JPH1151248A - キャップ付き止水栓 - Google Patents
キャップ付き止水栓Info
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- JPH1151248A JPH1151248A JP22096997A JP22096997A JPH1151248A JP H1151248 A JPH1151248 A JP H1151248A JP 22096997 A JP22096997 A JP 22096997A JP 22096997 A JP22096997 A JP 22096997A JP H1151248 A JPH1151248 A JP H1151248A
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Abstract
の取り外し用キャップや水抜きキャップを有し、これら
のキャップを取り外すための可動の操作用部材を備える
キャップ付き止水栓において、止水栓を閉じ忘れてこれ
らのキャップを取り外すことによる湯水の誤放出を防止
すること。 【解決手段】キャップ付き止水栓15の調節スピンドル
22に、キャップ付き止水栓15の開弁時において操作
用部材である引き輪50に干渉する干渉部26を設け
た。開弁時にはこの干渉部26がキャップ付き止水栓1
5の手前側に突出しているので、引き輪50の正立が妨
げられる。
Description
路にストレーナ等の取り外し用キャップや水抜きキャッ
プを有し、これらのキャップの取り外し用の操作用部材
を備えるキャップ付き止水栓に関する。
止水弁を設けると共に、湯又は水に含まれるゴミなどを
取り除くためのストレーナや、給水栓内の湯又は水が逆
流することを防止する逆止弁などを、止水弁より下流側
の流路に配設しているものがある。このような給水栓に
おいては、ストレーナや逆止弁を適当な時期に清掃した
り交換するなどのメンテナンスの必要から、これらを収
容した部位に、取り外し可能なキャップを設けているも
のがあり、また、寒冷地仕様の給水栓においては凍結防
止のために、上述した給水栓と同様に、止水弁より下流
側の流路に水抜きキャップを配設するものもある。そし
て、止水栓の調節用のスピンドルを備え、これらのキャ
ップと止水栓を近接して設ける構成を採用し、ストレー
ナのメンテナンスなどと止水栓の操作を同一箇所で一括
して行えるように便宜を図ると共に、流路における省ス
ペース化を図ったものがある。
下、単に「キャップ」という。)には、これらを簡易に
取り外すための可動の操作用部材が設けられているもの
があり、例えば、引き輪を備えたものがある。このよう
な引き輪は通常はキャップ側に倒した状態にあり、操作
時にはこれを引き起こし、固定されたキャップ共々給水
栓から取り外すように構成されている。
テナンスや寒冷時の凍結防止のための水抜き等を行う際
には、止水弁を閉じ水栓本体の上流側を閉塞し、給水・
給湯管からの湯水の流入を停止させた後、前記したキャ
ップを取り外していたが、このような場合に、止水弁を
閉め忘れたり十分に閉じないままにこれらのキャップを
取り外しここから水が誤放出されてしまうことがあっ
た。特に、寒冷地においては、寒冷時期に頻繁に水抜き
作業を行うため、水抜きキャップ又は水抜きキャップ兼
用のストレーナや逆止弁のキャップを備える給水栓にお
いてこのような問題が多く生じていた。
題点を解決するものであり、上記のように止水栓を備え
る流路にストレーナや逆止弁などの取り外し用キャップ
や水抜きキャップを有し、これらのキャップを取り外す
ための可動の操作用部材を備えるキャップ付き止水栓に
おいて、止水栓を閉じ忘れてこれらのキャップを取り外
すことによる湯水の誤放出を防止することにある。
ために本発明が採用したキャップ付き止水栓は、止水栓
を備える流路に、ストレーナ若しくは逆止弁などの取り
外し用キャップ又は水抜き用のキャップを有し、キャッ
プを取り外すための可動の操作用部材を備えるキャップ
付き止水栓であって、止水栓の調節スピンドルに、止水
栓の開弁時において前記操作用部材に干渉する干渉部を
設けたことを特徴とするものである。ここで、干渉部と
は、操作用部材のキャップ操作そのものに干渉する手段
及び操作用部材の操作に何らかの干渉を加え止水栓の閉
塞作業を操作者に注意喚起する手段をいう。この手段に
よれば、止水栓の開弁時には、調節スピンドルに設けら
れた干渉部が、操作用部材が操作位置に位置することを
妨げるので、操作者は止水栓が開弁状態にあることを知
ることができ、湯水の誤放水を防止できる。また、所定
の操作位置に位置しなければ操作用部材を操作不能の状
態とする構成を採用することにより湯水の誤放水を確実
に防止できる。一方で止水栓が開弁状態にないときには
