JPH11514213A - 酸性食品の中和 - Google Patents

酸性食品の中和

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JPH11514213A JP9507684A JP50768497A JPH11514213A JP H11514213 A JPH11514213 A JP H11514213A JP 9507684 A JP9507684 A JP 9507684A JP 50768497 A JP50768497 A JP 50768497A JP H11514213 A JPH11514213 A JP H11514213A
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Abstract

(57)【要約】 酸性食品および飲料のpHを上昇させることにより、胸焼け並びに他の食道および/または胃腸の苦痛を消費者に生ぜしめる食品の傾向を減少させる方法が提供される。酸性食品または飲料(たとえばコーヒー)を、食品もしくは飲料のpHを好ましくは少なくとも約0.5pH単位だけ上昇させ、より好ましくは約5.4〜約7.0のpHまで上昇させるのに有効な量のグリセロ燐酸カルシウム(CGP)と組合せる。約5.4より高いpHを有するCGPを含む可食組成物が得られる。さらにCGPはこの種の食品が有する刺激性香味を除去すべく酸性食品に添加することもでき、したがってCGPは香味調整剤としても作用する。容器の内部にCGPを含み、容器を容易に開口させて1回量のCGPを供給しうるパッケージは可食組成物を作成する方法に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 酸性食品の中和 発明の技術分野 本発明は食品および飲料、特に酸性食品および飲料のpHを上昇させてこの種 の食品を食べかつ摂取する際に伴う胸焼けおよび他の病気作用を軽減させる方法 に関するものである。本発明は、減少した酸度を有する摂取可能な組成物、並び にこの種の組成物を作成するのに有用なパッケージを提供する。発明の背景 大抵の人は酸性食品および飲料(ここでは概略して「食品」と称する)を飲食 することを好み、ピッツァ、コーヒーおよびワインが普及酸性食品の一般例であ る。しかしながら或る種の人にとっては、酸性食品の摂取は望ましくない結果を もたらす。たとえばワインのような酸性食品における酸は、この食品を消費者の 口に入れた際に刺激性の味覚もしくは刺激として感じられる。或る種の人にとっ て酸性食品は刺激性が強過ぎ、したがって好ましいより寧ろ不味い。さらに或る 種の人は、少量の酸性食品を摂取した後にさえ胸焼けを生ずる。酸性医薬を含め 多量の酸性食品を摂取する際に伴う問題は、相当量の外来の酸を摂取したため消 費者の胃が長時間にわたり異常に低いpHレベルに達しうる点であり、これは潰 瘍または他の胃腸および食道管の病気をもたらしうる。 医学辞典によれば、胸焼けは波動的に生じて首の方向へ上方に登る傾向を有す る温熱もしくは焼けつきの胸骨感覚よりなる食道徴候である。これはウォーター ブラッシュの形態を取り、酸味流体もしくは殆ど無味な唾液が口中へ逆流するこ とを含む胸焼けである[ドーランド・イラストレーテッド・メジカル・ディクシ ョナリー、第28版(1994)、W.B.サウンダース・カンパニー参照]。人 が胸焼けを発生した場合、彼等は売薬として入手しうる抗酸剤を摂取して胃酸の 中和を助けることができる。 或る人にとって、胸焼けは或る種の食品(特に酸性食品)を摂取する際の殆ど 不可避的な結果である。したがって或る人にとってコーヒーを飲めば必ず胸焼け を生ずる。現在、これら特定の人はコーヒーを飲むのを止めるか、コーヒー代替 物を飲むか、胸焼けの作用を受けるか、或いはたとえば医薬投与により胸焼けの 作用を処置せねばならない。これら選択はいずれも、コーヒーを飲みかつ他の酸 性食品を摂取することを好むが胃におけるpH低下に伴う病気作用を特に受けや すい人には対して満足しえない。 従来技術は酸性食品を食べて生ずる胸焼けおよび他の病気作用の処置に多くの 注目を集めているが、酸性食品を食べて生ずる諸問題および望ましくない作用の 発生を減少させる方法および組成物を開発することには従来殆ど注目されていな い。たとえば、酸性食品につき一層緩和な味覚を与え、或いは酸性食品を摂取し て生ずる胸焼け並びに他の食道および/または胃腸の苦痛の発生を防止すること には殆ど注目が寄せられていない。