JPH11508000A - 抄紙機において紙ウエブをロールの領域で安定化するための装置と方法 - Google Patents

抄紙機において紙ウエブをロールの領域で安定化するための装置と方法

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JPH11508000A
JPH11508000A JP9535803A JP53580397A JPH11508000A JP H11508000 A JPH11508000 A JP H11508000A JP 9535803 A JP9535803 A JP 9535803A JP 53580397 A JP53580397 A JP 53580397A JP H11508000 A JPH11508000 A JP H11508000A
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roll
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paper
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JP9535803A
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メッシェンモーザー アンドレアス
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フォイト ズルツァー パピーアマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G9/00Other accessories for paper-making machines
    • D21G9/0063Devices for threading a web tail through a paper-making machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
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Abstract

(57)【要約】 抄紙機においてロールの領域で安定化するための装置と方法が記載されており、紙ウエブが、ベルト(20)上を案内され、かつロール(12)の前方まで延びたボックス(11)によって負圧を介して安定化され、この負圧によって紙ウエブ(18)をベルト(20)へ吸着される。ボックス(11)内部では負圧ゾーンにウエブ走行方向で見て圧力ゾーンが続いており、この圧力ゾーンによって紙ウエブのロール(12)への引渡しが支援される。別の構成では、ファンを省略することができ、その代わりに高速で走行するベルトによって連行された空気流(30)が空気変向面(48)を介して変向され、かつ吸引スリットを介してボックス内に負圧を形成するために利用される。

Description

【発明の詳細な説明】 抄紙機において紙ウエブをロールの領域で 安定化するための装置と方法 本発明は、抄紙機において、ベルト上をロールまで案内される紙ウエブをこの ロールの領域で安定化するための装置であって、ロールの上流に配置されていて 、しかも紙ウエブ側とは反対のベルト側にベルトに沿って延びたボックスを備え ており、ボックスの内室がベルト側で開いており、かつ内室内に紙ウエブをベル トヘ吸着するために負圧が形成されるようになった形式のものに関する。 さらに本発明は、抄紙機において、ベルト上をロールまで案内される紙ウエブ をこのロールの領域で安定化するための方法であって、ベルトに沿って負圧を形 成し、この負圧によって紙ウエブをベルトへ吸着する形式の方法に関する。 上記のような紙ウエブの安定化のための装置および上記のような方法は基本的 には公知である(独国特許第4402105号、同第3504820号明細書) 。 高いウエブ走行速度では、特に坪量の小さな紙を製造する場合、紙ウエブがベ ルトからロールへ引き渡される際にふくれ形成の危険がある。すなわちベルト( これは例えばプレスフェルトであってよい)とロールとの間のニップ内では、高 速で移動する紙ウエブによって否応なく連行される空気流が紙ウエブとベルトと の間で圧搾され、これによって側方へ逃げることになる。付加的な対抗手段を講 じない場合、このことがニップ(ベルトとロールとの間の接触箇所)内への走入 前で紙ウエブとベルトとの間においてふくれの形成をもたらす。ふくれ内に取込 まれた空気は紙ウエブの側縁から逃げようとする。このようなふくれ形成は不都 合であることは理解される、それというのもふくれは操業障害及び紙質の劣悪化 に導くからである。 