操作用部材を操作位置に位置させてキャップを取り外す
作業が可能となる。
して説明する。図1及び図2に示すように本発明のキャ
ップ付き止水栓15は、給水栓本体Uと壁面V内に配設
された給湯又は給水配管(図示省略)とを接続し、その
流路をクランク状に屈曲する給水栓用の接続ソケット1
の下方屈曲部2内に設けられている。
1とストレーナ30とキャップ40とを備えており、キ
ャップ40の操作用部材として引き輪50を備えてい
る。接続ソケット1の配管側接続口8から水栓本体側接
続口9において、止水弁21がストレーナ30よりも上
流側に設けられており、この止水弁21を閉止しキャッ
プ40を開放することにより、止水弁21より下流側に
位置するストレーナ30のメンテナンスを可能となして
いる。止水弁21は接続ソケット1の弁座孔3内周に設
けられた雌ねじ10に螺嵌されており、調節スピンドル
22を回転させることにより進退するガイド部23内に
装着されたパッキン24が接続ソケット1の弁座4に着
座することにより、止水弁室5に連通する流入口6を閉
塞するように構成されている。キャップ付き止水栓15
のネジ部27には配管側接続口8内に連通する開口部2
8が設けられておりこれにより流入口6へと湯水が導か
れる。
一方の開放側端を弁座4に当接させ、かつ止水弁21の
ガイド部23の外周に外嵌されるように止水弁室5内に
嵌装されている。ストレーナ30の他方の開放側端は、
接続ソケット1に設けられた操作用孔7内周面に設けら
れた雌ねじ11に螺入された略円筒形状のキャップ40
に、接着材により一体的に取り付けられている。
軸に沿って、調節スピンドル22用の貫通孔41が設け
られており、これに、前記した止水弁21の調節スピン
ドル22が嵌挿され、この調節スピンドル22のキャッ
プ40の前面側に突出する先端部が調節用ネジ溝25を
備えた略円筒状の干渉部26を構成している。一方、止
水弁21のガイド部23側はこの貫通孔41を貫通して
止水弁室5内に突出しており、調節スピンドル22を回
転及び進退自在に摺動可能となしている。また、調節ス
ピンドル22の摺動面と接する貫通孔41の内周面には
周回溝42が設けられ、これに嵌装されたOリング43
により調節スピンドル22とキャップ40の貫通孔41
の当接面をシールしている。また、操作用孔7の開口縁
に設けられた凹部12と、この凹部12に対応する位置
にキャップ40に同様に設けられた凹部47との間にO
リング44が嵌装され、さらにキャップ40を操作用孔
7に螺入することによりキャップ40に設けられた鍔部
45により圧着され、キャップ40外周面と操作用孔7
内周面とのシールを高めている。
を操作用孔7から取り外すためのC字形状の引き輪50
が設けられている。この引き輪50の両突端部が、キャ
ップ40前面に、貫通孔41の中心をはさんだ対向する
2カ所に設けられた取付孔46に遊嵌され、引き輪50
が調節スピンドル22の両側を跨いで起きあがり自在に
取り付けられている。この引き輪50を正立させたうえ
で、指でつまみ、ひねるようにキャップ40ごと回転さ
せることにより、キャップ40を操作用孔7より取り外
すことができる。
ル22は止水弁21を開弁しているとき、すなわち調節
スピンドル22が手前側に移動しているときには、その
干渉部26が手前側に突出し引き輪50が正立できない
ように引き輪50の引き起こしに干渉する。そして、止
水弁21を閉弁すると調節スピンドル22が奥側に移動
し、干渉部26が奥側に移動し、干渉部26のキャップ
40前面からの突出量を減らすことにより引き輪50の
正立が可能となるように構成されている。
とにより、止水弁21を閉弁した状態では引き輪50が
正立可能であるので、前述したように引き輪50を正立
させたうえで指でつまみ、ひねるようにキャップ40ご
と回転させ、キャップ40を操作用孔7より取り外すこ
とができる。一方、開弁した状態では引き輪50が正立
できないのでこのように引き輪50を操作することがが
不可能となる。よって、操作者は止水弁21が開閉いず
れの状態にあるかを極めて容易に感知することができる
ので、止水弁21が開弁状態のままキャップ40を取り
外し、配管側から流入する湯又は水を誤って放出してし
まうことを極めて少なくできる。さらに、単に調節スピ
ンドル22の先端部の長さを変更してキャップ40から
の突出量を調節するか、又は引き輪50を干渉部26に
干渉されるような形状のものに変更するだけの極めて簡
易な構造でこの目的を達成することができる。
たものであり、本発明はこれに限られない。上記のキャ
ップ付き止水栓15では、ストレーナ30と止水弁21
とを同一軸上に一体的に設けているが、必ずしもこれに
限られない。図3は接続ソケット1の流路中にストレー
ナ(図示省略)と止水弁60とを隣接して配設した別の
