JPH11512001A - 体接触失禁製品の為の弾力化されたパッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 細長い衛生パッドは、流体透過性の表シート（１）と、核（４）と、表シート（１）と核（４）との間に配置された第２の表シート（５）と、そして核と第２の表シートとの間に配置されて少なくとも１つの長手方向に延出している糸（７）の形状をした弾力化手段と、を備えている。少なくとも１つの横断方向弾性糸もまた設けることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】 体接触失禁製品の為の弾力化されたパッド この発明は吸収物品に関係している。この発明は特に、軽い、そして穏やかな 失禁に悩んでいる婦人により使用されることが出来る、例えば衛生パッドの形状 をした、吸収物品に関係している。この発明は以下に記載される。しかしながら 、この発明は尿または月経のいずれの体液の吸収に関係しているより一般的な適 用可能性もある。 このような物品に関係している１つの問題は、尿が直ちに物品の中にしみこま ずに物品中に吸収されないことがあり、物品の吸収材料にしみこむことなく使用 者の体に沿い後方に流れ出ることがあることである。このことは特に、少量また は小流量の尿の噴出の場合に生じる。 この発明の目的は、上述した問題が無くされ、または少なくとも減少される、 ような形状にされた吸収物品を提供することである。 この発明に従えば、流体透過性の表シートと、流体貯蔵を提供する為の核と、 表シートを通過した流体を核へと移送する為に表シートと核との間に配置された 流体受け入れ層と、そして核と流体受け入れ層との間に配置された弾力化手段と 、を備えていて、吸収物品が略平坦な状態にある時に弾力化手段が張っぱられて いる、細長い吸収物品が提供される。 流体受け入れ層は、第２の表シートとして以下に引用されている。 この発明は、添付の図面を参照しながらこれからさらに記載されるが： 図１は、この発明の実施例の斜視図であり； 図２は、図１の実施例の長手方向中心線に沿った縦断面図であり； 図３は、図１の実施例の幅方向向中心線に沿った横断面図であり；そして、 図４は、変形例を示す図３と同様な横断面図である。 図１乃至図３中に示されている実施例は、軽い失禁に悩まされている婦人によ り使用される為の吸収衛生パッドである。それは、液体透過性の表シート１と、 吸収物品の周辺において例えば加熱密着または接着剤による密着部３により液体 透過性の表シート１に対して密着された液体不透過性の裏シート２と、を備えて いる。この吸収物品はさらに、例えば吸収ゲル化材料(ＡＧＭ:absorbent gellin g material)を含んでいる吸収核４と、流体を受け入れ流体を吸収核４に伝える よう機能する第２の表シート５と、を備えている。 表シート，裏シート，そして吸収核の為に使用された材料は、吸収衛生製品の 為に従来使用されていたものであることが出来る。しかしながら、幾つかの適切 な材料のさらなる詳細の為には、嵩高な第２の表シートを有している吸収製品を 記載している国際特許公開公報ＷＯ９４／２８８３８号と、ＡＧＭを含んでいる 核を記載している国際特許公開公報ＷＯ９４／０１０６９号及び国際特許協力条 約ヨーロッパ出願ＰＣＴ／ＥＰ９４／０４２１５号と、に注目が向けられる。 この吸収物品はさらに弾力化システムを備えており、弾力化システムは吸収物 品を使用者の体に密着させることが出来て、少なくとも吸収物品を尿が通過して 流出する危険性を実質的に阻止、または減少、させるよう吸収物品を湾曲させる よう機能する。図１乃至図３において、この弾力化システムは、第２の表シート ５の近傍で吸収物品の長さの少なくとも大部分、好ましくは吸収物品の実質的に 全ての長さ、に沿い延出している弾性糸６を備えており、弾性糸６はその両端が 、あるいはその長さ全体に沿い、あるいはその長さに沿って選択された幾つかの 地点が、第２の表シート及び／または吸収核に取り付けられている。図示されて いるように、これが吸収衛生パッドを、縦断面（図２）において示された時には 上方が凹んでおり、横断面（図３）において示された時には上方に凸な形状にさ せる。この吸収衛生パッドは従って使用者の体に向かい弾性的に持ち上げられて いて使用者の体との密着が保持され、そして尿の最も軽微な排出でさえも捕らえ る為のより良い適合とより良い能力とを提供している。吸収核は比較的剛く、そ して横断面において実質的に平坦に止まり、このことが吸収衛生パッドが使用者 のパンティとの良好な接触を維持することを可能にする。 図４は、裏シート２の上を横断して延出している弾性糸７をさらに備えている とともに、第２の表シート５の下に長手方向の弾性糸６を備えている変形例を示 している。横断方向の弾性糸７は第２の表シート５に固定されて示されており、 例えそれが僅かに長くても、それは代わりに、あるいはさらに、第１の表シート １に固定されることが出来る。いずれにしても、横断方向の弾性糸７はその両端 でのみ固定されていることが好ましい。第２の表シート及び／または第１の表シ ートの両側が内方に引っ張られることにより、横断方向の弾性糸は、横断面にお いて見ることが出来るように、所望の上方に凸の形状を吸収物品に付与すること を手助けする。 種々の他の変形例もまた可能である。例えば、即ち相互に接近して配置されて いるか、または吸収物品の長さに沿い相互に離間して配置されている複数の横断 方向糸を設けることが出来、そして単一の長手方向糸は相互に接近して配置され た複数の長手方向糸に取り替えらえることが出来る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，Ｈ Ｕ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 カルルッチ、ジョバンニ イタリア国、アイ−66100 キエティ、ビ ア・パパ・ジョバンニ・ベンティテルツォ （番地なし)

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．流体透過性の表シートと、流体貯蔵を提供する為の核と、表シートを通過 した流体を核へと移送する為に表シートと核との間に配置された流体受け入れ層 と、そして核と流体受け入れ層との間に配置された弾力化手段と、を備えていて 、吸収物品が略平坦な状態にある時に弾力化手段が張っぱられている、細長い吸 収物品。 ２．請求項１に従った細長い吸収物品は、流体受け入れ層に対する核の反対側 に流体不透過性の裏シートをさらに備えている。 ３．請求項１または請求項２に従った細長い吸収物品においては、弾力化手段 が、吸収物品の長手方向中心線の少なくとも大部分に実質的に沿い延出している 少なくとも１つの弾性糸を備えている。 ４．請求項３に従った細長い吸収物品は、少なくとも１つの弾性糸の夫々がそ の両端を流体受け入れ層及び核の少なくとも一方に対して取り付けられている。 ５．請求項３に従った細長い吸収物品は、少なくとも１つの弾性糸の夫々がそ の長さに沿って選択された複数の地点を流体受け入れ層及び核の少なくとも一方 に対して取り付けられている。 ６．請求項１乃至請求項５のいずれか１項に従った細長い吸収物品は、吸収物 品の横断方向に延出していてその両端が表シートと流体受け入れ層の少なくとも 一方に対して取り付けられている少なくとも１つのさらなる弾性糸をさらに備え ている。 ７．請求項１乃至請求項６のいずれか１項に従った細長い吸収物品は、衛生パ ッドの形状である。