JPH11509191A - 4,5−ジアリールオキサゾール誘導体 - Google Patents

4,5−ジアリールオキサゾール誘導体

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JPH11509191A
JPH11509191A JP9504319A JP50431997A JPH11509191A JP H11509191 A JPH11509191 A JP H11509191A JP 9504319 A JP9504319 A JP 9504319A JP 50431997 A JP50431997 A JP 50431997A JP H11509191 A JPH11509191 A JP H11509191A
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清 谷口
浩二 服部
一典 椿
修 沖津
精一郎 田渕
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藤沢薬品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 式 [式中、R1はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、R2は適当な置換基を有していてもよいアリール、R3は適当な置換基を有していてもよいアリール、R4は水素、低級アルキル、ヒドロキシまたはアリール、A1は低級アルキレン、

Description

【発明の詳細な説明】 4,5−ジアリールオキサゾール誘導体 技術分野 この発明は、医薬として有用な新規複素環式化合物および医薬として許容され るそれらの塩に関する。 背景技術 たとえばWO95/17393に記載されているように、いくつかの複素環式 化合物が知られている。 発明の開示 この発明は、新規複素環式化合物に関する。より詳しくは、この発明は、血小 板凝集に対する阻害活性、血管拡張活性、抗高血圧活性などの薬理活性を有し、 プロスタグランジンI2アゴニスト(agonist)である新規複素環式化合物および医 薬として許容されるそれらの塩、それらの製造方法、それらを含有する医薬組成 物、ならびにそれらの医薬の製造への利用に関する。 したがって、この発明の一つの目的は、新規で有用な複素環式化合物および医 薬として許容されるそれらの塩を提供することである。 この発明の他の目的は、複素環式化合物およびそれらの塩の製造法を提供する ことである。 この発明のさらに他の目的は、前記の複素環式化合物または医薬として許容さ れるそれらの塩を有効成分として含有する医薬組成物を提供することである。 この発明のいま一つの目的は、前記の複素環式化合物および医薬として許容さ れるそれらの塩の、動脈閉塞症、脳血管障害、肝硬変、動脈硬化、虚血性心疾患 、経皮経管冠動脈形成後の再狭窄、高血圧などの治療および/または予防のため の医薬の製造への利用を提供することである。 この発明の複素環式化合物は、下記の式(I) [式中、R1はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、 R2は適当な置換基を有していてもよいアリール、 R3は適当な置換基を有していてもよいアリール、 R4は水素、低級アルキル、ヒドロキシまたはアリール、 A1は低級アルキレン、 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロヘプタン、ビ シクロヘプテン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、アゼチジン、 ピロリジンまたはピペリジンを示し、その各々は適当な置換基を有していてもよ い。)または (式中、R5は水素、低級アルキルまたはアシルを 示す。)、 A6は適当な置換基を有していてもよい低級アルキレンを示す。 ]、 nは0または1、 をそれぞれ意味する。] で表される化合物。 この発明に従って、新規複素環式化合物(I)は、下記の式で示す諸方法によ り製造することができる。製造法1 製造法2 製造法3 製造法4 製造法5 製造法6 −A4−はそれぞれ前記定義の通りであり、 Y1は酸残基、 6はイミノ保護基、 2はハロゲン、 をそれぞれ示す。) 出発化合物(II)、(V)および(VI)は新規であり、下記の諸方法によ り製造することができる。製造法A 製造法B 製造法C −A4−およびY2はそれぞれ前記定義の通りであり、 R7はヒドロキシ保護基、 R8はアシル、 をそれぞれ示す。) 目的化合物(I)の好適な医薬として許容される塩は、慣用の無毒の塩であっ て、アルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩など)およびアルカリ 土類金属塩(たとばカルシウム塩、マグネシウム塩など)などの金属塩、アンモ ニウム塩、有機塩基塩(たとえばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピ リジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチ レンジアミン塩など)、有機酸塩(たとえば酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、 メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、蟻酸塩、トルエンスルホン酸塩、 トリフルオロ酢酸塩など)、無機酸塩(たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩 、燐酸塩など)、アミノ酸(たとえばアルギニン、アスパラギン酸、グルタミン 酸など)との塩などを挙げることができる。 この明細書の以上および以下の記述において、この発明の範囲に包含される種 々の定義の好適な例および実例を次に詳細に説明する。 「低級」とは、特記ない限り、炭素原子数1ないし6を意味する。 好適な「アリール」および「モノ(またはジまたはトリ)アリール(低級)ア ルキル」の「アリール部分」としては、フェニル、ナフチルなどを挙げることが できる。 好適な「低級アルキレン」としては、炭素原子1ないし6個を有する直鎖のも の、たとえばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチ レン、ヘキサメチレンなどを挙げることができ、より好ましいものとしては、炭 素原子1ないし3個を有するものを挙げることができる。 好適な「低級アルキル」および「モノ(またはジまたはトリ)アリール(低級 )アルキル」の「低級アルキル部分」としては、炭素原子1ないし6個を有する 直鎖または分岐状のもの、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、 ブチル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、ペンチル、第三級ペンチル 、ヘキシルなどを挙げることができ、より好ましいものとしては、炭素原子1な いし4個を有するものを挙げることができる。 好適な「保護されたカルボキシ」としては、エステル化されたカルボキシなど を挙げることができる。 エステル化されたカルボキシ基のエステル部分の好適な例としては、適当な置 換基を少なくとも1個有していてもよい低級アルキルエステル(たとえばメチル エステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチル エステル、イソブチルエステル、第三級ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘ キシルエステルなど)、たとえば低級アルカノイルオキシ(低級)アルキルエス テル[たとえばアセトキシメチルエステル、プロピオニルオキシメチルエステル 、ブチリルオキシメチルエステル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロイル オキシメチルエステル、ヘキサノイルオキシメチルエステル、1(または2)− アセトキシエチルエステル、1(または2または3)−アセトキシプロピルエス テル、1(または2または3または4)−アセトキシブチルエステル、1(また は2)−プロピオニルオキシエチルエステル、1(または2または3)−プロピ オニルオキシプロピルエステル、1(または2)−ブチリルオキシエチルエステ ル、1(または2)−イソブチリルオキシエチルエステル、1(または2)−ピ バロイルオキシエチルエステル、1(または2)−ヘキサノイルオキシエチルエ ステル、イソブチリルオキシメチルエステル、2−エチルブチリルオキシメチル エステル、3,3−ジメチルブチリルオキシメチルエステル、1(または2)− ペンタノイルオキシエチルエステルなど]、低級アルキルスルホニル(低級)ア ルキルエステル(たとえば2−メシルエチルエステルなど)、モノ(またはジま たはトリ)ハロ(低級)アルキルエステル(たとえば2−ヨードエチルエステル 、2,2,2−トリクロロエチルエステルなど)、低級アルコキシカルボニルオ キシ(低級)アルキルエステル(たとえばメトキシカルボニルオキシメチルエス テル、エトキシカルボニルオキシメチルエステル、2−メトキシカルボニルオキ シエチルエステル、1−エトキシカルボニルオキシエチルエステル、1−イソプ ロポキシカルボニルオキシエチルエステルなど)、フタリジリデン(低級)アル キルエステル、または(5−低級アルキル−2−オキソ−1,3−ジオキソール −4−イル)(低級)アルキルエステル[たとえば(5−メチル−2−オキソ− 1,3−ジオキソール−4−イル)メチルエステル、(5−エチル−2−オキソ −1,3−ジオキソール−4−イル)メチルエステル、(5−プロピル−2−オ キソ−1,3−ジオキソール−4−イル)エチルエステルなど]; 低級アルケニルエステル(たとえばビニルエステル、アリルエステルなど); 低級アルキニルエステル(たとえばエチニルエステル、プロピニルエステルなど ); 適当な置換基を少なくとも1個有していてもよいアル(低級)アルキルエステル 、 たとえば適当な置換基を少なくとも1個有していてもよいモノ(またはジまたは トリ)フェニル(低級)アルキルエステル(たとえばベンジルエステル、4−メ トキシベンジルエステル、4−ニトロベンジルエステル、フェネチルエステル、 トリチルエステル、ベンズヒドリルエステル、ビス(メトキシフェニル)メチル エステル、3,4−ジメトキシベンジルエステル、4−ヒドロキシ−3,5−ジ 第三級ブチルベンジルエステルなど); 適当な置換基を少なくとも1個有していてもよいアリールエステル(たとえばフ ェニルエステル、4−クロロフェニルエステル、トリルエステル、第三級ブチル フェニルエステル、キシリルエステル、メシチルエステル、クメニルエステルな ど);フタリジルエステル;などを挙げることができる。 「適当な置換基を有していてもよいアリール」の好適な「置換基」としては、 ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、前記の低級アルキルなどを挙 げることができる。 好適な「ハロゲン」としては、塩素、臭素、ヨウ素などを挙げることができる 。 好適な「低級アルコキシ」としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第三級ブトキシ、ペンチルオキシ、第三 級ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどを挙げることができる。 好適な「シクロ(C5−C8)アルケン」としては、シクロペンテン、シクロヘ キセン、シクロヘプテンおよびシクロオクテンを挙げることができる。 好適な「シクロ(C7−C8)アルケン」としては、シクロヘプテンおよびシク ロオクテンを挙げることができる。 好適な「シクロ(C7−C8)アルカン」としては、シクロヘプタンおよびシク ロオクタンを挙げることができる。 好適な「ビシクロヘプタン」としては、ビシクロ[2.2.1]ヘプタンなど を挙げることができる。 好適な「ビシクロヘプテン」としては、ビシクロ[2.2.1]ヘプテン(た とえばビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンなど)などを挙げることができ る。 「シクロ(C5−C8)アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロヘプ タン、ビシクロヘプテン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、アゼ チジン、ピロリジンまたはピペリジンを示し、その各々は適当な置換基を有して いてもよい」における好適な置換基としては、イミノ、ヒドロキシ、オキソ、ア シル、イミノ保護基などを挙げることができる。 好適な「アシル」としては、低級アルカノイル(たとえばホルミル、アセチル 、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、オキサリ ル、スクシニル、ピバロイルなど); 低級アルコキシカルボニル(たとえばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル 、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、第 三級ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニ ルなど); 低級アルカンスルホニル(たとえばメシル、エタンスルホニル、プロパンスルホ ニル、イソプロパンスルホニル、ブタンスルホニルなど; アレーンスルホニル(たとえばベンゼンスルホニル、トシルなど); アロイル(たとえばベンゾイル、トルオイル、キシロイル、ナフトイル、フタロ イル、インダンカルボニルなど); アル(低級)アルカノイル(たとえばフェニルアセチル、フェニルプロピオニル など); アル(低級)アルコキシカルボニル(たとえばベンジルオキシカルボニル、フェ ネチルオキシカルボニルなど)などを挙げることができる。 好適な「イミノ保護基」としては、モノ(またはジまたはトリ)アリール(低 級)アルキルなどを挙げることができる。 好適な「ヒドロキシ保護基」としては、前記の低級アルキル、1ないし3個の 適当な置換基を有していてもよいシリルなどを挙げることができる。 「1ないし3個の適当な置換基を有していてもよいシリル」の好適な置換基と しては、前記の低級アルキル、前記のアリールなどを挙げることができる。 「適当な置換基を有していてもよい低級アルキレン」の好適な置換基としては 、前記の低級アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル(ヒドロキシメチル、ヒド ロ キシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒ ドロキシヘキシルなど)などを挙げることができる。 好適な「酸残基」としては、上記のハロゲン、低級アルカノイルオキシ(たと えばアセチルオキシなど)、スルホニルオキシ(たとえばメチルスルホニルオキ シ、フェニルスルホニルオキシ、トリルスルホニルオキシなど)などを挙げるこ とができる。 目的化合物(I)の好ましい例としては、以下のものを挙げることができる。 R1はカルボキシまたは保護されたカルボキシ(より好ましいのはエステル化 されたカルボキシ、最も好ましいのは低級アルコキシカルボニル)、 R2は低級アルキルを有していてもよいアリール(より好ましいのはフェニル または低級アルキルフェニル、最も好ましいのはフェニルまたはC1−C4アルキ ルフェニル)、 R3は低級アルキルを有していてもよいアリール(より好ましいのはフェニル または低級アルキルフェニル、最も好ましいのはフェニルまたはC1−C4アルキ ルフェニル)、 R4は水素、低級アルキル(より好ましいのはC1−C4アルキル、最も好まし いのはメチル)、ヒドロキシまたはアリール(より好ましいのはフェニル)、 A1は低級アルキレン(より好ましいのはC1−C4アルキレン、最も好ましい のはメチレンまたはエチレン)、 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロヘプタン (より好ましいのはビシクロ[2.2.1]ヘプタン)、ビシクロヘプテン(よ り好ましいのはビシクロ[2.2.1]ヘプタン、最も好ましいのはビシクロ[ 2.2.1]ヘプト−2−エン)、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェ ン、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンを示し、その各々はイミノ、オキ ソ、アシル(より好ましいのは低級アルカノイル、最も好ましいのはC1−C4ア ルカノイル)およびイミノ保護基(より好ましいのはモノ(またはジまたはトリ )フェニル(低級)アルキル、最も好ましいのはフェニル(低級)アルキル)か らなる群より選ばれる1ないし3個(より好ましいのは1または2個)の適当な 置換基を有していてもよい。]、または (式中、R5は水素、低級アルキル(より好まし いのはC1−C4アルキル)またはアシル(より好ましいのは低級アルカノイル、 最も好ましいのはC1−C4アルカノイルを示す。)、 A6は、低級アルキル(より好ましいのはC1−C4アルキル)およ びヒドロキシ(低級)アルキル(より好ましいのはヒドロキシ(C1−C4)アル キルからなる群より選ばれる1ないし3個(より好ましいのは1個)の適当な置 換基を有していてもよい低級アルキレン(より好ましいのはC1−C4アルキレン 、最も好ましいのはメチレンまたはエチレン)を示す。]、 nは0または1、 をそれぞれ意味する。 目的化合物(I)のより好ましい化合物は、以下の式(I−A)および(I− B) [式中、R1はカルボキシ、または保護されたカルボキシ(より好ましいのはエ ステル化されたカルボキシ、最も好ましいのは低級アルコキシカルボニル)、 R2はフェニル、または低級アルキルフェニル(より好ましいのはC1−C4ア ルキルフェニル)、 R3はフェニル、または低級アルキルフェニルはり好ましいのはC1−C4アル キルフェニル)、 A1は低級アルキレン(より好ましいのはC1−C4アルキレン、最も好ましい のはメチレン)、 をそれぞれ示す。]で表される化合物である。 目的化合物(I)の最も好ましい化合物は、以下の式(I−C)および(I− D) [式中、R1はカルボキシ、または保護されたカルボキシ(より好ましいのはエ ステル化されたカルボキシ、最も好ましいのは低級アルコキシカルボニル)、 R2はフェニル、 R3はフェニル、 A1は低級アルキレン(より好ましいのはC1−C4アルキレン、最も好ましい のはメチレン)、 をそれぞれ示す。]で表される化合物である。 目的化合物(I)には、不斉炭素原子および二重結合に基づく立体異性体が1 個またはそれ以上存在することがあるが、これらの異性体およびそれらの混合物 のすべてもまたこの発明の範囲に含まれる。 目的化合物(I)の異性化または転位が、光、酸、塩基などの影響で生じるこ とがあるが、この異性化または転位の結果として得られる化合物もまたこの発明 の範囲に含まれる。 化合物(I)の溶媒和形態(たとえば水和物など)および化合物(I)の結晶 形態もまたこの発明の範囲に含まれる。 この発明の目的および出発化合物の製造法を次に詳細に説明する。製造法1 化合物(Ii)またはその塩は、化合物(II)またはその塩を化合物(II I)またはその塩と反応させることにより製造することができる。 この反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない溶媒、たとえばアセトニトリル 、ベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレ ン、塩化エチレン、クロロホルム、ジエチルエーテルなど、または他の溶媒中で 行われる。 反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加温下で行われる。 反応は、通常、塩基の存在下で行われる。 好適な塩基としては、無機塩基たとえばアルカリ金属水酸化物(たとえば水酸 化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ土類金属水酸化物(たとえば水 酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭 酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ土類金属炭酸塩(たとえば炭酸マ グネシウム、炭酸カルシウムなど);および有機塩基たとえばトリ(低級)アル キルアミノ(たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ チルアミンなど)、ジ(低級)アルキルアニリン(たとえばジメチルアニリンな ど)、ピリジンなどを挙げることができる。製造法2 化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ia)またはその塩をカルボキシ保 護基の脱離反応に付すことにより製造することができる。 この反応の好適な方法としては、加水分解、還元などの慣用の方法を挙げるこ とができる。 (i)加水分解 加水分解は、塩基またはルイス酸などの酸の存在下で行うのが好ましい。 好適な塩基としては、無機塩基および有機塩基、たとえばアルカリ金属[たと えばナトリウム、カリウムなど]、それらの水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、 トリアルキルアミン[たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミンなど]、ピ コリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,4−ジア ザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ ンデク−7−エンなどを挙げることができる。 好適な酸としては、有機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ 酢酸、トリフルオロ酢酸など]、および無機酸[たとえば塩酸、臭化水素酸、硫 酸、塩化水素、臭化水素など]を挙げることができる。トリハロ酢酸[たとえば トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]などのルイス酸を用いる脱離は、カチ オン捕捉剤[たとえばアニソール、フェノールなど]の存在下で行うのが好まし い。 反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない溶媒、たとえば水、アルコール[た とえばメタノール、エタノールなど]、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、1 ,2−ジメトキシエタンなど、それらの混合物または他の溶媒中で行われる。液 体の塩基または酸もまた溶媒として用いることができる。反応温度は特に限定さ れず、通常、冷却ないし加温下で行われる。 (ii)還元 還元は慣用の方法で行われ、還元方法としては、化学還元および触媒還元を挙 げることができる。 化学還元に用いられる好適な還元剤としては、金属(たとえば錫、亜鉛、鉄な ど)または金属化合物(たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど)と有機酸または 無機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエン スルホン酸、塩酸、臭化水素酸など)との組合せを挙げることができる。 触媒還元に用いられる好適な触媒としては、白金触媒(たとえば白金板、白金 海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線など)、パラジウム触媒(たと えばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイド パラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウムなど)、ニ ッケル触媒(たとえば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど)、コ バルト触媒(たとえば還元コバルト、ラネーコバルトなど)、鉄触媒(たとえば 還元鉄、ラネー鉄など)、銅触媒(たとえば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など )などの慣用のものを挙げることができる。還元は、通常、反応に悪影響を及ぼ さない慣用の溶媒、たとえば水、メタノール、エタノール、プロパノール、酢酸 エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランなどまたはそれら の混合物中で行われる。さらに、化学還元で用いられる前記の酸が液体である場 合、それらもまた溶媒として使用できる。 この還元の反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加温下で行われる。製造法3 化合物(Id)またはその塩は、化合物(Ic)またはその塩を酸化反応に付 すことにより製造することができる。 酸化は慣用の方法で行われ、好適な酸化試薬としては、過酸(たとえば過安息 香酸、m−クロロ過安息香酸、過蟻酸、過酢酸、過フタル酸など)などを挙げる ことができる。 反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない溶媒、たとえば水、アルコール(た とえばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど)、テトラヒドロ フラン、ジオキサン、ジクロロメタン、二塩化エチレン、クロロホルム、N,N −ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなど、または他の有機 溶媒中で行われる。 反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加熱下で行われる。製造法4 化合物(If)またはその塩は、化合物(Ie)またはその塩をイミノ保護基 の脱離反応に付すことにより製造することができる。 この反応は、前記の製造法2と同様に実施されるので、使用される試薬、なら びに反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)は、製造法2の記載を参照すれば よい。製造法5 化合物(Ih)またはその塩は、化合物(Ig)またはその塩を還元反応に付 すことにより製造することができる。 この反応は、前記の製造法2と同様に実施されるので、使用される試薬、なら びに反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)は、製造法2の記載を参照すれば よい。製造法6 化合物(Ij)またはその塩は、化合物(V)またはその塩を化合物(VI) またはその塩と反応させることにより製造することができる。 この反応は、前記の製造法1と同様に実施されるので、使用される試薬、なら びに反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)は、製造法1の記載を参照すれば よい。製造法A 化合物(II)またはその塩は、化合物(IV)またはその塩をヒドロキシ保 護基の脱離反応に付すことにより製造することができる。 この反応に用いられる試薬としては、ハロトリアルキルシラン(たとえばヨー ドトリメチルシランなど)、アルカリ金属チオアルコキシド(たとえばナトリウ ムチオエトキシドなど)、アルカリ金属硫化物(たとえば硫化ナトリウムなど) 、アルカリ金属ジフェニルホスフィド(たとえばリチウムジフェニルホスフィド など)、アルミニウムハロゲン化物(たとえば塩化アルミニウム、臭化アルミニ ウムなど)、ホウ素トリハロゲン化物(たとえば三塩化ホウ素、三臭化ホウ素な ど)、ピリジン塩酸塩、アルキルマグネシウムハロゲン化物(たとえばヨウ化メ チルマグネシウム)、リチウムハロゲン化物(たとえば塩化リチウムなど)、テ トラアルキルアンモニウムハロゲン化物(たとえばフッ化テトラブチルアンモニ ウムなど)、メチオニンとスルホン酸の組合わせ(たとえばメタンスルホン酸な ど)などを挙げることができる。 反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない溶媒、たとえば水、アルコール(た とえばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど)、テトラヒドロ フラン、ジオキサン、ジクロロメタン、二塩化エチレン、クロロホルム、N,N −ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなど、または他の有機 溶媒中で行われる。 反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加熱下で行われる。 化合物(IV)またはその塩は、下記の製造例に示される方法または同様の方 法で製造することができる。製造法B 化合物(V)またはその塩は、化合物(VII)またはその塩をハロゲン化反 応に付すことにより製造することができる。 この反応は製造例21に示される方法または同様の方法で製造することができ る。 化合物(VII)またはその塩は、下記の製造例に示される方法または同様の 方法で製造することができる。製造法C 化合物(VI)またはその塩は、化合物(VIII)またはその塩をアシル基 の脱離反応に付すことにより製造することができる。 この反応は、前記の製造法2と同様に実施されるので、使用される試薬、なら びに反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)は、製造法2の記載を参照すれば よい。 化合物(VIII)またはその塩は、下記の製造例に示される方法または同様 の方法で製造することができる。 この発明の目的化合物(I)および医薬として許容されるその塩は、血小板凝 集に対する阻害活性、血管拡張活性、抗高血圧活性などの薬理活性を有し、プロ スタグランジンI2アゴニストであるので、血栓症、動脈閉塞症(たとえば慢性 動脈閉塞症など)、脳血管障害、胃潰瘍、肝炎、肝不全、肝硬変、動脈硬化、虚 血性心疾患、冠動脈形成術(たとえばPTCA、冠動脈ステントなど)後の再狭 窄または虚血性合併症、高血圧症、炎症、自己免疫疾患、心不全、腎疾患(たと えば腎不全、腎炎など)、糖尿病性合併症(たとえば糖尿病性ニューロパシー、 糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など)、末梢循環障害、禿頭症、とこずれなどの 治療および/または予防のために使用でき、移植または外科手術後の臓器を保護 するためにも使用することができる。 さらに、目的化合物(I)および医薬として許容されるその塩は、臓器保存液 の成分として、さらには癌転移阻害剤としても使用できる。 目的化合物(I)の有用性を示すために、その代表的化合物の薬理データを以 下に示す。 ADPにより誘発されたヒトの血小板擬集の阻害 [I] 試験化合物 (1) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘプテン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム (2) (1R)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩 [II] 試験方法 ヒトの血液を健康なボランティアから採取し、1/10容の3.8%クエン酸 ナトリウム(pH7.4)と混合した。このクエン酸血を150Xgで10分間 遠心分離して、多血小板血漿(PRP)を除去した。残りの血液を1500Xg でさらに10分間遠心分離して、乏血小板血漿(PPP)を調製し、これを血小 板凝集基準として用いた。8チャンネル血小板凝集計へマトレーサー801(N BS、日本)を用いて凝集を調べた。25μlの試料溶液と225μlのPRP を混合し、1000rpmにて37℃で2分間攪拌した。凝集はADP溶液によ り終濃度2.5μMで誘発された。 [III] 試験結果 平均±S.E. この発明の医薬組成物は、目的化合物(I)または医薬として許容されるその 塩を有効成分として含有し、直腸内、肺内(経鼻的または口腔吸入)、鼻内、眼 内、外用(局所塗布)、経口または非経口(皮下、静脈内および筋肉内を含む) 投与または吸入に適した医薬製剤の形態、たとえば固体、半固体または液体(た とえば錠剤、ペレット剤、トローチ、カプセル剤、坐剤、クリーム、軟膏、エア ゾール剤、散剤、液剤、乳剤、懸濁剤など)の形態で用いることができる。 この発明の医薬組成物に、医薬用に慣用的に用いられる種々の有機または無機 の担体、たとえば賦形剤(たとえば蔗糖、デンプン、マンニット、ソルビット、 乳糖、ブドウ糖、セルロース、タルク、燐酸カルシウム、炭酸カルシウムなど) 、結合剤(たとえばセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ ース、ポリプロピルピロリドン、ゼラチン、アラビアゴム、ポリエチレングリコ ール、蔗糖、デンプンなど)、崩壊剤(たとえばデンプン、カルボキシメチルセ ルロース、カルボキシメチルセルロースのカルシウム塩、ヒドロキシプロピルデ ンプン、ナトリウムグリコール−デンプン、重炭酸ナトリウム、燐酸カルシウム 、クエン酸カルシウムなど)、潤滑剤(たとえばステアリン酸マグネシウム、タ ル ク、ラウリル硫酸ナトリウムなど)、芳香剤(たとえばクエン酸、メントール、 グリシン、オレンジ粉末など)、防腐剤(たとえば安息香酸ナトリウム、重亜硫 酸ナトリウム、メチルパラベン、プロピルパラベンなど)、安定剤(たとえばク エン酸、クエン酸ナトリウム、酢酸など)、懸濁剤(たとえばメチルセルロース 、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸アルミニウムなど)、分散剤、水希釈剤 (たとえば水)、ベースワックス(たとえばカカオ脂、ポリエチレングリコール 、白色ワセリンなど)などを配合してもよい。 有効成分として、通常、0.01mg/kgないし50mg/kgの範囲の1 回用量を1日当たり1ないし4回投与すればよい。ただし、上記の用量は、患者 の年齢、体重および症状または投与方法により増減させてもよい。 以下の製造例および実施例は、この発明をさらに詳しく説明するためにのみ示 したものである。製造例1 (1) γ−ブチロラクトン(3.0g)のテトラヒドロフラン(THF)(3 0ml)中の溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)(28ml、シ クロヘキサン中の1.5M溶液)をN2雰囲気中−78℃で加え、30分後、こ の溶液に、m−アニスアルデヒド(4.7g)のTHF(10ml)中の溶液を 加えた。同温度で2時間攪拌後、溶液を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機 層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して 、3−[ヒドロキシ(3−メトキシフェニル)メチル)−2−オキソテトラヒド ロフラン(7.4g)を得た。 