JPH11513180A - 多機能キーを有するキーボード及びそのようなキーボードを含む装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、キーボードの照明に対して影響を与えることによってキーボードのキー上に表示されるラベルを変更することを可能にする。従って、本発明はその表面か２つの異なるラベルが関連づけられる２つの部分に細分化される、光を通すキーを使用する。更に、本発明はキーのいずれかの部分を選択的に照明する手段を提供する。従って、該キーを照明するために、その偏光面が直角をなし、該部分に対向して該キーに関連づけられる２つの偏光フィルタと、夫々がこれらの面のうちの１つに偏光された光を発する２つの光源とが選択的に使用される。このように、作動される光源に依存して、キー上に現れるラベルが変更される。適用：キーボードを含む任意の種類の装置。

Description

【発明の詳細な説明】 多機能キーを有するキーボード及びそのようなキーボードを含む装置 本発明は、変更されることが可能なラベルを表示し、光を通す少なくとも１つ のキーを有するキーボードを含む装置に関する。 本発明はまた、変更されることが可能なラベルを表示し、光を通す少なくとも １つのキーを有するキーボードに関する。 本発明は最後に、キーボードの光を通すキーの上に表示されるラベルを変更す る方法に関する。 発明の背景 上述のキーボードは特に、１９８５年４月の機関誌「IBM Technical Disclosu re Bulletin」第２７巻第１１号の６６０４乃至６６０５頁に説明されている。 上記の文献に記載されているキーボードは、所望の文字を表示するための特殊回 路を通じて制御される液晶ディスプレイユニットの基礎の上に形成されるキーか らなる。 そのようなキーボードは、フォント又は機能を変えようとするときに各キーの ラベルを所望のように変更することを可能にする。しかしながら、液晶を基礎と する使用される装置は費用が高く、比較的複雑である。 発明の概要 本発明は、市販の電子装置、特に小型のキーボードを有し、現在様々な機能が 同一のキーに割り当てられている携帯型の装置に特に良く適合する、より簡単で 、安価なキーボードを提供することを目的とする。 従って、本発明による、冒頭の段落で定義される装置は、上記 キーの表面は２つの異なるラベルが関連付けられる２つの部分に分割されており 、いずれかの部分を照明するための選択的な照明手段からなることを特徴とする 。 特に安価であり、使用しやすい実施例では、 上記選択的な照明手段は、 その偏光面が直角をなし、該部分に対向して該キーに関連付けられる２つの偏 光フィルタと、 夫々が該面のうちの１つで偏光された光を発し、該キーを照明するために選択 的に点灯される２つの光源とからなる。 本発明は、電話端末、特に携帯型電話端末で利用されることが有利である。こ の種類の装置の大きさを減少させるために、実際にはキーボードのキーの数を制 限し、従って同一のキーに対して様々な機能を再編成させることとなり、装置の 扱いは複雑になる。本発明は、要求される機能を選択するためにキーを組み合わ せて扱うことを避け、従って消費者にとってこの種類の装置の扱いをかなり容易 にさせる。 他の実施例として、上記キーボードは、上記キーボードの選択的な照明を制御 することを可能にし、動作モードを選択する選択キーを含む。 従って、多機能キーに付けられている全てのラベルは、動作モードが変えられ るときに変更される。 図面の簡単な説明 本発明の上述及び他の面は、以下説明される実施例を参照して明らかとなろう 。 図中、 図１は本発明による電話機の例を示す図であり、 図２及び３は本発明によるキーボードの例の２つの異なる状態を 示す図であり、 図４は、本発明によるキーボードの実施例を示す図である。 望ましい実施例の説明 図１には、スクリーン１２と、キーを有するキーボード１３と、スピーカ／レ シーバ１５と、マイクロホン１６と、アンテナ１７とからなる移動電話機１１が 図示されている。 