上記の独国特許第3504820号明細書によれば、ロールへの紙ウエブの引 渡し前に負圧が形成され、負圧によって紙ウエブはベルトへ吸着され、その結果 ふくれ形成は抑えられる。さらに上記の独国特許第4402105号明細書から 、プレス間隙内へ走入する前にフェルト走行路の第1の領域にわたってプレスフ ェルトを負圧に曝し、かつ後続の領域内で蒸気を負荷してプレスフェルトから脱 水し、こうして乾燥含量を高めることが知られている。さらに形成された負圧は この場合ふくれ形成に対抗する働きをする。 しかし公知の装置及び方法は比較的面倒であり、かつ抄紙機の種々の領域、す なわち例えば一方のプレス部及び他方の乾燥部内で問題なしには使用可能ではな い。 本発明の課題は、高速で走行する坪量の小さな紙ウエブにおいてもふくれの形 成が確実に回避され、かつ抄紙機内の種々の領域内で確実なウエブ案内がコスト 上有利な形式で保証され得る、ロールの領域において紙ウエブを安定化するため の装置と方法とを見出すことである。 この課題は、冒頭に記載された形式の装置において、紙ウエブ側とは反対のボ ックス側に空気変向面が設けられていて、ベルトによって連行された空気がこの 空気変向面を介して外側へ向けて変向せしめられるようになっており、かつ空気 変向面が吸引スリットを介してボックスの内室と接続していることによって解決 される。 本発明の課題はこのようにして完全に解決される。 本発明によれば紙ウエブないしはベルトによって連行された空気流自体がボッ クス内に負圧を形成するために利用される。そのためには本発明によれば空気変 向面が連行空気の変向に利用され、吸引スリットを介してボックス内に負圧を形 成する。したがって本発明によればファンが不要なので、ふくれの回避に必要な ボックス内の負圧が特に簡単な形式で得られる。本発明による装置は特に簡単な 構造のために抄紙機の多数の箇所で、例えば紙ウエブのプレスフェルトからガイ ドロールまたは吸引ガイドロールへのないしはこのようなロールの周囲に巻掛け られたベルトへの引渡しに 、または紙ウエブの平滑なプレスロールへの、カレンダーロールへのまたは抄紙 機の乾燥部内の乾燥シリンダへの引渡しに、またはワイヤー駆動ロールの領域に おいてワイヤー上へ案内する際の紙ウエブの安定化に使用することができる。 本発明の有利な構成においては、空気変向面がベルトから離れる方向の湾曲を 有しており、これによって良好な吸引作用が得られる。 本発明の第1の構成においては吸引スリットが変向面の端部に形成されている 。 しかし本発明の別の構成によれば、変向面を中断するように吸引スリットを配 置すると特に有利であり、これによってより良好な吸引作用が得られる。特に変 向面の始端部に吸引スリットを形成すると有利である。それというのもベルトに よって連行された空気はここでもっとも高い速度を持ち、したがって吸引スリッ トを介して特に高い負圧が得られるからである。 本発明の別の構成によれば、紙ウエブがロール上へ引渡されるようになってお り、かつベルトが第2のロールを介して案内される。 この構成では本発明による装置は、特に有利に紙ウエブのベルトから第1のロ ールへの引渡しが行われるニップの領域内で使用され、まさにこの領域において 重大なふくれ形成が本発明による装置によって特に簡単でコスト上有利な形式で 回避される。 この構成の一層の発展においては、ボックスの内室が第2のロールに対してシ ールされる。 このようにして空気変向面とガイドロールとの間に念入りなシールが得られ、 その結果圧力損失ができる限り低く保持され、できる限り良好な負圧作用をボッ クス内で達成する。 本発明の課題は、冒頭に記載の形式の装置において上記の構成に代わる別の構 成で、ボックスが第1と第2のゾーンを有しており、第1のゾーンが紙ウエブを ベルトへ吸着するために負圧ゾーンとして構成され、かつ第2のゾーンがウエブ 走行方向で見て第1のゾーンの後方に配置されていて、圧力ゾーンとして構成さ れていることによって解決される。 本発明の第1の構成はたいていの使用例に対して十分であるが、この第2の構 成はふくれ形成を回避するために特に所期通りに紙ウエブに影響を与えることを 可能にするとともに、負圧ゾーンに続く圧力ゾーンによって紙ウエブのロールへ の引渡しが支援され、したがって特に確実なロールへの引渡しが保証される。こ れによって紙ウエブはニップの前方にある高められた圧力のゾーン内で十分に確 実にベルトへ吸着され、同時に後続の圧力ゾーンによって特に有利にロールへ引 渡される。これにより多くの例において圧力による援助の結果ロールを吸引ロー ルとして構成することが回避され、その代わりに簡単なロールを使用することが できる。このことは著しいコスト節約に導く。 