したがって、酸性食品を一層味よくすると共 に、消費者の胃における過度の酸度によって生ずる胸焼けおよび他の症状を生ぜ しめる傾向を減少させ或いは除去するよう、酸性食品を処理する方法につき高い ニーズが存在する。発明の要点 本発明は、酸性食品および酸性飲料のpHを上昇させる方法を提供する。この 方法は、グリセロ燐酸カルシウムを酸性食品もしくは酸性飲料と組合せることか らなっている。使用すべきグリセロ燐酸カルシウムの量は、消費者がグリセロ燐 酸カルシウムと酸性食品もしくは酸性飲料との組合せ物を摂取した際に酸性食品 もしくは酸性飲料をグリセロ燐酸カルシウムなしに摂取した場合よりも低い胸焼 け並びに他の食道および/または胃腸の苦痛しか消費者が受けないようなレベル まで酸性食品もしくは酸性飲料のpHを上昇させるのに有効な量である。 他面において本発明は、酸性食品および酸性飲料の摂取に基づく哺乳動物にお ける胸焼け並びに他の食道および/または胃腸の苦痛を減少させる方法である。 この方法は、酸性食品もしくは酸性飲料をグリセロ燐酸カルシウムの同時的摂取 なしに摂取した場合に生ずるような胸焼け並びに他の食道および/または胃腸の 苦痛を少なくとも最小化させるのに有効な量のグリセロ燐酸カルシウムと酸性食 品もしくは酸性飲料とを同時摂取することからなっている。 さらに他面において本発明は、グリセロ燐酸カルシウムと可食性物質とからな る組成物である。可食性物質はたとえば酸性食品、酸性飲料、並びにその少なく とも部分脱水物および成分であり、組成物は約5より高いpHを有する。 上記方法および組成物において、酸性飲料はたとえばカフェイン除去コーヒー を含むコーヒー、ビール、フルーツジュース、トマトジュース、レモネード、ソ フトドリンク、ワインおよびその少なくとも部分脱水物(たとえばインスタント コーヒー、挽きコーヒー、フルーツジュース濃縮物、ソフトドリンク用シロップ など)を包含する。酸性食品はたとえばピクルス、シトラス着香氷水およびシャ ーベット、サルサ、漬物ニシン、スパゲッティ、ピッツア、甘味および酸味スー プ、サワークラウト並びにたとえばスパゲッティおよびピッツァの成分であるト マトソースのような酸性食品の成分とすることができる。しかしながら、酸性食 品および飲料は他の酸性可食物質(たとえば酸性医薬もしくは経口薬物)または 酸性の活性成分、賦形薬、ベヒクルもしくは処方成分を有するダイエット補充物 を包含することを意図する。この種の医薬はたとえば鎮痛薬または抗炎症剤、た とえばアスピリンおよびイブプロフェンを包含する。 さらに他面において本発明は、グリセロ燐酸カルシウムを容器内に含むパッケ ージである。好適容器はたとえば塩振器のように開口部を有して、容器を振とう すると共に開口部を食品の方向へ下方に向けるよう保持した際に容器からグリセ ロ燐酸カルシウムを放出させうる。他の好適容器は非再シール性容器であって、 用具を用いることなく平均的成人により手で開けうるものである。図面の簡単な説明 上記要約および本発明の好適実施例に関する以下の詳細な説明は、添付図面を 参照して一層良く理解されるであろう。図面において第1図は、コーヒーに添加 されるグリセロ燐酸カルシウム量の関数とした8オンスカップのコーヒーにおけ るpHのグラフである。好適実施例の説明 上記したように本発明は、グリセロ燐酸カルシウム(CGP)を用いる方法お よび組成物に向けられる。グリセロ燐酸カルシウムは1,2,3−プロパントリ オール、モノ(燐酸二水素)カルシウム塩(1:1)、グリセロ燐酸カルシウム、 ホスホグリセリン酸カルシウムおよびノイロシン(商標)としても知られる。こ れはC37CaO6Pの分子式および210.14の分子量(無水)を有する。 これは一水塩および二水塩を包含する水和物として存在することができる。3種 のCGP異性体、すなわちβ−グリセロ燐酸カルシウム酸カルシウム塩(HOC H2CH(OH)CH2OPO3Ca)が存在する。いずれの異性体または2種も しくはそれ以上の異性体の任意の組合せ物も本発明によるCGPとして使用する ことができる。市販形態のCGPはβ−およびDL−α−グリセロ燐酸カルシウ ムの混合物であり、これが本発明による好適CGPである。