MS(m/z): 205(M+-17) IR(ニート): 3400,1725 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.2-2.8(4H,m),3.81(3H,s),4.1- 4.4(2H,m),4.80(1H,d,J=8.0Hz),6.8-7.1(3H,m),7.27 (1H,t,J=8.0Hz) (2) 3−[ヒドロキシ(3−メトキシフェニル)メチル]−2−オキソテト ラヒドロフラン(1.0g)と10%Pd/C(0.5g)のエタノール(20 ml)中の混合物をH2雰囲気中10時間攪拌した。触媒を濾去し、真空中で濾 液から溶媒を留去して、3−(3−メトキシベンジル)−2−オキソテトラヒド ロフラン(0.8g)を得た。 MS(m/z): 207(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.0-2.6(4H,m),2.7-3.2(3H,m), 3.79(3H,s),4.1-4.4(2H,m),6.7-7.1(3H,m),7.2-7.4(1H, m) (3) 3−(3−メトキシベンジル)−2−オキソテトラヒドロフラン(4. 7g)のジクロロメタン(60ml)中の溶液に、BBr3(46ml、ジクロ ロメタン中の1M溶液)を0℃で加えた。2時間攪拌後、真空中で溶媒を留去し た。残留物を酢酸エチルで希釈し、混合物を水と食塩水で洗浄した。乾燥した溶 媒を留去し、残留物をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(30ml)に 溶解した。この溶液に、イミダゾール(3.1g)と第三級ブチルジフェニルシ リルクロライド(8.9g)を加え、室温で2時間攪拌した。この溶液を酢酸エ チルと水の混合物に注いだ。有機層を水と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して 、3−(3−第三級ブチルジフェニルシリルオキシベンジル)−2−オキソテト ラヒドロフラン(8.6g)を得た。 MS(m/z): 429(M+-1) IR(ニート): 1760 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.05(9H,s),1.4-2.0(2H,m),2.3- 2.6(2H,m),3.01-3.06(1H,m),3.8-4.2(2H,m),6.47(1H, m),6.6-6.8(2H,m),7.05(1H,t,J=8Hz),7.2-7.5(6H,m), 7.6-7.8(4H,m) (4) 4,5−ジフェニルオキサゾール(5.3g)のTHF(50ml)中 の溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、9.2ml)をN2雰囲 気中−78℃で加えた。30分後、3−(3−第三級ブチルジフェニルシリルオ キシベンジル)−2−オキソテトラヒドロフラン(3.3g)のTHF(30m l)中の溶液を加え、同温度で1時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと水の 混合物に注いだ。有機層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄 し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。油性残留物をTHF(10 0ml)に溶解し、この溶液にLiAlH4を0℃で加えた。2時間攪拌後、こ の混合物を酢酸エチルと1N−HCl溶液の混合物に注いだ。有機層を飽和Na HCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留 物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、3−[3−(4,5−ジフェニ ルオキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシ−2−(2−ヒドロキシエチル)プ ロピル]−1−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ)ベンゼン(4.3g) を得た。 MS(m/z): 654(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.09(9H,s),1.4-1.8(2H,m),2.2- 2.7(3H,m),3.3-3.8(2H,m),4.6-4.8(1H,m),6.5-6.8(3H, m),6.99(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(20H,m) (5) 3−[3−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−ヒド ロキシ−2−(2−ヒドロキシエチル)プロピル]−1−(第三級ブチルジフェ ニルシリルオキシ)ベンゼン(1.3g)とp−トルエンスルホン酸(100m g)のトルエン(20ml)中の混合物を還流下で6時間攪拌した。溶液を飽和 NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去して、 粗製の2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−(3−第三級 ブチルジフェニルシリルオキシベンジル)テトラヒドロフラン(1.5g)を得 た。製造例2 3−[3−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシ −2−(2−ヒドロキシエチル)プロピル]−1−(第三級ブチルジフェニルシ リルオキシ)ベンゼン(3.0g)とメタンスルホニルクロライド(1.1ml )とトリエチルアミン(2.6ml)のTHF(50ml)中の混合物を室温で 1時間攪拌した。この溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO3と食塩水で 洗浄し、MgSO4で乾燥後、溶媒を留去した。残留物をDMF(40ml)に 溶解し、溶液にNa2S(600mg)を加えた。80℃で30分間攪拌後、混 合物を酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩 水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグ ラフィーで精製して、2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3 −(3−第三級ブチルジフェニルシリルオキシベンジル)テトラヒドロチオフェ ン(3.2g)を得た。 MS(m/z): 652(M++1) IR(ニート): 1600,1580 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.08(9H,s),2.0-2.5(4H,m), 2.6-3.2(3H,m),4.10(2/3H,d,J=7Hz),4.20(1/3H,d, J=7Hz),6.4-6.8(3H,m),6.9-7.1(1H,m),7.2-7.8(20H,m)製造例3 (1) 3−[3−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−ヒド ロキシ−2−(2−ヒドロキシエチル)プロピル]−1−メチルオキシベンゼン を製造例1(4)と同様にして得た。 MS(m/z): 430(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.8-2.0(2H,m),2.5-3.0(3H,m), 3.71(3H,s),3.6-4.0(2H,m),4.95(1H,d,J=2Hz),6.6-6.9 (3H,m),7.15(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m) (2) 3−[3−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−ヒド ロキシ−2−(2−ヒドロキシエチル)プロピル]−1−メトキシベンゼン(3 .3g)、メタンスルホニルクロライド(1.8ml)とトリエチルアミン(4 .3ml)のTHF(50ml)中の混合物を室温で1時間攪拌した。この溶液 を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、溶媒を留去した。残留物をベンジルアミン(10ml)に溶解した。80℃で 2時間撹拌後、混合物をエーテルと水との間に分配した。有機層を水と食塩水で 洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフ ィーで精製して、1−ベンジル−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2− イル)−3−(3−メトキシベンジル)ピロリジン(1.5g)を得た。 MS(m/z): 501(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.0-3.2(7H,m),3.60(3H,s), 3.5-4.0(3H,m),6.5-6.8(3H,m),7.0-7.8(16H,m)製造例4 (1) 2−(α−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)シクロヘプタノンを製 造例1(1)と同様にして得た。 MS(m/z): 231(M+-17) IR(ニート): 3400,1690 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.0-2.0(8H,m),2.3-2.7(2H,m),2.8 (1H,m),3.20(1H,d,J=2Hz),3.78(3H,s),5.15(1H,t, J=2Hz),6.7-7.0(3H,m),7.26(1H,t,J=8Hz) (2) 2−(3−メトキシベンジル)シクロヘプタノンを製造例1(2)と同 様にして得た。 IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.0(8H,m),2.4-2.6(3H,m),2.8 (1H,m),3.05(1H,dd,J=5.8,13.5Hz),3.77(3H,s),6.5-6.9 (3H,m),7.21(1H,t,J=8Hz) (3) 2−(3−メトキシベンジル)シクロヘプタノンを反応させて、1−ヒ ドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−(3−メ トキシベンジル)シクロヘプタンを製造例1(4)と同様にして得た。 MS(m/z): 454(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,6): 1.2-2.6(11H,m),3.20(1H,br s), 3.64(3H,s),6.5-6.8(3H,m),7.10(1H,t,J=8Hz),7.3-7.8 (10H,m) (4) 1−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル) −2−(3−メトキシベンジル)シクロヘプタン(5.2g)とp−トルエンス ルホン酸(500mg)のトルエン(50ml)中の混合物を還流下で4時間攪 拌した。この溶液を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して 、1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−7−(3−メトキシベ ンジル)−1−シクロヘプテン(4.7g)を得た。 MS(m/z): 436(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.3-2.0(6H,m),2.4(2H,m),2.83 (1H,dd,J=10.0,14Hz),3.00(1H,dd,J=6.0,14.0Hz),3.78 (3H,s),6.7-7.0(3H,m),7.20(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(11H, m)製造例5 (1) 1−アジド−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン (1.0g)と10%Pd/C(0.5g)のメタノール(20ml)中の混合 物をH2雰囲気中10時間攪拌した。触媒を濾去し、濾液から溶媒を留去した。 残留物をトルエン(30ml)に溶解し、この溶液に、4−ヒドロキシ−1−( 4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ブタン−1−オン(1.3g)と p−トルエンスルホン酸(200mg)を加えた。この混合物をディーン−シュ タルク(Dean-Stark)装置内で還流下で4時間加熱後、真空中で溶媒を除去した。 残留物をメタノール(20ml)に溶解し、NaBH4(0.4g)を加えた。 4時間攪拌後、溶液を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機層を水と食塩水で 洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルク ロマトグラフィーで精製して、1−[[4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェ ニルオキサゾール−2−イル)ブチル]アミノ]−5−メトキシ−1,2,3, 4−テトラヒドロナフタレン(0.9g)を得た。 MS(m/z): 469(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.6-2.8(10H,m),3.4-3.6(2H,m), 3.79(3H,s),3.7-3.9(1H,m),4.0-4.2(1H,m), 6.6-6.8(1H,m),6.9-7.2(2H,m),7.3-7.7(10H,m) (2) 1−[[4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)ブチル]アミノ]−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレン(0.9g)のCH2Cl2(20ml)中の溶液に、SOCl2(3ml )を加えた。4時間攪拌後、溶媒を除去した。残留物をCH3CN(20ml) に溶解し、この溶液にK2CO3(5g)を加えた。還流下で4時間攪拌後、溶液 を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機層を水と食塩水で洗浄し、MgSO4 で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで 精製して、1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル) ピロリジン−1−イル]−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ レン(0.57g)を得た。 MS(m/z): 451(M++1) IR(ニート): 1580 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.5-2.3(8H,m),2.4-3.2(4H,m), 3.69および3.76(3H,各 s),4.0-4.2(2H,m),6.4-6.72(3H, m),7.3-7.7(10H,m)製造例6 (1) 5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1−テトラロン(2.9g )と(R)−5,5−ジフェニル−2−メチル−3,4−プロパノ−1,3,2 −オキサアザボロリジン(2.3g)のTHF(5ml)中の溶液に、ボランテ トラヒドロフラン錯体(7.1ml、THF中1M溶液)を−18℃で加えた。 30分間攪拌後、1N−HCl溶液を加えて反応を停止した。この混合物を酢酸 エチルと水の混合物に注いだ。有機層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と 食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリ カゲルクロマトグラフィーで精製して、(1S)−1−ヒドロキシ−5−第三級 ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(3 .2g)を得た。 MS(m/z): 401(M+-1) NMR(CDCl3,δ): 1.10(9H,s),1.8-2.2(4H,m), 2.6-3.1(2H,m),4.79(1H,t,J=4.8Hz),6.30(1H,d,J=8Hz), 6.77(1H,t,J=8Hz),6.97(1H,d,J=8Hz),7.3-7.9(10H,m) HPLC; キラルセル AD,2% イソプロパノール/ヘキサン,20.3 ml/min (2) (1S)−1−ヒドロキシ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ −1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(1.0g)とジフェニルホスホル アジデート(0.65ml)の混合物をトルエン(10ml)に溶解した。この 混合物をN2雰囲気中0℃に冷却し、純1,8−ジアザビシクロ[5.4.0] −7−ウンデセン(DBU)(0.45ml)を加えた。反応混合物を0℃で2 時間、20℃で16時間攪拌した。生じた混合物を水と1N−HClで洗浄した 。 有機層を真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して、(1R) −1−アジド−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロナフタレン(950mg)を得た。 MS(m/z): 400(M++1) IR(ニート): 2100 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.10(9H,s),1.8-2.2(4H,m), 2.6-3.1(2H,m),4.5-4.7(1H,m),6.3-6.4(1H,m),6.7-7.0 (2H,m),7.1-7.8(10H,m) (3) エタノール(20ml)とTHF(20ml)の混合物中の(1R)− 1−アジド−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テト ラヒドロナフタレン(0.95mg)と10%Pd/C(0.2g)の混合物を 、H2雰囲気中2時間攪拌した。触媒を濾去し、濾液から溶媒を留去した。残留 物をDMF(10ml)に溶解し、それにK2CO3(600mg)と(4,5− ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルブロミド(700mg)を加えた。 室温で2時間攪拌後、混合物を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機層を水と 食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリ カゲルクロマトグラフィーで精製して、(1R)−1−(4,5−ジフェニルオ キサゾール−2−イル)メチルアミノ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキ シ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(1.4g)を得た。 MS(m/z): 636(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.09(9H,s),1.6-2.2(4H,m), 2.6-3.2(2H,m),3.91(1H,m),4.06(2H,s),6.30(1H,d, J=8Hz),6.72(1H,t,J=8Hz),6.93(1H,d,J=8Hz),7.2-7.8 (10H,m)製造例7 (1) (1R)−1−ヒドロキシ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ −1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを製造例6(1)と同様にして得た 。 HPLC; キラルセル AD,2% イソプロパノール/ヘキサン,23.8 ml/min (2) (1S)−1−アジド−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1 ,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを製造例6(2)と同様にして得た。 (3) (1S)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル アミノ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒ ドロナフタレンを製造例6(3)と同様にして得た。製造例8 (1R)−1−ヒドロキシ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1, 2,3,4−テトラヒドロナフタレン(1.5g)のTHF(20ml)中の溶 液に、n−ブチルリチウム(2.8ml、ヘキサン中の1.5M溶液)、(4, 5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルブロミド(1.8g)とNaI (1.2g)をN2雰囲気中−78℃で加えた。この溶液を室温まで加温し、6 時間攪拌した。この混合物を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機層を1N− HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で 溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、(1R) −1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルオキシ−5−第三 級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン( 1.65g)を得た。 MS(m/z): 636(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.09(9H,s),1.6-2.2(4H,m), 2.6-3.2(2H,m),4.65(1H,m),4.75(1H,d,J=13.2Hz),4.84 (1H,d,J=13.2Hz),6.31(1H,d,J=8Hz),6.75(1H,t,J=8Hz), 6.98(1H,d,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m)製造例9 (1S)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルオキシ −5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナ フタレンを製造例8と同様にして得た。製造例10 D−ピログルタミン酸(30g)のCH2Cl2(200ml)中の溶液に、 ベンゾイン(74g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル ボジイミド(68ml)と4−ジメチルアミノピリジン(30g)をN2雰囲気 中室温で加えた。室温で12時間攪拌後、真空中で溶媒を留去し、残留物を酢酸 エチルと水との間に分配した。有機層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と 食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。得られた化合 物と酢酸アンモニウム(60g)を酢酸(500ml)に溶解し、混合物を10 0℃で4時間攪拌した。溶媒を除去後、残留物を酢酸エチルと水との間に分配し た。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中 で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、(5R)−5− (4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−2−オン(21. 2g)を得た。 MS(m/z): 305(M++1) IR(ニート): 3200,1680,1640 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.3-2.8(4H,m),4.8-5.0(1H,m), 6.24(1H,br s),7.2-7.7(10H,m)製造例11 (5R)−5−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン− 2−オン(12g)のテトラヒドロフラン(THF)(200ml)中の溶液に 、ブチルリチウム(26ml、ヘキサン中1.6N溶液)とベンジルオキシカル ボニルクロライド(6.8ml)をN2雰囲気中−78℃で加えた。この混合物 を同温度で1時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を1N−H Cl、水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去 し、残留物をTHF(200ml)に溶解し、1N−NaOH(87ml)を0 ℃で加えた。室温で12時間攪拌後、溶媒を真空中で留去した。残留物をヘキサ ンと水との間に分配後、水層をpH2に調整し、酢酸エチルで抽出した。有機層 を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、 残留物をTHF(200ml)に溶解した。この溶液にトリエチルアミン(9. 0ml)とクロロ蟻酸エチル(5.0ml)をN2雰囲気中−5℃で加え、この 混合物を同温度で1時間攪拌した。濾過後、溶液をNaBH4(3.2g)のT HF (100ml)と水(100ml)の混合物中に0℃で滴下し、1時間攪拌した 。この混合物を酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を1N−HCl、飽和 NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシ リカゲルクロマトグラフィーで精製して、(1R)−N−ベンジルオキシカルボ ニル−4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ブ チルアミン(13g)を得た。 MS(m/z): 443(M++1) IR(ニート): 3300,1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.6-2.2(4H,m),3.68(2H,m),5.10- 5.2(1H,m),5.14(2H,s),5.73(1H,d,J=10.0Hz),7.2-7.7 (10H,m)製造例12 (1R)−N−ベンジルオキシカルボニル−4−ヒドロキシ−1−(4,5− ジフェニルオキサゾール−2−イル)ブチルアミン(12g)と10%Pd/C (2g)のメタノール(20ml)中の混合物を、H2雰囲気中5時間攪拌した 。触媒を濾去し、濾液から溶媒を留去した。残留物をエーテルで再結晶して、( 1R)−4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル) ブチルアミン(5.8g)を得た。 MS(m/z): 309(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.7-2.0(3H,m),2.1-2.4(1H,m), 2.6-2.8(3H,m),3.5-3.8(2H,m),4.0-4.2(1H,m),7.3-7.8 (10H,m)製造例13 (1R)−4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)ブチルアミン(5.8g)、5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1 −テトラロン(11g)とp−トルエンスルホン酸(32mg)のトルエン(1 50ml)中の混合物を、ディーン−シュタルク装置内で還流下で48時間加熱 した。溶媒を真空中で除去後、残留物をメタノール(50ml)とTHF(20 0ml)の混合物に溶解し、この溶液にNaBH4(0.4g)を−78℃で加 えた。同温度で4時間攪拌後、溶液を室温で30分間静置させ、酢酸エチルと水 の混合物に注いだ。有機層を水と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中 で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、(1R )−1−[[(1R)−4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾー ル−2−イル)ブチル]アミノ]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ− 1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(10.2g)を得た。 MS(m/z): 693(M+) IR(ニート): 3400,1580 cm-1 NMR(CDCl3,6): 1.08(9H,s),1.6-2.2(8H,m),2.6- 3.1(2H,m),3.61(2H,t,J=6.0Hz),3.88(1H,m),4.13(1H, m),6.30(1H,d,J=8.0Hz),6.72(1H,t,J=8.0Hz),6.92(1H, d,J=8.0Hz),7.3-7.8(20H,m)製造例14 (1R)−1−[[(1R)−4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオ キサゾール−2−イル)ブチル]アミノ]−5−第三級ブチルジフェニルシリル オキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(2.6g)のCH2Cl2( 50ml)中の溶液に、SOCl2(3ml)を加えた。12時間攪拌後、溶媒 を除去した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(15ml)に 溶解し、この溶液にK2CO3(2g)を加えた。室温で4時間攪拌後、溶液を酢 酸エチルと水の混合物に注いだ。有機層を水と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾 燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製 して、(1R)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)ピロリジン−1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ− 1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(1.22g)を得た。 MS(m/z): 675(M+) IR(ニート): 1560 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.75(9H,s),1.5-2.4(8H,m),2.7- 3.2(4H,m),4.0-4.3(2H,m),6.15(1H,d,J=8Hz),6.45(1H, t,J=8Hz),6.92(1H,d,J=8Hz),7.2-7.8(20H,m) 製造例15 下記の化合物を製造例14と同様にして得た。 (1) (1S)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール −2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキ シ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 675(M+) IR(ニート): 1580 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.80(9H,s),1.5-2.4(8H,m), 2.6-3.2(4H,m),3.9-4.1(1H,m),4.33(1H t,J=7.4Hz),6.25 (1H,d,J=8Hz),6.72(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(21H,m) (2) (1S)−1−[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール −2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキ シ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 675(M+) IR(ニート): 1560 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.75(9H,s),1.5-2.4(8H,m), 2.7-3.2(4H,m),4.0-4.3(2H,m),6.15(1H,d,J=8Hz),6.45 (1H,t,J=8Hz),6.92(1H,d,J=8Hz),7.2-7.8(20H,m) (3) (1R)−1−[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール −2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキ シ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 675(M+) IR(ニート): 1580 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.80(9H,s),1.5-2.4(8H,m), 2.6-3.2(4H,m),3.9-4.1(1H,m),4.33(1H,t,J=7.4Hz),6.25 (1H,d,J=8Hz),6.72(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(21H,m)製造例16 1−アミノ−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.38g )のジクロロメタン溶液(10ml)、無水トリフルオロ酢酸(0.50m l)、ピリジン(0.35ml)と4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)を、 0℃で40分間、室温で2日間攪拌した。溶媒を真空中で除去した。残留物を酢 酸エチルで抽出した。混合物を1N−HClと食塩水で洗浄し、MgSO4で乾 燥後、真空中で溶媒を留去して、1−トリフルオロアセトアミド−2,3−ジヒ ドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.47g)を得た。 MS(m/z): 147(M+-CF3CONH) IR(ヌジョール): 1690 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.65-1.96(1H,m),2.58-3.08(3H,m), 3.85(3H,s),5.50(1H,q,J=7.6Hz),6.44(1H,br),6.80(1H, d,J=8.1Hz),6.90(1H,d,J=7.6Hz),7.25(1H,dd,J=7.6, 8.1Hz)製造例17 1−トリフルオロアセトアミド−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−イ ンデン(0.44g)と4,5−ジフェニル−2−ブロモメチルオキサゾール( 0.55g)のDMF中の溶液に、K2CO3(0.30g)を加えた。