本発明の特に有利な構成においては、ボックス内でほぼウエブ走行方向の空気 流が上記のベルトに沿って形成されるようになっており、空気流がボックスの後 端で狭窄部を介してこのベルトの方向へ変向せしめられる。 このようにしてボックス内での空気案内が特に簡単に構成される。 やはり上記の第1のロールの他に第2のロールを配置することができ、この第 2のロールを介してベルトが案内され、他方紙ウエブがこのベルトによって第1 のロール上へ引渡される。 さらに本発明の有利な構成においては、ボックスがウエブ走行方向で見て前方 の仕切り面の所でシールストリップによってベルトに対してシールされている。 さらに本発明の有利な構成においては、ボックスがシールストリップによって 第2のロールに対してシールされている。 これらの手段によってベルトないしは第2のロールに対するボックスの改善さ れたシールが保証される。 上述のように、第1のロールをガイドロール、例えば吸引ガイドロールとして 構成することができ、第1のロールを介してプレスフェルトまたは平滑なベルト が案内されており、かつ第2のロールをフェルトガイドロールとして構成するこ とができ、第2のロールを 介して同様にプレスフェルトとして構成されたベルトが案内されており、このベ ルトから紙ウエブが他のプレスフェルト上へ引渡される。 さらに第1のロールをプレスロール、ワイヤーガイドロール、カレンダーロー ルまたは乾燥シリンダとして構成することもでき、この第1のロール上へ紙ウエ ブが上記のベルトから引渡される。 さらに方法については本発明の課題は、冒頭に記載された形式の方法において 、紙ウエブの方向に作用する過圧(Ueberdruck)をウエブ走行方向で見て負圧の 後方に形成することによって解決される。 このようにして本発明によれば一方では紙ウエブがロールへ引渡される前のふ くれ形成が確実に回避され、他方では紙ウエブのロールへの引渡しが過圧によっ て援助され、このことは上述の利点を与える。 この場合ベルトに沿ってほぼウエブ走行方向の空気流を形成することができ、 この空気流をベルトへ向けて変向させる。 これによって負圧および過圧を形成するための空気供給をきわめて簡単に構成 することができる。 この構成の付加的な発展においては、空気はベルトのガイド側および駆動側で 外方へ、かつウエブ走行方向で吹込まれる。 これによって異なるゾーン内において特に有効な負圧の形成ないしは圧力の形 成が得られる。 本発明による方法の、上記の構成に代わる別の構成において、本発明の課題は 、冒頭に記載された形式の方法においてベルトによって連行された空気流を変向 させ、紙ウエブをベルトへ吸着するための負圧の形成に利用することによって解 決される。 このようにしてふくれ形成の回避に必要な負圧を特に簡単な形式で形成するこ とができる、それというのもベルトによって連行された空気流自体が利用され、 したがってファンの使用を省略することができるからである。 上記で説明された、さらに以下で説明される特徴がそれぞれ挙げられた組合せ においてのみならず、他の組合せまたは単独でも本発明の範囲内で使用可能であ ることは理解されよう。 本発明の他の特徴および利点が以下の優れた実施例の図面を参照しての説明か ら得られる。図1は本発明の構成の、紙ウエブがベルトから第1のロールヘ引渡 されるニップ領域の略示図であり、ベルトは第2のロールを介して変向され、圧 縮空気供給が負圧形成のために配慮されている;図2は同様に圧縮空気供給を備 えた本発明の第2の構成のニップ領域の略示図である;図3は圧縮空気供給を備 えない本発明の第3の構成のニップ領域の略示図である;図4は圧縮空気供給を 備えない本発明の第4の構成のニップ領域の略示図である;図5は本発明の第5 の構成の略示図であり、こ の例では本発明による装置はワイヤー駆動ロールの前に配置されている;図6は 本発明の第6の構成の略示図であり、この例では本発明による装置は紙ウエブが プレス間隙内へ走入する前に配置されている;図7はもう1つの、本発明を平滑 なプレスロールへの引渡し時に使用する可能性を示した略示図である;図8は別 の、本発明を乾燥用シリンダへの引渡し時に使用する可能性を示した略示図であ る。 図1には抄紙機のプレス部の1部分が示されており、ここでベルト(プレスフ ェルトとして構成されている)20上で案内された紙ウエブ18がベルト20か らプレスフェルト24へ引渡される。プレスフェルトは吸引ロールとして構成さ れたロール12の周囲を循環し、ここから後続のプレスロール16へ引渡される 。 ベルト20は吸引ロール12のすぐ後方に配置されたフェルトガイドロール1 4を介して案内され、かつ変向せしめられる。両ロール12,14の前方の領域 内ベルト20の下方には紙ウエブ18を安定化するための本発明による装置10 が配置され、この装置はベルト20にほぼ平行に紙ウエブ18の全幅にわたって 延びる。 