好適形態のCGPは フーズ・ケミカル・コード(FCC)IIIにしたがう食品級CGPであり、ガ ラード・シュレシンガー・カンパニー、カール・ブレース、NY 11514( これはドクター・ポール・ローマンGmbH KGオブ・エマータール、ドイツ 国の販売業者である)から入手することができる。 CGPは無臭かつ殆ど無味であり、微細な若干吸湿性の粉末を形成する。さら にCGPは錠剤に形成することもでき、水に溶解させることができる。CGPの 溶解度は約50mLの水に対し約1gである。FCC IIIはCGPを栄養/ ダイエット補充物として挙げているが、CGPがアルカリもしくは緩衝/中和剤 であることを示していない。すなわち、CGPはカルシウムおよび燐酸のダイエ ット補充物として有用であり、CGPは19重量%のカルシウムを含有すること が当業界で知られている。 CGPは単独で或いは他のカルシウム塩(たとえば炭酸カルシウム、酢酸カル シウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、燐酸カルシウム、乳酸カルシウム およびクエン酸カルシウム)と組合せて使用することができる。CGPは比較的 高価であるため、CGPをたとえば上記したようなカルシウム塩と組合せれば食 品の酸度を中和すべく使用しうる一層安価な組成物を与える。しかしながら、C GPと1種もしくはそれ以上の追加カルシウム塩との組合せ物は、CGP単独と は極めて異なる溶解特性を有する。他のカルシウム塩と比較したCGPを使用す る驚異的利点の1つはCGPが酸性食品および飲料に容易に溶解して溶解状態を 保つ点であり、これは他のカルシウム塩および化合物では示されない性質である 。すなわちCGPを他のカルシウム塩もしくは化合物と組合せる場合は、興味あ る酸性食品もしくは飲料における組合せ物の溶解度および安定性を検査すべきで あ る。 本発明は、酸性食品もしくは酸性飲料のpHを上昇させる方法を提供する。こ の方法の目的は2つある:すなわち酸性食品を食することに伴う刺激性香味を減 少させること、および消費者の食道および胃に許容しうるpHを食品に付与する ことである。さらに利点は、CGPが消費者にカルシウムおよび燐の補充をもた らす点である。 この方法は、食品級の塩基性塩であるCGPを酸性食品に添加することからな っている。CGPが存在しなければ、食品は刺激性の香味をもたらして食道およ び/または胃腸の苦痛(この用語は、ここでは限定はしないが胸焼けを包含する) を消費者に生ぜしめうるような点まで酸性となる。CGPを用いれば、食品は比 較的高くかつより耐えうるpHを示す。CGPと食品との組合せ物は、食品のコ ンシステンシーもしくは味覚に対し殆どまたは全く影響を及ぼさない。何故なら 、CGP自身は実質的に無味であるからである。しかしながら食品はより緩和と なり、すなわち酸と接触する味覚感知器官に起因する或る程度の刺激を喪失する 。本発明の方法はしたがって消費者が好きな酸性食品および飲料を飲食すること を可能にすると共に酸味を所望通り低下させ、さらにこれらが望ましくない胸焼 け或いは他の食道および/または胃腸の苦痛をその後に発生する問題が殆どまた は全くない。 好ましくは、食品のpHを少なくとも約0.5〜約1.0pH単位だけ上昇さ せるのに充分なCGPを食品に添加する。消費者に食道および/または胃腸の苦 痛をもたらす最大傾向を示す酸性食品は約5未満のpHを有し、CGPと組合せ た後に食品は約5.4〜約7.0のpHを有する。 この方法は酸性食品および飲料、たとえばコーヒー、ビール、レモネード、ソ フトドリンク(たとえばコーラ)、フルーツジュース、トマトジュース、ワイン、 シトラス着香氷水およびシャーベット、サワークラウト、サルサ、漬物ニシン、 甘味および酸味スープ、並びにたとえばスパゲッティおよびピッツァのようなト マトソースを使用する食品、並びにその少なくとも部分脱水物に適する。したが って、この方法はたとえば脱水コーヒー(たとえばインスタントコーヒーおよび 挽きコーヒーを含む)、トマトソースおよびトマトペースト、並びに脱水ソフト ドリンク(たとえばシロップ)のpHを上昇させるべく食品製造業者により使用 することができる。しかしながら、その価格に基づきCGPは恐らく製造業者に よる食品の大量生産には好適でない。本発明は、さらにフルーツジュース(消費 者がフルーツジュース濃縮物に水を添加した後に消費することを要するフルーツ ジュースの濃縮物を包含する)にCGPを添加することをも包含する。本発明に より処理される好適飲料はコーヒー(この用語はカフェイン除去コーヒーを特に 包含する)である。