する。そ
の機能試験は、例えばデータの書き込み/読み出しが正
常か否かを判断する試験である。試験装置31は、実施
した機能試験(書き込み/読み出し試験)の結果に基づ
いてLSI11が良品か不良品かを判断する。また、試
験装置31は、イレース動作が正常に終了していない場
合、LSI11が不良と判断して試験を中断する。
【0048】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 ○試験装置31はリセット信号RSTを出力してフラッ
シュROM18に対してイレース動作を開始させた後、
テストモード信号TSTを出力してフラッシュROM1
8を内部バス16,17から切り離す。更に、試験装置
は周辺回路14に対する機能試験を開始するようにし
た。従って、イレース動作と周辺回路の機能試験とが同
時に行われるとともに、フラッシュROM18のイレー
ス動作に周辺回路の機能試験は影響しない。その結果、
LSI11の試験時間が短くなるので、LSI11の検
査コストを低減することができる。
【0049】○試験装置31は周辺回路14に対して機
能試験中に周辺回路14の同期をとるためにリセット信
号RSTを複数回出力する。試験回路は、フラッシュR
OM18に対してリセット信号RSTを無効化するよう
にした。その結果、機能試験中にフラッシュROM18
はイレース動作を繰り返さないので、イレース時間が長
くならない。
【0050】尚、本発明は前記実施の形態の他、以下の
態様で実施してもよい。上記実施形態では、試験装置3
1は周辺回路14に対する機能試験を終了した後、イレ
ース判定回路21から出力される判定信号HSに基づい
てフラッシュROM14のイレース動作が正常に終了し
たか否かを判断するようにしたが、判定信号HSをポー
リングして機能試験中にフラッシュROM18のイレー
スが正常に行われているか否かを判断するようにしても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至4に
記載の発明によれば、全体の試験時間を短縮することが
可能な半導体集積回路装置の試験方法を提供することが
できる。
【0052】また、請求項5乃至7に記載の発明によれ
ば、全体の試験時間を短縮することが可能な半導体集積
回路装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の半導体集積回路装置のブロック
図。
【図2】 一実施形態の試験回路の回路図。
【符号の説明】
14 周辺回路 16,17 内部バス 18 フラッシュROM 20 バス制御回路 21 イレース判定回路 22 試験回路 31 試験装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 修 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 酒井 克彦 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 今井 正夫 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 森山 隆幸 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 横平 武志 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 山田 力 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 福田 弘 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュROMと周辺回路が搭載さ
    れ、試験装置に接続されて該試験装置から入力されるテ
    ストモード信号に基づいて設定されるテストモード時に
    前記フラッシュROMと周辺回路に対する試験を行う半
    導体集積回路装置の試験方法において、 フラッシュROMに対してイレース動作を開始させた
    後、そのイレース動作中に周辺回路に対する機能試験を
    実行するようにした半導体集積回路装置の試験方法。
  2. 【請求項2】 前記フラッシュROM及び周辺回路は共
    通の内部バスに接続され、前記フラッシュROMのイレ
    ース動作中は該フラッシュROMを内部バスから切り離
    すようにした請求項1に記載の半導体集積回路装置の試
    験方法。
  3. 【請求項3】 前記試験装置は周辺回路に対して機能試
    験中に周辺回路の同期をとるために前記周辺回路をリセ
    ットするリセット信号を複数回出力し、前記フラッシュ
    ROMに対して前記リセット信号を無効化するようにし
    た請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置の試験方
    法。
  4. 【請求項4】 前記フラッシュROMのイレース動作中
    に該イレースが正常か否かを判断しその判断結果に基づ
    いて判定信号を出力するイレース判定回路を備え、 前記試験装置は、イレース判定回路から出力される判定
    信号に基づいて前記フラッシュROMのイレースが正常
    か否かを判断し、その判断結果に基づいてイレースが正
    常に終了していないときに試験を中断するようにした請
    求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の半導体集積回
    路装置の試験方法。
  5. 【請求項5】 共通の内部バスに接続されたフラッシュ
    ROMと周辺回路が搭載され、試験装置に接続されて該
    試験装置から入力されるテストモード信号に基づいて設
    定されるテストモード時に内部バスを介して前記フラッ
    シュROMと周辺回路に対する試験が行われる半導体集
    積回路装置において、 前記フラッシュROMはテストモード時にイレース動作
    を開始し、 前記テストモード信号に基づいて、テストモード時に前
    記フラッシュROMを内部バスから切り離すバス制御回
    路を備えた半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記周辺回路には機能試験中に前記試験
    装置から周辺回路の同期をとるために該周辺回路をリセ
    ットするリセット信号が複数回入力され、 前記フラッシュROMには、前記テストモード信号とリ
    セット信号が入力され、設定されるテストモード時に前
    記リセット信号を無効化する試験回路が接続された請求
    項5に記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記フラッシュROMのイレース動作中
    に該イレースが正常か否かを判断しその判断結果に基づ
    いて判定信号を出力するイレース判定回路を備え、 前記試験装置は、イレース判定回路から出力される判定
    信号に基づいて前記フラッシュROMのイレースが正常
    か否かを判断し、その判断結果に基づいてイレースが正
    常に終了していないときに試験を中断するようにした請
    求項5又は6に記載の半導体集積回路装置。
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