高速走行によりベルト20およびプレスフェルト24によって強制的に空気層 が連行され、そのために紙ウエブ18の上方にはウエブ走行方向(矢印26)の 空気流28が、並びにこれに平行な、同じくウエブ走行方向26の空気流30が ベルト20の下方に生じる。さらにはロール12上を案内されるプレスフェルト 24の表面にもプレスフェルト24の移動方向の相応する空気流32が生じる。 紙ウエブ1を支持したベルト20はいわゆるフェルトニップ13内でロール1 2と接触するので、この接触ラインにおいて空気流28と32とが圧搾される。 さらにフェルトの弛緩ないしは紙ウエブの再湿潤によって紙ウエブ18とベルト 20との間に生ぜしめられた空気層が同様に連行され、かつフェルトニップで圧 搾される。こうしてせき止められた空気は、特にウエブ走行速度が高く、坪量が 小さい紙の場合、図1に破線34で示されたように紙ウエブ18のふくれ上がり またはふくれを生じる。すなわち紙ウエブ18はフェルトニップ13の前でこれ を案内するベルト20から若干持上げられ、かつ空気流28によって形成された クッション上を”浮遊”し、その際に空気の一部は紙ウエブ18の縁の所でふく れ34から側方へ逃げることができる。 ふくれの形成はもちろんきわめて不都合である、それというのもこれは故障の 危険を増し、かつ場合によっては紙質を損ねることがあるからである。 このようなふくれ形成を回避するために本発明によれば装置10が設けられる 。 装置10は、外側で閉鎖されたボックス11を備え、ボックスはベルト20の 下方に配置され、かつベルト20下面に対して一定の空隙37(約20mmのオ ーダー)の維持下にベルト20に平行にロール14の表面直前まで延びる。ボッ クス11はウエブ走行方向26でみて前方の仕切り面41の所でウエブ走行方向 26に対して横方向に延びたシールストリップ40によってベルト20,すなわ ちプレスフェルトに対してシールされる。ボックス11はロール14に対しては 仕切り面43によって区切られ、この仕切り面はロール14の表面前までこの表 面に平行に延びる。ボックス11は下面でもう1つのシールストリップ42によ ってロール14に対してシールされる。 詳しく示されないファンによって空気がボックス11の表面とベルト20の下 面との間に沿って形成された空隙37に沿ってボックス11の内室内へ吹込まれ る(矢印33によって示される)。空気は矢印36によって示されるように吹出 しスリット35を経てリード側(Fuehrerseite)および駆動側(Triebseite)へ 、かつ場合によりフェルトガイドロール14とは反対の方向にウエブ走行方向2 6に出る。その結果ベルト20の下方のボックス11内で負圧が得られ、このた めフェルトニップ13前でのふくれ形成は阻止され、かつベルト20を通過する 、矢印38の方向の空気流が得られる。 本発明の別の構成が図2に示されている。 この図面では、かつ以下の図面においても、対応する部材には同一の符号を使 用する。 全体的に符号10aで示された装置は、同様にほぼ台形の横断面を持つボック ス11を有し、ボックスは紙ウエブの全幅にわたってベルト20の下面に対して 空隙37の維持下にベルト20の下面に沿って延びる。ボックス11はウエブ走 行方向26で見て前方の仕切り面41の所でやはりシールストリップ40によっ てベルト20に対してシールされる。しかしボックス11の後方の、ロール14 に面した仕切り面43は図1の構成とは異なり、ロール14の表面とは一定の距 離を有して配置され、かつロール14に対してシール部材によってシールされて はいない。したがってボックス11の後方の仕切り面43とロール14の表面と の間に空隙が形成される。ボックス11の後方のロール14に面した端部の所で 空隙37は狭窄部44によって狭められ、狭窄部はこの狭窄部を通ってその後方 の領域B内に流入する矢印46の方向の空気流の加速を与える。 空気は空隙37に沿って駆動側およびリード側へ、かつウエブ走行方向26に ロール14の方向へ吹込まれ、そのため矢印46によって示されるように、ベル ト20の下方で負圧ゾーンAから狭窄部44を通りゾーンB内へ入る空気流が生 じる。狭窄部44の後方の 領域B内ではボックス11とロール14との間に単に僅かな過圧(Ueberdruck) のゾーンが生じる、それというのも流入空気は狭窄部(間隙)44を通ってボッ クス11の後方の仕切り面43とロール14との間でせき止められ、かつ下方へ 、またベルト20を通過して矢印36の方向に上方へ流出するからであり、これ によって紙ウエブ18のロール12への引渡しが援助される。 上記の構成よりも若干簡単な、本発明による装置の構成が図3に示され、かつ 符号10bで示されている。 