JPH11512006A - インプラント体用の定着装置及び定着装置を整列させるための整列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 補綴のスープラ構造用の、インプラント体に結合可能な定着装置がアダプタ装置（１）を有していて、該アダプタ装置（１）が、インプラント体（２）内にねじ込み可能な支持部材（４）と、支持部材（４）内に整列可能に支持されかつ整列位置で固定可能な連結部材（５）とを有していて、該連結部材（５）が、義歯用の定着ヘッド（６，７）に連結するのに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】 インプラント体用の定着装置 及び 定着装置を整列させるための整列装置 本発明は、補綴のスープラ構造用の、インプラント体に結合可能な定着装置及 び定着装置を整列させるための整列装置並びに定着装置に結合可能なスープラ構 造に関する。 義歯を定着するために、球形、クラウン形又は類似の定着ヘッドが使用され、 このヘッドは、上側に雌ねじ付きの同軸的な接続孔を備えたインプラント体内に 直接ねじ込まれかつインプラント体に対して同軸的に整列せしめられる。顎固有 の理由から義歯を支持するためにインプラント体が互いに軸平行な整列性を維持 できない場合には、被嵌め及び取外しの際に義歯の申し分のない座り及び／又は 正確な取扱いを保証するために、補償措置が講じられかつ補償手段が使用されね ばならない。このために、定置のスープラ構造（Suprakonstruktion）において は全ての拡開(divergierend)するユニットの間でアタッチメントが使用されるの に対して、取外し可能な構造の場合には特別な二次クラウン部材が使用され、こ の二次クラウン部材は、特殊に製作されねばならずかつ所属の一次クラウンに被 嵌めた後で一次クラウンの開度(Divergenz)を補償する。このような補償措置及 び補償手段は、独自の適合性に基づき極めて作業が面倒でかつ不経済でありしか も頻繁なアポイントメントを必要とするため患者のとって煩わしいものである。 更にアタッチメントの場合常に、インプラント体を不動に支持するためには望ま れな運動を許容するミクロギャップが生ずる。 本発明の課題は、顎内でのインプラント体の必然的な拡開する整列に際して補 償措置及び補償手段を簡略化できひいては短縮できかつ安価にできるようにする ことにある。 前記課題は本発明によれば、請求項１、６及び１５に記載の構成によって解決 された。別の有利な構成はその他の請求項に記載されている。 産業的に予め製作可能な本発明によるアダプタ装置によって、インプラント体 の整列とは無関係に定着ヘッドを所望のように整列させるための簡単な可能性が 得られ、かつ、アタッチメント及び独自に製作された二次クラウン部材を省くこ とができる。整列は、特に本発明による整列装置を介して極めて迅速にしかも正 確に行うことができる。これによって、アポイントメントに関する患者の煩わし さが減少される。本発明によるスープラ構造は自体産業的に予め製作可能であり 、安価でありかつ取扱いが簡単である。それというのも、複雑な歯科技工的な測 定が省かれるからである。 別の多くの利点は、本発明の実施例を詳述した以下の記載及び図面から明らか である。 次に図示の実施例につき本発明を説明する。 第１図は、インプラント体内に挿入される本発明によるアダプタ装置の縦断面 図、第２図は、連結部材を固定された第１図に類似した図、第３図は、第４図II I−III線に沿って断面したインプラント体の詳細図、第４図は、第３図の平面図 、第５図は、アダプタ装置の第６図Ｖ−Ｖ線に沿った断面図、第６図は、第５図 の平面図、第７図は、第５図のアダプタ装置に結合可能な球形ヘッドを示す図、 第８図は、第５図のアダプタ装置に結合可能なクラウンヘッドを示す図、第９図 は、アダプタ装置の連結部材内に固定孔を設けるためのドリルを部分的に示した 図、第１０ａ図及び第１０ｂ図は、アダプタ装置の支持部材内に連結部材を固定 するための固定ねじを示す図、第１１図は、本発明による整列装置を示す図、第 １２図は、第１１図の整列装置の整列部材の詳細な縦断面図、第１３図は、第１ ２図の平面図、第１４図は、アダプタ装置の連結部材に結合可能でかつ整列部材 と協働する整列ピンを示す図、第１５図は、第１６図XV−XV線に沿った締付けナ ットの断面図、第１６図は、第１５図の平面図、第１７図は、第１２図の整列部 材の締付けスリーブを詳細に示した側面図、第１８図は、第１９図XVIII−XVIII 線に沿った締付けスリーブの断面図、第１９図は、第１ ８図の平面図、第２０図は、第１２図による整列部材の外ねじ山付きブシュの側 面図、第２１図は、第２２図XXI−XXI線に沿った外ねじ山付きブシュの断面図、 第２２図は、第２１図の平面図、第２３図は、第１２図による整列部材の下側の 平行化部材の平面図、第２４図は、第２３図XXIV−XXIV線に沿った断面図、第２ ５図は、第１２図の整列部材の平行化部材を下方から見た図、第２６図は、第２ ５図XXVI−XXVI線に沿った断面図、第２７図は、第１１図の整列装置の整列テン プレートの平面図、第２８図は、第２７図XXVII−XXVII線に沿った断面図、第２ ９図及び第３０図は、第２７図の整列テンプレートのグリップ部分の側面図、第 ３１図及び第３２図は、整列テンプレートの変化実施例図、第３３図は、最終歯 列の下側の歯列の概略的な側面図で本発明によるスープラ構造を概略的に示した 図である。 義歯のような補綴のスープラ構造用の図示の定着装置はほぼ、外ねじ山付きピ ン３を用いてインプラント体２にねじ込み可能な支持部材４及び支持部材４内で 整列可能に支持された連結部材５を有するアダプタ装置１と、義歯用の、連結部 材５に結合可能な定着ヘッドとから形成されていて、この定着ヘッドは、球形ヘ ッド６として、又は、咬合ねじ（Okklusionsschraube）８と円錐キャップ９とか ら成るクラウンヘッドもしくは円錐ヘッド７として構成できるか又は別の何等か の適当な構成を有することができる。定着ヘッド６，７はそれぞれ、外ねじ山付 きピン１０もしくは１１を用いてアダプタ装置１の連結部材５内にねじ込み可能 である。 支持部材４は、連結部材５用の部分球形状の受容室１２及び雌ねじを備えた側 方の沈み孔（Senkbohrung）１３を有していて、この沈み孔１３は、受容室１２ の壁部と部分的に交差する尖頭円錐形の底部１４を有している。この場合、沈み 孔１３の底部の仮想の尖端は、部分球形状の受容室１２内に位置する。第２図か ら明らかなように、沈み孔１３内にねじ込まれた固定ねじ１５は、沈み孔１３の 底部に適合して接触可能な尖頭円錐形の端部部分１６を有していて、この端部部 分の尖端は、沈み孔１３の底部の仮想の尖端に合致している。内側六角ヘッド構 成を有する固定ねじ１５の代わりに選択的に、スパナ係合部１１８を有する固定 ねじ１１５を使用することもでき、このスパナ係合部１１８は目標破断平面で破 断可能である。破断面を研磨した後では、尖端１１７を有する端部部分１１６に 関し内側六角ヘッド構成（第１０ａ図参照）に相応するような固定ねじ１１５（ 第１０ｂ図参照）が沈み孔１３を完全に占有する。 連結部材５は、球欠体状の外部形状を有しかつ雌ねじを備えた接続孔１８を有 していて、この接続孔の軸線は切断平面１９に対して垂直に延びている。連結部 材５は、支持部材４内であらゆる方向に制限されて可動に支持されていてかつイ ンプラント体２の軸線に対して連結部材軸線を所望のように整列させて固定ねじ １５によって固定される。半分以上を支持部材４内に受容される連結部材５は、 係止作用をもって支持部材４内に圧入することもできる。しかしながら、支持部 材４内で連結部材５を固定するために、連結部材５を取り付けた後で受容室１２ の上側の縁部領域を内向きに変形することもできる。 連結部材５が下記に詳述する整列プロセスに基づき所望の位置を占めた場合に は、沈み孔１３を介して導入される尖頭円錐形のドリルヘッド２２を備えたドリ ル２１を用いて連結部材５が作孔されかつ連結部材５内に、受容室１２の壁部と 交差する、沈み孔１３の尖頭円錐形の底部部分が形成される。この場合、ドリル ２１の肩２３は正確な作孔深さを保証し、この作孔深さは、沈み孔１３を取り囲 む支持部材４の外面２４に肩２３が接触した場合に、得られる。