JPH11513745A - 改良された風味保持性及び透明度を有するポリエステル/ポリアミドブレンド - Google Patents

改良された風味保持性及び透明度を有するポリエステル/ポリアミドブレンド

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JPH11513745A JP9516697A JP51669797A JPH11513745A JP H11513745 A JPH11513745 A JP H11513745A JP 9516697 A JP9516697 A JP 9516697A JP 51669797 A JP51669797 A JP 51669797A JP H11513745 A JPH11513745 A JP H11513745A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(A)ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基づいて、(1)テレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸からそれぞれ誘導された、テレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸からの反復単位を含んでなる少なくとも85モル%のジカルボン酸成分;及び(2)少なくとも85モル%のエチレングリコールからの反復単位を含んでなるジオール成分からなるポリエステル98.0〜99.95 重量%;並びに(B)ポリアミド2.0 〜0.05重量%を含んでなる((A)及び(B)の合計重量は100 %である)、風味保持性が改良され且つ着色の少ないポリエステルブレンド組成物を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された風味保持性及び透明度を有するポリエステル/ポリアミドブレンド 発明の分野 炭酸水、さらにはミネラルウォーター容器の市場は、水中にアセトアルデヒド (AA)が拡散して水の味を損ねないように、容器中のAAのレベルを非常に低 くすることを要求している。AAは、重合溶融相及びそれに続く加工工程中に生 じる固有の副生成物である。さらに、触媒選択のような変数も残留AA量に影響 を与える。現在製造されているPETはかなり改良されているのにもかかわらず 、AAのレベルは依然として高すぎることがわかっている。実際、味覚の試験に よって、ヒトはAAの20ppb の差を味わい分けられることがわかっている。従っ て、残留AA量を可能な限り減少させることがこれまで重大な関心事であった。 ボトル側面の残留AAレベルを極めて低くすることに加えて、市場が要求して いるのは、製品の着色を可能な限り少なくすることである。ボトル側面がそれほ ど着色していなければ、「自然のままの」または無色の水のボトルを使用でき、 さらに、染色を意図的に添加して所望の色のボトルを生成することも容易になる 。ボトル側面の着色は、代表的にはボトルの黄色のレベルを表すb*単位として 報告される。例えば、未使用PET樹脂から製造された容器は、0.8 〜1.2 b* 単位の値を有する。そのため、低AA及び低着色を示す飲料容器の製造に大きな 注意が向けられている。 米国特許第5,258,233 号、第5,266,413 号、第5,340,884 号は、ポリアミド/ PETホモポリマーブレンド、PET/ポリアミドコ ポリマー、及びPET/ポリアミドをベースとするコンセントレートを開示して いる。しかしながら、最終製品のAA及び/または着色レベルは、ある用途にと っては依然として望ましくない。 気体遮断性を増すために種々のポリアミドをポリエチレンテレフタレート樹脂 に使用することが、米国特許第4,837,115 号、第4,052,481 号及び第4,501,781 号に開示されている。 米国特許第4,837,115 号は、ポリエステル中に含まれる残留アセトアルデヒド を減少させるように作用する、ポリエチレンテレフタレートと高分子量ポリアミ ドとを含む熱可塑性組成物を開示している。米国特許第4,837,115 号は、ポリア ミドがフィルム形成性を有するならばその分子量は重要でないと述べている。従 って、このようなポリアミドはフィルムを形成できる十分な高い分子量を有さな ければならない。フィルムの形成には少なくとも12,000の分子量を有するポリア ミドが必要であることは、当業界でよく知られている。 