この装置も同様にボックス11を備え、ボックスはベルト20の下方に紙ウエ ブの全幅にわたってロール14の直前まで延びる。ボックス11はウエブ走行方 向26で見て前方の端部の所でシールストリップ40によってベルト20に対し てシールされる。 上記の構成とは異なり、この構成ではファンによる援助は省略され、かつベル ト20の下面の空気流30がボックス11とベルト20との間に囲まれた空間内 に負圧を形成するのに利用される。そのためには空気流30はウエブの全幅にわ たって延びたシールストリップ40によってベルト20の下面から下方へ変向せ しめられ、かつ矢印51によって示されるように湾曲空気変向面48に沿って変 向せしめられる。ボックス11の下面上にはロール14に対して遮断する壁50 が設けられ、壁はロール14によって連行された空気の逆流を阻止する。したが って矢印54の方向に下方へ出た空気流によってディフューザ作用が生じ、ディ フューザ作用は空気変向面48の下端と壁50との間に形成された吸引スリット 52内で負圧の形成に導き、その結果ベルト20の下面、空気変向面48および 壁14および端面における端面シールプレートによって包囲されたボックス11 の内室39内に図3でP2で示された若干減少せしめられた圧力が調整される。 フェルトニップ13の前方で紙ウエブ18の上方の領域内には図3でP1によっ て示された若干高められた圧力が生じるので、圧力降下P2‐P1が得られ、これ は矢印38の方向にベルト20を通過して下方へ流れる空気流の形成をもたらし 、空気流は矢印54の方向に吸引スリット52からボックス11を出る。 ボックス11はリードーおよび端面側でベルト20およびロール14に対して それぞれ最小に調整された間隙を有して端面シールプレートによってシールされ る。 全体としてこのようにして付加的なファンによる援助なしでもフェルトニップ 13前のふくれ形成は回避される。 図3によって説明された構成の変更形が図4に示されている。全体的に符号1 0cで示された装置において同様に空気流30がシールストリップ40によって ベルト20の下面から下方へ変向せしめられ、かつウエブ全幅にわたって延びた 、下方へ湾曲せしめられた変向面48を用いて下方へ変向せしめられてボックス 11内に負圧を発生する。 図3によって説明された構成とは異なり、吸引スリット52は変向面48の端 部ではなく、変向面48の始端部に、しかもシールストリップ40の直後に配置 される。シールストリップによってボックス11はウエブ走行方向26で見て前 方の端部においてベルト20に対してシールされる。ボックスの内室39は第2 のロール14に面した端部で壁50により第2のロール14に対してシールされ る。壁はロール14に対して傾斜可能である。またボックス11はリード・駆動 側で端面でシールされる。 全体として外部に対する、および第2のロール14に対する内室39の良好な シールが保証され、他方で吸引スリット52を変向面48の始端部に配置したこ とによって特に良好な吸引作用が達成される。空気変向面48からボックス内部 まで延びた吸引スリット52は仕切り面55へ移行し、仕切り面はボックス11 の内室39内でまずベルト20にほぼ平行に延び、かつ最後にほぼ直角にベルト 20から下方へ曲げられ、下端で壁ストリップによって第2のロール14に対し てシールされる。空気変向面48および仕切り面55によって完全に閉じられた 、ほぼ3角形横断面の容積 が生じ、これはボックス11の内室39を縮小し、したがって内室39内の負圧 の作用をかなり増大する。 このようにして付加的なファンの援助なしでボックスの内室39内で良好な負 圧が得られ、そのためにふくれ形成は回避され、かつ確実なウエブの案内が保証 される。 このような、紙ウエブを安定化するための装置が、図1から図4によって説明 されたように抄紙機のプレス部の領域内にのみ設けられ得るのではないことは理 解される。むしろこのような装置は、紙ウエブがベルトからロールへ引渡される べき場合には常に使用することができる。 これについて以下図5から図8の参照下に説明される。 図5には抄紙機のワイヤー部65から後続のプレス部78への引渡し領域の部 分が示されている。 紙ウエブ18はワイヤー部65内でワイヤーとして構成されたベルト20上で ワイヤー駆動ロール60,61を介して案内される。本発明による装置10dが このワイヤー駆動ロール60の前に配置され、装置は図4による構成と同様に構 成されていてよい。ボックス11によって紙ウエブ18のベルト20への吸着が 得られるので、ワイヤー駆動ロール60(これを介してワイヤーが案内される) は吸引ロールとして構成する必要がなく、これは相応のコスト節約をもたらす。 