ドリル２１を取 り外した後で及び固定ねじ１５をねじ込んだ後で固定ねじの尖頭円錐形の端部１ ６は、沈み孔１３の底部及び連結部材５内の対応する作孔部に接触し、この結果 、連結部材５は正確に整列した位置で固定される。 整列プロセスを簡略化するために、本発明による整列装置２５が使用され（第 １１図参照）、この場合、第１１図では整列装置はインプラント体における２つ のアダプタ装置１の場合の使用を示しているが、義歯を共通に支持するために設 けられる２つ以上のアダプタ装置１の場合にも使用することもできる。インプラ ント体２は互いに空間的に拡開もしくは離れる軸線２０を備えていて、この場合 、直接インプラント体２内にねじ込まれた定着ヘッド６又は７は、その軸線がイ ンプラント体２の軸線と合致するような整列性を得る。 義歯を座着及び手入れするために最適な、義歯を共通に支持する定着ヘッド６ ，７の平行な整列性を得るために、連結部材５の接続孔１７内にまず整列ピン２ ６（第１４図参照）が、アダプタ装置１の支持部材４内の連結部材５がまだ整列 性を与えられずしかも固定されないような時点に、ねじ込まれる。次いで、整列 ピン２６に整列装置２５のそれぞれ１つの整列部材２７が被せられかつ整列部材 ２７が整列装置２５の整列テンプレート２８において整列されて固定される。こ れによって、全整列ピン２６は互いに軸平行な整列性を得る。この場合整列ピン ２６は、下端領域で締付けプロセスによって圧縮される締付けスリーブ内に固定 される。次いで、ドリル２１を用いてアダプタ装置１内で連結部材５が作孔され かつ固定ねじ１５が差し込まれる。これによって、連結部材５のための整列プロ セスが終了する。次いで、整列装置２５が取り外され、かつ、整列ピン２６を外 した後で定着ヘッド６，７ が連結部材５内にねじ込まれる。これによって定着装置が形成され、定着ヘッド は互いに正確に軸平行に整列する。 第２７図及び第２８図に図示の整列テンプレート２８の構成は、顎の経過にほ ぼ適合する円弧状のフラットな形状を有していて、この場合少なくとも側部領域 ２９，３０に有利には中央の縦スリット３１，３２が設けられている。整列テン プレート２８の上面３３及び下面３４は互いに平行な整列面を有していて、この 整列面において、顎内でのアダプタ装置１の位置に基づき得られる選択可能な位 置で整列装置２５の整列部材２７が整列可能でかつ締付け固定可能である。 整列テンプレート２８は、旋回に基づき顎の経過に適合せしめられる、旋回可 能に連結された２つのテンプレート半部から形成されている。 整列テンプレート２８のテンプレート半部２９，３０は、ピン３６を介してグ リップ部分３５に枢着されている。ピン３６は、共通の旋回軸線を規定しかつ、 調節抵抗を規定するためにテンプレート半部２９，３０を互いに押し合わす。整 列テンプレート２８の両テンプレート半部２９，３０のために共通の、グリップ 部分３５を備えた枢着部の代わりに、テンプレート半部２９，３０を互いにそれ ぞれ別個に、長孔を備えたグリップ部分に取り付けることもできる。この場合有 利にはテンプレート半部２９，３０は、グリップ部分 を備えた枢着部領域で長孔に沿って移動可能に支持されている。整列テンプレー ト２８の円弧状の構成の代わりに、整列テンプレートは第３１図による構成を有 することもでき、この場合、グリップ部分３８′を備えた直線的なベース部分３ ８に、最大２つの定着装置の連結部材５を整列させるために直線的なスリット３ ７が設けられている。 整列装置２５の整列部材２７は、上面で整列テンプレート２８の下面に整列可 能な下側の平行化部材３９と、下面で整列テンプレート２８の上面に整列可能な 上側の平行化部材４０とを有している。両平行化部材３９，４０を貫通して、下 側部分にスリットを付けられた締付けスリーブ４１が係合していて、この締付け スリーブ内には、下方から整列ピン２６が挿入可能でかつ正確に固定可能である 。締付けスリーブ４１は、下側の平行化部材３９用のストッパとして構成された 下端４２を有していて、この下端は有利にはテーパ状の拡大部として形成されて いてひいてはセンタリング作用を及ぼす。