さらにCGPは酸性医薬または他の酸性可摂取物に添加する こともできる。アスピリンおよびイブプロフェンはその胃酸度にて特に問題とな り、たとえば賦形薬としてのCGPで被覆し或いはこれと組合せることができる 。 食品にCGPを添加する量および方法は食品の種類、消費者の味覚嗜好および 食品を摂取することによる食道および/または胃腸の苦痛に対する消費者の感受 性を含め多くの因子に依存して広範に変化することができる。たとえばソフトド リンクは約2.7〜約3.3のpHを有する一方、コーヒーは約4.6〜約4. 9のpHを有する。オレンジジュースはその酸度が広範囲に変化する。各消費者 は或る程度の試行錯誤を試みてどの程度の量のCGPを食品の所定量に添加すべ きかを決定する必要がある。 消費者が胸焼けにつき無関心であり、単に食品の酸刺激性を除去することを望 む場合は、消費者は塩およびコショウを用いて消費者により現在行われるように CGPを味覚に加えることができる。消費者が食品を摂取して生ずる食道および /または胃腸の苦痛を除去または緩和させることを望めば、消費者は少量のCG Pを所定量の食品に添加することから出発すべきである。或る時間が経過した後 、消費者は一般に酸性食品を消費することに伴う病気作用がCGPの存在により 減少するかどうかを感知することができる。したがって、食品に添加するCGP の量はこの酸性食品の次の所定量を消費する際に調整することができる。 CGPの典型的な満足しうる使用量をコーヒーに関し例示する。コーヒーは典 型的には約4.8のpHを有し、多くのレストランから約6〜8オンスの量でサ ーブすることができる。コーヒーのpHを、コーヒーに快適な緩和な味覚を付与 すると共にコーヒーの消費によって生じうる全て或いはほぼ全ての食道もしくは 胃腸の苦痛を緩和させるのに充分高いpHである約5.8〜約6.2まで上昇さ せるには、コーヒーのサーブ量を約0.3〜約0.6gのCGPと組合せること ができる。このコーヒーとCGPとの組合せは、標準的コーヒーの全ての香味お よびコンシステンシーを有するが約5.4〜約7.0の範囲、好ましくは約5. 8〜約6.2の範囲のpHを有する飲料をもたらす。これら高pHにて、コーヒ ーはコーヒーのpHが僅か4.8である際に生ずると同程度まで食道もしくは胃 腸の苦痛を生ぜしめない。すなわち、酸性飲料がコーヒーである場合、約0.2 重量%のCGPを本発明によりコーヒーに添加することができる。 第1図は、4.93の初期pHを有する8オンスのコーヒーにCGPを添加し た際のpHに対する作用を示す。第1図に示したように、約0.5gのCGPを 8オンスのコーヒーに添加すれば約5.8のpHをコーヒーに付与する。 この方法の1面においては酸性食品とCGPとをインビトロで組合せ、すなわ ちこれらを食品またはCGPのいずれかを摂取する前に消費者の人体外で組合せ る。たとえばコーヒーカップにてCGPをコーヒーに添加するのは本発明による インビトロでの組合せである。CGPと食品とをインビトロで組合せる場合、C GPは粉末、1個もしくはそれ以上の錠剤または水溶液とすることができる。好 ましくはCGPは粉末の形態である。何故なら、この形態においてCGPは消費 者に容易に供給されると共に酸性食品と容易に混合しうるからである。 この方法の他面においてはCGPと酸性食品とをインビボで組合せ、すなわち これらを消費者の人体内で組合せる。たとえば消費者は或る種の酸性食品を摂取 し、次いで予想される食道もしくは胃腸の苦痛が開始する前にさらに或る程度の CGPを摂取することができる。例示として、消費者はワインを飲むと同時にC GPの錠剤もしくは丸薬を飲むことができる。このようにして、1杯もしくは2 杯のワインを飲むことに伴う胃焼けが除去され、或いは少なくともずっと減少す る。かくして酸性食品とCGPとは消費者の胃内、すなわちインビボにて組合せ る。或いは一層好ましくは、消費者が或る程度のCGPを摂取し、次いで酸性食 品を摂取することもできる。 CGPと酸性食品とをインビボにて組合せる場合、CGPは好ましくは1個も しくはそれ以上の小錠剤の形態であり、これらは消費者が全体を飲込み或いは噛 んでから飲込むことができる。CGPと酸性食品もしくは飲料とのインビボ組合 せの利点は、酸性食品もしくは飲料の胸焼け発生傾向が減少すると共に食品もし くは飲料の味覚もしくは刺激の変化を絶対に生ぜしめない点である。 