紙ウエブ18はワイヤーから引き続き公知の形式でワイヤーロールとして構成さ れた引取りロール64を用いて引取られ、かつ上フェルト68と下フェルト70 とに挟まれて、上方に配置されたシュープレスロール72とその下方に配置され た対向ロール74とを備えたシュープレスによって形成された第1のプレス間隙 を通って案内される。上フェルト68は公知の形式でフェルトガイドロール68 、引取りロール68を経てプレス間隙を通って循環し、かつプレス間隙の後方で フェルトガイドロール76によって変向せしめられる。下フェルト70はフェル トガイドロール66によって引取りロール64の直後で紙ウエブ18へ接近案内 される。 本発明の別の使用可能性が図6に示されている。ここでは本発明による装置1 0e(図4による装置10cの構造に等しくてもよい)は紙ウエブ18のプレス ニップ85への走入側に配置される。プレスニップは例えば下方に位置するシュ ープレスロールを備えるスタンドアローンのシュープレス12,14によって形 成されてもよい。 紙ウエブ18はロール80(プレス部のセンターロールであってよい)から引 取りロール82によって引取られ、次いでフェルトガイドロール84,87を介 して案内される、下フェルトとして構成されたベルト20上へ引渡される。紙ウ エブ18はプレス間隙85 を通過後引取りロール86によってロール12から引取られ、次いで後続の図示 されない乾燥部内へ移される。 ロール80とロール12は公知の形式で掻取り部材88,89によって掃除さ れる。 本発明の別の基本的な使用可能性が図7および図8を参照しながら説明される 。 図7ではロール12および対向ロール92によってプレスニップが形成され、 必要な場合にはプレスフェルト98をフェルトガイドロール94,96を介して 案内することができる。 紙ウエブはプレスフェルトとして構成されたベルト20上を前方のフェルトガ イドロール90および後方のフェルトガイドロール14を介して案内され、かつ ベルト20から平滑なプレスロールとして構成されたロール12上へ引渡される 。この例でも本発明による装置はフェルトニップ13の領域内に配置され、装置 は全体として符号10fで示され、かつ必要に応じて図1,図2,図3または図 4に準じて構成することができる。いずれの場合にもフェルトニップ13の領域 内に負圧が得られ、この負圧によってふくれの形成は阻止される。装置10fが 積極的なファンによる援助を備えた構成になっている場合には、さらに装置10 fのウエブ走行方向で見て後方の端部に若干の過圧が形成され、この過圧によっ て紙ウエブのロール12へ の引渡しが支援される。 ロール12が他の別の種類のロール、例えばカレンダーロールまたは乾燥シリ ンダであってよいことは理解されよう。 紙ウエブの乾燥シリンダとして構成されたロール12への引渡しが図8に示さ れている。この例では紙ウエブはベルト20から乾燥シリンダとして構成された 、乾燥部104のロール12上へ引渡され、ここから紙ウエブは乾燥ワイヤー1 00を介してさらに案内される。乾燥ワイヤは変向ロール102を介してロール 12上を案内される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.抄紙機において、空気透過性のベルト(20)上をロール(12,60)ま で案内される紙ウエブ(18)をこのロールの領域で安定化するための装置であ って、ロール(12,60)の前方に配置されていて、しかも紙ウエブ側とは反 対側のベルト(20)側に延びたボックス(11)を備えており、ボックスの内 室(39)がベルト(20)側で開いており、かつ内室内に紙ウエブ(18)を ベルト(20)へ吸着するために負圧が形成されるようになった形式のものにお いて、紙ウエブ(18)とは反対のボックス(11)の側に空気変向面(48) が設けられていて、ベルト(20)によって連行された空気が空気変向面を介し て変向せしめられるようになっており、かつ空気変向面が吸引スリット(52) を介してベルト(20)側で開いたボックス(11)の内室(39)と接続して いることを特徴とする、抄紙機において紙ウエブをロールの領域で安定化するた めの装置。 2.変向面(48)が上記のベルト(20)から離れる方向の湾曲を有している 、請求項1記載の装置。 3.吸引スリット(52)が変向面(48)の端部に形成されている、請求項1 または2記載の装置。 4.吸引スリット(52)が変向面(48)を中断し ており、かつ有利には変向面(48)の始端部に形成されている、請求項1また は2記載の装置。 5.紙ウエブ(18)がロール(12)上かまたはこの上を走行する別のベルト (24)上へ引渡されるようになっており、かつ上記のベルト(20)が第2の ロール(14)を介して案内されている、請求項1から4までのいずれか1項記 載の装置。 6.