12時間 攪拌後、溶液を酢酸で抽出した。混合物を食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して 、1−[N−トリフルオロアセチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール −2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−イン デン(0.30g)を得た。 MS(m/z): 493(M++1) IR(ヌジョール): 1680 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.15-2.45(1H,m),2.78-3.20(2H,m), 2.50-2.75(1H,m),3.82(3H,s),4.38(1H,d,J=16.2Hz),4.62 (1H,d,J=16.2Hz),5.77(1H,t,J=7.5Hz),6.73(1H,d, J=8.1Hz),6.76(1H,d,J=7.5Hz),7.16(1H,dd,J=7.5,8.1Hz), 7.32-7.34(6H,m),7.48-7.59(4H,m)製造例18 1−[N−トリフルオロアセチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール −2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−イン デン(0.29g)のメタノール(2ml)中の溶液に、1N NaOH水溶液 (2ml)を加えた。この混合物を1日間還流し、溶媒を真空中で除去した。残 留物を酢酸エチルで抽出し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残 留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−(4,5−ジフェニルオ キサゾール−2−イル)メチルアミノ−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H −インデン(0.19g)を得た。 MS(m/z): 397(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.85-2.10(1H,m),2.10(1H,br), 2.33-2.52(1H,m),2.68-2.87(1H,m),2.92-3.12(1H,m),3.82 (3H,s),4.14(2H,s),4.45(1H,t,J=6.1Hz),6.74(1H,d, J=7.9Hz),7.05(1H,d,J=7.4Hz),7.20(1H,dd,J=7.4,7.9Hz), 7.32-7.40(6H,m),7.57-7.67(4H,m)製造例19 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ−2,3− ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.18g)とヨウ化メチル(85 mg)のDMF(3ml)中の溶液に、K2CO3(0.12g)を加えた。16 時間攪拌後、溶液を酢酸エチルで抽出した。混合物を食塩水で洗浄し、MgSO4 で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー で精製して、1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン (0.13g)を得た。 MS(m/z): 411(M++1) NMR(CDCl3,δ): 2.02-2.28(1H,m),2.44(3H,s), 2.64-3.17(3H,m),3.82(5H,s),4.60(1H,br),6.73(1H,d, J=7.9Hz),7.08-7.32(2H,m),7.32-7.48(6H,m),7.58-7.72 (4H,m)実施例1 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−(3−第三級ブチ ルジフェニルシリルオキシベンジル)テトラヒドロフラン(1.5g)のTHF (30ml)中の溶液に、フッ化テトラブチルアンモニウム(2.4ml、1N −THF溶液)を加えた。室温で1時間攪拌後、溶液を酢酸エチルで抽出した。 抽出物を水と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。得られた油 状物をDMF(10ml)に溶解し、K2CO3(2.0g)とブロモ酢酸エチル (0.4ml)を室温で加えた。この混合物を同温度で2時間攪拌し、酢酸エチ ルと水との間に分配した。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。 乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製 して、[3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラヒ ドロフラン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル(680mg)を得た 。 MS(m/z): 484(M++1) IR(ニート): 1760 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.1-1.3(3H,m),1.8-3.2(5H,m), 3.8-4.4(4H,m),4.51 および 4.53(2H,各 s),4.78(1/3H,d, J=6.6Hz),5.23(2/3H,d,J=7.2Hz),6.6-7.0(3H,m),7.1-7.8 (11H,m)実施例2 (1R)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ −5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナ フタレンのTHF(20ml)中の溶液に、フッ化テトラブチルアンモニウム( 3.3ml、1N−THF溶液)を加えた。室温で1時間攪拌後、溶液を酢酸エ チルで抽出した。混合物を水と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去 した。得られた油状物をDMF(10ml)に溶解し、NaH(油状物中60% 、93mg)とブロモ酢酸エチル(0.24ml)を室温で加えた。この混合物 を同温度で2時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を水、飽和 NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシ リカゲルクロマトグラフィーで精製して、(1R)−1−(4,5−ジフェニル オキサゾール−2−イル)メチルアミノ−5−エトキシカルボニルメトキシ−1 ,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(480mg)を得た。 MS(m/z): 483(M++1) IR(ニート): 3400,1720 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.6-2.2(4H,m), 2.5-3.0(2H,m),3.92(1H,t,J=4.4Hz),4.10(2H,s),4.25 (2H,q,J=7Hz),4.60(2H,s),6.57(1H,m),7.0-7.9(12H,m) HPLC; キラルセル AD,10% イソプロパノール/ヘキサン,13.1 ml/min実施例3 下記の化合物を実施例1および2と同様にして得た。 (1) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラ ヒドロチオフェン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル MS(m/z) 500(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.8-3.2(7H,m), 4.0-4.4(3H,m),4.42(2H,s),6.6-6.9(3H,m),7.18(1H,t, J=8Hz),7.2-7.8(10H,m) (2) (1S)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル アミノ−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレン HPLC; キラルセル AD,10% イソプロパノール/ヘキサン,12.0 ml/min (3) (1R)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル オキシ−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレン MS(m/z): 484(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.6-2.2(4H,m), 2.6-3.0(2H,m),4.25(2H,q,J=7Hz),4.60(2H,s),4.64(1H, m),4.75(1H,d,J=13.0Hz),4.82(1H,d,J=13.0Hz),6.65(1H, m),7.0-7.9(12H,m) HPLC; キラルセル AD,5% イソプロパノール/ヘキサン,15.5 ml/min (4) (1S)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル オキシ−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレン HPLC; キラルセル AD,5% イソプロパノール/ヘキサン,11.5 ml/min実施例4 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−1− イル]−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(0.57g )のジクロロメタン(10ml)中の溶液に、BBr3(5ml、ジクロロメタ ン中の1M溶液)を0℃で加えた。2時間攪拌後、真空中で溶媒を留去した。残 留物を酢酸エチルで希釈し、混合物を飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾 燥した溶媒を真空中で留去した。得られた油状物をDMF(10ml)に溶解し 、K2CO3(1.0g)とブロモ酢酸エチル(0.3ml)を室温で加えた。こ の混合物を同温度で2時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を 水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残 留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[2−(4,5−ジフェ ニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−エトキシカルボニ ルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(430mg)を得た。 MS(m/z): 523(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.5-2.4(8H,m), 2.5-3.2(4H,m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.0-4.4(1H,m),4.42 (2H,s),4.4-4.6(1H,m),6.38(1H,d,J=8Hz),6.84(1H,t, J=8Hz),7.05(1H,d,J=8Hz),7.2-7.7(10H,m)実施例5 下記の化合物を実施例4と同様にして得た。 (1) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1− ベンジルピロリジン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 573(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.8-3.2(7H,m),3.6-4.0(2H,m), 4.0-4.4(3H,m),4.42,4.38(2H,各 s),6.5-6.9(3H,m),7.1- 7.8(16H,m) (2) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘプテン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 508(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.3-2.0(6H,m), 2.5(2H,m),2.82(1H,dd,J=8.0,12.0Hz),3.01(1H,dd, J=6.0,12.0Hz),3.74(1H,m),4.13(2H,q,J=7Hz),6.7-7.0 (3H,m),7.0-7.9(12H,m)実施例6 [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラヒドロ チオフェン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル(0.6g)のCH2 Cl2(20ml)中の溶液に、m−クロロ過安息香酸(520mg)を0℃で 加えた。4時間攪拌後、真空中で溶媒を除去した。残留物を酢酸エチルで抽出し た。混合物を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4 で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで 精製して、2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−[3−( エトキシカルボニルメトキシ)ベンジル]テトラヒドロチオフェン=1,1−ジ オキサイドを得た。 MS(m/z): 532(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.8-2.4(2H,m), 2.7-3.5(5H,m),4.0-4.4(3H,m),4.47(2H,s),6.6-6.9(3H,m), 7.16(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m)実施例7 [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラヒドロ フラン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル(560mg)のエタノー ル(20ml)中の溶液に、1N−NaOH溶液(1.2ml)を加えた。同温 度で4時間攪拌後、真空中で溶媒を除去して、[3−[[2−(4,5−ジフェ ニルオキサゾール−2−イル)テトラヒドロフラン−3−イル]メチル]フェノ キシ]酢酸ナトリウム(0.46g)を得た。 FABMS(m/z): 478(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.6-3.0(5H,m),3.8-4.2(4H,m), 4.68(1/3H,d,J=7.0Hz),5.13(2/3H,d,J=8.0Hz),6.6-6.8(3H, m),7.0(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m)実施例8 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−1− イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレン(430mg)のエタノール(20ml)中の溶液に、1N−NaOH溶 液(0.82ml)を加えた。同温度で4時間攪拌後、真空中で溶媒を除去して 、1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−1− イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン( 0.24g)のナトリウム塩を得た。 FABMS(m/z): 517(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6δ): 1.4-2.3(8H,m),2.4-3.1(4H,m), 4.07(2H,s),4.0-4.4(2H,m),6.3-6.6(1H,m),6.6-7.1(2H, m),7.2-7.6(10H,m)実施例9 下記の化合物を実施例7および8と同様にして得た。 (1) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラ ヒドロチオフェン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 494(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.6-3.2(7H,m),4.05(2H,s),4.39 (2/3H,d,J=6.6Hz),4.53(1/3H,d,J=5.8Hz),6.6-6.8(3H,m), 7.07(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m) (2) 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−[3−(カ ルボキシメトキシ)ベンジル]テトラヒドロチオフェン=1,1−ジオキサイド MS(m/z): 504(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.8-2.4(2H,m),2.8-3.4(5H,m), 4.28(1H,d,J=10.3Hz),4.48(2H,s),6.6-6.9(3H,m),7.16 (1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m) (3) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1− ベンジルピロリジン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 567(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.8-3.2(7H,m),3.4-3.8(2H,m), 4.10(2H,s),4.0-4.1(1H,m),6.5-6.8(3H,m),7.02(1H,t, J=8Hz),7.1-7.8(15H,m) (4) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘプテン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-2.0(6H,m),2.3-2.5(2H,m), 2.8(2H,m),4.10(2H,s),6.64(1H,d,J=8Hz),6.76(1H,d, J=8Hz),6.81(1H,s),7.0-7.2(2H,m),7.2-7.8(10H,m) (5) (1R)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル アミノ−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン FABMS(m/z): 455(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1700 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.2(4H,m),2.4-2.8(2H,m), 3.40(1H,m),4.01(2H,s),4.64(2H,s),6.67(1H,m),7.0- 7.8(13H,m) (6) (1S)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル アミノ−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン (7) (1R)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル オキシ−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンの ナトリウム塩 FABMS(m/z): 478(M++1) NMR(DMSO-d6,δ): 1.6-2.2(4H,m),2.4-2.8(2H,m), 4.11(2H,m),4.60(1H,m),4.72(1H,d,J=13.4Hz),4.80(1H, d,J=13.4Hz),6.61(1H,d,J=7.5Hz),6.88(1H,d,J=7.5Hz), 7.03(1H,t,J=7.5Hz),7.2-7.8(10H,m) (8) (1S)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル オキシ−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンの ナトリウム塩実施例10 [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1−ベンジ ルピロリジン−3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチルを製造例1(2)お よび実施例7と同様に反応させて、下記の化合物を得た。 [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン− 3−イル]メチル]フェノキシ]酢酸 FABMS(m/z): 455(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,6): 1.5-2.2(2H,m),2.4-3.2(5H,m), 4.19(2/3H,d,J=6Hz),4.41(2H,s),4.57(1/3H,d,J=7Hz), 6.5-6.8(3H,m),7.11(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m)実施例11 1N NaOH溶液でpH8ないし9を保ちながら、[3−[[2−(4,5 −ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]メチル]フェノ キシ]酢酸(140mg)のTHF(10ml)と水(10ml)の混合物中の 溶液に、塩化アセチル(10ml)を0℃で滴下した。混合物を酢酸エチルと水 と の間に分配した。有機層を水、1N−HClと食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒 を真空中で留去し、残留物をヘキサンで粉砕により精製して、[3−[[2−( 4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1−アセチルピロリジン−3− イル]メチル]フェノキシ]酢酸(150mg)を得た。 FABMS(m/z): 497(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.8-2.4(5H,m),2.6-3.1(3H,m), 3.2-3.9(2H,m),4.58,4.61(2H,各 s),4.8-5.2(1H,m),6.6- 7.0(3H,m),7.1-7.8(11H,m)実施例12 [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−シクロ ヘプテン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチルを製造例1(2)および 実施例7と同様に反応させて、下記の化合物を得た。 [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)シクロヘプチ ル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.0-2.0(10H,m),2.0-2.8(4H,m), 4.07(2H,s),6.5-6.7(3H,m),7.08(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8 (10H,m)実施例13 (1R)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)ピロリジン−1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1, 2,3,4−テトラヒドロナフタレン(1.22g)のTHF(20ml)中の 溶液に、フッ化テトラブチルアンモニウム(2.7ml、THF中の1M溶液) を0℃で加えた。室温で2時間攪拌後、この混合物を酢酸エチルで希釈し、水と 食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。得られた油状物をDMF (10ml)に溶解し、K2CO3(2.0g)とブロモ酢酸エチル(0.3ml )を室温で加えた。この混合物を同温度で2時間攪拌し、酢酸エチルと水との間 に分配した。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶 媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、(1 R)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピ ロリジン−1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロナフタレン(800mg)を得た。 MS(m/z): 523(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.5-2.4(8H,m), 2.5-3.2(4H,m),4.0-4.4(2H,m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.44 (2H,s),6.37(1H,d,J=8Hz),6.83(1H,t,J=8Hz),7.06(1H, d,J=8Hz),7.2-7.7(10H,m)実施例14 下記の化合物を実施例13と同様にして得た。 (1) (1S)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2 ,3,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 523(M+) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.5-2.4(8H,m), 2.5-2.7(2H,m),2.8-3.0(2H,m),3.9-4.1(1H,m),4.1-4.3 (1H,m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.55(2H,s),6.52(1H,d, J=8Hz),7.08(1H,t,J=8Hz),7.46(1H,d,J=8Hz),7.2-7.7 (10H,m) (2) (1S)−1−[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2 ,3,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 523(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.5-2.4(8H,m), 2.5-3.2(4H,m),4.0-4.4(2H,m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.44 (2H,s),6.37(1H,d,J=8Hz),6.83(1H,t,J=8Hz),7.06(1H, d,J=8Hz),7.2-7.7(10H,m) (3) (1R)−1−[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2 ,3,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 523(M++) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.5-2.4(8H,m), 2.5-2.7(2H,m),2.8-3.0(2H,m),3.9-4.1(1H,m),4.1-4.3 (1H,m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.55(2H,s),6.52(1H,d, J=8Hz),7.08(1H,t,J=8Hz),7.46(1H,d,J=8Hz),7.2-7.7 (10H,m)実施例15 (1R)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)ピロリジン−1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3, 4−テトラヒドロナフタレン(700mg)のエタノール(20ml)中の溶液 に、1N−NaOH溶液(1.3ml)を加えた。同温度で12時間攪拌後、真 空中で溶媒を除去して、(1R)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニル オキサゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ− 1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩(0.53g)を得た 。 FABMS(m/z): 517(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.3(8H,m),2.4-3.1(4H,m), 4.03(2H,s),4.0-4.3(2H,m),6.41(1H,d,J=7.2Hz),6.6-6.8 (2H,m),7.2-7.5(10H,m)実施例16 下記の化合物を実施例15と同様にして得た。 (1) (1S)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 517(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.3(8H,m),2.4-2.9(4H,m), 3.9(1H,m),4.05(2H,s),4.30(1H,t,J=7Hz),6.49(1H,d, J=8.2Hz),6.99(1H,t,J=8.2Hz),7.14(1H,d,J=8.2Hz),7.2- 7.6(10H,m) (2) (1S)−1−[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 517(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.3(8H,m),2.4-3.1(4H,m), 4.03(2H,s),4.0-4.3(2H,m),6.41(1H,d,J=7.2Hz),6.6-6.8 (2H,m),7.2-7.5(10H,m) (3) (1R)−1−[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 517(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.3(8H,m),2.4-2.9(4H,m), 3.9(1H,m),4.05(2H,s),4.30(1H,t,J=7Hz),6.49(1H,d, J=8.2Hz),6.99(1H,t,J=8.2Hz),7.14(1H,d,J=8.2Hz),7.2- 7.6(10H,m)実施例17 1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メ チル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(109m g)のジクロロメタン(2ml)中の溶液に、1M三臭化ホウ素ジクロロメタン 溶液(1ml)を0℃で加えた。0℃で4時間攪拌後、真空中で溶媒を留去した 。 残留物を酢酸エチルで抽出した。混合物を食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、真空中で溶媒を留去して、粗製の1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェ ニルオキサゾール−2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−ヒド ロキシ−1H−インデン(109mg)を得た。粗製の1−[N−メチル−N− [(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル]アミノ]−2,3− ジヒドロ−4−ヒドロキシ−1H−インデン(109mg)とブロモ酢酸エチル (80mg)のDMF(3ml)中の溶液に、K2CO3(80mg)を加えた。 24時間攪拌後、この溶液を酢酸エチルで抽出した。混合物を食塩水で洗浄し、 MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグ ラフィーで精製して、1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾ ール−2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニ ルメトキシ−1H−インデン(80mg)を得た。 MS(m/z): 483(M++1) NMR(CDCl3,6): 1.29(3H,t,J=7.1Hz),1.98-2.21(2H, m),2.41(3H,s),2.75-3.18(2H,m),3.78(1H,d,J=12Hz), 3.82(1H,d,J=12Hz),4.25(2H,q,J=7.1Hz),4.63(2H,s), 4.55-4.65(1H,m),6.62(1H,m),7.15-7.18(2H,m),7.25-7.45 (6H,m),7.60-7.75(4H,m)実施例18 1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メ チル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ−1H− インデン(80mg)のエタノール(3ml)中の溶液に、1N NaOH水溶 液(0.18ml)を室温で加えた。1日間攪拌後、溶液から溶媒を留去した。 残留物をエーテルで洗浄して、1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニル オキサゾール−2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキ シメトキシ−1H−インデンのナトリウム塩(63mg)を得た。 