発明の要約 本発明は、 (A)ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基づいて、 (1)テレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸からそれぞれ誘導された、 少なくとも85モル%のテレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸からの反復単 位を含んでなるジカルボン酸成分;並びに (2)少なくとも85モル%のエチレングリコールからの反復単位を含んでなる ジオール成分 からなるポリエステル98.0〜99.95 重量%;並びに (B)ポリアミド2.0 〜0.05重量% を含んでなる((A)及び(B)の合計重量は100 %である)、改良された風味( flavor)保持性を有する半結晶質ポリエステルブレンド組成物を含む。本発明は さらに、 (A)ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基づいて、 (1)テレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸からそれぞれ誘導された、 テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ば れた少なくとも85モル%の芳香族ジカルボン酸からの反復単位を含んでなるジカ ルボン酸成分;並びに (2)少なくとも85モル%のエチレングリコールからの反復単位を含んでなる ジオール成分 を含んでなるベースポリエステル80〜99重量%;と (B)(1)テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれらの混合物から なる群から選ばれた少なくとも60モル%の芳香族ジカルボン酸からの反復単位を 含んでなるジカルボン酸成分と少なくとも50モル%のエチレングリコールからの 反復単位を含んでなるジオール成分(ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基づく)を含んでなるキャリヤー樹脂1〜99重量%;並びに (2)該キャリヤー樹脂の融点より低い融点を示すポリアミド1〜99重量%を 含んでなるコンセントレート1〜20重量% とをブレンドすることを含んでなる、ポリエステル/ポリアミドブレンドの形成 方法を含む。 発明の説明 本発明は、驚くほどAAが低く且つ着色が少ないポリエステル/ポリアミドブ レンドを含む。エステル型の代わりに酸型のポリエス テル酸成分を使用することによって、得られるポリマーブレンドは、これまで製 造されているブレンドよりAAが低く、着色が少なくなっている。本発明はさら に、ポリエステルベース樹脂と、ポリアミドを含むコンセントレートとを混合す ることによって形成されるポリエステル/ポリアミドブレンドを開示している。 酸ベースポリエステルをベースポリマーとして使用すると、所望のAA及び着色 特性が得られる。好ましくは、キャリヤーとベース樹脂は共に、ポリエステルの 酸型酸成分から得られるポリエステルから形成される。 本発明のポリエステル(A)は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ リエチレンナフタレンジカルボキシレート(PEN)またはそれらのコポリエス テルから選ばれる。ポリエステル(A)の酸成分は、少なくとも85モル%のテレ フタル酸、ナフタレンジカルボン酸またはそれらの混合物及び少なくとも85モル %のエチレングリコール(ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基 づく)からの反復単位を含む。 ポリエステル組成物の酸成分が酸型の酸成分から誘導される場合には、発生す るアセトアルデヒド(AA)の量は、酸成分がエステル型から誘導される場合に 代表的に発生する量よりも少なく、色ははるかに良い。従って、ベースは、酸型 の酸成分(即ち、テレフタル酸であってテレフタル酸ジメチルではない)から製 造する。極めて低いAAが要求される場合には、基材樹脂及びキャリヤー樹脂は 共に酸型のポリエステルから製造するのが好ましい。用語「酸型のポリエステル 」にはその酸の対応する酸無水物及び酸塩化物も含まれることを理解されたい。 ポリエステルのジカルボン酸成分は、15モル%以下の1種またはそれ以上の異 なるジカルボン酸で任意的に改質してもよい。このよ うな追加のジカルボン酸としては、炭素数が好ましくは8〜14の芳香族ジカルボ ン酸、炭素数が好ましくは4〜12の脂肪族ジカルボン酸、または炭素数が好まし くは8〜12の脂環式ジカルボン酸が挙げられる。テレフタル酸と共に含ませるこ とができるジカルボン酸の例は、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6 −ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキサン二酢酸、ジフェ ニル−4,4′−ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライ ン酸、セバシン酸などである。