ボックス(11)の内室(39)が第2のロール(14)に対してシールさ れている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。 7.抄紙機において、空気透過性のベルト(20)上をロール(12,60)ま で案内される紙ウエブ(18)をこのロールの領域で安定化するための装置であ って、ロール(12,60)の前方に配置されていて、しかも紙ウエブ側とは反 対側のベルト(20)側に延びたボックス(11)を備えており、ボックスの内 室(39)がベルト(20)側で開いており、かつ内室内に紙ウエブ(18)を ベルト(20)へ吸着するために負圧が形成されるようになった形式のものにお いて、ボックス(11)が第1と第2のゾーン(A、B)を有しており、第1の ゾーンが紙ウエブ(18)をベルト(20)へ吸着するために負圧ゾーン(A) として構成され、かつ第2のゾーンがウエブ走行方向(26)で見て第1のゾー ンの後方に配置されていて、圧力ゾーン(B)と して構成されていることを特徴とする、抄紙機において紙ウエブをロールの領域 で安定化するための装置。 8.ボックス(11)内でほぼウエブ走行方向(26)の空気流が上記のベルト (20)に沿って形成されるようになっており、空気流がボックス(11)の後 端で狭窄部(44)を介してこのベルト(20)の方向へ変向せしめられている 、請求項7記載の装置。 9.紙ウエブ(18)がロール(12)上かまたはこの上を走行する別のベルト (24)上へ引渡されるようになっており、かつ上記のベルト(20)が第2の ロール(14)を介して案内されている、請求項7または8記載の装置。 10.ボックス(11)がウエブ走行方向(26)で見て前方の仕切り面(41) の所でシールストリップ(40)によって上記のベルト(20)に対してシール されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。 11.ボックス(11)がシールストリップ(42)によって第2のロール(14 )に対してシールされている、請求項9または10記載の装置。 12.第1のロール(12)がガイドロールとして構成されており、第1のロール を介してプレスフェルト、乾燥ワイヤまたは平滑なベルトとして構成された 別のベルト(24)が案内されており、かつ第2のロール(14)がガイドロー ルとして構成されており、第2のロールを介して上記のベルト(20)が案内さ れており、このベルトから紙ウエブ(18)が上記の別のベルト(24)上へ引 渡されるようになっている、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。 13.第1のロール(12)がプレスロール、カレンダーロールまたは乾燥シリン ダとして構成されており、第1のロール上へ紙ウエブ(18)が上記のベルト( 20)から引渡されるようになっている、請求項1から12までのいずれか1項 記載の装置。 14.上記のベルト(20)が第1のロール(60)を介して案内されるワイヤー である、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。 15.抄紙機において、空気透過性のベルト(20)からロール(12)へ引渡さ れる紙ウエブ(18)をこのロールの領域で安定化するための方法であって、ベ ルト(20)に沿って負圧を形成してこの負圧によって紙ウエブ(18)をベル ト(20)へ吸着する形式のものにおいて、ベルト(20)の方向に作用する過 圧をウエブ走行方向で見て負圧の後方に形成することを特徴とする、抄紙機にお いて紙ウエブをロールの領域で安定化するための方法。 16.ベルト(20)に沿ってほぼウエブ走行方向(2 6)の空気流を形成し、この空気流をベルト(20)へ向けて変向させる、請求 項15記載の方法。 17.ファンによる援助下に空気をベルト(20)のリード側および駆動側で外方 へ、かつウエブ走行方向(26)で吹込んで、ベルト(20)と紙ウェブ(18 )との間に負圧を形成する、請求項15または16記載の方法。 18.抄紙機において、空気透過性のベルト(20)からロール(12)へ引渡さ れる紙ウエブ(18)をこのロールの領域で安定化するための方法であって、ベ ルト(20)に沿って負圧を形成してこの負圧によって紙ウエブ(18)をベル ト(20)へ吸着する形式のものにおいて、ベルト(20)によって連行された 空気流をベルト(20)から離れる方向に変向させ、紙ウエブ(18)をベルト (20)へ吸着するための負圧の形成に利用することを特徴とする、抄紙機にお いて紙ウエブをロールの領域で安定化するための方法。
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