FABMS(m/z): 499(M++Na) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.89-2.25(2H,m),2.40(3H,s), 2.78-3.10(2H,m),3.75(1H,d,J=14.4Hz),3.85(1H,d, J=14.4Hz),4.39(2H,s),4.55(1H,t,J=6.9Hz),6.68(1H,d, J=7.3Hz),7.04(1H,dd,J=7.3,7.6Hz),7.14(1H,d,J=7.6Hz), 7.35-7.40(6H,m),7.53-7.58(4H,m)製造例20 3−ヒドロキシメチルフェノール(7g)のN,N−ジメチルホルムアミド( 40ml)中の溶液に、K2CO3(15g)とブロモ酢酸エチル(6.9ml) を室温で加えた。この混合物を同温度で2時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に 分配した。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を 真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、3−ヒド ロキシメチル−1−エトキシカルボニルメトキシベンゼン(10g)を得た。 MS(m/z): 193(M+-17) NMR(CDCl3,δ): 1.29(3H,t,J=7.0Hz),2.13(1H,t, J=6.0Hz),4.24(2H,d,J=7.0Hz),4.61(2H,s),4.65(2H,d, J=6.0Hz),6.7-7.0(3H,m),7.26(1H,t,J=8.4Hz)製造例21 3−ヒドロキシメチル−1−エトキシカルボニルメトキシベンゼン(1g)の ジクロロメタン(10ml)中の溶液に、BBr3(0.45ml)を加えた。 1時間後、真空中で溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルに溶解した。有機層をN aHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去して、3−ブロモ メチル−1−エトキシカルボニルメトキシベンゼン(0.76g)を得た。 NMR(CDCl3,δ): 1.29(3H,t,J=7Hz),4.24(2H,d, J=7Hz),4.61(2H,s),5.00(1H,d,J=3.0Hz),5.05(1H,d, J=3.0Hz),6.7-7.1(3H,m),7.2-7.3(1H,m)製造例22 (2R)−N−ベンジルオキシカルボニルプロリン(5g)のCH2Cl2(5 0ml)中の溶液に、ベンゾイン(4.5g)、1−エチル=3−(3−ジメチ ルアミノプロピル)カルボジイミド(3.9ml)とジメチルアミノピリジン( 2.6g)をN2雰囲気中室温で加えた。室温で12時間攪拌後、真空中で 溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を1N−HC l溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒 を留去した。得られた化合物とCH3COONH4(8.2g)を酢酸(50ml )に溶解し、混合物を100℃で4時間攪拌した。溶媒を除去後、残留物を酢酸 エチルと水との間に分配した。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し た。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで 精製して、(2R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−(4,5−ジフェニ ルオキサゾール−2−イル)ピロリジン(4g)を得た。 MS(m/z): 425(M++1) IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.8-2.4(4H,m),3.4-3.8(2H,m), 4.8-5.3(3H,m),7.0-7.7(15H,m)製造例23 下記の化合物を製造例22と同様にして得た。 (2S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−(4,5−ジフェニルオキサ ゾール−2−イル)ピロリジン製造例24 (2R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−(4,5−ジフェニルオキサ ゾール−2−イル)ピロリジン(4g)と10%Pd/C(0.5g)のエタノ ール(120ml)中の混合物をH2雰囲気中10時間攪拌した。触媒を濾去し 、濾液から溶媒を真空中で留去して、(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキ サゾール−2−イル)ピロリジンを得た。 NMR(CDCl3,δ): 1.7-2.3(4H,m),2.9-3.2(2H,m), 3.6-3.8(1H,m),4.44(1H,t,J=6.0Hz),7.2-7.7(10H,m)製造例25 下記の化合物を製造例24と同様にして得た。 (2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン製造例26 シクロオクタノン(4.0g)のTHF(40ml)中の溶液に、LDA(2 3ml、シクロヘキサン中の1.5M溶液)をN2雰囲気中−78℃で加え、3 0分後、この溶液にm−アニスアルデヒド(4.0g)のTHF(10ml)中 の溶液を加えた。同温度で2時間攪拌後、溶液を酢酸エチルと水の混合物に注い だ。有機層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4 で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで 精製して、2−{ヒドロキシ−(3−メトキシフェニル)メチル}シクロオクタ ノン(6.9g)を得た。 MS(m/z): 245(M+-17) IR(ニート): 3400,1690 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.0-2.3(10H,m),2.8-3.2(2H,m), 3.3-3.6(1H,m),3.79(3H,s),4.8-5.0(1H,m),6.7-7.0(3H, m),7.1-7.3(1H,m)製造例27 2−{ヒドロキシ−(3−メトキシフェニル)メチル}シクロオクタノン(6 .0g)と10%Pd/C(2g)のエタノール(120ml)中の混合物をH2 雰囲気中10時間攪拌した。触媒を濾去し、真空中で濾液から溶媒を留去した 。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、2−(3−メトキシベン ジル)シクロオクタノン(2.4g)を得た。 MS(m/z): 247(M++1) IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.0-2.4(12H,m),2.4-2.6(1H,m), 2.8-3.0(2H,m),3.77(3H,s),6.6-6.8(3H,m),7.17(1H,t, J=8Hz)製造例28 4,5−ジフェニルオキサゾール(2.1g)のTHF(30ml)中の溶液 に、ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、6.7ml)をN2雰囲気中−78 ℃で加えた。30分後、2−(3−メトキシベンジル)シクロオクタノン(2. 4g)のTHF(10ml)中の溶液を加え、同温度で1時間攪拌した。反応混 合物を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機層を1N−HCl溶液、飽和Na HCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留 物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−(ヒドロキシ)−1−(4 ,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−(3−メトキシベンジル)シ クロオクタン(3.7g)を得た。 MS(m/z): 468(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.0(12H,m),2.2-2.8(3H,m), 3.38(1H,s),3.66(3H,s),6.5-6.8(3H,m),7.07(1H,t, J=8Hz),7.3-7.8(10H,m)製造例29 1−(ヒドロキシ)−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)− 2−(3−メトキシベンジル)シクロオクタン(3.5g)とp−トルエンスル ホン酸(500mg)のトルエン(50ml)中の混合物を還流下で4時間攪拌 した。この溶液を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、 真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−8−(3−メトキシベン ジル)−1−シクロオクテン(3.8g)を得た。 MS(m/z): 450(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.0(8H,m),2.2-2.4(2H,m),3.0 (1H,m),3.2-3.5(2H,m),3.78(3H,s),6.65(1H,s),6.7-7.0 (3H,m),7.18(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(11H,m)製造例30 下記の化合物を製造例26と同様にして得た。 2−オキソ−3−[ヒドロキシ(3−メトキシフェニル)メチル]ビシクロ[ 2.2.1]ヘプタン MS(m/z): 229(M+-17) IR(ニート): 3400,1720 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.2(9H,m),2.5-2.7(1H,m), 3.81(3H,s),4.58(1H,d,J=10Hz),6.7-7.0(3H,m),7.26 (1H,t,J=8Hz)製造例31 下記の化合物を製造例27と同様にして得た。 2−オキソ−3−(3−メトキシベンジル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン MS(m/z): 231(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.0(7H,m),2.3-2.5(2H,m), 2.6(1H,m),2.8-3.0(1H,m),3.79(3H,s),6.7-6.8(3H,m), 7.21(1H,t,J=8Hz)製造例32 2−(ヒドロキシ)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)− 3−(3−メトキシベンジル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタンを製造例28と 同様にして得た。 MS(m/z): 452(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-1.8(7H,m),2.0-2.6(4H,m), 3.59(1H,s),3.68(3H,s),6.5-6.8(3H,m),7.08(1H,t, J=8Hz),7.3-7.8(10H,m)製造例33 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−(3−メトキシベ ンジル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンを製造例29と同様にして得 た。 MS(m/z): 434(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.0-2.0(6H,m),2.87(1H,br s), 3.61(1H,br s),3.76(3H,s),3.79(1H,d,J=16Hz),4.30 (1H,J=16Hz),6.6-7.0(3H,m),7.1-7.8(11H,m)製造例34 2−(1,4−ジヒドロキシブチル)−4,5−ジフェニルオキサゾール(1 g)のテトラヒドロフラン(10ml)中の溶液に、メタンスルホニルクロライ ド(1.6g)とトリエチルアミン(1.5ml)を0℃で加えた。この溶液を 酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、 溶媒を留去した。残留物をベンジルアミン(10ml)に溶解した。80℃で2 時間攪拌後、混合物をエーテルと水との間に分配した。有機層を水と食塩水で洗 浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィ ーで精製して、1−ベンジル−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)ピロリジン(1.3g)を得た。 MS(m/z): 381(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.8-2.6(5H,m),3.0-3.2(1H,m), 3.60(1H,d,J=13Hz),3.85(1H,t,J=7.8Hz),3.89(1H,d, J=13Hz),7.0-7.8(15H,m)製造例35 1−ベンジル−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジ ン(1.3g)と10%Pd/C(2g)のエタノール(120ml)中の混合 物をH2雰囲気中10時間攪拌した。触媒を濾去し、濾液から溶媒を真空中で留 去した。残留物をジクロロメタン(20ml)に溶解し、この溶液に、1−エチ ル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(0.31ml)とジ メチルアミノピリジン(0.21g)をN2雰囲気中室温で加えた。室温で12 時間攪拌後、真空中で溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルと水との間に分配した 。有機層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で 乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精 製して、2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1−(3−メト キシフェニルカルボニル)ピロリジン(0.57g)を得た。 MS(m/z): 425(M++1) IR(ニート): 1630 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.8-2.4(4H,m),3.4-4.0(6H,m), 6.6-7.0(3H,m),7.0-7.8(11H,m)製造例36 2−(2−メトキシベンジル)シクロヘキサノンを製造例26および27と同 様にして得た。 MS(m/z): 219(M++1) IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.2(6H,m),2.2-2.6(4H,m), 3.22(1H,dd,J=4.4,13.2Hz),3.79(3H,s),6.7-7.2(3H,m)製造例37 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(2−メトキシベ ンジル)−1−シクロヘキセンを製造例28および29と同様にして得た。 MS(m/z): 422(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.0(4H,m),2.2-2.4(2H,m),2.9 (1H,m),3.1-3.4(2H,m),3.77(3H,s),6.7-6.9(3H,m),7.09 (1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(11H,m)製造例38 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(4−メトキシベ ンジル)−1−シクロヘキセンを製造例28および29と同様にして得た。 MS(m/z): 422(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.0(4H,m),2.3-2.4(2H,m), 2.44(1H,m),3.1-3.3(2H,m),3.74(3H,s),6.7-6.9(3H,m), 7.1-7.8(12H,m)製造例39 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(4−ヒドロキシ ベンジル)−1−シクロヘキセンを実施例24の第一工程と同様にして得た。 MS(m/z): 408(M++1) IR(ニート): 3300 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.0(4H,m),2.3-2.6(3H,m), 3.0-3.3(2H,m),6.70(2H,d,J=8.0Hz),6.90(1H,m),7.15 (2H,d,J=8.0Hz),7.2-7.8(10H,m)製造例40 2−(3−メトキシ−6−メチルベンジル)シクロヘキサノンを製造例26お よぶ27と同様にして得た。 MS(m/z): 233(M++1) IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.6(10H,m),2.20(3H,s),3.22 (1H,dd,J=4.0,14.0Hz),3.76(3H,s),6.6-6.8(2H,m),7.03 (1H,d,J=8.0Hz)製造例41 2−(3−メトキシ−4−メチルベンジル)シクロヘキサノンを製造例26お よび27と同様にして得た。 MS(m/z): 233(M++1) IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.6(10H,m),2.17(3H,s),3.20 (1H,dd,J=4.0,14.0Hz),3.78(3H,s),6.5-6.7(2H,m),6.99 (1H,d,J=8.0Hz)製造例42 2−(3−メトキシ−2−メチルベンジル)シクロヘキサノンを製造例26お よび27と同様にして得た。 MS(m/z): 233(M++1) IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.6(10H,m),2.17(3H,s),3.2- 3.4(1H,m),3.79(3H,s),6.72(2H,d,J=8.0Hz),7.01(1H, t,J=8.0Hz)製造例43 下記の化合物を製造例28および29と同様にして得た。 (1) 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(3−メト キシ−6−メチルベンジル)−1−シクロヘキセン MS(m/z): 436(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.4(6H,m),2.41(3H,s),2.5- 2.8(1H,m),3.1-3.4(2H,m),3.74(3H,s),6.6-6.9(3H,m), 7.04(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m) (2) 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(3−メト キシ−4−メチルベンジル)−1−シクロヘキセン MS(m/z): 436(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.4(6H,m),2.17(3H,s),2.51 (1H,dd,J=10.0,12.0Hz),3.1-3.3(2H,m),3.78(3H,s),6.7- 7.1(4H,m),7.2-7.8(10H,m) (3) 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(3−メト キシ−2−メチルベンジル)−1−シクロヘキセン MS(m/z): 436(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.4(6H,m),2.41(3H,s),2.5- 2.8(1H,m),3.1-3.4(2H,m),3.74(3H,s),6.6-7.1(4H,m), 7.2-7.8(10H,m)製造例44 下記の化合物を実施例24の第一工程と同様にして得た。 (1) 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(3−ヒド ロキシ−6−メチルベンジル)−1−シクロヘキセン MS(m/z): 422(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.4(6H,m),2.37(3H,s),2.58 (1H,dd,J=10.0,13.6Hz),3.1-3.3(2H,m),6.6-7.0(4H,m), 7.2-7.8(10H,m) (2) 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(3−ヒド ロキシ−4−メチルベンジル)−1−シクロヘキセン MS(m/z): 422(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.4(6H,m),2.22(3H,s),2.46 (1H,dd,J=10.0,12.0Hz),3.1-3.3(2H,m),6.6-7.0(4H,m), 7.2-7.8(10H,m) (3) 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(3−ヒド ロキシ−2−メチルベンジル)−1−シクロヘキセン MS(m/z): 422(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.4-2.4(6H,m),2.44(3H,s),2.61 (1H,dd,J=4.0,13.0Hz),3.1-3.4(2H,m),6.62(1H,d, J=8Hz),6.81(1H,d,J=8.0Hz),6.9-7.1(2H,m),7.2-7.8(10H, m)製造例45 (1) 2−[3−(2−エトキシカルボニルエチル)ベンジル]シクロヘキサ ノンを、2−[3−(2−エトキシカルボニルビニル)ベンジル]シクロヘキサ ノン[製造例26および27と同様にして得た]から、製造例24と同様にして 得た。 MS(m/z): 289(M++1) IR(ニート): 1720,1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.22(3H,t,J=7Hz),1.3-2.7(14H, m),2.92(2H,t,J=8Hz),3.20(1H,dd,J=5.6,10.6Hz),4.12 (2H,q,J=8Hz),6.9-7.1(2H,m),7.20(1H,t,J=8Hz) (2) 2−(3−メトキシ−6−フェニルベンジル)シクロヘキサノンを製造 例26および27と同様にして得た。 MS(m/z): 295(M++1) IR(ニート): 1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.0-2.6(10H,m),3.20(1H,dd, J=5.0,9.8Hz),3.78(3H,s),6.6-6.8(2H,m),7.1-7.5(5H,m)製造例46 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−(3−メトキシ− 6−フェニルベンジル)−1−シクロヘキセンを製造例28および29と同様に して得た。 MS(m/z): 498(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-2.0(4H,m),2.0-2.2(2H,m), 2.80(1H,dd,J=11.2,14.0Hz),3.1-3.4(2H,m),3.80(3H,s), 6.6-6.9(3H,m),7.1-7.5(12H,m),7.6-7.8(4H,m)製造例47 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン(0.6g) と5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テ トラヒドロナフタレン(0.5g)のメタノール(10ml)と酢酸(2ml) の混合物中の溶液に、NaBH3CN(250mg)を室温で加えた。同温度で 2時間攪拌後、この混合物を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機層を水と食 塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカ ゲルクロマトグラフィーで精製して、2−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾ ール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリル オキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(0.84g)を得た。 MS(m/z): 676(M+) IR(ニート): 1580 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.08(9H,s),1.5-2.4(6H,m),2.6- 3.3(6H,m),4.42(1H,m),6.10(1H,m),6.4-6.7(2H,m), 7.2-7.8(20H,m)製造例48 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン(0.66 g)と5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2−エポキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロナフタレン(0.6g)のテトラヒドロフラン(10ml )中の溶液に、Ti[O−CH(CH324(0.66ml)を室温で加えた 。同温度で5日間攪拌後、この混合物を酢酸エチルと水の混合物に注いだ。有機 層を水と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留 物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[2−(4,5−ジフェニ ルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−5−第 三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン (0.31g)を得た。 MS(m/z): 691(M+) IR(ニート): 3300 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.07(9H,s),1.7-2.4(6H,m),2.6- 3.3(2H,m),3.4-3.6(2H,m),4.1-4.4(2H,m),6.28(1H,d, J=8.0Hz),6.75(1H,t,J=8.0Hz),6.88(1H,d,J=8.0Hz),7.3- 7.8(20H,m)製造例49 1−(2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル)−5−第三級ブチルジフェ ニルシリルオキシ−3,4−ジヒドロナフタレンを製造例28および29と同様 にして得た。 MS(m/z): 469(M++1) IR(ニート): 1760 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.10(9H,s),2.1-2.8(4H,m), 2.8-3.1(2H,m),3.73(1H,m),4.3-4.4(2H,m),6.04(1H,m), 6.37(1H,d,J=8Hz),6.5-6.9(2H,m),7.2-7.8(10H,m)製造例50 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−オキソ−1 −(2−ヒドロキシエチル)エチル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキ シ−3,4−ジヒドロナフタレンを、1−(2−オキソテトラヒドロフラン−3 −イル)−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−3,4−ジヒドロナフタ レンから慣用の方法で得た。 MS(m/z): 690(M++1) IR(ニート): 3400,1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.07(9H,s),2.0-2.5(4H,m),2.90 (2H,t,J=8.0Hz),3.71(2H,t,J=6.0Hz),5.0-5.2(1H,m), 6.06(1H,t,J=4.6Hz),6.41(1H,d,J=8.0Hz),6.83(1H,t, J=8.0Hz),7.2-7.8(21H,m)製造例51 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−オキソ−1 −(2−ヒドロキシエチル)エチル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキ シ−3,4−ジヒドロナフタレンをNaBH4で処理して、1−[2−(4,5 −ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキ シエチル)エチル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−3,4−ジヒ ドロナフタレンを得た。 MS(m/z): 692(M++1) IR(ニート): 3300 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.07(9H,s),2.0-2.5(4H,m), 2.7-3.2(2H,m),3.6-3.9(3H,m),5.03(1H,d,J=3.8Hz),6.01 (1H,t,J=4.6Hz),6.22(1H,d,J=8.0Hz),6.55(1H,t, J=8.0Hz),6.82(1H,d,J=8Hz),7.2-7.8(20H,m)製造例52 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−ヒドロキシ −1−(2−ヒドロキシエチル)エチル]−5−第三級ブチルジフェニルシリル オキシ−3,4−ジヒドロナフタレン(1.5g)のテトラヒドロフラン(30 ml)中の溶液に、トリフェニルホスフィン(1.8g)とアゾジ蟻酸ジエチル (1.2ml)を室温で加えた。同温度で12時間攪拌後、この混合物を酢酸エ チルと水の混合物に注いだ。有機層を水と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して 、1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラヒドロフラ ン −3−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−3,4−ジヒドロナ フタレン(1.0g)を得た。 MS(m/z): 674(M++1) IR(ニート): 1580 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.07(9H,s),2.0-2.4(3H,m),2.6-3.1 (2H,m),3.8-4.5(4H,m),5.47(1H,d,J=8.0Hz),5.93(1H, m),6.39(1H,d,J=8.0Hz),6.82(1H,t,J=8.0Hz),7.02(1H, d,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m)製造例53 1−アジド−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロナフタレン(2.2g)と10%Pd/C(0.5g)のエタノール (120ml)中の混合物をH2雰囲気中5時間攪拌した。触媒を濾去し、濾液 から溶媒を真空中で留去した。得られた油状物と2−ホルミル−4,5−ジフェ ニルオキサゾール(1.2g)をトルエン(20ml)に溶解した。室温で12 時間攪拌後、溶媒を除去し、イミン化合物を得た。酢酸エチル(1.1ml)の THF(20ml)中の溶液に、LDA(7.4ml、シクロヘキサン中の1. 5M溶液)をN2雰囲気中−78℃で加え、30分後、この溶液に上記のイミン (1.0g)のTHF(10ml)中の溶液を加えた。同温度で2時間攪拌後、 溶液を4時間かけて室温まで温度上昇させ、酢酸エチルと水の混合物に注いだ。 有機層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾 燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製 して、1−[4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−オキソ アゼチジン−1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロナフタレン(420mg)を得た。 MS(m/z): 765(M+) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.05(9H,s),1.8-2.9(4H,m),3.3- 3.6(2H,m),4.0-4.3(2H,m),4.6-5.2(2H,m),6.0-6.4(1H, m),6.8-7.0(1H,m),7.1-7.8(21H,m) 製造例54 下記の化合物を製造例5(2)と同様にして得た。 (1) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)アゼチジン −1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロナフタレン MS(m/z): 661(M+) NMR(CDCl3,δ): 1.04(9H,s),1.6-3.0(8H,m),3.3- 3.8(3H,m),4.4-4.7(1H,m),6.2-6.9(2H,m),7.1-7.8(21H, m) (2) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピペリジン −1−イル]−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロナフタレン MS(m/z): 689(M+) IR(ニート): 1580 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.06(9H,s),1.4-2.4(10H,m), 2.5-3.1(4H,m),3.50-4.2(2H,m),6.15,6.25(1H,各 d, J=8Hz),6.53,6.76(1H,各 d,J=8Hz),7.1-7.8(21H,m)製造例55 2−ビニル−4,5−ジフェニルオキサゾールを製造例10と同様にして得た 。 