ナフタレンジカルボン酸と共に含ませることがで きるジカルボン酸の例は、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン −2,6−ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキサン二酢酸 、ジフェニル−4,4′−ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、 アゼライン酸、セバシン酸などである。ポリエステルは2種またはそれ以上の前 記ジカルボン酸から製造することもできる。 さらに、グリコール成分(A)(2)は15モル%以下の、エチレングリコール以外 の1種のまたはそれ以上の異なるジオールで任意的に改質することができる。こ のような追加のジオールとしては、炭素数が好ましくは6〜20の脂環式シオール または炭素数が好ましくは3〜20の脂肪族ジオールが挙げられる。エチレングリ コールと共に含ませることができるこのようなジオールの例は、ジエチレングリ コール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、プロ パン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5−ジオ ール、ヘキサン−1,6−ジオール、3−メチルペンタンジオール−(2,4) 、2−メチルペンタンジオール−(1,4)、2,2,4−トリメチルペンタン −ジオール−(1,3)、2−エチルヘキサンジオール−(1,3)、2,2− ジエチルプロパン−ジオール−(1,3)、ヘキサンジオール− (1,3)、1,4−ジ−(ヒドロキシエトキシ)−ベンゼン、2,2−ビス− (4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ−1,1 ,3,3−テトラメチル−シクロブタン、2,2−ビス−(3−ヒドロキシエト キシフェニル)−プロパン、及び2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフ ェニル)−プロパンなどである。ポリエステルは2種またはそれ以上の前記ジオ ールから製造することもできる。 樹脂はまた、少量の三官能価または四官能価コモノマー、例えば、無水トリメ リット酸、トリメチロールプロパン、ピロメリット酸二無水物、ペンタエリトリ トール、及び当業界で一般に知られた他のポリエステル形成性多酸またはポリオ ールを含むこともできる。 本発明の樹脂は、当業界で一般的に知られている、無水トリメリット酸、トリ メチロールプロパン、ピロメリット酸二無水物、ペンタエリスリトール及び他の ポリエステル形成性多酸又はポリオールのような三官能性又は四官能性コモノマ ーの少量を含むこともできる。 好ましくは、本発明のキャリヤー及びベース樹脂は、樹脂からボトルが確実に 形成できるように充分な分子量を有するべきである。より好ましくは、樹脂は、 フェノール:テトラクロロエタン60:40共溶剤中で測定した時にI.V.(インヘレ ント粘度;0.5dL /gmを用いて25℃で測定)が0.50〜1.3dL /gmである。 本発明のPET及びPENベースポリエステルは、公知の常用の重縮合法によ って製造できる。このような方法には、ジカルボン酸とジオールとの直接縮合が ある。ポリエステルはまた、固相重合法に供することもできる。 本発明の第2の成分は、ベース樹脂の製造及びそれに続く加工工程の間に発生 するAAを減少させることができるポリアミドである 。適当なポリアミドは、ポリエステル(PEN,PETまたはそれらのブレンド )の融点より低い融点を示す。好ましくは、このポリアミドは、数平均分子量が 15,000未満の低分子量部分芳香族ポリアミド、数平均分子量が7,000 未満の低分 子量脂肪族ポリアミド及び全芳香族ポリアミドからなる群から選ばれる。 このようなポリアミドの組み合わせもまた本発明の範囲内に含まれる。「部分 芳香族ポリアミド」は、部分芳香族ポリアミドのアミド結合が少なくとも1個の 芳香環と非芳香部分を含むことを意味する。 部分芳香族ポリアミドはI.V.が0.8dL /g未満である。好ましくは、部分芳香 族ポリアミドのI.V.は0.7dL /g未満であり、数平均分子量は12,000未満である 。 脂肪族ポリアミドはI.V.が1.1dL /g未満である。好ましくは、脂肪族ポリア ミドのI.V.は0.8dL /g未満であり、数平均分子量は6,000 未満である。全芳香 族ポリアミドは分子鎖中に、m−キシレンジアミンまたはm−キシレンジアミン 及び30%以下のp−キシレンジアミン並びに炭素数6〜10のαε−脂肪族ジカル ボン酸を含むキシレンジアミン混合物に由来する構造単位を少なくとも70モル% 含む。これらについては、特公昭50−1156号公報、特公昭50−5751号公報、特公 昭50−5735号公報及び特公昭50-10196号公報並びに特開昭50-29697号公報に詳述 されている。 本発明の組成物または製品は、2重量%以下、好ましくは1重量%未満のポリ アミドを含むことができる。ポリエステルの重量に基づき2重量%より多いポリ アミドを使用すると望ましくないレベルの曇りが生じることがわかっている。 イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、m−またはp− キシレンジアミン、1,3−または1,4−シクロヘ キサン(ビス)メチルアミン、炭素数6〜12の脂肪族二酸、炭素数6〜12の脂肪 族アミノ酸またはラクタム、炭素数4〜12の脂肪族ジアミン、ならびに一般に知 られた他のポリアミド形成性二酸及びジアミンから形成された低分子量ポリアミ ドも使用できる。低分子量ポリアミドはまた、少量の三官能価または四官能価コ モノマー、例えば、無水トリメリット酸、ピロメリット酸二無水物または他の公 知のポリアミド形成性多酸及びポリアミンを含むこともできる。 好ましい低分子量部分芳香族ポリアミドとしては次のものが挙げられる:ポリ (m−キシレンアジパミド)、ポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド)、ポリ (ヘキサメチレンアジパミド−コ−イソフタルアミド)、ポリ(ヘキサメチレン アジパミド−コ−テレフタルアミド)、及びポリ(ヘキサメチレンイソフタルア ミド−コ−テレフタルアミド)。最も好ましい低分子量部分芳香族ポリアミドは 、数平均分子量が4,000 〜7,000 で、インヘレント粘度が0.3 〜0.6dL /gのポ リ(m−キシレンアジパミド)である。 好ましい低分子量脂肪族ポリアミドとしては、ポリ(ヘキサメチレンアジパミ ド)及びポリ(カプロラクタム)が挙げられる。最も好ましい低分子量脂肪族ポ リアミドは、数平均分子量が3,000〜6,000 で、インヘレント粘度が0.4 〜0.9dL /gのポリ(ヘキサメチレンアジパミド)である。透明度及び分散性が重要で ある場合には、脂肪族ポリアミドよりも低分子量部分芳香族ポリアミドが好まし い。 好ましい低分子量脂肪族ポリアミドとしては、ポリカプラミド(ナイロン6) 、ポリ−ω−アミノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ−ω−アミノノナン酸(ナ イロン9)、ポリウンデカン−アミド(ナイロン11)、ポリアウリラクタム(ナ イロン12)、ポリエチレン−アジパミド(ナイロン2,6)、ポリテトラメチレ ン−アジパミ ド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチレン−アジパミド(ナイロン6,6)、 ポリヘキサメチレン−セバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサメチレン−ド デカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタメチレン−アジパミド(ナイロン8, 6)、ポリデカメチレン−アジパミド(ナイロン10,6)、ポリドデカメチレン −アジパミド(ナイロン12,6)及びポリドデカメチレン−セバカミド(ナイロ ン12,8)などがあげられる。 低分子量ポリアミドは一般に、その場(in situ)でまたは別の工程で製造でき る二酸−ジアミン複合体から溶融相重合によって製造する。いずれの方法でも、 出発原料として二酸及びジアミンを用いる。あるいは、エステル型の二酸、好ま しくはジメチルエステルを使用することもできる。エステルを使用する場合には 、エステルがアミドに転化されるまで、反応は比較的低温、一般に80〜120 ℃で 実施しなければならない。次いで、混合物を重合温度まで加熱する。ポリカプロ ラクタムの場合には、出発原料としてカプロラクタムまたは6−アミノカプロン 酸を使用することができ、ナイロン6/66コポリマーを生成する、アジピン酸/ ヘキサメチレンジアミン塩の添加によって重合を触媒する。二酸−ジアミン複合 体を使用する場合には、混合物を溶融するまで加熱し、平衡に達するまで攪拌す る。 分子量は、二酸−ジアミン比によって制御する。ジアミンが過剰であると、よ り高濃度の末端アミノ基が生ずる。二酸−ジアミン複合体を別の工程で製造する 場合には、重合の前に過剰のジアミンを添加する。重合は大気圧または高圧のい ずれで行うこともできる。 本発明のポリエステル/ポリアミドブレンドの製造方法は、ポリエステル及び 低分子量ポリアミドを各々前述の方法で製造することを含む。ポリエステル及び ポリアミドは乾燥空気または乾燥窒素の 雰囲気中でまたは減圧下で乾燥させる。ポリエステルとポリアミドを混合した後 、例えば、一軸または二軸スクリュー押出機中で溶融配合する。溶融温度は、少 なくともポリエステルの融点でなければならず、代表的には260 〜310 ℃である 。好ましくは、溶融配合温度は前記範囲内で可能な限り低く保持する。溶融配合 の完了後、押出物をストランドの形態で引き出し、切断のような常法に従って回 収する。溶融配合の代わりに、ポリエステル及びポリアミドをドライブレンド及 び熱成形または圧伸成形して、プラスチック製品とすることもできる。 