キャップ付き止水栓16を示したものである。このキャ
ップ付き止水栓16では、ストレーナ(図示省略)と一
体的に設けられたキャップ61に引き輪62が設けられ
ており、止水弁21が開弁しているときには突出する調
節スピンドル63の干渉部64により、この引き輪62
が立ち上がることが妨げられるように構成されている。
れるものではない。図4は図3と同様に接続ソケット1
の流路中にストレーナ(図示省略)と止水弁70とを隣
接してて配設したキャップ付き止水栓17において、止
水弁21の調節スピンドル71を間にキャップ72と対
向する位置に設けられた支持部73を支点にして、調節
スピンドル71の進退方向と交わる方向にキャップ72
を回動自在に被覆及び露呈可能なカバー74に、干渉部
76を備えた調節スピンドル71が突出可能な挿通孔7
5を設けたものである。このキャップ付き止水栓17で
は、カバー74を操作用部材として採用したものであ
る。
6,17は、クランク状に屈曲された接続ソケット1に
用いられることに限られず、例えばストレート形状の接
続ソケットに用いることも可能である。また、接続ソケ
ット1に限らず配管や水栓本体に設けることも可能であ
る。また、ストレーナのキャップに限らず、逆止弁のキ
ャップや水抜き栓のキャップについて用いることが可能
なことはもちろんである。
で、止水栓を閉じずに操作用のキャップなどを取り外
し、湯水を誤って放出してしまうことを防止することが
できる。
いた接続ソケットの断面図である。
栓の要部拡大斜視図である。
栓の要部拡大斜視図である。
座、5;止水弁室、6:流入口、7;操作用孔、8;配
管側接続口、9;水栓本体側接続口、10;雌ねじ、1
1;雌ねじ、12;凹部、15,16,17;キャップ
付き止水栓、21;止水弁、22;調節スピンドル、2
3;ガイド部、24;パッキン、25調節用ネジ溝、2
6;干渉部、27;ネジ部、28;開口部、30;スト
レーナ、40;キャップ、41;貫通孔、42;周回
溝、43;Oリング、44;Oリング、45;鍔部、4
6;取付孔、47;凹部、50;引き輪、60;止水
弁、61;キャップ、62;引き輪、63;調節スピン
ドル、64;干渉部、70;止水弁、71;調節スピン
ドル、72;キャップ、73;支持部、74;カバー、
75;挿通孔、76;干渉部、U;給水栓本体、V;壁
面。
Claims (1)
- 【請求項1】止水栓を備える流路に、ストレーナ若しく
は逆止弁などの取り外し用キャップ又は水抜き用のキャ
ップを有し、キャップを取り外すための可動の操作用部
材を備えるキャップ付き止水栓であって、 止水栓の調節スピンドルに、止水栓の開弁時において前
記操作用部材に干渉する干渉部を設けたことを特徴とす
るキャップ付き止水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22096997A JP3793838B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | キャップ付き止水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22096997A JP3793838B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | キャップ付き止水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151248A true JPH1151248A (ja) | 1999-02-26 |
JP3793838B2 JP3793838B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=16759405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22096997A Expired - Fee Related JP3793838B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | キャップ付き止水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3793838B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP22096997A patent/JP3793838B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3793838B2 (ja) | 2006-07-05 |
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