MS(m/z): 248(M++1) IR(ニート): 1460 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 5.65(1H,d,J=11.2Hz),6.25(1H,d, J=17.6Hz),6.67(1H,dd,J=11.2,17.6Hz),7.2-7.7(10H,m)製造例56 AD−ミックス−β(商標、アルドリッチ)(114g)の第三級ブチルアル コール(400ml)と水(400ml)の混合物中の溶液を1時間攪拌し、こ の溶液にメタンスルホンアミド(7.6g)と2−ビニル−4,5−ジフェニル オキサゾール(20g)を0℃で加えた。同温度で8時間攪拌後、亜硫酸ナトリ ウム(50g)を加え、混合物を30分間攪拌した。混合物を酢酸エチルと水と の間に分配した。有機層を1N−HCl溶液、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄 し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をヘキサン−エーテ ルで粉砕により精製して、2−((1S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−4 ,5−ジフェニルオキサゾール(21g)を得た。 MS(m/z): 282(M++1) IR(ニート): 3400 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 4.03(1H,d,J=4.6Hz),4.90(1H,t, J=4.6Hz),7.2-7.6(10H,m)製造例57 2−((1S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−4,5−ジフェニルオキサ ゾール(20g)のCH2Cl2(400ml)中の溶液に、オルト酢酸トリメチ ルエステル(12.8ml)とp−トルエンスルホン酸(130mg)をN2雰 囲気中室温で加えた。30分間攪拌後、真空中で溶媒を留去した。残留物をCH2 Cl2(200ml)で希釈し、この溶液に臭化アセチル(7.6ml)をN2 雰囲気中0℃で加えた。室温で2時間攪拌後、真空中で溶媒を留去し、残留物を メタノール(200ml)で希釈し、この溶液にK2CO3(16g)を0℃で加 えた。この混合物を同温度で30分間攪拌し、酢酸エチルと水との間に分配した 。有機層を1N−HCl、水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した 溶媒を真空中で留去し、残留物をエーテル−ヘキサンで粉砕により精製して、( 2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)オキシラン(14 .2g)を得た。 MS(m/z): 264(M++1) IR(ニート): 1460 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 3.23(1H,dd,J=4.0,5.6Hz),3.43 (1H,dd,J=2.6,5.6Hz),4.08(1H,dd,J=2.6,4.0Hz),7.2-7.6 (10H,m) HPLC; キラルセル OD,10% イソプロパノール/ヘキサン,11.3 ml/min製造例58 (2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)オキシラン (12g)とCuI(0.19g)のTHF(240ml)中の溶液に、塩化ビ ニルマグネシウムのTHF(1.0M溶液、101ml)中の溶液をN2雰囲気 中−78℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に 分配した。有機層を1N−HCl、水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。 乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製 して、(4S)−4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−4−ヒ ドロキシ−1−ブテン(9.2g)を得た。 MS(m/z): 292(M++1) IR(ヌジョール): 3300,1600 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.7-2.9(2H,m),3.17(1H,d, J=5.8Hz),4.8-5.0(1H,m),5.1-5.3(2H,m),5.8-6.0(1H,m), 7.2-7.8(10H,m)製造例59 (4S)−4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−4−ヒドロ キシ−1−ブテン(9.2g)のTHF(100ml)中の溶液に、フタルイミ ド(7.0g)とトリフェニルホスフィン(12.5g)とアゾジ蟻酸ジエチル (7.5ml)を室温で加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、酢酸エチル と水との間に分配した。有機層を1N−HCl、水、飽和NaHCO3と食塩水 で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラ フィーで精製して、(4R)−4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)−4−フタルイミド−1−ブテン(9.7g)を得た。 MS(m/z): 421(M++1) IR(ヌジョール): 1760,1710 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 3.1-3.4(2H,m),5.0-5.3(2H,m), 5.63(1H,dd,J=6.0,10.0Hz),5.7-6.0(1H,m),7.2-8.0(14H, m) HPLC; キラルセル OD,10% イソプロパノール/ヘキサン,32.2 ml/min製造例60 (4R)−4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−4−ベンジ ルオキシカルボニルアミノ−1−ブテンを製造例82および103と同様にして 得た。 MS(m/z): 425(M++1) IR(ヌジョール): 3300,1710 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.75(1H,m),5.0-5.3(5H,m), 5.5-6.0(2H,m),7.2-7.7(15H,m) HPLC; キラルセル OD,5% イソプロパノール/ヘキサン,12.9 ml/min製造例61 (4R)−4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−4−ベンジ ルオキシカルボニルアミノ−1−ブテン(5.2g)のTHF(50ml)中の 溶液に、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(9−BBN)(98ml、T HF中の0.5M溶液)を0℃で加えた。室温で4時間攪拌後、この混合物に2 N NaOH溶液(20ml)と35%H22溶液(20ml)を0℃で加えた 。この混合物を同温度で1時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に分配した。有機 層を1N−HCl、水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を 真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、(1R) −N−ベンジルオキシカルボニル−4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニル オキサゾール−2−イル)ブチルアミン(13g)を得た。 MS(m/z): 443(M++1) IR(ニート): 3300,1700 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.6-2.2(4H,m),3.68(2H,m),5.10- 5.2(1H,m),5.14(2H,s),5.73(1H,d,J=10.0Hz),7.2-7.7 (15H,m)製造例62 3−ヒドロキシ安息香酸メチル(25.0g)、臭化ベンジル(19.5ml )とK2CO3(31.73g)のN,N−ジメチルホルムアミド(150ml) 中の懸濁液を氷冷下で1時間、室温で15時間攪拌し、水と酢酸エチルとの間に 分配した。有機層を分離し、水(3回)と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後 、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し て、3−ベンジルオキシ安息香酸メチル(38.90g)を無色結晶として得た 。 (+)APCI-MS(m/z): 243(M++1) mp: 72.3-75.1℃ IR(ヌジョール): 1710,1235 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 3.91(3H,s),5.10(2H,s), 7.17-7.67(9H,m)製造例63 3−ベンジルオキシ安息香酸メチル(38.0g)と5N NaOH溶液(2 07ml)の1,2−ジメトキシエタン(207ml)中の溶液を室温で3時間 30分、100℃で1時間20分攪拌した。反応混合物を氷水で冷却し、6N HC1(1.1モル)と混合後、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を食塩水 で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去して、3−ベンジルオキシ 安息香酸(34.96g)を無色粉末として得た。 (-)APCI-MS(m/z): 227(M+-1) mp: 134.1-135.8℃ IR(ヌジョール): 2700-2150,1680,1250 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 5.12(2H,s),7.19-7.49(7H,m), 7.71-7.76(2H,m)製造例64 トリエチルアミン(3.36ml)を、3−ベンジルオキシ安息香酸(5.0 g)とクロロ蟻酸イソブチル(3.13ml)のTHF(67ml)中の攪拌溶 液に氷冷下で加え、生じた混合物を同温度で1時間攪拌した。この攪拌混合物に 2−ピペリジンカルボン酸(4.14g)とNaHCO3(3.23g)の水( 40ml)中の溶液に同温度で滴下し、この混合物を同温度で2時間、室温で一 夜攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと1N HClとの間に分配した。有機層 を分離し、1N HCl(2回)と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中 で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して、1−(3 −ベンジルオキシベンゾイル)−2−ピペリジンカルボン酸(2.01g)を非 晶質粉末として得た。 (+)APCI-MS(m/z): 340(M++1) IR(ヌジョール): 2590,1710,1595,1575,1230 cm-1 製造例65 ナトリウム(54mg)をエタノール(8.0ml)に溶解し、この溶液に、 1−(3−ベンジルオキシベンゾイル)−2−ピペリジンカルボン酸(665m g)、濃硫酸(1滴)とデシルブロミド(539mg)を順次溶解した。生じた 混合物を70℃で2日間攪拌し、室温まで冷却後、酢酸エチルと1N HClと の間に分配した。有機層を1N HCl、重炭酸ナトリウム水溶液と食塩水で洗 浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロ マトグラフィーに付して、2−オキソ−1,2−ジフェニルエチル=1−(3− ベンジルオキシベンゾイル)−2−ピペリジンカルボキシラート(297mg) を淡黄色油状物として得た。 (+)APCI-MS(m/z): 534(M++1) IR(ヌジョール): 1735,1690,1630,1225 cm-1 製造例66 2−オキソ−1,2−ジフェニルエチル=1−(3−ベンジルオキシベンゾイ ル)−2−ピペリジンカルボキシラート(288mg)と酢酸アンモニウム(4 27mg)の酢酸(1.4ml)中の混合物を還流下で3時間攪拌し、室温まで 冷却後、酢酸エチルとNaHCO3水溶液との間に分配した。有機層をNaHC O3水溶液(2回)と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去 した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して、1−(3−ベンジルオ キシベンゾイル)−2−(4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)ピペリジン (104mg)を非晶質粉末として得た。 (+)APCI-MS(m/z): 515(M++1) IR(ヌジョール): 1630 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.45-2.05(6H,m),2.4-3.75(2H,m), 4.7-5.25(3H,m),7.01-7.37(15H,m),7.57-7.67(4H,m)製造例67 1−(3−ベンジルオキシベンゾイル)−2−(4,5−ジフェニル−2−オ キサゾリル)ピペリジン(95mg)と10%Pd−C(50%湿潤、15mg )の酢酸エチル(3ml)−10%メタノール性塩化水素中の混合物を、H2雰 囲気中室温で7時間攪拌し、濾過した。真空中で濾液から溶媒を留去して、1− (3−ヒドロキシベンゾイル)−2−(4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル )ピペリジン(100mg)を粗製油状物として得た。製造例68 3−[3−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ)フェニル]−1−(4, 5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−1−プロパノン(526mg)、ブロモ 酢酸エチル(1.61g)とK2CO3(1.34g)のN,N−ジメチルホルム アミド(2.0ml)中の混合物を室温で5時間攪拌し、酢酸エチル−水に注い だ。有機層を分離し、水(3回)と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空 中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して、3−[ 3−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ)ベンジル]−4−(4,5−ジフ ェニル−2−オキサゾリル)−4−オキソ酪酸エチル(436mg)を油状物と して得た。 (+)APCI-MS(m/z): 694(M++1) IR(ヌジョール): 1740,1700,1600,1580 cm-1 製造例69 NaBH4(119mg)を、3−[3−(第三級ブチルジフェニルシリルオ キシ)ベンジル]−4−(4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−4−オキ ソ酪酸エチル(430mg)のメタノール(2.0ml)と1,2−ジメトキシ エタン(0.5ml)中の攪拌溶液に室温で加え、生じた混合物を同温度で3時 間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル−1N塩酸との間に分配した。有機層を1 N塩酸、重炭酸ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空 中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して、3−[ 3−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ)ベンジル]−2−(4,5−ジフ ェニル−2−オキサゾリル)−5−オキソテトラヒドロフラン(366mg)を 非晶質粉末として得た。 NMR(CDCl3,δ): 1.08および1.09(9H,各 s),1.40-1.62 (1H,m),2.31-2.97(2H,m),3.48-3.88(2H,m),4.58 および 4.80(1H,各 m),6.54-7.05(2H,m),7.32-7.73(22H,m)製造例70 フッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン(THF)(0.75 ml)中の1.0M溶液を、3−[3−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ )ベンジル]−2−(4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−5−オキソテ トラヒドロフラン(0.26g)のTHF(0.75ml)中の溶液に室温で加 えた。生じた混合物を同温度で5時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に分配した 。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去 した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して、2−(4,5−ジフェ ニル−2−オキサゾリル)−3−(3−ヒドロキシベンジル)−5−オキソテト ラヒドロフラン(133mg)を無色油状物として得た。 (+)APCI-MS(m/z): 412(M++1) IR(ヌジョール): 3340,1770,1590 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.30-3.26(4H,m),3.35-3.47(1H,m), 5.22および5.31(1H,各d,それぞれJ=18.2 および 6.1Hz), 6.53-6.68(2H,m),7.12-7.65(13H,m)製造例71 2−ピペリジンカルボン酸エチル(10.0ml)、3−メトキシベンジルク ロライド(9.2ml)とトリエチルアミン(26.6ml)のN,N−ジメチ ルホルムアミド(64.0ml)中の溶液を室温で一夜攪拌し、酢酸エチルと水 との間に分配した。有機層を分離し、水(4回)と食塩水で洗浄し、MgSO4 で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに 付して、1−(3−メトキシベンジル)−2−ピペリジンカルボン酸エチル(1 2.06g)を無色油状物としてを得た。 (+)APCI-MS(m/z): 278(M++1) IR(薄層): 1725,1600,1260 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.29(3H,t,J=7.1Hz),1.50-1.85(6H, m),2.10-2.22(1H,m),2.88-3.00(1H,m),3.14(1H,dd, J=6.8,5.2Hz),3.40(1H,d,J=13.4Hz),3.78(1H,d, J=13.4Hz),3.81(3H,s),4.21(2H,q,J=7.1Hz),6.77-6.82 (1H,m),6.89-6.93(2H,m),7.17-7.27(1H,m)製造例72 1−(3−メトキシベンジル)−2−ピペリジンカルボン酸エチル(3.0g )と1N NaOH(21.6ml)のエタノール(31.6ml)中の溶液を 70℃で一夜攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、1N塩酸で酸性化し、真 空中で溶媒を留去した。残留物を塩化メチレンで抽出し、真空中で抽出物から溶 媒を留去して、1−(3−メトキシベンジル)−2−ピペリジンカルボン酸(2 .64g)を非晶質粉末として得た。 (+)APCI-MS(m/z): 250(M++1) mp: 186.0-187.3℃ IR(薄層): 1600,1265 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.3-1.85(6H,m),2.2-2.3(1H,m), 2.86-2.93(1H,m),3.09(1H,dd,J=7.6,4.3Hz),3.52(1H,d, J=13.4Hz),3.74(3H,s),3.87(1H,d,J=13.4Hz),6.81-6.93 (3H,m),7.24(1H,d,J=8.0Hz)製造例73 2−オキソ−1,2−ジフェニルエチル=1−(3−メトキシベンジル)−2 −ピペリジンカルボキシラートを、1−(3−メトキシベンジル)−2−ピペリ ジンカルボン酸とデシルブロミドから製造例65と同様にして調製した。 (+)APCI-MS(m/z): 444(M++1) IR(薄層): 1730,1690,1260 cm-1 製造例74 2−(4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−1−(3−メトキシベンジ ル)ピペリジンを、2−オキソ−1,2−ジフェニルエチル=1−(3−メトキ シベンジル)−2−ピペリジンカルボキシラートから製造例66と同様にして調 製した。 (+)APCI-MS(m/z): 425(M++1),424 mp: 72.2-86.6℃ IR(薄層): 1600,1260 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.22-1.86(6H,m),2.04-2.23(1H,m), 3.01-3.08(1H,m),3.20(1H,d,J=13.9Hz),3.62(1H,dd, J=10.8,3.0Hz),3.75(3H,s),3.76(1H,d,J=13.9Hz),6.73- 6.78(1H,m),6.84-6.89(2H,m),7.16-7.37(9H,m),7.60(2H, dd,J=7.8,1.4Hz)製造例75 三臭化ボロンの塩化メチレン中の1.0M溶液(2.08ml)を、2−(4 ,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−1−(3−メトキシベンジル)ピペリ ジン(440mg)の塩化メチレン(2.5ml)中の溶液に氷冷下で滴下した 。生じた混合物を同温度で3時間攪拌し、酢酸エチルと重炭酸ナトリウム水溶液 との間に分配した。有機層を水と食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中 で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付して、2−(4 ,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−1−(3−ヒドロキシベンジル)ピペ リジン(388mg)を淡黄色粉末として得た。 FABMS(m/z): 410(M+) mp: 204.7-208.3℃ IR(薄層): 1600,1585,1255 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2-1.95(6H,m),2.0-2.25(1H,m), 3.05-3.11(1H,m),3.25-3.37(1H,m),3.73-3.81(2H,m), 6.71-6.83(3H,m),7.13(1H,t,J=7.7Hz),7.25-7.48(11H,m)製造例76 2−オキソ−1,2−ジフェニルエチル=2−オキソ−5−ピロリジンカルボ キシラートを、2−オキソ−5−ピロリジンカルボン酸から製造例65と同様に して調製した。 (+)APCI-MS(m/z): 324(M++1) mp: 123.2-131.4℃ IR(ヌジョール): 3350,3190,1730,1700,1675 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.25-2.64(4H,m),4.35-4.45(1H,m), 6.10(1H,br d,J=11.4Hz),6.89(1H,s),7.26-7.53(10H,m)製造例77 2−(5−イミノ−2−ピロリジニル)−4,5−ジフェニルオキサゾールを 、2−オキソ−1,2−ジフェニルエチル=2−オキソ−5−ピロリジンカルボ キシラートから製造例66と同様にして調製した。 (+)APCI-MS(m/z): 304(M++1) IR(ヌジョール): 3370,1670 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.2-2.6(4H,m),4.94(1H,m), 6.99(1H,s),7.26-7.50(10H,m)製造例78 60%水素化ナトリウム(289mg)を、2−(5−イミノ−2−ピロリジ ニル)−4,5−ジフェニルオキサゾール(2.0g)のN,N−ジメチルホル ムアミド(20.0ml)中の攪拌溶液にN2雰囲気中氷冷下で加え、生じた混 合物を同温度で20分間、室温で1時間20分攪拌した。この混合物に3−メト キシベンジルクロライド(1.72g)を氷冷下で加え、室温で一夜攪拌し続け た。反応混合物を1N塩酸と酢酸エチルとの間に分配した。有機層を分離し、水 と重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去 した。油性残留物をクロマトグラフィーに付して、2−[5−イミノ−1−(3 −メトキシベンジル)−2−ピロリジニル]−4,5−ジフェニルオキサゾール (1.80g)を非晶質粉末として得た。 (+)APCI-MS(m/z): 424(M++1) IR(ヌジョール): 3400-3180,1675,1255 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.23-2.67(4H,m),3.75(3H,s), 4.68-4.75(1H,m),4.98(2H,s),6.02(1H,br s),6.49-6.55 (2H,m),6.78-6.84(1H,m),7.15-7.51(11H,m)製造例79 2−[1−(3−ヒドロキシベンジル)−5−イミノ−2−ピロリジニル]− 4,5−ジフェニルオキサゾールを、2−[5−イミノ−1−(3−メトキシベ ンジル)−2−ピロリジニル]−4,5−ジフェニルオキサゾールから製造例7 5と同様にして調製した。 (+)APCI-MS(m/z): 410(M++1) IR(ヌジョール): 3150,1665 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 2.14-2.40(4H,m),4.66-4.73(1H, m),4.87(1H,d,J=17.2Hz),5.12(1H,d,J=17.2Hz),6.32-6.40 (2H,m),6.59-6.65(1H,m),7.04-7.47(11H,m),7.99(1H,s), 9.45(1H,s)製造例80 N−フタロイル−β−アラニン(207g)のTHF(10ml)中の溶液に SOCl2を0℃で加えた。室温で2時間攪拌後、真空中で溶媒を留去した。残 留物をTHF(10ml)で希釈し、この溶液にベンゾイン(2.01g)とピ リジン(2ml)を0℃で加えた。室温で4時間攪拌後、真空中で溶媒を留去し 、残留物を酢酸エチルと1N−HCl溶液との間に分配した。有機層を水と食塩 水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。得られた化合物と CH3COONH4(15.09g)を酢酸(100ml)に溶解し、この混合物 を100℃で8時間攪拌した。溶媒を除去し、残留物を酢酸エチルと飽和NaH CO3との間に分配した。有機層を水と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空 中で留去し、残留物をEt2Oで粉砕して、N−フタロイル−2−(4,5−ジ フェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミン(2.84g)を得た。 MS(m/z): 395(M++1) IR(ヌジョール): 1715,1770 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 3.21(2H,t,J=6.8Hz),4.03(2H,t, J=6.8Hz),7.32-7.44(10H,m),7.82-7.93(4H,m)製造例81 下記の化合物を製造例80と同様にして得た N−フタロイル−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチル アミン MS(m/z): 395(M++1) IR(ヌジョール): 1700,1770 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.88(3H,d,J=7.1Hz),5.69(1H,q, J=7.1Hz),7.37-7.57(10H,m),7.87-7.97(4H,m)製造例82 N−フタロイル−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチル アミン(0.55g)のDMF(5ml)中の溶液に、メチルアミン水溶液(7 ml)を加えた。室温で3.5時間攪拌後、この溶液を酢酸エチルと飽和NaH CO3との間に分配した。有機層を1N−HClで3回洗浄した。酸性水層に粉 末化したNaHCO3を加えた。水層を酢酸エチルで抽出した。真空中で乾燥有 機溶媒を留去し、残留物をEt2O−n−ヘキサンで粉砕して、2−(4,5− ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミン(0.33g)を得た。 MS(m/z): 265(M++1) NMR(CDCl3,δ): 3.32(2H,t,J=5.9Hz),3.52(2H,t, J=5.9Hz),5.60(2H,br),7.25-7.50(6H,m),7.55-7.70(4H,m)製造例83 下記の化合物を製造例82と同様にして得た。 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミン MS(m/z): 265(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.59(3H,d,J=6.9Hz),4.25(1H,q, J=6.9Hz),7.30-7.42(6H,m),7.56-7.68(4H,m)製造例84 5−メトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(0. 67g)、1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミン( 0.98g)とp−トルエンスルホン酸(触媒量)のトルエン(30ml)中の 溶液をディーン−シュタルク装置を用いて7時間還流した。真空中で溶液から溶 媒を留去し、残留物にメタノール(MeOH)(10ml)を加えた。MeOH 溶液にNaBH4(0.21g)を0℃で加えた。室温で2時間攪拌後、真空中 で溶液から溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルと水との間に分配した。有機層 を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルク ロマトグラフィーで精製して、1−[1−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)エチルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシナフ タレン(0.73g)を得た。 MS(m/z): 425(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.60(3H,d,J=6.8Hz),1.60-2.08(6H, m),2.42-2.86(2H,m),3.80(1.5H,s),3.81(0.5H,q, J=6.8Hz),3.82(1.5H,s),3.90(0.5H,m),4.29(0.5H,q, J=6.8Hz),4.77(0.5H,m),6.73(1H,m),7.00-7.20(2H,m), 7.33-7.39(6H,m),7.57-7.68(4H,m)製造例85 1−[1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミノ]− 1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシナフタレン(0.33g)のCH2 Cl2(7ml)中の溶液に、1M BBr3−CH2Cl2溶液(1.5ml)を 0℃で加えた。同温度で3時間攪拌後、真空中で溶媒を留去した。残留物を酢酸 エチルと飽和NaHCO3との間に分配した。有機層を水と食塩水で洗浄した。 乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精 製して、1−[1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミ ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ヒドロキシナフタレン(0.23g )を得た。 MS(m/z): 411(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.57(3H,d,J=6.8Hz),1.84-2.20(4H, m),2.44-2.86(2H,m),3.89(0.5H,m),4.12(0.5H,q, J=6.8Hz),4.29(0.5H,q,J=6.8Hz),4.78(0.5H,m),6.62-6.72 (1H,m),6.97-7.14(2H,m),7.32-7.41(6H,m),7.58-7.68(4H, m)製造例86 5−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−オキソ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン(0.52g)、2−(4,5−ジフェニルオキサゾ ール−2−イル)エチルアミン(0.33g)とp−トルエンスルホン酸(触 媒量)のトルエン(30ml)中の溶液をディーン−シュタルク装置を用いて1 5時間還流した。真空中で溶液から溶媒を留去し、残留物にMeOH(10ml )を加えた。MeOH溶液にNaBH4(0.21g)を0℃で加えた。室温で 30分間攪拌後、真空中で溶液から溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルと水と の間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、 残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[2−(4,5−ジフ ェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒド ロ−5−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ)ナフタレン(0.25g)と 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミノ]−1 ,2,3,4−テトラヒドロ−5−ヒドロキシナフタレン(0.11g)を得た 。