ポリエステル製造の遅い段階でポリアミドを添加できる。例えば、ポリエステ ルを重縮合反応器から取り除いた時点で、ペレット化する前にポリアミドを溶融 ポリエステルとブレンドすることができる。しかし、この方法はポリエステル/ ポリアミドブレンドを固相重合に供する場合には望ましくない。これは、長時間 高温に保たれる間に、不所望な色及び/または曇りが発生し得るためである。 結晶化熱成形製品におけるように透明度が重要でない場合には、ポリアミドは ポリオレフィンを基材とする成核剤コンセントレートの一部として添加してもよ い。ポリアミドはまた、ポリエステルコンセントレートの一成分として添加して もよい。コンセントレートキャリアー樹脂は、ポリエステルの酸型酸成分または エステル型酸成分のいずれを使用してもよい。好ましくは、キャリヤー樹脂は酸 型から得られる。 一般に、コンセントレートは、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそ れらの混合物からなる群から選ばれた少なくとも60モル%の芳香族ジカルボン酸 からの反復単位からなるジカルボン酸成分、並びに少なくとも50モル%のエチレ ングリコールからの反復単位を含んでなるジオール成分(ジカルボン酸100 モル %及びジオー ル100 モル%に基づく)からなるキャリヤー樹脂1〜99重量%と前記ポリアミド 1〜99重量%からなる。キャリヤー樹脂は、より好ましくは20〜99重量%、最も 好ましくは50〜99重量%である。 一般に、1〜20重量%のコンセントレートをベース樹脂に添加する。より好ま しくは、1〜10重量%のコンセントレートを添加する。また、エステル型ポリエ ステル/ポリアミドブレンドの総量が20重量%を超えない、好ましくは10重量% 以下であるならば、ベース樹脂は少量のエステル型酸成分を含むことができるこ とを理解されたい。 本発明のブレンドは、押出または射出成形による全ての型の成形品の製造のた めの優れた出発原料として使用できる。特殊な用途としては、熱成形または射出 成形トレイ、蓋及びカップ;射出延伸吹込成形ボトル、フィルム及びシート;押 出吹込成形ボトル及び多層製品のような種々の包装が挙げられる。包装の内容物 の例としては、食品、飲料及び化粧品が挙げられるがこれらに限定されない。 ブレンドの性能特性を向上させるために、多くの他の成分を本発明の組成物に 添加することができる。例えば、結晶化助剤、耐衝撃性改良剤、離型剤、嵌め外 し剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属奪活剤、着色剤、例えば、二酸 化チタン及びカーボンブラック、成核剤、例えば、ポリエチレン及びポリプロピ レン、ホスフェート安定剤、充填剤などを本発明の組成物に含ませることができ る。これらの添加剤の全て及びそれらの用途は公知であり、これ以上の説明は不 要である。従って、少しだけ触れることとし、本発明がその目的を達成するのを 妨げさえしなければ、これらの化合物は全て使用できると理解されたい。 本発明の組成物は、米国特許第5,258,233 号に開示されたものよりよい色を示 す。生じる色がより少ないので、生じた色を消すため の染料は必要でないか、または必要量がより少ない。しかしながら、着色が望ま しい場合には、着色剤を添加できる。着色剤は、重合の間にブレンドのいずれか の成分に添加してもよいし、配合の間にブレンドに直接添加してもよい。ブレン ドの間に添加する場合には、着色剤は純粋な形態添加してもよいし、コンセント レートとして添加してもよい。着色剤の量は、その吸光係数及びその用途に望ま しい色による。好ましい着色剤は、1−シアノ−6−(4−(2−ヒドロキシエ チル)アニリノ)−3−メチル−3H−ジベンゾ(F,I,J)−イソキノリン −2,7−ジオンであり、2〜15ppm の量で使用される。 望ましい添加剤としてはまた、耐衝撃性改良剤及び酸化防止剤が挙げられる。 本発明に有効な、公知の代表的な市販の耐衝撃性改良剤の例としては、エチレン /プロピレンターポリマー、スチレン基材ブロックコポリマー及び種々のアクリ ル酸コア/シェル型耐衝撃性改良剤が挙げられる。耐衝撃性改良剤は通常は全組 成物の0.1 〜25重量%の量、好ましくは0.1 〜10重量%の量で使用できる。本発 明に有用な代表的な市販酸化防止剤の例としては、ヒンダードフェノール、ホス ファイト、ジホスファイト、ポリホスファイト及びそれらの混合物が挙げられる が、これらに限定されない。芳香族ホスファイト化合物と脂肪族ホスファイト化 合物との組み合わせも含めることができる。 意外にも、酸型のポリエステル酸成分を使用し且つポリアミドを添加すること によって、得られるポリエステルは驚異的にAA量が低く且つ色がよいことが判 明した。ポリアミドの添加は得られるポリエステルの色に有害な作用を及ぼすこ とが知られているので、このことは特に意外である。 実施例ポリアミドの製造 アジピン酸58.4g(0.4モル)と蒸留水71.5gとの混合物を500mLのフラスコ中に 入れ、次いで、60分間窒素でパージした。