しかし特に、テーパ状の拡大部に基づ き締付けナットを締付けた場合にスリット付きのスリーブ部分領域で横断面減少 が生ぜしめられ、これにより整列ピンが固定される。 締付けスリーブ４１には、上側の平行化部材４０の上側の領域で外ねじ山付き ブシュ４３が回動不能に設けられていて、この外ねじ山付きブシュ４３は確保リ ング４４を介して軸方向の取り出しを防止されている。外ねじ山付きブシュ４３ に被せて締付けナット４５がねじ嵌め可能であり、この締付けナット４５は、締 付けナットをねじ嵌める間、下面４６で上側の平行化部材４０の上面に接触しか つこのようにして構成部材３９，４０，４３，２６，４１を互いに締め付ける。 締付けナット４５は、有利にはローレット目付きナットとして構成されかつ手に より操作可能である。 締付けスリーブ４１は、長手方向に延びる外側の錠止キー４７を備えていて、 これにより、上側の平行化部材４０及び外ねじ山付きブシュ４３、必要であれば 下側の平行化部材３９が回動不能に締付けスリーブ４１に支持される。このため に前記構成部材４０，４３，３９は対応する錠止溝４８，４９，５０を備えてい る。締付けスリーブ４１の図示の構成ではいずれにせよ錠止キー４７の長さは、 下側の平行化部材３９が締付けスリーブ４１に自由回動可能に支持されるように 、設計されている。 整列部材２７の上側の平行化部材４０は、整列テンプレート２８の縦スリット ３１，３２内に下向きに突入する中央の付加部５１を有していて、この付加部は 、長孔状の縦長の周方向輪郭を有しかつ長手方向で、整列テンプレート２８の縦 スリット３１，３２の幅を上回る長さを有している。これにより、整列プロセス 時に付加部５１は所属の縦スリット３１，３２の制限 面に接触できかつ引き続く回動を阻止される。 前述の整列装置によって、連結部材５を極めて迅速かつ正確に平行に整列させ ることができ、連結部材は、固定ねじ１５によって連結部材５を固定した後で及 び定着ヘッド６，７をねじ込んだ後で定着ヘッドに所望の平行な整列性を与える ことができる。 平行に整列された連結部材には、産業的に予め製作された本発明による構成の スープラ構造を固定することができる（第３３図参照）。図示のスープラ構造４ ０は、５つのエレメントから形成されているが、３乃至１４の任意のエレメント 数を有することもできる。スープラ構造は図示の実施例の場合、最終歯列(Schlu ssgebiss)の側面図で図示の下側の歯列４１の主要構成部材であり、この最終歯 列の咬合平面は符号４２で図示されている。図示のスープラ構造４０は、定着ヘ ッド７に不動に結合される構造体として構成できるが、取外し可能な構造を有す ることもできる。 スープラ構造４０の歯エレメント４３は、テーパ孔４４の形状の受容部を備え ていて、このテーパ孔の中央軸線４５は互いに平行にしかも咬合平面４２に対し て垂直に延びている。この構成によって、歯科医及び歯科技工士の操作が容易に なる。テーパクラウンはその産業的な生産性に基づき正確に適合してしかも安価 に製作可能である。複雑な歯科技工的な測定が省かれ、患者のアポイントメント が減少される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．補綴のスープラ構造用の、インプラント体に結合可能な定着装置において、 アダプタ装置（１）が、インプラント体（２）内にねじ込み可能な支持部材（４ ）と、支持部材（４）内に整列可能に支持されかつ整列位置で固定可能な連結部 材（５）とを有していて、該連結部材（５）が、義歯用の定着ヘッド（６，７） に連結するのに用いられることを特徴とする、インプラント体用の定着装置。 ２．支持部材（４）が、連結部材（５）用の部分球形状の受容室（１２）、及び 、固定ねじ（１５）を受容するために雌ねじを備えた側方の沈み孔（１３）を有 していて、該沈み孔（１３）が、受容室（１２）の壁部と部分的に交差する尖頭 円錐形の底部（１４）を有している、請求項１記載の定着装置。 ３．沈み孔（１３）の底部（１４）の仮想の尖端が、部分球形状の受容室（１２ ）内に位置している、請求項２記載の定着装置。 ４．固定ねじ（１５）が、沈み孔（１３）の底部（１４）に適合して接触可能な 尖頭円錐形の端部部分（１６）を有している、請求項２又は３記載の定着装置。 ５．連結部材（５）が、球欠体状の外部形状を有しかつ雌ねじを備えた接続孔（ １８）を有していて、該 接続孔の軸線が切断平面（１９）に対して垂直に延びている、請求項２から４ま でのいずれか１項記載の定着装置。 ６．請求項１記載の多数のアダプタ装置の連結部材を整列させるための整列装置 であって、該整列装置が、義歯を共通に支持するために顎内の対応するインプラ ント体に配属されている形式のものにおいて、フラットな整列テンプレート（２ ８）が、少なくとも１つの縦スリット（３１，３２）を備えていてかつ整列面を 成す面平行な上面及び下面（３３，３４）を有しており、整列テンプレート（２ ８）において選択可能な位置で整列可能な整列部材（２７）が、それぞれ１つの 整列ピン（２６）を受容するために設けられていて、該整列ピンが、アダプタ装 置（１）の連結部材（５）内に差し込み可能であることを特徴とする、請求項１ 記載の多数のアダプタ装置の連結部材を整列させるための整列装置。 ７．整列テンプレート（２８）が、顎の経過にほぼ適合した、旋回可能及び固定 可能に結合される２つの円弧状のテンプレート半部（２９，３０）から形成され ている、請求項６記載の整列装置。 ８．縦スリット（３１，３２）が、整列テンプレート（２８）のテンプレート半 部（２９，３０）内で中央で延びている、請求項６又は７記載の整列装置。 ９．整列テンプレート（２８）のテンプレート半部（ ２９，３０）が、グリップ部分（３５）に支持されていてかつ該グリップ部分（ ３５）に対して相対的に旋回可能に及び／又は移動可能に及び固定可能に支持さ れている、請求項６から８までのいずれか１項記載の整列装置。 10．整列部材（２７）が、その上面で整列テンプレート（２８）の下面（３４） に整列可能な下側の平行化部材（３９）と、その下面で整列テンプレート（２８ ）の上面（３３）に整列可能な上側の平行化部材（４０）と、両平行化部材（３ ９，４０）を貫通して係合する締付けスリーブ（４１）と、締付け手段（４３， ４５）とを有しており、前記締付けスリーブ（４１）内に下方から整列ピン（２ ６）が挿入可能でありかつ前記締付け手段（４３，４５）によって、平行化部材 （３９，４０）が整列テンプレート（２８）において整列されて整列テンプレー トに固定可能である、請求項６から９までのいずれか１項記載の整列装置。 11．上側の平行化部材（３９）が、整列テンプレート（２８）の縦スリット（３ １，３２）内に下向きに突入する中央の付加部（５１）を有していて、該付加部 が、縦長の周方向輪郭を有しかつその長手方向で、整列テンプレート（２８）の 縦スリット（３１，３２）の幅を上回る長さを有している、請求項１０記載の整 列装置。 12．締付けスリーブ（４１）が、下側の平行化部材（３９）用のストッパとして 構成された下端（４２）を有している、請求項６から１１までのいずれか１項記 載の整列装置。 13．締付けスリーブ（４１）が、外側の長手方向に延びる錠止キー（４７）を有 しており、平行化部材（３９，４０）が錠止溝（４９，５０）を備えていてかつ 締付けスリーブ（４１）に対する回動を防止されている、請求項６から１２まで のいずれか１項記載の整列装置。 14．締付け手段として、回動を防止されて締付けスリーブ（４１）に支持可能な 外ねじ山付きブシュ（４３）と締付けナット（４５）とが設けられていて、該締 付けナット（４５）が、外ねじ山付きブシュ（４３）上にねじ嵌め可能でかつ上 側の平行化部材（３９）の上面に載着可能である、請求項６から１３までのいず れか１項記載の整列装置。 15．請求項１記載の定着装置に結合されるスープラ構造であって、少なくとも２ つの歯エレメント（４３）が、インプラント体（２）に結合される定着装置の定 着ヘッド（６，７）用の受容部（４４）を有している形式のもにおいて、受容部 （４４）の中央軸線（４５）が互いに平行に延びていてかつスープラ構造（４０ ）によって形成された又はこれと一緒に形成された最終歯列の咬合平面（４２） に対して少 なくともほぼ垂直に延びていることを特徴とする、請求項１記載の定着装置に結 合されるスープラ構造。