1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミノ]− 1,2,3,4−テトラヒドロ−5−(第三級ブチルジフェニルシリルオキシ) ナフタレン(0.25g)のTHF(2ml)中の溶液に、フッ化テトラ−n− ブチルアンモニウム(TBAF)の1M−THF溶液(2ml)を加えた。室温 で1時間攪拌後、反応混合物を酢酸エチルと飽和NaHCO3との間に分配した 。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリ カゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[2−(4,5−ジフェニルオキサ ゾール−2−イル)エチルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ヒド ロキシナフタレン(0.06g)を得た。 MS(m/z): 411(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.65-2.10(4H,m),2.38-2.85(2H,m), 3.12(2H,t,J=5.9Hz),3.22(2H,t,J=5.9Hz),6.60-6.79(1H, m),6.89-7.12(2H,m),7.20-7.42(6H,m),7.52-7.75(4H,m)製造例87 1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシ−1−ナフタレンアミン(0. 34g)、(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルブロミド(0 .50g)と炭酸カリウム(0.60g)のDMF(7ml)中の溶液を室温で 5時間攪拌した。混合物を酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を食塩水で 洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラ フィーで精製して、1−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチ ルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシナフタレン(0.5 0g)を得た。 MS(m/z): 411(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.64-2.12(4H,m),2.38-2.92(2H,m), 3.81(3H,s),3.94(1H,m),4.07(2H,s),6.73(1H,d, J=7.9Hz),7 .04(1H,d,J=7.9Hz),7.15(1H,dd,J=7.9, 7.9Hz),7.32-7.42(6H,m),7.58-7.69(4H,m)製造例88 下記の化合物を実施例30と同様にして得た。 1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メ チル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシナフタレン MS(m/z): 425(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.50-1.72(2H,m),1.96-2.18(2H,m), 2.42(3H,s),2.40-2.62(1H,m),2.72-2.92(1H,m),3.83(5H, s),4.06(1H,m),6.70(1H,d,J=8.1Hz),7.16(1H,dd,J=8.1, 8.1Hz),7.28-7.42(6H,m),7.54(1H,d,J=8.1Hz),7.60-7.67 (4H,m)製造例89 下記の化合物を実施例20と同様にして得た。 (1) 1−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシカルボ ニルメトキシナフタレン MS(m/z): 219(M+-OH) NMR(CDCl3,δ): 1.78-2.02(4H,m),2.60-2.72(1H,m), 2.79-2.91(1H,m),3.80(3H,s),4.65(2H,s),4.77(1H,m), 6.60-6.64(1H,m),7.09-7.20(2H,m) (2) 2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ−1H−インデン −1−オール MS(m/z): 219(M+-OH) IR(ヌジョール): 3290,3190,1720 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.30(3H,t,J=7.1Hz),1.72(1H,d, J=6.2Hz),1.87-2.04(1H,m),2.43-2.60(1H,m),2.75-2.90 (1H,m),3.03-3.18(1H,m),4.27(2H,q,J=7.1Hz),4.65(2H, s),5.25(1H,q,J=6.2Hz),6.65(1H,d,J=7.9Hz),7.08(1H, d,J=7.9Hz),7.20(1H,dd,J=7.9,7.9Hz)製造例90 NaH(60%油状物、28mg)、5−(4,5−ジフェニルオキサゾール −2−イル)ピロリジン−2−オン(0.15g)とヨウ化ナトリウム(触媒量 )のTHF(1ml)中の溶液に、3−メトキシベンジルクロライド(0.11 g)のTHF(2ml)中の溶液を加えた。室温で4日間攪拌後、反応混合物を 酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を 真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−( 3−メトキシベンジル)−5−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル) ピロリジン−2−オン(0.14g)を得た。 MS(m/z): 425(M++1) NMR(CDCl3,δ): 2.32-2.96(4H,m),3.65(3H,s),4.32 (1H,d,J=14.8Hz),4.70(1H,d,J=14.8Hz),4.78(1H,m), 6.68-6.82(3H,m),7.13(1H,t,J=7.8Hz),7.33-7.48(6H,m), 7.56-7.61(4H,m)製造例91 下記の化合物を製造例75と同様にして得た 1−(3−ヒドロキシベンジル)−5−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−2−オン MS(m/z): 411(M++1) NMR(CDCl3,δ): 2.18-2.98(4H,m),4.43(1H,d, J=14.7Hz),4.56(1H,d,J=14.7Hz),5.02(1H,m),6.64(1H,d, J=7.8Hz),6.73(1H,d,J=7.8Hz),6.84(1H,m),7.04(1H,t, J=7.8Hz),7.35-7.42(6H,m),7.57-7.59(4H,m) 製造例92 下記の化合物を製造例84と同様にして得た。 2−ベンジルアミノ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3 ,4−テトラヒドロナフタレン FABMS(m/z): 492(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.13(9H,s),1.50-1.80(1H,m), 2.08-2.32(1H,m),2.52-3.24(5H,m),3.94(2H,s),6.23(1H, d,J=7.5Hz),6.61(1H,d,J=7.5Hz),6.68(1H,dd,J=7.5, 7.5Hz),7.28-7.39(10H,m),7.66-7.74(5H,m)製造例93 2−ベンジルアミノ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3 ,4−テトラヒドロナフタレン(3.15g)、蟻酸アンモニウム(4.41g )とPd/C(0.15g)のエタノール(EtOH)(40ml)中の混合物 を3.5時間還流した。不溶物を濾去し、真空中で溶媒を留去した。残留物を酢 酸エチルと飽和NaHCO3との間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。乾 燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製 して、2−アミノ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン(1.18g)を得た。 FABMS(m/z): 402(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.10(9H,s),1.56-1.82(1H,m), 2.05-2.35(1H,m),2.52-2.39(5H,m),6.24(1H,d,J=6.4Hz), 6.59-6.73(2H,m),7.32-7.42(6H,m),7.67-7.74(4H,m)製造例94 2−アミノ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロナフタレン(0.96g)、(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)メチルブロミド(0.80g)と炭酸カリウム(0.41g)のDMF (14ml)中の溶液を室温で3.5時間攪拌した。この混合物を酢酸エチルと 水との間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去 して、粗製の2−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミ ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキ シナフタレンを得た。粗製の2−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)メチルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−第三級ブチルジフェ ニルシリルオキシナフタレンのTHF(5ml)中の溶液に、フッ化テトラブチ ルアンモニウムの1M THF(3ml)溶液を加えた。室温で1時間攪拌後、 この混合物を酢酸エチルと飽和NaHCO3との間に分配した。有機層を食塩水 で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグ ラフィーで精製して、2−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メ チルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ヒドロキシナフタレン(0 .66g)を得た。 MS(m/z): 397(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.54-1.84(2H,m),2.08-2.22(1H,m), 2.48-3.20(5H,m),4.13(2H,s),6.58(1H,d,J=7.8Hz),6.68 (1H,d,J=7.8Hz),6.99(1H,dd,J=7.8,7.8Hz),7.34-7.40(6H, m),7.55-7.66(4H,m)製造例95 1−アミノ−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.30g )、4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ブタ ン−1−オン(0.56g)とp−トルエンスルホン酸(触媒量)のトルエン( 50ml)中の溶液をディーン−シュタルク装置を用いて2日間還流した。真空 中で溶媒を留去し、残留物をメタノール(10ml)に溶解した。このメタノー ル溶液にNaBH4(0.20g)を0℃で加えた。同温度で1時間攪拌後、真 空中で溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルと飽和NaHCO3との間に分配した 。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリ カゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[[4−ヒドロキシ−1−(4,5 −ジフェニルオキサゾール−2−イル)ブチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ− 4−メトキシ−1H−インデン(0.27g)を得た。 MS(m/z): 455(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.60-3.20(10H,m),3.76(2.5H,s), 3.84(3.5H,s),4.02-4.52(2H,m),7.59-7.69(4H,m),6.69- 7.39(9H,m)製造例96 1−[[4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル )ブチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0. 27g)のCH2Cl2(5ml)中の溶液にSOCl2(1ml)を0℃で加え た。室温で17時間攪拌後、真空中で溶媒留去し、残留物をDMF(5ml)に 溶解した。この混合物にK2CO3(2.07g)を加えた。室温で1日間攪拌後 、この混合物を酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。 乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精 製して、1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン −1−イル]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.15g )を得た。 MS(m/z): 437(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.42-3.20(10H,m),3.74(2.5H,s), 3.81(3.5H,s),4.02-4.76(2H,m),6.58-7.72(13H,m)製造例97 下記の化合物を製造例95と同様にして得た。 1−[[6−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル )ヘキシル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン MS(m/z): 469(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.40-3.20(12H,m),3.82(3H,m), 4.15-4.94(2H,m),6.68-7.41(9H,m),7.57-7.69(4H,m)製造例98 下記の化合物を製造例96と同様にして得た。 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピペリジン−1− イル]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン MS(m/z): 451(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.58-3.02(12H,m),3.77(3H,s), 3.80(3H,s),4.07-4.44(2H,m),6.63-7.36(9H,m),7.36-7.70 (4H,m)製造例99 4−ヒドロキシ−1−[4,5−ビス(4−メチルフェニル)オキサゾール− 2−イル)ブタン−1−オン(0.78g)とトリエチルアミン(2ml)のD MSO(10ml)中の溶液に、ピリジンスルホン酸(1.16g)のDMSO (4ml)中の溶液を室温で加えた。同温度で20分間攪拌後、混合物を酢酸エ チルと水との間に分配した。有機層を1M−HCl、水と食塩水で洗浄した。乾 燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し て、1−[4,5−ビス(4−メチルフェニル)オキサゾール−2−イル)ブタ ン−1,4−ジオン(0.22g)を得た。 MS(m/z): 334(M++1) IR(ヌジョール): 1735,1690 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.38(3H,s),2.40(3H,s),2.97(2H, t,J=6.4Hz),3.47(2H,t,J=6.4Hz),7.17-7.26(4H,m),7.53- 7.59(4H,m),9.88(1H,s)製造例100 1,2,3,4−テトラヒドロ−5−第三級ブチルジフェニルシリルオキシ− 1−ナフタレンアミン(0.21g)、1−[4,5−ビス(4−メチルフェニ ル)オキサゾール−2−イル)ブタン−1,4−ジオン(0.12g)、NaB H3CN(84mg)とKOH(30mg)の酢酸(0.5ml)とメタノール (4ml)中の溶液。室温で3日間攪拌後、真空中で溶媒を留去した。残留物を 酢酸エチルと飽和NaHCO3との間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。 乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精 製して、1−[2−[4,5−ビス(4−メチルフェニル)オキサゾール−2− イル]ピロリジン−1−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−第三級ブ チルジフェニルシリルオキシナフタレン(0.24g)を得た。 FABMS(m/z): 702(M+-1) NMR(CDCl3,δ): 1.08(9H,s),1.58-3.04(12H,m), 2.34(3H,s),2.36(3H,s),6.18-7.80(21H,m)製造例101 下記の化合物を製造例70と同様にして得た。 1−[2−[4,5−ビス(4−メチルフェニル)オキサゾール−2−イル] ピロリジン−1−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ヒドロキシナフ タレン MS(m/z): 465(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.46-3.00(12H,m),2.36(6H,s), 3.86-4.70(2H,m),6.42-7.62(11H,m)製造例102 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ−2,3− ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.13g)の蟻酸(5ml)中の 溶液に、無水酢酸(1ml)を0℃で加えた。室温で5時間攪拌後、真空中で溶 媒を留去した。残留物を酢酸エチルと1N塩酸との間に分配した。有機層を水、 飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物 をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[N−ホルミル−N−[(4 ,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒド ロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.12g)を得た。 MS(m/z): 425(M++1) NMR(CDCl3,δ): 8.52(0.25H,s),8.43(0.75H,s), 7.60-7.40(4H,m),7.38-7.24(6H,m),7.18-6.95(1H,m), 6.78-6.55(2H,m),6.18(0.25H,m),5.28(0.75H,m),4.72 (0.75H,d,J=16.2Hz),4.51(0.75H,d,J=16.2Hz),4.12(0.5H, m),3.79(2.25H,s),3.72(0.75H,s),3.20-2.94(1H,m), 2.92-2.66(1H,m),2.62-2.38(1H,m),2.35-2.05(1H,m)製造例103 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ−2,3− ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.22g)とピリジン(0.2m l)のジクロロメタン(5ml)中の溶液に、塩化アセチル(0.15ml)を 0℃で加えた。この混合物を同温度で1.5時間攪拌し、酢酸エチルと1N塩酸 との間に分配した。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾燥し た溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、 1−[N−アセチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メ チル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.08 g)を得た。 MS(m/z): 439(M++1) IR(ヌジョール): 1640 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 7.65-7.45(4H,m),7.40-7.20(6H,m), 7.19-7.02(1H,m),6.82-6.60(2H,m),6.40(0.5H,t, J=7.5Hz),5.56(0.5H,t,J=7.5Hz),4.72(0.5H,d,J=8.1Hz), 4.42(1H,m),4.19(0.5H,d,J=8.1Hz),3.81(1.5H,s),3.78 (1.5H,s),2.37(1.5H,s),3.15-2.92(1H,m),2.90-2.64(1H, m),2.62-2.42(1H,m),2.40-2.10(1H,m),2.37(1.5H.s), 2.35(1.5H,s)製造例104 1−[N−アセチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル) メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.4 0g)のTHF(10ml)中の溶液に、ボラン−THF錯体のTHF(9ml )中の1M溶液を室温で加えた。反応混合物を8時間還流し、室温まで冷却した 。この反応混合物に、1N HCl水溶液(25ml)を加えた。室温で1時間 攪拌後、混合物を酢酸エチルと1N NaOH水溶液との間に分配した。有機層 を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去して、1−[N−エチル−N −[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチル]アミノ]−2,3 −ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.47g)を得た。 MS(m/z): 425(M++1) NMR(CDCl3,δ): 7.66-7.58(4H,m),7.39-7.08(8H,m), 6.70(1H,d,J=7.7Hz),4.67(1H,t,J=7.6Hz),3.81(3H,s), 3.18-2.80(2H,m),2.73(2H,q,J=7.2Hz),2.35-1.84(2H,m), 1.14(3H,t,J=7.2Hz)製造例105 4−メトキシ−1−インダノン(0.71g)とイソプロピルアミン(8ml )のジクロロメタン(10ml)中の溶液に、塩化チタン(IV)のジクロロメ タン中の1M溶液(11ml)を−60℃で15分間かけて加えた。反応混合物 を同温度で3時間攪拌した。メタノール(15ml)を反応混合物に加えた。室 温で2時間攪拌後、真空中で溶液から溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルと1 N NaOH水溶液との間に分配した。不溶物をゼオライトで濾去した。有機層 を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去して、1−イソプロピルアミ ノ−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン(0.89g)を得た。 MS(m/z): 206(M++1) NMR(CDCl3,δ): 7.18(1H,dd,J=7.8,7.8Hz),6.97 (1H,d,J=7.8Hz),6.71(1H,d,J=7.8Hz),4.30(1H,t, J=6.7Hz),3.83(3H,s),3.20-2.87(2H,m),2.80-2.60(1H,m), 2.50-2.35(1H,m),2.00-1.68(1H,m),1.13(3H,d,J=6.9Hz), 1.12(3H,d,J=6.9Hz)製造例106 下記の化合物を製造例17と同様にして得た。 1−[N−イソプロピル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−メトキシ−1H−インデン MS(m/z): 439(M++1) NMR(CDCl3,δ): 7.61-7.57(4H,m),7.50-7.20(6H,m), 7.18-7.05(2H,m),6.85-6.60(1H,m),4.67(1H,t,J=8.0Hz), 3.80(3H,s),3.83-3.78(2H,m),3.25-2.85(2H,m),2.80-2.60 (1H,m),2.28-2.00(2H,m),1.21(3H,d,J=6.6Hz),1.14(3H, d,J=6.6Hz)実施例19 1−[2−[4,5−ビス(4−メチルフェニル)オキサゾール−2−イル] ピロリジン−1−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ヒドロキシナフ タレン(0.13g)とブロモ酢酸エチル(0.10g)のDMF(5ml)中 の溶液に、K2CO3(0.13g)を加えた。室温で2日間攪拌後、混合物を酢 酸エチルと水との間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真 空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[2 −[4,5−ビス(4−メチルフェニル)オキサゾール−2−イル]ピロリジン −1−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−エトキシカルボニルメトキ シナフタレン(0.13g)を得た。 MS(m/z): 551(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.18-1.40(4H,m),1.52-2.98(18H, m),3.90-4.70(6H,m),6.34-7.60(11H,m)実施例20 1−(3−ヒドロキシベンジル)−5−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−2−オン(0.13g)、ブロモ酢酸エチル(0.21 g)、炭酸カリウム(99mg)とヨウ化カリウム(触媒量)のアセトニトリル (10ml)中の溶液を9時間還流した。反応混合物を酢酸エチルと食塩水との 間に分配した。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。 残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−(3−エトキシカルボ ニルメトキシベンジル)−5−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル) ピロリジン−2−オン(0.16g)を得た。 MS(m/z): 497(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.28(3H,t,J=7.1Hz),2.20-2.96(4H, m),4.23(2H,q,J=7.1Hz),4.38(1H,d,J=14.7Hz),4.43(2H, s),4.70(1H,d,J=14.7Hz),4.76(1H,m),6.70-6.87(3H,m), 7.15(1H,t,J=7.8Hz),7.33-7.56(6H,m),7.57-7.61(4H,m)実施例21 NaH(60%油状物、66mg)と1−[1−(4,5−ジフェニルオキサ ゾール−2−イル)エチルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ヒド ロキシナフタレン(0.55g)のDMF(10ml)中の溶液を室温で30分 間撹拌した。反応混合物にブロモ酢酸エチル(0.26g)を加えた。室温で7 時間攪拌後、溶液を酢酸エチルと飽和NaHCO3との間に分配した。有機層を 食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロ マトグラフィーで精製して、1−[1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)エチルアミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−エトキシカルボ ニルメトキシナフタレン(0.38g)を得た。 MS(m/z): 497(M++1) IR(薄層): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.29(3H,t,J=7.1Hz),1.60(3H,t, J=6.6Hz),1.70-1.85(3H,m),1.90-2.15(1H,m),2.44-2.98 (2H,m),3.89(1H,m),4.24-4.31(3H,m),4.60(2H,s),6.55- 6.60(1H,m),7.08-7.11(2H,m),7.32-7.40(6H,m),7.58-7.69 (4H,m)実施例22 1−(3−ヒドロキシベンゾイル)−2−(4,5−ジフェニル−2−オキサ ゾリル)ピペリジン(100mg)、ブロモ酢酸エチル(61mg)とK2CO3 (84mg)のアセトニトリル(1.0ml)中の混合物を室温で一夜攪拌し水 と酢酸エチルとの間に分配した。有機層を分離し、水と食塩水で洗浄し、MgS O4で乾燥後、真空中で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィ ーに付して、1−[3−(エトキシカルボニルメトキシ)ベンゾイル]−2−( 4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)ピペリジン(90mg)を無色油状物 として得た。実施例23 下記の化合物を実施例19−22と同様にして得た。 (1) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘキセン−1−イル]メチル]−4−メチルフェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 508(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.4-2.6(7H,m), 2.42(3H,s),3.1-3.3(2H,m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.58(2H, s),6.63(1H,d,J=8.0Hz),6.8-7.0(2H,m),7.03(1H,t, J=8Hz),7.2-7.8(11H,m) (2) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘキセン−1−イル]メチル]−6−メチルフェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 508(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.26(3H,t,J=7Hz),1.4-2.5(6H,m), 2.22(3H,s),2.41(1H,dd,J=10.0,12.4Hz),3.0-3.3(2H,m), 4.22(2H,q,J=7Hz),4.62(2H,s),6.7-7.2(4H,m),7.2-7.8 (11H,m) (3) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘキセン−1−イル]メチル]−2−メチルフェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 508(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.4-2.0(4H,m), 2.2-2.4(2H,m),2.48(3H,s),2.61(1H,dd,J=12.0,13.4Hz), 4.22(2H,q,J=7Hz),4.64(2H,s),6.58(1H,d,J=8.0Hz), 6.8-7.0(2H,m),7.03(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(11H,m) (4) [4−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘキセン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 494(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.6-2.0(4H,m), 2.1-2.3(2H,m),2.50(1H,dd,J=10,13.2Hz),3.0-3.3(2H, m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.58(2H,s),6.81(2H,d,J=8.0Hz), 6.83(1H,m),7.2-7.8(12H,m) (5) 2−[1−[3−(エトキシカルボニルメトキシ)ベンジル]−5−イ ミノ−2−ピロリジニル]−4,5−ジフェニルオキサゾール (+)APCI-MS(m/z): 496(M++1) IR(ヌジョール): 3400-3180,1740,1680 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.22(3H,t,J=7.1Hz),2.23-2.64(4H, m),4.22(2H,q,J=7.1Hz),4.55(2H,s),4.70-4.77(1H,m), 5.00(2H,s),5.87(1H,br s),6.48(1H,m),6.57-6.62(1H, m),6.78-6.84(1H,m),7.13-7.52(11H,m) (6) 2−(4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−1−[3−(エトキ シカルボニルメトキシ)ベンジル]ピペリジン FABMS(m/z): 496(M+) mp: 56.6-65.0℃ IR(薄層): 1750,1600,1265 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.27(3H,t,J=7.1Hz),1.41-2.17(7H, m),2.99-3.05(1H,m),3.20(1H,d,J=14.0Hz),3.61(1H,dd, J=10.7,2.9Hz),3.75(1H,d,J=14.0Hz),4.23(2H,q, J=7.1Hz),4.56(2H,s),6.71-6.76(1H,m),6.86-6.91(2H,m), 7.15-7.36(9H,m),7.60(2H,dd,J=7.9,1.4Hz) (7) 2−(4,5−ジフェニル−2−オキサゾリル)−3−[3−(エトキ シカルボニルメトキシ)ベンジル]−5−オキソテトラヒドロフラン (+)APCI-MS(m/z): 498(M++1) IR(薄層): 1780,1750,1600,1585,1200 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.28 および 1.29(3H,各 t,J=7.1Hz), 2.35-3.03(4H,m),3.28-3.49(1H,m),4.25(2H,q,J=7.1Hz), 4.53(2H,s),5.30 および 5.66(1H,各 d,それぞれ J=5.9 およ び 7.7Hz),6.69-6.85(3H,m),7.15-7.41(7H,m),7.53-7.66 (4H,m) (8) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミ ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシカルボニルメトキシナフタ レン MS(m/z): 483(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.65-2.08(4H,m),2.56-2.92(2H,m), 3.10(2H,t,J=5.9Hz),3.20(2H,t,J=5.9Hz),3.51(1H,m), 3.84-3.90(1H,m),3.79(3H,s),4.62(2H,s),6.50-6.60(1H, m),7.00-7.14(2H,m),7.22-7.40(6H,m),7.48-7.68(4H,m) (9) 2−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ] −1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシカルボニルメトキシナフタレン MS(m/z): 469(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.52-1.80(1H,m),2.04-2.21(1H,m), 2.58-2.81(2H,m),2.92-3.18(3H,m),3.79(3H,s),4.13(2H, s),4.63(2H,s),6.52(1H,d,J=7.8Hz),6.75(1H,d, J=7.8Hz),7.05(1H,dd,J=7.8,7.8Hz),7.33-7.40(6H,m), 7.56-7.66(4H,m)実施例24 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−8−(3−メトキシベ ンジル)−1−シクロオクテン(3.0g)のジクロロメタン(80ml)中の 溶液に、BBr3(17ml、ジクロロメタン中の1M溶液)を0℃で加えた。