ここに例示される実施例では、キーボードは１５個のキーからなり、端末は２ つの動作モードを有する。キー２０は、端末の動作モードを選択すること、及び 選択された動作モードに従ってキーボードを変換することを可能にさせる。 端末の第１の動作モードは電話機モードであり、従来の電話機の機能を提供す る。この動作モードにある端末のキーボードは図２に示されている。図２によれ ば、選択キー２０は、端末が電話機モードにあることを示すよう、「ＴＥＬ」と ラベル付けされている。２つのキー２１及び２２は、ラインを獲得し、戻す機能 を示すよう、夫々「ＬＩＮＥ」及び「ＥＮＤ」のレベルが付けられている。キー ２３乃至３４は、電話機キーボードの従来の記号、即ち０乃至９の数字及び記号 ＃及び＊が付けられている。 端末の第２の動作モードはメニューモードであり、これは端末の様々なパラメ ータを適合させること（例えば呼出し音の種類及び音量の選択）、様々なインジ ケータを見ること（例えばバッテリの充電状態）、メッセージボックス内のメッ セージを読むこと等を可能にする。この動作モードにある端末のキーボードは図 ３に示されている。図３によれば、選択キー２０は、端末がメニューモードにあ ることを示すよう「ＭＥＮＵ」とラベル付けされ、キー２１及び２２は、リスト 内で上向き又は下向きに移動する移動機能、又は値を増加又は減少させる機能を 示すよう夫々「＋」及び「−」の記号が付けられる。キー２３乃至３４は、電話 機で使用可能な様々な機能 を示す記号が付けられる。例として、キー２３は、音量調整の機能を示すよう「 ＶＯＬ」とラベル付けされる。キー２４は、呼出しオプションの機能を示すよう 「ＲＩＮＧ」とラベル付けされる。キー２５は、バッテリの充電状態を見る機能 を示すよう「ＢＡＴＴＥＲＹ」とラベル付けされる。 図４は、そのラベルが変更されることが可能なキーボードのキーと、キーボー ドの選択的な照明手段を詳細に示す図である。 本発明によれば、このキー４０は光を通すことが実現され、キーの方形の表面 の対角線によって区切られる２つの部分４１及び４２に分割される。これらの部 分の夫々の上には、キーに関連する２つのラベルのうちの１つが付けられたフィ ルムが貼り付けられている。例えば、図１の電話機のキー２０に対しては、フィ ルムのうちの１つは「ＭＥＮＵ」とラベル付けされ、他のフィルムは「ＴＥＬ」 のラベルが付けられている。これらのフィルムは図４中、参照番号４３及び４４ によって示されている。これらのフィルムの上又は下に、その偏光面が直角をな す偏光フィルタ４５及び４６が貼り付けられている。フィルタ４５は、偏光され た光を第１の方向に濾光し、偏光された光を第１の方向に対して垂直な第２の方 向に発するために設けられている。これに対し、フィルタ４６は、偏光された光 を第２の方向に濾光し、偏光された光を上記第１の方向に発するために設けられ ている。 本発明によれば、キーボードを照明するために、垂直平面の中で２つの偏光さ れた光源が使用される。実際は、これらの光源は、偏光フィルムが貼り付けられ ている発光ダイオードを基礎にして形成される。図中、２つの発光ダイオード４ ７及び４８が図示されている。ダイオード４７上には光を上記第２の方向に偏光 するためのフィルム４９が貼り付けられており、ダイオード４８上には光を上記 第１の方向に偏光するためのフィルム５０が貼り付けられている。このように、 ダイオード４７によって発せられる光はフィルタ４６ によって濾光され、フィルタ４５によって透過される。これに対し、ダイオード ４８によって発せられる光はフィルタ４５によって濾光され、フィルタ４６によ って透過される。 再び図１の電話機のキー２０の例となると、ダイオード４７の点灯が電話機モ ードを選択することによって制御される場合、キー上に「ＴＥＬ」のラベルが現 れる。ダイオード４８がメニューモードを選択することによって制御される場合 、キー上に「ＭＥＮＵ」のラベルが現れる。 これらのダイオードは、キーボードの下に配置される電話機のプリント回路６ ０の上に直接半田付けされる。