速やかに、このフラスコにm−キシレ ンジアミンを添加した。フラスコに、窒素入り口、金属撹拌機及び短蒸留カラム を装着した。次に、すでに115 ℃に加熱してあるベルモント(Belmont)金属浴中 にこのフラスコを入れ、フラスコの内容物を30分間、115 ℃において加熱した。 次いで、温度を25分間にわたって漸次275 ℃に上げた。275 ℃に達して、透明な 溶融液が得られた後、30分間275 ℃に保持した。溶融粘度の低い透明なポリアミ ドが得られた。冷却すると、オフホワイトの結晶が得られた。ポリマーはインヘ レント粘度が0.64(PM−95)、アミノ末端基が0.13meq /g、COOH末端基が0.04 5 meq /gであり、241 ℃で溶融吸熱した。例1 DMT PET/ポリアミドコンセントレートの製造 ジメチルテレフタレート(DMT)とエチレングリコール(Eastman Chemical Companyから入手できる)から得られるPET 9921を棚型乾燥機中で250 °F (122℃)において6時間乾燥させた。ポリアミド(0.71b)及びPET(I.V.0.73d L/g)14.31bをドライブレンドし、押出し、そしてペレット化した。溶融温度 は520 °F(273℃)とし、30mmのスクリューを装着したWerner & Pfleiderer二軸 スクリュー押出機を用いた。押出機のバレル及びダイの温度設定は各々、490 ° F(256℃)及び500 °F(262℃)であった。例2 PTA PET/ポリアミドコンセントレートの製造 テレフタル酸(PTA)及びエチレングリコール(Eastman Chem ical Companyから入手できる)から得られるPET 9921を棚型乾燥機中で250 °F(122℃)において6時間乾燥させた。ポリアミド(0.71b)及びPET(I.V.0 .73dL/g)14.3lbをドライブレンドし、押出し、そしてペレット化した。溶融 温度は520°F(273℃)とし、30mmのスクリューを装着したWerner & Pfleiderer 二軸スクリュー押出機を用いた。押出機のバレル及びダイの温度設定は各々、49 0 °F(256℃)及び500 °F(262℃)であった。例3〜14 表1に示したポリエステル組成物を下記の条件下でCincinnati Milacron プレ フォーム射出成形機で射出成形した。 射出成形機は、スクリュー速度80rpm 及び外部モーター圧800psig で運転した 。 ベース樹脂は、150 ℃において約16時間、除湿式乾燥ドライヤー中で乾燥させ た。コンセントレートをこれより小さい乾燥機中で100 ℃において約16時間乾燥 させた。押出機ホッパー中に入れる直前に、ベース樹脂をコンセントレートとベ ース樹脂:コンセントレー ト比50:1で手動でブレンドした。バレルから前記材料を出し、5ショットの樹 脂を用いてバレルをパージした後、サンプルを採取した。サンプルは全て、試験 を行うまで、−20℃のフリーザー中の濃色プラスチック袋中に貯蔵した。プレフ ォームは1日貯蔵し、再加熱吹込成形機で再加熱吹込成形した。 ベースポリエステルへのコンセントレートのレットダウンの結果、第4列に示 したポリアミド含量が得られた。数個のプレフォームを作った。示した各ブレン ド組成のランダムプレフォーム中のAAを測定した。この値を第5列に示す。各 組成の3つのランダムプレフォームからボトルを吹込成形し、ボトル側面の色を 測定した。ボトル側面の着色の平均を下記第6例に示す。 PTA=テレフタル酸 DMT=ジメチルテレフタレート 表1に示した結果から、PTAベースポリエステルから製造したポリエステル は、DMTベースポリエステルから製造したポリエステルよりもAAが低く(同 等である例11を除いて)且つ着色が少ないことが明白である。ヒトが検知できる 差は、AAで20ppb 、b*で0.5 である。意外にも、本発明は、AAが比較的低 く、しかも着色(b*)が5〜35%(0.16〜1.44)の改良されたポリエステルを 提供する。本発明の以前には、例3〜5に示されるように、AAを減少させると 、着色の増大という犠牲が生じた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタッフォード,スティーブン リー アメリカ合衆国,テネシー 37615,グレ イ,スタッフォード ロード 161 (72)発明者 ターナー,サム リチャード アメリカ合衆国,テネシー 37660,キン グスポート サセックス ドライブ 1037