2 時間攪拌後、真空中で溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、混合物を 水と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を留去し、残留物をDMF(40ml)に 溶解し、K2CO3(3g)とブロモ酢酸エチル(1.2ml)を室温で加えた。 混合物を同温度で2時間攪拌し、酢酸エチルと水との間に分配した。有機層を水 と食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去し、残留物をシリカゲルクロ マトグラフィーで精製して、1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル )−8−(3−エトキシカルボニルメトキシベンジル)−1−シクロオクテン( 2.3g)を得た。 MS(m/z): 522(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.4-2.0(8H,m), 2.2-2.4(2H,m),3.0-3.5(3H,m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.49 (2H,s),6.66(1H,s),6.7-7.0(3H,m),7.15(1H,t,J=8Hz), 7.2-7.8(10H,m) 実施例25 下記の化合物を実施例17および24と同様にして得た。 (1) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピペリジン −1−イル]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ−1H−イ ンデン MS(m/z): 522(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.22-1.33(3H,m),1.42-3.08(12H, m),4.10-4.61(6H,m),6.48-7.45(9H,m),7.54-7.78(4H,m) (2) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン −1−イル]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ−1H−イ ンデン MS(m/z): 509(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.22-1.40(3H,m),1.60-3.20(10H, m),4.02-4.76(6H,m),6.40-7.78(13H,m) (3) 1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)メチル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシカルボニ ルメトキシナフタレン MS(m/z): 483(M++1) IR(薄層): 1730 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.56-1.78(2H,m),1.92-2.20(2H,m), 2.41(3H,s),3.05-4.43(2H,m),3.80(5H,s),4.00(1H,m), 4.63(2H,s),6.60(1H,m),7.15(1H,m),7.28-7.43(6H,m), 7.55-7.70(5H,m) (4) 1−[N−イソプロピル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメト キシ−1H−インデン MS(m/z): 511(M++1) NMR(CDCl3,δ): 7.75-7.50(4H,m),7.50-7.25(6H,m), 7.20-7.05(2H,m),6.60-6.45(1H,m),4.59(2H,s),4.75-4.55 (1H,m),4.24(2H,q,J=7.1Hz),3.80(2H,m),3.25-2.95(2H, m),2.90-2.60(1H,m),2.34-2.00(2H,m),1.29(3H,t, J=7.1Hz),1.21(3H,d,J=6.6Hz),1.15(3H,d,J=6.6Hz) (5) 1−[N−エチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ− 1H−インデン MS(m/z): 497(M++1) IR(薄層): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 7.70-7.58(4H,m),7.45-7.25(6H,m), 7.16-7.13(2H,m),6.57(1H,m),4.67(1H,m),4.61(2H,s), 4.24(2H,q,J=7.1Hz),3.85(2H,s),3.18-2.65(4H,m),2.35- 1.85(2H,m),1.29(3H,t,J=7.1Hz),1.14(3H,t,J=7.1Hz) (6) 1−[N−アセチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2− イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ −1H−インデン MS(m/z): 511(M++1) NMR(CDCl3,δ): 7.68-7.45(4H,m),7.42-7.24(6H,m), 7.20-7.00(1H,m),6.92-6.72(1H,m),6.60-6.45(1H,m),6.40 (0.5H,m),5.58(0.5H,m),4.80-4.40(2H,m),4.25(2H,q, J=7.1Hz),3.20-2.97(1H,m),2.95-2.70(1H,m),2.68-2.40 (1H,m),2.38-2.20(1H,m),2.36(1.5H,s),2.35(1.5H,s), 1.29(3H,s,J=7.1Hz) (7) 1−[N−ホルミル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2− イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ −1H−インデン MS(m/z): 497(M++1) NMR(CDCl3,δ): 8.52(0.25H,s),8.43(0.75H,s), 7.60-7.43(4H,m),7.42-7.22(6H,m),7.18-6.48(3.25H,m), 5.32(0.75H,m),4.80-4.20(6H,m),3.24-2.38(4H,m),1.29 (3H,t,J=7.1Hz) (8) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘキセン−1−イル]メチル]−4−フェニルフェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 570(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.2-2.0(4H, m),2.0-2.2(2H,m),2.78(1H,dd,J=12.0,14.6Hz),3.1-3.3 (2H,m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.58(2H,s),6.7-7.0(3H,m), 7.1-7.5(12H,m),7.6-7.8(4H,m) (9) [2−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2− シクロヘキセン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチル MS(m/z): 494(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),1.4-2.0(4H,m), 2.2-2.4(2H,m),2.7-3.4(3H,m),4.22(2H,q,J=7Hz),4.58 (2H,s),6.68(1H,d,J=8.0Hz),6.8-7.0(2H,m),7.11(1H,t, J=8Hz),7.2-7.8(11H,m) (10) 1−(3−エトキシカルボニルメトキシフェニルカルボニル)−2− (4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン MS(m/z): 497(M++1) IR(ニート): 1750,1640 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.2(2H,m),2.1-2.5(4H,m),3.5-4.4 (5H,m),4.6(2H,s),6.6-7.0(3H,m),7.1-7.8(11H,m) (11) 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−(3−エ トキシカルボニルメトキシベンジル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン MS(m/z): 506(M++1) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.22(3H,t,J=7Hz),1.2-2.0(6H,m), 2.80(1H,br s),3.61(1H,br s),3.79(1H,d,J=16.6Hz), 4.22(2H,q,J=7Hz),4.32(1H,d,J=16.6Hz),4.65(2H,s), 6.7-7.0(3H,m),7.22(1H,t,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m) (12) 1−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ ]−2,3−ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ−1H−インデン MS(m/z): 469(M++1) IR(薄層): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 7.75-7.50(4H,m),7.45-7.20(6H,m), 7.18-7.02(2H,m),6.65-6.58(1H,m),4.62(2H,s),4.45(1H, m),4.26(2H,q,J=7.1Hz),4.10(2H,s),3.22-3.00(1H,m), 2.95-2.72(1H,m),2.55-2.25(1H,m),2.12-1.86(1H,m),1.70 (1H,br),1.29(3H,t,J=7.1Hz)実施例26 下記の化合物を実施例1および2と同様にして得た。 (1) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピペリジン −1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒド ロナフタレン MS(m/z): 537(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.4-2.4(10H, m),2.5-3.1(2H,m),3.6-4.2(2H,m),4.49,4.58(2H,各 s), 6.43,6.53(1H,各 d,J=8.0Hz),7.03,7.20(1H,各 t,J=8Hz), 7.3-7.8(11H,m) (2) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)アゼチジン −1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒド ロナフタレン MS(m/z): 509(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.4-3.0(8H,m), 3.1-3.4(2H,m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.57(2H,s),4.4-4.7 (2H,m),6.40,6.59(1H,各 d,J=8.0Hz),6.8-7.1(2H,m), 7.3-7.7(10H,m) (3) 1−[4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−オキ ソアゼチジン−1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 523(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.6-2.2(4H,m), 2.6-2.8(2H,m),3.3-3.7(2H,m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.57 (2H,s),4.6-4.8(1H,m),5.0-5.3(1H,m),6.59(1H,d, J=8.0Hz),6.84(1H,d,J=8.0Hz),7.16(1H,t,J=8.0Hz),7.3- 7.7(10H,m) (4) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラヒド ロフラン−3−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−3,4−ジヒドロナ フタレン MS(m/z): 522(M+) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7Hz),2.0-3.0(6H,m), 3.7-4.2(3H,m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.44(2H,s),5.48(1H, d,J=8.0Hz),5.94(1H,m),6.68(1H,d,J=8Hz),7.0-7.7(12H, m) (5) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン −1−イル]−2−ヒドロキシ−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3 ,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 539(M+) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.5-2.4(6H,m), 2.4-2.7(1H,m),2.9-3.1(1H,m),3.4-3.7(3H,m),4.0-4.1 (1H,m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.4-4.5(1H,m),4.59(2H,s), 6.57(1H,d,J=8Hz),6.99(1H,d,J=8.0Hz),7.14(1H,t, J=8.0Hz),7.2-7.7(10H,m) (6) 2−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン −1−イル]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−テトラヒド ロナフタレン MS(m/z): 523(M+) IR(ニート): 1740 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.5-2.0(6H,m), 2.4-2.7(1H,m),2.8-3.3(6H,m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.40 (1H,m),4.56(2H,s),6.4-7.1(3H,m),7.2-7.7(10H,m) (7) 1−[3−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2− イル)プロピルアミノ]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4− テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 527(M+) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.28(3H,t,J=7Hz),1.4-2.5(6H,m), 2.5-3.0(2H,m),3.8-4.0(3H,m),4.0-4.3(1H,m),4.22(2H, q,J=7Hz),4.60(2H,s),6.58(1H,m),6.9-7.1(2H,m),7.3- 7.8(10H,m) (8) (1R)−1−[4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾ ール−2−イル)ブチルアミノ]−5−エトキシカルボニルメトキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロナフタレン MS(m/z): 541(M+) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.24(3H,t,J=7Hz),1.4-2.4(8H,m), 2.6-3.0(2H,m),3.5-3.7(2H,m),3.9(1H,m),4.0-4.2(1H, m),4.24(2H,q,J=7Hz),4.59(2H,s),6.57(1H,m),6.9-7.2 (2H,m),7.3-7.8(10H,m)実施例27 1−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシカルボニルメ トキシナフタレン(0.42g)とラベッセン(Lawesson)試薬(0.40g)の トルエン(4ml)中の溶液をN2雰囲気中1時間還流した。反応混合物をシリ カゲルクロマトグラフィーで精製して、1−メルカプト−1,2,3,4−テト ラヒドロ−5−メトキシカルボニルメトキシナフタレン(0.26g)を得た。 1−メルカプト−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシカルボニルメト キシナフタレン(0.26g)、(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル )メチルブロミド(0.32g)と炭酸カリウム(0.14g)のDMF(5m l)中の溶液を室温で6時間攪拌した。混合物を酢酸エチルと水との間に分配し た。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシ リカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[(4,5−ジフェニルオキサゾ ール−2−イル)メチルチオ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキシ カルボニルメトキシナフタレン(0.29g)を得た。 MS(m/z): 486(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.75-1.92(1H,m),2.00-2.22(3H,m), 2.45-2.72(1H,m),2.80-3.02(1H,m),3.79(3H,s),3.91(1H, s),3.94(1H,s),4.36(1H,m),4.60(2H,s),6.50-6.55(1H, m),7.04-7.06(2H,m),7.33-7.40(6H,m),7.59-7.68(4H,m)実施例28 下記の化合物を実施例27と同様にして得た。 1−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルチオ]−2,3 −ジヒドロ−4−エトキシカルボニルメトキシ−1H−インデン MS(m/z): 486(M++1) NMR(CDCl3,δ): 1.29(3H,t,J=7.1Hz),2.22-2.28(1H, m),2.55-2.65(1H,m),2.96-3.12(2H,m),3.90(1H,s),3.91 (1H,s),4.26(2H,s),4.60(2H,s),4.52-4.63(1H,m),6.55- 6.59(2H,m),7.09-7.13(2H,m),7.34-7.38(6H,m),7.57-7.67 (4H,m)実施例29 1−[1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミノ]− 1,2,3,4−テトラヒドロ−5−エトキシカルボニルメトキシナフタレン( 0.24g)、ヨードメタン(77mg)とK2CO3(82mg)のDMF(5 ml)中の溶液を室温で5時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと水との間に 分配した。有機層を食塩水で洗浄した。乾燥した溶媒を真空中で留去した。残留 物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1−[N−メチル−N−[1− (4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチル]アミノ]−1,2,3 ,4−テトラヒドロ−5−エトキシカルボニルメトキシナフタレン(0.12g )を得た。 MS(m/z): 511(M++1) IR(薄層): 1730 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.29(3H,t,J=7.1Hz),1.63(3H,d, J=7.1Hz),1.58-1.88(3H,m),1.95-2.18(1H,m),2.26(3H,m), 2.46-2.68(1H,m),2.80-3.00(1H,m),4.12(2H,q,J=7.1Hz), 4.26(3H,q,J=7.1Hz),4.60(2H,s),6.56(1H,d,J=7.9Hz), 7.11(1H,dd,J=7.9,7.9Hz),7.26-7.50(7H,m),7.59-7.68 (4H,m)実施例30 (2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン( 400mg)と3−ブロモメチル−1−エトキシカルボニルメトキシベンゼン( 0.76g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中の溶液に、K2C O3(1g)を室温で加えた。この混合物を同温度で2時間攪拌し、酢酸エチル と水との間に分配した。有機層を水、飽和NaHCO3と食塩水で洗浄した。乾 燥した溶媒を真空中で留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製 して、(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1−( 3−エトキシカルボニルメトキシベンジル)ピロリジン(0.27g)を得た。 MS(m/z): 483(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7.0Hz),1.8-2.5(5H, m),3.14(1H,m),3.60(1H,d,J=14Hz),3.84(1H,m),3.85 (1H,d,J=14Hz),4.23(2H,q,J=7.0Hz),4.48(2H,s),6.71 (1H,d,J=8Hz),6.8-7.0(2H,m),7.16(1H,t,J=8.0Hz),7.3- 7.8(16H,m)実施例31 下記の化合物を実施例30と同様にして得た。 (2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1−(3− エトキシカルボニルメトキシベンジル)ピロリジン MS(m/z): 483(M++1) IR(ニート): 1750 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.25(3H,t,J=7.0Hz),1.8-2.5(5H, m),3.14(1H,m),3.60(1H,d,J=14Hz),3.84(1H,m),3.85 (1H,d,J=14Hz),4.23(2H,q,J=7.0Hz),4.48(2H,s), 6.71(1H,d,J=8Hz),6.8-7.0(2H,m),7.16(1H,t,J=8.0Hz), 7.3-7.8(16H,m)実施例32 下記の化合物を製造例28および29と同様にして得た。 1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−6−[3−(2−エト キシカルボニルエチル)ベンジル]−1−シクロヘキセン MS(m/z): 492(M++1) IR(ニート): 1730 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 1.22(3H,t,J=7Hz),1.4-2.0(4H,m), 2.2-2.8(5H,m),2.95(2H,t,J=8Hz),3.0-3.4(2H,m),4.15 (2H,q,J=8Hz),6.8-7.1(2H,m),7.1-7.8(13H,m)実施例33 (2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1−(3− エトキシカルボニルメトキシベンジルピロリジン(270mg)のエタノール( 10ml)中の溶液に、1N−NaOH溶液(0.56ml)を加えた。同温度 で12時間攪拌後、溶媒を真空中で除去し、[3−[[(2R)−2−(4, 5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]メチル]フェ ノキシ]酢酸ナトリウム(0.21g)を得た。 FABMS(m/z): 477(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.7-2.4(4H,m),2.5(1H,m),2.9 (1H,m),3.52(1H,d,J=12Hz),3.81(1H,d,J=12Hz),3.86 (1H,t,J=6.8Hz),4.03(2H,s),6.6-6.9(3H,m),7.08(1H,t, J=8Hz),7.3-7.8(10H,m)実施例34 下記の化合物を実施例7、8、18および33と同様にして得た。 (1) 1−[2−[4,5−ビス(4−メチルフェニル)オキサゾール−2− イル]ピロリジン−1−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−カルボキ シメトキシナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 567(M++Na),545(M++1) NMR(CD3OD,δ): 1.50-3.08(18H,m),3.80-4.38(4H, m),6.38-7.42(11H,m) (2) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピペリジン −1−イル]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ−1H−インデンの ナトリウム塩 FABMS(m/z): 539(M++Na),517(M++1) NMR(CD3OD,δ): 1.40-3.12(12H,m),4.02-4.42(4H, m),6.48-6.68(1H,m),6.92-7.18(2H,m),7.28-7.65(10H,m) (3) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジン −1−イル]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ−1H−インデンの ナトリウム塩 MS(m/z): 481(遊離化合物M++1) NMR(CD3OD,δ): 1.72-3.12(10H,m),4.04-4.40(4H, m),6.42-7.60(13H,m) (4) 2−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ] −1,2,3,4−テトラヒドロ−5−カルボキシメトキシナフタレンのナトリ ウム塩 FABMS(m/z): 499(M++Na),477(M++1) NMR(CD3OD,δ): 1.48-1.76(1H,m),2.06-2.32(1H,m), 2.52-2.80(2H,m),2.88-3.18(3H,m),4.12(2H,s),4.37(2H, s),6.52-6.68(2H,m),6.92-7.04(1H,m),7.30-7.42(6H,m), 7.53-7.62(4H,m) (5) 1−(3−カルボキシメトキシベンジル)−5−(4,5−ジフェニル オキサゾール−2−イル)ピロリジン−2−オンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 513(M++Na),491(M++1) NMR(CD3OD,δ): 2.27-2.86(4H,m),4.16(2H,s),4.46 (1H,d,J=14.8Hz),4.52(1H,d,J=14.8Hz),6.68-6.76(3H,m), 7.05(1H,m),7.31-7.51(10H,m) (6) 1−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルチオ]− 2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ−1H−インデンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 502(M++Na),480(M++1) NMR(CD3OD,δ): 2.06-2.38(1H,m),2.42-2.75(1H,m), 2.84-3.20(2H,m),3.94(1H,s),3.95(1H,s),4.34(2H,s), 4.50(1H,m),6.61(1H,d,J=8.0Hz),6.90(1H,d,J=8.0Hz), 7.03(1H,d,J=8.0,8.0Hz),7.35-7.40(6H,m),7.50-7.57(4H, m) (7) 1−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルチオ]− 1,2,3,4−テトラヒドロ−5−カルボキシメトキシナフタレンのナトリウ ム塩 FABMS(m/z): 516(M++Na),494(M++1) NMR(DMSO-d6,δ): 1.05-2.20(4H,m),2.32-2.95(2H, m),4.06(4H,m),4.36(1H,m),6.51(1H,d,J=8.0Hz),6.79 (1H,,d,J=8.0Hz),6.91(1H,J=8.0Hz),7.35-7.65(10H,m) (8) 1−[N−メチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)メチル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−カルボキシメトキ シナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 513(M++Na),467(M++1) NMR(CD3OD,δ): 1.58-1.82(2H,m),2.00-2.18(2H,m), 2.48-2.74(1H,m),2.82-3.02(1H,m),2.42(3H,s),3.81(2H, m),3.99(1H,m),4.36(2H,s),6.64(1H,d,J=7.7Hz),7.02 (1H,d,J=7.7Hz),7.32-7.65(11H,m) (9) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルアミ ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−カルボキシメトキシナフタレンのナ トリウム塩 FABMS(m/z): 491(M++1) NMR(CD3OD,δ): 1.64-2.17(4H,m),2.56-2.98(2H,m), 3.19(2H,m),3.29(2H,m),3.98(1H,m),4.38(2H,s),6.66- 6.72(1H,m),6.88-7.12(2H,m),7.25-7.44(6H,m),7.46-7.63 (4H,m) (10) 