これらはキーボード全体を照明することが可能で あるよう、回路の表面全体に設けられる。 本発明によるキーボードは、上述の種類のうちの１つ、又は様々なキーを含む 。図１に示される電話機の１５個のキーがこの種類であるとき、キーボード全体 を照明するためには４つの発光ダイオード（上記第１の方向に偏光された光を許 す２つのダイオード及び上記第２の方向に偏光された光を発する２つの他のダイ オード）で充分である。 本発明の範囲を逸脱することなく、特に同等の技術的手段を代わりに使用する ことによって、上述の実施例が変更されうることが明らかとなろう。更に特定的 には、本発明は本質的にはキーに関連づけられた２つのラベルのうちのいずれか が表示される前に、キーボードの照明を変化させることからなる。この概念の実 施例の変形が可能である。 更に、本発明は電話機に対して説明されたが、キーボードを含むいかなる種類 の装置に対しても適用されうる。例えば、本発明は電子計算機、電子手帳、測定 装置（オシロスコープ、マルチメータなど）に対して適用されうる。 本発明によるキーボードは、上述のようにその全て、又は一部分が様々なラベ ルを表示することが可能な、任意の数のキーを有しう る。また幾つかのキーは背面からのみ照明されることが可能であり、これらのキ ーの形状は明らかに任意の形状であり得る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 変更されることが可能なラベルを表示し、光を通す少なくとも１つのキー を有するキーボードを含む装置であって、該キーの表面は２つの異なるラベルが 関連付けられる２つの部分に分割されており、いずれかの部分を照明するための 選択的な照明手段からなることを特徴とする装置。 ２． 該選択的な照明手段は、 その偏光面が直角をなし、該部分に対向して該キーに関連付けられる２つの偏 光フィルタと、 夫々が該面のうちの１つで偏光された光を発し、該キーを照明するために選択 的に点灯される２つの光源とからなることを特徴とする請求項１記載の装置。 ３． 該キーボードは、該キーボードの選択的な照明を制御することを可能にし 、動作モードを選択する選択キーを含むことを特徴とする請求項１又は２記載の 装置。 ４． 該装置は電話機端末であることを特徴とする請求項１乃至３のうちいずれ か１項記載の装置。 ５． 変更されることが可能なラベルを表示し、光を通す少なくとも１つのキー を有するキーボードであって、該キーの表面は２つの異なるラベルが関連付けら れる２つの部分に分割されており、いずれかの部分を照明するための選択的な照 明手段からなることを特徴とするキーボード。 ６． 該選択的な照明手段は、 その偏光面が直角をなし、該部分に対向して該キーに関連付けられる２つの偏 光フィルタと、 夫々が該面のうちの１つで偏光された光を発し、該キーを照明するために選択 的に点灯される２つの光源とからなることを特徴とする請求項５記載のキーボー ド。 ７． 該キーボードは、該キーボードの選択的な照明を制御することを可能にし 、動作モードを選択する選択キーを含むことを特徴とする請求項５又は６記載の キーボード。 ８． キーボードの光を通すキー上に表示されるラベルを変更する方法であって 、該キーの表面を２つの異なるラベルに関連付けられる２つの部分に分割する段 階と、いずれかの部分を選択的に照明する段階とからなることを特徴とする方法 。 ９． いずれかの部分を選択的に照明するために、 相互に垂直な偏光面を有する２つの偏光フィルタを該部分に対向する該キーと 関連づける段階と、 夫々が該平面のうちの１つで偏光された光を発する２つの光源を使用する段階 と、 該キーを照明するための該光源のいずれかを選択的に点灯する段階とからなる ことを特徴とする、請求項８記載の変更方法。 １０． 該キーボードの選択的な照明を制御することを可能にする該キーボード 上の選択キーを作動することによって実行されることを特徴とする、請求項８又 は９記載の変更方法。