すなわち本発明の好適方法によれば、CGPを食品もしくは飲料と消費者が食 品もしくは飲料を摂取すると同時的に組合せる。ここで用いる「同時的」という 用語は、食品を摂取する約1時間前後の時間を包含し、好ましくは食品を摂取す る約15分間前後を包含する。 本発明の方法によれば、CGPと食品との組成物が形成される。本発明の組成 物において、CGPを添加する食品は好ましくは酸性食品である。すなわち、食 品のpHは好ましくは7.0未満、より好ましくは約6.0未満、一層好ましく は約5.0未満である。当業者は食品のpH値測定につき知見を有し、したがっ てpH測定に関する詳細についてはここに説明しない。 ここで用いる食品という用語内に包含されると共に一般に酸性である飲料の例 はビール、コーヒー(カフェイン除去コーヒーを含む)、ソフトドリンク(コーラ を含む)、フルーツジュース、トマトジュース、レモネードおよびワインを包含 する。コーヒーが本発明による好適飲料であり、コーヒーという用語はカフェイ ン除去コーヒーを包含する。食品の例はトマトソース並びにたとえばスパゲッテ ィおよびピッツァのようなトマトソースを含有する食品を包含し、さらにピクル ス、シトラス香味氷水およびシャーベット、サルサ、漬物ニシン、甘味および酸 味スープ、サワークラウドなどを包含する。食品の用語内に包含される他の酸性 可摂取物はたとえばアスピリンおよび他の酸性鎮痛薬または抗炎症剤を包含する 。 本発明による適する食品および飲料は完全または部分的に脱水することができ 、すなわち少なくとも部分脱水することができ、さらに食品もしくは飲料の成分 とすることもでき、すなわち食品もしくは飲料の必要成分である可食物質としう る。すなわち本発明の組成物はインスタントコーヒーまたは挽きコーヒーの形態 の脱水コーヒーを包含する。さらに、多くの食品店の棚または冷凍セクションで 見ることができ、消費前に水を濃縮物と組合せることを意図する大衆に販売され るフルーツジュース濃縮物は、本発明による少なくとも部分脱水食品の意味に含 まれる。トマトペーストはトマトソースの部分脱水型の例であり、ここでトマ トソースおよびトマトペーストは、これらがたとえばスパゲッティおよびピッツ ァの作成に使用されるので食品の成分の例である。シロップは少なくとも部分脱 水されたソフトドリンクの例である。 したがって本発明は特に他の実施例として、食品製造業者または処理業者が食 品、飲料もしくはその先駆体を消費者もしくはレストランに販売のために提供す る前に、CGPを食品、飲料またはその先駆体に添加して減少した酸度を有する 食品、飲料もしくはその先駆体を与える方法を包含する。食品もしくは飲料に対 する「先駆体」という用語は食品もしくは飲料の少なくとも部分脱水物質、並び に食品もしくは飲料に混入する各成分を包含する。 CGPを食品に添加する目的は食品のpHをより許容しうるレベルまで上昇さ せることにあるのでCGPと食品との組合せ物は好ましくは約5.4より高いp Hを有し、より好ましくは約5.4〜約7.0のpHを有する。たとえばCGP をコーヒーに添加する場合、CGPとコーヒーとの組合せ物は好ましくは約5. 8〜約6.2のpHを有する。 正確にどの程度の量のCGPを食品に添加するかは、たとえば食品部分の寸法 、特定消費者の味覚嗜好および酸性食品に対する許容度を包含する多くの因子に 依存する。各消費者の側で或る程度の試行錯誤が、各食品に添加すべき好適投与 量に到達するのに必要である。砂糖および塩などを食品に添加する場合、食品の 味をみる前に既に消費者はこれを行っている。何故なら、消費者はどの程度多量 の追加砂糖などを所定食品に添加するのが望ましいかにつき迅速に精通するから である。 たとえばコーヒーは典型的には約4.8のpHを有し、このpHにて消費後に 或る人には胸焼けをもたらす。しかしながら約0.05〜約3.0g、好ましく は約0.3〜約0.6gのCGPを典型的な6〜8オンス量のコーヒーに添加す ることにより、組合せ物のpHは約5.8〜約6.2となる。コーヒーをこの高 いpHにすれば酸性が低くなって、カフェイン除去コーヒーを含む標準的コーヒ ーから胸焼けを受ける傾向を持った人に対し低い食道もしくは胃腸の苦痛しか与 えない。 食品が液体である場合、組成物は粉末化CGPを液体と組合せて撹拌し或いは 各成分を配合して均質混合物を形成させることにより形成される。