1−[N−メチル−N−[1−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)エチル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−カルボキシ メトキシナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 527(M++Na),505(M++1) NMR(CD3OD,δ): 1.62(3H,d,J=7.0Hz),1.60-1.80(3H, m),1.95-2.08(1H,m),3.27(3H,s),2.44-2.68(1H,m),2.80- 3.00(1H,m),4.11(1H,m),4.28(1H,m),4.36(2H,s),6.61 (1H,d,J=7.7Hz),7.02(1H,dd,J=7.7,7.7Hz),7.28(1H,d, J=7.7Hz),7.36-7.44(6H,m),7.53-7.60(4H,m) (11) 1−[1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)エチルア ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−カルボキシメトキシナフタレンの ナトリウム塩 FABMS(m/z): 513(M++Na),491(M++1) NMR(DMSO-d6,δ): 1.56(3H,d,J=6.8Hz),1.64-2.18 (4H,m),2.55-3.00(2H,m),3.86(1H,m),4.28(1H,q, J=6.8Hz),4.34(2H,s),6.63(1H,d,J=7.8Hz),6.91(1H,d, J=7.8Hz),7.02(1H,dd,J=7.8,7.8Hz),7.35-7.43(6H,m), 7.53-7.59(4H,m) (12) 1−[N−イソプロピル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール −2−イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ− 1H−インデンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 527(M++Na) NMR(CD3OD,δ): 7.55-7.28(10H,m),7.05-6.95(2H, m),6.68-6.50(1H,m),4.72(1H,t,J=8.0Hz),4.33(2H,s), 3.82(2H,s),3.40-2.60(3H,m),2.30-2.00(2H,m),1.23(3H, d,J=6.8Hz),1.20(3H,d,J=6.8Hz) (13) 1−[N−エチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2− イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ−1H− インデンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 513(M++Na) NMR(CD3OD,δ): 7.60-7.44(4H,m),7.42-7.32(6H,m), 7.12-6.99(2H,m),6.66-6.62(1H,m),4.66(1H,t,J=7.4Hz), 4.36(2H,s),3.85(2H,dd,J=3.6,3.6Hz),3.18-2.99(1H,m), 2.98-2.70(3H,m),2.35-1.90(2H,m),1.16(3H,t,J=7.2Hz) (14) 1−[N−アセチル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ−1H −インデンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 527(M++Na) NMR(CD3OD,δ): 7.60-7.24(10H,m),7.15-6.55(3H, m),6.35-6.20(0.25H,m),5.78-5.65(0.75H,m),4.56-4.34 (4H,m),3.32-3.08(1H,m),3.04-2.80(1H,m),2.75-2.04(2H, m),2.38(3H,s) (15) 1−[N−ホルミル−N−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)メチル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ−1H −インデン MS(m/z): 469(M++1),411(M++1-CH2COO) NMR(CDCl3,δ): 8.53(0.3H,s),8.45(0.7H,s),7.60- 7.50(10H,m),7.12-6.44(3H,m),6.20(0.3H,m),5.31(0.7H, m),4.61(2H,d,J=18.3Hz),4.51(2H,d,J=20.6Hz),3.42-3.06 (1H,m),3.02-2.78(1H,m),2.68-2.40(1H,m),2.32-2.02(1H, m) (16) 1−[(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)メチルアミノ ]−2,3−ジヒドロ−4−カルボキシメトキシ−1H−インデンのナトリウム 塩 FABMS(m/z): 485(M++Na) NMR(CD3OD,δ): 7.60-7.53(4H,m),7.46-7.31(6H,m), 7.11(1H,dd,J=7.6,7.6Hz),7.01(1H,d,J=7.6Hz),6.68(1H, d,J=7.6Hz),4.38(2H,s),4.38(1H,t,J=6.3Hz),4.03(1H, s),3.19-2.79(2H,m),2.47-2.35(1H,m),2.05-1.87(1H,m) (17) 1−[3−(カルボキシメトキシ)ベンゾイル]−2−(4,5−ジ フェニル−2−オキサゾリル)ピペリジンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 505(M++1) mp: 205.4-211.3℃ IR(ヌジョール): 1610,1580 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.0(6H,m),3.35(1H,m),2.7- 3.75(1H,m),4.14(2H,s),4.4および6.01(1H,各 m),6.87- 6.94(3H,m),7.27-7.64(11H,m) (18) 3−[3−(カルボキシメトキシ)ベンジル]−2−(4,5−ジフ ェニル−2−オキサゾリル)−5−オキソテトラヒドロフラン (+)APCI-MS(m/z): 470(M++1) mp: 65.2-72.2℃ IR(薄層): 1775,1730,1580,1200 cm-1 NMR(CDCl3,δ): 2.35-3.02(4H,m),3.24-3.47(1H,m), 4.56および4.58(2H,各 s),5.33および5.69(1H,各 d, それぞれ J=6.1 および 7.7Hz),6.65-6.86(3H,m),7.16-7.41 (7H,m),7.52-7.64(4H,m) (19) 1−[3−(カルボキシメトキシ)ベンジル]−2−(4,5−ジフ ェニル−2−オキサゾリル)ピペリジンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 490(M+) mp: >250℃ IR(薄層): 1625,1600,1260 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-2.1(7H,m),2.85-2.92(1H,m), 3.01(1H,d,J=13.5Hz),3.23-3.6(2H,m),4.08(2H,s),6.62- 6.67(1H,m),6.77-6.82(1H,m),6.87(1H,m),7.10(1H,t, J=7.7Hz),7.19-7.34(6H,m),7.45-7.50(4H,m) (20) 2−[1−[3−(カルボキシメトキシ)ベンジル]−5−イミノ− 2−ピロリジニル]−4,5−ジフェニルオキサゾールのナトリウム塩 FABMS(m/z): 490(M++1) mp: 239.9-241.7℃ IR(ヌジョール): 3200,1680,1605 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 2.1-2.5(4H,m),4.00(2H,s),4.69 (1H,m),4.93(1H,d,J=17.2Hz),5.08(1H,d,J=17.2Hz),6.40 (2H,m),6.69(1H,m),7.14-7.44(11H,m),8.09(1H,s) (21) (1R)−1−[4−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサ ゾール−2−イル)ブチルアミノ]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 535(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.3(8H,m),2.3-2.8(2H,m), 3.3-3.5(2H,m),3.7(1H,m),3.9-4.1(1H,m),4.08(2H,s), 6.53(1H,d,J=8.0Hz),6.8-7.0(2H,m),7.2-7.6(10H,m) (22) 1−[3−ヒドロキシ−1−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2 −イル)プロピルアミノ]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラ ヒドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 521(M++1) IR(ヌジョール): 3400,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.5-2.2(6H,m),2.4-2.8(2H,m), 3.3-3.8(4H,m),4.09(2H,s),4.0-4.2(1H,m),6.54(1H,d, J=8.0Hz),6.8-7.1(2H,m),7.2-7.6(10H,m) (23) [3−[[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2− イル)ピロリジン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 477(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.7-2.4(4H,m),2.5(1H,m),2.9 (1H,m),3.52(1H,d,J=12Hz),3.81(1H,d,J=12Hz),3.86 (1H,t,J=6.8Hz),4.03(2H,s),6.6-6.9(3H,m),7.08(1H,t, J=8Hz),7.3-7.8(10H,m) (24) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロオクテン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 516(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.0-2.1(8H,m),2.3-2.5(2H,m), 2.9(1H,m),3.3-3.6(2H,m),3.98(2H,s),6.6-6.8(3H,m), 6.74(1H,t,J=8Hz),7.00(1H,t,J=8.0Hz),7.2-7.8(10H,m) (25) 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−(3−カ ルボキシメトキシベンジル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンのナトリ ウム塩 FABMS(m/z): 500(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.0-1.8(6H,m),2.83(1H,br s), 3.48(1H,br s),3.78(1H,d,J=14Hz),4.01(2H,s),4.18 (1H,d,J=14Hz),6.6-6.8(3H,m),7.13(1H,t,J=8.0Hz),7.3- 7.8(10H,m) (26) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロ リジン−1−イル]カルボニル]フェノキシ]酢酸ナトリウム IR(ニート): 1580-1620 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.8-2.4(4H,m),3.5-3.8(2H,m), 4.9-4.2(2H,m),5.0-5.3(1H,m),6.6-7.0(3H,m),7.1-7.8 (11H,m) (27) [2−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロヘキセン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 488(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-2.2(4H,m),2.0-2.4(2H,m), 2.6-3.2(3H,m),4.16(2H,s),6.6-6.8(3H,m),6.10(1H,t, J=8Hz),7.19(1H,d,J=8.0Hz),7.3-7.8(10H,m) (28) [4−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロヘキセン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 488(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.0(4H,m),2.0-2.4(2H,m), 2.8-3.2(3H,m),4.05(2H,s),6.75(2H,d,J=8.0Hz),6.88 (1H,m),7.13(2H,d,J=8.0Hz),7.3-7.8(10H,m) (29) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロヘキセン−1−イル]メチル]−4−メチルフェノキシ]酢酸ナトリウ ム FABMS(m/z): 502(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-2.4(4H,m),2.30(3H,s),2.8- 3.2(2H,m),4.12(2H,s),6.6-6.9(3H,m),6.99(1H,d, J=8Hz),7.3-7.8(10H,m) (30) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロヘキセン−1−イル]メチル]−6−メチルフェノキシ]酢酸ナトリウ ム FABMS(m/z): 502(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-2.4(4H,m),2.12(3H,s),4.17 (2H,s),6.6-7.0(3H,m),6.98(1H,d,J=8Hz),7.3-7.8(10H, m) (31) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロヘキセン−1−イル]メチル−2−メチルフェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 502(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-2.0(4H,m),2.37(3H,s),4.15 (2H,s),6.60(1H,d,J=8.0Hz),6.71(1H,d,J=8.0Hz),6.8- 7.0(2H,m),7.2-7.8(10H,m) (32) 3−[3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル) −2−シクロヘキセン−1−イル]メチル]フェニル]プロピオン酸ナトリウム IR(ニート): 1580 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.0(4H,m),2.0-2.9(7H,m), 3.0-3.2(2H,m),6.80(1H,br s),6.9-7.2(3H,m),7.3-7.8 (10H,m) (33) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロヘキセン−1−イル]メチル]−4−フェニルフェノキシ]酢酸ナトリ ウム FABMS(m/z): 564(M++1) IR(ニート): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-2.0(4H,m),2.0-2.4(2H,m), 2.5-3.2(3H,m),4.17(2H,s),6.6-7.0(3H,m),7.0-7.8(16H, m) (34) 2−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジ ン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 516(M+) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.5-3.2(13H,m),4.08(2H,s), 4.33(1H,m),6.3-6.6(2H,m),6.7-7.0(1H,m),7.2-7.6(10H, m) (35) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピロリジ ン−1−イル]−2−ヒドロキシ−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4− テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 533(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.5-2.4(5H,m),2.8-3.0(3H,m), 3.8-3.9(1H,m),3.9-4.2(3H,m),4.8-5.0(2H,m),6.49(1H, d,J=8Hz),6.98(1H,d,J=8Hz),7.22(1H,d,J=8Hz),7.3-7.6 (10H,m) (36) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラヒ ドロフラン−3−イル]−5−カルボキシメトキシ−3,4−ジヒドロナフタレ ンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 516(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.7-2.4(3H,m),2.7-2.9(1H,m), 4.09(2H,s),4.37(1H,m),5.38(1H,d,J=8.0Hz),5.92(1H, m),6.6-6.8(1H,m),7.0-7.8(12H,m) (37) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)テトラヒ ドロフラン−3−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒ ドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 518(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.2(5H,m),2.7-2.9(2H,m), 3.8-4.0(2H,m),4.12(2H,s),4.0-4.2(1H,m),5.25(1H,d, J=6.8Hz),6.5-6.8(2H,m),6.93(1H,t,J=8Hz),7.3-7.8(10H, m) (38) 1−[4−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2−オ キソアゼチジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テト ラヒドロナフタレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 517(M++1) IR(ヌジョール): 1740,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.2(4H,m),2.3-2.8(2H,m), 3.2-3.5(2H,m),3.8-4.1(2H,m),4.6-5.0(2H,m),6.60(1H, d,J=8.0Hz),6.80(1H,d,J=8.0Hz),7.08(1H,t,J=8.0Hz) 7.2-7.6(10H,m) (39) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)アゼチジ ン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 503(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-2.9(8H,m),3.9-4.0(1H,m), 4.10(2H,s),4.3-4.7(1H,m),6.58(1H,d,J=8.0Hz),6.68 (1H,d,J=8.0Hz),6.95(1H,t,J=8Hz),7.2-7.6(10H,m) (40) 1−[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)ピペリジ ン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ タレンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 531(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.4-3.1(12H,m),3.8-4.0(1H,m), 4.00,4.10(2H,各 s),4.1-4.3(1H,m),6.43,6.51(1H,各 d, J=8.0Hz),6.90,7.02(1H,各 t,J=8.0Hz),7.15,7.26(1H,各 d,J=8Hz),7.2-7.8(10H,m) (41) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−1 −シクロペンテン−1−イル]カルボニル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 488(M++1) IR(ヌジョール): 1660,1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 2.0-2.3(2H,m),2.8-3.2(4H,m), 4.15(2H,s),6.9-7.2(4H,m),7.2-7.5(10H,m) (42) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−2 −シクロペンテン−1−イル]カルボニル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 488(M++1) NMR(DMSO-d6,δ): 1.9-2.1(2H,m),2.6-2.8(2H,m), 4.17(2H,s),6.8-7.2(4H,m),7.2-7.6(10H,m) (43) 2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)−3−(3−カ ルボキシメトキシベンジル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタンのナトリウム塩 FABMS(m/z): 502(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-3.0(11H,m),4.02(2H,s), 6.3-6.8(3H,m),6.95(1H,t,J=8.0Hz),7.3-7.8(10H,m) (44) [3−[[2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イル)シク ロオクタン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム FABMS(m/z): 518(M++1) IR(ヌジョール): 1600 cm-1 NMR(DMSO-d6,δ): 1.2-3.0(15H,m),4.05,4.10(2H, 各 s),6.4-7.1(4H,m),7.2-7.8(10H,m)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 413/04 207 C07D 413/04 207 333 333 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,CA ,CN,HU,JP,KR,MX,US

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  1. 【特許請求の範囲】 1.式 [式中、R1はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、 R2は適当な置換基を有していてもよいアリール、 R3は適当な置換基を有していてもよいアリール、 R4は水素、低級アルキル、ヒドロキシまたはアリール、 A1は低級アルキレン、 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロヘプタン、ビ シクロヘプテン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、アゼチジン、 ピロリジンまたはピペリジンを示し、その各々は適当な置換基を有していてもよ い。)、または (式中、R5は水素、低級アルキルまたはアシルを 示す。)、 A6は適当な置換基を有していてもよい低級アルキレンを示す。 ]、 nは0または1、 をそれぞれ意味する。]で表される化合物および医薬として許容されるその塩。 2.R2がフェニルまたは低級アルキルフェニル、 R3がフェニルまたは低級アルキルフェニル、 R4が水素、低級アルキル、ヒドロキシまたはフェニル、 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロヘプタン、ビ シクロヘプテン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、アゼチジン、 ピロリジンまたはピペリジンを示し、その各々はイミノ、オキソ、アシルおよび イミノ保護基からなる群より選ばれる1ないし3個の適当な置換基を有していて もよい。)、または (式中、R5は水素、低級アルキルまたはアシルを 示す。)、 A6は、低級アルキルおよびヒドロキシ(低級)アルキルからな る群より選ばれる1ないし3個の適当な置換基を有していてもよい低級アルキレ ンを示す。]、 である請求項1に記載の化合物。 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロ[2.2.1 ]ヘプタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプテン、テトラヒドロフラン、テトラヒ ドロチオフェン、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンを示し、その各々は イミノ、オキソ、低級アルカノイルおよびモノ(またはジまたはトリ)フェニル (低級)アルキルからなる群より選ばれる1または2個の適当な置換基を有して いてもよい。)、または (式中、R5は水素、低級アルキルまたは低級ア ルカノイル)、 A6は、低級アルキルおよびヒドロキシ(低級)アルキルからな る群より選ばれる1個の適当な置換基を有していてもよい低級アルキレンを示す 。]、 である請求項2に記載の化合物。 4.R1がカルボキシまたはエステル化されたカルボキシ、 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロ[2.2.1 ]ヘプタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、テトラヒドロフラン、 テトラヒドロチオフェン、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンを示し、そ の各々はイミノ、オキソ、低級アルカノイルおよびフェニル(低級)アルキルか らなる群より選 ばれる1または2個の適当な置換基を有していてもよい。)、または (式中、R5は水素、低級アルキルまたは低級ア ルカノイル)、 A6は、低級アルキルおよびヒドロキシ(低級)アルキルからな る群より選ばれる1個の適当な置換基を有していてもよい低級アルキレンを示す 。]、 である請求項3に記載の化合物。 5.R1がカルボキシまたは低級アルコキシカルボニル、 R2がフェニルまたはC1−C4アルキルフェニル、 R3がフェニルまたはC1−C4アルキルフェニル、 R4が水素、C1−C4アルキル、ヒドロキシまたはフェニル、 A1がC1−C4アルキレン、 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロ[2.2.1 ]ヘプタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、テトラヒドロフラン、 テトラヒドロチオフェン、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンを示し、そ の各々はイミノ、オキソ、C1−C4アルカノイルおよびフェニル(C1−C4)ア ルキルからなる群より選ばれる1または2個の適当な置換基を有していてもよい 。)、または (式中、R5は水素、C1−C4アルキルまたはC1 −C4アルカノイル)、 A6は、C1−C4アルキルおよびヒドロキシ(C1−C4)アルキ ルからなる群より選ばれる1個の適当な置換基を有していてもよいC1−C4アル キレンを示す。]、 である請求項4に記載の化合物。 6.式 [式中、R1はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、 R2はフェニルまたは低級アルキルフェニル、 R3はフェニルまたは低級アルキルフェニル、 A1は低級アルキレン、 をそれぞれ意味する。]で表される化合物または医薬として許容されるその塩で ある請求項1に記載の化合物。 7.(1) (1R)−1−[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾ ール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩および (2) (1S)−1−[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]−5−カルボキシメトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンのナトリウム塩 からなる群より選ばれる請求項6に記載の化合物。 8.式 [式中、R1はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、 R2はフェニルまたは低級アルキルフェニル、 R3はフェニルまたは低級アルキルフェニル、 A1は低級アルキレン、 をそれぞれ意味する。]で表される化合物または医薬として許容されるその塩で ある請求項1に記載の化合物。 9.(1) [3−[[(2R)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール− 2−イル)ピロリジン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウムおよび (2) [3−[[(2S)−2−(4,5−ジフェニルオキサゾール−2−イ ル)ピロリジン−1−イル]メチル]フェノキシ]酢酸ナトリウム からなる群より選ばれる請求項8に記載の化合物。 10.式 [式中、R1はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、 R2は適当な置換基を有していてもよいアリール、 R3は適当な置換基を有していてもよいアリール、 R4は水素、低級アルキル、ヒドロキシまたはアリール、 A1は低級アルキレン、 アルケン、シクロ(C7−C8)アルカン、ビシクロヘプタン、ビ シクロヘプテン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、アゼチジン、 ピロリジンまたはピペリジンを示し、その各々は適当な置換基を有していてもよ い。)、または (式中、R5は水素、低級アルキルまたはアシル を示す。)、 A6は適当な置換基を有していてもよい低級アルキレンを示す。 ]、 nは0または1、 をそれぞれ意味する。]で表される化合物またはその塩の製造法であって、 (1)式 である。) で表される化合物またはその塩を、式 Y1−A1−R1 (式中、R1およびA1はそれぞれ前記定義の通りであり、 Y1は酸残基を意味する。) で表される化合物またはその塩と反応させて、式 記定義の通りである。) で表される化合物またはその塩を得るか、または (2)式 定義の通りであり、 を意味する。) で表される化合物またはその塩を、カルボキシ保護基の脱離反応に付して、式 定義の通りである。) で表される化合物またはその塩を得るか、または (3)式 れ前記定義の通りである。) で表される化合物またはその塩を酸化反応に付して、式 れ前記定義の通りである。) で表される化合物またはその塩を得るか、または (4)式 れ前記定義の通りであり、 R6はイミノ保護基、 を意味する。) で表される化合物またはその塩を、イミノ保護基の脱離反応に付して、式 れ前記定義の通りである。) で表される化合物またはその塩を得るか、または (5)式 れ前記定義の通りであり、 を意味する。) で表される化合物またはその塩を、還元反応に付して、式 れ前記定義の通りであり、 を意味する。) で表される化合物またはその塩を得るか、または (6)式 通りであり、 Y2はハロゲン、 を意味する。) で表される化合物またはその塩を、式 (式中、R2およびR3はそれぞれ前記定義の通りである。) で表される化合物またはその塩と反応させて、式 れ前記定義の通りである。) で表される化合物またはその塩を得ることを特徴とする前記製造法。 11.医薬として許容される担体とともに請求項1に記載の化合物または医薬と して許容されるその塩を有効成分として含有する医薬組成物。 12.請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩の、プロスタ グランジンI2アゴニストとしての用途。 13.請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩をヒトまたは 動物に投与することからなる動脈閉塞症、経皮経管冠動脈形成後の再狭窄、動脈 硬化、脳血管障害または虚血性心疾患の治療または予防方法。 14.請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩を、医薬とし て許容される担体と混合することからなる医薬組成物の製造方法。
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