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(A)ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基づいて、 (1)テレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸からそれぞれ誘導される、 テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ば れた少なくとも85モル%の芳香族ジカルボン酸からの反復単位を含んでなるジカ ルボン酸成分;並びに (2)少なくとも85モル%のエチレングリコールからの反復単位を含んでなる ジオール成分 からなるポリエステル98.0〜99.95 重量%;並びに (B)ポリアミド2.0〜0.05重量% を含んでなる((A)及び(B)の合計重量は100 %である)、風味保持性が改良さ れ且つ着色の少ないポリエステル組成物。 2.前記ポリアミドが数平均分子量15,000未満の低分子量部分芳香族ポリアミ ド、数平均分子量7,000 未満の低分子量脂肪族ポリアミド及び全芳香族ポリアミ ドからなる群から選ばれる請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.前記ポリアミドが、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘ プタン酸(ナイロン7)、ポリ−ω−アミノノナン酸(ナイロン9)、ポリウン デカン−アミド(ナイロン11)、ポリアウリラクタム(ナイロン12)、ポリエチ レン−アジパミド(ナイロン2,6)、ポリテトラメチレン−アジパミド(ナイ ロン4,6)、ポリヘキサメチレン−アジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘキ サメチレン−セバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサメチレン−ドデカミド (ナイロン6,12)、ポリオクタメチレン−アジパミド(ナイロン8,6)、ポ リデカメチレン−アジパミド(ナイロン 10,6)、ポリドデカメチレン−アジパミド(ナイロン12,6)及びポリドデカ メチレン−セバカミド(ナイロン12,8)からなる群から選ばれた全脂肪族ポリ アミドを含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 4.前記部分芳香族ポリアミドが0.8dL /g未満のI.V.を有する請求の範囲第 2項に記載の組成物。 5.前記ポリアミドがI.V.が0.7dL /g未満及び数平均分子量が12,000未満で ある少なくとも1種の部分芳香族ポリアミドを含む請求の範囲第2項に記載の組 成物。 6.前記ポリアミドがI.V.が1.1dL /g未満の少なくとも1種の脂肪族ポリア ミドを含む請求の範囲第2項に記載の組成物。 7.前記の少なくとも1種の脂肪族ポリアミドが0.8dL /g未満のI.V.を有し 、前記数平均分子量が6,000 未満である請求の範囲第6項に記載の組成物。 8.前記ポリアミドがさらに、無水トリメリット酸、ピロメリット酸二無水物 並びにポリアミド形成性多酸及びポリアミンからなる群から選ばれる少量の三官 能価または四官能価コモノマーを含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 9.前記低分子量部分芳香族ポリアミドが、ポリ(m−キシレンアジパミド) 、ポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド −コ−イソフタルアミド)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド−コ−テレフタル アミド)、及びポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド−コ−テレフタルアミド )からなる群から選ばれる請求の範囲第1項に記載の組成物。 10.前記低分子量部分芳香族ポリアミドが、数平均分子量4,000〜7,000 及び インヘレント粘度が0.3 〜0.6dL /gのポリ(m−キシレンアジパミド)である 請求の範囲第1項に記載の組成物。 11.前記ポリアミドが、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)及びポリ(カプロ ラクタム)から選ばれた少なくとも1種の低分子量脂肪族ポリアミドを含む請求 の範囲第1項に記載の組成物。 12.前記ポリアミドが、数平均分子量3,000 〜6,000 及びインヘレント粘度0. 4 〜0.9dL /gのポリ(ヘキサメチレンアジパミド)を含む請求の範囲第11項に 記載の組成物。 13.前記ジカルボン酸成分がさらに、炭素数8〜14の芳香族ジカルボン酸、炭 素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸、炭素数8〜12の脂環式ジカルボン酸及びそれ らの混合物からなる群から選ばれた第2のジカルボン酸を15モル%以下含む請求 の範囲第1項に記載の組成物。 14.