たとえばCG Pはコーヒーもしくはワインに単に混合物を1分間程度撹拌しただけで容易に溶 解し、しばしば僅か数秒間の撹拌にて特にコーヒーにつき完全溶解を達成するこ とができる。CGPが錠剤型である場合にも、これは僅か数分間もしくはそれ以 下の緩和な撹拌後にコーヒー中に溶解する。食品が固体であれば、CGPを食品 の頂部に振りかけることもできる。 本発明の1面は容器内にCGPを含むパッケージであり、このパッケージはC GPをその食品に混合することを望む人に供給することができる。好適実施例に よれば、容器は塩振器もしくは砂糖ディスペンサのようなレストランの食卓上で 一般的に見られる外観を有する。すなわち容器は少なくとも1つの開口部を有し 、これを介し容器を転倒させて開口部を食品の方向へ下方に向けるとCGPが流 れ出す。この種のディスペンサはたとえばピクニックもしくは他の適宜的用途に つき入手しうる紙ライニングボードまたはプラスチック製の塩およびコショウシ ェーカーのように使い捨てとすることができる。 本発明によるCGPを含有するパッケージの他の好適実施例において、パッケ ージは約1回分の量のCGPを含有する。容器は封止され、すなわち何らの開口 部を持たないが、用具を用いずに平均的成人により手で開口することができる。 容器は容易には再シールできず、すなわち容器を開口させてそこからCGPを取 出した後、容器および容器内に残留するCGPを捨てることを意図する。たとえ ば本発明のパッケージは砂糖、塩、コショウ、ゼリーなどの場合と全く同様にレ ストランの食卓上などに置くことができ、この種の飲食業者の得意客に供給され る。 所望量のCGPが再シールしえない容器から取出されて食品と組合せた後、容 器およびそこに残留するCGPは捨てねばならない。容器は好ましくは再シール 性でない。何故なら、再シールしうる容器におけるCGPを持つことは人に残留 CGPを節約させて、この残量CGPが時として汚染されるようになり、したが って食品と組合せるには不適となるからである。非再シール性容器にCGPを入 れれば、人は開口されてないCGPの容器をその都度用いてCGPを食品に添加 することを望み、このようにして物品の製造業者および大衆は製造業者が容器内 の内容物の品質に関し管理を行いうるよう確保される。 非再シール性容器を有するパッケージは1回の用途を目的とするので、これは 好ましくは1回分のCGPを含有する。大抵の人につき1回量のCGPは約0. 05〜約3gのCGPであり、したがって物品は好ましくはこの範囲内の量のC GPを含有する。より好適な物品は約0.3〜約0.6gのCGPを含有し、し たがって典型的寸法のコーヒーカップ、すなわち約6〜8オンスのコーヒーに添 加するのに特に適する量のCGPを含有する。 本発明のパッケージを提供するレストランの得意客はその手を用いて非再シー ル性容器をたとえば缶切り、ナイフもしくは鋏のような用具を用いることなく容 易に開口しうることを目的とする。この目的に特に好適な非再シール性容器はた とえば紙、フォイル、プラスチックフィルムなど、またはその複合材を包含する 材料で作成されたパケットである。レストランの得意客は、たとえば紙で作成さ れたパケットを、現在レストランの食卓上に見られる砂糖のパケットを開口する 場合と同様に、容易に引裂き開口することができる。代案としてパケットは、レ ストランでコーヒーおよびトーストのカップに添えて入手可能とするクリーム/ ミルクもしくはその代替物のように、剥離しうる頂部を持った小型プラスチック カップの形態とすることもできる。 パッケージのCGPは粉末、錠剤および水溶液を包含する数種の可能な形態の 1種もしくはそれ以上とすることができる。CGPを1個もしくはそれ以上の開 口部を有する容器から分出させる場合、CGPは好ましくは粉末形態であり或い は極めて小さい錠剤の形態である。紙パケット内の必要に応じ可食性の食品級固 化防止剤と組合せた粉末化CGPは、レストランにて一般的である砂糖のパケッ トと同様に、本発明による非再シール性容器からなる好適パッケージである。し かしながら、粉末とする代わりにCGPを1個もしくはそれ以上の錠剤の形態と して紙パケット内に入れることもできる。CGPの錠剤は、CGPと酸性食品お よび飲料とのインビボ組合せに特に適している。CGPの水溶液を本発明にて用 いる場合は、水溶液は約0.1〜約1.0g CGP/水5mL、好ましくは約 0.2〜約0.6g CGP/水5mLのCGP濃度を有することができる。 本発明による食品の酸度の中和は食品の味覚の向上をも与えうるが、CGP自 身は実質的に無味である。酸性食品および飲料の「味覚」は部分的に酸と味覚感 知器官との相互作用に基づき、この相互作用は鋭い刺激として感知される。或る 人にとって或る種の酸性食品および飲料の刺激は強過ぎ、より緩和な形態の食品 が好ましくかつ一層美味である。すなわちCGPをインビトロにて食品もしくは 飲料と組合せれば、組合せ物は食品もしくは飲料の若干不味い酸性成分の中和に より一層美味となる。すなわち、消費者が或る種の酸性食品を摂取して生ずる胸 焼けなどに特に関心を持たない場合にも、この消費者はCGPを酸性食品と組合 せて食品もしくは飲料の刺激を減少もしくは除去することにより食品を一層美味 にすることができる。 CGPを食品に添加してその強い刺激を減少させる場合は、好ましくはCGP を約0.05〜約3.0gのCGPにて食品の所定量に添加する。食品の所定量 に添加すべき正確な量はたとえば食品の寸法、食品の性質および食品の酸味を好 まない消費者の個人的度合いを含む多くの因子に依存する。典型例として6〜8 オンスのコーヒーは、これに約0.3〜約0.6gのCGPを添加することによ り、その香味を改変することができる。しかしながら、個々の消費者はより多量 もしくは少量のCGPをコーヒーに添加してその個人的な味覚嗜好に合致させる よう選択することができる。さらに、CGPをトマトソースを含有する食品(た とえばスパケッティもしくはピッツァ)に振りかけて、これら食品の酸性刺激を 減少させることもできる。 以上、実施例につき説明したが、本発明はその広範な思想および範囲を逸脱す ることなく多くの改変をなしうることが当業者には了解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12C 5/02 A23L 2/00 A C12G 1/00 D (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 酸性食品もしくは酸性飲料のpHを上昇させる方法であって、グリセロ燐 酸カルシウムを酸性食品もしくは酸性飲料と、消費者がグリセロ燐酸カルシウム と酸性食品もしくは酸性飲料との組合せ物を摂取する際に酸性食品もしくは酸性 飲料をグリセロ燐酸カルシウムなしに摂取した場合よりも低い胸焼けおよび他の 食道および/または胃腸の苦痛しか受けないようなレベルまで前記酸性食品もし くは酸性飲料のpHを上昇させるのに有効な量にて組み合わせることを特徴とす る酸性食品もしくは酸性飲料のpHの上昇方法。 2. pHを少なくとも約0.5pH単位だけ上昇させる請求の範囲第1項に記 載の方法。 3. 酸性食品もしくは酸性飲料が約5未満のpHを有し、酸性食品もしくは酸 性飲料とグリセロ燐酸カルシウムとの組合せ物が約5.4〜約7.0のpHを有 する請求の範囲第1項に記載の方法。 4. 酸性飲料がコーヒー、ビール、フルーツジュース、トマトジュース、レモ ネード、ソフトドリンク、ワイン、およびその少なくとも部分脱水物よりなる群 から選択される請求の範囲第1項に記載の方法。 5. 約0.05〜約3gのグリセロ燐酸カルシウムを飲料の所定量に添加する 請求の範囲第4項に記載の方法。 6. 酸性飲料がコーヒーである請求の範囲第1項に記載の方法。 7. 約0.3〜約6gのグリセロ燐酸カルシウムを約6〜8オンス量のコーヒ ーに添加する請求の範囲第6項に記載の方法。 8. コーヒーとグリセロ燐酸カルシウムとの組合せ物が約5.4〜約7.0の pHを有する請求の範囲第7項に記載の方法。 9. 酸性食品がピクルス、シトラス着香氷水およびシャーベット、サルサ、漬 物ニシン、甘味および酸味スープ、サワークラウト、トマトソースを含有する食 品、アスピリンおよび他の酸性鎮痛薬、並びに抗炎症剤よりなる群から選択され る請求の範囲第1項に記載の方法。 10. グリセロ燐酸カルシウムが粉末、錠剤もしくは水溶液の形態である請求 の範囲第1項に記載の方法。 11. 酸性食品もしくは酸性飲料の摂取に基づく哺乳動物における胸焼け並び に他の食道および胃腸の苦痛を減少させる方法であって、酸性食品もしくは酸性 飲料と、この酸性食品もしくは酸性飲料をグリセロ燐酸カルシウムの同時摂取な しに摂取した際に生ずる胸焼け並びに他の食道および胃腸の苦痛を少なくとも最 小化させるのに有効な量のグリセロ燐酸カルシウムとを同時摂取することを特徴 とする胸焼け並びに他の食道および胃腸の苦痛の減少方法。 