前記ジカルボン酸がテレフタル酸であり、且つ前記の第2のジカルボン酸 がフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサン ジカルボン酸、シクロヘキサン二酢酸、ジフェニル−4,4′−ジカルボン酸、 コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸及びそれらの混 合物から選ばれる請求の範囲第13項に記載の組成物。 15.前記ジカルボン酸が2,6−ナフタレンジカルボン酸であり、且つ前記の 第2のジカルボン酸がテレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、シクロヘキサン ジカルボン酸、シクロヘキサン二酢酸、ジフェニル−4,4′−ジカルボン酸、 コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸及びそれらの混 合物から選ばれる請求の範囲第13項に記載の組成物。 16.前記グリコールが、炭素数6〜20の脂環式ジオール、炭素数3〜20の脂肪 族ジオールまたはそれらの混合物からなる群から選ばれた少なくとも1種の追加 ジオールを更に含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 17.前記の追加ジオールが、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール 、1,4−シクロヘキサンジメタノール、プロパン−1,3−ジオール、ブタン −1,4−ジオール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオー ル、3−メチルペンタンジオール−(2,4)、2−メチルペンタンジオール− (1,4)、2,2,4−トリメチルペンタン−ジオール−(1,3)、2−エ チルヘキサンジオール−(1,3)、2,2−ジエチルプロパン−ジオール−( 1,3)、ヘキサンジオール−(1,3)、1,4−ジ−(ヒドロキシエトキシ )−ベンゼン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、 2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,3−テトラメチル−シクロブタン、2,2 −ビス−(3−ヒドロキシエトキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4 −ヒドロキシプロポキシフェニル)−プロパン及びそれらの混合物からなる群か ら選ばれる請求の範囲第16項に記載の組成物。 18.前記ポリエステルの20重量%がエステル型のテレフタル酸またはナフタレ ンジカルボン酸から誘導される請求の範囲第1項に記載の組成物。 19.前記ポリエステルの10重量%以下がエステル型のテレフタル酸またはナフ タレンジカルボン酸から誘導される請求の範囲第1項に記載の組成物。 20.(A)ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基づいて、 (1)テレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸からそれぞれ誘導された、 テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ば れた少なくとも85モル%の芳香族ジカルボン酸からの反復単位を含んでなるジカ ルボン酸成分;並びに (2)少なくとも85モル%のエチレングリコールからの反復単位 を含んでなるジオール成分、 からなるベースポリエステル80〜99重量%;並びに (B)ジカルボン酸100 モル%及びジオール100 モル%に基づいて、 (1)テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群 から選ばれた少なくとも60モル%の芳香族ジカルボン酸からの反復単位を含んで なるジカルボン酸成分と少なくとも50モル%のエチレングリコールからの反復単 位を含んでなるジオール成分からなるキャリヤー樹脂1〜99重量%;並びに (2)該キャリヤー樹脂の融点より低い融点を示すポリアミド1〜99重量%を 含んでなるコンセントレート1〜20重量% とをブレンドすることを含んでなるブレンドの形成方法。 21.前記ポリアミドが、数平均分子量15,000未満の低分子量部分芳香族ポリア ミド、数平均分子量が7,000 未満の低分子量脂肪族ポリアミド及び全芳香族ポリ アミドからなる群から選ばれる請求の範囲第20項に記載の方法。 22.前記ポリアミドが、数平均分子量15,000未満の低分子量部分芳香族ポリア ミド、数平均分子量が7,000 未満の低分子量脂肪族ポリアミドからなる群から選 ばれる請求の範囲第20項に記載の方法。 23.前記キャリヤー樹脂ジカルボン酸がテレフタル酸またはナフタレンジカル ボン酸から誘導される請求の範囲第21項に記載の方法。
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