12. 酸性食品および酸性飲料がコーヒー、ビール、フルーツジュース、トマ トジュース、レモネード、ソフトドリンク、ワインおよびその少なくとも部分脱 水物、ピクルス、シトラス着香氷水およびシャーベット、サルサ、漬物ニシン、 甘味および酸味スープ、サワークラウト、トマトソース含有する食品、アスピリ ンおよび他の酸性鎮痛薬、並びに抗炎症剤よりなる群から選択される請求の範囲 第11項に記載の方法。 13. グリセロ燐酸カルシウムの量が、所定量の酸性食品もしくは酸性飲料の pHを少なくとも約0.5pH単位だけ上昇させるのに充分である請求の範囲第 11項に記載の方法。 14. グリセロ燐酸カルシウムの量が所定量の酸性食品もしくは酸性飲料のp Hを約5.4〜約7.0まで上昇させるのに充分である請求の範囲第11項に記 載の方法。 15. 約0.05〜約3gのグリセロ燐酸カルシウムと約6〜約8オンスの酸 性食品もしくは酸性飲料とを摂取する請求の範囲第11項に記載の方法。 16. 同時摂取は、酸性食品もしくは酸性飲料の摂取がグリセロ燐酸カルシウ ムの摂取の約1時間以内に行われるようにする請求の範囲第11項に記載の方法 。 17. 酸性食品もしくは酸性飲料とグリセロ燐酸カルシウムとをインビトロに て組合せ、グリセロ燐酸カルシウムが粉末、錠剤もしくは水溶液の形態である請 求の範囲第11項に記載の方法。 18. 酸性食品もしくは酸性飲料とグリセロ燐酸カルシウムとをインビボにて 組合せ、グリセロ燐酸カルシウムが錠剤もしくは水溶液の形態である請求の範囲 第11項に記載の方法。 19. 酸性飲料がワインである請求の範囲第18項に記載の方法。 20. グリセロ燐酸カルシウムと酸性食品、酸性飲料およびその少なくとも部 分脱水物および成分よりなる群から選択される可食物質とを含み、約5より高い pHを有することを特徴とする組成物。 21. 約5.4〜約7.0のpHを有する請求の範囲第20項に記載の組成物 。 22. 約5.9〜6.2のpHを有する請求の範囲第20項に記載の組成物。 23. 飲料がコーヒー、ビール、レモネード、ソフトドリンク、フルーツジュ ース、トマトジュース、ワインおよびその少なくとも部分脱水物よりなる群から 選択される酸性飲料である請求の範囲第20項に記載の組成物。 24. 約0.05〜約3.0gのグリセロ燐酸カルシウムを約4〜約12オン スの酸性飲料と組合せてなる請求の範囲第23項に記載の組成物。 25. 酸性飲料がコーヒーである請求の範囲第23項に記載の組成物。 26. 約0.3〜約0.6gのグリセロ燐酸カルシウムが約6〜約8オンスの コーヒーに存在する請求の範囲第25項に記載の組成物。 27. 約5.9〜約6.2のpHを有する請求の範囲第26項に記載の組成物 。 28. 酸性食品がピクルス、シトラス着香氷水およびシャーベット、サワーク ラウト、サルサ、漬物ニシン、甘味および酸味スープよりなる群から選択され、 トマトソースが酸性食品の成分である請求の範囲第20項に記載の組成物。 29. 容器内にグリセロ燐酸カルシウムを含み、容器を振とうすると共に開口 部を食品の方向に指向させるよう保持した際にグリセロ燐酸カルシウムを容器か ら放出させうるような開口部を容器が有することを特徴とするパッケージ。 30. 非再シール性容器内にグリセロ燐酸カルシウムを含み、容器が道具の使 用なしに平均的成人により手で開けうることを特徴とするパッケージ。 31. 約0.05〜約3gのグリセロ燐酸カルシウムが容器内に含有される請 求の範囲第30項に記載のパッケージ。 32. 約0.3〜約6gのグリセロ燐酸カルシウムが容器内に含有される請求 の範囲第30項に記載のパッケージ。 33. 容器が紙、フォイル、プラスチックフィルムおよびその複合材よりなる 群から選択される材料で作成されたパケットである請求の範囲第30項に記載の パッケージ。 34. グリセロ燐酸カルシウムが粉末、錠剤もしくは水溶液の形態である請求 の範囲第30項に記載のパッケジ。 35. 酸性食品もしくは酸性飲料の刺激性味覚を減少させる方法であって、約 5未満のpHを有する食品もしくは飲料に食品もしくは飲料のpHを約5.4〜 約7.0にするのに有効な量のグリセロ燐酸カルシウムを添加することを特徴と する酸性食品もしくは飲料の刺激性味覚を減少させる方法。
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